JP2885575B2 - 補助リレー駆動回路 - Google Patents

補助リレー駆動回路

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JP2885575B2 JP4183089A JP18308992A JP2885575B2 JP 2885575 B2 JP2885575 B2 JP 2885575B2 JP 4183089 A JP4183089 A JP 4183089A JP 18308992 A JP18308992 A JP 18308992A JP 2885575 B2 JP2885575 B2 JP 2885575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統を保護する
デジタル継保護継電器等における出力部に設けられる補
助リレー駆動回路に係り、特にその回路方式および監視
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は電気協同研究第41巻4号デジタ
ルリレーに示された常時監視手法の中の出力回路の監視
で、二重化照合方式の回路を具体的にトランジスタ回路
で示したものである。図において、1と2は駆動回路用
トランジスタ、3と4は補助リレー、5と6は駆動回路
の電流制限用抵抗、7と8はトランジスタ1と2のベー
ス電流の電流制限用抵抗、9〜12は比較チェックをす
るための電圧レベル変換をする分圧用抵抗、13と14
は補助リレー3と4の接点で、これらを直列に接続して
出力としている。15はトランジスタ駆動信号を出力す
る駆動信号出力部、16は補助リレー3と4のコイル電
圧を読み込み照合チェックを行う照合回路である。
【0003】次に動作について説明する。動作出力を出
す場合、駆動信号出力部15から同時にHレベル(一般
に使用されている5V電源のデジタル回路における論理
判定電圧レベルのことで、Lレベルも同様)の電圧を出
力する。すると、電流制限抵抗7と8を通してトランジ
スタ1と2にそれぞれベース電流が流れ、トランジスタ
1と2がオンして補助リレー3と4に電流が流れて動作
し、接点13と14が閉成して動作出力が出る。この
時、照合回路16に入力される信号は、動作出力が出る
前はトランジスタ1と2がオフしているので電源に接続
している形でHレベルであり、動作出力が出た後はトラ
ンジスタ1と2がオンしている形でLレベルとなる。ト
ランジスタ1と2は同時に駆動するため、照合回路16
の入力信号も同時に変化し、両者に不一致は生じない。
次に、一方のトランジスタが故障した場合を考える。例
えば、トランジスタ1が短絡モードで故障した場合、定
常状態においてトランジスタ2はオフでHレベルである
が、トランジスタ1はオンしておりLレベルであり、照
合回路16において両者の不一致が検出されて異常であ
ることが判る。また、トランジスタ1が開放モードで故
障した場合、定常時は両トランジスタはオフで照合回路
16の入力はHレベルで一致しているが、駆動信号が出
るとトランジスタ2だけがオンしトランジスタ1はオフ
のままなので、トランジスタ1側がHレベルでトランジ
スタ2側がLレベルで不一致となり異常であることが判
る。どちらの場合も、直列に接続された接点は一方が閉
成するだけなので、出力はされない。このように、同じ
回路を2つ設け、出力をチェックすることにより、異常
を検出し、誤出力を防ぐようにしている。なお、監視は
1つの部分が故障したことを検出できればよいとしてお
り、2つの部品が同時に故障する可能性は低く、またそ
れを検出することも難しいため考慮しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の補助リレー駆動
回路は以上のように構成されているので、二重化のため
に同じ回路が2系統必要であり、部品の占有面積や価格
が上昇するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、回路部品数を減らし、占有面
積や価格を下げると共に、従来と同等の監視による故障
検出機能を有する補助リレー駆動回路を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る補助リレー駆動回路は、出力用補助リレーと、この補
助リレーの約1/2の駆動電流を流す回路を並列に接続
