JP2880131B2 - ステレオカメラ - Google Patents
ステレオカメラInfo
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- JP2880131B2 JP2880131B2 JP8183666A JP18366696A JP2880131B2 JP 2880131 B2 JP2880131 B2 JP 2880131B2 JP 8183666 A JP8183666 A JP 8183666A JP 18366696 A JP18366696 A JP 18366696A JP 2880131 B2 JP2880131 B2 JP 2880131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- pair
- distance
- optical axis
- photographing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B35/00—Stereoscopic photography
- G03B35/08—Stereoscopic photography by simultaneous recording
- G03B35/10—Stereoscopic photography by simultaneous recording having single camera with stereoscopic-base-defining system
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Viewfinders (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステレオカメラ
に関するものであり、特に、2本の撮影レンズの光軸間
距離調節機構を設けたステレオカメラに関するものであ
る。
に関するものであり、特に、2本の撮影レンズの光軸間
距離調節機構を設けたステレオカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】左右一対の撮影レンズによって同時に2
枚の写真を撮影するステレオカメラにおいて、2本の撮
影レンズの光軸間距離は固定であるものが一般的であ
る。此種の光軸間距離固定形ステレオカメラは、被写体
距離が近くなるほど2本の撮影レンズの視差により左右
の撮影画面における被写体画像の位置偏差が増大し、左
右の撮影画面のステレオ撮影領域のそれぞれ外側に非重
複領域が増大する。この非重複領域は撮影フィルムをス
テレオスライドマウントにマウントしてステレオスライ
ドビューワで鑑賞する際に目障りになるので、窓幅が異
なる複数種類のステレオスライドマウントを用意して適
切な窓幅のステレオスライドマウントを選択することに
より左右の画面の非重複領域を遮蔽する手段が採られて
いる。従って、画面幅の損失が大きく、また、マウント
する際に画面の遮蔽量や横方向位置の決定が容易ではな
いという欠点があることが知られている。
枚の写真を撮影するステレオカメラにおいて、2本の撮
影レンズの光軸間距離は固定であるものが一般的であ
る。此種の光軸間距離固定形ステレオカメラは、被写体
距離が近くなるほど2本の撮影レンズの視差により左右
の撮影画面における被写体画像の位置偏差が増大し、左
右の撮影画面のステレオ撮影領域のそれぞれ外側に非重
複領域が増大する。この非重複領域は撮影フィルムをス
テレオスライドマウントにマウントしてステレオスライ
ドビューワで鑑賞する際に目障りになるので、窓幅が異
なる複数種類のステレオスライドマウントを用意して適
切な窓幅のステレオスライドマウントを選択することに
より左右の画面の非重複領域を遮蔽する手段が採られて
いる。従って、画面幅の損失が大きく、また、マウント
する際に画面の遮蔽量や横方向位置の決定が容易ではな
いという欠点があることが知られている。
【0003】そこで、本願出願人は既に、2本の撮影レ
ンズの光軸間距離を調節可能にしてその視差補正結果を
ファインダで視認できるようにしたレフレックス形のス
テレオカメラを提案している(特願平6−252229
号)。このステレオカメラは、左右の焦点板の同一位置
にマーキングした視準マークが一致するように撮影レン
ズの光軸間距離を調節して撮影することにより、左右の
画面の非重複部分を可及的に解消することができ、画面
損失がなく最適なステレオ効果のステレオスライドを作
成することができる。
ンズの光軸間距離を調節可能にしてその視差補正結果を
ファインダで視認できるようにしたレフレックス形のス
テレオカメラを提案している(特願平6−252229
号)。このステレオカメラは、左右の焦点板の同一位置
にマーキングした視準マークが一致するように撮影レン
ズの光軸間距離を調節して撮影することにより、左右の
画面の非重複部分を可及的に解消することができ、画面
損失がなく最適なステレオ効果のステレオスライドを作
成することができる。
【0004】また、本願出願人は、左右のレンズの撮影
範囲のそれぞれ外側1/2の画面を対称的に左右反転し
て一つの正立正像を合成する複合形のプリズムを設け、
一眼で左右の画面を観察できるようにして視認性を向上
したレフレックス形のステレオカメラを提案し(特願平
8−053476号)、このステレオカメラにおいてさ
らに焦点調節機構と撮影レンズの光軸間距離調節機構と
を連動させて、撮影距離に応じて視差が自動的に補正さ
れるようにしたものも提案している(特願平8−053
476号)。
範囲のそれぞれ外側1/2の画面を対称的に左右反転し
て一つの正立正像を合成する複合形のプリズムを設け、
一眼で左右の画面を観察できるようにして視認性を向上
したレフレックス形のステレオカメラを提案し(特願平
8−053476号)、このステレオカメラにおいてさ
らに焦点調節機構と撮影レンズの光軸間距離調節機構と
を連動させて、撮影距離に応じて視差が自動的に補正さ
れるようにしたものも提案している(特願平8−053
476号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】焦点調節機構と連動す
る自動光軸間距離調節機構を設けたステレオカメラは、
撮影距離に係らず光軸間距離が自動調節されるためステ
レオ撮影領域の損失を減少させることができ、且つ速写
性にすぐれている。しかし、現実には画面内の全ての被
写体が等距離にあるような状況は殆どなく、種々の距離
の被写体が混在していることが多い。従って、遠距離の
主要被写体に焦点を合わせた場合に、同一画面内の近距
離の被写体に対してはレンズの光軸間距離補正が不足
し、ステレオスライドビューワによる鑑賞時に近距離被
写体が画面から手前側に飛び出して不自然にみえたり、
これを補正するためにはマウント時に左右の画面の外側
