JP2772826B2 - 数値制御複合旋盤およびその加工方法 - Google Patents

数値制御複合旋盤およびその加工方法

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JP2772826B2
JP2772826B2 JP1171184A JP17118489A JP2772826B2 JP 2772826 B2 JP2772826 B2 JP 2772826B2 JP 1171184 A JP1171184 A JP 1171184A JP 17118489 A JP17118489 A JP 17118489A JP 2772826 B2 JP2772826 B2 JP 2772826B2
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spindle head
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head
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明 古正
正毅 富樫
尊敏 牧野
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日立精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、数値制御複合旋盤およびこの加工方法に
関する。更に詳しくは、フレーム上に対向して2つの主
軸ヘッドが配置され、この第1、2主軸ヘッドに対応し
て2つのサドルを有する数値制御複合旋盤において、主
軸ヘッドとサドルを必要に応じて任意に結合・離脱させ
て加工するタイプの数値制御複合旋盤とその加工方法に
関する。
[従来技術] 数値制御複合旋盤の中には、主軸軸線上にチャックが
対向するように2つの主軸台をZ軸線方向に移動可能に
配置し、これに各々対応した2つの刃物台を有したもの
は知られている。この旋盤は、主軸のチャックにそれぞ
れ把持された被加工物をそれぞれ対応する刃物台をX,Z
軸方向に数値制御装置により移動制御させて加工してい
る。または、長尺被加工物の両端を対向するチャックで
各々把持し、それぞれの刃物台を同方向に駆動制御して
加工するように構成されている。
この種の数値制御複合旋盤は、Z軸方向に2つの対向
配置した主軸ヘッドのチャックに被加工物を把持し、単
一もしくは複数の刃物台の移動制御により、旋削加工と
共に他の二次加工、例えばフライス加工、穴明け加工、
ネジ立加工等の複合加工を行う数値制御複合旋盤は知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような旋削加工において加工の送
り速度を高速化するには、モータなどの駆動機構の時定
数の関係から限度がある。これを実現させようとする
と、コスト高になるなどの問題点を有し、更に対向型の
主軸ヘッドによっては、被加工物の受渡しに時間がかか
るなどの問題がある。この発明は、以上のような技術的
背景をもとに次のような課題を達成するものである。
この発明の目的は、被加工物の加工を単一または複合
加工により加工時間を短縮することができる数値制御複
合旋盤およびその加工方法を提供することにある。
更に、この発明の他の目的は、被加工物の受渡し時間
を短縮し、高生産性を達成することのできる数値制御複
合旋盤およびその加工方法を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するためにこの発明は次のような手段
を採る。
第1の発明は、 基台上に移動可能に載置された第1主軸ヘッドと、 この第1主軸ヘッドに回転可能に軸承され先端に第1
チャックを有する第1の主軸と、 前記基台上に前記第1主軸ヘッドと対向して移動可能
に載置された第2主軸ヘッドと、 この第2主軸ヘッドに前記第1の主軸と同一主軸軸線
上に回転可能に軸承され、先端に前記第1チャックと対
向する第2チャックを有する第2の主軸と、 第1刃物台が設けられ前記第1主軸ヘッドに対し接近
離反すべく前記基台上に前記主軸軸線と平行かつ直交す
る方向に移動可能に設けられた第1のサドルと、 第2刃物台が設けられ前記第2主軸ヘッドに対し接近
離反すべく前記基台上に前記主軸軸線と平行かつ直交す
る方向に移動可能に設けられた第2のサドルと、 前記第1のサドルおよび前記第2のサドルを直交する
