JP2857363B2 - ステレオカメラ - Google Patents

ステレオカメラ

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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステレオカメラ
に関するものであり、特に、ファインダを改良したレフ
レックス形のステレオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
一台のカメラボディに二系統の一眼レフレックスカメラ
の光学系を搭載したレフレックス形ステレオカメラが知
られている。此種のレフレックス形ステレオカメラのフ
ァインダは、一眼レフレックスカメラのペンタプリズム
を流用しているが、周知の如くペンタプリズムは精密加
工を要するため製造コストが極めて高く、2個のペンタ
プリズムを使用するステレオカメラが高価格となる原因
となっている。
【0003】また、2個のファインダを並列に配置して
ファインダ像を両眼視する構造は、必ずしも見やすいと
言えず、特に、レンズの外径寸法やレンズマウント機構
の寸法の制約から、二系統の光学系のピッチが人間の両
眼間隔(ほぼ63.5mm)以上となっているステレオ
カメラにおいては、二つのファインダを同時に覗くこと
は困難である。従って、いずれか一方のファインダを覗
いて撮影する場合が多く、他方のファインダの画面の確
認がおろそかになって、片方の画面に障害物が撮影され
たり、片方のレンズに付着した雨滴や塵等によって撮影
に失敗することもある。
【0004】そこで、左右の焦点板画像を一つのファイ
ンダで見ることができるようにして視認性及び操作性を
向上するとともに、ファインダの構成を簡素化してコス
トを低減するために解決すべき技術的課題が生じてくる
のであり、本発明は上記課題を解決することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、一台のカメラボデ
ィにレンズ、レフレックスミラー及びプリズムからなる
一眼レフレックスカメラの光学系を左右に二系統搭載
し、レフレックスミラー及びプリズムを介して左右のレ
ンズの入射像を観察できるようにしたレフレックス形の
ステレオカメラにおいて、前記左右のレンズの撮影範囲
のそれぞれ外側1/2の画面を対称的に左右反転して一
つの正立正像を合成する複合形のプリズムを設け、左右
のレンズの撮影範囲のそれぞれ外側1/2を一眼で観察
できるように形成したことを特徴とするステレオカメラ
を提供するものである。
【0006】また、上記左右のレンズの中心間距離を調
節自在に形成し、焦点調節機構とレンズの中心間距離調
節機構とに連動機構を介装し、合焦距離における左右の
レンズの撮影範囲を常時合致させるように形成したステ
レオカメラを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に従って詳述する。図1は請求項1記載のステレオカメ
ラ1を示し、カメラボディ2にスライドフレーム3が前
後摺動自在に組付けられ、スライドフレーム3の前面に
2本のレンズ4,5が装着されている。スライドフレー
ム3は、焦点調節ダイアル6を回転することにより、送
りネジ機構またはカム機構等の調節機構(図示せず)を
介して前後動し、レンズ4,5の焦点を調節することが
できる。
【0008】レンズ4,5を通じて入射する光線はレフ
レックスミラー7,8により上方へ反射されて焦点板
9,10に結像する。焦点板9,10の上方には複合形
のプリズム11が配設され、接眼レンズ12を通じて左
右の焦点板上の画像をみることができる。尚、13はシ
ャッタボタンであり、レフレックスミラー7,8の背後
にフォーカルプレーンシャッタ(図示せず)が配設され
ている。尚、レンズ4,5の中心ピッチは人間の両眼間
隔である63.5mm程度とすることが望ましい。
【0009】プリズム11は、光学樹脂或いは光学ガラ
スを素材として2系統の全反射プリズムを左右対称に一
体成形したものであり、図2に示すように、並列に接合
された2個の180度反射プリズム部14L,14Rの
入射面のそれぞれ外側1/2に、下方からの光線を入射
させる90度反射プリズム部15L,15Rを接合した
形状である。そして、180度反射プリズム部14L,
14Rのそれぞれ内側1/2の入射面は連続した一つの
投射面16を構成している。