した二重化された駆動部と、この駆動部に駆動信号を出
力するとともに、二重化された駆動部を個々に制御して
前記補助リレーのコイル電圧レベルを読み込み、読み込
んだ電圧により駆動部の故障を判定する制御部とを備え
たものである。また、この発明の請求項2に係る補助リ
レー駆動回路は、出力用補助リレーと、この補助リレー
を短絡して動作を阻止する回路と当該補助リレーを駆動
する回路により二重化された駆動部と、この駆動部に駆
動信号を出力するとともに、二重化された駆動部を個々
に制御して前記補助リレーのコイル電圧レベルを読み込
み、読み込んだ電圧により駆動部の故障を判定する制御
部とを備えたものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】この発明における補助リレー駆動回路は、単体
の信頼性は高く、占有面積や価格の占める割合の大きい
補助リレーそのものを1個にし、駆動部だけを二重化す
るとともに、制御部に例えばマイクロコンピュータを利
用したチェック方式により、従来と同等の故障の検出が
できる監視方式を採用できるようにしたものである。す
なわち、信頼性の高い補助リレーそのものを1個にする
ことにより、占有面積の縮小や価格の低減ができ、マイ
クロコンピュータによるチェック方式により、二重化さ
れた駆動部については従来と同等の故障の検出ができる
ようにしたものである。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1において、1と2は駆動用トランジスタで
あり、直列に接続されて二重化された駆動部50aが構
成されている。3は補助リレーであり、1個だけ設けら
れている。5は駆動回路の電流制限用抵抗、7と8はト
ランジスタ1と2のベース電流の電流制限用抵抗、9と
10は比較チェックをするための電圧レベル変換をする
分圧用抵抗、13は補助リレー3の接点であり、補助リ
レー3に対応して1個だけ設けられている。15はトラ
ンジスタ駆動信号を出力する駆動信号出力部、17は補
助リレー3のコイル電圧レベルを読み込み、チェックを
行うコイル電圧判定部であり、マイクロコンピュータを
用いることができ、上記駆動信号出力部15とコイル電
圧判定部17により制御部100aが構成されている。
なお、駆動信号出力部15とコイル電圧判定部17は同
一のマイクロコンピュータで制御されていてもよい。
【0011】次に動作について説明する。動作出力を出
す場合、駆動信号出力部15から同時にHレベルの電圧
を出力する。すると、電流制限抵抗7と8を通してトラ
ンジスタ1と2にそれぞれベース電流が流れ、直列に接
続された両方のトランジスタ1と2がオンすることによ
り(トランジスタ1のベース電流はトランジスタ2のコ
レクタを通して流れるので、トランジスタ2がオンして
からトランジスタ1がオンする)、補助リレー3に電流
が流れて動作し、接点13が閉成して出力が出る。トラ
ンジスタ1と2を直列に接続しているので、一方のトラ
ンジスタが短絡モードで故障しても、もう一方がオフで
あれば補助リレー3に電流が流れないため出力は出ない
し、一方のトランジスタが開放モードで故障しても当然
出力はされない。つまり、出力に関しては従来と同等の
信頼性が得られるといえる。次に監視による故障の検出
であるが、補助リレーが1個であるためコイル電圧の読
み込みも1つであり、定常状態では1つの部品の故障は
検出できない。従って次に示すような手順により個々の
部品の故障を検出する(図2のフローチャートを参
照)。まずトランジスタの短絡モードでの故障を検出す
る場合であるが、一方のトランジスタだけを短時間だけ
駆動する信号を出力する。この短時間というのは、補助
リレーの動作時間が一般に数ミリ秒から数十ミリ秒であ
るため、補助リレーの動作時間以下の非常に短い時間と
いう意味で数十マイクロ秒程度のことである。駆動信号
の出力中に補助リレー3のコイル電圧をコイル電圧判定
部17で読み込む。補助リレー3のコイル電圧は、定常
状態ではHレベルであり、一方のトランジスタ駆動信号
を出力した状態でも、もう一方のトランジスタがオフで
あるためやはりHレベルである。従って、一方のトラン
ジスタ駆動信号を出力した状態で読み込んだ電圧が、H
レベルであればもう一方のトランジスタは正常であり、
Lレベルであれば短絡モードの故障であると判断できる
(ステップS21〜S28)。駆動信号を短時間とする
