JPH0725136B2 - シボ模様付きシート類の製造方法 - Google Patents

シボ模様付きシート類の製造方法

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JPH0725136B2
JPH0725136B2 JP63075697A JP7569788A JPH0725136B2 JP H0725136 B2 JPH0725136 B2 JP H0725136B2 JP 63075697 A JP63075697 A JP 63075697A JP 7569788 A JP7569788 A JP 7569788A JP H0725136 B2 JPH0725136 B2 JP H0725136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテーブルクロス、テーブルマット、ランチョン
マット、キッチンマット、デスクマット、シャワーカー
テン等として利用されるシボ模様付きシート類の製造方
法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 近年テーブルクロス、テーブルマット、ランチョンマッ
ト、キッチンクロス、デスクマット、シャワーカーテン
等としてポリ塩化ビニルシートのような熱可塑性樹脂シ
ートよりなるものが広く用いられており、このようなシ
ート類として滑り防止等の目的で片面にシボを設けたも
のも知られている。
従来この種のシート類において片面にシボ模様を設ける
にはポリ塩化ビニルシートのような熱可塑性樹脂シート
を加熱軟化させてゴムロールとエンボスロールとの間を
通過させ、両ロールによって挟圧する方法が採用されて
いる。
しかしながら、ゴムロール表面は鏡面ではなく、しかも
熱可塑性樹脂シート表面は加熱軟化されているため、こ
のような方法によってシボ模様を付与すると、シートの
ゴムロールと接した側の面の平滑性が悪くなり透明性が
低下するという欠点があった。
これらの欠点を解決する方法として、従来ゴムロール
側に水を供給してゴムロール表面に微細凹凸を水によっ
て埋めてゴムロール表面が鏡面に近くなるようにしてシ
ボ加工を行う方法、ゴムロールとしてブチルゴム等の
表面平滑性の高い材質のゴムよりなるものを用いる方
法、等が提案されている。
ところがの方法では、供給した水の排出設備が必要に
なるとともに、加熱軟化されたシートが水によって急冷
されてしまうため、シボ模様の付きが甘くなり、しかも
プレートアウトしやすくシボ模様の変化が起こり易いと
いう欠点がある。またの方法では、通常のゴムロール
を用いるよりは透明性の高いものが得られるものの、充
分な透明性を有するとはいい難く、しかも加熱軟化され
たシートがゴムロールに付着して剥がれ(ロール取られ
現象)、シート表面の荒れを起こし易いという欠点があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は上記の点に鑑み鋭意研究した結果、シボ模
様非形成面側に紫外線架橋樹脂層を設けておくことによ
り、通常のゴムロールとエンボスロールとからなる装置
によってシボ加工を行っても、シートの透明性を低下す
ることなくシボ模様を付与することができ、しかも得ら
れたシート類は表面が耐汚染性を有し、シボ模様の非形
成面側から、反対側のシボ模様が透過して見える美麗な
外観を示すことを見出し本発明を完成するに到った。
即ち本発明の要旨は、熱可塑性樹脂よりなるシート基材
の片面に紫外線架橋樹脂層を設けた積層体を加熱軟化せ
しめた後、紫外線架橋樹脂層側がゴムロール側と接し、
他面側がエンボスロールと接するようにエンボスロール
とゴムロールとの間を通過せしめて両ロールによって挟
圧し、シボ模様を付与することを特徴とするシボ模様付
きシート類の製造方法にある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基き説明する。
第1図は本発明方法により得られるシボ模様付きシート
類を示し、図中、1はシート基材、2は紫外線架橋樹脂
層、3はシボ模様を示す。
シート基材1は熱可塑性樹脂よりなり、熱可塑性樹脂と
しては例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
等が挙げられる。シート基材1の厚みは用途によっても
異なるが、0.1〜5.0mm程度が好ましい。紫外線架橋樹脂
層2を構成する紫外線架橋樹脂としてはポリエーテルア
クリレート系、エポキシアクリレート系、ウレタンアク
リレート系、ポリエステルアクリレート系、チオール・
ジエン反応型等が用いられる。紫外線架橋樹脂層2の厚
