JP2813716B2 - コネクタの端子係止解除構造 - Google Patents
コネクタの端子係止解除構造Info
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Description
可撓係止ランスを係止解除棒で簡単に押圧操作でき、端
子の係止を確実に解除させ得るコネクタの端子係止解除
構造に関するものである。
記載された従来のコネクタの端子係止解除構造を示す縦
断面図である。この構造は、コネクタハウジング35の
端子収容室36の底壁37に設けた可撓係止ランス38
の先端38aに対向してハウジング35の嵌合側前端部
39に解除棒挿通口40を設け、該挿通口40から係止
解除棒41を差し込んで係止ランス38を下方に撓ませ
ることにより、係止ランス突部42と端子43との係合
を解除させるものである。
は、端子43の係止解除に際して係止解除棒41を盲作
業で操作するために、間違って係止ランス38を突付い
て破損させたり、係止解除棒41を解除棒挿通口40で
はなく端子挿入口44に差し込んで、端子43の電気接
触片45を変形させてしまうという問題があった。
に鑑み、コネクタハウジングの係止ランスを破損させた
り、端子を変形させたりすることなく、係止ランスを係
止解除棒で簡単に押圧操作でき、端子を確実に係止解除
させ得るコネクタの端子係止解除構造を提供することを
目的とする。
に、本発明は、コネクタハウジングに、端子に対する可
撓係止ランスと、該可撓係止ランスと直交する方向の係
止解除棒挿入孔とが設けられ、該端子が該係止解除棒挿
入孔と該可撓係止ランスとの間に位置し、該係止解除棒
挿入孔から係止解除棒が挿入され、該可撓係止ランスと
該端子との係止が解除されるコネクタの端子係止解除構
造において、前記端子に、前記係止解除棒挿入孔と対向
する係止解除棒挿通孔が設けられ、該係止解除棒挿通孔
が前記係止解除棒の外径よりも少なくとも端子挿入方向
に大径に形成され、該係止解除棒が該係止解除棒挿通孔
を挿通して前記可撓係止ランスを係止解除方向に押圧す
ることを特徴とする(請求項1)。前記可撓係止ランス
の先端部に、前記係止解除棒の先端に対する係合用の切
欠溝が形成されたことも有効である(請求項2)。
クタハウジングの係止解除棒挿入孔と端子の係止解除棒
挿通孔を通って、可撓係止ランスを係止解除方向に押圧
して撓ませる。これにより端子の係止が解除される。端
子を離脱方向に引っ張ることで、係止解除棒挿通孔と係
止解除棒とのなす隙間の範囲で端子が離脱方向に移動す
る。可撓係止ランスは端子の外表面に当接し、可撓係止
ランスの復元すなわち端子の係止が阻止される。この状
態で係止解除棒を引き抜き、端子を引っ張ってコネクタ
ハウジングから完全に離脱させる、また、請求項2の構
成においては、係止解除棒の先端が切欠溝に係合して位
置決めされる。
除構造の一実施例を示す縦断面図である。図で、1は、
合成樹脂製の雌型コネクタハウジング、2は、該コネク
タハウジング1の端子収容室3内に挿入される雄型端子
を示す。該コネクタハウジング1の底壁(一方の壁部)
4には端子2に対する可撓係止ランス5を一体に設け、
該係止ランス5の先端の係止突部6を端子収容室3内に
臨ませている。該係止ランス5の背面5a側にはハウジ
ング底壁4との間にスペーサ挿入溝(ランス撓み空間)
7を設けてあり、該挿入溝7にはハウジング後端の下部
開口8から係止ランス5に対する合成樹脂製の撓み防止
スペーサ9を挿入させる。
ウジング天壁(他方の壁部)10から可撓係止ランス5
の係止突部6の上面に直交する如く、該天壁10及び端
子収容室上壁11に係止解除棒挿入孔12を貫設してあ
り、該挿入孔12に係止解除棒13を挿入して可撓係止
ランス5を下方に撓ませ可能である。該可撓係止ランス
5の係止突部6には、図1の円内に拡大斜視図を示す如
く、先端側中央に水平基面14aを有する長手方向の切
欠溝14を設けて、該係止解除棒13の先端13aを係
合可能である。また該可撓係止ランス5の背面側基部に
対してハウジング底壁4に、該係止ランス5に対する撓
み限度ストッパ15を一体に設けている。
は、背面16側に係止ランス5に対する係止段部17を
有し、先端側に、ハウジング嵌合室18内に突出する電
気接触用の雄タブ19、後端側に電線接続部20をそれ
ぞれを有する。さらに該端子2の基面21には、係止段
部17に対向して係止解除棒挿通孔22を貫設してあ
る。
の外径(前後方向幅)Dよりも端子挿入方向に(先端側
に向けて)大径な長孔形状に形成され、図2にコネクタ
ハウジング1への端子挿入状態を示す如く、端子2が端
子収容室3内に挿入係止された状態で、該挿通孔22の
前端22aは収容室上壁11の挿入孔前端12aよりも
前方に位置し、該挿通孔22の後端22bはハウジング
天壁10の挿入孔後端12bとほぼ同一面上に位置す
る。
間7a内に進入した板状のスペーサ9により下方への撓
みを阻止される。該スペーサ9は中間に薄肉ヒンジ部2
3を有し、図1の如く該ヒンジ部23から突出後部24
を下方に屈曲可能である。該突出後部24には、ハウジ
ング底壁4に係合孔25に対する係止突起26を設けて