のは、駆動していない方のトランジスタが短絡モードの
故障を起こしていた場合に誤出力されるのを防ぐためで
ある。次にトランジスタの開放モードでの故障を検出す
る場合であるが、両方のトランジスタ1と2を短時間だ
け駆動する信号を出力する。駆動信号の出力中に補助リ
レー3のコイル電圧をコイル電圧判定部17で読み込
む。両方のトランジスタ1と2の駆動信号を出力してい
るので、駆動回路が正常であれば補助リレー3のコイル
電圧はLレベルになり、Hレベルであればどちらかのト
ランジスタが開放モードで故障していると判断できる
(ステップS29〜S32)。そして、上記各判定ステ
ップS24,S28,S32で故障と判定されたら、ス
テップS34に進んで監視異常フラグをセットし、いず
れのステップでも正常であれば、ステップS33で監視
異常フラグをリセットする。このような処理をマイクロ
コンピュータで行うことで、監視に関しても従来と同等
の検出ができる。
【0012】実施例2.上記実施例1では駆動用トラン
ジスタを直列に接続した例をあげたが、図3に示すよう
に並列に接続しても同等のことが可能である。以下、こ
の発明の実施例2を図に基づいて説明する。図3におい
て、1と2は駆動用トランジスタであり、補助リレー3
の電流制限用抵抗18と19を通して並列に接続されて
二重化された駆動部50bが構成されている。3は補助
リレーであり、1個だけ設けられている。7と8はトラ
ンジスタ1と2のベース電流の電流制限抵抗、9と10
は比較チェックをするための電圧レベル変換をする分圧
用抵抗、13は補助リレー3の接点であり、補助リレー
3に対応して1個だけ設けられている。15はトランジ
スタ駆動信号を出力する駆動信号出力部、20は補助リ
レー3のコイル電圧レベルを読み込み、チェックを行う
コイル電圧判定部であり、マイクロコンピュータを用い
ることができ、上記駆動信号出力部15とコイル電圧判
定部20により制御部100bが構成されている。な
お、駆動信号出力部15とコイル電圧判定部20は同一
のマイクロコンピュータで制御されていてもよい。ま
た、コイル電圧判定部20は、デジタルのH/Lレベル
だけを判定するものではなく、その中間レベルも判定す
る3値判定のできるものであり、最近のワンチップマイ
クロコンピュータに内蔵されているA/Dコンバータな
どが利用できる。
【0013】次に動作について説明する。動作出力を出
す場合、駆動信号出力部15から同時にHレベルの電圧
を出力する。すると、電流制限抵抗7と8を通してトラ
ンジスタ1と2にそれぞれベース電流が流れ、両方のト
ランジスタ1と2がオンする。ここで補助リレー3の電
流制限用抵抗18は、補助リレー3の動作電流の約1/
2の電流を流すような抵抗値としておく。電流制限用抵
抗19も同様である。つまり、両方のトランジスタ1と
2がオンしてはじめて補助リレー3の動作するだけの電
流が補助リレー3に流れて動作し、接点13が閉成して
出力が出る。トランジスタ1と2を並列に接続している
ので、一方のトランジスタが短絡モードで故障してもも
う一方がオフであれば、補助リレー3には1/2の電流
しか流れないため動作しないので出力は出ないし(ただ
し、補助リレー3の最小動作電流が定格動作電流の1/
2以上である必要があるが、一般には70〜90%程度
である)、一方のトランジスタが開放モードで故障して
も当然出力はされない。つまり、この実施例でも出力に
関しては従来と同等の信頼性が得られるといえる。次に
監視による故障の検出であるが、補助リレーが1個であ
るためコイル電圧の読み込みも1つであり、定常状態で
は1つの部品の故障は検出できない。従って次に示すよ
うな手順により個々の部品の故障を検出する(図4のフ
ローチャートを参照)。まずトランジスタの短絡モード
での故障を検出する場合であるが、一方のトランジスタ
だけを短時間だけ駆動する信号を出力する。駆動信号の
出力中に補助リレー3のコイル電圧をコイル電圧判定部
20で読み込む。補助リレー3のコイル電圧は、定常状
態ではHレベルであり、一方のトランジスタ駆動信号を
出力した状態では1/2の電流が流れるので、補助リレ
ー3のコイル抵抗と電流制限抵抗18または19の分圧
比によって決まる中間レベルの電圧になる。そして両方
のトランジスタ1と2がオンしている状態ではLレベル
になる。従って、一方のトランジスタ駆動信号を出力し
