JP3714110B2 - 記録媒体装填装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体装填装置に係り、特に外部からの衝撃にも耐えられるように耐衝撃性を高めるよう構成した記録媒体装填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パーソナルコンピュータあるいはワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録または再生する手段として磁気ディスク装置(記録媒体記録再生装置)を装備している。そして、磁気ディスク装置としては、例えば特開平8−55402号公報にみられるように、記録媒体としてのディスクカートリッジが装填されると、ディスクカートリッジ内に収容された磁気ディスクが回転駆動されると共に、磁気ヘッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生を行うよう構成されたものがある。
【0003】
また、上記磁気ディスク装置は、ディスクカートリッジを装填位置(磁気ディスクに対し記録再生処理が行われる位置)と挿入・イジェクト位置(ディスクホルダに対しディスクカートリッジが挿入またはイジェクトされる位置)との間で移動させる記録媒体装填装置を有している。
【0004】
この記録媒体装填装置は、ディスクカートリッジが挿入される挿入・イジェクト位置またはディスクカートリッジが記録再生可能な装填位置に移動可能に設けられたディスクホルダと、ディスクカートリッジの挿入操作により摺動動作を行ってディスクホルダを挿入・イジェクト位置から装填位置へ移動させるスライダと、ディスクホルダが挿入・イジェクト位置にある時にスライダを係止すると共にディスクカートリッジの挿入操作によりスライダの係止を解除するラッチレバー等を有した構成とされている。
【0005】
上記構成とされた記録媒体装填装置において、ディスクカートリッジが挿入されると、ラッチレバーがディスクカートリッジの端部に押圧されて回動し、これに伴いラッチレバーによるスライダの係止が解除される。これにより、スライダーはコイルバネのバネ力で移動し、これに伴ってディスクホルダは装填位置に向けて移動する。よって、ディスクホルダに収納されたディスクカートリッジは装填位置に移動され、ディスクカートリッジ内の磁気ディスクはターンテーブル上にチャッキングされる。
【0006】
また、上記のように構成された記録媒体装填装置では、ディスクホルダがカートリッジ挿入・イジェクト位置にあるとき磁気ヘッドを支持するヘッドアームを磁気ディスクから離間させ、ディスクホルダがカートリッジ装填位置に移動したとき磁気ヘッドを磁気ディスクに摺接させるヘッドキャリッジを有する。ヘッドキャリッジに設けられたヘッドアームは、板ばねにより回動可能に支持されており、ディスクホルダの昇降動作に連動して磁気ヘッドをディスクカートリッジの磁気ディスクに摺接する記録再生位置、あるいは磁気ヘッドを磁気ディスクから離間させるように動作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように構成された記録媒体装填装置では、ディスクカートリッジが装填された状態で通常考えられている以上に大きな衝撃が加えられた場合、記録再生位置に付勢されたヘッドアームが付勢力以上の衝撃を受けて磁気ヘッドを磁気ディスクから離間させるように動作した後、板ばねのバネ力により磁気ヘッドを磁気ディスクに当接させるように復帰動作することがある。
【0008】
その場合、ヘッドアームの先端に支持された磁気ヘッドは、磁気ディスクから離間方向に移動した後、磁気ディスクに衝突することになり、磁気ディスクの表面(記録面)を損傷させてしまうといった問題が生じる。
【0009】
そこで、本発明は上記問題を解決した記録媒体装填装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
【0011】
上記請求項1記載の発明は、上記記録媒体装填装置において、ディスクカートリッジがディスクホルダに挿入された状態でカートリッジ装填位置にあるとき、ヘッドアームがディスク状記憶媒体から所定距離以上離間しないようにヘッドアームの変位を規制する規制部材を備えてなることを特徴としたものであり、ディスクカートリッジが記録再生可能な位置に装填されているときは、過大な衝撃が加えられてもヘッドアームの変位が規制されて磁気ヘッドが磁気ディスクに衝突することを防止できる。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置にあるとき、前記規制部材を前記下方に起立した位置に動作させ、前記ディスクホルダが前記カートリッジ挿入・イジェクト位置にあるとき前記規制部材の前記下方に起立した位置への動作を解除するアームを備えたことを特徴としたものであり、簡単な構成でヘッドアームを規制する位置に規制部を回動動作させることができる。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、前記ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置から前記カートリッジ挿入・イジェクト位置に変位するとき、前記当接部から前記アームが離間して前記規制部の下方に起立した位置への動作を解除し、前記規制部が前記ヘッドアームに押圧されて水平な位置に変位することを特徴としたものであり、簡単な構成で規制部を水平な位置に動作させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施例の形態による記録媒体装填装置10のディスクカートリッジ挿入前の状態を示す平面図である。また、図2は記録媒体装填装置10のディスクカートリッジ装填状態を示す平面図である。尚,図1及び図2において、ヘッドアーム規制機構60の構成及び配置を分かりやすくするため、天板15が省略してある。
【0016】
図1及び図2に示されるように、本実施例に係る記録媒体装填装置10は、ディスクカートリッジ20の装填動作を緩衝するダンパー機構17がディスクホルダ12に設けられている。また、ディスクホルダ12の後部下方には、ヘッドキャリッジ18が矢印X1,X2方向に移動可能に設けられている。
【0017】
図3(A)はディスクホルダのディスクカートリッジ挿入前の状態を示す平面図、図3(B)はディスクホルダのディスクカートリッジ装填状態を示す平面図である。また、図4(A)はディスクカートリッジ挿入前の状態を示す側面図、図4(B)はディスクカートリッジ装填状態を示す側面図である。
【0018】
ヘッドキャリッジ18は、ディスクカートリッジ20の挿入操作によりディスクホルダ12が挿入・イジェクト位置(図3(A)参照)から装填位置(図3(B)参照)に移動するのに連動して上側の磁気ヘッド19を支持するヘッドアーム18aを回動させる。
【0019】
