JPH10340101A - フェールセーフ出力装置 - Google Patents

フェールセーフ出力装置

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JPH10340101A
JPH10340101A JP16494497A JP16494497A JPH10340101A JP H10340101 A JPH10340101 A JP H10340101A JP 16494497 A JP16494497 A JP 16494497A JP 16494497 A JP16494497 A JP 16494497A JP H10340101 A JPH10340101 A JP H10340101A
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signal
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JP16494497A
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Inventor
Katsuro Komazaki
克郎 駒嵜
Akihiro Ikeda
章弘 池田
Akio Inada
昭夫 稲田
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Toshiba Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Toshiba Corp
East Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な回路構成を必要とせずに、3重系シス
テムの各々の制御信号に対しフェールセーフ性を有する
フェールセーフ出力装置を提供することにある。 【解決手段】 制御信号入力回路5により3重系システ
ムの各系からの制御信号を所定の遅延時間をもって順次
入力し、多数決出力回路6はその3系の制御信号うち2
系の制御信号が一致したときに制御機器2への制御指令
信号を出力し、信号検出回路8により制御指令信号の有
無を検出する。そして、故障検出回路11は信号検出回
路8の検出信号および制御信号入力回路5への制御信号
の入力状態に基づいて多数決出力回路6の故障を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3重系システムか
らの制御信号を入力し多数決原理により制御機器に制御
指令信号を出力するフェールセーフ出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、多重系システムのインターフェ
ース装置として、図7に示すようなフェールセーフ出力
装置1がある。これは、A系、B系、C系の3重系シス
テムの各系からの制御信号を入力し、入力した3つの制
御信号のうち2つの制御信号が一致したら制御機器2に
制御指令信号を出力するようにしたものである。
【0003】2つの制御信号が一致するかどうかの判定
は多数決部3で判定される。多数決部3は、3個の照合
回路を有しており、A系B系の一致を判定する照合回
路、B系C系の一致を判定する照合回路、C系A系の一
致を判定する照合回路を有している。それぞれの照合回
路は2個の3入力AND論理素子から構成されており、
2個のAND論理素子の出力が共に一致した場合のみフ
ェールセーフリレードライバ4を介して制御機器2へ制
御指令信号を出力する。つまり、1個のAND論理素子
が故障しても、もう一方のAND論理素子により誤信号
を出力しないようになっている。
【0004】また、フェールセーフリレードライバ4が
故障等の場合は制御指令信号を出力しないようになって
おり、制御機器2が誤動作しないようにフェールセーフ
機能を有している。
【0005】このように、フェールセーフ出力装置は、
多数決部3に3入力AND論理素子を計6個とフェール
セーフリレードライバ4とを複雑に組み合わせた回路構
成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のフェールセーフ出力装置では、3重系システムの
制御信号に対しフェールセーフ性を持たせるために、複
数個のAND論理素子やフェールセーフリレードライバ
等を複雑に組み合わせた回路構成を必要としていた。
【0007】本発明の目的は、複雑な回路構成を必要と
せずに、3重系システムの各々の制御信号に対しフェー
