JP2937023B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2937023B2
JP2937023B2 JP6193396A JP19339694A JP2937023B2 JP 2937023 B2 JP2937023 B2 JP 2937023B2 JP 6193396 A JP6193396 A JP 6193396A JP 19339694 A JP19339694 A JP 19339694A JP 2937023 B2 JP2937023 B2 JP 2937023B2
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秀年 椛澤
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TEIATSUKU KK
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置に係り、特
に磁気ディスクカートリッジが挿入されて装着される構
成の磁気ディスク装置に関する。
【0002】近年、磁気ディスク装置では、薄型化が進
んでいるが、より信頼性の向上が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図11は、磁気ディスクカートリッジ4
(以下、カートリッジ4と記す)のシャッタ42付近の
平面図を示す。図11(A)は、表面からみた平面図を
示し、図11(B)は、裏面から見た平面図を示す。ま
た、図12は、カートリッジ4の断面図を示す。
【0004】カートリッジ本体41の裏面には、X1
2 方向に延在する溝41cが形成されている。シャッ
タ42に形成されたツメ42c,42dが溝41cに嵌
合している。この状態で、シャッタ42は、X1 ,X2
方向に移動して、開閉される。図11は、シャッタがX
2 方向端まで移動して閉じている状態を示している。
【0005】図13は従来の薄型の磁気ディスク装置1
03の説明図を示す。磁気ディスク装置103は、カー
トリッジ4が挿入されるホルダ110を備えている。ホ
ルダ110には、カートリッジ4のシャッタ42をカー
トリッジ4の挿入動作に関連して開くためのラッチレバ
ー105が設けてある。
【0006】ラッチレバー105は、軸110aで回動
自在に軸支されており、図示しないバネにより、反時計
方向(D1 方向)に付勢されている。レバー本体106
の先端部には、シャッタ42の前端に係合してシャッタ
42をスライドさせる係合爪107が突出している。
【0007】カートリッジ4がホルダ110内に挿入さ
れて、A方向に移動すると、係合爪107がカートリッ
ジ本体41の前端に当接して、凹部41a内に入り込
む。この後、更にカートリッジ4がA方向に挿入される
と、ラッチレバー105が時計方向(D2 方向)に回動
して、係合爪107がシャッタ42の前端部42aの裏
側に入り込む。図13は、このときの状態を示してい
る。
【0008】この後、カートリッジ4のA方向の移動に
伴い、ラッチレバー105が時計方向に回動して、シャ
ッタ42は、係合爪107に押されて、X1 方向に開か
れる。
【0009】カートリッジ4が所定位置まで挿入される
と、シャッタ42は全開となり、ホルダ110が装着位
置に移動して、カートリッジ4が装着状態となる。
【0010】なお、イジェクト動作時には、ラッチレバ
ー105がバネの力により、反時計方向に回動し、これ
に伴い、カートリッジ4がB方向に排出され、シャッタ
42は、閉じる方向(X2 方向)に移動する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気ディスク装
置103では、前記のように、カートリッジ4の挿入時
に、係合爪107がシャッタ42の前端部42aを押圧
することで、シャッタ42が開かれる。
【0012】カートリッジ本体41の溝41cとツメ4
2c,42dの間には、隙間があるため、シャッタ42
は、カートリッジ本体41に対して前後方向(A,B方
向)に移動しながら開かれる。
【0013】しかし、従来の磁気ディスク装置103で
は、カートリッジ4を勢い良く速い速度で挿入した場