あり、また図3にスペーサ9及びハウジング1の平面図
を示す如く、ヒンジ部23より前方の平板前部27の両
側には、ハウジング側壁28に設けた係合枠部29に対
する仮係止突部30を設けている。
によるスペーサ仮係止状態は図1の如く突出後部24を
屈曲させた状態で得られ、図2のスペーサ本係止状態で
は突出後部24が端子2の後端突出部31に当接して該
端子2を二重係止させる。図3の如く前記係止解除棒挿
入孔12は複数の端子収容室3に対応してハウジング天
壁10に並列に設けられる。
示すものであり、先ず図4の如くスペーサ9を仮係止状
態まで引き出して係止ランス5との接合を解除させ、係
止解除棒13をハウジング1の挿入孔12から差し込
み、端子2の挿通孔22を経て解除棒先端13aを係止
ランス先端の切欠溝14に係合させる。次いで図5の如
く係止解除棒13を下方に押圧すると同時に、端子付き
電線32を後方に引っ張る。これにより端子2は、解除
棒13に対して長孔状の挿通孔22内で後方にスライド
移動可能となり、背面側の段部17と係止ランス5の突
部6との係合が解除される。そして解除棒13を抜き取
り、電線32をさらに引っ張ることにより、端子2は完
全に抜き出される。
解除構造の他の実施例を示すものである。この構造は、
可撓係止ランス5′の両側部に一対の張出部33,33
を水平方向に設け、該張出部33の上面33aと直交し
てコネクタハウジングに設けた図示しない係止解除棒挿
入孔から、端子2′と干渉しない幅広な間隙34を有す
る一対の係止解除棒13′,13′を挿通させて該張出
部33を係止ランス5′の撓み方向に押圧させることに
より、係止解除棒13′を端子2′と接触させることな
く可撓係止ランス5′を直接撓ませ可能としたものであ
る。この構造によれば係止解除棒13′を差し込んだま
まで端子2′を抜き出すことができ、係止解除棒13′
を端子2′の抜出し途中で抜き出す手間がいらない。
れば、係止解除棒で可撓係止ランスをランス直交方向に
且つ係止解除棒軸方向に押圧することで、可撓係止ラン
スを簡単且つ確実に撓ませることができ、可撓係止ラン
スを撓ませた後、係止解除棒挿通孔と係止解除棒とのな
す隙間の範囲で端子を離脱方向に移動して、可撓係止ラ
ンスの復元を阻止できるから、係止解除棒を抜き出して
端子を確実に離脱させることができる。また、請求項2
記載の発明によれば、係止解除棒の先端部を可撓係止ラ
ンスの切欠溝に係合させることで、可撓係止ランスの押
圧操作をより確実に行うことができる。また、上記請求
項1,2の各発明により、従来の係止解除棒の突っ付き
による可撓係止ランスの破損や端子の変形を防止するこ
とができる。
実施例を示す分解縦断面図(円内は係止ランスの拡大斜
視図)である。
挿着する状態を示す平面図である。
状態の縦断面図である。
ある。
の実施例を示す分解斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタハウジングに、端子に対する可
撓係止ランスと、該可撓係止ランスと直交する方向の係
止解除棒挿入孔とが設けられ、該端子が該係止解除棒挿
入孔と該可撓係止ランスとの間に位置し、該係止解除棒
挿入孔から係止解除棒が挿入され、該可撓係止ランスと
該端子との係止が解除されるコネクタの端子係止解除構
造において、前記端子に、前記係止解除棒挿入孔と対向する係止解除
棒挿通孔が設けられ、該係止解除棒挿通孔が前記係止解
除棒の外径よりも少なくとも端子挿入方向に大径に形成
され、該係止解除棒が該係止解除棒挿通孔を挿通して前
記可撓係止ランスを係止解除方向に押圧する ことを特徴
とするコネクタの端子係止解除構造。 - 【請求項2】 前記可撓係止ランスの先端部に、前記係
止解除棒の先端に対する係合用の切欠溝が形成されたこ
とを特徴とする請求項1記載のコネクタの端子係止解除
構造。
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JP5035651A JP2813716B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | コネクタの端子係止解除構造 |
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Family Applications (1)
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JP5035651A Expired - Fee Related JP2813716B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | コネクタの端子係止解除構造 |
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1993
- 1993-02-24 JP JP5035651A patent/JP2813716B2/ja not_active Expired - Fee Related
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