ヘッドアーム18aは、ディスクカートリッジ20がディスクホルダ12に挿入される前は、上昇してディスクカートリッジ20の挿入を妨げない位置(図4(A)参照)にあり、ディスクホルダ12が装填位置に降下するとともに磁気ヘッド19をディスクカートリッジ20内の磁気ディスク21に摺接する記録再生位置(図4(B)参照)に移動させる。
【0020】
ヘッドキャリッジ18は、上記ヘッドアーム18aと、下側の磁気ヘッド19を支持し矢印X1,X2方向に移動可能に設けられたキャリッジベース18bと、一端がキャリッジベース18bに保持され他端がヘッドアーム18aに結合された板バネ18cとを有する。
【0021】
天板15の下面には、本発明の要部を構成するヘッドアーム規制機構60が設けられている。このヘッドアーム規制機構60は、ディスクカートリッジ20がディスクホルダ12に挿入された状態でヘッドアーム18aの回動位置を規制するものである。
【0022】
図5乃至図7に示されるように、ヘッドアーム規制機構60は、ヘッドアーム18aの回動位置を規制するストッパアーム62と、ストッパアーム62を揺動可能に支持する支持プレート64とからなる。支持プレート64は、天板15の下面に係止された取付状態でストッパアーム62を支持する。また、ストッパアーム62は、ダンパー機構17のダンパーアーム35の突出部35hに当接して押圧されると、ヘッドアーム18aの回動位置を規制する規制状態に動作し、ディスクカートリッジ20がイジェクトされてヘッドアーム18aが上昇するのに連動して規制解除状態に動作する。
【0023】
図5はストッパアーム62の構成を説明するための図であり、(A)はストッパアーム62の平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【0024】
図5(A)〜(C)に示されるように、ストッパアーム62は、バネ用ステンレスあるいはピアノ線等の線材により形成されており、回動軸となる第1、第2の軸62a、62bと、軸62a、62bの間でコ字状に突出する規制部62cと、第2の軸62bの端部より直角に曲げられた当接部62dとを有する。
【0025】
規制部62cの軸方向の幅寸法L1は、少なくともヘッドキャリッジ18の移動範囲をカバーする長さに形成されており、規制部62cがヘッドアーム18aから外れないように形成されている。また、規制部62cと当接部62dとは、突出方向が異なっており、軸方向からみると所定角度α(例えば、α=47度)で開いている(図5(C)参照)。
【0026】
第1、第2の軸62a,62bは、天板15の下面に形成された溝15gに嵌合するように取り付けられ、支持プレート64がこの溝15gを塞ぐことにより回動可能に保持される。また、規制部62cは、ディスクカートリッジ20の挿入操作により当接部62dにダンパーアーム35の突出部35hが当接して押圧されると、ヘッドアーム18aに当接するように下方に起立し(図4(B)参照)、ディスクカートリッジ20のイジェクト動作によりダンパーアーム35の突出部35hが当接部62dから離間することによりヘッドアーム18aに押圧されて水平状態に復帰する。
【0027】
そのため、ストッパアーム62は、ディスクカートリッジ20が装填された記録再生状態のとき、通常、規制部62cがヘッドアーム18aに接触しない位置にあるが、過大な衝撃が加えられた場合には、ヘッドアーム18aが規制部62cに当接して上方に移動できないように規制する。その結果、衝撃によるヘッドアーム18aのばたつきが防止され、磁気ヘッド19が磁気ディスク21に衝突することが防止される。
【0028】
さらに大きな衝撃が印加されたときは、ヘッドアーム18aの上面に対して規制部62cが傾斜しているため、ヘッドアーム18aが規制部62cを上方に強く押圧し、軸62a,62bに対して規制部62cを上方に弾性変形(捩れ弾性)させる。これにより、ヘッドアーム18aは、規制部62cの弾性変形により上方への加速度が減速されて衝撃が緩和される。
【0029】
さらに、ストッパアーム62がダンパーアーム35の回動動作によりヘッドアーム18aの回動規制及び規制解除をディスクカートリッジ20の挿入操作及びイジェクト操作に連動させることができるので、ディスクカートリッジ20が装填された状態での磁気ヘッド19の衝突による磁気ディスク21の損傷事故を確実に防止できる。
【0030】
また、ストッパアーム62は、ディスクカートリッジ20の装填によりダンパーアーム35の突出部35hが当接部62dを押圧して規制部62cがヘッドアーム18aの移動を規制し、ディスクカートリッジ20のイジェクトによりヘッドアーム18aに押圧されて復帰するように設けられているので、バネなどで付勢する必要がなく、その分負荷が小さくイジェクト力の増大や磁気ディスク21のチャッキング力の減少がなくディスクカートリッジ20の装填・イジェクト動作がスムーズに行える。
【0031】
図6(A)〜(C)は支持プレート64の構成を説明するための平面図、正面図、側面図である。また、図7はヘッドアーム規制機構60の分解斜視図である。
【0032】
図6(A)〜(C)及び図7に示されるように、支持プレート64は、薄い板金からなり、天板15に形成された第1乃至第3係止孔66〜68に係止される第1乃至第3係止爪64a〜64cが一対ずつ切り起こされている。また、係止爪64aと係止爪64bとの間には、係止孔66の縁部に当接して係止爪64a〜64cを係止方向に押圧して前後方向(矢印X1,X2方向)の係止位置に保持する押圧片64dが設けられている。
【0033】
さらに、係止爪64bと係止爪64cとの間には、ストッパアーム62の規制部62cが当接する第1ストッパ64eが設けられている。また、支持プレート64の端部には、ストッパアーム62の当接部62dが回動位置で当接する第2ストッパ64fが所定角度傾斜して設けられている。
【0034】
図8はヘッドアーム規制機構60の取付状態を上方からみた斜視図である。また、図9はヘッドアーム規制機構60の取付状態を下方からみた底面図である。図8及び図9に示されるように、ストッパアーム62の軸62a,62bを天板15の下面に形成された溝15gに嵌合させた後、支持プレート64の係止爪64a〜64cを天板15の係止孔66〜68に係止させ、且つ押圧片64dを撓ませて係止孔66の縁部を押圧するように当接させる。これにより、ストッパアーム62は、天板15の下面に保持される。
【0035】
また、本実施例のヘッドアーム規制機構60では、ストッパアーム62が線材により形成され、且つ天板15の溝15g内に収容されるように取り付けられるため、薄型化が図られており、薄い板金からなる支持プレート64が天板15の下面に取り付けられる分だけ厚くなるだけである。
【0036】
ここで、記録媒体装填装置10の全体構成について説明する。
【0037】
図10乃至図12は記録媒体装填装置10の分解斜視図,平面図,側面図,及び斜視図である。また、図13は記録媒体装填装置10に装填されるカートリッジ20を示している。
