JP2958741B2 - ロールクリーニング装置 - Google Patents
ロールクリーニング装置Info
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Description
ーニングまたは研磨するロールクリーニング装置に関す
る。
ール表面をクリーニングまたは研磨するための装置51
として、回転中のロール52に金属製もしくは樹脂製の
ブレード53を押し当てて、ロール表面に付着した水滴
などの異物を除去したり、クリーニングあるいは研磨し
たりするためのロールクリーニング装置が提案されてい
る。この従来のロールクリーニング装置は、開放エアチ
ューブ58のエア圧を下げ、加圧エアチューブ60のエ
ア圧を上げることにより、ブレード把持金物56を軸5
7を中心として回転させ、ブレード把持金物56の先端
に配設したブレード53を下側へ回動させロール52に
接触させてクリーニングを行う。クリーニングを停止す
る場合は、前記動作とは逆の操作を行う。すなわち、加
圧エアチューブ60のエア圧を下げ、開放エアチューブ
58のエア圧を上げ、ブレード53を上側へ回動させロ
ール52との接触から開放する。
(a)、(b)、(c)、(d)に示すような各種の形
状があり、これらの種々の形状を有するロールの表面を
均一にクリーニングしようとすれば、ブレードをロール
の表面形状に対応して変形させ、かつロールと接触する
全ての部分に一定の加圧力が作用するように接触させる
必要がある。このような従来のロールクリーニング装置
においては、高速回転する曲面を有するロールもしくは
変形ロールに対するブレードの追従性が不完全で、低加
圧で均一に接触させることが困難であった。またロール
表面状態にむらがある場合、ブレードが異常振動するな
どの問題があった。さらに、開放エアチューブと加圧エ
アチューブを同一平面上に並置する構造であったため、
装置の奥行寸法が大きくなり、より広い設置スペースを
必要とし、適用箇所が限定されるという問題もあった。
−45099号公報におけるようにブレード53を支持
する上板54を複数の区分に分割したり、実開平5−5
1999号公報におけるように、ブレード53を支持す
る上板54にブレードの長手方向と直角方向に複数のス
リットを入れるなどして上板54の変形力を低減させ、
ブレード53の先端接触圧を均等化することなどが提案
されている。
では、ロール表面を均等低圧力をかけてクリーニングす
るような場合には適用が困難である。また、図6の
(a)および(b)に示すように、開放エアチューブ5
8(あるいは加圧エアチューブ60)が加圧されて、そ
の高さがH1からH2と高くなると、受圧面幅はW1か
らW2と小さくなる。したがって、エアチューブと接触
するブレード把持体56が受ける力は小さくなる。すな
わち、ブレード53の位置関係(上にあるか下にある
か)によって開放エアチューブ58および加圧エアチュ
ーブ60の高さが変化し、それにともなって受圧面幅が
変化するために、ブレード把持体56を介してブレード
53に付加される力が変化するという問題を有してい
る。さらに、開放エアチューブ58と加圧エアチューブ
60が平面的に並べて配置される構造であるために、奥
行方向の寸法が大きくなり、設置場所が制約される問題
も有している。本発明の課題は上記の問題を解決せんと
するものであり、ロール幅方向の断面形状が曲面を有す
るロールに対してブレード゛を均一な圧力で接触させ
て、ブレードのロール表面への追従性を向上させたロー
ルクリーニング装置を提供することを目的とする。
ング装置は、ロールに当接するブレードと、ブレードを
取り付けるためのブレード取付具と、ブレード取付具の
上下面に当接してブレード先端部角度を回動させる複数
個の弾性体と、弾性体を包摂する機枠と、からなる。こ
の装置においては、ブレード取付具が、ロール幅方向に
複数個に分割されていることが望ましく、複数個の弾性
体が、エアチューブであることが望ましい。また、弾性
体と当接するブレード取付具の当接面に、弾性体の奥行
き幅より小さい奥行き幅の第1の加圧受け部を機枠長手
方向に設け、かつ、弾性体と当接する機枠の当接面に
も、第1の加圧受け部に対応する位置に第2の加圧受け
部を設けることが好ましい。そしてブレードには、複数
個の吸塵孔が設けられていることが好ましい。
用を証明する。ロールクリーニング装置を動作させる場
合は、開放エアチューブ用配管に連結された開放エアチ
ューブのエア圧を下げ、加圧エアチューブ用配管に連結
された加圧エアチューブのエア圧を上げることによりブ
レード把持体が軸を中心として回動し、ブレード把持体
の先端に設けられたブレードが図面の下側に回動してロ
ールに接触させる。ロールクリーニング装置を停止させ
る場合は、開放エアチューブのエア圧を上げ加圧エアチ
ューブのエア圧を下げることにより、ブレードをロール
から開放させる。
る。図1は本発明のロールクリーニング装置の側面断面
図であり、図2は本発明のロールクリーニング装置の作
動状態を示す斜視図であり、図3は本発明のロールクリ
ーニング装置におけるブレードの把持状況を示す正面図
であり、図4は本発明のロールクリーニング装置におけ
るエア加圧チューブの加圧機構を示す断面図である。ま
ず、図1,図2および図3を用いて、本発明のロールク
リーニング装置の基本構造を説明する。ブレード3は、
ブレード3の上面支持部20aおよびブレードの下面支
持部20bを介して、ロール2の幅方向に複数個配置さ
れた各々のブレード取付具20の一端に固定されてい
る。ブレード取付具20は、他の一端に設けられた軸7
により回動自在に軸支持具23に軸支され、さらに軸支
持具23は機枠22に固定されている。ブレード取付具
20には、弾性体8あるいは10との当接面が、弾性体
8あるいは10の奥行き幅より小さい奥行き幅(図3の
W3)を有する第1の加圧受け部20c,20cが設け
られている。また弾性体8あるいは10と当接する機枠
22の当接面(機枠22の内側に位置する)にも、第1
の加圧受け部20c,20cに対応する位置に第2の加
圧受け部20d,20dが設けられている。上記のロー
ルに当接するブレード3、ブレード3を取り付けるため
のブレード取付具20、ブレード取付具20の上下面に
当接してブレード3の先端部角度を回動させる複数個の
弾性体8,10、などは機枠22に包摂(機枠22の内
部に挟持、あるいは設置)されている。さらに、ブレー
ド3の内部には複数の吸塵孔3aが設けられ、それらの
吸塵孔3aは先端で束ねられて、その先が吸塵ホース2