【0010】図3に示すように、プリズム11の180
度反射プリズム部14L,14Rの頂点ピッチP2 は、
左右の露光画面の中心ピッチP1 の1/2であり、全幅
Wは画面ピッチP1 よりもやや広くなっている。
【0011】図4に示すように、プリズム11は、左右
の90度反射プリズム部15L,15Rの入射面を焦点
板9,10の内側1/2領域に向けて左右の焦点板上に
配置され、下方から90度反射プリズム部15L,15
Rへ入射した光線は3回全反射して投射面16から水平
方向へ出る。
【0012】レンズ4,5を通過した倒立左右反転画像
は、レフレックスミラー7,8によって上下が反転して
焦点板9,10上の画像は正立左右反転像であり、左右
の焦点板9,10のそれぞれ内側1/2の画面、即ち、
左右のレンズ4,5の撮影範囲のそれぞれ外側1/2が
プリズム11によって対称的に左右反転される。従っ
て、プリズム11の投射面16の左側1/2に左のレン
ズ5の撮影範囲の外側1/2の正立正像が投射され、投
射面16の右側1/2に右のレンズ4の撮影範囲の外側
1/2の正立正像が投射されて一画面が合成される。
尚、焦点板9,10は、画面と同一寸法である必要はな
く、画面寸法のほぼ1/2のプリズム11の入射面と同
一、あるいはやや大きい寸法であればよい。
【0013】図5及び図6は、プリズムの他の実施形態
を示し、このプリズム21は、図2に示すプリズム11
とは逆に、中央の90度反射プリズム部22の左右1/
2にそれぞれ180度反射プリズム部23L,23Rの
投射面の内側1/2を接合した形状となっているが、図
2に示すプリズム11と同様に、光線を3回全反射させ
る光学構成であり、180度反射プリズム部23L,2
3Rの頂点ピッチ並びに全幅もプリズム11と同一であ
る。
【0014】図6に示すように、焦点板9,10上に設
置されたプリズム21の180度プリズム部23L,2
3Rのそれぞれ外側I/2入射面へ左右の焦点板9,1
0のそれぞれ内側1/2の画像が入射して反射面RP
1,RP2,RP3により3回全反射し、中央の投射面
24に左右1/2づつの画面によって一画面に合成され
た正立正像が投射される。
【0015】尚、プリズム11,21のレフレックスミ
ラー7,8へ対向する入射面にマット加工を施してすり
ガラス状の焦点面とし、焦点板9,10を省くこともで
きる。また、プリズム11,21,34の反射面RP
1,RP2,RP3にアルミニウム等を蒸着して鏡面を
形成してもよい。
【0016】図7乃至図10は他の実施形態を示し、図
7に示すステレオカメラ31の焦点調節機構は、図1の
ステレオカメラ1と同一であるが、ファインダ機構は水
平方向へ回動する縦形レフレックスミラー32,33
と、左右のレフレックスミラー32,33の間に挿入し
たプリズム34とによって構成されている。
【0017】図8に示すように、プリズム34は、入射
光と反射光の光路を上下平行に変位させる180度反射
プリズム部35の下側入射面の左右1/2のそれぞれ
に、90度反射プリズム部36L,36Rを接合した形
状であり、90度反射プリズム部36L,36Rの入射
面は外側横方向へ向いた垂直面である。また、図9に示
すように、プリズム34の全幅Wは、ステレオカメラの
左右の露光画面の中心ピッチP1 の1/2である。
【0018】プリズム34の左右に配置された縦形レフ
レックスミラー32,33は、図10に示すピボット3
2a,33aを回転中心として水平方向へ回動し、撮影
時には光の主軸に対して45度の待機位置からプリズム
34の側面方向へ回動してレンズ4,5とフィルム面を
結ぶ光路から退避する。
【0019】縦形レフレックスミラー32,33が待機
位置にあるときは、左右のレンズ4,5の撮影範囲のそ
れぞれ外側1/2の画面がレフレックスミラー32,3
3によって左右反転されてプリズム34の90度反射プ
リズム部36L,36Rへ入射する。そして、図10に
示すように、90度反射プリズム部36L,36Rの反
射面RP1,180度反射プリズム部35のRP2,R
P3によって3回全反射し、180度反射プリズム部3
5の上側投射面37に左のレンズ5の撮影範囲の外側1
/2の正立正像と、右のレンズ4の撮影範囲の外側1/
2の正立正像とによって合成された空中像が表れる。
【0020】このステレオカメラ31においては、プリ
ズム34が左右の露光画面間に挿入されているのでカメ
ラの高さ寸法を著しく低下させることができる。尚、プ
リズム34の90度反射プリズム部36L,36Rの入