領域を適宜マスクする必要が生じる。
る自動光軸間距離調節機構を設けたステレオカメラは、
撮影距離に係らず光軸間距離が自動調節されるためステ
レオ撮影領域の損失を減少させることができ、且つ速写
性にすぐれている。しかし、現実には画面内の全ての被
写体が等距離にあるような状況は殆どなく、種々の距離
の被写体が混在していることが多い。従って、遠距離の
主要被写体に焦点を合わせた場合に、同一画面内の近距
離の被写体に対してはレンズの光軸間距離補正が不足
し、ステレオスライドビューワによる鑑賞時に近距離被
写体が画面から手前側に飛び出して不自然にみえたり、
これを補正するためにはマウント時に左右の画面の外側
領域を適宜マスクする必要が生じる。
【0006】一方、焦点調節とは無関係に光軸間距離を
調節できるようにしたステレオカメラは、撮影者がファ
インダ画像を観察しながら最適の視差補正を行って撮影
することができるが、焦点調節と光軸間距離調節とを別
々に行わなければならず、静物撮影や風景撮影には支障
はないものの、速写性に劣るためスナップ的な撮影には
好適とはいえない面がある。
調節できるようにしたステレオカメラは、撮影者がファ
インダ画像を観察しながら最適の視差補正を行って撮影
することができるが、焦点調節と光軸間距離調節とを別
々に行わなければならず、静物撮影や風景撮影には支障
はないものの、速写性に劣るためスナップ的な撮影には
好適とはいえない面がある。
【0007】このように、光軸間距離調節機構を設けた
ステレオカメラであっても撮影目的によってそれぞれ一
長一短があるが、2種類のステレオカメラを携行するこ
とは不便であるとともに、出費も嵩むことになる。
ステレオカメラであっても撮影目的によってそれぞれ一
長一短があるが、2種類のステレオカメラを携行するこ
とは不便であるとともに、出費も嵩むことになる。
【0008】そこで、自動光軸間距離調節機構を有し、
且つ必要に応じて手動で光軸間距離調節を可能とし、1
台のステレオカメラで速写性を要求される場合と完全な
視差補正を要求される場合とにそれぞれ対応できるよう
にして利便性を向上するために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを
目的とする。
且つ必要に応じて手動で光軸間距離調節を可能とし、1
台のステレオカメラで速写性を要求される場合と完全な
視差補正を要求される場合とにそれぞれ対応できるよう
にして利便性を向上するために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案せられたものであり、二系統の一眼
レフレックスカメラボディを一体化した構造のカメラボ
ディと2本の撮影レンズを有し、前記撮影レンズを装着
した一対のレンズボードをレンズの光軸方向へ並行に連
動させて焦点を調節する焦点調節機構と、前記一対のレ
ンズボードの間隔を調節する光軸間距離調節機構を設け
たレフレックス形のステレオカメラにおいて、 前記レンズボード及び焦点調節機構を支持するベースフ
レームにレンズシフトカムを左右対称に設けてカム面を
対向せしめ、前記一対のレンズボードにそれぞれ前記レ
ンズシフトカムに接触する係合部を設け、前記一対のレ
ンズボードをバネにより間隔拡張方向に付勢して前記係
合部を前記レンズシフトカムに圧接させ、前記レンズシ
フトカムにより撮影レンズの繰出し量に係わらず合焦距
離における左右の撮影レンズの視野を常時一致させる自
動光軸間距離調節機構を構成するとともに、送りネジ等
の手段により一対のレンズシフタの間隔を開閉する拡縮
機構を設け、前記一対のレンズシフタ間に前記一対のレ
ンズボードを配置して手動光軸間距離調節機構を構成
し、且つ、上記ステレオカメラの左右一対の焦点板上に
装着される左右一対のペンタプリズムからなる両眼ファ
インダユニットと、左右一対の焦点板のそれぞれ内側1
/2の画面を対称的に左右反転して一つの正立正像を合
成する複合形プリズムからなる一眼ファインダユニット
とを交換可能に形成したステレオカメラを提供するもの
である。
達成するために提案せられたものであり、二系統の一眼
レフレックスカメラボディを一体化した構造のカメラボ
ディと2本の撮影レンズを有し、前記撮影レンズを装着
した一対のレンズボードをレンズの光軸方向へ並行に連
動させて焦点を調節する焦点調節機構と、前記一対のレ
ンズボードの間隔を調節する光軸間距離調節機構を設け
たレフレックス形のステレオカメラにおいて、 前記レンズボード及び焦点調節機構を支持するベースフ
レームにレンズシフトカムを左右対称に設けてカム面を
対向せしめ、前記一対のレンズボードにそれぞれ前記レ
ンズシフトカムに接触する係合部を設け、前記一対のレ
ンズボードをバネにより間隔拡張方向に付勢して前記係
合部を前記レンズシフトカムに圧接させ、前記レンズシ
フトカムにより撮影レンズの繰出し量に係わらず合焦距
離における左右の撮影レンズの視野を常時一致させる自
動光軸間距離調節機構を構成するとともに、送りネジ等
の手段により一対のレンズシフタの間隔を開閉する拡縮
機構を設け、前記一対のレンズシフタ間に前記一対のレ
ンズボードを配置して手動光軸間距離調節機構を構成
し、且つ、上記ステレオカメラの左右一対の焦点板上に
装着される左右一対のペンタプリズムからなる両眼ファ
インダユニットと、左右一対の焦点板のそれぞれ内側1
/2の画面を対称的に左右反転して一つの正立正像を合
成する複合形プリズムからなる一眼ファインダユニット
とを交換可能に形成したステレオカメラを提供するもの
である。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に従って詳述する。図1はステレオカメラ1のカメラボ
ディ2と着脱自在なレンズユニット3を示し、カメラボ
ディ2は二系統の一眼レフレックスカメラの光学系機構
部を一体的に並設した構造であり、レンズユニット3の
撮影レンズ4L,4Rを通じて入射する光を上方へ反射
する45°レフレックスミラー5L,5Rが左右に設置
され、上下へ回動するレフレックスミラー5L,5Rの
背後にフォーカルプレーンシャッタ(図示せず)が配置
されている。レフレックスミラー5L,5Rの上方には
焦点板6L,6Rが設置され、後述するファインダユニ
ットが焦点板6L,6R上に搭載される。
に従って詳述する。図1はステレオカメラ1のカメラボ
ディ2と着脱自在なレンズユニット3を示し、カメラボ
ディ2は二系統の一眼レフレックスカメラの光学系機構
部を一体的に並設した構造であり、レンズユニット3の
撮影レンズ4L,4Rを通じて入射する光を上方へ反射
する45°レフレックスミラー5L,5Rが左右に設置
され、上下へ回動するレフレックスミラー5L,5Rの
背後にフォーカルプレーンシャッタ(図示せず)が配置
されている。レフレックスミラー5L,5Rの上方には