合、シャッタ42の開き始めの時点でシャッタ42に大
きな力が加わり、シャッタ42のツメ42c,42dが
溝41cから外れて溝41cの付近に乗り上げてしまう
ことがある。このように、従来の磁気ディスク装置10
3では、シャッタ42が、カートリッジ本体41から外
れることがある。
【0014】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、カートリッジを挿入する際に、シャッタが外れるこ
とを防止できるディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スク状記録媒体が収容されたカートリッジがホルダ内に
挿入されるのに伴い、前記ホルダに設けた回動部材の係
合部により前記カートリッジのシャッタが開かれ、前記
カートリッジが所定位置に装着されるディスク装置にお
いて、前記回動部材の先端に設けた係合部に近接して配
設され、前記係合部が前記シャッタに当接し始める位置
付近にあるときに、前記カートリッジの挿入方向への前
記シャッタの移動を規制する係止部を設け、 前記係合部
は、前記回動部材の先端から突出し、前記シャッタの端
部裏側に当接する係合爪で構成され、 前記係止部は、前
記回動部材の先端から突出し、前記係合爪と夾角をな
し、前記シャッタの前端部において当接する係止爪で構
成された構成とする。
【0016】
【0017】
【作用】請求項1の発明では、回動部材の係合部がカー
トリッジのシャッタに当接し始める位置付近において、
係止部が、カートリッジの挿入方向へのシャッタの移動
を規制する。このため、カートリッジが速い速度でホル
ダ内に挿入された場合でも、シャッタがカートリッジ本
体から外れることを防止することを可能とする。また、
係合爪と係止爪によりシャッタの端部を挟む構造である
ため、簡単な構造で、確実に、シャッタの移動を規制し
て、シャッタが外れることを防止することを可能とす
る。
【0018】
【0019】
【実施例】図1は、本発明になるディスク装置の一実施
例の磁気ディスク装置1の分解斜視図を示す。また、図
2は、ホルダ5とスライダ15を組み合わせた状態の平
面図を示す。
【0020】薄型の構造を持つ磁気ディスク装置1は、
フレーム2上に、磁気ディスクカートリッジ4(以下、
カートリッジ4と記す)が挿入されるホルダ5、スライ
ダ15、シールドカバー16を重ねた状態に組み付けて
構成される。
【0021】ホルダ5はカートリッジ4の装着、イジェ
クト操作に応じて昇降するように設けられており、天板
5aには磁気ヘッド部8が相対的に進入するための開口
5bが設けられている。又、ホルダ5の天板5aには、
上記カートリッジ4のシャッタ42をカートリッジ挿入
動作に関連して開くように回動するとともに、スライダ
15を掛止するラッチレバー35が回動自在に支承され
ている。
【0022】又、ラッチレバー35の先端には、カート
リッジ4の前端を摺接しながらシャッタ42に係合し
て、シャッタ42を開方向にスライドさせる係合爪37
a(係合部)が突出している。なお、ラッチレバー35
は、カートリッジ4をイジェクト方向(B方向)に押圧
するイジェクト部材としても機能するものであり、係合
爪37aを有する先端部が、ホルダ5の円弧状の孔5c
よりホルダ5内に挿入されている。
【0023】このラッチレバー35はホルダ5の天板5
aに軸支された軸5fにより支承されており、軸5fを
中心とする円弧状のカム部36bを有する。又、軸5f
が嵌合する軸孔6dよりカム部36b側に離間した位置
にバネ掛止孔36cが穿設されている。
【0024】このカム部36bは後述するようにスライ
ダ15を掛止しており、カートリッジ4がホルダ5内に
挿入されるとともに回動してスライダ15の掛止を解除
する。
【0025】ラッチレバー35を付勢するコイルバネ7
は、一端がラッチレバー35のバネ掛止孔36cに掛止
され、他端がスライダ15のバネ掛止部15lに掛止さ
れている。従って、ラッチレバー35は、コイルバネ7
の引張力により反時計方向(D1 方向)に附勢され、ス
ライダ15はコイルバネ7の引張力によりB方向に付勢
されている。
【0026】磁気ヘッド部8は、ディスク半径方向(A
B方向)に移動自在に設けられたキャリッジ9と、キャ
