JP2527382Y2 - エンジンの支持構造 - Google Patents
エンジンの支持構造Info
- Publication number
- JP2527382Y2 JP2527382Y2 JP1989051400U JP5140089U JP2527382Y2 JP 2527382 Y2 JP2527382 Y2 JP 2527382Y2 JP 1989051400 U JP1989051400 U JP 1989051400U JP 5140089 U JP5140089 U JP 5140089U JP 2527382 Y2 JP2527382 Y2 JP 2527382Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- engine mount
- brackets
- support structure
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の車輌のエンジンを支持する構造に
関するものである。
関するものである。
従来は第3図に示すように車輌の左右のサイドメンバ
ー(1)、(2)にパイプ状のエンジンマウントメンバ
ー(3)を差渡し、該エンジンマウントメンバー(3)
の両端部にはベースブラケット(4),(4)を取付
け、更に該ベースブラケト(4),(4)にはゴム等の
緩衝材(6),(6)有するインシュレータ(5),
(5)を介してエンジンマウントブラケット(7),
(7)を取付け、該エンジンマウントブラケット
(7),(7)にエンジン(8)を支持させるエンジン
の支持構造が提供されている。なお(9)はエンジン
(8)の下側に配置されるオイルパンである。
ー(1)、(2)にパイプ状のエンジンマウントメンバ
ー(3)を差渡し、該エンジンマウントメンバー(3)
の両端部にはベースブラケット(4),(4)を取付
け、更に該ベースブラケト(4),(4)にはゴム等の
緩衝材(6),(6)有するインシュレータ(5),
(5)を介してエンジンマウントブラケット(7),
(7)を取付け、該エンジンマウントブラケット
(7),(7)にエンジン(8)を支持させるエンジン
の支持構造が提供されている。なお(9)はエンジン
(8)の下側に配置されるオイルパンである。
上記従来構造ではエンジンマウントメンバー(3)は
両端においてサイドメンバー(1),(2)の下側に取
付けられている取付ブラケット(10),(10)によって
支持されているが、該メンバー(3)の取付部分にエン
ジン(8)の荷重が集中し、エンジン作動時や走行中の
震動によってメンバー(3)がねじれ共振を起して、該
ねじれ共振が原因であるこもり音が発生する。
両端においてサイドメンバー(1),(2)の下側に取
付けられている取付ブラケット(10),(10)によって
支持されているが、該メンバー(3)の取付部分にエン
ジン(8)の荷重が集中し、エンジン作動時や走行中の
震動によってメンバー(3)がねじれ共振を起して、該
ねじれ共振が原因であるこもり音が発生する。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、車輌の左右のサイドメンバー(11),(12)にパイ
プ状のエンジンマウントメンバー(13)を差渡し、該サ
イドメンバー(11),(12)と該エンジンマウントメン
バー(13)の両端部との間にパイプ状の補助メンバー
(21)A,(21)Bを二股状に差渡し、該エンジンマウン
トメンバー(13)の両端部と該補助メンバー(21)A,
(21)Bとの間にまたがってエンジンマウントブラケッ
ト(17)A,(17)Bを乗架支持せしめたエンジンの支持
構造を提供するものである。
て、車輌の左右のサイドメンバー(11),(12)にパイ
プ状のエンジンマウントメンバー(13)を差渡し、該サ
イドメンバー(11),(12)と該エンジンマウントメン
バー(13)の両端部との間にパイプ状の補助メンバー
(21)A,(21)Bを二股状に差渡し、該エンジンマウン
トメンバー(13)の両端部と該補助メンバー(21)A,
(21)Bとの間にまたがってエンジンマウントブラケッ
ト(17)A,(17)Bを乗架支持せしめたエンジンの支持
構造を提供するものである。
エンジンマウントブラケット(17)A,(17)Bはエン
ジンマウントメンバー(13)と補助メンバー(21)A,
(21)Bとの間にまたがって乗架支持されるので、エン
ジン(18)の荷重は該ブラケット(17)A,(17)Bを介
してエンジンマウントメンバー(13)と補助メンバー
(21)A,(21)Bとの両方に分配され、またエンジンマ
ウントメンバー(13)のねじれは該補助メンバー(21)
A,(21)Bにより抑制される。
ジンマウントメンバー(13)と補助メンバー(21)A,
(21)Bとの間にまたがって乗架支持されるので、エン
ジン(18)の荷重は該ブラケット(17)A,(17)Bを介
してエンジンマウントメンバー(13)と補助メンバー
(21)A,(21)Bとの両方に分配され、またエンジンマ
ウントメンバー(13)のねじれは該補助メンバー(21)
A,(21)Bにより抑制される。
したがって本考案においてはエンジンの取付強度が向
上し、かつエンジンマウントメンバーのねじれ共振も抑
制されるから、こもり音が著しく低減される。
上し、かつエンジンマウントメンバーのねじれ共振も抑
制されるから、こもり音が著しく低減される。
本考案を第1図および第2図に示す一実施例によって
説明すれば、(11),(12)は車輌の左右のサイドメン
バーであり、該サイドメンバー(11),(12)の下側に
は取付ブラケット(20)A,(20)Bが取付けられ、該取
付ブラケット(20)A,(20)B間にはパイプ状のエンジ
ンマウントメンバー(13)が差渡されその両端を支持さ
れる。該エンジンマウントメンバー(13)の両端部と該
サイドメンバー(11),(12)との間には上記取付ブラ
ケット(20)A,(20)Bを介してパイプ状の補助メンバ
ー(21)A,(21)Bが二股状に差渡され、該エンジンマ
ウントメンバー(13)と補助メンバー(21)A,(21)B
との間にまたがってベースブラケット(14)A,(14)B
が取付けられ、更に該ベースブラケット(14)A,(14)
Bにはゴム等の緩衝材(16)A,(16)Bを有するインシ
ュレータ(15)A,(15)Bを介してエンジンマウントブ
ラケット(17)A,(17)Bが取付けられている。
説明すれば、(11),(12)は車輌の左右のサイドメン
バーであり、該サイドメンバー(11),(12)の下側に
は取付ブラケット(20)A,(20)Bが取付けられ、該取
付ブラケット(20)A,(20)B間にはパイプ状のエンジ
ンマウントメンバー(13)が差渡されその両端を支持さ
れる。該エンジンマウントメンバー(13)の両端部と該
サイドメンバー(11),(12)との間には上記取付ブラ