【0038】
本実施例に係る記録媒体装填装置10は、例えば磁気ディスク装置11(図14及び図15参照)等のディスク装置に設けられるものである。この記録媒体装填装置10は、大略するとディスクホルダ12,スライダー13,天板15,シャッター開閉機構16,及びダンパー機構17,ヘッドアーム規制機構60等により構成されている。
【0039】
この記録媒体装填装置10は、ディスクカートリッジ20が挿入されるディスクホルダ12と、図中矢印X1,X2方向に移動してディスクホルダ12を昇降(図中矢印Z1,Z2方向に移動)させるスライダー13とが重ね合わされた状態でフレーム14上に取り付けられることにより、磁気ディスク装置11に装填される。また、フレーム14の上部には、カバーとして機能する天板15が取り付けられる。
【0040】
ディスクカートリッジ20は、図13に示すように、内部に記録媒体となる磁気ディスク21が装填されており、またディスクカートリッジ20のディスクホルダー12への挿入方向前方(図中、矢印X2方向前方)にはシャッター23が配設されている。このシャッター23は図中矢印Y1,Y2方向に移動する構成とされている。
【0041】
シャッター23にはシャッター開口24が形成されており、閉じられた状態においてディスクカートリッジ20に設けられた開口22を塞ぐよう構成されている。また、ディスクカートリッジ20がディスクホルダ12に挿入されることにより、シャッター23は後述するシャッター開閉機構16により開かれる構成とされている。このシャッター23が開かれた状態において、シャッター開口24と開口22とは一致し、よって磁気ディスク21はシャッター開口24及び開口22を介して露出され記録再生処理が可能な状態となる。
【0042】
以下、記録媒体装填装置10を構成する各構成要素について詳述する。
【0043】
ディスクホルダ12は、大略すると上板部12aと、この上板部12aの両側からディスクカートリッジ20を抱え込むように折曲されたカートリッジガイド部12b,12cとから構成されている。従って、上板部12aと両側のカートリッジガイド部12b,12cに囲まれた空間がディスクカートリッジ20が挿入されるカートリッジ挿入部となる。
【0044】
また、ディスクホルダ12の上板部12aには、ヘッドキャリッジ18が移動するため開口12d,12pが設けられている。また、上板部12aの開口部12dの矢印X1方向側の位置には、若干量突出した段部12sが形成されており、この段部12sの略中央位置には軸部12gが立設されている。更に、段部12sの軸部12gを中心として両側部には、溝部12k,12lが形成されている。尚、軸部12gには、後述するシャッター開閉機構16を構成するシャッターアーム27が配設される。
【0045】
一方、上板部12aの図中右肩部(上板部12aの図中矢印X2方向で、かつ矢印Y2方向の端部)には軸部12mが立設されている。また、この軸部12mの近傍位置にはリブ12uが立設されると共に、切り欠き部12q,12rが形成されている。尚、軸部12mには、後述するシャッター開閉機構16を構成するラッチレバー32が配設される。
【0046】
更に、カートリッジガイド部12b,12cの側面部には、外側に向け突出した係合ピン12eとガイド部12fが形成されている。この係合ピン12eは、後述するようにスライダー13に形成されている傾斜溝13dと係合する。また、ガイド部12fはフレーム14に上下方向(図中矢印Z1,Z2方向)に形成された案内溝(図示せず)に摺動自在に係合される。このようにガイド部12fがフレーム14に形成された案内溝と係合することにより、ディスクホルダ12は上下方向(図中矢印Z1,Z2方向)へのみ移動する構成となっている。
【0047】
また、カートリッジガイド部12cの略中央位置には凹部12tが形成されており、この凹部12tには誤挿入防止用バネ33が配設される。この誤挿入防止用バネ33の先端部は、凹部12tからディスクホルダ12の内部に突出するよう構成されており、ディスクカートリッジ20が適正にディスクホルダ12に挿入された際、ディスクカートリッジ20に形成されている誤挿入防止部26(テーパ部)と係合するよう構成されている。
【0048】
よって、ディスクカートリッジ20が適正にディスクホルダ12に挿入された場合は、テーパ状の誤挿入防止部26により誤挿入防止用バネ33は変位しディスクホルダ12の挿入を許容するが、不適正に挿入された場合にはディスクカートリッジ20は誤挿入防止用バネ33に当接し、その挿入を阻止される構成となっている。
【0049】
スライダー13は、大略するとディスクホルダ12の上方で図中矢印X1,X2方向に移動(スライド)する平板部13aと、この平板部13aの両側より下方に折曲された側面13b,13cとにより構成されている。平板部13aの略中央位置には中央開口13fが形成されており、その内部に延出した延出部13nにはダンパー用連結ピン13mが立設されている。また、平板部13aの両側部(図中矢印Y1,Y2方向側の側部)には、フレーム14の両側面14a,14b(図14参照)の上端に当接する当接部13eが形成されている。
【0050】
また、スライダー13の図中右肩部(平板部13aの図中矢印X2方向で、かつ矢印Y2方向の端部)には、L字状溝13kが形成されることにより、カム部31が形成されている。このカム部31は、図中矢印Y1,Y2方向に延在する第1の辺部31aと、図中矢印X1,X2方向に延在する第2の辺部31bとを有している。
【0051】
また、スライダー13の側面13b,13cには、ディスクホルダ12に配設された係合ピン12eと係合する傾斜溝13dが形成されている。また、前記したように、ディスクホルダ12は上下方向(図中矢印Z1,Z2方向)にのみ移動を許容されている。よって、スライダー13が図中矢印X1,X2方向に移動することにより、ディスクホルダ12はスライダー13に対し昇降動作する。
【0052】
具体的には、スライダー13が図中矢印X1方向に移動することによりディスクホルダ12は装填位置(磁気ディスク21に対し記録再生処理が行われる位置)に向け下降(図中矢印Z2方向に移動)し、スライダー13が図中矢印X2方向に移動することによりディスクホルダ12はイジェクト位置(ディスクホルダ12に対しディスクカートリッジ20が挿入脱される位置)に向け上昇(図中矢印Z1方向に移動)する。
【0053】
また、スライダー13の平板部13aには、スライダー13を図中矢印X1方向に付勢するコイルバネ29,30が装架される開口13g,13hが設けられている(開口13gは中央開口13fと一体化している)。この開口13g,13hは矢印X1,X2方向に延在するよう形成されており、矢印X2方向の端部にコイルバネ29,30の一端が掛止される掛止部13i,13jが突出形成されている。
【0054】
