JP2773113B2 - エンボス加工方法 - Google Patents

エンボス加工方法

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JP2773113B2
JP2773113B2 JP1708787A JP1708787A JP2773113B2 JP 2773113 B2 JP2773113 B2 JP 2773113B2 JP 1708787 A JP1708787 A JP 1708787A JP 1708787 A JP1708787 A JP 1708787A JP 2773113 B2 JP2773113 B2 JP 2773113B2
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンボス加工の中でも、特に微細なエンボス
が必要とされるホログラムを熱成形性を有する樹脂フィ
ルム等へ複製するためのエンボス加工方法に関するもの
である。 〔従来の技術と問題点〕 従来ホログラムを、熱成形性を有するフィルム、シー
ト等の平滑なプラスチック材料にエンボス加工により複
製する方法としては、平圧プレスによる方式とロールプ
レスによる方式の2つに大別されるが、エンボス加工が
間欠で行なわれる前者に対し、連続的なエンボス加工が
可能なロールプレス方式は大量生産に適した方法といえ
る。 このロールプレス方式はホログラムを複製するための
原版である表面レリーフ型の金属スタンパーを有するエ
ンボスロールとプレスロールにより、予め加熱軟化させ
た材料を冷却しながら加圧するか、もしくは材料を加熱
・加圧しながらエンボスを行なうもので、前記プレスロ
ールには通常耐熱性を有するゴムロールが用いられてい
る。 また該プレスロールのゴム硬さは、本発明者らの知見
によるとHs.JIS Aにて50〜60のものがホログラムのエ
ンボス加工に最も適しているが、このゴム硬さのプレス
ロールにて連続的にエンボス加工を行なうとエンボス時
の加圧力によりゴムの亀裂、剥離、脱落等がおこるな
ど、プレスロールの耐久性に問題があった。 〔問題を解決するための手段〕 本発明は以上の事情に鑑み検討の結果得られたもので
ある。すなわち本発明は、表面レリーフ型ホログラムの
金属スタンパーを有するエンボスロール及びプレスロー
ルにて、熱成形性を有する樹脂フィルム等をエンボス加
工する方法において、プレスロールを、ロール芯の外側
にゴム硬さの異なる2種類の耐熱性ゴムを順次積層した
構造とし、なおかつ内層ゴムのゴム硬さをHs.JIS Aに
て70〜90、外層ゴムのゴム硬さをHs.JIS Aにて50〜60
とすることにより、ホログラムの複製に際し優れたエン
ボス成形性を有すると共に、プレスロールの耐久性にも
優れたエンボス加工方法に関するものである。 〔発明の詳述〕 以下本発明について図面を用いて詳細に説明する。第
2図は本発明のエンボス加工方法によりホログラムの複
製を行なうロールプレス装置の概略を示す説明図であ
る。図において1はプレスロール、5はエンボスロー
ル、6は表面レリーフ型の金属スタンパー、7は巻出し
ロール、8は巻取りロール、9は熱成形性を有する樹脂
フィルム等をそれぞれ示している。また第1図は本発明
のエンボス加工方法に用いるプレスロールの構造を示す
側面図である。図において2はロール芯、3はゴム硬さ
がHs.JIS Aにて70〜90の内層ゴム、4はゴム硬さがH
s.JIS Aにて50〜60の外層ゴムをそれぞれ示してい
る。 すなわち本発明のエンボス加工方法は、第1図に示し
た様にプレスロール1の内層ゴム3のゴム硬さをHs.JIS
Aにて70〜90と硬めに設定することにより、プレスの
際にエンボスロールとの圧着によって生ずる加圧力に対
するゴムの変形を軽減し、耐久性を得ると同時に、内層
ゴム3より軟かく設定したゴム硬さHs.JIS A50〜60の
外層ゴム4によりホログラム複製の際の優れたエンボス
成形性を有するものである。 本発明に用いるプレスロールの内層ゴム2及び外層ゴ
ム3としては、エンボス加工の際の加熱に耐える材質
で、またゴム硬さの範囲が広いものであることが必要
で、これらを考慮した場合シリコンゴムが最も好ましい
ものとして使用できる。両者の厚みはプレスロールの径
によっても異なるが、エンボス成形性と耐久性の兼ね合
いから、外層ゴムの厚みは内層ゴムの厚みと同じか、も
しくはそれ以下とすることが望ましい。ちなみにプレス
ロール径が300φ程度の場合ゴムの厚みはそれぞれ3〜1
5mm程度が好ましい。なお、ロール芯については通常の
プレスロールに用いられる材料及び構造と同様でかまわ
ない。 また、本発明に用いるプレスロールの製法としては、
通常の工業用ゴムロール製造法である積層法が使用で
き、接着剤を塗布したロール芯にキャレンダーから出し
たゴムシートを巻き上げて成形・加硫を行ない内層ゴム
を形成した後、該内層ゴム上に接着剤を塗布し、もう一
度同様の加工を行ない、多層ゴムを形成することにより
得られる。なおこの際使用する接着剤としては耐熱性及
びシリコンゴム、ロール芯との接着性からシリコン系の
接着剤が最も好ましい。 本発明に述べる樹脂フィルム9としては、熱成形性を
