JP2606039B2 - 係止機構 - Google Patents

係止機構

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JP2606039B2
JP2606039B2 JP3347213A JP34721391A JP2606039B2 JP 2606039 B2 JP2606039 B2 JP 2606039B2 JP 3347213 A JP3347213 A JP 3347213A JP 34721391 A JP34721391 A JP 34721391A JP 2606039 B2 JP2606039 B2 JP 2606039B2
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能郎 廣瀬
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は係止機構に係り、特に押
圧操作を繰り返すことにより係止又は係止解除できるよ
う構成した係止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば可撓性の磁気ディスクが収納され
たディスク収納ケース(以下収納ケースという)を装着
されて磁気記録再生を行う磁気ディスク装置において
は、被装着体としての収納ケースを装置内に装着するた
め収納ケースを挿入されるホルダと、収納ケースの挿入
動作によりラッチレバーによる係止を解除されて摺動す
るスライダとよりなる装着装置を有していた。スライダ
はホルダとターンテーブルを回転自在に支持するフレー
ムとの間に摺動自在に設けられており、フレームに植設
されたガイドピンにより摺動方向を規制されていた。
又、フレーム上には収納ケース挿入前上記スライダを係
止し、収納ケース挿入とともにスライダの係止を解除す
るイジェクト機構が設けられていた。このイジェクト機
構はスライダを係止する係止機構として機能しており、
スライダの先端に設けられたイジェクト釦が押圧された
とき、ホルダが装着位置から挿入・イジェクト位置へ上
昇し、さらにラッチレバーが収納ケースをイジェクト方
向に押圧しながらスライダを係止する位置に復帰する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
係止機構を有する記録媒体装着装置では、装置前面の前
面パネルにディスク収納ケースが挿入される挿入口、イ
ジェクト操作を行うためのイジェクト釦、記録再生時に
点灯するLED用のレンズが配設されており、このイジ
ェクト釦により装置の小型化、薄型化が制約されてい
た。
【0004】又、イジェクト釦を小さくすることにより
前面パネルをより小型化、薄型化することが考えられる
が、その場合、イジェクト操作がやりにくくなってしま
う。
【0005】しかも、従来の装着装置では、イジェクト
釦が挿入口の下方等に配設されているため、イジェクト
釦を押圧すると挿入口から飛び出した収納ケースが指先
に当たるといった不都合もある。そこで、本発明は上記
課題を解決した係止機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、掛止部を有し
回動自在に支承された第1のレバーと、該第1のレバー
と同軸的に支承された第2のレバーと、前記第1のレバ
ーと第2のレバーとを夫々互いに重なり合うように反対
方向に回動附勢する附勢部材と、押圧前ハッチ位置に回
動附勢されており、前記押圧により回動し前記第2のレ
バーを前記附勢部材に抗して回動させるラッチレバー
と、前記押圧時、前記第1のレバーの掛止部を係止し、
再度押圧されたとき前記第1のレバーの係止を解除する
係止部材と、前記係止部材の係止解除により前記第1の
レバーが前記附勢部材の附勢力により回動することによ
り前記ラッチレバーにラッチされる位置へ移動する移動
部材と、よりなる。
【0007】
【作用】1回目の押圧操作により附勢部材の附勢力が増
大して係止状態となり、2回目の押圧操作により係止が
解除されて附勢力が解放される。
【0008】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる係止機構の一実
施例が適用された記録媒体装着装置を示す。
【0009】各図中、磁気ディスク装置1はフレーム2
上にヘッドキャリッジ3を設けてなり、可撓性の磁気デ
ィスクが収納されたディスク収納ケース4が装着される