また、コイルバネ29,30の他端は、ディスクホルダ12の上板部12aに突出形成された掛止部12i,12jに掛止されている。このため、スライダー13は、コイルバネ29,30のバネ力により常に矢印X1方向に付勢された構成となっている。
【0055】
尚、フレーム14には磁気ディスク21をクランプするターンテーブルと、磁気ヘッド19(図14及び図15参照)を支持するヘッドキャリッジ18が図中矢印X1,X2方向に移動可能に取り付けられている。また、フレーム14の背面には、ヘッドキャリッジ18を駆動するモータが配設されると共に、ターンテーブル及びこれを回転駆動するディスクモータが搭載された回路基板(図に現れず)が取り付けられる。
【0056】
天板部15は、両側面14a,14bの上端部を覆うようにフレーム14に配設される(スライダー13の移動は許容する構成となっている)。即ち、天板部15はフレーム14に配設された状態において、スライダー13と対向した構成となる。この天板部15には、支持プレート64の第1乃至第3係止爪64a〜64cが嵌合係止される第1乃至第3係止孔66〜68が設けられており、さらに天板部15の背面には後述するダンパー機構16が配設されている。
【0057】
また、天板部15の側面には凹部15cが形成されており、スライダー13の側面13cに立設形成された上方延出部13lはこの凹部15cを介して天板部15の上部に突出するよう形成されている。そして、この上方延出部13lの天板部15の上部に突出した部位には、イジェクト釦34が配設されている。
【0058】
従って、天板部15上でイジェクト釦34を操作することが可能となり、ディスクホルダ12が装填位置にある時にイジェクト釦34を図中矢印X2方向に移動操作することにより、スライダー13は矢印X2方向に移動し、よってディスクホルダ12をイジェクト位置に移動させること(イジェクト動作)ができる。続いて、シャッター開閉機構16について、前記した図10乃至図13に加え、図14乃至図19を用いて説明する。
【0059】
シャッター開閉機構16は、前記したディスクホルダ12とスライダー13との間に配設されている。このシャッター開閉機構16は、大略するとディスクホルダ12,スライダー13,シャッターアーム27,及びラッチレバー32等により構成されている。
【0060】
シャッターアーム27は略への字状とされた板状アームであり、ディスクホルダ12にディスクカートリッジ20を挿入することにより回動し、ディスクカートリッジ20に設けられているシャッター23を開く機能を奏するものである。このシャッターアーム27は、大略すると軸孔27a、下方延出部27b,27c、掛止部27d、ラッチ連結ピン27e,及び係合爪27f等を有した構成とされている。
【0061】
軸孔27aはディスクホルダ12に配設された軸部12gに挿入され、これによりシャッターアーム27は軸部12gを中心として回動可能な構成となる。また、下方延出部27b,27cは、ディスクホルダ12に形成された溝部12k,12lに挿入されることにより段部12sと係合する構成となっている。この下方延出部27b,27cが段部12sと係合することにより、シャッターアーム27がディスクホルダ12から離脱するのを防止している。
【0062】
また、掛止部27dにはコイルバネ28の一端部が掛止されており、またコイルバネ28の他端部はディスクホルダ12に形成された掛止部12hに掛止されている。このコイルバネ28は、シャッターアーム27を常に図14及び図15に矢印A2で示す方向(時計方向)に回動付勢している。
【0063】
また、係合爪27fは下方(矢印Z2方向)に向け所定量突出した形状を有しており、ディスクホルダ12にディスクカートリッジ20が挿入された際、シャッター23の端部に形成されたシャッター係合部25(図13参照)と係合する構成とされている。
【0064】
更に、係合爪27fの形成位置より所定量X1方向にずれた位置には、ラッチ連結ピン27eが植設されている。このラッチ連結ピン27eは下方(矢印Z2方向)に向け所定量突出しており、後述するラッチレバー32と連結される構成となっている。
【0065】
続いて、ラッチレバー32について説明する。本実施例では、ラッチレバー32はシャッターアーム27と別体とされている。このラッチレバー32は、ディスクホルダ12がイジェクト位置にある時にスライダー13の移動をロックすると共に、ディスクカートリッジ20の挿入に伴いスライダー13のロックを解除し、ディスクホルダ12を装填位置に移動させる機能を奏するものである。
【0066】
ラッチレバー32は略U字状を有した板状レバーであり、大略すると軸孔32a,第1のレバー部32b,第2のレバー部32c,U字状溝32d,及び掛止部32f等を有した構成とされている。
【0067】
軸孔32aはディスクホルダ12に配設された軸部12mに挿入され、これによりラッチレバー32は軸部12mを中心として回動可能な構成となる。また、軸孔32aの外周位置には切り欠き32g(図14参照)が形成されており、この切り欠き32gにはディスクホルダ12に形成されたリブ12uが挿通される構成とされている。
【0068】
この切り欠き32gは、ラッチレバー32がその機能を奏する回動範囲においてはリブ12uの形成位置と一致しないよう構成されている。よって、リブ12uがラッチレバー32の軸部12mの外周部分と係合することにより、ラッチレバー32がディスクホルダ12から離脱するのを防止している。
【0069】
第1のレバー部32bは、前記したシャッターアーム27の下部に位置しており、またその先端部は二股状に分かれることによりU字状溝32dを形成している。このU字状溝32dはシャッターアーム27に形成されたラッチ連結ピン27eと係合しており、よってU字状溝32dとラッチ連結ピン27eが係合することにより、シャッターアーム27とラッチレバー32とは連結された構成となっている。
【0070】
従って、シャッターアーム27が図中矢印A1方向に回動することによりラッチレバー32は図中矢印B1方向に回動し、またシャッターアーム27が図中矢印A2方向に回動することによりラッチレバー32は図中矢印B2方向に回動する。即ち、シャッターアーム27とラッチレバー32とを連結することにより、シャッターアーム27の回動と、ラッチレバー32の回動とを同調(同期)させることが可能となる。
【0071】
尚、シャッターアーム27とラッチレバー32との連結位置の上部には、ディスクホルダ12に形成された舌片状部12nが位置するよう構成されており、この舌片状部12nによりラッチ連結ピン27eがU字状溝32dから離脱することを防止している。
【0072】
一方、第2のレバー部32cには、矩形溝32e及び係止部32fが設けられている。矩形溝32eは第2のレバー部32cの略中央位置を貫通するよう形成されている。よって、第2のレバー部32cの矩形溝32eが形成された位置は、他の部位に比べて弾性変形し易い弾性変形部として機能する。
【0073】
