JP2816406B2 - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JP2816406B2
JP2816406B2 JP24860189A JP24860189A JP2816406B2 JP 2816406 B2 JP2816406 B2 JP 2816406B2 JP 24860189 A JP24860189 A JP 24860189A JP 24860189 A JP24860189 A JP 24860189A JP 2816406 B2 JP2816406 B2 JP 2816406B2
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光男 福田
卓志 広野
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、半導体レーザ、発光ダイオードなどの光半
導体装置に関する。
【従来の技術】 従来、第4図を伴って次に述べるファブリペロー型半
導体レーザを構成している光半導体装置が提案されてい
る。 すなわち、例えばn型を有し且つ例えばGaAsでなる半
導体基板42上に、n型を有し且つ例えばGaAlAs系でなる
クラッド層としての半導体層44と、例えばGaAsでなる発
光層としての半導体層45と、p型を有し且つ例えばGaAl
As系でなるクラッド層としての半導体層46と、p型を有
し且つGaAsでなるキャップ層としての半導体項47とがそ
れらの順に積層されている半導体積層体43が形成されて
いる半導体ウエファ41を有し、そして、その半導体ウエ
ファ41が、半導体積層体43側からの半導体層44に終絡す
る深さのエッチングによって、ストライプ状に延長して
いるメサ部51を形成するように、メサ状に形成されてい
る。 また、メサ部51を形成している半導体ウエファ41の上
面上に、メサ部51の頂面及び側面を含めて、メサ部51の
最上半導体層であるキャップ層としての半導体層47の頂
面を外部に臨ませるストライプ状の窓53を形成している
絶縁層52が形成されている。 さらに、絶縁層52上に延長し且つその絶縁層52の窓53
を通じてキャップ層としての半導体層47にオーミックに
連結している電極層54が形成されている。また、半導体
基板42に、半導体積層体43側とは反対側の面上におい
て、電極層55がオーミックに連結して形成されている。 なお、半導体ウエファ41は、メサ部51の延長方向と直
交して相対向しているファブリペローの反射端面(図示
せず)を有している。 以上が、従来提案されているファブリペロー型半導体
レーザを構成している光半導体装置の1つの例の構成で
ある。 また、従来、第5図を伴って次に述べる半導体レーザ
も提案されている。 すなわち、例えばn型の半導体基板62上に、n型を有
するクラッド層としての半導体層64と、発光層としての
半導体層65と、p型を有するクラッド層としての半導体
層66とがそれらの順に積層されている半導体積層体63が
形成されている半導体ウエファ61を有し、そして、その
半導体ウエファ61が、半導体積層体63側からの半導体層
64に終絡する深さのエッチングによって、ストライプ状
に延長しているメサ部71を形成するように、メサ状に形
成されている。 また、メサ部71における発光層としての半導体層65の
両側部が、マストランポート領域72及び73によって置換
されている。なお、それらマストランスポート領域72及
び73は、半導体ウエファ61にメサ部71を形成して後、そ
のメサ部71の両側面上に外部に臨んでいる発光層として
の半導体層65に対するエッチングを行うことによって、
半導体層65の両側部を一部除去し、次で、600℃程度の
高い温度での熱処理を行うことによって、半導体層65の
一部除去された領域に、クラッド層としての半導体層64
及び66から、それらの材料が輸送されて形成されたもの
である。 さらに、メサ部71を形成している半導体ウエファ71の
上面上に、メサ部71の側面を含めて、メサ部71の最上層
であるクラッド層としての半導体層66の頂面を外部に臨
ませるストライプ状の窓75を形成している絶縁層74が形
成されている。 さらに、絶縁層74上に延長し且つその絶縁層74の窓75
を通じてクラッド層としての半導体層66にオーミックに
連結している電極層76が形成されている。 また、半導体基板62に、半導体積層体63側とは反対側
の面上において、電極層77がオーミックに連結して形成
されている。 なお、半導体ウエファ61は、メサ部71の延長方向と直
交して相対向しているファブリペローの反射端面(図示
せず)を有している。 以上が、従来提案されているファブリペロー型半導体
レーザを構成している光半導体装置の他の例の構成であ
る。 第4図に示す従来のファブリペロー型半導体レーザを
構成している光半導体装置によれば、電極層54及び55間
に、電極層54側を正とする電源を連結することによっ