2軸線方向にそれぞれ駆動するサーボモータと、 前記サーボモータの駆動を移動制御する数値制御装置
と、 前記第1主軸ヘッド、及び前記第2主軸ヘッドと対応
する前記第1のサドル、及び前記第2のサドルとをそれ
ぞれ連結する結合手段と からなることを特徴とする数値制御複合旋盤である。
第2の発明は、第1の発明の数値制御複合旋盤を使用
した加工方法であって、 前記第1主軸ヘッドと前記第1のサドルとを前記結合
手段により結合し、 前記第2主軸ヘッドを前記基台上に固定待機し、 前記第2主軸ヘッドと前記第2のサドルとの結合を解
除して前記第1主軸ヘッドを前記第1のサドルにより前
記第2のサドルに対し前記主軸軸線方向に相対移動さ
せ、前記第1主軸ヘッドの前記第1チャックに把持され
た被加工物を前記第2刃物台で加工する ことを特徴とする数値制御複合旋盤の加工方法である。
第3の発明は、第1の発明の数値制御複合旋盤を使用
した加工方法であって、 前記第1主軸ヘッドと前記第1のサドルとを前記結合
手段により結合し、前記第2主軸ヘッドを前記第2のサ
ドルに結合し、前記第1チャックに把持された長尺被加
工物を前記第2チャックにより把持し、前記第2のサド
ルの前記主軸軸線方向移動により引出して前記長尺加工
物を加工する ことを特徴とする数値制御複合旋盤の加工方法である。
第4の発明は、基台上に移動可能に載置された第1主
軸ヘッドと、 この第1主軸ヘッドに回転可能に軸承され先端に第1
チャックを有する第1の主軸と、 前記基台上に前記第1主軸ヘッドと対向して移動可能
に載置された第2主軸ヘッドと、 この第2主軸ヘッドに前記第1の主軸と同一主軸軸線
上に回転可能に軸承され先端に前記第1チャックと対向
する第2チャックを有する第2の主軸と、 前記第1主軸ヘッドに対し接近離反すべく一端に第1
刃物台を有する第1のサドルと、 前記第2主軸ヘッドに対し接近離反すべく一端に第2
刃物台を有する第2のサドルと、 前記第1主軸ヘッド、前記第2主軸ヘッドを前記主軸
軸線方向にそれぞれ駆動する主軸ヘッドサーボモータ
と、 前記第1のサドル、前記第2のサドルを前記主軸軸線
方向およびこれと直交する方向に各々駆動するサーボモ
ータと、 このサーボモータおよび前記主軸ヘッドサーボモータ
とを制御する数値制御装置と からなる数値制御複合旋盤を使用した加工方法であっ
て、 前記第1主軸ヘッド、前記第2主軸ヘッドの互いに対
向する前記第1チャック及び前記第2チャックにそれぞ
れ把持された被加工物の先端に前記第1のサドル、前記
第2のサドルの工具刃先をそれぞれ位置決めし、前記第
1のサドルと前記第1主軸ヘッドおよび前記第2のサド
ルと前記第2主軸ヘッドをそれぞれ前記主軸軸線方向に
互いに反対方向に相対移動制御し被加工物の加工を行う ことを特徴とする数値制御複合旋盤の加工方法であ
る。
[作 用] この発明にかかる数値制御複合旋盤および加工方法に
よれば、同一主軸軸線上互いに対向するようにチャック
を備えた第1、第2主軸ヘッドを前記軸線上で相対移動
し、それぞれの主軸ヘッドに対して第1および第2のサ
ドルまたは第1および第2のサドルを相対または同期移
動する。これにより被加工物に対して単一加工または複
合加工もしくは搬送ができ、加工時間の短縮ならびに受
渡し時間の短縮を可能とし、高能率加工を達成すること
ができる。
[実施例] この発明の数値制御複合旋盤およびその加工方法の実
施例を図面により以下詳細に説明する。第1図は、この
発明の実施例を示す全体側面図である。ベース1は、工
作機械を構成する基台である。ベース1の構造は、周知
でありここでは図示しない。ベース1上には、Z軸線方
向に摺動可能に載置された第1主軸ヘッド2が設けてあ
る。第1主軸ヘッド2は、Z軸線方向に移動はできるが
駆動装置を有していないので、単独では移動できない。
第1主軸ヘッド2は、ベース1上に固定手段(図示せ
ず)を用いて必要により固定・解放できる。
更に、ベース1上には、第1主軸ヘッド2に対向して
Z軸線方向に移動可能に第2主軸ヘッド3が載置されて
いる。この第2主軸ヘッド3は、ベッド1上を移動自在
に移動でき、かつ固定手段によりベッド1に固定・解放
できる。前記第1、第2主軸ヘッド2、3内に設けた主
軸の先端には、同一主軸軸線上に対向するようにそれぞ
れチャック5、6が回転可能に設けられている。更に、
ベース1上には、これら第1、第2主軸ヘッド2、3に
接近および離反可能に第1、第2サドル7、8がZ軸線
方向に摺動可能に載置されている。