焦点板6L,6Rが設置され、後述するファインダユニ
ットが焦点板6L,6R上に搭載される。
【0012】図2に示すように、レンズユニット3のベ
ースフレーム7には、箱形のスライドフレーム8が前後
摺動自在に組付けられ、スライドフレーム8の前面に左
右2個のレンズボード9L,9Rが装着されている。ス
ライドフレーム8は、ベースフレーム7に装着したフォ
ーカシングノブ10を回転すると、送りネジ機構、或い
はカムやラックピニオン機構等の公知の送り機構(図示
せず)によって撮影レンズ4L,4Rの光軸と平行に前
後移動する。スライドフレーム8は、ベースフレーム7
上にガイドを形成してガイドに係合させるか、またはベ
ースフレーム7上にガイドレールを設置し、スライドフ
レーム8にブッシュを装着してガイドレールへブッシュ
を係合させて案内させてもよい。また、ベースフレーム
7の後部垂直面とスライドフレーム8とは摺動伸縮管構
造またはベローズによって結合され、スライドフレーム
8の内部空間に外光が漏れないように形成されている。
ースフレーム7には、箱形のスライドフレーム8が前後
摺動自在に組付けられ、スライドフレーム8の前面に左
右2個のレンズボード9L,9Rが装着されている。ス
ライドフレーム8は、ベースフレーム7に装着したフォ
ーカシングノブ10を回転すると、送りネジ機構、或い
はカムやラックピニオン機構等の公知の送り機構(図示
せず)によって撮影レンズ4L,4Rの光軸と平行に前
後移動する。スライドフレーム8は、ベースフレーム7
上にガイドを形成してガイドに係合させるか、またはベ
ースフレーム7上にガイドレールを設置し、スライドフ
レーム8にブッシュを装着してガイドレールへブッシュ
を係合させて案内させてもよい。また、ベースフレーム
7の後部垂直面とスライドフレーム8とは摺動伸縮管構
造またはベローズによって結合され、スライドフレーム
8の内部空間に外光が漏れないように形成されている。
【0013】スライドフレーム8とレンズボード9L,
9Rはありみぞ形案内機構11によって結合され、レン
ズボード9L,9Rは光軸直角方向へ摺動自在になって
いる。スライドフレーム8の上面に光軸直角方向へ架設
したレンズシフト軸12は、中央から左右対称に右ネジ
と左ネジが成形され、メネジを設けたレンズシフタ13
が左右それぞれのネジに螺合しており、レンズシフト軸
12のレンズシフトノブ14を回転すると、回転方向に
応じてレンズシフタ13は対称的に接近または離反す
る。
9Rはありみぞ形案内機構11によって結合され、レン
ズボード9L,9Rは光軸直角方向へ摺動自在になって
いる。スライドフレーム8の上面に光軸直角方向へ架設
したレンズシフト軸12は、中央から左右対称に右ネジ
と左ネジが成形され、メネジを設けたレンズシフタ13
が左右それぞれのネジに螺合しており、レンズシフト軸
12のレンズシフトノブ14を回転すると、回転方向に
応じてレンズシフタ13は対称的に接近または離反す
る。
【0014】左右のレンズボード9L,9Rには圧縮コ
イルバネ15が介装されて左右のレンズボード9L,9
Rを拡開方向に付勢しており、左右のレンズボード9
L,9Rの上面に設けたアーム16がそれぞれレンズシ
フタ13の内側側面に対向している。
イルバネ15が介装されて左右のレンズボード9L,9
Rを拡開方向に付勢しており、左右のレンズボード9
L,9Rの上面に設けたアーム16がそれぞれレンズシ
フタ13の内側側面に対向している。
【0015】ベースフレーム7の前部には左右対称にプ
レート状のレンズシフトカム17L,17Rが設置さ
れ、レンズボード9L,9Rの下部に設けたローラ18
をレンズシフトノブ14の操作によってレンズシフトカ
ム17L,17Rへ圧接させることができる。即ち、レ
ンズシフトノブ14をレンズボード9L,9Rが離反す
る方向へ回転すると、レンズボード9L,9Rは圧縮コ
イルバネ15によってそれぞれ外側へ移動してローラ1
8がレンズシフトカム17L,17Rへ圧接し、レンズ
シフタ13はさらに外側へ移動してレンズボード9L,
9Rのアーム16から離反する。
レート状のレンズシフトカム17L,17Rが設置さ
れ、レンズボード9L,9Rの下部に設けたローラ18
をレンズシフトノブ14の操作によってレンズシフトカ
ム17L,17Rへ圧接させることができる。即ち、レ
ンズシフトノブ14をレンズボード9L,9Rが離反す
る方向へ回転すると、レンズボード9L,9Rは圧縮コ
イルバネ15によってそれぞれ外側へ移動してローラ1
8がレンズシフトカム17L,17Rへ圧接し、レンズ
シフタ13はさらに外側へ移動してレンズボード9L,
9Rのアーム16から離反する。
【0016】また、レンズシフトノブ14を逆回転する
と、レンズシフタ13がアーム16を外側から押圧して
レンズボード9L,9Rを接近方向へ移動し、ローラ1
8がレンズシフトカム17L,17Rから離反する。
と、レンズシフタ13がアーム16を外側から押圧して
レンズボード9L,9Rを接近方向へ移動し、ローラ1
8がレンズシフトカム17L,17Rから離反する。
【0017】レンズシフトカム17L,17Rは、撮影
レンズ4L,4Rの繰出し量にかかわらず合焦距離にお
ける左右の撮影レンズ4L,4Rの撮影範囲が合致する
ように形成されている。図3は、撮影レンズの焦点と光
軸間距離の関係を表したものであり、レンズを1枚の薄
いレンズと仮定し、 レンズの焦点距離 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ f 被写体からレンズの主点までの距離 ‥‥‥‥‥ L レンズの焦点位置から結像位置までの距離 ‥‥ Δif とすれば、Δif=f2 /(L−f)であるので、レン
ズの主点とフィルム面との距離はf+Δifとなる。
レンズ4L,4Rの繰出し量にかかわらず合焦距離にお
ける左右の撮影レンズ4L,4Rの撮影範囲が合致する
ように形成されている。図3は、撮影レンズの焦点と光
軸間距離の関係を表したものであり、レンズを1枚の薄
いレンズと仮定し、 レンズの焦点距離 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ f 被写体からレンズの主点までの距離 ‥‥‥‥‥ L レンズの焦点位置から結像位置までの距離 ‥‥ Δif とすれば、Δif=f2 /(L−f)であるので、レン
ズの主点とフィルム面との距離はf+Δifとなる。
【0018】また、撮影範囲を左右で一致させるための
左右のレンズのそれぞれのシフト量Slは、ステレオカ
メラの左右露光面のピッチをP1 とすると Sl=(P1 /2)×(f+Δif)/(L+f+Δif) となり、被写体からレンズの主点までの距離Lが減少す
るにつれて、左右のレンズをシフト量Sl分それぞれ接
近する方向へ移動させればよい。
左右のレンズのそれぞれのシフト量Slは、ステレオカ