みは1〜50μ、特に5〜20μが好ましい。
第2図は本発明の模様付きシート類の製造方法を示し、
1aは熱可塑性樹脂シート、1bは片面に紫外線架橋樹脂層
を設けた熱可塑性樹脂シートで、シート1aと1bとは紫外
線架橋樹脂層が外側になるようにして重ね合わされてシ
ート基材1とされ、ヒートドラム4とヒーター5とによ
って加熱されて軟化される。加熱軟化されたシート基材
1は紫外線架橋樹脂層側がゴムロール6と接し、反対側
がエンボスロール7と接するように両ロール6、7間を
通過せしめられて挟圧され、紫外線架橋樹脂層の設けら
れていない側の面にシボ模様が形成されるとともに、シ
ート1aと1bとが完全に積層一体化される。シボの形成さ
れたシートは冷却ロール8によって冷却される。尚、9
は巻き取られたロール状の製品で、10は表面巻き取りロ
ールである。
上記実施例ではシート基材1を1aと1bとを積層して形成
する場合について説明したが、予め積層されているもの
を用いても良いし、1b単独で用いても良い。また予め紫
外線架橋樹脂層が形成されているものを用いる場合に限
らず、紫外線架橋性樹脂を塗布硬化させながら、シボ模
様付与加工を行っても良い。
次に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例1 ポリ塩化ビニルシート(厚さ1.0mm)と、ポリ塩化ビニ
ルシート(厚さ1.0mm)の片面に紫外線架橋樹脂層(チ
オールジエン反応型、厚さ10μ)を形成したシートとを
紫外線架橋樹脂層が外側になるように重ね合わせて加熱
し、次いで紫外線架橋樹脂層側がゴムロールと接するよ
うにして、ゴムロールとエンボスロールの一対のロール
間を通過せしめてシボ模様を付与した。シボ模様形成時
の作業性及び得られたシートの性状を第1表に示す。
比較例1 厚さ2.0mmのポリ塩化ビニルシートを実施例1と同様に
して加熱軟化させた後、実施例1と同様の一対のロール
間を通過せしめてシボ模様を付与した。シボ模様形成時
の作業性及び得られたシートの性状を第1表に示す。
比較例2 比較例1と同様のポリ塩化ビニルシートに、ゴムロール
側の毎分2の水を供給しながら比較例1と同様にして
シボ模様を付与した。シボ模様形成時の作業性及び得ら
れたシートの性状を第1表に示す。
として評価した。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明方法により得られるシボ模様
付きシート類は表面に表面平滑な紫外線架橋樹脂層が形
成されているため、表面の耐汚染性に優れ汚れが付着し
難く、またシート基材として軟質ポリ塩化ビニルシート
等の如く可塑剤を含むものを用いても、可塑剤が表面に
ブリードアウトしてくることがないため、従来のシート
のような可塑剤のブリードアウトによって例えばコピー
類がシートに接着する等の不具合を生じることがない。
また本発明のシート類は片面側に表面平滑な紫外線架橋
樹脂層を有するとともに、他面側にシボ模様が形成され
ているため、透明性に優れ、且つ透明性とシボ模様とが
調和し、シボ模様の非形成面から反対側のシボ模様が透
過して見える美麗な外観を示す。また本発明方法はゴム
ロールとエンボスロールとによってシートを挟圧してシ
ボ模様を付与するに際し、片面に紫外線架橋樹脂層を設
けたシートを用い、且つ紫外線架橋樹脂層がゴムロール
と接するようにしてゴムロールとエンボスロールとで挟
圧する方法を採用したから、シボ模様の非形成面の平滑
性が低下することがなく、透明性に優れ、透明性とシボ
模様とが調和した美麗なシボ模様付きシート類を提供で
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明方法で
得られるシボ模様付きシート類の縦断面図、第2図は本
発明のシボ模様付きシート類の製造方法を示す略図であ
る。 1……シート基材、2……紫外線架橋樹脂層 3……シボ模様、4……ヒートドラム 5……ヒーター、6……ゴムロール、7……エンボスロ
ール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂よりなるシート基材の片面
    に、紫外線架橋樹脂層を設けた積層体を加熱軟化せしめ
    た後、紫外線架橋樹脂層側がゴムロール側と接し、他面
    側がエンボスロールと接するように、エンボスロールと
    ゴムロールとの間を通過せしめて両ロールによって挟圧
    し、シボ模様を付与することを特徴とするシボ模様付き
    シート類の製造方法。
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