て、メサ部51の発光層としての半導体層45に電流が流
れ、その半導体層45において発光が得られ、そして、そ
の光が、半導体層45を、クラッド層としての半導体層44
及び46によって閉じ込められてメサ部51の延長方向に伝
播し、そして、ファブリペローの反射端面で反射するこ
とを繰返し、よって、ファブリペローの反射端面の一方
から、レーザ光が外部に放射する、というファブリペロ
ー型半導体レーザとしての機能が得られる。 また、第5図に示す従来のファブリペロー型半導体レ
ーザを構成している光半導体装置によれば、第4図に示
す従来のファブリペロー型半導体レーザを構成している
光半導体装置の場合に準じて、電極層76及び77間に、電
極層76側を正とする電源を連結することによって、メサ
部71の発光層としての半導体層65に電流が流れ、その半
導体層65において発光が得られ、そして、その光が、半
導体層65を、クラッド層としての半導体層64及び66とマ
ストランスポート領域72及び73とによって閉じ込められ
てメサ部71の延長方向に伝播し、そして、ファブリペロ
ーの反射端面で反射することを繰返し、よって、ファブ
リペローの反射端面の一方から、レーザ光が外部に放射
する、というファブリペロー型半導体レーザとしての機
能が得られる。 この場合、メサ部71の発光層としての半導体層65が、
その側端面において、マストランスポート領域72及び73
によって埋込まれているので、半導体層65において発光
して得られる光が、半導体層65に、第4図で上述した従
来のファブリペロー型半導体レーザを構成している光半
導体装置の場合に比し効果的に閉込められているので、
外部に放射されるレーザ光を、第4図で上述した従来の
ファブリペロー型半導体レーザを構成している光半導体
装置の場合に比し、効果的に得ることができる。 また、第4図で上述した従来のファブリペロー型半導
体レーザを構成している光半導体装置の場合、メサ部51
のキャップ層としての半導体層47に連結している電極層
54が、メサ部51の側面上を通ってメサ部51の裾上まで延
長しているので、電極層54に、電源をメサ部51の裾上に
おいて連結することができる。 このため、メサ部51を、2μm以下の幅狭にしても、
それに電気的に連結している電極層54に、電源を、容易
に、連結することができるとともに、メサ部51を、いま
述べたように2μm以下の幅狭に形成することができる
ことから、レーザ光が、光ファイバとの結合にとって好
適な単峰性パターンで外部に放射される。 また、第5図で上述した従来のファブリペロー型半導
体レーザを構成している光半導体装置の場合、第4図で
上述した従来のファブリペロー型半導体レーザを構成し
ている光半導体装置の場合に準じて、メサ部71のクラッ
ド層としての半導体層46に連結している電極層76が、メ
サ部71の側面上を通ってメサ部71の裾上まで延長してい
るので、電極層76に、電源をメサ部71の裾上において連
結することができる。 このため、メサ部71を、2μm以下の幅狭にしても、
それに電気的に連結している電極層76に、電源を、容易
に、連結することができるとともに、メサ部71を、いま
述べたように2μm以下の幅狭に形成することができる
ことから、レーザ光が、光ファイバとの結合にとって好
適な単峰性パターンで外部に放射される。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第4図で上述した従来のファブリペロ
ー型半導体レーザを構成している光半導体装置の場合、
メサ部51のキャップ層としての半導体層47に連結してい
る電極層54が、メサ部51における発光層としての半導体
層45と、その側面から絶縁層52のみを介して近接対向し
ているので、発光層としての半導体層45において発光し
て得られる光が、電極層54によって無視できない量で吸
収され、従って、電極層45による光損失が大きく生ずる
ので、半導体層45において得られる光を、高い効率で得
ることができず、よって、レーザ光を高い効率で外部に
放射して得ることができない、という欠点を有してい
た。 また、第5図で上述した従来のファブリペロー型半導
体レーザを構成している光半導体装置の場合、第4図で
上述した従来のファブリペロー型半導体レーザを構成し
ている光半導体装置の場合に準じて、メサ部71のクラッ
ド層としての半導体層66に連結している電極層76が、メ
サ部71における発光層としての半導体層65と、その両側
面からマストランスポート領域72及び73のそれぞれと絶
縁層52とを介して近接対向しているので、発光層として
の半導体層65において発光して得られる光が、電極層76
によって無視できない量で吸収され、従って、電極層76
による光損失が大きく生ずるので、半導体層65において
得られる光を、高い効率で得ることができず、よって、
レーザ光を高い効率で外部に放射して得ることができな
い、という欠点を有していた。 よって、本発明は、上述した欠点のない、新規な光半