ルセーフ性を有するフェールセーフ出力装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、3重
系システムからの各系の制御信号を順次遅延させて入力
する制御信号入力回路と、3重系システムからの制御信
号のうちいずれかの2つの系の制御信号が一致したとき
に制御機器に制御指令信号を出力する多数決出力回路
と、多数決出力回路からの制御指令信号の有無を検出す
る信号検出回路と、制御信号入力回路への各系の制御信
号の入力状態と信号検出回路が検出した制御指令信号と
を比較して多数決回路の故障を検出する故障検出回路と
を備えたものである。
【0009】請求項1の発明では、制御信号入力回路に
より3重系システムの各系からの制御信号を所定の遅延
時間をもって順次入力し、多数決出力回路はその3系の
制御信号うち2系の制御信号が一致したときに制御機器
への制御指令信号を出力し、信号検出回路により制御指
令信号の有無を検出する。そして、信号検出回路の検出
信号および制御信号入力回路への制御信号の入力状態に
基づいて故障検出回路により多数決出力回路の故障を検
知する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、制御信号入力回路は、3重系システムからの各系の
制御信号を各系に対応する3個のそれぞれの制御リレー
に順次遅延させて入力し、多数決出力回路は、3個の制
御リレーのうちの2個の制御リレーの組み合わせでその
2個の制御リレーの接点を直列接続した3個の判定回路
を並列接続して構成され3個の判定回路のうちのいずれ
かの判定回路における直列接点の双方が閉成したとき制
御機器に制御指令信号を出力し、信号検出回路は、判定
回路の直列接点の双方が閉成したときに流れる電流をそ
れぞれの電流検出器で検出し各々の判定回路の制御指令
信号を個別に検出し、故障検出回路は、それぞれの制御
リレーへの各系の制御信号の入力状態と信号検出回路が
個別に検出した各々の判定回路の制御指令信号とを比較
してそれぞれの制御リレーの接点の閉成故障を検出する
ようにしたものである。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、制御信号入力回路の各々の制御リレーは所定
の遅延時間を持って対応する制御信号を入力し、各々の
制御リレーは入力した制御信号に応じて互いに遅延時間
だけずれて動作する。多数決出力回路の判定回路は各々
の制御リレーのうち2個の制御リレーが動作したときに
制御指令信号を出力し、信号検出回路は各々の判定回路
の制御指令信号を個別に検出する。そして、故障検出回
路はこの信号検出回路が検出した判定回路ごとの制御指
令信号および各々の制御リレーの動作状態に基づいて多
数決出力回路の故障を検知する。
【0012】請求項3の発明は、3重系システムからの
各系の制御信号を同時に入力する制御信号入力回路と、
3重系システムからの制御信号に対応して開閉する接点
を備えこの接点の状態から3重系システムからの制御信
号のうちいずれかの2つの系の制御信号が一致したとき
に制御機器に制御指令信号を出力する多数決出力回路
と、多数決出力回路の接点に連動して動作するリードバ
ック回路と、制御信号入力回路への各系の制御信号の入
力状態とリードバック回路の動作状態とを比較して多数
決回路の故障を検出する故障検出回路とを備えたもので
ある。
【0013】請求項3の発明では、制御信号入力回路に
より3重系システムの各系からの制御信号を同時に入力
し、多数決出力回路はその3系の制御信号うち2系の制
御信号が一致したときに制御機器への制御指令信号を出
力し、リードバック回路により多数決出力回路の接点出
力信号を検出する。そして、故障検出回路は、リードバ
ック回路から入力した多数決出力回路の出力信号および
制御信号入力回路の動作状態に基づき多数決出力回路の
故障を検知する。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、制御信号入力回路は、3重系システムからの各系の
制御信号を各系に対応する3個のそれぞれの制御リレー
に入力し、多数決出力回路は、接点として3個の制御リ
レーの接点を備えこれら接点のうちの2個の制御リレー
の組み合わせでその2個の制御リレーの接点を直列接続
した3個の判定回路を並列接続して構成され3個の判定
回路のうちのいずれかの判定回路における直列接点の双
方が閉成したとき制御機器に制御指令信号を出力し、リ
ードバック回路は、判定回路を構成する各々の制御リレ
ーの複数の接点と連動して開閉する接点を備え、故障検
