JP2970987B2 - 印刷用紙の紙面拭き取り装置 - Google Patents

印刷用紙の紙面拭き取り装置

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JP2970987B2
JP2970987B2 JP6048904A JP4890494A JP2970987B2 JP 2970987 B2 JP2970987 B2 JP 2970987B2 JP 6048904 A JP6048904 A JP 6048904A JP 4890494 A JP4890494 A JP 4890494A JP 2970987 B2 JP2970987 B2 JP 2970987B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/002Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing cleaning devices for sheets or webs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷用紙の表面から紙
粉等の汚れを除去するための紙面拭き取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙面拭き取り装置としては、特開平5−
193112号に開示されるようなものがある。これ
は、ダイアフラムを印刷紙に対向させ両者間に布を介在
させてなるもので、ノズルから水を噴射して布を湿ら
せ、ダイアフラムを膨脹させて該布を印刷紙に押付け、
この布で印刷紙を拭くようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙面拭き取り装置はノズルから水を供給するので、布の
湿り具合がその幅方向で不均一になり易く、紙粉等の除
去具合が紙面の幅方向で異なってくるのみならず、印刷
紙の湿り具合もその幅方向で異なってくる。また、水の
供給量は印刷紙の走行速度の変化に応じて変える必要が
あるが、従来のノズルによる給水方式ではそのようなコ
ントロールは極めて難しい。そのため、印刷品質が低下
するという問題を生ずる。
【0004】従って、本考案は、均一に湿らせた拭き取
り用シートを紙面に当てながら紙粉等をむらなく除去す
ることができる紙面拭き取り装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、走行する印刷用紙の表面に速度差をもっ
て接する保水適性のある拭き取り用シートと、該拭き取
り用シートを上記印刷用紙の表面に押し付ける濡れ適性
のある表面を有した回動する押付けローラと、該押付け
ローラが浸漬される水舟とを包含してなる印刷用紙の紙
面拭き取り装置であることを特徴とし、また、走行する
印刷用紙の表面に速度差をもって接する保水適性のある
拭き取り用シートと、該拭き取り用シートを上記印刷用
紙の表面に押し付ける濡れ適性のある表面を有した回動
する押付けローラと、該押付けローラに接する水元ロー
ラと、該水元ローラが浸漬される水舟とを包含してなる
印刷用紙の紙面拭き取り装置であることを特徴とし、ま
た、走行する印刷用紙の表面に速度差をもって接する保
水適性のある拭き取り用シートと、該拭き取り用シート
を上記印刷用紙の表面に押し付ける濡れ適性のある表面
を有した回動する押付けローラと、該押付けローラに接
する水付けローラと、該水付けローラに接する水元ロー
ラと、該水元ローラが浸漬される水舟とを包含してなる
印刷用紙の紙面拭き取り装置であることを特徴とし、ま
た、拭き取り用シートが網目状である印刷用紙の紙面拭
き取り装置であることを特徴とし、また、印刷用紙の走
行速度に比例するように押付けローラ、水付けローラ又
は水元ローラの回転速度が変えられる印刷用紙の紙面拭
き取り装置であることを特徴とし、また、紙面拭き取り
装置が印刷用紙の表裏両面に対して配置され、印刷用紙
の非印刷面側の紙面拭き取り装置の押付けローラ、水付