リッジ9の先端上面に設けられた下側磁気ヘッド10
と、キャリッジ9の基端部9aに回動自在に支持された
アーム11と、アーム11の先端下面に設けられた上側
磁気ヘッド12とよりなる。
【0027】キャリッジ9はステッピングモータ(図示
せず)によりフレーム2上をA,B方向に移動し、磁気
ヘッド10,12を磁気ディスク(図示せず)のトラッ
キング方向に移動させる。
【0028】アーム11はキャリッジ9の基端部9aに
設けられたトーションバネ(図示せず)の押圧力により
下方に附勢されている。又、アーム11の側方には当接
部11aが突出しており、この当接部11aにはホルダ
5の天板5aが当接する。即ち、カートリッジ4の挿入
前、アーム11はこのホルダ5の上昇により上方に押圧
され、上側磁気ヘッド12を下側磁気ヘッド10より離
間させる。
【0029】スライダ15は、ホルダ5の天板5aとシ
ールドカバー16との間に設けられている。スライダ1
5はホルダ5の天板5aに対向する天板15aと、天板
15aの両側縁部より下方に折曲された側部15b,1
5c(但し、図1中側部15bは隠れて見えない)とを
有する。天板15aには、軽量化のための孔15dが穿
設されている。
【0030】又、スライダ15の側部15b,15cに
は、ホルダ5の両側より突出する突出ピン5dが嵌合す
る傾斜溝15eと、スライダ15のAB方向の摺動動作
をガイドするガイド孔15fとが設けられている。この
ガイド孔15fは、スライダ15の摺動方向(AB方
向)に延在するような長方形に形成されており、フレー
ム2の両側面2a,2bの外側の凹部2cに設けられた
係合突起2dに係合する。
【0031】よって、スライダ15は、ガイド孔15f
が係合突起2dに摺動自在に係合することにより上方向
の移動を規制されるとともに、AB方向への摺動のみが
許容されるように組み合わせられる。
【0032】又、スライダ15の天板15aの両側の端
部には、フレーム2の両側面2a,2bの上端に摺動可
能に当接する当接部15o〜15rが側方に突出してい
る。そのため、スライダ15は、当接部15o〜15r
がフレーム2の両側面2a,2bの上端に当接すること
により下方向の移動を規制されるとともに、AB方向へ
の摺動のみが許容されるように組み合わせられる。
【0033】又、ホルダ5の両側中央に突出する係合部
5eは、フレーム2の両側面2a,2bの内側に設けら
れた溝2eに嵌合している。従って、ホルダ5はスライ
ダ15がB方向に摺動すると、係合部5eが上下方向に
延在する溝2eにAB方向の移動を阻止されるため、突
出ピン5dが傾斜溝15eに沿って装着位置に降下す
る。
【0034】さらに、天板15aの前端には、イジェク
ト釦17の取付部15gが突出している。又、スライダ
15の天板15aよりA方向に延在する腕部15hに
は、U字状に折曲されたスライダ15を掛止する掛止部
15iと、掛止部15iの先端に設けられたホルダ支持
部15jと、スライダ15の摺動動作を減速するための
ダンパ18に噛合するラック15kとが設けられてい
る。
【0035】スライダ15をB方向に引張る引張りバネ
19は、一端がスライダ15に掛止され、他端がホルダ
5の天板5aに突出する掛止部(図示せず)に掛止され
ている。上記スライダ15はバネ19及び前述したバネ
7の押圧力により、カートリッジ4の挿入時はB方向に
変位しており、イジェクト操作時、イジェクト釦17が
押圧されるとともにA方向に摺動する。
【0036】当接防止部材21は、ホルダ5にカートリ
ッジ4が挿入される際、カートリッジ4の端部が下側磁
気ヘッド10に当接しないようにカートリッジ4の挿入
高さ位置を規制する。この当接防止部材21は、図1に
示すように、フレーム2上のピン2fにより回動自在に
支承されている。
【0037】装着されたカートリッジ4内の磁気ディス
クが載置されるターンテーブル25は、モータ26の回
転駆動力により定速回転する。
【0038】又、フレーム2及びシールドカバー16の
前端には、前面ベゼル27が装着される。前面ベゼル2
7には、カートリッジ4が挿脱される開口27aが穿設
され、開口27aの内側には、開口27aを開閉するた
めの蓋28が回動自在に設けられている。
【0039】次に、ラッチレバー35の構成について説
