JP2556975Y2 - キャビンの緩衝装置 - Google Patents

キャビンの緩衝装置

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JP2556975Y2
JP2556975Y2 JP1990122422U JP12242290U JP2556975Y2 JP 2556975 Y2 JP2556975 Y2 JP 2556975Y2 JP 1990122422 U JP1990122422 U JP 1990122422U JP 12242290 U JP12242290 U JP 12242290U JP 2556975 Y2 JP2556975 Y2 JP 2556975Y2
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JP
Japan
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cabin
vehicle body
spacer
elastic body
shock absorber
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Application number
JP1990122422U
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JPH0480774U (ja
Inventor
正彦 小道
満 谷口
Original Assignee
株式会社 小松製作所
小松ゼノア 株式会社
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Publication date
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は建設機械に設けられたキャビンの緩衝装置
に関する。
(従来の技術) 従来建設機械には、乗心地や居住性をよくするため車
体に緩衝装置を介してキャビンを取り付けたものがあ
る。
上記のような建設機械のキャビンでは走行中車体に作
用する振動や衝撃を緩衝装置が緩衝して直接キャビンに
加わらない構造となっており、従来では第4図及び第5
図に示すような緩衝装置を採用していた。
すなわち建設機械の車体a上に弾性体bを介してキャ
ビンの床板cを取付け、さらに床板c上に別の弾性体d
を設けて、この弾性体dと前記弾性体bにわたって挿通
したスペーサeの上端にボルトfを、そして下端にナッ
トgをそれぞれ螺装することにより、車体aに対してキ
ャビンの床板cを取付けている。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記従来の緩衝装置のように、キャビンの床板
cを上下方向より弾性体b,dに固着したものでは、車体
aの振動や衝撃に対して両方の弾性体b,dが変位してこ
れを吸収するため、車体aに衝撃が加わる毎にキャビン
が大きく揺動し、その結果キャビン内にいるオペレータ
の視線が揺れて視線が定まらなくなるため、作業がしに
くかったり、オペレータが早期に疲労するなどの不具合
があった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、緩衝などに対して揺動の少ないキャビンの緩衝装置
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記目的を達成するためになされたもので
あって、車体上に複数の弾性体を介してキャビンの床板
を載置し、かつ弾性体内にスペーサを挿入し、スペーサ
の下端を車体のマウントブラケットの上面に当接させる
と共に、上端部に形成されたフランジを床板の上面に当
接させ、スペーサ内に挿入したボルトの頭部を座金を介
して上面に当接させると共に、ボルトの下端をマウント
ブラケットのボルト孔に挿入して、その先端にナットを
螺合して弾性体にプリロードが加わるよう締付け、上記
各スペーサでキャビンの上方向の移動を規制したもので
ある。
これによって車体の前後左右方向の揺れに対して片側
のスペーサを支点にもう片側の弾性体が弾性変形して揺
れを吸収すると共に、小さな振動に対してプリロードの
加えられた弾性体は弾性変形しないため、キャビンの揺
動を低減することができるので、走行中や作業中に車体
の振動や衝撃が作用してもキャビンが大きく揺れること
がなくなり、作業性が向上する。
(実施例) この考案の一実施例を第1図ないし第3図に示す図面
を参照して詳述する。
第1図は緩衝装置の分解斜視図、第2図は同組立て状
態の断面図で、これらの図において1はパワショベルな
どの建設機械の車体、2はキャビンの床板、3は弾性体
を示す。
上記車体1上には例えば4個所にマウントブラケット
1aが設けられていて、これらマウントブラケット1a上に
ゴムよりなる筒状の弾性体3が設置されている。
上記弾性体3の上面には座板3aが固着されていると共
に、これら弾性体3上にキャビンの床板2が載置されて
いる。
上記床板2には各弾性体3の中心と合致する位置に透
孔2aが開口されていて、これら透孔2aより各弾性体3内
にスペーサ4が挿入されている。
上記スペーサ4の下端は車体1のマウントブラケット
1aの上面に当接されていると共に、上端に形成されたフ
ランジ4aは床板2の上面に第2図に示すように当接され
ている。
そしてスペーサ4の上方よりスペーサ4内に挿入され
たボルト5の頭部5aが座金6を介してフランジ4aの上面
に当接されていると共に、ボルト5の先端はマウントブ
ラケット1aのボルト孔1bに挿入された後、先端にナット
5bが螺合されて、弾性体3にプリロードが加わるように
締め付けられている。
次に作用を説明すると、車体1に対してキャビンは弾
性体3を介して載置されており、走行中や作業中に作用
する振動や衝撃は上記弾性体3が緩衝する。
すなわちスペーサ4上端のフランジ4aが床板2上面に
当接されていて、キャビンの上方向の変位がスペーサ4
により規制されている。
これによって車体1の前後左右方向の揺れに対して、
片側の弾性体3が弾性変形してこれを緩衝すると同時
に、もう片方の弾性体3側では、スペーサ4が支点とし
て作用する。
また弾性体3には予め第3図に示すようにプリロード
が加えられているため、小さな振動に対しては弾性体が
変位せず、これによって振動や衝撃に対してキャビンが
大きく揺動するのを防止することができるようになる。
(考案の効果) この考案は以上詳述したように、車体とキャビンの床
板の間にプリロードを加えた弾性体を介在させ、かつ弾
性体内に挿通されたスペーサによりキャビンの上下方向
の移動を規制したことから、走行中や作業中に車体に振
動や衝撃が作用してもキャビンが大きく揺れることがな
い。
これによってキャビン内のオペレータの視線がキャビ
ンの揺れにより定まらないなどの不具合を解消すること
ができるため、作業性が向上すると共に、オペレータの
疲労も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す緩衝装置の分解斜視
図、第2図は同組立て状態の断面図、第3図は作用説明
図、第4図は従来の緩衝装置の分解斜視図、第5図は同
組立て状態の断面図である。 1…車体、1a…ブラケット 1b…ボルト孔、2…キャビンの床板 3…弾性体、4…スペーサ 4a…フランジ、5…ボルト 5a…ボルトの頭部、6…座金
フロントページの続き (72)考案者 谷口 満 埼玉県加須市南篠崎1―6 小松ゼノア 株式会社建機事業部内 (56)参考文献 特開 昭62−35125(JP,A) 実開 昭62−171378(JP,U) 実公 昭50−6090(JP,Y2) 実公 昭57−19294(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(1)上に複数の弾性体(3)を介し
    てキャビンの床板(2)を載置し、かつ弾性体(3)内
    にスペーサ(4)を挿入し、スペーサ(4)の下端を車
    体(1)のマウントブラケット(1a)の上面に当接させ
    ると共に、上端部に形成されたフランジ(4a)を床板
    (2)の上面に当接させ、スペーサ(4)内に挿入した
    ボルト(5)の頭部(5a)を座金(6)を介してフラン
    ジ(4a)上面に当接させると共に、ボルト(5)の下端
    をマウントブラケット(1a)のボルト孔(1b)に挿入し
    てその先端にナット(5b)を螺合して弾性体(3)にプ
    リロードが加わるように締付け、上記各スペーサ(4)
    でキャビン上方向の移動を規制してなるキャビンの緩衝
    装置。
JP1990122422U 1990-11-26 1990-11-26 キャビンの緩衝装置 Expired - Lifetime JP2556975Y2 (ja)

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JPH0480774U JPH0480774U (ja) 1992-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS506090U (ja) * 1973-05-19 1975-01-22
JPS5719294U (ja) * 1980-07-07 1982-02-01
JPS6160535A (ja) * 1984-08-31 1986-03-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 給紙装置

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