導体装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明による光半導体装置は、半導体基板上に発光
層としての半導体層を含む半導体積層体が形成されてい
る半導体ウエファを有し、そして、その半導体ウエフ
ァに、上記半導体積層体側から、ストライプ状に延長し
且つ上記発光層としての半導体層の深さ位置を超えた深
さを有する溝が、その溝を隔てて第1及び第2のメサ部
を形成するように形成され、また、上記第1のメサ部
と上記第2のメサ部との間の上記溝を橋架して延長して
いる電極層が、上記第1のメサ部の最上半導体層と電気
的に連結しているが、上記第2のメサ部とは電気的に絶
縁されて形成されている構成を有する。
【作用・効果】
本発明による光半導体装置によれば、第1のメサ部の
半導体積層体の最上層に電気的に連結されているが第2
のメサ部に電気的に連結していない電極層を有するの
で、その電極層に所要の電源を連結することによって、
第1のメサ部の発光層としての半導体層において発光が
得られ、それが外部に放射する、という光半導体装置と
しての機能が得られるが、この場合、電極層が第2のメ
サ部上まで延長しているので、その電極層に電源を、第
2のメサ部上において連結することができる。 このため、第1のメサ部を、2μm以下の幅狭にして
も、それに電気的に連結している電極層に、電源を、容
易に連結するこができるとともに、第1のメサ部を、い
ま述べたように2μm以下の幅狭に形成することができ
ることから、第1のメサ部の発光層としての半導体層に
おいて発光して得られる光が、光ファイバーとの結合に
とって好適な単峰性パターンで外部に放射される。 また、電極層が、第1のメサ部と第2のメサ部間に溝
を橋架して延長し、第1のメサ部の側面と実質的に対向
していないか対向しているとしても溝の全幅または一部
幅を介して対向しているので、第1のメサ部の発光層と
しての半導体層において発光して得られる光が、電極層
によって不必要に吸収されず、従って、電極層の存在に
よる光損失が実質的に生じないので、第1のメサ部の発
光層としての半導体層において得られる光を、高い効率
で得ることができる。
【実施例1】 次に、第1図を伴って、ファブリペロー型半導体レー
ザに適用した本発明による光半導体装置の実施例を述べ
よう。 第1図に示すファブリペロー型半導体レーザに適用さ
れた本発明による光半導体装置は、次に述べる構成を有
する。 すなわち、例えばn型を有し且つ例えばInPでなる半
導体基板2上に、n型を有し且つ例えばInPでなるクラ
ッド層としての半導体層4と、例えばInGaAsP系でなる
発光層としての半導体層5と、p型を有し且つ例えばIn
Pでなるクラッド層としての半導体層6と、p型を有し
例えばInGaAsPでなるキャップ層としての半導体層7と
がそれらの順に積層されている半導体積層体3が形成さ
れている半導体ウエファ1を有する。 そして、その半導体ウエファ1に、半導体積層体3側
から、ストライプ状に延長し且つ発光層としての半導体
層5の深さ位置を超えクラッド層としての半導体層4に
終絡している深さを有するとともに互に平行に延長して
いる2つの溝11及び12が、溝11を隔ててメサ部20及び21
を形成し且つ溝12を隔ててメサ部20及び22を形成するよ
うに形成されている。この場合、メサ部20はストライプ
状に延長している。 また、メサ部20の頂面を外部に臨ませる窓32を有し且
つメサ部20及び21の溝11に臨む側面(溝11の内側面)、
溝11の底面、メサ部21の頂面、メサ部20及び22の溝12に
臨む側面(溝12の内側面)、溝12の底面及びメサ部22の
頂面上に連続延長している絶縁層31が形成されている。 さらに、メサ部20とメサ部21との間に溝11を橋架して
延長している電極層35が、メサ部20の最上半導体層であ
るキャップ層としての半導体層7と絶縁層31の窓32を通
じてオーミックに電気的に連結しているが、メサ部21と
絶縁層31によって電気的に絶縁されて形成されている。 また、半導体基板2に、半導体積層体3側とは反対側
の面上において、電極層35が、オーミックに連結して形
成されている。 なお、半導体ウエファ1は、ストライプ状に延長して
いるメサ部20の延長方向と直交して相対向しているファ
ブリペローの反射端面(図示せず)を有している。 以上が、ファブリペロー型半導体レーザに適用された
本発明による光半導体装置の実施例の構成である。 このような構成を有する本発明による光半導体装置に
よれば、詳細説明は省略するが、メサ部20において、第
4図で前述した従来のファブリペロー型半導体レーザを
構成している光半導体装置に対応している構成を有し、
そして、電極層35が、メサ部20のキャップ層としての半
導体層7には電気的に連結されているが、メサ部21及び
22の半導体層7には電気的に連結されていないことか
ら、詳細説明は省略するが、電極層35及び36間に、電極