明する。図3はラッチレバー35の上面図、図4は図3
中G方向を見た側面図、図5は裏面図を示す。ラッチレ
バー35は、レバー本体36と、レバー本体36の先端
部36aに設けた係合部材37からなる。図6,図7
は、夫々、係合部材37付近の、拡大した上面図と側面
図を示す。
【0040】レバー本体36は、先端方向に略腕状に伸
びた板状の部材で、軸孔36d,バネ掛止孔36cを設
けた基部に円弧状のカム部36bと直線状のカム部36
fを有する。また、舌片36eがH1 ,H2 方向に延在
するように形成されている。レバー本体36は、例え
ば、金属のプレス加工により形成される。
【0041】係合部材37は、レバー本体36の先端部
36aに一体に形成されている。係合部材37は、例え
ば樹脂製の部材で、レバー本体36の先端部36aに、
インサート成形により形成される。
【0042】係合部材37の凸部37cは、係合部材3
7の面部37dから、H1 方向に突出するように形成さ
れている。
【0043】係合爪37a(係合部)は、係合部材37
の凸部37cから、嘴状に突出するように形成されてい
る。
【0044】また、係止爪37b(係止部)が、凸部3
7cから突出して形成されている。係止爪37bは、平
面から見て、係合爪37aと夾角をなしており(図6参
照)、係止爪37bの側面は、H1 ,H2 方向に幅wの
広い面で形成されている(図7参照)。
【0045】上記のように、係止爪37bは、簡単な構
造であり、部品点数を増やすことなく、係合爪37aを
有する係止部37と一体に形成することができる。
【0046】ここで、上記構成になる磁気ディスク装置
1の動作について説明する。カートリッジ4が挿入され
る前の磁気ディスク装置1は図2に示す状態となってい
る。即ち、掛止部15iが、ラッチレバー35のカム部
36bに当接しており、スライダ15はA方向に摺動し
た位置に係止されている。又、上側磁気ヘッド12を有
するアーム11はホルダ5とともにディスク挿入位置に
上昇している。さらに、ラッチレバー35が、図2に示
すようにイジェクト位置に回動している。
【0047】今、カートリッジ4が前面ベゼル27の開
口27aからホルダ5内に挿入されると、ラッチレバー
35の係合爪37aがカートリッジ本体41の前端に当
接して、カートリッジ本体41の凹部41a内に入り込
む(図8参照)。この後、更にカートリッジ4がA方向
に挿入されると、ラッチレバー35が時計方向(D2
向)に回動して、係合爪37aがシャッタ42の前端部
42aの裏側に入り込む。図8は、このときの状態を示
している。
【0048】この後、カートリッジ4のA方向の移動に
伴い、ラッチレバー35が時計方向に回動して、シャッ
タ42は、係合爪37aに押されて、X1 方向に開かれ
る。
【0049】図8に示すように、係合爪37aがシャッ
タ42の前端部42aに裏側から当接するときには、係
止爪37bが、係合爪37aと共にシャッタ42の前端
部42aを挟みこむ状態となり、シャッタ42は、カー
トリッジ本体41に対して、A方向への移動が規制され
る。
【0050】このため、カートリッジ4が勢い良く速い
速度でA方向に挿入されて、係合爪37aからシャッタ
42の前端部42aに大きな力が加わった場合でも、係
止爪37bがシャッタ42のA方向への移動を規制する
ため、ツメ42c,42d(図11,12参照)が溝4
1cから外れることを防止できる。従って、シャッタ4
2がカートリッジ本体41から外れることを確実に防止
することができる。
【0051】このように、係合爪37aと係止爪37b
によりシャッタ42の前端部42aを挟む簡単な構造に
より、確実に、シャッタ42が外れることを防止でき
る。
【0052】更に、カートリッジ4がA方向に移動し
て、ラッチレバー35が、ほぼX1 ,X2 方向に延在す
る位置まで時計方向に回動したとき、カートリッジ4の
シャッタ42は全開となる。
【0053】図9は、このときの、ラッチレバー35と
カートリッジ4付近の説明図を示す。なお、図9は、ラ
ッチレバー35のカム部36bがスライダ15の掛止部
15iから離れる直前の状態を示している。
【0054】ラッチレバー35の係合爪37aは、凹部
41aの左端部41a-1付近にて、シャッタ42の前端