射面にマット加工を施して焦点面とすれば、焦点面に結
像した実像を観察して焦点調節が行え、焦点調節が容易
化する。
【0021】図11は、ステレオカメラ31の他の実施
形態を示し、フィルム上の左右一対の画面P1L,P1
R間に他の画面が2コマ配置されるように露光画面を配
置したものである。この場合は、縦形レフレックスミラ
ー32,33がプリズム34の側面から離れた位置に配
置されるため、同図に示すように、レフレックスミラー
32,33とプリズム34との間に焦点板38,39を
配置して焦点板画像をプリズム34へ入射させる。ま
た、焦点板38,39の後方に集光レンズ40,41を
配置すれば、ファインダ画像がより明るくなり見やすく
なる。
【0022】尚、図12に示すように、ステレオカメラ
1,31の左右のレンズ4,5は、無限遠で撮影範囲が
一致するように、平行且つ中心軸が露光画面領域の中心
に位置しており、左右のレンズ4,5の視野のそれぞれ
外側1/2によって合成されたファインダ像を見るの
で、レンズ4,5並びに左右の露光画面の中心ピッチP
1 と等しい幅で撮影範囲の左右中心へ向かう中央領域は
視野外となる。しかし、目視できない範囲は狭い線状で
あり、近接撮影時以外にはこの範囲内に隠れて見えない
被写体は殆どない。また、ステレオカメラを水平方向に
振ることによって撮影範囲の全ての被写体を見ることが
できるので撮影に何ら不都合はない。
【0023】図13は、請求項2記載のステレオカメラ
51を示し、前述したステレオカメラ1と同様に、カメ
ラボディ52に対して前後スライド自在なスライドフレ
ーム53が装着されている。スライドフレーム53の前
面には一対のレンズボード54,55が左右対称に装着
され、レンズボード54,55にレンズ4,5が装着さ
れている。また、焦点板9,10の上方には、図1のス
テレオカメラ1と同様に、プリズム11または21と接
眼レンズ12とが配置されている。左右のレンズボード
54,55は、スライドフレーム53へ左右スライド自
在に装着され、送りネジ機構によってレンズボード5
4,55相互の間隔を左右対称に拡縮できる構造となっ
ている。
【0024】図14は焦点調節機構並びにレンズの中心
間距離調節機構を示し、スライドフレーム53の前部に
水平方向へ取付けられた送りネジ56は、左側に左ネジ
56aが成形され、右側に右ネジ56bが成形されてい
る。そして、左ネジ56aに左レンズボード54のメネ
ジ部54aが噛合し、右ネジ56bに右レンズボード5
5のメネジ部55aが噛合して、レンズボード54,5
5を左右のレンズ4,5の中心ピッチが左右の露光面ピ
ッチP1 と等しくなる位置からレンズが接近する方向の
一定範囲内で移動させることができる。
【0025】また、スライドフレーム53の後部にはカ
ムシャフト57が軸支され、カムシャフト57の両端に
焦点調節用のカム58が嵌着されている。スライドフレ
ーム53はバネ(図示せず)によって後方(図14にお
いて上方)へ付勢され、カメラボディ52のカム受け面
にカム58が圧接しており、カムシャフト57の回転に
応じてスライドフレーム53が前後にスライドする。
【0026】送りネジ56とカムシャフト57は、平歯
車59,60によって連結され、送りネジ56の一端に
取付けた調節ノブ61を回転するとレンズボード54,
55並びにスライドフレーム53が連動して焦点並びに
レンズの中心間距離が調節される。。
【0027】図15はレンズの焦点と中心間距離の関係
を表したものであり、レンズを1枚の薄いレンズと仮定
し、 レンズの焦点距離 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ f 被写体からレンズの主点までの距離 ‥‥‥‥ L レンズの焦点位置から結像位置までの距離 ‥Δif とすれば、Δif=f2 L−fであるので、レン
ズの主点とフィルム面との距離はf+Δifとなる。
【0028】また、撮影範囲を左右で一致させるための
左右のレンズのそれぞれのシフト量Slは、ステレオカ
メラの左右露光面のピッチをP1 とすると、 Sl=(P1 /2)×(f+ΔifL+f+Δif) となり、被写体からレンズの主点までの距離Lが減少す
るにつれて、上式から算出されるシフト量Slだけ左右
のレンズをそれぞれ接近する方向へ移動させればよい。
【0029】従って、送りネジ56のピッチとカム58
の形状を、上記の式を満足する関係に成形することによ