とヘッドキャリッジ3がディスク半径方向(X方向)に
移動しながら磁気ヘッド(図示せず)をディスク記録面
に摺接させて磁気記録再生を行う。
【0010】尚、フレーム2の前端には前面パネル5が
取付けられている。この前面パネル5には後述するよう
にディスク収納ケースが挿入される挿入口6とLED表
示用レンズ7とが配設されているだけで、イジェクト釦
が設けられていない。そのため、前面パネル5は従来
(イジェクト釦を有するもの)よりも横幅寸法及び厚さ
寸法が小さくなって小型化、薄型化が図られている。
【0011】又、フレーム2は例えばアルミ合金ダイカ
スト製で、ヘッドキャリッジ3及び磁気ディスクを回転
駆動するターンテーブル(図示せず)等が配設された平
面部2aと、平面部2aの両側に起立する側壁2b,2
cとよりなる。
【0012】側壁2b,2cには第1〜第3のガイド溝
8,9,10が穿設されている。
【0013】又、図3,図4に示す如く、フレーム2の
平面部2a上にはディスク収納ケース4の装着高さ位置
を位置決めするための円柱状のボス2a1 〜2a4 が突
出している。
【0014】又、図6(A),(B)に示す如く後側の
ボス2a3 ,2a4 上にはディスク収納ケース4の孔4
aに嵌合して前後方向(X1 ,X2 方向)の装着位置
(記録再生位置)を位置決めする突起26が突出してい
る。この突起26は円錐状の前側(X2 方向側)を削除
されたような形状であり、前側に垂直な壁面26aを有
する。これは、後述するイジェクト操作時、ディスク収
納ケース4が装着位置からX1 方向へ移動できるように
するためである。
【0015】又、上記ガイド溝8,10を下部は後述す
るホルダ12の突出ピン15,16がイジェクト操作時
にX1 方向に移動できるようにX1 方向に延びる三角形
状の切欠8a,10aが設けられている。
【0016】そして、フレーム2上にはディスク収納ケ
ースを装着するための装着装置11が設けられている。
この装着装置11は、ディスク収納ケース4が挿入され
るホルダ12と、スライド動作によりホルダ12を昇降
させて挿入・イジェクト位置(非記録再生位置)又は記
録再生位置へ移動させるスライダ(移動部材)13と、
ディスク収納ケース4の挿入動作により後述するように
スライダ13の係止を解除し、ディスク収納ケース4が
押圧操作されるとスライダ13を復帰させながらディス
ク収納ケース4をイジェクト方向に押圧するイジェクト
機構(係止機構)14とよりなる。
【0017】ホルダ12は天板12aの両側にコ字状に
折曲された側板12b,12cを有し、天板12a,側
板12b,12cに囲まれた空間内にディスク収納ケー
ス4が挿入される挿入部12dを有する。ホルダ12の
天板12aはヘッドキャリッジ3が進入するための長方
形状の開口12eと、イジェクト機構14が進入するた
めの開口12fとが設けられている。
【0018】又、ホルダ12の側板12b,12cには
夫々一対の突出ピン15,16が横方向に突出してい
る。この突出ピン15,16はフレーム2の側壁2b,
2cに設けられた第1,第3のガイド溝8,10に嵌合
し、ホルダ12が挿入・イジェクト位置又は装着位置に
昇降できるようにガイドする。
【0019】さらに、ホルダ12の側板12b,12c
に設けられた一対の突出ピン15と16との中間位置に
は板バネ17が傾斜するように組付けられている。尚、
板バネ17の上端17aはホルダ12の天板12aに固
定され、下端17bは自由端でありイジェクト方向(X
2 方向)に弾性変形可能に延在している。
【0020】スライダ13はホルダ12の上方に重なる
ように配設され、上方から見るとU字状に形成された天
板13aと、天板13aの両側より下方に折曲された一
対の側板13b,13cとよりなる。尚、側板13b,
13cはその下端にフレーム2の平面部2aに摺接する
半円形状の摺接部13b1 ,13c1 を有する。
【0021】この側板13b,13cには前述したスラ
イダ13の突出ピン15,16が貫通する傾斜溝18,
19が穿設されている。この傾斜溝18,19は図5に
示すようにディスク挿入方向(X1 方向)へ移るにつれ
て下方延在するように設けられている。そのため、傾斜
溝18,19を貫通する突出ピン15,16は、スライ
ダ13がX2 方向にスライドすると相対的に降下してホ
ルダ12を装着位置へ降下させる。その際突出ピン1
5,16は上記板バネ17の押圧力によりガイド溝8,