有した塩化ビニール樹脂、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、アクリル樹脂、ポリプロピレンなどの樹脂フィル
ムが使用できる。 また本発明に述べる表面レリーフ型の金属スタンパー
6とは700〜1500本/mm程度の周期的な間隔を有した回折
格子によりなるレリーフ型ホログラムであり、該金属ス
タンパー6をエンボスロール5へ取付ける方法として
は、耐熱性の接着剤で固定する方法や、物理的にビス止
めで固定する方法など、いずれの方法でも可能である。 なおロールプレスを行なう際の加熱方法としては、エ
ンボスロール5本体を加熱する方法や、第2図には図示
していないがプレスの直前部にプレヒート装置を設け、
予め樹脂フィルム9を加熱軟化させておく方法等があ
り、状況に応じて選択が可能である。 〔実施例〕 鋼管製の貫通式構造のロール芯に、ゴム硬さHS.JIS
A80のシリコンゴムを内層ゴムとし、ゴム硬さHS.JIS A
60のシリコンゴムを外層ゴムとして、それぞれ厚さ7.5m
mにてシリコン系接着剤を用い積層法により順次積層し
て径300φのプレスロールを得た。このプレスロールを
用いて第1図に示す様なロールプレス装置により、エン
ボスロールを140℃に加熱し、プレス圧力40kg/cm、ライ
ンスピード3m/minにて、厚み50μmの硬質塩化ビニルフ
ィルムよりなる樹脂フィルムにホログラムのエンボス加
工を行ない、得られた成形品の成形率を、後述する測定
法にて測定したところ72%の成形率が得られ、ホログラ
ムとして満足できる成形品を得ることが出来た。 またこのプレス装置を連続にて120hr運転した後、プ
レスロールの状態を観察したところ、ゴムの亀裂、脱落
等の異常は見られず、耐久性も良好であった。 〔比較例〕 実施例で用いたプレスロールと同構成でゴム硬さのみ
を変化させたプレスロールを用いて実施例と同様の装置
及び条件にてホログラムのエンボス加工を行ない、得ら
れた成形品の成形率を測定した。また装置を連続にて12
0hr運転した後、プレスロールの耐久性を評価した。結
果を第1表に示す。 成形率の測定法 従来ホログラムの再現性を明確に評価する手法なく主
に目視によっていたが、本発明では簡易的な成形性の評
価法として、ホログラムスタンパーの凹凸が忠実に成形
されれば、スタンパーと成形物のホログラムの像の明る
さが等しくなると仮定し、次の式にて成形率を測定し
た。 成形率(%)=(成形品のホログラムの明るさ) /(スタンパーの明るさ) ホログラムの明るさは次の方法で求めた。 1000本/mmの空間周波数の回折格子からなるスタンパー
及び、スタンパーによって得られた成形品のホログラム
にHe−Neレーザーを照射し、反射された光をレンズで収
束させ、パワーメータにて電圧を測定し明るさとした。 なお、実施例及び比較例の1から3で得られた成形品
は成形率測定の為、ホログラムのエンボス加工面に金属
反射層として400Åの厚さにアルミニウムを真空蒸着し
た。 〔発明の効果〕 本発明のエンボス加工方法は、表面レリーフ型ホログ
ラムの金属スタンパーを有するエンボスロール及びプレ
スロールにて熱成形性を有する樹脂フィルム等にホログ
ラムを複製する際に、プレスロールのゴムを2層とし、
内層ゴムのゴム硬さをHs.JIS Aにて70〜90、外層ゴム
のゴム硬さをHs.JIS Aにて50〜60とすることにより、
優れたエンボス成形性を得ると共に、プレスロールの耐
久性にも優れるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のエンボス加工用プレスロールの構造を
示す側面図であり、第2図は本考案のエンボス加工用プ
レスロールを用いてホログラムの複製を行なうためのロ
ールプレス装置の概略を示す説明図である。 1……(エンボス加工用)プレスロール 2……ロール芯 3……内層ゴム 4……外層ゴム 5……エンボスロール 6……(表面レリーフ型の)金属スタンパー 7……巻出しロール 8……巻取りロール 9……(熱成形性を有する)樹脂フィルム 10……ロールプレス装置。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 59/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.表面レリーフ型ホログラムの金属スタンパーを有す
    るエンボスロール及びプレスロールにて熱成形性を有す
    る樹脂フィルム等をエンボス加工する方法において、プ
    レスロールがロール芯の外側にゴム硬さの異なる2種類
    の耐熱性ゴムを順次積層した構造より成り、なおかつ内
    層ゴムのゴム硬さがHs.JIS Aにて70〜90、外層ゴムの
    ゴム硬さがHs.JIS Aにて50〜60であることを特徴とす
    るエンボス加工方法。 2.プレスロールのゴムの材質がシリコンゴムであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエンボス加
    工方法。
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