部42aの裏側に入り込んでいる。シャッタ42は、係
合爪37aの基部である係合部材37の凸部37c(図
6参照)に当接して、X2 方向への移動を規制されてい
る。
【0055】なお、掛止爪37bは、図8に示す状態か
ら、ラッチレバー35が時計方向に回動するのに連れ
て、シャッタ42の前端部42aから離れるため、シャ
ッタ42のX1 方向及びA方向への移動を妨げることが
ない。
【0056】図9に示す状態から、カートリッジ4がわ
ずかにA方向に移動して、ラッチレバー35のカム部3
6bがスライダ15の掛止部15iより離間すると、ラ
ッチレバー35によるスライダ15の係止が解除され
る。これにより、スライダ15はバネ7,19のバネ力
によりB方向に摺動する。
【0057】この際、スライダ15は、ガイド孔15f
がフレーム2の両側に設けられた凹部2c内で摺動自在
に係合されて凹部2cの係合突起2dに上方向の動きを
規制されているとともに、当接部15o〜15rがフレ
ーム2の両側面2a,2bの上端に当接して下方向の動
きを規制されて脱落防止された状態でB方向に摺動す
る。
【0058】図10は、スライダ15の係止が解除され
て、スライダ15がB方向に摺動した状態での、スライ
ダ15とホルダ5の平面図を示している。
【0059】ラッチレバー35には、カム部36bの端
に続く、直線状のカム部36fが形成されている。図9
に示すように、スライダ15の係止が解除される時点
で、カム部36fが、AB方向に対して、小さい傾斜角
(約5度〜7度)を持つように形成されている。
【0060】このため、スライダ15のB方向への摺動
に伴い、カム部36fが掛止部15iによりX2 方向に
押圧されて、ラッチレバー35は、更に時計方向に約3
度回動する。これにより、係合爪37aがシャッタ42
の前端部42aを更にA方向に引込み、カートリッジ4
は、ホルダ5の最奥位置まで完全に引き込まれる。
【0061】カートリッジ4が勢い良く速い速度でA方
向に挿入された場合、カートリッジ4の前端が、ホルダ
5の最奥部に当接したときに、ラッチレバー35の係合
爪37aからシャッタ42に強い力が加わる可能性があ
る。しかし、ホルダ5の最奥部にストッパ5hが設けて
あるため、シャッタ42は、ストッパ5hによりA方向
の移動を規制される。これにより、カートリッジ4がホ
ルダ5の最奥位置に達したときに、シャッタ42がカー
トリッジ本体41から外れることを完全に防止できる。
【0062】また、スライダ15がB方向へ摺動する
と、スライダ15の両側部15b,15cに設けられた
傾斜溝15eには、ホルダ5の両側より突出する突出ピ
ン5dが係合しているため、スライダ15のB方向への
摺動動作とともに突出ピン5dが傾斜溝15eを摺接し
て下方に押圧される。
【0063】これによりホルダ5はディスク挿入・イジ
ェクト位置からディスク装着位置へ降下し、カートリッ
ジ4内の磁気ディスクがターンテーブル22上に載置さ
れる。そして、ホルダ5の降下とともにアーム11がト
ーションバネの押圧力により下方に回動して上側磁気ヘ
ッド12が降下する。
【0064】なお、カートリッジ4のシャッタ42は、
ホルダ5内に挿入される過程でラッチレバー35の係合
爪37aにより全開されており、磁気ディスクがターン
テーブル25に載置されるとともに、磁気ディスクの記
録面に磁気ヘッド12,10が当接する。
【0065】その後、ターンテーブル25がモータ26
により回転駆動されると、磁気ディスクはターンテーブ
ル25とともに回転し、磁気ヘッド10,12により磁
気記録再生される。
【0066】次に、上記構成とされた磁気ディスク装置
1のイジェクト動作につき説明する。上記のように装着
された磁気ディスクをカートリッジ4とともにイジェク
トする際は、まずイジェクト釦17をA方向に押圧す
る。これにより、スライダ15は、A方向に摺動する。
この際、スライダ15は、ガイド孔15fがフレーム2
の両側に設けられた凹部2c内で摺動自在に係合されて
凹部2cの係合突起2dに上方向の動きを規制されてい
るとともに、当接部15o〜15rがフレーム2の両側
面2a,2bの上端に当接して下方向の動きを規制され
て脱落防止された状態でA方向に摺動する。