10の前方(X2 方向)の垂直な壁に摺接しながら垂下
方向に降下する。又、スライダ13は天板13aのX1
方向に延在する両腕部13a1 ,13a 2 の内側にバネ
掛止部20,21を有し、上方からみて右側の腕部13
2 の先端には下方に折曲された係止部22とL字状の
フック23とが設けられている。
【0022】このL字状のフック23と腕部13aとの
端部との内側角部には傾斜カム23aが設けられてい
る。ディスク収納ケース4がイジェクトされる際、後述
するイジェクト機構14の第1のレバー31の回動によ
り第1のレバー31の当接ピン31iが上記傾斜カム2
3aに当接する。そのため、スライダ13は傾斜カム2
3aが当接ピン31iに押圧されることにより、スライ
ダ13のストロークを変えずに第1のレバー31の回動
角度を小さくできるので、第1のレバー31を附勢する
トーションバネ36のバネ力の設定が楽になり、トーシ
ョンバネ36を無理に弾性変形させて破壊してしまうこ
とを防止できる。
【0023】又、傾斜カム23aを設けることにより第
1のレバー31とスライダ13との遊びが減り、イジェ
クト動作のロスが減少してイジェクト動作がスムーズに
行なえる。
【0024】さらに、ホルダ12の右側の側板12cに
は図4に示す如く、ディスク収納ケース4が誤った向き
で挿入されることを阻止する傾斜面12bが設けられて
いる。
【0025】この傾斜面12bはディスク収納ケース4
の前端右側角部のみに網けられた面取部4bと対応する
ように形成されている。従って、ディスク収納ケース4
が正しい向きでホルダ12に挿入された場合、ディスク
収納ケース4は前端に設けられた面取部4bが傾斜面1
2bに当接する位置まで挿入できる。
【0026】しかし、ディスク収納ケース4が誤った向
きで挿入された場合、ディスク収納ケースは面取部4b
以外の角部が上記ホルダの傾斜面12bに当接してホル
ダ12内への挿入を阻止される。
【0027】さらに、操作者が誤挿入に気付かず、ディ
スク収納ケース4を挿入方向に押圧すると、スライダ1
3に設けられた板バネ17が弾性変形してホルダ12及
びスライダ13が挿入方向(X1 方向)にピン15,1
6と溝8,10とのクリアランス分移動する。
【0028】その際、板バネ17の弾撥力が増大するた
め、ディスク収納ケース4を押圧する操作力が大とな
り、操作者はディスク収納ケース4の挿入方向が誤って
いることに気付く。よって、上記板バネ17のバネ力に
より誤挿入が防止される。
【0029】24,25はコイルバネで、一端がスライ
ダ13のバネ掛止部20,21に掛止され、他端がスラ
イダ13を覆うホルダ12の掛止部12f,12gに掛
止されている。よって、スライダ13はコイルバネ2
4,25の引張力によりX2 方向に附勢されている。上
記ホルダ12及びスライダ13によりディスク収納ケー
ス4をホルダ12とともに移動させる移動機構11Aが
構成されている。
【0030】ここで、上記イジェクト機構14の構成に
ついて図7乃至図13を併せ参照して説明する。
【0031】図7及び図8に示す如く、イジェクト機構
14は大略ディスク収納ケース4の前端が当接するラッ
チレバー30と、第1〜第4のレバー31〜34と、各
レバー31〜34を附勢するバネ35〜40とよりな
る。
【0032】ラッチレバー30は図9(A)〜(C)に
示す如く、フレーム2の軸41により支承されるように
横方向からみてコ字状とされた軸受部30aと、軸受部
30aより延在する板バネ状の当接部30bと、この当
接部30bの途中より横方向に突出する円弧状のラッチ
部30cと、軸受部30aより当接部30bとほぼ直交
する方向に延在する爪部30dとよりなる。又、ラッチ
レバー30はフレーム2上の軸41に巻回されたトーシ
ョンバネ35の弾撥力によりA1 方向に附勢されてい
る。
【0033】尚、ラッチレバー30の当接部30bの先
端部はディスク収納ケース4の前端に当接するため、R
形状となるように湾曲している。又、ラッチ部30cは
前述したスライダ13の係止部22に係合してスライダ
13がX2 方向にスライドすることを阻止する。イジェ
クト時ラッチレバー30はトーションバネ35とともに
当接部30bがディスク収納ケース4をイジェクト方向
(非記録再生位置)に復帰させる復帰機構30Aを構成
している。
【0034】第1のレバー31は図10(A)〜(C)
に示す如く、互いに平行に配された上板31aと下板3