また、係止部32fは、第2のレバー部32cの端部に起立するよう形成されると共に、その先端部に折り曲げ部32hを有した構成とされている。この係止部32fは上方(図中矢印Z1方向)に延出することにより、スライダー13に形成されたカム部31と係合するよう構成されている。
【0074】
また、上記したラッチレバー32の回動に伴い、係止部32fはカム部31と係合しつつ、スライダー13に形成されたL字状溝13k内を移動する構成とされている。
【0075】
前記したように、スライダー13はコイルバネ29,30により図中矢印X1方向に移動付勢されている。しかるに、ディスクホルダ12がイジェクト位置にある状態では、係止部32fはカム部31の図中矢印Y1,Y2方向に延在する第1の辺部31aと係合するよう構成されている。また、係止部32fが形成されたラッチレバー32はディスクホルダ12に配設されている。よって、係止部32fがカム部31の第1の辺部31aと係合することにより、スライダー13の図中矢印X1方向の移動はロックされる(図18(B)参照)。
【0076】
また、ラッチレバー32が図中矢印B1方向に回動すると、これに伴い係止部32fも矢印B1方向(図18(B)参照)に移動する。そして、係止部32fがカム部31の図中矢印X1,X2方向に延在する第2の辺部31bと対向する位置まで移動すると、係止部32fによるスライダー13のロックは解除され、スライダー13は図中矢印X1方向の移動可能な状態となる。よって、スライダー13は、コイルバネ29,30に付勢されて図中矢印X1方向に移動する。
【0077】
尚、図18(A)に示すように、係止部32fが第2の辺部31bと対向した状態となっても、係止部32fの上端に形成された折り曲げ部32hは第2の辺部31bと係合した状態を維持するよう構成されている。
【0078】
ここで、上記構成とされたシャッターアーム27の回動中心位置(即ち、軸部12gの形成位置)と、係合爪27fの配設位置に注目して以下説明する。
【0079】
前記のように本実施例のシャッター開閉機構16は、シャッターアーム27とラッチレバー32が別体とされているため、シャッターアーム27の回動中心を任意位置に設定することが可能である。
【0080】
そこで本実施例では、ディスクホルダ12のディスクカートリッジ20への挿入に伴い係合爪27fがシャッター23(シャッター係合部25)と係合する位置を基準位置とし、この基準位置に対して回動中心がシャッター23の開く方向側にあり、かつ基準位置に対して回動中心がディスクカートリッジ20のイジェクトされる方向側にあるよう構成した。
【0081】
この構成を図16を用いて具体的に説明する。図16は、ディスクカートリッジ20がディスクホルダ12に挿入され、シャッター23(シャッター23は矢印Y1方向に開く)のシャッター係合部25がシャッターアーム27の係合爪27fと係合した直後の状態を示している。従って、図16における基準位置は、図中矢印Fで示す位置である。
【0082】
よって、基準位置Fに対してシャッター23の開く方向側とは、図16に一点鎖線で示す線分Gよりも矢印Y1方向側である。また、基準位置Fに対してディスクカートリッジ20のイジェクトされる方向側とは、図16に一点鎖線で示す線分Hよりも矢印X1方向側である。即ち、本実施例ではシャッターアーム27の回動位置を図16に斜線を施した領域に設けた構成としている。
【0083】
この構成とすることにより、ディスクカートリッジ20の挿入動作に伴いシャッターアーム27が回動する際、シャッター23に係合した係合爪27fの移動方向を常にシャッター23の移動方向(図中矢印Y1方向)と同一とすることができる。正確には、係合爪27fは回動するため、その回動による図中矢印Y1,Y2方向の移動成分の方向を、常にシャッター23の移動方向(図中矢印Y1方向)と同一とすることができる。これにより、ディスクカートリッジ20の挿入によりシャッターアーム27が回動する際、係合爪27fは常にシャッター23の開く方向に移動する構成となる。
【0084】
続いて、上記構成とされたシャッター開閉機構16において、ディスクカートリッジ20が装填される時の動作について説明する。
【0085】
図14,図16,図18(B),及び図19(B)は、ディスクホルダ12がイジェクト位置にある状態(以下、この状態をイジェクト状態という)を示している。このイジェクト状態では、コイルバネ28に付勢されることにより、シャッターアーム27は図示される矢印A2方向限位置に移動しており、またラッチレバー32は図示される矢印B2方向限位置に移動した状態となっている。また、イジェクト状態では、ラッチレバー32に設けられた係止部32fはカム部31の第1の辺部31aと係合しており、よってスライダー13の矢印X1方向への移動はロックされている。
【0086】
上記のイジェクト状態において、ディスクホルダ12にディスクカートリッジ20が図中矢印X2方向に装填されると、先ず図16に示されるように、ディスクカートリッジ20のシャッター23(シャッター係合部25)はシャッターアーム27の係止爪27fと係合する。
【0087】
この状態より更にディスクカートリッジ20を矢印X2方向に挿入すると、この挿入力によりシャッターアーム27はコイルバネ28の付勢力に抗して、図中矢印A1方向に回動を開始する。また、前記のようにラッチレバー32は、ラッチ連結ピン27eを介してシャッターアーム27に連結されているため、シャッターアーム27が矢印A1方向に回動することにより、ラッチレバー32は図中矢印B1方向に回動を開始する。
【0088】
このように、ディスクカートリッジ20の挿入に伴いシャッターアーム27が回動することにより、ディスクカートリッジ20に設けられているシャッター23は開方向(矢印Y1方向)に移動を開始し、またラッチレバー32が矢印B1方向に回動することにより、係止部32fは第1の辺部31a上を矢印B1方向に摺動する(図18(B)参照)。
【0089】
図15及び図17は、ディスクホルダ12に対しディスクカートリッジ20が完全に挿入された状態(以下、この状態をディスクカートリッジ挿入状態という)を示している。このディスクカートリッジ挿入状態では、ディスクカートリッジ20に設けられているシャッター23はシャッターアーム27により完全に開かれた状態となっている。また、ラッチレバー32に設けられた係止部32fは、カム部31の第1の辺部31aと第2の辺部31bとの境界位置(図18に符合31cで示す位置)に位置している。
【0090】
第2の辺部31bは図中矢印X1,X2方向に延在しており、かつカム部31が形成されたスライダー13はコイルバネ29,30により図中矢印X1方向に付勢されている。よって、係止部32fが第2の辺部31bと係合することにより、ラッチレバー32によるスライダー13のロックは解除され、スライダー13は図中矢印X1方向に移動する。
【0091】