ケット(20)A,(20)Bを介してパイプ状の補助メンバ
ー(21)A,(21)Bが二股状に差渡され、該エンジンマ
ウントメンバー(13)と補助メンバー(21)A,(21)B
との間にまたがってベースブラケット(14)A,(14)B
が取付けられ、更に該ベースブラケット(14)A,(14)
Bにはゴム等の緩衝材(16)A,(16)Bを有するインシ
ュレータ(15)A,(15)Bを介してエンジンマウントブ
ラケット(17)A,(17)Bが取付けられている。
上記構成において、第2図に示すようにエンジンマウ
ントブラケット(17)A,(17)Bにエンジン(18)を支
持させ、該エンジン(18)の下側にオイルパン(19)を
配するのであるが、エンジン(18)の荷重は該エンジン
マウントブラケット(17)A,(17)B、インシュレータ
ー(15)A,(15)Bを介してベースブラケット(14)A,
(14)Bに及ぼされる。そして該荷重は該ベースブラケ
ット(14)A,(14)Bからエンジンマウントメンバー
(13)と補助メンバー(21)A,(21)Bとに分配され軽
減される。
ントブラケット(17)A,(17)Bにエンジン(18)を支
持させ、該エンジン(18)の下側にオイルパン(19)を
配するのであるが、エンジン(18)の荷重は該エンジン
マウントブラケット(17)A,(17)B、インシュレータ
ー(15)A,(15)Bを介してベースブラケット(14)A,
(14)Bに及ぼされる。そして該荷重は該ベースブラケ
ット(14)A,(14)Bからエンジンマウントメンバー
(13)と補助メンバー(21)A,(21)Bとに分配され軽
減される。
エンジン(18)作動時の震動および車輌走行中の震動
はインシュレーター(15)A,(15)Bによって緩衝され
た上でベースブラケット(14)A,(14)Bに及ぼされる
が、上記したようにエンジンマウントメンバー(13)に
及ぼされるエンジン(18)の荷重は補助メンバー(21)
A,(21)Bによって軽減され、しかも該メンバー(13)
のねじれ方向の変形は該補助メンバー(21)A,(21)B
によって抑制されているから、該メンバー(13)のねじ
れ共振は抑制され、したがって該ねじれ共振を原因とす
るこもり音は低減される。
はインシュレーター(15)A,(15)Bによって緩衝され
た上でベースブラケット(14)A,(14)Bに及ぼされる
が、上記したようにエンジンマウントメンバー(13)に
及ぼされるエンジン(18)の荷重は補助メンバー(21)
A,(21)Bによって軽減され、しかも該メンバー(13)
のねじれ方向の変形は該補助メンバー(21)A,(21)B
によって抑制されているから、該メンバー(13)のねじ
れ共振は抑制され、したがって該ねじれ共振を原因とす
るこもり音は低減される。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図はエンジン支持部分の分解斜視図、第2図は
正面図、第3図は従来例のエンジン支持部分の斜視図で
ある。 図中、(11)(12)……サイドメンバー、(13)……エ
ンジンマウントメンバー、(17)A,(17)B……エンジ
ンマウントブラケット、(21)A,(21)B……補助メン
バー
り、第1図はエンジン支持部分の分解斜視図、第2図は
正面図、第3図は従来例のエンジン支持部分の斜視図で
ある。 図中、(11)(12)……サイドメンバー、(13)……エ
ンジンマウントメンバー、(17)A,(17)B……エンジ
ンマウントブラケット、(21)A,(21)B……補助メン
バー
Claims (1)
- 【請求項1】車輌の左右のサイドメンバーにパイプ状の
エンジンマウントメンバーを差渡し、該サイドメンバー
と該エンジンマウントメンバーの両端部との間にパイプ
状の補助メンバーを二股状に差渡し、該エンジンマウン
トメンバーの両端部と該補助メンバーとの間にまたがっ
てエンジンマウントブラケットを乗架支持せしめたこと
を特徴とするエンジンの支持構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989051400U JP2527382Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | エンジンの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989051400U JP2527382Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | エンジンの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143214U JPH02143214U (ja) | 1990-12-05 |
JP2527382Y2 true JP2527382Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31570812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989051400U Expired - Lifetime JP2527382Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | エンジンの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527382Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2536806Y2 (ja) * | 1991-05-01 | 1997-05-28 | 愛知機械工業株式会社 | エンジンマウントメンバー |
KR20020078852A (ko) * | 2001-04-10 | 2002-10-19 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 엔진마운팅 설치구조 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6113380Y2 (ja) * | 1980-01-21 | 1986-04-25 | ||
JPS589815U (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの支持構造 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP1989051400U patent/JP2527382Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143214U (ja) | 1990-12-05 |
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