1bとを垂直板31cにより結合してなり、横方向から
見るとコ字状に形成されている。上板31a及び下板3
1bの垂直板31c近傍にはフレーム2上の軸42が嵌
合する孔31d,31eが穿設されており、下板31の
先端部の側方には鉤状の係止爪31fが突出している。
又、上板31aの側部及び先端には第1,第2の係止部
31g,31hが垂下している。
【0035】さらに、上板31aの上面にはスライダ1
3のフック23に当接する当接ピン31iが起立してい
る。
【0036】図8に示すように、軸42にはトーション
バネ(附勢部材)36が巻回されており、その一端が第
1の係止部31gに当接する。又、第1のレバー31は
フレーム2上のピン43に掛止されたコイルバネ37の
他端が第1の係止部31gに係止され、B1 方向に回動
附勢されている。
【0037】第2のレバー32は図11(A),(B)
に示す如く、前述した軸42が挿通されて軸承される円
筒状の中空軸32aと、中空軸32aが下方から圧入さ
れたベース32bと、ベース32bの下面に植設された
軸32cに設けられたローラ32dと、ベース32bよ
り上方に切り起こされた突部32e〜32gとよりな
る。
【0038】この第2のレバー32は図7,図8に示す
ように軸40により第1のレバー31と同軸的に支承さ
れており、第2のレバー32の上方に第1のレバー31
が重ねられている。
【0039】軸42に巻回されたトーションバネ36は
一端が第1のレバー31の係止部31gに当接し、他端
が第2のレバー32の突部32gに当接しており、第1
のレバー31をB2 方向に附勢するとともに第2のレバ
ー32をB1 方向に附勢している。又、コイルバネ38
は一端が第1のレバー31の係止部31bに掛止され、
他端が第2のレバー32の突部32fに掛止されてい
る。そのため、第1,第2のレバー31,32はこのコ
イルバネ38の引張力によっても夫々互いに重なり合う
ようにB2 ,B1 方向に附勢されている。
【0040】第3のレバー(係止部材)33は図12
(A),(B)に示す如く、フレーム2上の軸44が挿
通される軸受部33aと、軸受部33aの上端に固着さ
れたベース33bと、ベース33bより上方に起立する
係止部33cと、ベース33bより下方に折曲された突
起33dとよりなる。
【0041】又、第3のレバー33の軸受部33aには
トーションバネ39が巻装されており、このトーション
バネ39の一端は突起33dに当接し、他端はフレーム
2上の突起45に係止されている。
【0042】第3のレバー33はこのトーションバネ3
9の弾撥力によりC1 方向に附勢され、係止部33cを
第1のレバー31の係止爪31fを係止するロック位置
に回動する。
【0043】第4のレバー34は図13(A),(B)
に示す如く、フレーム2上の軸46に支承されたベース
34aと、ベース34aの一方の腕部34a1 より起立
する当接部34bと、ベース34aの他方の腕部34a
2 の先端に延在する当接部34cと、腕部34a2 の途
中に穿設された孔34dとよりなる。又、ベース34a
の底面にはフレーム2上に摺接する突起34e,34f
が半打加工により突出している。
【0044】図8に示す如く、コイルバネ40は一端が
フレーム2上のピン47に掛止され、他端が第4のレバ
ー34の孔34dに掛止されている。そのため、第4の
レバー34はコイルバネ40の引張力によりD1 方向に
附勢されている。尚、第4のレバー34はフレーム2上
のストッパピン48に当接し、その当接位置に保持され
ている。又、第4のレバー34の当接部34cは第3の
レバー33の係止部33cに近接している。
【0045】ここで、上記構成になる装着装置の動作に
ついて説明する。
【0046】図2及び図14に示す如く、前面パネル5
にはディスク収納ケース4が挿入される挿入口6が開口
しており、挿入口6の中央部には上下方向に大きく開口
する開口部6aが設けられている。
【0047】まずディスク装着動作について図15乃至
図18を併せ参照して説明し、その後イジェクト動作に
ついて説明する。尚、図15,図17,図18では各部
材の動作をわかりやすくするため各バネ35〜40を省
略してある。 (1) ディスク装着動作 ディスク収納ケース4は前端4aを先頭にして挿入口6
に挿入される。従って、ディスク収納ケース4をX1
向に押圧しながら挿入口6に挿入すると、ディスク収納
ケース4はホルダ12の挿入部12d内に進入し、両側