1に連結されて機枠22の上部に配設された吸塵配管2
4に連結されている。
10で発生した圧力が、第1の加圧受け部20c、ブレ
ード取付具20、ブレード上面支持部20aを介してブ
レード3へ伝達される。
チューブであることがより好ましい。以下、上部にある
弾性体10を加圧用エアチューブ10として、下部にあ
る弾性体8を開放用エアチューブ8として本発明をさら
に詳細に説明する。
ューブ10で発生した圧力は、ブレード3が、エアチュ
ーブの高さ、すなわちエアチューブの奥行き幅の大小と
は無関係に一定の圧力で受けることを可能となる。この
理由を説明すると、図3の(a)および(b)に示すよ
うに、開放エアチューブ8および加圧エアチューブ10
のそれぞれ上下にそれぞれの奥行き幅より小さい加圧受
け部20c,20cおよび20d,20dが設けられて
いる。曲面を有するロール2にブレード3が忠実に接触
した場合、図2に示すようにロール2の幅方向に複数個
配置されたブレード取付具20は、対応する箇所のロー
ル2への加圧力と加圧エアチューブ10で発生した圧力
がモーメントでバランスする位置に、軸7を中心として
回動する。この状態は、図4に示すように、隣接する各
ブレード取付具20のブレード3の上面支持部20aお
よびブレード3の下面支持部20bの上下の位置が互い
にずれ、隣接する各ブレード取付具20同士の間でブレ
ード3に曲げモーメントを与え、ブレード3をロール2
の曲面形状に対応した曲げ変形を与えることになる。
ル2の表面状態によって摩擦係数が異なるためにブレー
ド3に異常振動が発生し、加圧エアチューブ10のエア
圧力の微妙な制御が困難になることがあるが、本発明に
おいては、図1に示すブレード上面支持部20aおよび
ブレード下面支持部20bに、ゴムなどの弾性緩衝材を
用いることにより、ブレード3で発生する振動を吸収し
てブレード3を円滑に作動させる。
は研磨したりすることにより発生する塵埃は、ブレード
3に設けられた吸塵孔3aから吸塵ホース21を介して
吸塵配管24に導かれ、クリーニング装置外へ排出除去
される。
ることにより、曲面を有するロールに対しブレードが均
等な力で当接することが可能となり、ロールへのブレー
ドの追従性が向上する。また、ロールとブレードとが接
触しても異常振動が生じることがなく、比較的狭い設置
スペースで本ロールクリーニング装置を設置することが
可能である。さらに、ロール表面をクリーニングあるい
は研磨したりすることにより発生する塵埃を、速やかに
装置外へ排出除去することができる。
である。
示す斜視図である。
加圧チューブの加圧機構を示す断面図である。
ードの把持状況を示す正面図である。
圧チューブの加圧機構を示す断面図である。
す斜視図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】ロールに当接するブレードと、前記ブレー
ドを取り付けるためのブレード取付具と、前記ブレード
先端部角度を変動させるために前記ブレード取付具の上
下面に当接して存在させた弾性体と、前記弾性体を包摂
する機枠と、からなり、前記ブレード取付具の一端を回
動軸として前記ブレード先端部を回動させることを特徴
とするロールクリーニング装置。 - 【請求項2】前記ブレード取付具が、ロール幅方向に複
数個に分割されていることを特徴とする請求項1記載の
ロールクリーニング装置。 - 【請求項3】前記複数個の弾性体が、エアチューブであ
ることを特徴とする請求項1または2記載のロールクリ
ーニング装置。 - 【請求項4】前記弾性体と当接する前記ブレード取付具
の当接面に、前記弾性体の奥行き幅より小さい奥行き幅
の第1の加圧受け部を機枠長手方向に設け、かつ、前記
弾性体と当接する前記機枠の当接面にも、前記第1の加
圧受け部に対応する位置に第2の加圧受け部を設けたこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のロールク
リーニング装置。 - 【請求項5】前記ブレードが、複数個の吸塵孔を有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のロール
クリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289129A JP2958741B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ロールクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08117699A JPH08117699A (ja) | 1996-05-14 |
JP2958741B2 true JP2958741B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17739139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6289129A Expired - Fee Related JP2958741B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ロールクリーニング装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2958741B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT502824B1 (de) * | 2006-02-16 | 2007-06-15 | Bartelmuss Klaus Ing | Einrichtung zur lösbaren befestigung eines in einer anlage zur papiererzeugung befindlichen halters für eine schaberklinge |
CN102950663A (zh) * | 2011-08-24 | 2013-03-06 | 苏州井上高分子新材料有限公司 | 残余物剥离式炼胶机 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6289129A patent/JP2958741B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08117699A (ja) | 1996-05-14 |
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