【0067】スライダ15がA方向に摺動すると、ホル
ダ5は上記ディスクカートリッジ挿入動作と逆の動作に
よりディスク挿入・イジェクト位置へ上昇する。
【0068】又、スライダ15がA方向に移動すると、
ラッチレバー35とスライダ15との間に張設されたコ
イルバネ7が引っ張られてバネ7のバネ力が増大する。
そして、コイルバネ7のバネ力が最も強くなった時点で
掛止部15iによるカム部36bの掛止が解除されるた
め、ラッチレバー35はコイルバネ7のバネ力により勢
い良く回動してカートリッジ4を確実にイジェクトする
ことができる。
【0069】なお、本発明は、磁気ディスク装置に限ら
ず、光磁気ディスク装置等のシャッタを有するカートリ
ッジを装着するディスク装置に適用することができる。
【0070】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
回動部材の係合部がカートリッジのシャッタに当接し始
める位置付近において、係止部が、カートリッジの挿入
方向へのシャッタの移動を規制するため、カートリッジ
が速い速度でホルダ内に挿入された場合でも、シャッタ
がカートリッジ本体から外れることを防止することがで
きる。また、係合爪と係止爪によりシャッタの端部を挟
む構造であるため、簡単な構造で、確実に、シャッタの
移動を規制して、シャッタが外れることを防止すること
ができる。
【0071】請求項2の発明によれば、係合爪と係止爪
によりシャッタの端部を挟む構造であるため、簡単な構
造で、確実に、シャッタの移動を規制して、シャッタが
外れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディスク装置の一実施例の分解斜
視図である。
【図2】ホルダとスライダを組み合わせた状態の平面図
である。
【図3】ラッチレバーの上面図である。
【図4】図3中、G方向を見たラッチレバーの側面図で
ある。
【図5】ラッチレバーの裏面図である。
【図6】係合部材付近の、拡大した上面図である。
【図7】係合部材付近の、拡大した側面図である。
【図8】係合爪がシャッタを開き始める状態を示す図で
ある。
【図9】シャッタが全開されたときの、ラッチレバーと
カートリッジ付近の説明図である。
【図10】スライダがB方向に移動した状態での、スラ
イダとホルダの平面図である。
【図11】カートリッジのシャッタ付近の平面図であ
る。
【図12】カートリッジのシャッタ付近の断面図であ
る。
【図13】従来の一例の磁気ディスク装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 フレーム 4 磁気ディスクカートリッジ 5 ホルダ 8 磁気ヘッド部 9 キャリッジ 10 下側磁気ヘッド 11 アーム 12 上側磁気ヘッド 15 スライダ 16 シールドカバー 17 イジェクト釦 19 バネ 21 当接防止部材 25 ターンテーブル 35 ラッチレバー 36 レバー本体 36b カム部 36c バネ掛け孔 36d 軸孔 36f カム部 37 係合部 37a 係合爪 37b 係止爪 41 カートリッジ本体 41c 溝 42 シャッタ 42c,42d ツメ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体が収容されたカート
    リッジがホルダ内に挿入されるのに伴い、前記ホルダに
    設けた回動部材の係合部により前記カートリッジのシャ
    ッタが開かれ、前記カートリッジが所定位置に装着され
    るディスク装置において、前記回動部材の先端に設けた係合部に近接して配設さ
    れ、前記係合部が前記シャッタに当接し始める位置付近
    にあるときに、前記カートリッジの挿入方向への前記シ
    ャッタの移動を規制する係止部を設け、 前記係合部は、前記回動部材の先端から突出し、前記シ
    ャッタの端部裏側に当接する係合爪で構成され、 前記係止部は、前記回動部材の先端から突出し、前記係
    合爪と夾角をなし、前記シャッタの前端部において当接
    する係止爪で構成されたことを特徴とするディスク装
    置。
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