メラの左右露光面のピッチをP1 とすると Sl=(P1 /2)×(f+Δif)/(L+f+Δif) となり、被写体からレンズの主点までの距離Lが減少す
るにつれて、左右のレンズをシフト量Sl分それぞれ接
近する方向へ移動させればよい。
【0019】図2に示すレンズシフトカム17L,17
Rは、上記の式に基づいた形状に成形されており、フォ
ーカシングノブ10により撮影レンズ4L,4Rを無限
遠焦点位置として、レンズシフトノブ14をレンズボー
ド9L,9Rが離反する方向へ回転し、ローラ18をレ
ンズシフトカム17L,17Rへ圧接させてレンズシフ
タ13をアーム16から離反させれば自動光軸間距離調
節状態となる。この状態ではフォーカシングノブ10に
よる焦点調節と連動して撮影レンズ4L,4Rの光軸間
隔がレンズシフトカム17L,17Rのカム面に沿って
変動し、合焦距離における左右の撮影レンズ4L,4R
の撮影範囲が常時合致する。尚、左右の露光画面ピッチ
並びに撮影レンズ4L,4Rの最大光軸ピッチは人間の
両眼間隔である63.5mm程度とすることが望まし
い。また、カメラボディ2は、撮影レンズの焦点距離に
合わせてレンズシフトカム17L,17Rの形状を設計
した各種の焦点距離のレンズユニットを作成することに
より、任意のレンズユニットに交換することができる。
Rは、上記の式に基づいた形状に成形されており、フォ
ーカシングノブ10により撮影レンズ4L,4Rを無限
遠焦点位置として、レンズシフトノブ14をレンズボー
ド9L,9Rが離反する方向へ回転し、ローラ18をレ
ンズシフトカム17L,17Rへ圧接させてレンズシフ
タ13をアーム16から離反させれば自動光軸間距離調
節状態となる。この状態ではフォーカシングノブ10に
よる焦点調節と連動して撮影レンズ4L,4Rの光軸間
隔がレンズシフトカム17L,17Rのカム面に沿って
変動し、合焦距離における左右の撮影レンズ4L,4R
の撮影範囲が常時合致する。尚、左右の露光画面ピッチ
並びに撮影レンズ4L,4Rの最大光軸ピッチは人間の
両眼間隔である63.5mm程度とすることが望まし
い。また、カメラボディ2は、撮影レンズの焦点距離に
合わせてレンズシフトカム17L,17Rの形状を設計
した各種の焦点距離のレンズユニットを作成することに
より、任意のレンズユニットに交換することができる。
【0020】また、後述する一眼ファインダユニットを
装着し、ファインダの左右1/2の画像のズレを観察し
て焦点調節を行う場合は、自動光軸間距離調節状態で焦
点調節を行う必要があるが、レンズシフタ13がアーム
16を押してローラ18がレンズシフトカム17L,1
7Rから離れた手動光軸間距離調節状態となっている場
合に警告表示を行うために、スライドフレーム8の上面
の一方のアーム16の可動範囲の外側にマイクロスイッ
チ19が設置されている。無限遠焦点位置においてもレ
ンズシフタ13がアーム16へ接触しない外側位置へレ
ンズシフタ13を移動すると、レンズシフタ13がマイ
クロスイッチ19の押しボタンを押して自動光軸間距離
調節状態であることが検出される。
装着し、ファインダの左右1/2の画像のズレを観察し
て焦点調節を行う場合は、自動光軸間距離調節状態で焦
点調節を行う必要があるが、レンズシフタ13がアーム
16を押してローラ18がレンズシフトカム17L,1
7Rから離れた手動光軸間距離調節状態となっている場
合に警告表示を行うために、スライドフレーム8の上面
の一方のアーム16の可動範囲の外側にマイクロスイッ
チ19が設置されている。無限遠焦点位置においてもレ
ンズシフタ13がアーム16へ接触しない外側位置へレ
ンズシフタ13を移動すると、レンズシフタ13がマイ
クロスイッチ19の押しボタンを押して自動光軸間距離
調節状態であることが検出される。
【0021】マイクロスイッチ19の電極はリード線2
0を介してベースフレーム7の背面の接点(図示せず)
に接続されている。図1に示すように、カメラボディ2
の前面の中央部にはレンズユニット3の接点に対応する
接点21が設けられており、カメラボディ2へレンズユ
ニット3を装着するとマイクロスイッチ19がカメラボ
ディ2の制御部に接続される。カメラボディ2の焦点板
6L,6Rの内側縁部近傍にはファインダユニットの測
光素子へ接続される測光接点22と、後述するファイン
ダユニットの種類を識別するためのファインダユニット
検知用接点23、及び警告表示用発光素子24が配置さ
れている。
0を介してベースフレーム7の背面の接点(図示せず)
に接続されている。図1に示すように、カメラボディ2
の前面の中央部にはレンズユニット3の接点に対応する
接点21が設けられており、カメラボディ2へレンズユ
ニット3を装着するとマイクロスイッチ19がカメラボ
ディ2の制御部に接続される。カメラボディ2の焦点板
6L,6Rの内側縁部近傍にはファインダユニットの測
光素子へ接続される測光接点22と、後述するファイン
ダユニットの種類を識別するためのファインダユニット
検知用接点23、及び警告表示用発光素子24が配置さ
れている。
【0022】図4は2種類のファインダユニットの一つ
である両眼ファインダユニット31を搭載したステレオ
カメラ1を示し、両眼ファインダユニット31は、ユニ
ットカバー32内にカメラボディ2の焦点板6L,6R
のそれぞれに対応するペンタプリズム33L,33Rが
組付けられており、一方のペンタプリズム33Rに測光
素子34が組込まれている。測光素子34の接点35は
カメラボディ2の測光接点22と接触し、制御部が測光
素子34の出力に応じてシャッタ速度または撮影レンズ
の自動絞り、或いはその両方をプログラム制御して撮影
フィルムに適切な露光量を与える公知の自動露出機構が
構成されている。
である両眼ファインダユニット31を搭載したステレオ
カメラ1を示し、両眼ファインダユニット31は、ユニ
ットカバー32内にカメラボディ2の焦点板6L,6R
のそれぞれに対応するペンタプリズム33L,33Rが
組付けられており、一方のペンタプリズム33Rに測光
素子34が組込まれている。測光素子34の接点35は
カメラボディ2の測光接点22と接触し、制御部が測光
素子34の出力に応じてシャッタ速度または撮影レンズ
の自動絞り、或いはその両方をプログラム制御して撮影
フィルムに適切な露光量を与える公知の自動露出機構が
構成されている。
【0023】また、両眼ファインダユニット31にはカ
メラボディ2のファインダユニット検知用接点23に対
応する接点は設けられておらず、両眼ファインダユニッ
ト31を装着した場合は、ファインダユニット検知用接
点23の状態はオープンである。
メラボディ2のファインダユニット検知用接点23に対
応する接点は設けられておらず、両眼ファインダユニッ
ト31を装着した場合は、ファインダユニット検知用接
点23の状態はオープンである。
【0024】撮影レンズ4L,4Rへ入射した光は、レ
