JP2785208B2 - 小型車両のハンドル振動軽減装置 - Google Patents

小型車両のハンドル振動軽減装置

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JP2785208B2
JP2785208B2 JP21816789A JP21816789A JP2785208B2 JP 2785208 B2 JP2785208 B2 JP 2785208B2 JP 21816789 A JP21816789 A JP 21816789A JP 21816789 A JP21816789 A JP 21816789A JP 2785208 B2 JP2785208 B2 JP 2785208B2
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vibration
steering wheel
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vibration reduction
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健郎 広瀬
良 神谷
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は小型車両のハンドル振動軽減装置に関する。
(従来の技術) 小型車両、なかでもオートバイの場合、ハンドルの左
右先端側は車体に支持されていないため、エンジンの回
転に伴なう振動が車体フレームを通じてハンドルに伝播
されたとき振動を受けやすく、その振動は主として車体
の前後方向への振幅となって発生し、これがエンジンの
回転数に共振して増幅するためライダーに著しい不快感
を与える。したがってこの種のバーハンドルにおいて
は、共振周波数とエンジン回転数とが一致する共振点で
の振動レベルを下げることが重要である。
従来では、第9図に片側のみの断面を示すように、オ
ートバイの左右フロントフォークaの上端に固定される
アッパブラケットbにゴム等の弾性体cを貫設し、この
弾性体cに挿通するボルトdによりハンドルバーeを固
定するとともにアッパブラケットbの端部とハンドルバ
ーeとの間に同じく弾性体fを介在させ、これらにより
ハンドルバーeをアッパブラケットbに浮動的に支持
し、これら弾性体c,fによりハンドルバーeに車体の振
動が直接伝わらないようになされたもの、あるいは第10
図にハンドル先端部の断面を示すように、ハンドルバー
eの端部に弾性体gを介してグリップ部h内に重錘iを
ボルトjで固定し、ハンドルバーeの共振の節を変化さ
せてグリップ部hの振幅を小さくするようになされたも
の(特開昭60−157975号公報)がある。
(発明が解決しようとする課題) しかるハンドルバーeの取付部に弾性体c,fを介在さ
せる浮動支持構造では、振動減衰効果を上げるために軟
質な弾性剤を使用すると、ハンドルバーeをセットした
のちの操縦安定性が損なわれ、ロードスポーツモデル車
などではハンドルがぐらついてライダーに不安感を与え
ることになる。さりとてこの弾性体c,fを硬質ゴム等の
硬い材料にすると、振動吸収能力が低くなり、振動減衰
効果が挙がらなくなるという欠点がある。
またハンドルグリップ部h内に重錘iを設けて共振時
の節を変えるようにするものでは、内蔵する重錘iの大
きさに外観上の問題もあって限度があり、完全に振動を
防ぐことが難かしいという問題がある。
本発明はこれに鑑み、従来のゴム質の弾性体による防
振手段を用いることなくハンドルの振動を軽減すること
ができる小型車両のハンドル振動軽減装置を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の有する課題を解決するため、本発明
は、車体前部に設けられるハンドル取付部材にその振動
方向に対向する加振力を得るダンパウエイトを設け、車
体からハンドルに伝播する振動をダイナミックダンパ効
果により減衰するようにしたことを特徴とするものであ
る。
(作 用) エンジンの回転により発生する車体の振動がハンドル
に伝播する際にその振動対向方向に偏倚するダンパウエ
イトの動きにより打消され、ハンドル系の共振周波数と
エンジンの回転数が一致する共振点での振動レベルが下
げられる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明す
る。
第7図は小型車両としてオートバイを例示しており、
このオートバイのフロントフォーク1の上端に固定され
てハンドルバー2を取付けるハンドル取付部材としての
アッパブラケット3に振動軽減装置4が設けられてい
る。