けローラ又は水元ローラは、その回転速度が印刷用紙の
印刷面側におけるものよりも大きくなるように回転する
印刷用紙の紙面拭き取り装置であることを特徴とする。
【0006】
【作用】押付けローラは水舟内で回転しつつその表面に
水の被膜を形成し、拭き取り用シートに接触する。押付
けローラは濡れ適性があるので、その表面に付着した水
舟内の水は均一な被膜となって広がる。この押付けロー
ラに接する拭き取り用シートは保水適性があり、押付け
ローラの表面から水の被膜を吸収すると、該吸収された
水は拭き取り用シートの全幅に薄く均等に浸透する。こ
のように、拭き取り用シートの湿り具合がその幅方向で
均一になるので、該拭き取り用シートにより擦られる
と、印刷用紙の紙粉等の除去具合及び湿り具合が紙面の
幅方向で一様になる。このような印刷用紙を用いて印刷
すると品質が向上する。
【0007】また、本発明において、押付けローラに水
元ローラを接触させ、水元ローラを水舟内に浸漬させた
場合は、水舟内の水は水元ローラの表面で一定の被膜と
なり、さらに押付けローラの表面でさらに均一な被膜と
なって拭き取り用シートに転移することとなる。
【0008】また、本発明において、押付けローラに水
付けローラを接触させ、該水付けローラに水元ローラを
接触させ、該水元ローラを水舟内が浸漬させた場合は、
水舟内の水は水元ローラの表面で一定の被膜となり、次
の水付けローラでさらに薄い被膜となり、次の押付けロ
ーラの表面でさらに薄い均一な被膜となって拭き取り用
シートに転移することとなる。
【0009】また、本発明において、拭き取り用シート
が網目状である場合、拭き取り用シートで拭き取られた
紙粉等は網目内に取り込まれる。この取り込まれた紙粉
等は、拭き取り用シートに対して押付けローラが回動し
ているので、押付けローラの表面に付着することなく拭
き取り用シートと共に回収される。
【0010】また、印刷用紙の走行速度に比例するよう
に押付けローラ、水付けローラ又は水元ローラの回転速
度が変えられる印刷用紙の紙面拭き取り装置である場合
は、印刷用紙の走行速度の如何を問わず一定の水量を紙
面に付着させ、印刷適性を上げることができる。
【0011】また、紙面拭き取り装置が印刷用紙の表裏
両面に対して配置され、印刷用紙の非印刷面側の紙面拭
き取り装置の押付けローラ、水付けローラ又は水元ロー
ラは、その回転速度が印刷用紙の印刷面側におけるもの
よりも大きくなるように回転する場合は、印刷しない紙
面側にも印刷する紙面側と同程度の水量を付着させ、印
刷用紙にカール等の変形が生ずるのを防止することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て説明する。実施例1 図1に示されるように、この印刷用紙の紙面拭き取り装
置は、巻取紙印刷装置の給紙部から印刷部に至る間に設
置され、印刷装置の図示しない左右のフレーム上に左右
の固定フレーム1(図1では片方のみ示す。)を介して
設けられている。
【0013】左右の固定フレーム1間には、二本のガイ
ドローラ2a,2bが印刷装置の各種ローラと平行にな
るように掛け渡され、印刷用紙3の両面に夫々接触する
ようになっている。印刷用紙3は、ガイドローラ2a,
2bに接しつつ、例えば200〜600m/分程度の速
度で矢印方向に走行し、印刷装置の印刷部に至り印刷に
付される。
【0014】上記二本のガイドローラ2a,2b間を通
る印刷用紙3の一方の表面側には、該表面を拭き取るた
めの拭き取り用シート4が接するようになっている。拭
き取り用シート4は帯状であり、その繰出ロール5とそ
こから繰り出された拭き取り用シート4を巻き取って回
収する回収ロール6とが左右の固定フレーム1間に支軸
7,8を介し軸支されている。両ロール5,6は各々支
軸7,8に対して着脱自在である。繰出ロール5の支軸
7は図示しない摩擦クラッチを介して固定フレーム1に
軸支されている。回収ロール6は、図示しないが、モー
タの動力がスプロケットホイール、チェーン、摩擦クラ
ッチ等を介して伝達され、駆動されるようになってい
る。