フレックスミラー5L,5Rを介して焦点板6L,6R
に結像し、焦点板6L,6R上の左右反転像をペンタプ
リズム33L,33Rによって反転した正立像を左右の
接眼レンズEPを通じて観察できる。図1に示すように
焦点板6L,6Rは、中央とその左右とに3本の縦線と
中心位置の円形パターンとからなる視準マークML,M
Rが印されている。撮影レンズ4L,4Rの焦点を無限
遠に合わせ、前述したようにレンズシフタ13を外側方
向へ移動してアーム16から離反させた自動光軸間距離
調節状態で撮影レンズ4L,4Rを無限遠に向け、左右
のファインダ像を両眼視すると、図5(a)に示すよう
に、左右の焦点板6L,6Rの視準マークML,MRが
合致してみえる。
フレックスミラー5L,5Rを介して焦点板6L,6R
に結像し、焦点板6L,6R上の左右反転像をペンタプ
リズム33L,33Rによって反転した正立像を左右の
接眼レンズEPを通じて観察できる。図1に示すように
焦点板6L,6Rは、中央とその左右とに3本の縦線と
中心位置の円形パターンとからなる視準マークML,M
Rが印されている。撮影レンズ4L,4Rの焦点を無限
遠に合わせ、前述したようにレンズシフタ13を外側方
向へ移動してアーム16から離反させた自動光軸間距離
調節状態で撮影レンズ4L,4Rを無限遠に向け、左右
のファインダ像を両眼視すると、図5(a)に示すよう
に、左右の焦点板6L,6Rの視準マークML,MRが
合致してみえる。
【0025】また、フォーカシングノブ10を回転し
て、撮影レンズ4L,4Rを繰出していくと撮影レンズ
4L,4Rはレンズシフトカム17L,17Rに沿って
接近方向へシフトされ、撮影距離にかかわらず自動的に
左右の撮影範囲が一致する。よって、撮影距離にかかわ
らず、被写体に対する撮影レンズ4L,4Rの視差が自
動的に補正されて、合焦位置にある被写体が左右の画面
においてほぼ同一位置に撮影されることになり、ステレ
オスライドマウントにフィルムを装着する際にフィルム
ピッチを調節して視差を補正する必要が殆ど無くなる。
また、スライドマウントの窓によって遮蔽すべき左右画
面の非重複部分が減少するので画面損失の少ないステレ
オスライドを作成することができる。
て、撮影レンズ4L,4Rを繰出していくと撮影レンズ
4L,4Rはレンズシフトカム17L,17Rに沿って
接近方向へシフトされ、撮影距離にかかわらず自動的に
左右の撮影範囲が一致する。よって、撮影距離にかかわ
らず、被写体に対する撮影レンズ4L,4Rの視差が自
動的に補正されて、合焦位置にある被写体が左右の画面
においてほぼ同一位置に撮影されることになり、ステレ
オスライドマウントにフィルムを装着する際にフィルム
ピッチを調節して視差を補正する必要が殆ど無くなる。
また、スライドマウントの窓によって遮蔽すべき左右画
面の非重複部分が減少するので画面損失の少ないステレ
オスライドを作成することができる。
【0026】しかしながら、画面内に距離が異なる被写
体が混在する場合に遠景被写体に焦点を合わせると、近
景被写体像と視準マークML,MRとの相対位置が左右
の焦点板6L,6Rで異なるため、近景被写体像に注目
する人間の視準作用によって図5(b)に示すように左
右の視準マークML,MRが合致せず2重にみえる。こ
のときは、レンズシフトノブ14を回転して撮影レンズ
4L,4Rの光軸間距離を縮少していくと、図6に示す
ように近景被写体像Il ,Ir が左右の焦点板6L,6
Rにおいてそれぞれ接近する方向へ移動し、ペンタプリ
ズム33L,33Rによって左右を反転した正立ファイ
ンダ像においては、近景被写体像Il ,Ir が焦点板画
像とは逆に離反する方向へ移動する。そして、左右の焦
点板6L,6Rの視準マークML,MRとの視差が補正
されて、図5(a)に示すように視準マークML,MR
が合致してみえるポイントに達し、近景被写体の距離に
おいて左右の撮影レンズ4L,4Rの視野がほぼ一致す
る。
体が混在する場合に遠景被写体に焦点を合わせると、近
景被写体像と視準マークML,MRとの相対位置が左右
の焦点板6L,6Rで異なるため、近景被写体像に注目
する人間の視準作用によって図5(b)に示すように左
右の視準マークML,MRが合致せず2重にみえる。こ
のときは、レンズシフトノブ14を回転して撮影レンズ
4L,4Rの光軸間距離を縮少していくと、図6に示す
ように近景被写体像Il ,Ir が左右の焦点板6L,6
Rにおいてそれぞれ接近する方向へ移動し、ペンタプリ
ズム33L,33Rによって左右を反転した正立ファイ
ンダ像においては、近景被写体像Il ,Ir が焦点板画
像とは逆に離反する方向へ移動する。そして、左右の焦
点板6L,6Rの視準マークML,MRとの視差が補正
されて、図5(a)に示すように視準マークML,MR
が合致してみえるポイントに達し、近景被写体の距離に
おいて左右の撮影レンズ4L,4Rの視野がほぼ一致す
る。
【0027】また、手動光軸間距離調節の際は、左右の
焦点板6L,6Rの視準マークML,MRが合致するレ
ンズシフト範囲内においてシフト量に応じて視準マーク
ML,MRに対する被写体の相対的な前後位置が変動す
ることが視認される。左右の視準マークML,MRが合
致しているレンズシフト範囲内ではシフト量にかかわら
ず良好なステレオ効果が得られるが、至近距離の被写体
が画面から手前に飛び出すような特殊の効果を意図する
場合以外は、合致している視準マークML,MRよりも
遠方に全被写体がみえるように調節すれば、ステレオス
ライドビューワにて鑑賞する際に近景被写体の立体像が
至近距離に結像することがなく、自然なステレオ効果の
ステレオスライドとなる。
焦点板6L,6Rの視準マークML,MRが合致するレ
ンズシフト範囲内においてシフト量に応じて視準マーク
ML,MRに対する被写体の相対的な前後位置が変動す
ることが視認される。左右の視準マークML,MRが合
致しているレンズシフト範囲内ではシフト量にかかわら
ず良好なステレオ効果が得られるが、至近距離の被写体
が画面から手前に飛び出すような特殊の効果を意図する
場合以外は、合致している視準マークML,MRよりも
遠方に全被写体がみえるように調節すれば、ステレオス
ライドビューワにて鑑賞する際に近景被写体の立体像が
至近距離に結像することがなく、自然なステレオ効果の
ステレオスライドとなる。
【0028】このようにして撮影したステレオスライド
をステレオスライドマウントに装着する際は、左右の画
面内の被写体に対して視差が最良の状態に補正されてい
ることから非重複部分を遮蔽する必要がなく、実画面サ
イズと殆ど同一サイズの窓を設けたステレオスライドマ
ウントを使用することができ、画面損失を可及的に解消
できる。
をステレオスライドマウントに装着する際は、左右の画
面内の被写体に対して視差が最良の状態に補正されてい
ることから非重複部分を遮蔽する必要がなく、実画面サ