第1、第2サドル7、8のZ軸線方向の移動は、それ
ぞれ別のZ1,2軸サーボモータ(第3図の符号60,66)に
より駆動される。この第1、第2サドル7、8には、そ
れぞクロススライド9、10を介してタレット刃物台11、
12が回転割出し可能に設けられている。タレット刃物台
11,12上には、工具が取り付けてあり、この工具を必要
に応じて割出して使う。このタレット刃物台11、12は、
クロススライド9、10によりX軸線方向に移動可能とな
っている。タレット刃物台11、12のX1,2軸線方向の移動
は、それぞれ別のX軸サーボモータ(第3図の符号51,6
4)により駆動される。
また、前記第1、第2のサドル7、8には、後述する
結合装置13、14が設けられている。この結合装置13、14
は、それぞれ前記第1、第2主軸ヘッド2、3と選択的
に結合可能となっている。第1サドル7は、第1主軸ヘ
ッド2に結合しているときはX1軸サーボモータ51は作動
させない。すなわち、第1主軸ヘッド2はZ軸線方向に
のみ駆動させるときは、タレット刃物台11は作動できな
い。
第2図は、結合装置13または14を示す断面図である。
第1または第2のサドル7,8の内部に形成されたシリン
ダ16内には、摺動可能にピストン17が挿入されている。
ピストン17には、一体にピストンピン18が設けられてい
る。ピストンピン18は、第1および第2主軸ヘッドに装
着されたピン孔19を設けたブッシュ20内に挿入して主軸
ヘッド2,3と第1,2サドル7,8を結合する。この前記ピス
トンピン18の係合操作は、電磁弁21の開閉を制御して行
う。以下、この数値制御複合旋盤の加工システムの加工
例を説明する。
制御装置1 第3図は、前記実施例の数値制御旋盤の制御装置50の
機能ブロック図である。クロススライド9は、X軸線方
向にX1サーボモータ51により駆動される。クロススライ
ド9が搭載されている第1サドル7は、Z1サーボモータ
60により駆動される。結局、タレット刃物台11は、X,Z
軸線方向にNC制御される。X1サーボモータ51、Z1サーボ
モータ60は、マイクロプロセッサ59により移動制御され
ている。
マイクロプロセッサ59には、インターフェイス58を介
して、切換回路57が設けてある。切換回路57には、停止
ロック機構54、通常の加工を行うための通常加工補間器
55、倍速加工を行うための倍速加工補間器56が接続され
ており、加工モードごとに選択される。停止ロック機構
54は、X1サーボモータ51を作動しないようにロックする
ための機構である。通常加工補間器55は、倍速加工でな
い通常のNC加工を行うために工具の移動を補間する補間
器である。
倍速加工補間器56は、後述するようにZ軸線方向の送
りを2倍以上にスピードを上げて加工するときに使用す
る補間器である。補間器55、または56からの移動指令
は、D/A変換器53、アンプ52を介してX1サーボモータ51
を駆動する。同時にZ軸線方向のZ1サーボモータ60は、
補間器63、D/A変換器62、アンプ61を介して駆動され
る。同様に、X2サーボモータ64、Z2サーボモータ66は、
第2サドル8、クロススライド10をX,Z軸線方向に制御
する。
加工例1 第4図に示すフローチャートは、数値制御旋盤の動作
を示すフロー図である。数値制御旋盤の動作は、第1図
に示すように、まず第1主軸ヘッド2のチャック5で被
加工物を把持する。次に、倍速加工の場合は、この第1
主軸ヘッド2に第1サドル7を結合装置13で連結する
(ステップP3)。X1サーボモータの停止ロック機構54を
作動させ、X1サーボモータ51をロックする(P5)。第2
主軸ヘッド3をベッド1上に固定手段により固定すると
共に、この第2主軸ヘッド3と第2サドル8との連結を
解除し(P6)、第2サドル8を数値制御装置によりX,Z
軸線方向に移動させるように制御する。
X2サーボモータ64の倍速加工補間器65を選択する
(P9)。第1サドル7のZ1軸サーボモータ60を駆動する
と、ベース1上を前記第1主軸ヘッド2がZ軸線方向に
移動される。
このタレット刃物台12のX,Z軸線方向の移動制御と、
第1サドル7のZ軸線方向の相対移動で前記被加工物4
を加工する場合、Z軸線方向の送り速度が倍以上の速度
になり、Z軸線方向の倍速加工が可能となる(P10)。
通常の加工のときは、主軸ヘッドをベッドに固定し、通
常の加工を行う。
加工例2 第5図は、他の加工例を示す数値制御複合旋盤の全体