【0015】拭き取り用シート4が繰出ロール5から回
収ロール6に至る間には、繰出ロール5から拭き取り用
シート4を繰り出すための駆動ローラ9及びこれに接す
る押えローラ10、印刷用紙3に接触した後の拭き取り
用シート4を回収ロール6へと案内する遊びローラ11
が配置されている。駆動ローラ9は、図示しないが例え
ばその軸端に固着されたアームがエアシリンダで往復駆
動されることにより間欠回転し、拭き取り用シート4を
繰出ロール5から回収ロール6の方に少しずつ送るよう
になっている。押えローラ10は、該押えローラ10を
支えるアーム12と固定フレーム1との間に介装された
図示しないスプリング等により駆動ローラ9の方に常時
付勢されるようになっている。
【0016】しかして、拭き取り用シート4は駆動ロー
ラ9と押えローラ10とにより挟まれて一定長さずつ繰
出ロール5から回収ロール6の方へと送られる。また、
駆動ローラ9が停止している間は回収ロール6の支軸8
への入力部が摩擦クラッチの箇所で空回りすることか
ら、回収ロール6は一定の大きさの力で拭き取り用シー
ト4を常時引っ張り、その弛みを防ぐこととなる。
【0017】なお、固定フレーム1には、拭き取り用シ
ート4等からの落下物を受け止めるための受け板13が
取り付けられている。上記駆動ローラ9と遊びローラ1
1との間には、拭き取り用シート4を印刷用紙3の表面
に押し付ける押付けローラ14が配置されている。該押
付けローラ14は、上記ガイドローラ2a,2b間を走
行する印刷用紙3に拭き取り用シート4を適度な力で押
し付けることができるよう少しばかりローラ2a,2b
間を印刷用紙の反対面側に入り込んでいる。該押付けロ
ーラ14は、図示しないがチェーン及びスプロケットホ
イールを介して駆動源に繋がれ、例えば、5〜30rp
mで矢印方向に低速回転するようになっている。押付け
ローラ14の回転数は印刷用紙3の走行速度の変化に追
従させ、印刷用紙3への水の付着量を印刷用紙3の走行
速度の如何を問わず一定に保つようにすることもでき
る。また、該押付けローラ14は、回収ロール6の支軸
8の延長部を支点にして揺動可能なアーム15に回動可
能に軸支され、該アーム15と固定フレーム1との間に
介装された図示しないエアシリンダの駆動で回動し拭き
取り用シート4を印刷用紙3に対し接触させたり、離反
させたりする。
【0018】該押付けローラ14の表面は濡れ適性を有
している。すなわち、該押付けローラ14の表面には、
後述の水舟16から供給される水17が付着し易いよう
に、クロムメッキが施されている。もちろん、クロムメ
ッキに限らず、銅メッキ、ニッケルメッキ、樹脂のライ
ニング等の他の手段により濡れ適性を与えることもでき
る。
【0019】上記押付けローラ14の下方には水を貯留
した水舟16が配置され、押付けローラ14は水舟16
の水17の中にその一部が浸漬されている。水舟16の
水17は一定水位でオバーフローするようになってお
り、そのため押付けローラ14の表面には一定量の水が
付着することとなる。
【0020】上記拭き取り用シート4は、保水適性のあ
る望ましくは網目状の不織布で出来ている。保水適性を
有することから該拭き取り用シート4は、押付けローラ
14から供給される水を含んだ状態で印刷用紙3の表面
を拭くことになる。また、網目状であるから、網目内に
紙粉等の異物を取り込むことができる。不織布の生地と
しては、例えば、セルロース系のものを用いることがで
きる。不織布に代えて綿布、寒冷紗等を用いることもで
きる。
【0021】上記ガイドローラ2a,2b間における印
刷用紙3の他方の表面側には、上記拭き取り用シート4
の接触箇所からはずれた箇所にて該他方の表面を拭き取
るための他の拭き取り用シート18が接している。この
拭き取り用シート18は上記と同様にして供給されるよ
うになっているので、同様な構成部分は同一の符号をも
って示しその詳しい説明は省略する。
【0022】しかして、押付けローラ14は水舟16内
で回転しつつその表面に水の被膜を形成する。押付けロ
ーラ14の表面は濡れ適性があるので、その表面に付着