イズと殆ど同一サイズの窓を設けたステレオスライドマ
ウントを使用することができ、画面損失を可及的に解消
できる。
【0029】また、ステレオスライドマウントにスライ
ドを装着する際に、ステレオスライドマウントの窓の左
右中心とスライドの左右中心とが一致する基準位置へス
ライドを装着すれば、撮影時にファインダで確認したス
テレオ効果が得られ、スライドの装着位置を被写体の撮
影距離に応じて調節する必要はない。
ドを装着する際に、ステレオスライドマウントの窓の左
右中心とスライドの左右中心とが一致する基準位置へス
ライドを装着すれば、撮影時にファインダで確認したス
テレオ効果が得られ、スライドの装着位置を被写体の撮
影距離に応じて調節する必要はない。
【0030】図7は一眼ファインダユニット41を装着
したステレオカメラ1を示し、ユニットカバー42内に
組込んだ複合形プリズム43は、本願出願人が既に提案
しているステレオカメラにおける左右のレンズの撮影範
囲のそれぞれ外側1/2の画面を対称的に左右反転して
一つの正立正像を合成するプリズム(特願平8−053
476号)である。
したステレオカメラ1を示し、ユニットカバー42内に
組込んだ複合形プリズム43は、本願出願人が既に提案
しているステレオカメラにおける左右のレンズの撮影範
囲のそれぞれ外側1/2の画面を対称的に左右反転して
一つの正立正像を合成するプリズム(特願平8−053
476号)である。
【0031】一眼ファインダユニット41は、複合形プ
リズム43の横に測光素子44を内蔵し、測光素子44
の接点45がカメラボディ2の接点22と接触する。ま
た、カメラボディ2のファインダユニット検知用接点2
3に接触する接点46が設けられている。
リズム43の横に測光素子44を内蔵し、測光素子44
の接点45がカメラボディ2の接点22と接触する。ま
た、カメラボディ2のファインダユニット検知用接点2
3に接触する接点46が設けられている。
【0032】複合形プリズム43は、光学樹脂或いは光
学ガラスを素材として2系統の全反射プリズムを左右対
称に一体成形したものであり、図8に示すように、並列
に接合された2個の180度反射プリズム部47L,4
7Rの入射面のそれぞれ外側1/2に、下方からの光線
を入射させる90度反射プリズム部48L,48Rを接
合した形状である。そして、180度反射プリズム部4
7L,47Rのそれぞれ内側1/2の入射面は連続した
一つの投射面49を構成している。
学ガラスを素材として2系統の全反射プリズムを左右対
称に一体成形したものであり、図8に示すように、並列
に接合された2個の180度反射プリズム部47L,4
7Rの入射面のそれぞれ外側1/2に、下方からの光線
を入射させる90度反射プリズム部48L,48Rを接
合した形状である。そして、180度反射プリズム部4
7L,47Rのそれぞれ内側1/2の入射面は連続した
一つの投射面49を構成している。
【0033】図9に示すように、複合形プリズム43の
180度反射プリズム部47L,47Rの頂点ピッチP
2 は、左右の露光画面の中心ピッチP1 の1/2であ
り、全幅Wは画面ピッチP1 よりもやや広くなってい
る。
180度反射プリズム部47L,47Rの頂点ピッチP
2 は、左右の露光画面の中心ピッチP1 の1/2であ
り、全幅Wは画面ピッチP1 よりもやや広くなってい
る。
【0034】図8に示すように、複合形プリズム43
は、左右の90度反射プリズム部48L,48Rの入射
面を焦点板6L,6Rの内側1/2領域に向けて左右の
焦点板上に配置され、下方から90度反射プリズム部4
8L,48Rへ入射した光線は反射面RP1,RP2,
RP3で3回全反射して投射面49から水平方向へ出
る。
は、左右の90度反射プリズム部48L,48Rの入射
面を焦点板6L,6Rの内側1/2領域に向けて左右の
焦点板上に配置され、下方から90度反射プリズム部4
8L,48Rへ入射した光線は反射面RP1,RP2,
RP3で3回全反射して投射面49から水平方向へ出
る。
【0035】レンズ4L,4Rを通過した倒立左右反転
画像は、レフレックスミラー5L,5Rによって上下が
反転し、焦点板6L,6R上に正立左右反転画像が結像
する。焦点板6L,6R上の画像は、それぞれ内側1/
2の画面、即ち、左右のレンズ4L,4Rの撮影範囲の
それぞれ外側1/2が複合形プリズム43によって対称
的に左右反転される。従って、複合形プリズム43の投
射面49の左側1/2に左のレンズの撮影範囲の外側1
/2の正立正像が投射され、投射面49の右側1/2に
右のレンズの撮影範囲の外側1/2の正立正像が投射さ
れて一画面が合成される。
画像は、レフレックスミラー5L,5Rによって上下が
反転し、焦点板6L,6R上に正立左右反転画像が結像
する。焦点板6L,6R上の画像は、それぞれ内側1/
2の画面、即ち、左右のレンズ4L,4Rの撮影範囲の
それぞれ外側1/2が複合形プリズム43によって対称
的に左右反転される。従って、複合形プリズム43の投
射面49の左側1/2に左のレンズの撮影範囲の外側1
/2の正立正像が投射され、投射面49の右側1/2に
右のレンズの撮影範囲の外側1/2の正立正像が投射さ
れて一画面が合成される。
【0036】図10は、一眼ファインダユニットの複合
形プリズムの他の実施形態を示し、この複合形プリズム
51は、図7に示す複合形プリズム43とは逆に、中央
の90度反射プリズム部52の左右1/2にそれぞれ1
80度反射プリズム部53L,53Rの投射面の内側1
/2を接合した形状となっているが、図7に示す複合形
プリズム43と同様に、反射面RP1,RP2,RP3
で光線を3回全反射させて中央の投射面54に左右レン
ズの撮影範囲の外側1/2の画面を一画面に合成する光
学構成であり、180度反射プリズム部53L,53R
の頂点ピッチ並びに全幅も複合形プリズム43と同一で
ある。
形プリズムの他の実施形態を示し、この複合形プリズム
51は、図7に示す複合形プリズム43とは逆に、中央
の90度反射プリズム部52の左右1/2にそれぞれ1
80度反射プリズム部53L,53Rの投射面の内側1
/2を接合した形状となっているが、図7に示す複合形
プリズム43と同様に、反射面RP1,RP2,RP3
で光線を3回全反射させて中央の投射面54に左右レン
ズの撮影範囲の外側1/2の画面を一画面に合成する光
学構成であり、180度反射プリズム部53L,53R
の頂点ピッチ並びに全幅も複合形プリズム43と同一で
ある。
【0037】上述した一眼ファインダユニット41を装
着した場合は、レンズユニット3を自動光軸間距離調節
状態とすることにより、焦点板6L,6Rの画像によっ
て焦点調節状態を視認する以外に、左右1/2のファイ
ンダ像のズレによって焦点調節状態が判断でき、暗い撮
影環境においても容易に焦点調節が行える。
着した場合は、レンズユニット3を自動光軸間距離調節