を側板12b,12cに保持される。ディスク収納ケー
ス4が挿入・イジェクト位置のホルダ12内の奥部まで
挿入されると、前端4aがイジェクト機構14のラッチ
レバー30の当接部30bに当接する。さらに、ディス
ク収納ケース4がX1 方向に押圧されると、ディスク収
納ケース4はラッチレバー30の当接部30bを同方向
に押圧しラッチレバー30をA2 方向に回動させる。こ
れにより、ラッチレバー30をA1 方向に附勢するトー
ションバネ35はより捩られて弾撥力を蓄えた状態に弾
性変形する。
【0048】又、ラッチレバー30がA2 方向に回動す
ることにより、爪部30dが第2のレバー32のローラ
32dを同方向に押圧し、第2のレバー32をB2 方向
に回動させる。
【0049】しかし、第1のレバー31の係止爪31f
が第3のレバー33の突起33dに係止されているた
め、第1のレバー31と第2のレバー32とが相対的に
回動して、第1,第2のレバー31,32間に設けられ
たトーションバネ36,コイルバネ38のバネ力が増大
する。よって、トーションバネ36及びコイルバネ38
は弾性変形して弾撥力が増大した状態で保持される。
【0050】尚、挿入前(イジェクト時)は図8に示す
ようにスライダ13がラッチレバー30により係止され
ている。
【0051】ラッチレバー30が約60度A2 方向に回
動すると、図15に示す如く、円弧状のラッチ部30c
がスライダ13の係止部22より離間する。そのため、
スライダ13はバネ24,25の引張力によりX2 方向
にスライドする。スライダ13の傾斜溝18,19に嵌
合するピン15,16がスライダ13のX2 方向へのス
ライド動作により下方向に移動する。そのため、ディス
ク収納ケース4が挿入されたホルダ12は装着位置に降
下する。その際ディスク収納ケース4はフレーム2上の
ボス2a1 〜2a4 上に載置され、且つ図6(B)に示
すように孔4aがボス2a3 ,2a4 上の突起26に嵌
合する。これで、ディスク収納ケース4は所定装着位置
に位置決めされ、磁気記録再生可能となる。 (2) イジェクト動作 ディスク装着時は図16に示す如く、ディスク収納ケー
ス4(1点鎖線で示す)は挿入口6より低い位置に装着
されている。しかし、前面パネル5の中央には開口部6
aが設けられ、ディスク収納ケース4の後端が開口部6
aより露出している。
【0052】磁気記録再生終了後、イジェクトする際
は、前面パネル5の開口部6aよりディスク収納ケース
4の後端をディスク挿入方向(X1 方向)に押圧する。
【0053】尚、ディスク収納ケース4の孔4aは図6
に示す如くボス2a3 ,2a4 上の突起26の壁面26
aに当接するまでX1 方向に移動でき、しかもホルダ1
3の突出ピン15,16はフレーム2のガイド溝8,1
0の切欠8a,10a内でX 1 方向に移動できるので、
ディスク収納ケース4はホルダ12と共にX1 方向に移
動できる。
【0054】装着位置のディスク収納ケース4がX1
向に変位すると、図17に示すようにラッチレバー30
がさらにA2 方向に押圧されて第4のレバー34の当接
部34bに当接し、これを押圧する。
【0055】そのため、第4のレバー34はD2 方向に
回動して当接部34cを第3のレバー33に押圧する。
これにより、第3のレバー33はC2 方向に回動して第
1のレバー31の係止爪31fの係止を解除する。
【0056】よって、第1のレバー31は上記の如く装
着動作により弾撥力が増大されたトーションバネ36,
コイルバネ38のバネ力によりB2 方向に回動して当接
ピン31iをスライダ13の傾斜カム23aに当接させ
る。
【0057】第1のレバー31を回動附勢するバネ力
は、前述したように第2のレバー32の回動によりスラ
イダ13を附勢するバネ24,25のバネ力よりも大き
いため、スライダ13はX1 方向にスライドする。これ
により、ホルダ12は装着時とは逆の動作により挿入・
イジェクト位置へ上昇する。
【0058】図18に示す如く、スライダ13がイジェ
クト位置に復帰すると、係止部22がラッチレバー30
のラッチ部30cを通り過ぎるため、ラッチレバー30
は挿入操作時に弾性変形されたトーションバネ35のバ
ネ力によりA1 方向に回動する。
【0059】ラッチレバー30はA1 方向に回動しなが
らディスク収納ケース4をX2 方向にイジェクトする。
よって、ホルダ12内のディスク収納ケース4は挿入口
6よりX2 方向に押し出される。これで、イジェクト機