層35側を正とする電源を接続することによって、第4図
で前述した従来のファブリペロー型半導体レーザを構成
している光半導体装置の場合と同様のファブリペロー型
半導体レーザとしての機能が得られる。 また、電極層35がメサ部20上から、メサ部21上まで延
長しているので、その電極層35に、電源を、メサ部21上
において連結することができる。 このため、メサ部20を、2μm以下の幅狭にしても、
それに電気的に連結している電極層35に、電源を、容易
に連結することができるとともに、メサ部20を、いま述
べたように2μm以下の幅狭に形成することができるこ
とから、メサ部20の発光層としての半導体層5において
発光して得られる光にもとずくレーザ光が、光ファイバ
ーとの結合にとって好適な単峰性パターンで外部に放射
される。 しかしながら、第1図に示すファブリペロー型半導体
レーザに適用された本発明による光半導体装置の場合、
電極層35が、メサ部20とのメサ部21間に溝11を橋架して
延長し、メサ部20における発光層としての半導体層5の
側面と実質的に対向していないか対向しているとしても
溝11の全幅または一部幅を介して対向しているので、メ
サ部20の発光層としての半導体層5において発光して得
られる光が、電極層35によって不必要に吸収されず、従
って、電極層35の存在による光損失が実質的に生じない
ので、メサ部20の発光層としての半導体層5において得
られる光を、第4図で前述した従来のファブリペロー型
半導体レーザを構成している光半導体装置の場合に比
し、高い効率で得ることができ、よって、レーザ光を、
第4図で前述した従来のファブリペロー型半導体レーザ
を構成している光半導体装置の場合に比し、高い効率で
外部に放射して得ることができる。
【実施例2】 次に、第2図を伴って、ファブリペロー型半導体レー
ザに適用した本発明による光半導体装置の第2の実施例
を述べよう。 第2図において、第1図との対応部分には同一符号を
付し詳細説明を省略する。 第2図に示すファブリペロー型半導体レーザに適用さ
れた本発明による光半導体装置は、メサ部20における発
光層としての半導体層5の両側部が、第5図で前述した
従来の光半導体装置の場合における発光層としての半導
体層65の場合に準じて、第5図で前述した従来の光半導
体装置におけるマストランスポート領域72及び73に準じ
た、マストランスポート領域37及び38によって置換され
ていることを除いて、第1図で上述したファブリペロー
型半導体レーザに適用された本発明による光半導体装置
と同様の構成を有する。 以上が、ファブリペロー型半導体レーザに適用された
本発明による光半導体装置の第2の実施例の構成であ
る。 このようなファブリペロー型半導体レーザに適用され
た本発明による光半導体装置によれば、上述した事項を
除いて、第1図で上述した本発明による光半導体装置と
同様の構成を有し、そして、メサ部20における発光層と
しての半導体層5が、第5図で前述した従来の光半導体
装置における発光層としての半導体層65の場合に準じ
て、クラッド層としての半導体層4及び6と、マストラ
ンスポート領域37及び38とによって埋込まれている構成
を有するので、メサ部20の発光層としての半導体層5で
発光して得られる光を、第5図で前述したファブリペロ
ー型半導体レーザに適用された従来の光半導体装置の場
合と同様に、効果的に閉じ込めることができるので、フ
ァブリペローの反射端面から外部に放射されるレーザ光
を、第5図で前述した従来のファブリペロー型半導体レ
ーザに適用された光半導体装置の場合と同様に、効率良
く得ることができるとともに、第1図で前述したファブ
リペロー型半導体レーザに適用された本発明による光半
導体装置の場合と同様に、メサ部20の幅を2μm以下の
幅狭にしても、電極層35に、電源を、メサ部21上におい
て、容易に、連結することができ、また、メサ部20の幅
を2μm以下の幅狭にすることができるので、メサ部20
の発光層5において発光して得られる光が、レーザ光と
して、光ファイバとの結合にとって好適な単峰性パター
ンで外部に放射され、それでいて、電極層35によってメ
サ部20の発光層としての半導体層において発光して得ら
れる光が実質的に吸収されないので、レーザ光を、第5
図で前述した従来の光半導体装置の場合に比し高い効率
で得ることができる。
【実施例3】 次に、第3図を伴ってファブリペロー型半導体レーザ
に適用した本発明による光半導体装置の実施例を述べよ
う。 第3図において、第1図との対応部分に同一符号を付
し詳細節例を省略する。 第3図に示すファブリペロー型半導体レーザに適用さ
れた本発明による光半導体装置は、電極層35によって橋
架されている溝11が、半導体基板2及び半導体積層体3
における半導体層4〜7に比し低い屈折率を有する誘電
物質層39によって充填され、そして、電極層35が、誘電
物質層39上にそれと接して延長していることを除いて、
第1図で前述したファブリペロー型半導体レーザに適用
