JP2950751B2 - スチルカメラ一体型ビデオカメラ - Google Patents

スチルカメラ一体型ビデオカメラ

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JP2950751B2
JP2950751B2 JP7124074A JP12407495A JP2950751B2 JP 2950751 B2 JP2950751 B2 JP 2950751B2 JP 7124074 A JP7124074 A JP 7124074A JP 12407495 A JP12407495 A JP 12407495A JP 2950751 B2 JP2950751 B2 JP 2950751B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Cameras In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチルカメラ一体型ビデ
オカメラに係り、特に磁気テープを記録媒体とするビデ
オカメラと、銀塩フィルムよりなる写真フィルムを記録
媒体とするスチルカメラとを一体構造とすると共に、電
子ビューファインダを使用してスチルカメラの撮影を容
易に行えるよう構成したスチルカメラ一体型ビデオカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気テープに動画像を磁気記
録するビデオカメラと、写真フィルムに静止画像を露光
するスチルカメラとは、夫々単独の商品として開発され
ていた。ところが、同じ被写体をビデオカメラで撮像す
ると共に、スチルカメラでも撮影しようとする場合、ビ
デオカメラとスチルカメラとを両方とも持ち歩くことに
なって面倒であるばかりか、スチルカメラを使用する際
にはビデオカメラによる撮像を中断しなければならなか
った。
【0003】そこで、ビデオカメラとスチルカメラとを
一体化したスチルカメラ一体型ビデオカメラが開発され
つつある。このようなスチルカメラ一体型ビデオカメラ
としては、特開昭63−261330号公報により開示
されたものがある。この公報のものは、箱状に形成され
たハウジングを正面から見てハウジングの左側にスチル
カメラが設けられ、ハウジングの右側にビデオカメラが
設けられた構成となっている。そして、ハウジングの正
面には、スチルカメラ用の対物レンズとビデオカメラ用
の対物レンズとが配設されると共に、ハウジングの正面
中央には光学式ビューファインダ用の対物レンズが配設
されている。
【0004】このように、光学式ビューファインダがハ
ウジングの正面中央に設けられているので、光学式ビュ
ーファインダで見た被写体に対するスチルカメラで撮影
された映像との視差が小さく、且つ光学式ビューファイ
ンダとビデオカメラで撮像された画像とのパララックス
(視差)も小さいので、一つの光学式ビューファインダ
でビデオカメラ及びスチルカメラのファインダを兼ねる
ことができる。そのため、光学式ビューファインダを見
ながらビデオカメラで撮像し、且つシャッタチャンスの
ときにスチルカメラで撮影をすることができるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のものでは、光学式ビューファインダに対するビデオ
カメラ、スチルカメラのパララックスを小さくするよう
にしているが、パララックス自体を無くすことができな
かった。このような問題を解消するため、上記光学式ビ
ューファインダとは別にビデオカメラにより撮像された
画像を液晶ディスプレイ(LCD)に表示させて液晶デ
ィスプレイを電子ビューファインダとして使用する構成
とされたスチルカメラ一体型ビデオカメラが開発されつ
つある。この構成のものでは、電子ビューファインダを
見ながらビデオカメラによる撮像を行うと共に、シャッ
タチャンスのときにスチルカメラにより撮影を行うこと
ができるので、上記のようなパララックスが生じない。
【0006】また、上記のようなスチルカメラ一体型ビ
デオカメラにおいては、スチルカメラ及びビデオカメラ
の対物レンズにズームレンズを使用することにより、広
角から望遠まで画角を変えながら撮影及び撮像を行うこ
とができ、例えば遠くにある被写体を大きく写すことが
でき、あるいは標準レンズでは画角に入らない被写体も
カメラの位置を変えることなく撮影及び撮像することが
できる。
【0007】ところが、スチルカメラのズーム倍率とビ
デオカメラのズーム倍率とを異なるように設定した場
合、電子ビューファインダにはビデオカメラのズームレ
ンズにより撮像された画像がのみが表示されているだけ
なので、スチルカメラの画角を電子ビューファインダで
確かめることができなかった。そのため、電子ビューフ
ァインダには、ビデオカメラにより撮像された被写体の
画像が表示されているにも拘わらず、ズーム倍率の差が
ある場合スチルカメラにより撮影される画角が分からな
いまま撮影してしまうことがあるといった問題があっ
た。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
ビデオカメラにより撮像しているときにスチルカメラの
画角を電子ビューファインダで確認することができるよ
うに構成したスチルカメラ一体型ビデオカメラを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の発明
は、被写体の静止画像を写真フィルムに露光するズーム
レンズを有するスチルカメラ部と、ズームレンズにより
撮像した動画像の画像信号を磁気テープに記録するビデ
オカメラ部と、前記ビデオカメラ部により撮像された
デオ画像を表示する電子ビューファインダと、を有する
スチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前記スチル
カメラ部のズーム倍率と前記ビデオカメラ部のズーム倍
率とのズーム比に基づいて、前記電子ビューファインダ
に表示されるビデオ画像に前記スチルカメラ部のズーム
レンズにより撮影される静止画に相当するスチル画像を
小画面で挿入表示させるスチル画表示手段を備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2の発明は、上記請求項1記
載のスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前記ス
チル画表示手段が、前記ビデオカメラ部により撮像され
た画像信号を出力するビデオカメラ信号処理回路と、該
ビデオカメラ信号処理回路から出力された画像信号を前
記スチルカメラ部と前記ビデオカメラ部とのズーム比に
基づいて前記スチルカメラ部のズームレンズにより撮影
される静止画に相当する画像に加工する画像処理回路
と、前記ビデオカメラ部が撮像中に前記スチルカメラ部
で撮影する際に操作されるスチルカメラ操作部と、該ス
チルカメラ操作部の操作により前記電子ビューファイン
ダの画面に前記画像処理回路により作成された画像を挿
入させる画像挿入手段と、からなることを特徴とするも
のである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1記載のスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前
記ビデオカメラ部により撮像するのと同時に前記スチル
カメラ部で撮影する際、前記スチルカメラ部のズームレ
ンズで設定されたスチル画像の画角が前記ビデオカメラ
部のズームレンズで設定されたビデオ画像の画角より広
く設定されている場合、前記スチルカメラ部により撮影
されるスチル画像の画角に対して前記ビデオカメラ部
撮像されるビデオ画像の画角に入らない余白部分の画像
を他の模様で置き換えて前記電子ビューファインダに表
示させる余白部分作成手段を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項4記載の発明は、上記請求項
1記載のスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前
記スチルカメラ部のズーム倍率及びビデオカメラ部のズ
ーム倍率を前記電子ビューファインダに数値で表示させ
るズーム倍率表示手段を備えてなることを特徴とするも
のである。
【0013】また、請求項5の発明は、上記請求項1記
載のスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前記ス
チルカメラ部のみにより撮影する場合、前記ビデオカメ
ラ部のズーム倍率を前記スチルカメラ部のズーム倍率と
同一となるようにズーム倍率を合わせるズーム倍率調整
手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記請求項1の発明によれば、スチルカメラ部
のズーム倍率とビデオカメラ部のズーム倍率とのズーム
比に基づいて、電子ビューファインダに表示されるビデ
オ画像にスチルカメラ部のズームレンズにより撮影され
る静止画に相当するスチル画像を小画面で挿入表示させ
るため、電子ビューファインダの画像とスチルカメラ部
で撮影された静止画とのパララックスを無くすことがで
き、スチルカメラ部とビデオカメラ部とのズーム倍率が
異なっている場合でも、電子ビューファインダによりス
チルカメラ部の画角を確認することができる。
【0015】また、請求項2の発明によれば、ビデオカ
メラ部で撮像中にスチルカメラ部で撮影する際、電子ビ
ューファインダの画面にスチルカメラ部のズームレンズ
により撮影される静止画に相当する画像を挿入させるた
め、電子ビューファインダの画像とスチルカメラ部で撮
影された静止画とのパララックスを無くすことができ、
電子ビューファインダの画面でビデオカメラ部で撮像さ
れた画像を確認できると共に、スチルカメラ部により撮
影される静止画の画像を見ることができる。
【0016】また、請求項3の発明によれば、スチルカ
メラ部のズームレンズで設定されたスチル画像の画角が
ビデオカメラ部のズームレンズで設定されたビデオ画像
画角より広く設定されている場合、スチルカメラ部に
より撮影されるスチル画像の画角に対してビデオカメラ
で撮像されるビデオ画像の画角に入らない余白部分の
画像を他の模様で置き換えて前記電子ビューファインダ
に表示させるため、操作に慣れていない操作者でもビデ
オカメラ部の画角よりも広角に設定されたスチルカメラ
部のズーム倍率に対応する画角を電子ビューファインダ
確認することができる。
【0017】また、請求項4の発明によれば、スチルカ
メラ部のズーム倍率及びビデオカメラ部のズーム倍率を
電子ビューファインダに数値で表示できるため、操作に
慣れていない操作者でもビデオカメラ部で撮像しながら
スチルカメラ部のズーム倍率及びビデオカメラ部とスチ
ルカメラ部とのズーム倍率の差が分かる。また、請求項
5の発明によれば、スチルカメラ部のみにより撮影する
場合、ビデオカメラ部のズーム倍率をスチルカメラ部の
ズーム倍率と同一となるようにズーム倍率を合わせるこ
とができるため、電子ビューファインダに表示された画
像がスチルカメラ部の画角と一致して容易にスチルカメ
ラ部により撮影される静止画を確認することができる。
【0018】
【実施例】図1に本発明によるスチルカメラ一体型ビデ
オカメラの一実施例を示す。尚、図1はスチルカメラ一
体型ビデオカメラの外観斜視図である。10はビデオカ