た状態で読み込んだ電圧が、中間レベルであればもう一
方のトランジスタは正常であり、Lレベルであれば短絡
モードの故障であると判断できる(ステップS41〜S
48)。次にトランジスタの開放モードでの故障を検出
する場合であるが、両方のトランジスタ1と2を短時間
だけ駆動する信号を出力する。駆動信号の出力中に補助
リレー3のコイル電圧をコイル電圧判定部20で読み込
む。両方のトランジスタ1と2の駆動信号を出力してい
るので、駆動回路が正常であれば補助リレー3のコイル
電圧はLレベルになり、中間レベルであればどちらかの
トランジスタが開放モードで故障していると判断できる
(ステップS49〜S52)。そして、上記各判定ステ
ップS44,S48,S52で故障と判定されたら、ス
テップS54に進んで監視異常フラグをセットし、いず
れのステップでも正常であれば、ステップS53で監視
異常フラグをリセットする。このような処理をマイクロ
コンピュータで行うことで、この実施例でも監視に関し
て従来と同等の検出ができる。
【0014】実施例3.上記実施例1,2では駆動用ト
ランジスタを直列または並列に接続し、駆動信号を同時
にHレベルにする例をあげたが、図5に示すように構成
して2つの出力をHレベルとLレベル別々にしても同等
のことが可能である。以下、この発明の実施例3を図に
基づいて説明する。図5において、1は駆動阻止用トラ
ンジスタ、2は駆動用トランジスタであり、これらのト
ランジスタ1と2により二重化された駆動部50cが構
成されている。3は補助リレーであり、1個だけ設けら
れている。5は補助リレー3の電流制限用抵抗、7と8
はトランジスタ1と2のベース電流の電流制限用抵抗、
9と10は比較チェックをするための電圧レベル変換を
する分圧用抵抗、13は補助リレー3の接点であり、補
助リレー3に対応して1個だけ設けられている。15は
トランジスタ駆動信号を出力する駆動信号出力部、21
は補助リレー3のコイル電圧レベルを読み込み、チェッ
クを行うコイル電圧判定部であり、マイクロコンピュー
タを用いることができ、上記駆動信号出力部15とコイ
ル電圧判定部21により制御部100cが構成されてい
る。なお、駆動信号出力部15とコイル電圧判定部21
は同一のマイクロコンピュータで制御されていてもよ
い。
【0015】次に動作について説明する。まず、定常
時、駆動信号出力部15は、トランジスタ1へはHレベ
ル,トランジスタ2へはLレベルの信号を出力してお
り、トランジスタ1はオン,トランジスタ2はオフの状
態である。動作出力を出す場合、駆動信号出力部15か
らトランジスタ1へはLレベル,トランジスタ2へはH
レベルの電圧を出力する。すると、トランジスタ1はオ
フして補助リレー3の動作阻止を解除し、トランジスタ
2はオンして補助リレー3を駆動するので、補助リレー
3に電流が流れて接点13が閉成し、出力が出る。この
接続では、トランジスタ1が短絡モードで故障すると、
トランジスタ2の状態にかかわらず補助リレー3には電
流が流れないので出力は出ないし、開放モードで故障し
ても定常時はトランジスタ2がオフなので出力は出な
い。また、トランジスタ2が短絡モードで故障しても、
トランジスタ1が定常時オンしているので補助リレー3
には電流が流れないため出力は出ないし、開放モードで
故障してもトランジスタ1の状態にかかわらず補助リレ
ー3に電流が流れないので出力は出ない。つまり、この
実施例でも出力に関しては従来と同等の信頼性が得られ
るといえる。次に監視による故障の検出であるが、補助
リレーが1個であるためコイル電圧の読み込みも1つで
あり、定常状態では1つの部品の故障は検出できない。
従って次に示すような手順により個々の部品の故障を検
出する(図6のフローチャートを参照)。まずトランジ
スタ1の開放モードの故障を検出する場合であるが、こ
れは定常状態のコイル電圧を読み込んで判断する。補助
リレー3のコイル電圧は、定常状態ではトランジスタ1
がオンであるためトランジスタ2の状態にかかわらずL
レベルであり、トランジスタ1が開放状態では、トラン
ジスタ2がオフであるためHレベルである。従って、定
常状態でコイル電圧がLレベルであればトランジスタ1
は正常であり、Hレベルであれば開放モードの故障であ
ると判断できる(ステップS61,S62)。次にトラ
ンジスタ1またはトランジスタ2の短絡モードでの故障
を検出する場合であるが、トランジスタ1だけを短時間