した水は均一な被膜となって広がる。この押付けローラ
14に接する拭き取り用シート4,18は保水適性があ
り、押付けローラ14の表面から吸収された水は該拭き
取り用シート18の全幅に均等に浸透する。このよう
に、拭き取り用シート4,18の湿り具合がその幅方向
で均一になるので、印刷用紙3が該拭き取り用シート
4,18により擦られると紙粉等はむらなく除去され、
またむらなく湿ることになる。一方、拭き取り用シート
4,18は、その染み込んだ水を介して印刷用紙3の表
面の紙粉等を吸着する。紙粉等は水を含んで泥状にな
り、拭き取り用シート4,18の網目内に捕捉され、回
収ロール6の方に運ばれることとなる。拭き取り用シー
ト4,18で拭き取られた紙粉等はその網目内に取り込
まれ、該拭き取り用シート4,18に押付けローラ14
が回動しつつ接することから、押付けローラ14の表面
に付着することなく拭き取り用シートと共に回収され
る。
【0023】また、拭き取り用シート4,18による印
刷用紙3の拭き取りは印刷見当精度を高める役割も果
す。すなわち、印刷用紙3である巻取用紙は、通常5%
程度の含水率になっており、巻きほぐされていくにつ
れ、外気中の水分を吸収し、時間の経過と共に徐々に伸
びる。また、オフセット印刷の場合、印刷部において例
えば黒、赤、藍、黄の各色が順次刷り重ねられると、各
色ユニットで湿し水が順次印刷用紙に付着し、上記外気
中の水分の吸収と相俟って、印刷用紙3は徐々に伸び
る。このため、色ズレを生じ印刷品質が低下する。本発
明においては、印刷部に至る前に印刷用紙3に水を付着
せしめ、予め印刷用紙3を平衡状態にすることができる
ので、印刷見当の狂いを防止することができる。
【0024】また、上記紙面拭き取り装置を印刷用紙の
表裏両面に対して配置した場合は、印刷用紙の片方の表
面にのみオフセット印刷をする場合に印刷用紙にカール
が発生するのを防止することができる。すなわち、印刷
用紙の印刷面側には湿し水が付着して膨潤し反対面側に
は湿し水が付着せず膨潤しないので印刷用紙にカールが
発生するのであるが、印刷用紙の非印刷面側の紙面拭き
取り装置の押付けローラ、水付けローラ又は水元ローラ
を印刷用紙の印刷面側におけるものよりも大きい回転速
度で回転させ、印刷に伴い供給される湿し水を補い、印
刷用紙の表裏両面を同程度に膨潤させればカールの発生
を防止することができる。
【0025】次に、上記紙面拭き取り装置の動きについ
て説明する。印刷装置の始動により、印刷用紙3が走行
を開始し、所定の走行速度、例えば50m/分程度まで
上昇すると、押付けローラ14が図示しないモータの駆
動により矢印方向に回転する。この押付けローラ14は
水舟16内で回転しつつその表面に水の被膜を形成し、
該被膜を拭き取り用シート4,18に転移させる。この
水の被膜は上述のように均一な厚さであるから、拭き取
り用シート4,18はその幅方向で均等にむらなく水分
を含むことになる。なお、押付けローラ14の回転数を
印刷用紙3の走行速度に応じて可変とすることにより、
印刷用紙3の走行速度の如何を問わず水の付着量を一定
に保つことができる。
【0026】次いで、エアシリンダの作動でアーム15
が回動し、押付けローラ14が鎖線位置から実線位置へ
と移動して拭き取り用シート4,18を印刷用紙3に押
し付ける。これにより、印刷用紙3の表面は拭き取り用
シート4,18で拭われ、該表面に付着した紙粉等の異
物が吸着除去され、また適度な水分を与えられる。
【0027】その後、印刷用紙3は印刷装置の印刷部に
到達し、印刷される。なお、印刷の中断等により印刷用
紙3のスピードが低下し又は停止した場合は、エアシリ
ンダの作動により、押付けローラ14及び拭き取り用シ
ート4,18を印刷用紙3の表面から離すと共に押付け
ローラ14の回転を停止させ、水の供給を遮断し、印刷
用紙の破断、拭き取り用シートの湿し過ぎ等を防止する
こともできる。
【0028】また、印刷用紙の片面にのみ印刷するよう
な場合は、片方の押付けローラ14等のみを作動させる
こともできる。実施例2 図2に示されるように、押付けローラ14には水元ロー