メラ部の本体で、その前面左側にはビデオカメラのズー
ムレンズ11が設けられ、背面には液晶ディスプレイ
(LCD)よりなる電子ビューファインダ12が設けら
れている。また、ビデオカメラ本体10の上面には、ビ
デオカメラ用撮像スイッチ釦13、ビデオカメラ用電源
スイッチ14、ズームレンズ11を広角側又は望遠側に
操作するズームスイッチ15及びビデオカメラの各機能
(記録/再生、ストップ、早送り、巻戻し等の動作機
能)を操作するための各種操作釦16が配設されてい
る。
【0019】そして、ビデオカメラ本体10の内部に
は、ビデオカメラ用のズームレンズ11により写された
被写体までの距離を測定するビデオAF機構(図示せ
ず)が内蔵されている。尚、このAF機構は、合焦によ
り結果的に距離データを得るものであるが、これは周知
のビデオカメラ用AF機構であるため、その詳細な構成
については、ここでは省略する。
【0020】また、ビデオカメラ本体10の前面右側に
はスチルカメラ本体20が取り付けられると共に、スチ
ルカメラ部の光学ビューファインダ21が設けられてい
る。スチルカメラ本体20にはスチルカメラ用のズーム
レンズ22,測距用赤外発光素子23,測距用赤外受光
素子24,ストロボ25等が設けられている。また、ビ
デオカメラ用のズームレンズ11の下方には、スチルカ
メラ用のシャッタ釦17、スチルカメラ用の電源スイッ
チ18、及びズームレンズ22を広角側又は望遠側に操
作するズームスイッチ19などのスチルカメラ操作部が
配設されている。
【0021】測距用赤外発光素子23及び測距用赤外受
光素子24は、距離測定装置26を構成しており、この
距離測定装置26により測定された測距データに基づい
て後述するように赤外線AF機構(自動焦点機構)がズ
ームレンズ22をフォーカス方向に移動させる。このス
チルカメラ用のAF機構は、コンパクトカメラ等で一般
的に使用されており、測距用赤外発光素子23で赤外光
が発光されてから被写体に反射して測距用赤外受光素子
24で受光したときの位置ずれを計測し、三角測量の原
理により被写体までの距離を求めるようになっている。
【0022】また、スチルカメラ本体20は、スチルカ
メラ本体20の前面に回動可能に取り付けられた蓋27
に設けられている。そして、蓋27を回動させることに
より、スチルカメラ本体20の裏側が露出し、スチルカ
メラ本体20の裏側に設けられたフィルム装着部(図示
せず)にフィルムを装着することができると共に、ビデ
オカメラ本体10のカセット装着部(図示せず)に磁気
テープカセットを装着することができる。
【0023】図2は本発明のスチルカメラ一体型ビデオ
カメラのブロック図である。本実施例のスチルカメラ一
体型ビデオカメラは、ズームレンズ22により被写体の
静止画を撮影してフィルム31に記録するスチルカメラ
部32と、ズームレンズ11により被写体の動画像を撮
像して磁気テープ33に記録するビデオカメラ部34と
が一体的に設けられた構成である。
【0024】先ず、スチルカメラ部32の構成につき説
明し、その後ビデオカメラ部34の構成について説明す
る。スチルカメラ部32は、被写体からの光がズームレ
ンズ22,絞り35を介してシャッタ36に入射され
る。そして、撮影を行う際には、シャッタ釦17の操作
によりシャッタ36がレリーズされる。従って、シャッ
タ36がレリーズされることにより、被写体の像がフィ
ルム31上に結像され、その結果、被写体の像がフィル
ム31に記録(感光)される。
【0025】ズームレンズ22はズーム駆動部41及び
フォーカス駆動部42を有し、ズーム駆動部41により
ズーム倍率が制御され、フォーカス駆動部42により被
写体に対するフォーカス制御が行なわれる。ズーム駆動
部41はズームレンズ22を広角側又は望遠側に駆動す
るモータ(図示せず)を有し、スチルカメラズーム制御
回路43からの駆動信号により駆動制御される。従っ
て、ズーム駆動部41はスチルカメラズーム制御回路4
3から出力された駆動信号に応じて駆動されてズームレ
ンズ22のズーム倍率を制御すると共にズームレンズ2
2のズーム倍率を検出する。
【0026】制御回路44には、ズーム操作部として上
記ズームスイッチ19が接続されており、このズームス
イッチ19の操作によるズーム倍率設定が行われると、
このズーム倍率設定に応じて後述するズーム情報(ズー
ム倍率)を生成し、これをスチルカメラズーム制御回路
43に供給する。上記フォーカス駆動部42は、制御回
路44から供給されるフォーカス制御信号に応じてズー
ムレンズ22を駆動してフォーカス制御を行なう。ま
た、ズームレンズ22には、絞り駆動部57、シャッタ
駆動部58が設けられている。
【0027】絞り駆動部57は制御回路44から供給さ
れる絞り制御信号に応じて絞り35を駆動してフィルム
31に入射する光量を制御する。また、シャッタ駆動部
58は、制御回路44から供給されるシャッタ制御信号
に応じてシャッタ36のレリーズを制御する。制御回路
44には被写体2の明るさ及び被写体までの距離を測定
する測定部56が接続されており、測定部56から被写
体の明るさの情報及び被写体までの距離情報が供給され
る。制御回路44は測定部56から供給される被写体の
明るさの情報に応じてフィルム31に入射する被写体2
からの光量が最適となるように絞り制御信号及びシャッ
タ制御信号を生成し、絞り駆動部57及びシャッタ駆動
部58に供給することにより、フィルム31への露光量
及び露光時間を制御し、いわゆる露出制御を行なう。
【0028】また、制御回路44は測定部56から供給
される被写体までの距離の情報に応じて被写体の像がフ
ィルム31上に結像するようにフォーカス制御信号を生