また、スライダー13の側部には傾斜溝13dが形成されており、この傾斜溝13dにはディスクホルダ12の係合ピン12eが係合している。従って、スライダー13が矢印X1方向に移動することにより、ディスクホルダ12は下動(図中、矢印Z2方向に移動)し、ディスクカートリッジ20を磁気ディスク装置11内の所定装填位置に移動させる。
【0092】
図19(A)及び図18(A)は、ディスクカートリッジ20が装填位置に移動した状態(以下、この状態を装填完了状態という)を示している。この装填完了状態において、シャッター23が開かれることにより開口22から露出した磁気ディスク21に磁気ヘッド19は摺接し、磁気ディスク21に対し記録再生処理が行われる。
【0093】
上記のように、本実施例のシャッター開閉機構16では、シャッターアーム27とラッチレバー32がラッチ連結ピン27により連結されている。このため、シャッターアーム27とラッチレバー32とを別体とした構成としても、シャッター23が完全に開かれるタイミングと、スライダー13のロック(係止)が解除されるタイミング(ホルダが下降するタイミング)を同調(同期)させることが可能となる。
【0094】
即ち、シャッターアーム27によりシャッター23が完全に開かれた後に、スライダー13のロックを解除しディスクホルダ12の下動を開始させることができる。よって、シャッター23が完全に開く前にディスクホルダ12が移動してしまうことはなく、磁気ヘッド19がシャッターに当接し破損することを確実に防止することができる。
【0095】
ここで、上記構成とされたシャッター開閉機構16において、ディスクカートリッジ20がディスクホルダ12に勢い良く挿入された場合の各構成要素の動作について説明する。
【0096】
前記したように、シャッター開閉機構16は、シャッターアーム27の回動中心が、基準位置F(図16参照)に対してシャッター23の開く方向側で、かつディスクカートリッジ20のイジェクトされる方向側にあるよう(即ち、図16に斜線を施した領域にあるよう)構成している。この構成とすることにより、ディスクカートリッジ20の挿入動作に伴いシャッターアーム27が回動する際、シャッター23に係合した係合爪27fの移動方向を常にシャッター23の移動方向(図中矢印Y1方向)と同一とすることができる。
【0097】
よって、ディスクカートリッジ20をディスクホルダ12に勢い良く挿入しても、シャッターアーム27はシャッター23の移動に追随する動作を行う。この動作について、図17を用いて説明する。
【0098】
前記のように、図17はカートリッジ挿入状態を示しているが、ディスクカートリッジ20がディスクホルダ12に勢い良く挿入された場合でも、本実施例の構成では係止爪27fはシャッター23を開く方向に移動し、シャッター23から離間することはない。
【0099】
尚、装填位置にあるディスクホルダをイジェクト位置に移動させるには、前記したイジェクト釦34を図中矢印X2方向に操作することにより行われる。このイジェクト釦34の操作による各構成要素の動作は、上記した装填時における動作と逆の動作となるため、その説明は省略する。
【0100】
次に、ラッチレバー32に設けられている係止部32fに注目し、以下説明する。
【0101】
前記したように、係止部32fはラッチレバー32の第2のレバー部32cの先端部に起立するよう形成されている。また、第2のレバー部32cには矩形溝32eが形成されることにより、弾性変形可能な構成となっている。また、係止部32fの先端部には折り曲げ部32hが形成されており、この折り曲げ部32hは係止部32fがカム部31の第2の辺部31bと対向した状態(即ち、装填完了状態)においても、この第2の辺部31bと係合するよう構成されている。更に、本実施例では、記録媒体装填装置10が装填完了状態にあるとき、図19(A)に示すように、ラッチレバー32の第2のレバー部32cが弾性変形するよう構成している。
【0102】
この装填完了状態では、図18(A)及び図19(A)に示すように、係止部32fは第2の辺部31bに折り曲げ部32hが係合することによりカム部31に吊り下げられたような状態となっている。
【0103】
一方、図18(B)及び図19(B)は、イジェクト状態を示している。イジェクト状態ではディスクホルダ12は上動し、これに伴いラッチレバー32に設けられている係止部32fも上動する。よって、このディスクホルダ12の上動に伴い、弾性変形していた第2のレバー部32cは元の平板形状に弾性復元する。
【0104】
次に、主に図20及び図21を用い、ダンパー機構17について説明する。尚、図20はダンパー機構17を拡大して示す図であり、図21は天板15を透視してダンパー機構17を見た状態を示す図である。
【0105】
ダンパー機構17は、天板15の背面(スライダー13と対向する面)に設けられている。このダンパー機構17はスライダー13と係合して、その急激な移動を緩衝するダンパー効果を発生するものである。
【0106】
ダンパー機構17は大略すると、ダンパーアーム35,当接部材36,コイルバネ37,及び天板15に形成された摺接部15d等により構成されている。
【0107】
ダンパーアーム35は、大略すると軸孔35a、連結孔35b、案内リブ35c,35d、突起35e,切り欠き35f,突出部35h等を有した構成とされている。軸孔35aは天板15の背面に突出形成された軸部15aに挿入され、これによりダンパーアーム35は軸部15aに回動可能に軸承された構成となる。また、軸孔35aの外周位置には切り欠き35fが形成されており、この切り欠き35fには天板15に形成されたリブ15bが挿通される構成とされている。
【0108】
この切り欠き35fは、ダンパーアーム35がその機能を奏する回動範囲(図12(A)に矢印Lで示す回動範囲)においてはリブ15bの形成位置と一致しないよう構成されている。また、ダンパーアーム35の先端(図中矢印D1方向先端)に形成された突起部35eは、天板15に切り起こし形成された係合部15fと係合するよう構成されている。
【0109】
よって、リブ15bがダンパーアーム35の軸部15aの外周部分と係合することにより、ダンパーアーム35が天板15から離脱するのを防止している。また、ダンパーアーム35の突起部35eが係合部15fと係合することにより、ダンパーアーム35の図中矢印Z1,Z2方向の変動は規制され、安定した回動を行えるよう構成されている。
【0110】
連結孔35bは軸孔35aに対し図中矢印Y2方向端部に配設された長孔であり、この連結孔35bには前記したスライダー13に形成されたダンパー用連結ピン13mが係合する。これにより、ダンパーアーム35はスライダー13と連結された構成となる。
【0111】
前記したように、スライダー13は図中矢印X1,X2方向に移動する構成とされている。よって、スライダー13が図中矢印X1方向に移動することによりダンパーアーム35は図中矢印K2方向に回動し、またスライダー13が図中矢印X2方向に移動することによりダンパーアーム35は図中矢印K1方向に回動する。尚、天板15のダンパー用連結ピン13mの移動範囲と対向する部位には貫通孔15eが形成されており、天板15とダンパー用連結ピン13mとが摺接することを防止している。