状態とすることにより、焦点板6L,6Rの画像によっ
て焦点調節状態を視認する以外に、左右1/2のファイ
ンダ像のズレによって焦点調節状態が判断でき、暗い撮
影環境においても容易に焦点調節が行える。
【0038】図11(a)は被写体、(b)(c)
(d)は一眼ファインダユニット41のファインダ像を
示し、ステレオカメラを水平方向へ回動して(a)に示
す被写体を画面中央に位置させた場合に被写体に焦点が
合っていると、左右のレンズ視野の交差点上に位置する
被写体は(b)に示すように実際の形状に見える。
(d)は一眼ファインダユニット41のファインダ像を
示し、ステレオカメラを水平方向へ回動して(a)に示
す被写体を画面中央に位置させた場合に被写体に焦点が
合っていると、左右のレンズ視野の交差点上に位置する
被写体は(b)に示すように実際の形状に見える。
【0039】被写体が合焦位置より遠距離、即ち左右の
レンズ視野の交差点より遠距離に有る場合は、(c)に
示すように幅広に見え、さらに被写体が遠方の場合は左
右に別れた二重像となる。一方、被写体が左右のレンズ
視野の交差点より近距離にある場合は、中央の死角に入
った部分がマスクされて、(d)に示すように幅狭に見
える。このように、ファインダ画面中の被写体が実際の
形状に見えるようにフォーカシングノブ10を回転する
ことにより、焦点を合わせることができる。
レンズ視野の交差点より遠距離に有る場合は、(c)に
示すように幅広に見え、さらに被写体が遠方の場合は左
右に別れた二重像となる。一方、被写体が左右のレンズ
視野の交差点より近距離にある場合は、中央の死角に入
った部分がマスクされて、(d)に示すように幅狭に見
える。このように、ファインダ画面中の被写体が実際の
形状に見えるようにフォーカシングノブ10を回転する
ことにより、焦点を合わせることができる。
【0040】また、被写体によっては、視差補正及び焦
点調節が容易でない場合があり、特に、被写体が縦線状
や横線状のものの場合は合焦及び視差の状態判断が困難
であるが、そのような場合は、ステレオカメラ1を水平
姿勢から左右いずれかに傾斜させれば容易に焦点調節状
態を視認することができる。
点調節が容易でない場合があり、特に、被写体が縦線状
や横線状のものの場合は合焦及び視差の状態判断が困難
であるが、そのような場合は、ステレオカメラ1を水平
姿勢から左右いずれかに傾斜させれば容易に焦点調節状
態を視認することができる。
【0041】尚、ステレオカメラ1の左右のレンズ4
L,4Rは、無限遠に焦点を合わせた場合に光軸が露光
画面の左右中心に位置しており、一眼ファインダユニッ
ト41を装着した場合は、左右のレンズ4L,4Rの視
野のそれぞれ外側1/2によって合成されたファインダ
像を見るので、レンズ4L,4Rの光軸ピッチと等しい
幅で撮影範囲の左右中心へ向かう中央領域は視野外とな
る。しかし、目視できない範囲は極く狭い線状であり、
この範囲内に隠れて見えない被写体は殆どない。また、
ステレオカメラを水平方向に振ることによって撮影範囲
の全ての被写体を見ることができるので撮影に何ら不都
合はない。
L,4Rは、無限遠に焦点を合わせた場合に光軸が露光
画面の左右中心に位置しており、一眼ファインダユニッ
ト41を装着した場合は、左右のレンズ4L,4Rの視
野のそれぞれ外側1/2によって合成されたファインダ
像を見るので、レンズ4L,4Rの光軸ピッチと等しい
幅で撮影範囲の左右中心へ向かう中央領域は視野外とな
る。しかし、目視できない範囲は極く狭い線状であり、
この範囲内に隠れて見えない被写体は殆どない。また、
ステレオカメラを水平方向に振ることによって撮影範囲
の全ての被写体を見ることができるので撮影に何ら不都
合はない。
【0042】また、一眼ファインダユニット41を装着
して自動光軸間距離調節状態として撮影する場合は、焦
点調節に連動して視差が自動補正されるので左右の画面
に非重複部分は殆ど発生しないが、遠景被写体に焦点を
合わせて近景被写体に対する視差補正が不足した状態で
撮影した場合は、従来と同様にマウント時に左右の撮影
フィルムのそれぞれ外側をマスクして視差を補正する必
要が生じることがある。しかしながら、光軸間距離調節
機構を有しない一般のステレオカメラに比較すれば、左
右画面の非重複部分の面積は格段に減少するので、画面
損失の非常に少ないステレオスライドが得られることに
なる。
して自動光軸間距離調節状態として撮影する場合は、焦
点調節に連動して視差が自動補正されるので左右の画面
に非重複部分は殆ど発生しないが、遠景被写体に焦点を
合わせて近景被写体に対する視差補正が不足した状態で
撮影した場合は、従来と同様にマウント時に左右の撮影
フィルムのそれぞれ外側をマスクして視差を補正する必
要が生じることがある。しかしながら、光軸間距離調節
機構を有しない一般のステレオカメラに比較すれば、左
右画面の非重複部分の面積は格段に減少するので、画面
損失の非常に少ないステレオスライドが得られることに
なる。
【0043】また、ファインダ画面の左右1/2の画像
のズレによって焦点調節を行う一眼ファインダユニット
41を装着した場合は、撮影レンズ4L,4Rの光軸間
距離を手動補正すると左右画面の視差の変動により同一
焦点位置であっても左右1/2の画像のズレが変動し、
画像のズレによる焦点調節が不可能となるため、前述し
たように自動光軸間距離調節状態としておく必要があ
る。従って、一眼ファインダユニット装着時に誤って手
動光軸間距離調節状態となっている場合は、何らかの手
段で警告表示をすることが望ましい。
のズレによって焦点調節を行う一眼ファインダユニット
41を装着した場合は、撮影レンズ4L,4Rの光軸間
距離を手動補正すると左右画面の視差の変動により同一
焦点位置であっても左右1/2の画像のズレが変動し、
画像のズレによる焦点調節が不可能となるため、前述し
たように自動光軸間距離調節状態としておく必要があ
る。従って、一眼ファインダユニット装着時に誤って手
動光軸間距離調節状態となっている場合は、何らかの手
段で警告表示をすることが望ましい。
【0044】図12は警告表示回路の一例を示し、一眼
ファインダユニット41をカメラボディ2へ装着する
と、一眼ファインダユニット41の接点46がカメラボ
ディ2のファインダユニット検知用接点23に接触す
る。また、前述したレンズユニット3のマイクロスイッ
チ19は常閉接続となっており、一眼ファインダユニッ
ト装着時に手動光軸間距離調節状態、即ちマイクロスイ
ッチ19の押しボタンが押されていないオン状態では発
光素子であるLED24を駆動するトランジスタQ1の
エミッタがボディアースラインを通じて−電源に接続さ
れる。従って、警告表示回路に通電され、フリーランニ
ングマルチバイブレータ25が起動してトランジスタQ
1を駆動し、LED24を一定時間間隔で点滅して使用
者に手動光軸間距離調節状態であることを警告する。