構14は図8に示すイジェクト状態に復帰する。
【0060】このように、ディスク収納ケース4を押圧
するだけでイジェクトできるので、従来のイジェクト釦
が不要になりその分前面パネル5の小型化、薄型化が図
られている。しかも、前面パネル5の中央部に設けられ
た開口部6aがイジェクト釦に比べてかなり大きいた
め、イジェクト操作が容易に行える。
【0061】尚、上記実施例では磁気ディスク装置のイ
ジェクト機構として用いられた係止機構を一例として説
明したが、本発明はこの実施例に限るものではなく、例
えばテープカセット、ICカード、光ディスクあるいは
記録媒体以外の被装着体が装着される装置等にも広く適
用することができ、さらにはプッシュプッシュ式のスイ
ッチのように押圧操作の繰り返しにより係止又は係止解
除される装置にも適用できる。
【0062】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる係止機構は、
押圧操作することにより附勢部材の附勢力が増大して係
止状態となり、再度押圧されると係止解除となって、附
勢力が解放されるため、プッシュプッシュ式の機構とし
て広く使用でき、しかも操作力が小さくて容易に操作で
きる。さらに、記録媒体装着装置に適用した場合、イジ
ェクト釦を不要にして装置前面の小型化、薄型化を図る
ことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる係止機構の一実施例が適用された
記録媒体装着装置の斜視図である。
【図2】本発明の係止機構が適用された磁気ディスク装
置の斜視図である。
【図3】フレーム、スライダ、ホルダを示す分解斜視図
である。
【図4】磁気ディスク装置の平面図である。
【図5】磁気ディスク装置の側面図である。
【図6】ディスク収納ケースが載置されるフレーム上の
ボスを示す図である。
【図7】イジェクト機構の斜視図である。
【図8】ディスク収納ケース挿入前のイジェクト機構を
示す平面図である。
【図9】イジェクト機構のラッチレバーを示す図であ
る。
【図10】イジェクト機構の第1のレバーを示す図であ
る。
【図11】イジェクト機構の第2のレバーを示す図であ
る。
【図12】イジェクト機構の第3のレバーを示す図であ
る。
【図13】イジェクト機構の第4のレバーを示す図であ
る。
【図14】ディスク収納ケースの挿入状態を示す正面図
である。
【図15】ディスク収納ケース挿入時のイジェクト機構
の動作を示す平面図である。
【図16】ディスク収納ケースが装着された状態を示す
正面図である。
【図17】ディスク収納ケースをイジェクトする際の動
作を示す平面図である。
【図18】ディスク収納ケースがイジェクトされたとき
の動作を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 フレーム 3 ヘッドキャリッジ 4 ディスク収納ケース 5 前面パネル 6 挿入口 8〜10 ガイド溝 11 装着装置 12 ホルダ 13 スライダ 14 イジェクト機構 15,16 突出ピン 17 板バネ 18,19 傾斜溝 22 係止部 23 フック 30 ラッチレバー 31〜34 第1〜第4のレバー 35〜40 バネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛止部を有し回動自在に支承された第1
    のレバーと、 該第1のレバーと同軸的に支承された第2のレバーと、 前記第1のレバーと第2のレバーとを夫々互いに重なり
    合うように反対方向に回動附勢する附勢部材と、 押圧前ラッチ位置に回動附勢されており、前記押圧によ
    り回動し前記第2のレバーを前記附勢部材に抗して回動
    させるラッチレバーと、 前記押圧時、前記第1のレバーの掛止部を係止し、再度
    押圧されたとき前記第1のレバーの係止を解除する係止
    部材と、 前記係止部材の係止解除により前記第1のレバーが前記
    附勢部材の附勢力により回動することにより前記ラッチ
    レバーにラッチされる位置へ移動する移動部材と、 よりなることを特徴とする係止機構。
JP3347213A 1991-12-27 1991-12-27 係止機構 Expired - Lifetime JP2606039B2 (ja)

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