り、調節ノブ61の回転角度に比例して移動するレンズ
ボード54,55に対して、カム58を移動手段とする
スライドフレーム53は、撮影距離が近距離になるほど
繰出し量が指数関数的に増大して撮影距離にかかわらず
左右の撮影範囲が一致する。
【0030】よって、撮影距離にかかわらず、被写体の
視差が自動的に補正されて、合焦位置にある被写体が、
左右の画面においてほぼ同一位置に撮影されることにな
り、ステレオスライドマウントにフィルムを装着する際
にフィルムピッチを調整して視差を補正する必要が殆ど
無くなる。また、スライドマウントの窓によって遮蔽す
べき左右画面の非重複部分が減少するので画面損失の少
ないステレオスライドを作成することができる。
【0031】尚、図14に示すカメラボディ52以外の
レンズ4,5、レンズボード54,55及びスライドフ
レーム53を含めた可動部分全体をユニット化してレン
ズユニット交換可能に形成することにより、それぞれレ
ンズの焦点距離に合わせて送りネジのピッチ並びにカム
の形状を設計した各種の焦点距離のレンズユニットを使
用することができる。
【0032】上述したステレオカメラ51において視差
補正の状態は、接眼レンズ12を覗いて確認することが
できる。図16(a)は被写体、(b)(c)(d)は
ファインダ像を示し、ステレオカメラを水平方向へ回動
して(a)に示す被写体を画面中央に位置させた場合
に、被写体に焦点が合っていると被写体が左右のプリズ
ム視野の交差点上に位置し、(b)に示すように被写体
が実際の形状に見える。
【0033】被写体が合焦位置、即ち左右のプリズム視
野の交差点より遠距離に有る場合は、(c)に示すよう
に幅広に見え、さらに被写体が遠方の場合は左右に別れ
た二重像となる。一方、被写体が左右のプリズム視野の
交差点より近距離にある場合は、前述したように中央の
死角に入った部分がマスクされて、(d)に示すように
幅狭に見える。このように、ファインダ画像中の近景被
写体が実際の形状に見えるように調節ノブ61を回転す
ることにより、適切に視差が補正された状態で撮影する
ことができる。
【0034】また、被写体によっては、視差補正及び焦
点調節が容易でない場合があり、特に、被写体が縦線状
や横線状のものの場合は合焦及び視差の状態判断が困難
であるが、そのような場合は、ステレオカメラを水平姿
勢から左右いずれかに傾斜させれば容易に焦点調節状態
を視認することができる。
【0035】図17は、ステレオカメラを水平姿勢から
左右いずれかに傾斜させた場合のファインダ像を示し、
合焦状態では線状被写体は図17(a)のように連続し
て見えるが、合焦位置より遠方の場合は、同図(b)の
ように左右の画像が離反する方向へ移動して線状被写体
は中央で分断される。また、合焦位置より近距離にある
場合は、左右の被写体が接近することにより、この場合
も線状被写体が中央で分断されるので焦点調節並びに視
差補正の適否を容易に判断できる。
【0036】尚、前述した請求項1記載のステレオカメ
ラ1においては、左右の撮影画面のそれぞれ外側に視野
が重複しない部分があり、この非重複部分は、従来行わ
れているように、ステレオスライドマウントの窓枠によ
ってマスクすることになる。
【0037】また、請求項2記載のステレオカメラ51
は、焦点調節に連動して視差が補正されるので左右の画
面に非重複部分は殆ど発生しないが、焦点を合わせた主
要被写体が遠景にあって近景被写体に対する視差補正が
不足した状態で撮影した場合は、従来と同様にマウント
時に左右の撮影フィルムのそれぞれ外側をマスクして視
差を補正する必要が生じることがある。
【0038】図18は、上述したマウント時の視差補正
を要するステレオカメラの特性に鑑みて提案するステレ
オカメラの画面配置を示すものであり、マウント時にフ
ィルムFの画面の縁部をマスクすることから、フィルム
上の各画面P間にギャップを設けず、隣接する画面が接
触した状態で撮影するように露光画面を配置したもので
ある。これにより、限られた画面ピッチで有効画面面積
が最大限に拡大される。
【0039】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、例えば、図7乃至図11に示したステレ
オカメラのファインダ構成を、図13のステレオカメラ
51に適用する等、本発明の技術的範囲内において種々
の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたも
のに及ぶことは当然である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のステレオ
カメラは、左右の画面のそれぞれ1/2を接続して合成
した画面を一つのファインダにて観察できるので、二つ
のファインダを覗く形式のものよりも視認性が向上し、
操作性に優れている。また、従来のペンタプリズムを2
個搭載したステレオカメラよりもファインダの製造コス
トが削減され、レフレックス形ステレオカメラの低価格
化に寄与できる。
【0041】また、請求項2記載のステレオカメラにお
いては、視差補正並びに焦点調節の合否をファインダ画
像によって判断でき、予め、画面損失を抑制して最適な
ステレオ効果を発揮できる状態で撮影することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載のステレオカメラの正面図。
【図2】プリズムを示し、(a)は背面図、(b)は平
面図、(c)は正面図、(d)は底面図、(e)は
(b)のA−A線矢視図、(f)は側面図である。
【図3】プリズムの寸法と焦点板ピッチとの関係を示す
解説図。
【図4】図2に示すプリズムの斜視図。
【図5】プリズムの他の実施形態を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は背面
図、(e)は(b)のA−A線矢視図、(f)は側面図
である。
【図6】図5に示すプリズムの斜視図。
【図7】請求項1記載の発明の他の実施形態を示すステ
レオカメラの正面図。
【図8】図7に示すステレオカメラのプリズムを示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、
(d)は背面図、(e)は(b)のA−A線矢視図、
(f)は側面図である。
【図9】図7に示すステレオカメラのプリズム並びにレ
フレックスミラーの配置を示す解説図。
【図10】図7に示すステレオカメラのプリズム並びに
レフレックスミラーの配置を示す斜視図。
【図11】図7に示すステレオカメラの他の実施形態を
示し、プリズム並びにレフレックスミラーの配置を示す
解説図。
【図12】図1に示すステレオカメラの撮影範囲並びに
ファインダ視野の解説図。
【図13】請求項2記載のステレオカメラの正面図。
【図14】請求項2記載のステレオカメラの焦点調節機
構並びにレンズの中心間距離調節機構の解説図。
【図15】請求項2記載のステレオカメラの焦点調節並
びにレンズの中心間距離調節の関係を表す解説図。
【図16】(a)は被写体、(b)(c)(d)はそれ
ぞれ被写体のファインダ画像を示す解説図である。
【図17】(a)(b)(c)はそれぞれ被写体のファ
インダ画像を示す解説図である。
【図18】ステレオカメラの露光画面配置を示すフィル
ムの正面図。
【符号の説明】
1 ステレオカメラ 3 スライドフレーム 4,5 レンズ 6 焦点調節ダイアル 9,10 焦点板 11,21 プリズム 12 接眼レンズ 31 ステレオカメラ 32,33 レフレックスミラー 34 プリズム 51 ステレオカメラ 54,55 レンズボード 56 送りネジ 57 カムシャフト 58 カム 61 調節ノブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一台のカメラボディにレンズ、レフレッ
    クスミラー及びプリズムからなる一眼レフレックスカメ
    ラの光学系を左右に二系統搭載し、レフレックスミラー
    及びプリズムを介して左右のレンズの入射像を観察でき
    るようにしたレフレックス形のステレオカメラにおい
    て、前記左右のレンズの撮影範囲のそれぞれ外側1/2
    の画面を対称的に左右反転して一つの正立正像を合成す
    る複合形のプリズムを設け、左右のレンズの撮影範囲の
    それぞれ外側1/2を一眼で観察できるように形成した
    ことを特徴とするステレオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記左右のレンズの中心間距離を調節自
    在に形成し、焦点調節機構とレンズの中心間距離調節機
    構とに連動機構を介装し、合焦距離における左右のレン
    ズの撮影範囲を常時合致させるように形成した請求項1
    記載のステレオカメラ。
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