ラ19が接し、該水元ローラ19が水舟16内の水に浸
漬されている。水元ローラ19の表面は例えばゴムで形
成されている。水元ローラ19は押付けローラ14との
間で周速差を生じるよう逆向きに回転するようになって
いる。水元ローラ19の回転数は印刷用紙3の走行速度
の変化に追従させ、印刷用紙3への水の付着量を印刷用
紙3の走行速度の如何を問わず一定に保つようにするこ
ともできる。
【0029】しかして、水舟16内の水17は水元ロー
ラ19の表面で一定の被膜となり、さらに押付けローラ
14の表面でさらに薄く均一な被膜となって拭き取り用
シート4,18に転移することとなる。
【0030】また、この実施例では、繰出ロール5、回
収ロール6、押付けローラ14等は印刷用紙3の表側用
と裏側用とで別々のフレーム20,21に支持されてお
り、押えローラ10のアーム12の支点軸22が印刷装
置のフレームまで延ばされ軸支されることにより各フレ
ーム20,21の回動支点を兼ねるようになっている。
各フレーム20,21は印刷装置のフレームと図示しな
いエアシリンダでつながれており、エアシリンダの作動
により各フレーム20,21が回動し、各押付けローラ
14が印刷用紙3の表面に接離することとなる。
【0031】その他、押付けローラ14の下方には、印
刷用紙3に加熱空気を吹き掛けて余分な水を乾燥させる
ためのエアノズル23が必要に応じて設けられる。な
お、この実施例において、実施例1におけると同様な構
成部分については同一符号をもって示した。
【0032】実施例3 図3に示されるように、押付けローラ14には水付けロ
ーラ24が接し、該水付けローラ24に水元ローラ19
が接している。水元ローラ19は水舟16に貯留された
水17に浸漬されている。この場合、押付けローラ14
および水元ローラ19の表面は濡れ適性をもったクロム
メッキで出来ており、水付けローラ24の表面はゴムで
出来ている。水舟16内には水位を一定に保つためのド
レンパイプ25が設けられている。水元ローラ19及び
水付けローラ24の回転数は印刷用紙3の走行速度の変
化に追従させ、印刷用紙3への水の付着量を印刷用紙3
の走行速度の如何を問わず一定に保つようにすることも
できる。
【0033】しかして、水舟16内の水17は水元ロー
ラ19の表面で一定の被膜となり、次の水付けローラ2
4でさらに薄い被膜となり、次の押付けローラ14の表
面でさらに薄い均一な被膜となって拭き取り用シート
4,18に転移することとなる。
【0034】なお、この実施例において、実施例1,2
におけると同様な構成部分については同一符号をもって
示した。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、濡れ適性がある押付け
ローラが水舟内で回転し、その表面に水の均一な被膜を
形成するので、これに接する保水適性のある拭き取り用
シートはその幅方向でむらなく均一に湿ることになる。
従って、印刷用紙の表面からは紙粉等が適正に除去さ
れ、かつ印刷用紙はその幅方向で湿り具合が一様にな
り、印刷品質が向上する。なお、押付けローラの回転数
を印刷用紙の走行速度の変化に追従させるようにすれ
ば、印刷用紙の走行速度の如何を問わず印刷用紙に付着
する水の量を一定にコントロールすることができる。
【0036】また、本発明において、押付けローラに水
元ローラを接触させ、水元ローラを水舟内に浸漬させた
場合は、水が水元ローラの表面で一定の被膜となり、さ
らに押付けローラの表面でさらに均一な被膜となって拭
き取り用シートに転移することとなる。従って、印刷用
紙に付着させる水をより細かく加減することができる。
この場合、水元ローラの回転数を印刷用紙の走行速度の
変化に追従させるようにすれば、印刷用紙の走行速度の
如何を問わず印刷用紙に付着する水の量を一定にコント
ロールすることができる。
【0037】また、本発明において、押付けローラに水
付けローラを接触させ、該水付けローラに水元ローラを
接触させ、該水元ローラを水舟内が浸漬させる場合は、