出回路は、制御信号入力回路への各系の制御信号の入力
状態とリードバック回路からの接点開閉状態とを比較し
て制御リレーの接点の閉成故障を検出するようにしたも
のである。
【0015】請求項4の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、制御信号入力回路の各々の制御リレーは対応
する制御信号を入力し、各々の制御リレーは制御信号の
入力により動作する。多数決出力回路の判定回路は各々
の制御リレーのうち2個の制御リレーが動作したときに
制御指令信号を出力し、リードバック回路の接点は判定
回路を構成する各々の制御リレーの複数の接点と連動し
て開閉動作する。そして、故障検出回路は制御信号入力
回路への各系の制御信号の入力状態とリードバック回路
から入力した接点の開閉動作状態に基づき多数決出力回
路の接点閉成故障を検知する。
【0016】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、多数決出力回路からの制御指令信号の有無を検出す
る信号検出回路を設けたものである。
【0017】請求項5の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、信号検出回路により制御指令信号の有無を検
出する。そして、リードバック回路からの多数決出力回
路の出力信号および制御信号入力回路の動作状態により
多数決出力回路の故障を検知し、信号検出回路からの制
御指令信号により制御機器側の故障を検知する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。制御信号入力回路5は、3重系システムの各系か
らの制御信号を入力するものであり、A系、B系、C系
の各系の制御信号に対応して、それぞれ制御リレーR
A、RB、RCが設けられている。多数決出力回路6
は、その3系の制御信号うち2系の制御信号が一致した
ときに制御機器2への制御指令信号を出力するものであ
り、制御リレーRA、RB、RCのリレー接点から構成
されている。
【0019】すなわち、3個の制御リレーRA、RB、
RCのうちの2個の制御リレーの組み合わせで、その2
個の制御リレーの接点を直列接続した3個の判定回路を
並列接続して構成されている。つまり、制御リレーRA
は2個の接点RA1、RA2を有し、同様に、制御リレ
ーRBは2個の接点RB1、RB2を有し、制御リレー
RCは2個の接点RC1、RC2を有する。そして、第
1の判定回路は制御リレーRAの接点RA1と制御リレ
ーRBの接点RB1との直列接続で構成され、同様に、
第2の判定回路は制御リレーRBの接点RB2と制御リ
レーRCの接点RC1との直列接続で構成され、第3の
判定回路は制御リレーRCの接点RC2と制御リレーR
Aの接点RA2との直列接続で構成されている。
【0020】この多数決出力回路6の各々の判定回路に
は、制御電源7から電源が供給され、3個の判定回路の
うちのいずれかの判定回路における直列接点の双方が閉
成したときに、制御機器2に対し制御指令信号を出力す
る。
【0021】信号検出回路8は、各々の判定回路の直列
接点の双方が閉したときに流れる電流をそれぞれの電流
検出器CT1、CT2、CT3で検出するものであり、
各々の判定回路の制御指令信号の有無を個別に検出す
る。そして、故障検出回路11は、信号検出回路8で個
別に検出された制御指令信号の有無と制御信号入力回路
5に入力される各系への制御信号とを比較し、多数決出
力回路6の故障を検出するものである。
【0022】図2は、第1の実施の形態の動作を示すタ
イムチャートである。制御信号入力回路5には、図2に
示すように、3重系システムの各系からの制御信号が所
定の遅延時間をもって順次入力される。A系制御信号は
タイミングt1で「1」になり、B系制御信号はA系制
御信号が入力されてから所定の遅延時間後のタイミング
t2で「1」になり、同様に、C系制御信号はB系制御
信号が入力されてから所定の遅延時間後のタイミングt
3で「1」になる制御信号が入力される。
【0023】この各々の制御信号は出力時間が同一であ
るので、A系制御信号がタイミングt4で「0」となっ
たときは、B系制御信号はA系制御信号が「0」となっ
てから所定の遅延時間後のタイミングt5で「0」とな
り、同様にC系制御信号はB系制御信号が「0」となっ
てから所定の遅延時間後のタイミングt6で「0」とな
る。
【0024】このような各系の制御信号が多数決出力回
路6に入力されると、各系の制御リレーRA、RB、R
Cがそれぞれ遅延して動作する。したがって、各々の判