ファインダユニット41をカメラボディ2へ装着する
と、一眼ファインダユニット41の接点46がカメラボ
ディ2のファインダユニット検知用接点23に接触す
る。また、前述したレンズユニット3のマイクロスイッ
チ19は常閉接続となっており、一眼ファインダユニッ
ト装着時に手動光軸間距離調節状態、即ちマイクロスイ
ッチ19の押しボタンが押されていないオン状態では発
光素子であるLED24を駆動するトランジスタQ1の
エミッタがボディアースラインを通じて−電源に接続さ
れる。従って、警告表示回路に通電され、フリーランニ
ングマルチバイブレータ25が起動してトランジスタQ
1を駆動し、LED24を一定時間間隔で点滅して使用
者に手動光軸間距離調節状態であることを警告する。
【0045】一方、図4に示す両眼ファインダユニット
31には、ファインダユニット検知用接点23に対応す
る接点は設けられていないため、両眼ファインダユニッ
ト31装着時には光軸間距離調節状態の如何にかかわら
ず、LED24が点灯することはなく、自動と手動の2
状態を任意に切り換えて撮影することができる。また、
カメラボディ2へファインダユニット31,41を装着
しない状態ではLED24が点灯しないことは勿論であ
る。
31には、ファインダユニット検知用接点23に対応す
る接点は設けられていないため、両眼ファインダユニッ
ト31装着時には光軸間距離調節状態の如何にかかわら
ず、LED24が点灯することはなく、自動と手動の2
状態を任意に切り換えて撮影することができる。また、
カメラボディ2へファインダユニット31,41を装着
しない状態ではLED24が点灯しないことは勿論であ
る。
【0046】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のステレ
オカメラは、焦点調節に連動するレンズの自動光軸間距
離調節機構を設け、且つ、手動による光軸間距離調節も
可能である。従って、自動光軸間距離調節機構を利用す
れば、焦点調節のみで合焦距離における左右のレンズの
撮影範囲が一致し、合焦距離にある被写体に対する左右
の視差が適切な状態に補正されて、左右の画面における
非重複領域、即ちステレオ写真における画面損失を抑制
した状態で撮影できる。
オカメラは、焦点調節に連動するレンズの自動光軸間距
離調節機構を設け、且つ、手動による光軸間距離調節も
可能である。従って、自動光軸間距離調節機構を利用す
れば、焦点調節のみで合焦距離における左右のレンズの
撮影範囲が一致し、合焦距離にある被写体に対する左右
の視差が適切な状態に補正されて、左右の画面における
非重複領域、即ちステレオ写真における画面損失を抑制
した状態で撮影できる。
【0048】また、遠近の被写体が混在する場合は、手
動光軸間距離調節を行い両眼ファインダユニットによっ
て光軸間距離調節による視差補正の効果を確認しつつ最
良の補正状態で撮影することができる。従って、以上の
機能を状況に応じて使い分けることにより、高品位なス
テレオ写真を容易に撮影することが可能となってステレ
オ写真の普及に寄与する発明である。
動光軸間距離調節を行い両眼ファインダユニットによっ
て光軸間距離調節による視差補正の効果を確認しつつ最
良の補正状態で撮影することができる。従って、以上の
機能を状況に応じて使い分けることにより、高品位なス
テレオ写真を容易に撮影することが可能となってステレ
オ写真の普及に寄与する発明である。
【図1】本発明のステレオカメラのボディとレンズユニ
ットの斜視図。
ットの斜視図。
【図2】レンズユニットの斜視図。
【図3】視差補正時の撮影レンズの焦点と光軸間距離の
関係を示す解説図。
関係を示す解説図。
【図4】両眼ファインダユニットを装着したステレオカ
メラの解説図。
メラの解説図。
【図5】両眼ファインダユニットによる焦点板の両眼視
像を示し、(a)は光軸間距離が適切な例であり、
(b)は光軸間距離が不適切な例を示す解説図である。
像を示し、(a)は光軸間距離が適切な例であり、
(b)は光軸間距離が不適切な例を示す解説図である。
【図6】光軸間距離調節による画像シフトの解説図。
【図7】一眼ファインダユニットを装着したステレオカ
メラの解説図。
メラの解説図。
【図8】複合形プリズムの斜視図。
【図9】複合形プリズムの寸法と焦点板ピッチとの関係
を示す解説図。
を示す解説図。
【図10】複合形プリズムの他の実施形態を示す斜視
図。
図。
【図11】(a)は被写体を示し、(b)(c)(d)
はそれぞれ一眼ファインダユニットによる被写体のファ
インダ像を示す解説図である。
はそれぞれ一眼ファインダユニットによる被写体のファ
インダ像を示す解説図である。
【図12】警告表示回路の回路図。
1 ステレオカメラ 2 カメラボディ 3 レンズユニット 4L,4R 撮影レンズ 5L,5R レフレックスミラー 6L,6R 焦点板 7 ベースフレーム 8 スライドフレーム 9L,9R レンズボード 10 フォーカシングノブ 13 レンズシフタ 14 レンズシフトノブ 16 アーム 17L,17R レンズシフトカム 18 ローラ 19 マイクロスイッチ 31 両眼ファインダユニット 33L,33R ペンタプリズム 34 測光素子 41 一眼ファインダユニット 43 複合形プリズム 44 測光素子
Claims (1)
- 【請求項1】 二系統の一眼レフレックスカメラボディ
を一体化した構造のカメラボディと2本の撮影レンズを
有し、前記撮影レンズを装着した一対のレンズボードを
レンズの光軸方向へ並行に連動させて焦点を調節する焦
点調節機構と、前記一対のレンズボードの間隔を調節す
る光軸間距離調節機構を設けたレフレックス形のステレ
オカメラにおいて、 前記レンズボード及び焦点調節機構を支持するベースフ
レームにレンズシフトカムを左右対称に設けてカム面を
対向せしめ、前記一対のレンズボードにそれぞれ前記レ
ンズシフトカムに接触する係合部を設け、前記一対のレ
ンズボードをバネにより間隔拡張方向に付勢して前記係
合部を前記レンズシフトカムに圧接させ、前記レンズシ
フトカムにより撮影レンズの繰出し量に係わらず合焦距
離における左右の撮影レンズの視野を常時一致させる自
動光軸間距離調節機構を構成するとともに、送りネジ等
の手段により一対のレンズシフタの間隔を開閉する拡縮
機構を設け、前記一対のレンズシフタ間に前記一対のレ
ンズボードを配置して手動光軸間距離調節機構を構成
し、且つ、上記ステレオカメラの左右一対の焦点板上に
装着される左右一対のペンタプリズムからなる両眼ファ
インダユニットと、左右一対の焦点板のそれぞれ内側1
/2の画面を対称的に左右反転して一つの正立正像を合
成する複合形プリズムからなる一眼ファインダユニット
とを交換可能に形成したことを特徴とするステレオカメ
ラ。
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