だけ駆動信号を停止する。駆動信号の停止中に補助リレ
ー3のコイル電圧をコイル電圧判定部21で読み込む。
補助リレー3のコイル電圧は、上記と同じなので、トラ
ンジスタ1が開放モードの故障でないという条件におい
て、トランジスタ1の駆動信号を停止した状態で読み込
んだ電圧が、Hレベルであればトランジスタ2は短絡モ
ードの故障でなく、Lレベルであればトランジスタ1ま
たはトランジスタ2の短絡モードの故障であると判断で
きる(ステップS63〜S66)。次にトランジスタ2
の開放モードでの故障を検出する場合であるが、補助リ
レー3が動作するように短時間だけトランジスタ1の駆
動信号を停止,トランジスタ2の駆動信号を出力する。
この状態で補助リレー3のコイル電圧をコイル電圧判定
部21で読み込む。補助リレー3を動作させるような出
力を出しているので、トランジスタ1が正常であるとい
う条件において、駆動回路が正常であれば補助リレー3
のコイル電圧はLレベルになり、Hレベルであればトラ
ンジスタ2が開放モードで故障であると判断できる(ス
テップS67〜S70)。そして、上記各判定ステップ
S62,S66,S70で故障と判定されたら、ステッ
プS72に進んで監視異常フラグをセットし、いずれの
ステップでも正常であれば、ステップS71で監視異常
フラグをリセットする。このような処理をマイクロコン
ピュータで行うことで、この実施例でも監視に関して従
来と同等の検出ができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
る補助リレー駆動回路によれば、出力用補助リレーと、
この補助リレーの約1/2の駆動電流を流す回路を並列
に接続した二重化された駆動部と、この駆動部に駆動信
号を出力するとともに、二重化された駆動部を個々に制
御して前記補助リレーのコイル電圧レベルを読み込み、
読み込んだ電圧により駆動部の故障を判定する制御部と
を備え、信頼性の高い補助リレーは1つで駆動部を二重
化し、それに合わせた監視方法をとれるようにしたこと
により、従来と同等の信頼性を保ちながら、回路部品を
減らし、部品の占有面積の縮小,価格の低減を図ること
ができる効果がある。また、請求項2による補助リレー
駆動回路のように、駆動部を、補助リレーを短絡して動
作を阻止する回路と補助リレーを駆動する回路により二
重化された駆動部としても、上記と同様な効果が得られ
る。
【0017】
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例1の監視の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】この発明の実施例2を示す回路図である。
【図4】この発明の実施例2の監視の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】この発明の実施例3を示す回路図である。
【図6】この発明の実施例3の監視の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 駆動用トランジスタ 3 補助リレー 13 接点 15 駆動信号出力部 17,20,21 コイル電圧判定部 50a〜50c 駆動部 100a〜100c 制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力用補助リレーと、この補助リレーの
    約1/2の駆動電流を流す回路を並列に接続した二重化
    された駆動部と、この駆動部に駆動信号を出力するとと
    もに、二重化された駆動部を個々に制御して前記補助リ
    レーのコイル電圧レベルを読み込み、読み込んだ電圧に
    より駆動部の故障を判定する制御部とを備えたことを特
    徴とする補助リレー駆動回路。
  2. 【請求項2】 出力用補助リレーと、この補助リレーを
    短絡して動作を阻止する回路と当該補助リレーを駆動す
    る回路により二重化された駆動部と、この駆動部に駆動
    信号を出力するとともに、二重化された駆動部を個々に
    制御して前記補助リレーのコイル電圧レベルを読み込
    み、読み込んだ電圧により駆動部の故障を判定する制御
    部とを備えたことを特徴とする補助リレー駆動回路。
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