成し、フォーカス駆動部42に供給することによりズー
ムレンズ7を駆動してレンズの位置を制御し、いわゆる
フォーカス制御を行なう。次に、ビデオカメラ部34の
構成について説明する。
【0029】ビデオカメラ部34は被写体の像をズーム
レンズ11,及び絞り60を介してCCD(電荷結合素
子)イメージセンサ等よりなるビデオカメラ信号処理回
路61に供給し、電気的信号に変換する。さらに、ビデ
オカメラ信号処理回路61で生成された画像信号(ビデ
オカメラ信号)は、ビデオ信号処理回路62で、マイク
ロフォン63で獲えた被写体周囲の音声と重畳され、回
転ドラム64に取付けられた磁気ヘッド65により磁気
テープ33に例えば、8mmビデオ方式、VHS方式に
より磁気記録される。
【0030】ズームレンズ11には被写体のズーム倍率
を制御すべくレンズを移動させるズーム駆動部66及び
被写体のフォーカスを制御すべくレンズを移動させるフ
ォーカス駆動部67が設けられている。また、ズーム駆
動部66はビデオカメラズーム制御回路68と接続され
ており、ビデオカメラズーム制御回路68から供給され
るズーム駆動信号に応じてレンズを移動させる。
【0031】ビデオカメラズーム制御回路68は、ズー
ムレンズ11のズーム倍率を検出すると共に、制御回路
44から供給されるズーム情報(ズーム倍率)に応じて
ズーム駆動信号を生成し、ズーム駆動部26に供給す
る。また、フォーカス駆動部67は制御回路44から供
給されるフォーカス制御信号(AF信号)に応じてズー
ムレンズ11のレンズを移動させ、フォーカス制御を行
なう。
【0032】制御回路44は後述するズーム制御機能に
よりズームスイッチ15の操作により設定されたズーム
倍率に応じてズーム情報を生成し、このズーム情報をビ
デオカメラズーム制御回路68に供給する。絞り60を
駆動する絞り駆動部69は、制御回路44から供給され
る絞り制御信号(AE信号)に応じて絞り60の絞り量
を制御し、CCDイメージセンサへの入射光量を制御す
る。さらに、制御回路44は測定部56から供給される
被写体の明るさの情報に応じて絞り制御信号を生成し、
絞り駆動部69に供給し、ビデオカメラ信号処理回路6
1で光を電気信号に変換するCCDイメージセンサに供
給される光量を制御し、いわゆる露出制御を行なう。
【0033】また、ビデオカメラ信号処理回路61で変
換されたビデオカメラ信号は、選択回路70を介して文
字挿入回路71に供給される。文字挿入回路71は制御
回路44からの情報に応じて挿入文字を作成すると共
に、作成された挿入文字等を電子ビューファインダ12
の画面上に挿入して表示させる。本実施例では、文字挿
入回路71によりズームレンズ11及び22のズーム倍
率及びスチルカメラの画角を電子ビューファインダ12
の画面上の一部に表示させることができる。また、文字
挿入回路71は、ズーム倍率の他に日時、時間、PLA
Y、REC等のVTRのモード等の記録すべき情報を電
子ビューファインダ12に挿入することができる。
【0034】また、制御回路44には、撮像スイッチ1
3、ビデオカメラ用電源スイッチ14、ビデオカメラズ
ームスイッチ15、シャッタ釦17、スチルカメラ用電
源スイッチ18、スチルカメラズームスイッチ19及び
各種操作釦16が接続されている。従って、制御回路4
4は後述するズーム制御処理の他に各スイッチの操作に
応じてビデオカメラ部34及びスチルカメラ部32の動
作を制御する。
【0035】ここで、ビデオカメラ部34に使用される
撮像素子は、CCDイメージセンサが多く、その大きさ
は、現在1/3inchや1/4inchが主流であ
る。また、スチルカメラ部32に使用されているフィル
ム31は、35mmが主流である。このことは、レンズの
大きさを左右する。即ち、スチルカメラ部32よりもビ
デオカメラレンズ部34の方が、レンズ径を小さくする
ことが可能であり、同じ形状で、設計するなら、ビデオ
カメラレンズの方が小さく構成できる。例えば、スチル
カメラ部32に装着されるズームレンズが35〜70mm
の2倍ズームとすると、ビデオカメラ部34には35〜
105mmの3倍ズームのズームレンズを装着することが
できることになる。
【0036】このため、スチルカメラ部32に35〜7
0mmのズームレンズが装着され、ビデオカメラ部34に
35〜105mmのズームレンズが装着された場合、スチ
ルカメラ部32の画角とビデオカメラ部34の画角を一
致させることができる。よって、スチルカメラ部32と
ビデオカメラ部34とでは、ズーム倍率を一致させるこ
とができる領域(35〜70mm)とズーム倍率が異な
る領域(70〜105mm)が生じる。
【0037】また、制御回路44には、ビデオ撮像中の
スチル撮影を容易にするため、スチルカメラズーム制御
回路43に検出されたスチルカメラ部32のズーム倍率
とビデオカメラズーム制御回路68に検出されたビデオ
カメラ部34のズーム倍率とのズーム比に基づいて、電
子ビューファインダ12にスチルカメラ部32のズーム
レンズ22により撮影される画角に対応する画像の小画
面を表示させるスチル画角表示プログラムと、スチルカ
メラ部32のズーム倍率及びビデオカメラ部34のズー
ム倍率を電子ビューファインダ12に表示させるズーム
倍率表示プログラムと、スチルカメラ部32のみにより
撮影する場合、ビデオカメラ部34のズーム倍率をスチ
ルカメラ部32のズーム倍率と同一となるようにズーム
倍率を合わせるズーム倍率調整プログラムと、が入力さ
れている。
【0038】ビデオ信号処理回路62は、再生モード時
には磁気ヘッド65により磁気テープ33から読み取ら
れた再生画像信号・音声信号を復調して、出力端子Tou
t より外部機器(外部のモニタ等)に出力する。このと