水が水元ローラの表面で一定の被膜となり、次の水付け
ローラでさらに薄い被膜となり、次の押付けローラの表
面でさらに薄い均一な被膜となって拭き取り用シートに
転移することとなる。従って、印刷用紙に付着させる水
をより細かく加減することができる。
【0038】また、本発明において、拭き取り用シート
が網目状である場合、拭き取り用シートで拭き取られた
紙粉等は網目内に取り込まれ、これに押付けローラの表
面が速度差をもって接することから、紙粉等は押付けロ
ーラの表面に付着することなく拭き取り用シートと共に
回収され、押付けローラの表面等を汚さない。
【0039】また、本発明において、紙面拭き取り装置
が印刷用紙の表裏両面に対して配置され、印刷用紙の非
印刷面側の紙面拭き取り装置の押付けローラ、水付けロ
ーラ又は水元ローラは、その回転速度が印刷用紙の印刷
面側におけるものよりも大きくなるように回転する場合
は、印刷しない紙面側にも印刷する紙面側と同程度の水
量を付着させ、印刷用紙にカール等の変形が生ずるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙面拭き取り装置の概略側面図で
ある。
【図2】紙面拭き取り装置の他の実施例の概略側面図で
ある。
【図3】紙面拭き取り装置のさらに他の実施例の概略側
面図である。
【符号の説明】
3…印刷用紙 4,18…拭き取り用シート 14…押付けローラ 16…水舟 19…水元ローラ 24…水付けローラ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する印刷用紙の表面に速度差をもっ
    て接する保水適性のある拭き取り用シートと、該拭き取
    り用シートを上記印刷用紙の表面に押し付ける濡れ適性
    のある表面を有した回動する押付けローラと、該押付け
    ローラが浸漬される水舟とを包含してなることを特徴と
    する印刷用紙の紙面拭き取り装置。
  2. 【請求項2】 走行する印刷用紙の表面に速度差をもっ
    て接する保水適性のある拭き取り用シートと、該拭き取
    り用シートを上記印刷用紙の表面に押し付ける濡れ適性
    のある表面を有した回動する押付けローラと、該押付け
    ローラに接する水元ローラと、該水元ローラが浸漬され
    る水舟とを包含してなることを特徴とする印刷用紙の紙
    面拭き取り装置。
  3. 【請求項3】 走行する印刷用紙の表面に速度差をもっ
    て接する保水適性のある拭き取り用シートと、該拭き取
    り用シートを上記印刷用紙の表面に押し付ける濡れ適性
    のある表面を有した回動する押付けローラと、該押付け
    ローラに接する水付けローラと、該水付けローラに接す
    る水元ローラと、該水元ローラが浸漬される水舟とを包
    含してなることを特徴とする印刷用紙の紙面拭き取り装
    置。
  4. 【請求項4】 上記拭き取り用シートは網目状である請
    求項1、2又は3の印刷用紙の紙面拭き取り装置。
  5. 【請求項5】 印刷用紙の走行速度に比例するように押
    付けローラの回転速度が変えられる請求項1の印刷用紙
    の紙面拭き取り装置。
  6. 【請求項6】 印刷用紙の走行速度に比例するように水
    元ローラの回転速度が変えられる請求項2の印刷用紙の
    紙面拭き取り装置。
  7. 【請求項7】 印刷用紙の走行速度に比例するように水
    付けローラ及び水元ローラの回転速度が変えられる請求
    項3の印刷用紙の紙面拭き取り装置。
  8. 【請求項8】 紙面拭き取り装置が印刷用紙の表裏両面
    に対して配置され、印刷用紙の非印刷面側の紙面拭き取
    り装置の押付けローラ、水付けローラ又は水元ローラ
    は、その回転速度が印刷用紙の印刷面側におけるものよ
    りも大きくなるように回転する請求項1、2又は3の印
    刷用紙の紙面拭き取り装置。
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