この振動軽減装置4は、第1図に示すように、アッパ
ブラケット3の左右対称位置に設けられるもので、第1
図および第2図に示の実施例では、アッパブラケット3
に前端が開放された穴5,5が形成され、この穴5,5内に皿
バネ6、ダンパウエイト7、皿バネ8の順に嵌挿され、
穴5,5の開放端にキャップ9がネジ込み等により固着さ
れてこれら部材を穴5,5内に保持し、前後の皿バネ6,8で
ダンパウエイトを前後方向可動に支持している。
第3図および第4図に示す実施例は、振動軽減装置4
を別体構成としてアッパブラケット3に取付けるように
したもので、穴10を有する軸受形状の本体11に取付用の
座12,12が一体に設けられ、この本体11の穴10の両端は
本体11にボルト13,13等で固定されるキャップ14,14で封
止され、これらキャップ14,14間で皿バネ6、ダンパウ
エイト7、皿バネ8を支持するようになっており、本体
11の取付用座12,12に通すボルトでアッパブラケット3
の面に左右一対取付けて振動軽減装置4の構成されるよ
うになっている。
第5図および第6図はさらに他の実施例を示すもの
で、アッパブラケット3の前端面にプレート15,15で挟
んだゴム16(またはバネでもよい)と、その外面にダン
パウエイト7とを置いてボルト17等によりアッパブラケ
ット3に取付けたものである。
いずれの実施例においても、車体と一体化されてハン
ドルを取付けるアッパブラケット3にダンパウエイト7
が前後方向可動に設けられているので、エンジンの回転
数により共振する周波数のときダンパウエイト7の前後
動がこの共振を打消す力として作用し、ハンドルの振動
レベルを低下させる。
実験結果によれば、第8図にグラフを示すように、従
来は一点鎖線Aで示すように、エンジン回転数が10,000
r.p.m付近の共振点で最も振動レベルが高く、共振が生
じていたものが、同図に実線Bで示すようにこの共振点
でのハンドルの振動レベルを大巾に下げることができ
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のよれば、エンジンの回転
に伴なって振動する車体の振動とハンドルとの共振時の
振動源となるハンドル取付部材に前後方向に可動なダン
パウエイトを設け、このウエイトによるダイナミックダ
ンパ効果によりハンドルの共振を防ぐようにしたので、
ハンドルの振動レベルを大巾に低減することができ、ハ
ンドルバーを浮動支持構造とする必要がないのでハンド
ルによる操縦安定性が損なわれず、さらにハンドルに重
錘を内蔵するものと異なりウエイトの大きさに制約を受
けることがなく、選択の自由度が増し、外観上において
も制約を受けないなどの種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部を断面とした平面
図、第2図は第1図A−A線相当の断面図、第3図は他
の実施例を示す水平断面図、第4図は第3図B−B線相
当の断面図、第5図はさらに他の実施例を示す平面図、
第6図は同半部正面図、第7図は本発明を適用する小型
車両の一例を示す側面図、第8図は従来技術と本発明と
のハンドルの振動レベルを示すグラフ、第9図および第
10図は従来技術を示す断面図である。 1……フロントフォーク、2……ハンドルバー、 3……アッパブラケット、4……振動軽減装置、 6,8……皿バネ、7……ダンパウエイト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部に設けられるハンドル取付部材に
    その振動方向に対向する加振力を得るダンパウエイトを
    前後方向可動に設け、車体からハンドルに伝播する振動
    をダイナミックダンパ効果により減衰するようにしたこ
    とを特徴とする小型車両のハンドル振動軽減装置。
JP21816789A 1989-08-24 1989-08-24 小型車両のハンドル振動軽減装置 Expired - Lifetime JP2785208B2 (ja)

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JPH0382691A JPH0382691A (ja) 1991-04-08
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CN105952601B (zh) * 2016-06-27 2018-08-07 温州大学 一种基于山地车弹簧避震***发电装置
CN106856677A (zh) * 2017-04-07 2017-06-20 郑修兴 一种微耕机

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