【0112】
摺接部15dは天板15に形成された開口部であり、ダンパーアーム35の回動範囲(図21(A)に矢印Lで示す回動範囲)にわたり形成されている。また、ダンパーアーム35の軸孔35aと突部35eとの間には、案内部35c,35dが形成されている。この案内部35c,35dには、当接部材36が図20に矢印D1,D2で示す方向(ダンパーアーム35の延在方向)にスライド自在に配設される。
【0113】
当接部材36は例えば硬質樹脂により形成されており、その中央部分には長手方向に延在する凹部36aが形成されている。この凹部36aの内部には、一端が当接部材36と当接すると共に、他端部がダンパーアーム35に立設された掛止部35gに接続されたコイルバネ37が配設されている。
【0114】
このコイルバネ37は、ダンパーアーム35に対して当接部材36を常に図中矢印D1方向に向け付勢するよう構成されている。尚、当接部材36を付勢する弾性手段としてコイルバネ37を用いたのは、コイルバネ37は捩じりバネと比べて弾性力の変化が一定であり、かつ占有面積を小さくすることができるからである。
【0115】
当接部材36は、その先端部に当接部36aが形成されており、この当接部36aは前記したコイルバネ37の弾性力により天板15に形成された摺接部15dに摺接するよう構成されている。また、当接部36aは、ダンパーアーム35の回動範囲にわたり摺接部15dと摺接するよう構成されている。
【0116】
また、本実施例では摺接部15dの幅寸法を変化させることにより、摺接部15dとダンパーアーム35の回転中心位置(即ち、軸部15aの位置)との離間距離が変化するよう構成している。具体的には、図20に示すように、摺接部15dの両端部分における幅W1を中央部分における幅W2に対し大きく設定してる(W1>W2)。この構成とすることにより、摺接部15dとダンパーアーム35の回転中心位置との離間距離は、摺接部15dの両側部分が長くなり、逆に中央部分が短くなる。
【0117】
続いて、上記構成とされたダンパー機構17の動作について説明する。
【0118】
上記したように、ダンパーアーム35はダンパー用連結ピン13mを介してスライダー13に連結されているため、スライダー13の移動により回動付勢されて天板15上で回動する。この際、ダンパーアーム35の回動は、天板15の面方向と平行な状態で回動する。
【0119】
一方、ダンパーアーム35に設けられた当接部材36は、ダンパーアーム35の回動範囲にわたり摺接部15dと摺接するよう構成されている。また、当接部材36はコイルバネ37により摺接部15d(具体的には、摺接部15dの縁部)へ向け押圧付勢されている。よって、当接部材36(当接部36a)と摺接部15dとの間には摩擦力が発生し、この摩擦力はダンパーアーム35の回動を規制する力として作用する。
【0120】
また、ダンパーアーム35に連結されているスライダー13の移動も、この当接部材36(当接部36a)と摺接部15dとの間で発生する摩擦力により規制される。即ち、当接部材36(当接部36a)と摺接部15dとの間で発生する摩擦力は、スライダー13の移動を規制するダンパー力(緩衝力)として作用する。よって、スライダー13の移動に伴い装填位置とイジェクト位置との間で移動するディスクホルダ12に対してもダンパー力を印加することができ、ディスクホルダ12の急激な移動を抑制することができる。
【0121】
また、本実施例のようにダンパー力を当接部材36(当接部36a)と摺接部15dとの間に発生する摩擦力(機械的な力)により生成する構成とし、かつダンパーアーム35を天板15に対し回動させることによりダンパー力を発生させる構成としたことにより、従来用いられていたオイルダンパー等に比べてダンパー機構を小型化できる。よって、本実施例に係るダンパー機構17を用いることにより、記録媒体装填装置10の小型化を図ることができる。
【0122】
また本実施例では、ダンパーアーム35の回動に伴い、摺接部15dとダンパーアーム35の回転中心との離間距離が変化するよう構成されている。この摺接部15dとダンパーアーム35の回転中心との離間距離は、コイルバネ37の圧縮量に関係し、上記離間距離が短いほどコイルバネ37は圧縮され、よって発生する弾性力は大きくなる。
【0123】
本実施例では、ダンパーアーム35が修正部15dの両側位置に回動すると、上記の離間距離は長くなるためコイルバネ37の弾性力は小さくなり、発生する摩擦力(ダンパー力)も小さくなる。これに対し、ダンパーアーム35が摺接部15dの中央位置に回動すると、上記の離間距離は短くなるためコイルバネ37の弾性力は大きくなり、発生する摩擦力(ダンパー力)は大きくなる。よって、ディスクホルダ12が装填位置に近づく際にダンパー力は大きくなり、ディスクホルダ12を装填位置に緩やかに位置決めすることができる。
【0124】
尚、上記した実施例では、記録媒体装填装置10を磁気ディスク装置11に適用した例を挙げて説明したが、本発明の適用は磁気ディスク装置に限定されるものではなく、これ以外の例えば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置あるいはメモリカード等のカード状の記録媒体が装填される記録再生装置等にも適用することも可能である。
【0125】
また、上記実施例では、スライダーがディスクホルダの上方を摺動する構成を一例として説明したが、これに限らず、例えばスライダーがディスクホルダの下方を摺動する構成のものにも本発明を適用することができる。
【0126】
また、上記実施例では、ストッパアーム62を線材により形成したが、これに限らず、合成樹脂材により形成しても良いし、あるいは、板金などにより形成しても良いのは勿論である。
【0127】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、ディスクカートリッジがディスクホルダに挿入された状態でカートリッジ装填位置にあるとき、ヘッドアームがディスク状記憶媒体から所定距離以上離間しないようにヘッドアームの変位を規制するため、ディスクカートリッジが記録再生可能な位置に装填されているときは、過大な衝撃が加えられてもヘッドアームの変位が規制されて磁気ヘッドが磁気ディスクに衝突することを防止できる。これにより、例えば誤って装置を落下させた場合でもヘッドアームが大きく回動することがなく、磁気ディスクの表面が磁気ヘッドの衝突により損傷することが防止され、衝撃に対する信頼性をより一層高めることができる。
【0128】
また、請求項2記載の発明によれば、ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置にあるとき、前記規制部材を前記下方に起立した位置に動作させ、前記ディスクホルダが前記カートリッジ挿入・イジェクト位置にあるとき前記規制部材の前記下方に起立した位置への動作を解除するアームを備えたことを特徴としたものであり、更に簡単な構成でヘッドアームを規制する位置に規制部を回動動作させることができる。