定回路は、各々の制御リレーRA、RB、RCの動作に
より直列接続された2つの接点が同時に動作している状
態で制御指令信号を出力することになる。したがって、
制御機器2に対しては、第1の判定回路(RA1、RB
1)、第2の判定回路(RB2、RC1)、第3の判定
回路(RC2、RA1)からの論理和が制御指令出力と
して出力されることになる。
【0025】信号検出回路8は、電流検出器CT1、C
T2、CT3により、図2に示すように各々の判定回路
に流れる電流(制御指令信号)を個別に検出する。
【0026】そして、故障検出回路11は、信号検出回
路8の検出信号および制御信号入力回路5への制御信号
の入力状態に基づいて多数決出力回路6の故障を検知す
る。すなわち、図2に示すように、判定回路の2つの接
点が同時にONしない限り電流が流れない波線の部分で
電流検出されたら、制御リレーの接点のON側故障とし
て検出する。例えば、図2で領域S1で電流が検出され
たら制御リレーRBの接点RB1の故障であり、領域S
2で電流検出されたら制御リレーRAの接点RA1の故
障である。同様に、領域S3では制御リレーRCの接点
RC1の故障、領域S4では制御リレーRBの接点RB
2の故障、領域S5では制御リレーRCの接点RC2の
故障、領域S6では制御リレーRAの接点RA2の故障
である。このような判定により、制御リレーRA、R
B、RCのフェールアウト側の故障を検出する。
【0027】この第1の実施の形態によれば、制御リレ
ーと電流検出器CTとの簡易な回路構成で、3重系シス
テムの制御信号の多数決出力を行いつつ、各系の制御リ
レーのON側故障も検出することができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。この第2の実施の形態は図1に示した第1の実施の
形態に対し、制御信号入力回路5には各系の制御信号を
同時に入力するようにし、また、信号検出回路8に代え
て、多数決出力回路6の接点の動作状態を監視するリー
ドバック回路9を設けたものである。
【0029】図3において、制御信号入力回路5は、3
重系システムの各系からの制御信号を入力するものであ
り、A系、B系、C系の各系の制御信号に対応して、そ
れぞれ制御リレーRA、RB、RCが設けられている。
多数決出力回路6は、その3系の制御信号うち2系の制
御信号が一致したときに制御機器への制御指令信号を出
力するものであり、制御リレーRA、RB、RCのリレ
ー接点から構成されている。
【0030】この多数決出力回路6は、3個の制御リレ
ーRA、RB、RCのうちの2個の制御リレーの組み合
わせで、その2個の制御リレーの接点を直列接続した3
個の判定回路を並列接続して構成されている。第1の判
定回路は制御リレーRAの接点RA1と制御リレーRB
の接点RB1との直列接続で構成され、同様に、第2の
判定回路は制御リレーRBの接点RB2と制御リレーR
Cの接点RC1との直列接続で構成され、第3の判定回
路は制御リレーRCの接点RC2と制御リレーRAの接
点RA2との直列接続で構成されている。この多数決出
力回路6の各々の判定回路には、制御電源7から電源が
供給され、3個の判定回路のうちのいずれかの判定回路
における直列接点の双方が閉成したときに、制御機器に
対し制御指令信号を出力する。
【0031】リードバック回路9は、多数決出力回路6
の接点の動作状態を監視するものであり、判定回路を構
成する各々の制御リレーの複数の接点と連動して開閉す
る接点を有している。すなわち、制御リレーRAの2個
の接点RA1、RA2と連動して開閉する接点RA3、
制御リレーRBの2個の接点RB1、RB2と連動して
開閉する接点RB3、制御リレーRCの2個の接点RC
1、RC2と連動して開閉する接点RC3を有し、多数
決出力回路6の判定回路を構成する接点のいずれかがO
N状態(閉)であるときには、それを故障検出回路11
に入力するようにしている。
【0032】図4は、図3に示した第2の実施の形態の
動作を示すタイムチャートである。制御信号入力回路5
の各々の制御リレーRA、RB、RCには、3重系シス
テムの各系から、タイミングt1で「1」になりタイミ
ングt2で「0」になる制御信号が同時にそれぞれ入力
される。制御リレーRA、RB、RCは制御信号が入力
されると動作する。
【0033】多数決出力回路6は、3系の制御信号うち
2系の制御信号が入力されたときに制御指令信号を制御
機器2に出力する。また、リードバック回路9は各系の
制御リレーの複数の接点と連動する接点をリードバック
出力として故障検出回路11に出力する。