き、電子ビューファインダ12にはビデオ信号処理回路
62より再生画像信号が供給され、磁気ヘッド65によ
り再生された再生画像が表示される。
【0039】72は小画面処理回路(画像処理回路)
で、ビデオカメラ信号処理回路61で変換された画像信
号よりスチルカメラ部32のズームレンズ22により撮
影される静止画に相当する画像を作成する。つまり、小
画面処理回路72は、ビデオカメラ部34により撮像さ
れた画像信号を、ズームレンズ22のズーム倍率に応じ
た画角、及びズームレンズ11とズームレンズ22との
離間距離によるパララックスを無くすように補正された
画像、すなわちズームレンズ22により撮影される静止
画と同じ画像となるように加工して電子ビューファイン
ダ12に挿入される小画面を作成する。
【0040】従って、ビデオカメラ部34で撮像してい
るときにスチルカメラ部32で撮影する場合には、電子
ビューファインダ12の画面上にビデオカメラ部34に
より撮像された画像が表示されると共に、ズームレンズ
22により撮影される静止画と同じ画像の小画面が表示
される。そのため、小画面にはパララックスの無い画像
が表示され、電子ビューファインダ12を見ながらビデ
オカメラ部34で撮像される画角と、スチルカメラ部3
2で撮影される画角とを同時に確認することができる。
【0041】73は余白部分作成回路(余白部分作成手
段)で、電子ビューファインダ12に挿入される小画面
の画像情報が不足しているときに、その不足部分の画像
情報を作成する。電子ビューファインダ12に表示され
る画像はビデオカメラ部34により撮像された画像信号
により作成されるものであるため、例えばスチルカメラ
部32のズームレンズ22のズーム倍率がビデオカメラ
部34のズームレンズ11のズーム倍率よりも広角側に
設定されている場合には、スチルカメラ部32のズーム
レンズ22で撮影される画角に対応する画像の一部(こ
の場合、ズームレンズ11で撮像された画角の外側)の
画像情報が不足する。
【0042】このようにズームレンズ22の画角がズー
ムレンズ11の画角よりも広角側に設定された場合、そ
の分小画面の画像がより多くの画像情報を含んでいる。
その場合には、余白部分作成回路73は、ズーム差に基
づいて不足した余白部分の寸法を求め、且つ余白部分の
画像情報の代わりに別の模様の画像情報を作成する。そ
のため、ズームレンズ11で撮像された画角の周囲に
は、余白部分作成回路73により作成された模様が表示
される。
【0043】上記ビデオカメラ信号処理回路61、小画
面処理回路72、余白部分作成回路73で生成された信
号は、夫々選択回路70に供給され、制御回路44から
の指令により選択される。また、選択回路70により選
択された信号は、文字挿入回路71を介して電子ビュー
ファインダ12に供給されて電子ビューファインダ12
の画面上に画像として表示される。
【0044】図3及び図4はビデオ撮像中にスチル撮影
される静止画に相当する画像が表示される電子ビューフ
ァインダ12の画面を示しており、図3の小画面はビデ
オカメラ部34のズームレンズ11のズーム倍率がスチ
ルカメラ部32のズームレンズ22より広角側に設定さ
れた場合の画像を示し、図4の小画面はスチルカメラ部
32のズームレンズ22のズーム倍率がビデオカメラ部
34のズームレンズ11より広角側に設定された場合の
画像を示している。
【0045】例えばビデオカメラ部34の電源スイッチ
14及び撮像スイッチ13がオンであるとき、選択回路
70はビデオカメラ信号処理回路61を選択し、電子ビ
ューファインダ12にはビデオカメラ部34のズームレ
ンズ11により撮像された画像が表示される。ところ
が、ビデオ撮像中にスチルカメラ部32の電源スイッチ
18がオンに操作されると、選択回路70はビデオカメ
ラ信号処理回路61と小画面処理回路72を選択する。
そのため、図3に示されるように、電子ビューファイン
ダ12にはビデオカメラ部34のズームレンズ11によ
り撮像された画像A(ビデオ画像)が表示されると共
に、画像Aの左上にはスチルカメラ部32のズームレン
ズ22により撮影される静止画と同一の小画面B(スチ
ル画像)が表示される。その際、ビデオカメラ部34の
ズームレンズ11のズーム倍率がスチルカメラ部32の
ズームレンズ22より広角側に設定されているので、ビ
デオカメラ部34により撮像された画像信号からズーム
レンズ22のズーム倍率に応じた画角の画像を小画面B
として作成することができる。
【0046】また、ビデオ撮像中にスチルカメラ部32
の電源スイッチ18がオンに操作されたとき、スチルカ
メラ部32のズームレンズ22のズーム倍率がビデオカ
メラ部34のズームレンズ11より広角側に設定された
場合、選択回路70はビデオカメラ信号処理回路61、
小画面処理回路72、余白部分作成回路73を選択す
る。そのため、図4に示されるように、電子ビューファ
インダ12にはビデオカメラ部34のズームレンズ11
により撮像された画像Aが表示されると共に、画像Aの
左上にはスチルカメラ部32のズームレンズ22の画角
に対応した小画面Bが表示され、さらに小画面Bの周囲
にはズームレンズ11で撮像されていない余白部分Cが
表示される。
【0047】また、電子ビューファインダ12の画面に
は、図3及び図4に示されるように、ビデオカメラ部3
4のズーム倍率及びスチルカメラ部32のズーム倍率が
表示される。そのため、電子ビューファインダ12を見
ながらビデオカメラ部34のズーム倍率及びスチルカメ
ラ部32のズーム倍率を確認することができる。次に、
制御回路44が実行する処理について図5のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0048】ステップS1(以下「ステップ」を省略す