【0129】
また、請求項3記載の発明によれば、前記ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置から前記カートリッジ挿入・イジェクト位置に変位するとき、前記当接部から前記アームが離間して前記規制部の下方に起立した位置への動作を解除し、前記規制部が前記ヘッドアームに押圧されて水平な位置に変位することを特徴としたものであり、簡単な構成で規制部を水平な位置に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による記録媒体装填装置10のディスクカートリッジ挿入前の状態を示す平面図である。
【図2】記録媒体装填装置10のディスクカートリッジ装填状態を示す平面図である。
【図3】ディスクホルダの動作を示す図であり、(A)はディスクホルダのディスクカートリッジ挿入前の状態を示す平面図、(B)はディスクホルダのディスクカートリッジ装填状態を示す平面図である。
【図4】ヘッドキャリッジの動作を示す図であり、(A)はディスクカートリッジ挿入前の状態を示す側面図、(B)はディスクカートリッジ装填状態を示す側面図である。
【図5】ストッパアーム62の構成を説明するための図であり、(A)はストッパアーム62の平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図6】図6は支持プレート64の構成を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図7】ヘッドアーム規制機構60の分解斜視図である。
【図8】ヘッドアーム規制機構60の取付状態を上方からみた斜視図である。
【図9】ヘッドアーム規制機構60の取付状態を下方からみた底面図である。
【図10】記録媒体装填装置の構成を示す分解斜視図である。
【図11】記録媒体装填装置を示す図であり、(A)は記録媒体装填装置の平面図、(B)は記録媒体装填装置の側面図である。
【図12】記録媒体装填装置の構成を示す斜視図である。
【図13】記録媒体装填装置に装填されるディスクカーカートリッジを示す斜視図である。
【図14】記録媒体装填装置に配設されるシャッター開閉機構の動作を説明するためスライダーを取り外した状態を示す図である(イジェクト状態)。
【図15】記録媒体装填装置に配設されるシャッター開閉機構の動作を説明するためスライダーを取り外した状態を示す図である(カートリッジ挿入状態)。
【図16】記録媒体装填装置に配設されるシャッター開閉機構の動作をディスクカートリッジの挿入動作と共に説明するための図である(イジェクト状態)。
【図17】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に配設されるシャッター開閉機構の動作をディスクカートリッジの挿入動作と共に説明するための図である(カートリッジ挿入状態)。
【図18】記録媒体装填装置に配設されるラッチレバーの掛止部近傍を拡大して示す斜視図であり、(A)は装填完了状態を、(B)はイジェクト状態を示す図である。
【図19】記録媒体装填装置に配設されるラッチレバーの動作を説明するための側面図であり、(A)は装填完了状態を、(B)はイジェクト状態を示す図である。
【図20】記録媒体装填装置に配設されるダンパー機構を拡大して示す斜視図である。
【図21】記録媒体装填装置に配設されるダンパー機構を示す図であり、(A)は天板を透視した状態でダンパー機構を示した平面図、(B)は天板の側面図である。
【符号の説明】
10 記録媒体装填装置
11 磁気ディスク装置
12 ディスクホルダ
12g,12m 軸部
13 スライダー
14 フレーム
15 天板
16 シャッター開閉機構
17 ダンパー機構
18 ヘッドキャリッジ
18a ヘッドアーム
20 カートリッジ
21 磁気ディスク
22 開口
23 シャッター
24 シャッター開口
25 シャッター係合部
27 シャッターアーム
31 カム部
32 ラッチレバー
35 ダンパーアーム
35h 突出部
36 当接部
60 ヘッドアーム規制機構
62 ストッパアーム
64 支持プレート

Claims (3)

  1. ディスク状記録媒体が収納されたディスクカートリッジが挿入されるディスクホルダと、該ディスクカートリッジの挿入動作に連動して摺動し前記ディスクホルダをカートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装填位置に移動させるスライダーと、前記ディスクホルダが前記カートリッジ挿入・イジェクト位置にあるとき磁気ヘッドを支持するヘッドアームを前記ディスクカートリッジから離間する退避位置に移動させ、前記ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置に移動したとき前記ヘッドアームを前記磁気ヘッドが前記ディスク状記憶媒体に摺接する記録再生位置へ移動させるヘッドキャリッジとを有する記録媒体装填装置において、
    下方に起立した位置と水平な位置に変位可能な規制部材を前記ヘッドアームの上方に配し、
    前記カートリッジ装填位置にあるとき、前記ヘッドアームが前記ディスク状記憶媒体から所定距離以上離間しないように前記ヘッドアームの変位を前記下方に起立した位置にある前記規制部材によって規制することを特徴とする記録媒体装填装置。
  2. 前記ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置にあるとき、前記規制部材を前記下方に起立した位置に動作させ、前記ディスクホルダが前記カートリッジ挿入・イジェクト位置にあるとき前記規制部材の前記下方に起立した位置への動作を解除するアームを備えたことを特徴とする請求項記載の記録媒体装填装置。
  3. 前記記録媒体装填装置の上方を覆う前記規制部材が配された天板を備え、
    前記規制部材は、突出した規制部と前記アームが当接する当接部を有し、且つ、前記天板に回転可能に保持され、
    前記ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置にあるとき、前記当接部に前記アームが当接し、前記規制部材の規制部を前記下方に起立した位置に動作して前記ディスク状記憶媒体から所定距離以上離間しないように前記ヘッドアームの変位を規制し、
    前記ディスクホルダが前記カートリッジ装填位置から前記カートリッジ挿入・イジェクト位置に変位するとき、前記当接部から前記アームが離間して前記規制部の下方に起立した位置への動作を解除し、前記規制部が前記ヘッドアームに押圧されて水平な位置に動作することを特徴とする請求項2記載の記録媒体装填装置。
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