【0034】ここで、制御リレーRA、RB、RCは、
1つの接点が溶着してON(閉)側に固定したとき、他
の健全な接点もON(閉)側に固定するか、少なくとも
OFF(開)側にならない構造のリレーを使用する。こ
れにより多数決出力回路6のリレー接点がON側故障し
たときは、その接点が連動してリードバック回路9の接
点がONとなるので、制御リレーのフェールアウト側の
故障を検出することが可能となる。
【0035】例えば、図3における多数決出力回路6の
接点RA1が溶着等によりON側故障した場合、その接
点RA1に連動してリードバック回路9の接点RA3も
ON側に固定される。したがって、A系制御信号の出力
が無の状態であっても、A系リードバック出力が図4の
破線部分でも成立することになり、故障検出回路11
は、そのことを検出することでA系の制御リレーRAの
接点のON側故障として検出することができる。
【0036】この第2の実施の形態では、3重系システ
ムの多数決出力を行いつつ、また各系の制御リレーのO
N側故障も検出することができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。この第3の実施の形態は、図3に示した第2の実施
の形態に対し、多数決出力回路6からの制御指令信号の
有無を検出する信号検出回路10を追加して設けたもの
である。信号検出回路10は、多数決出力回路6からの
制御指令信号の有無を電流で検出するための電流検出器
CTを有している。その他の構成要素は図3に示した第
2の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符
号を付しその説明は省略する。
【0038】図6は、第3の実施の形態の動作を示すタ
イムチャートである。制御信号入力回路5の各々の制御
リレーRA、RB、RCには、3重系システムの各系か
ら、タイミングt1で「1」になりタイミングt2で
「0」になる制御信号がそれぞれ入力される。制御リレ
ーRA、RB、RCは制御信号が入力されると動作す
る。
【0039】多数決出力回路6は、3系の制御信号うち
2系の制御信号が入力されたときに制御指令信号を制御
機器2に出力する。また、リードバック回路9は各系の
制御リレーの複数の接点と連動する接点をリードバック
出力として故障検出回路11に出力する。
【0040】これにより、多数決出力回路6のリレー接
点がON側故障したときは、その接点が連動してリード
バック回路9の接点がONとなるので、故障検出回路1
1は制御リレーのフェールアウト側の故障を検出するこ
とが可能となる。例えば、図5の接点RA1が溶着等に
よりON側故障した場合、接点RA3もON側に固定さ
れるので、A系リードバック出力が図6の破線部分で検
出されることになる。これにより、A系の制御リレーの
故障を検出する。
【0041】一方、信号検出回路10は多数決出力回路
6からの出力信号電流を検出する。つまり、故障検出回
路11は多数決出力回路6の出力信号である電流が流れ
なくなったことを検出することで、制御機器2側のリレ
ー故障や制御回線切断時の故障を検知できる。
【0042】以上のように、この第3の実施の形態で
は、3重系システムの多数決出力を行いつつ、各系の制
御リレーだけでなく制御機器2側の故障をも検出するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な回路構成で、3重系システムの多数決出力を行いつ
つ、また各系の制御リレーや制御機器側の故障を検出す
ることができるフェールセーフ出力装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す構成
図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態の動作を示
すタイムチャートである。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す構成
図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態の動作を示
すタイムチャートである。
【図5】図5は、本発明の第3の実施の形態を示す構成
図である。
【図6】図6は、本発明の第3の実施の形態の動作を示
すタイムチャートである。