る)では、ビデオカメラ部34の電源スイッチ14がオ
ンであるかどうかをチェックする。S1において、ビデ
オカメラ部34の電源スイッチ14がオフであるとき
は、S2に移行してスチルカメラ部32の電源スイッチ
18がオンに操作されたかどうかをチェックする。ま
た、スチルカメラ部32の電源スイッチ18がオフであ
るときは、再びS1に戻り、S1,S2の処理を繰り返
す待機状態となる。
【0049】上記S1において、ビデオカメラ部34の
電源スイッチ14がオンに操作されると、S3に進み、
ズームレンズ11のズーム情報としてのズーム倍率Aを
読み込む。そして、次のS4では、ズームレンズ11に
より撮像された画像Aを電子ビューファインダ12に表
示させる。これにより、ビデオカメラ部34により撮像
される画像及び画角を電子ビューファインダ12で確認
することができ、ビデオカメラ部34の撮像スイッチ1
3がオンに操作されると、録画モードになって画像信号
が磁気ヘッド65により磁気テープ33に磁気記録され
る。また、電子ビューファインダ12の画面には、ビデ
オカメラ部34のズーム倍率が表示される。
【0050】次のS5では、スチルカメラ部32の電源
スイッチ18がオンに操作されたかどうかをチェックす
る。もし、ビデオ撮像中において、スチルカメラ部32
の電源スイッチ18がオフであるときは、S6に進み、
ビデオカメラ部34の電源スイッチ14がオフに操作さ
れたかどうかをチェックする。このS6において、ビデ
オカメラ部34の電源スイッチ14がオンであるとき
は、S4に戻り、ビデオカメラ部34による撮像が引続
き行われる。しかし、S6でビデオカメラ部34の電源
スイッチ14がオフに操作された場合、撮像が終了した
ものと判断してS7に移行し、電子ビューファインダ1
2の画面を消画する。
【0051】また、上記S5において、スチルカメラ部
32の電源スイッチ18がオンに操作された場合には、
ビデオ撮像中のスチル撮影が行えるように設定される。
そして、S5からS8に移行してズームレンズ22のズ
ーム情報としてのズーム倍率Bを読み込む。次のS9で
は、ズームレンズ11のズーム倍率Aとズームレンズ2
2のズーム倍率Bとを比較する。このとき、ビデオカメ
ラ部34のズームレンズ11のズーム倍率がスチルカメ
ラ部32のズームレンズ22より広角側に設定されてい
る場合(A>B)、S10に進み、ズームレンズ22に
より撮影される静止画と同一の画像よりなる小画面Bを
作成させる。
【0052】続いて、S11に進み、図3に示されるよ
うに電子ビューファインダ12の画面上にはビデオカメ
ラ部34のズームレンズ11により撮像された画像Aを
表示させると共に、画像Aの左上にはスチルカメラ部3
2のズームレンズ22により撮影されるスチル画像の小
画面Bを表示させる。そのため、電子ビューファインダ
12の画面でビデオカメラ部34で撮像された画像Aを
確認できると共に、スチルカメラ部32の画角及びパラ
ラックスの無い画像を同時に見ることができる。
【0053】この電子ビューファインダ12の画面上に
表示された小画面Bを見ることにより、撮像中であって
もスチルカメラ部32により撮影できる画角を確認でき
るので、シャッタチャンスを逃すことなく静止画を撮影
することができる。また、小画面Bの近傍には、スチル
カメラ部32のズーム倍率が表示される。このように、
電子ビューファインダ12には、スチルカメラ部32の
ズーム倍率及びビデオカメラ部34のズーム倍率が表示
されるため、ビデオカメラ部34で撮像しながらビデオ
カメラ部34とスチルカメラ部32とのズーム倍率の差
が分かる。そのため、電子ビューファインダ12に表示
された各画像の大きさに差が生じても支障なくビデオ撮
像及びスチル撮影を行うことができる。
【0054】そして、シャッタ釦17が押下されると、
シャッタ36がそのときの明るさに応じたシャッタ速度
で開閉動作し、ズームレンズ22を介して入射された被
写体の像がフィルム31上に結像されて記録される。次
のS12では、スチルカメラ部32の電源スイッチ18
がオフに操作されたかどうかをチェックする。このS1
2において、スチルカメラ部32の電源スイッチ18が
オンであるときは、上記S11,S12の処理を繰り返
す。しかし、S12において、スチルカメラ部32の電
源スイッチ18がオフに操作されたときは、前述したS
6に移行してS6,S7の処理を実行する。
【0055】また、上記S9において、スチルカメラ部
32のズームレンズ22のズーム倍率がビデオカメラ部
34のズームレンズ11より広角側に設定された場合
(A<B)、電子ビューファインダ12に挿入される小
画面の画像情報が不足するため、S13に進み、余白部
分に挿入される模様を画像情報として作成する。その
後、S11に移行して図4に示されるように、電子ビュ
ーファインダ12にビデオカメラ部34のズームレンズ
11により撮像された画像Aを表示させると共に、画像
Aの左上にはスチルカメラ部32のズームレンズ22の
画角に対応した小画面Bを表示させ、さらに小画面Bの
周囲にはズームレンズ11で撮像されていない余白部分
Cを表示させる。
【0056】従って、小画面Bの周囲の余白部分Cも電
子ビューファインダ12に表示されるため、スチルカメ
ラ部32のズームレンズ22の画角がビデオカメラ部3
4のズームレンズ11より広角側に設定された場合で
も、スチルカメラ部32により撮影される静止画を電子
ビューファインダ12により予想して撮影することがで
きる。
【0057】また、上記S2において、スチルカメラ部
32の電源スイッチ18がオンに操作された場合、S1
4に進み、ズームレンズ22のズーム倍率Bを読み込