された本発明による光半導体装置と同様の構成を有す
る。 以上が、ファブリペロー型半導体レーザに適用された
本発明による光半導体装置の第3の実施例の構成であ
る。 このような構成を有する本発明による光半導体装置に
よれば、上述した事項を除いて、第1図で前述したファ
ブリペロー型半導体レーザに適用された本発明による光
半導体装置と同様の構成を有するので、詳細説明は省略
するが、第1図で前述したファブリペロー型半導体レー
ザに適用された本発明による光半導体装置の場合と同様
の優れた作用効果が得られる。 しかしながら、第3図に示すファブリペロー型半導体
レーザに適用された本発明による光半導体装置の場合、
電極層35が、溝11を充填している誘電物質層39上にそれ
と接して延長しているので、その電極層35が、第1図で
前述したファブリペロー型半導体レーザに適用された本
発明による光半導体装置の場合に比し高い機械的強度を
有するとともに、電極層35に、電源を、誘電物質層39上
の領域においても連結することができるので、その連結
を、第1図で前述したファブリペロー型半導体レーザに
適用された本発明による光半導体装置の場合に比し容易
に行うことができる。 なお、上述においては、ファブリペロー型半導体レー
ザに適用した光半導体装置の僅かな実施例を述べたに留
まり、例えば第1図〜第3図で前述した構成を有するフ
ァブリペロー型半導体レーザに適用された光半導体装置
において、発光の得られるメサ部20と溝11を隔てている
メサ部21を、その上側の半導体層7を省略しているまた
は半導体層6及び7を省略しているもしくは半導体層5
〜7を省略しているメサ部とし、そして、その場合のメ
サ部上に電極層35を、絶縁層31を介して延長させた構成
とすることもでき、また、p型をn型、n型をp型と読
み替えた構成とすることもでき、また、半導体基板2及
び半導体積層体3の半導体層4〜7を上述した材料とは
異なる材料でなる構成とすることもできる。 また、上述においては、ファブリペロー型半導体レー
ザに適用した場合について述べたが、ファブリペロー型
半導体レーザに適用するばかりでなく、分布帰還型半導
体レーザ、分布反射型半導体レーザなどの種々の半導体
レーザにも適用することもでき、さらには、発光ダイオ
ードにも適用することができ、その他、本発明の精神を
脱することなしに、種々の変型、変更をなし得るであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、ファブリペロー型半導体
レーザに適用された本発明による光半導体装置の第1、
第2及び第3の実施例をそれぞれ示す略線的斜視図であ
る。 第4図及び第5図は、従来の光半導体装置としてのファ
ブリペロー型半導体レーザを示す略線的斜視図である。 1……半導体ウエファ 2……半導体基板 3……半導体積層体 4〜7……半導体層 11、12……溝 20、21、22……メサ部 31……絶縁層 32……窓 35、36……電極層 37、38……マストランスポート領域 39……誘電物質層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本杉 常治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 H01L 33/00 JICSTファイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に発光層としての半導体層を
    含む半導体積層体が形成されている半導体ウエファを有
    し、 上記半導体ウエファに、上記半導体積層体側から、スト
    ライプ状に延長し且つ上記発光層としての半導体層の深
    さ位置を超えた深さを有する溝が、その溝を隔てて第1
    及び第2のメサ部を形成するように形成され、 上記第1のメサ部と上記第2のメサ部との間に上記溝を
    橋架して延長している電極層が、上記第1のメサ部の最
    上半導体層と電気的に連結しているが、上記第2のメサ
    部とは電気的に絶縁されて形成されていることを特徴と
    する光半導体装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の光半導体装置
    において、 上記第1のメサ部における発光層としての半導体層の両
    側部が、マストランスポート領域によって置換されてい
    ることを特徴とする光半導体装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の光半導体装置
    において、 上記溝が、上記半導体基板及び上記半導体積層体の半導
    体層に比し低い屈折率を有する誘電物質層によって充填
    され、 上記電極層が、上記誘電物質層上にそれと接して延長し
    ていることを特徴とする光半導体装置。
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