【図7】図7は、従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 フェールセーフ出力装置 2 制御機器 3 多数決部 4 フェールセーフリレードライバ 5 制御信号入力回路 6 多数決出力回路 7 制御電源 8 信号検出回路 9 リードバック回路 10 信号検出回路 11 故障検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 昭夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3重系システムからの各系の制御信号を
    順次遅延させて入力する制御信号入力回路と、前記3重
    系システムからの制御信号のうちいずれかの2つの系の
    制御信号が一致したときに制御機器に制御指令信号を出
    力する多数決出力回路と、前記多数決出力回路からの制
    御指令信号の有無を検出する信号検出回路と、前記制御
    信号入力回路への各系の制御信号の入力状態と前記信号
    検出回路が検出した制御指令信号とを比較して前記多数
    決回路の故障を検出する故障検出回路とを備えたことを
    特徴とするフェールセーフ出力装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号入力回路は、前記3重系シ
    ステムからの各系の制御信号を各系に対応する3個のそ
    れぞれの制御リレーに順次遅延させて入力し、前記多数
    決出力回路は、前記3個の制御リレーのうちの2個の制
    御リレーの組み合わせでその2個の制御リレーの接点を
    直列接続した3個の判定回路を並列接続して構成され前
    記3個の判定回路のうちのいずれかの判定回路における
    直列接点の双方が閉成したとき前記制御機器に制御指令
    信号を出力し、前記信号検出回路は、前記判定回路の直
    列接点の双方が閉成したときに流れる電流をそれぞれの
    電流検出器で検出して前記各々の判定回路の前記制御指
    令信号を個別に検出し、前記故障検出回路は、前記それ
    ぞれの制御リレーへの各系の制御信号の入力状態と前記
    信号検出回路が個別に検出した前記各々の判定回路の制
    御指令信号とを比較して前記それぞれの制御リレーの接
    点の閉成故障を検出するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のフェールセーフ出力装置。
  3. 【請求項3】 3重系システムからの各系の制御信号を
    同時に入力する制御信号入力回路と、前記3重系システ
    ムからの制御信号に対応して開閉する接点を備えこの接
    点の状態から前記3重系システムからの制御信号のうち
    いずれかの2つの系の制御信号が一致したときに制御機
    器に制御指令信号を出力する多数決出力回路と、前記接
    点に連動して動作するリードバック回路と、前記制御信
    号入力回路への各系の制御信号の入力状態と前記リード
    バック回路の動作状態とを比較して前記多数決回路の故
    障を検出する故障検出回路とを備えたことを特徴とする
    フェールセーフ出力装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号入力回路は、前記3重系シ
    ステムからの各系の制御信号を各系に対応する3個のそ
    れぞれの制御リレーに入力し、前記多数決出力回路は、
    前記接点として前記3個の制御リレーの接点を備え、こ
    れら接点のうちの2個の制御リレーの組み合わせでその
    2個の制御リレーの接点を直列接続した3個の判定回路
    を並列接続して構成され前記3個の判定回路のうちのい
    ずれかの判定回路における直列接点の双方が閉成したと
    き前記制御機器に制御指令信号を出力し、前記リードバ
    ック回路は、前記判定回路を構成する前記各々の制御リ
    レーの複数の接点と連動して開閉する接点を備え、前記
    故障検出回路は、前記制御信号入力回路への各系の制御
    信号の入力状態と前記リードバック回路からの接点開閉
    状態とを比較して前記制御リレーの接点の閉成故障を検
    出するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のフ
    ェールセーフ出力装置。
  5. 【請求項5】 前記多数決出力回路からの制御指令信号
    の有無を検出する信号検出回路を設けたことを特徴とす
    る請求項3に記載のフェールセーフ出力装置。
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