む。さらに、次のS15では、ビデオカメラ部34のズ
ームレンズ11のズーム倍率Aをスチルカメラ部32の
ズームレンズ22のズーム倍率Bと一致するようにズー
ムレンズ11を動作させる。これにより、次のS16で
は、電子ビューファインダ12の画面上にスチルカメラ
部32のズームレンズ22により撮影される画角と同一
の画像が表示される。しかも、電子ビューファインダ1
2の画面には、ズームレンズ22とのパララックスが無
い状態に補正された画像が表示される。
【0058】この場合、電子ビューファインダ12はス
チルカメラ部32の専用ファインダとなり、しかも画面
全体をファインダとして使用することができるので、被
写体が見やすくなって撮影が容易に行える。そのため、
ビデオ撮像以外のときでも電子ビューファインダ12を
見ながら静止画を撮影することができる。また、電子ビ
ューファインダ12の画面には、スチルカメラ部32の
ズーム倍率が表示される。
【0059】そして、S17においては、スチルカメラ
部32の電源スイッチ18がオフに操作されたかどうか
をチェックする。電子ビューファインダ12には、電源
スイッチ18がオフに操作されるまでスチルカメラ部3
2のズームレンズ22により撮影される画角と同一の画
像が表示されており、電源スイッチ18がオフに操作さ
れると、前述したS7に移行して電子ビューファインダ
12の画面を消画する。
【0060】このように、電子ビューファインダ12に
ビデオカメラ部34のズームレンズ11により撮像され
た画像Aが表示されると共に、スチルカメラ部32のズ
ームレンズ22により撮影される静止画と同一の画像が
小画面Bとして表示されるため、ビデオ撮像中にスチル
撮影を行う場合でもパララックスの無い電子ビューファ
インダ12の画面を見ながら撮影することができる。よ
って、ビデオカメラ部34で撮像しているときでもスチ
ルカメラ部32によるシャッタチャンスを逃すことなく
静止画を撮影することができる。
【0061】尚、上記実施例では、電子ビューファイン
ダ12がビデオカメラ本体10の背面に設けられた構成
となっているが、これに限らず、他の位置に電子ビュー
ファインダ12を設けた構成のものにも本発明を適用す
ることができるのは勿論である。また、上記実施例で
は、電子ビューファインダ12の画面上にビデオカメラ
部34のズームレンズ11により撮像された画像Aを表
示させると共に、画像Aの左上にスチルカメラ部32の
ズームレンズ22の画角に対応した小画面Bを表示させ
るようにした表示パターンを一例として挙げたが、これ
に限らず、小画面Bを他の位置(画面の右上、左下、左
上等)に表示させるようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
スチルカメラ部のズーム倍率とビデオカメラ部のズーム
倍率とのズーム比に基づいて、電子ビューファインダ
表示されるビデオ画像にスチルカメラ部のズームレンズ
により撮影される静止画に相当するスチル画像を小画面
で挿入表示させるため、電子ビューファインダの画像と
スチルカメラ部で撮影された静止画とのパララックスを
無くすことができ、スチルカメラ部とビデオカメラ部と
のズーム倍率が異なっている場合でも、電子ビューファ
インダによりスチルカメラ部の画角を容易に確認するこ
とができる。そのため、ビデオ撮像中にスチル撮影を行
う場合でも電子ビューファインダを見ながら撮影するこ
とができるので、ビデオカメラ部で撮像しているときで
もスチルカメラ部によるシャッタチャンスを逃すことな
く静止画を撮影することができる。
【0063】また、請求項2の発明によれば、ビデオカ
メラ部で撮像中にスチルカメラ部で撮影する際、電子ビ
ューファインダの画面にスチルカメラ部のズームレンズ
により撮影される静止画に相当する画像を挿入させるた
め、電子ビューファインダの画像とスチルカメラ部で撮
影された静止画とのパララックスを無くすことができ、
電子ビューファインダの画面でビデオカメラ部で撮像さ
れた画像を確認できると共に、スチルカメラ部により撮
影される静止画の画像を見ることができる。そのため、
スチルカメラ部により撮影される画角を電子ビューファ
インダの画面で確認することができ、光学式ビューファ
インダよりも見やすく容易に撮影することができる。
【0064】また、請求項3の発明によれば、スチルカ
メラ部のズームレンズで設定されたスチル画像の画角が
ビデオカメラ部のズームレンズで設定されたビデオ画像
画角より広く設定されている場合、スチルカメラ部に
より撮影されるスチル画像の画角に対してビデオカメラ
で撮像されるビデオ画像の画角に入らない余白部分の
画像を他の模様で置き換えて前記電子ビューファインダ
に表示させるため、操作に慣れていない操作者でもビデ
オカメラ部の画角よりも広角に設定されたスチルカメラ
部のズーム倍率に対応する画角を電子ビューファインダ
で確認することができる。
【0065】また、請求項4の発明によれば、スチルカ
メラ部のズーム倍率及びビデオカメラ部のズーム倍率を
電子ビューファインダに数値で表示できるため、操作に
慣れていない操作者でもビデオカメラ部で撮像しながら
スチルカメラ部のズーム倍率及びビデオカメラ部とスチ
ルカメラ部とのズーム倍率の差が分かり、電子ビューフ
ァインダに表示された各画像の大きさに差が生じても支
障なくビデオ撮像及びスチル撮影を行うことができる。
【0066】また、請求項5の発明によれば、スチルカ
メラ部のみにより撮影する場合、ビデオカメラ部のズー
ム倍率をスチルカメラ部のズーム倍率と同一となるよう
にズーム倍率を合わせることができるため、電子ビュー
ファインダに表示された画像がスチルカメラ部の画角と
一致して容易にスチルカメラ部により撮影される静止画
を確認することができる。しかも、電子ビューファイン
ダの画面全体をスチルカメラ部専用のファインダとして
使用することができるので、光学式ファインダよりも見
やすく容易に撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるスチルカメラ一体型ビデオカメラ
の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明になるスチルカメラ一体型ビデオカメラ
のブロック図である。
【図3】ビデオ撮像中にスチル撮影を行う場合に表示さ
れる電子ビューファインダの画面、及びビデオカメラ部
のズーム倍率がスチルカメラ部より広角側に設定された
場合の小画面を示す。
【図4】ビデオ撮像中にスチル撮影を行う場合に表示さ
れる電子ビューファインダの画面、及びスチルカメラ部
のズーム倍率がビデオカメラ部より広角側に設定された
場合の小画面を示す。
【図5】制御回路が実行する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 ビデオカメラ本体 11,22 ズームレンズ 12 電子ビューファインダ 13 ビデオカメラ用撮像スイッチ釦 14 ビデオカメラ用電源スイッチ 15 ビデオカメラ用ズームスイッチ 17 スチルカメラ用シャッタ釦 18 スチルカメラ用電源スイッチ 19 スチルカメラ用ズームスイッチ 20 スチルカメラ本体 21 光学ビューファインダ 32 スチルカメラ部 34 ビデオカメラ部 36 シャッタ 43 スチルカメラズーム制御回路 44 制御回路 61 ビデオカメラ信号処理回路 62 ビデオ信号処理回路 65 磁気ヘッド 68 ビデオカメラズーム制御回路 70 選択回路 71 文字挿入回路 72 小画面処理回路 73 余白部分作成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/225 G03B 17/48 H04N 5/232

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の静止画像を写真フィルムに露光
    するズームレンズを有するスチルカメラ部と、ズームレ
    ンズにより撮像した動画像の画像信号を磁気テープに記
    録するビデオカメラ部と、前記ビデオカメラ部により撮
    像されたビデオ画像を表示する電子ビューファインダ
    と、を有するスチルカメラ一体型ビデオカメラにおい
    て、 前記スチルカメラ部のズーム倍率と前記ビデオカメラ部
    のズーム倍率とのズーム比に基づいて、前記電子ビュー
    ファインダに表示されるビデオ画像に前記スチルカメラ
    部のズームレンズにより撮影される静止画に相当する
    チル画像を小画面で挿入表示させるスチル画表示手段を
    備えてなることを特徴とするスチルカメラ一体型ビデオ
    カメラ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のスチルカメラ一体型
    ビデオカメラにおいて、 前記スチル画表示手段は、 前記ビデオカメラ部により撮像された画像信号を出力す
    るビデオカメラ信号処理回路と、 該ビデオカメラ信号処理回路から出力された画像信号を
    前記スチルカメラ部と前記ビデオカメラ部とのズーム比
    に基づいて前記スチルカメラ部のズームレンズにより撮
    影される静止画に相当する画像に加工する画像処理回路
    と、 前記ビデオカメラ部が撮像中に前記スチルカメラ部で撮
    影する際に操作されるスチルカメラ操作部と、 該スチルカメラ操作部の操作により前記電子ビューファ
    インダの画面に前記画像処理回路により作成された画像
    を挿入させる画像挿入手段と、 からなることを特徴とするスチルカメラ一体型ビデオカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載のスチルカメラ一体型
    ビデオカメラにおいて、 前記ビデオカメラ部により撮像するのと同時に前記スチ
    ルカメラ部で撮影する際、前記スチルカメラ部のズーム
    レンズで設定されたスチル画像の画角が前記ビデオカメ
    ラ部のズームレンズで設定されたビデオ画像の画角より
    広く設定されている場合、前記スチルカメラ部により撮
    影されるスチル画像の画角に対して前記ビデオカメラ部
    で撮像されるビデオ画像の画角に入らない余白部分の画
    像を他の模様で置き換えて前記電子ビューファインダに
    表示させる余白部分作成手段を備えてなることを特徴と
    するスチルカメラ一体型ビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1記載のスチルカメラ一体型
    ビデオカメラにおいて、 前記スチルカメラ部のズーム倍率及びビデオカメラ部の
    ズーム倍率を前記電子ビューファインダに数値で表示さ
    せるズーム倍率表示手段を備えてなることを特徴とする
    スチルカメラ一体型ビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1記載のスチルカメラ一体型
    ビデオカメラにおいて、 前記スチルカメラ部のみにより撮影する場合、前記ビデ
    オカメラ部のズーム倍率を前記スチルカメラ部のズーム
    倍率と同一となるようにズーム倍率を合わせるズーム倍
    率調整手段を備えてなることを特徴とするスチルカメラ
    一体型ビデオカメラ。
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