側面図である。第1主軸ヘッド2のチャック5で把持さ
れる長尺被加工物15の先端を、第2主軸ヘッド3のチャ
ック6内を貫通させ、このチャック6を長尺被加工物の
振れ止め装置として使用する。長尺被加工物15を第1主
軸ヘッド2とサドル7との連結によりZ軸線方向に駆動
し、かつ第2サドル8のZ軸方向の相対移動でZ軸線方
向の倍速加工が可能となる。
加工例3 第6図は、更に他の加工例を示す。この加工法は、長
尺被加工物4の両端を第1、第2主軸ヘッド2および3
のチャック5、6でそれぞれ把持する。第1主軸ヘッド
2と第1サドル7とは、連結手段により連結されてい
る。第1主軸ヘッド2がZ軸線方向に移動し、長尺被加
工物4も移動する。これに対向する第2サドル8をZ軸
線方向に移動させると、両者の相対移動により倍速加工
することができる。このとき、第2主軸ヘッド3も長尺
被加工物4を介して連結されているので同時に移動す
る。
第7図は、更に他の加工例を示し、被加工物が円筒形
の場合である。この円筒被加工物22の両端を第1、第2
の主軸ヘッド2、3のチャック5、6の内爪で把持し、
前述同様第1、第2の主軸ヘッド2、3のZ軸線方向の
同期移動に対し、第2のサドル8のタレット刃物台12を
相対移動させ、これにより倍速加工が達成できる。
加工例4 第8図(a)、(b)、(c)を基に第4の加工例を
示す。まず、第1主軸ヘッド2を固定手段によりベース
1に固定する。次に、対向する第2主軸ヘッド3と第2
サドル8とを結合装置により連結する。第2サドル8の
Z2軸サーボモータ66を駆動すると、第1主軸ヘッド2側
に移動する。第2主軸ヘッド3のチャック6は、第1主
軸ヘッド2のチャック5に把持されている長尺被加工物
23の一端を把持する。第2サドル8のZ2軸サーボモータ
66を駆動し、第2主軸ヘッド3を後退させ、被加工物23
を所定位置まで引き出す。この加工法は、被加工物23の
材料供給動作を効率良く行うことができる。
制御装置2 前述した第1、第2サドル7、8に対し第1、第2主
軸ヘッド2、3を独立に移動制御するように構成したも
のである。したがって、前記した実施例では、第1,2主
軸ヘッド2,3をZ軸線方向に制御するZ軸サーボモータ
は、備えてはいなかった。この実施例の第1,2主軸ヘッ
ド2,3には、Z軸線方向に移動制御するためのZ3サーボ
モータ70及びZ4サーボモータ80を有している。Z3サーボ
モータ70は、マイクロプロセッサ59の指令で補間器73、
D/A変換器72、アンプ71を介して第1主軸ヘッド2を駆
動する。同様に、Z4サーボモータ80は、マイクロプロセ
ッサ59の指令で補間器83、D/A変換器82、アンプ81を介
して第2主軸ヘッド3を駆動する。
加工例5 第10図は第5の加工例を示す略図である。まず、対向
するチャック24、25に同一被加工物26,27をそれぞれ把
持する。制御装置2の詳細な動作は、制御装置1とほぼ
同一なので省略する。対向する被加工物26、27の先端
に、第1、第2サドル7、8の各タレット刃物台11、12
の工具刃先28、29を位置決めする。この位置決めされた
工具刃先28、29をそれぞれ被加工物26,27を把持するチ
ャック24,25に対しZ軸線方向に移動させ、同時に各チ
ャック24,25もZ3,Z4サーボモータ70,80を駆動させて相
対移動させて同時に2個の被加工物を倍速加工すること
ができる。
加工例6 さらに、第11図をもとに第6の加工例を説明する。長
尺被加工物30の両端を第1、第2主軸ヘッド2,3のチャ
ック24、25で把持する。第1サドル7の工具31を被加工
物30の中間位置33に、また第2サドル8の工具32をチャ
ック25側にそれぞれ位置決めする。被加工物30を把持し
た対向する第1,2主軸ヘッド2,3を図示した矢印方向に移
動させる。同時に工具刃先31、32を矢印方向に相対移動
させ、倍速加工を行うことができる。
加工例7 第12図は、第7の加工例を示す。被加工物34,35をチ
ェック24,25に把持し、工具36をその中間に位置させ固
定する。チャック24、25に把持した各被加工物34、35を
接近移動させ、同時に被加工物34,35の端部加工を行う
ことができる。このとき、工具37で外径の加工も同時に
倍速加工を行うことができる。
加工例8 第13図(a),(b),(c)をもとに第8の加工例
を説明する。この加工例は、第2主軸ヘッド3のチャッ
ク6で第1主軸ヘッド2側の被加工物38の一端を把持し
て、被加工物38を引き出す。この引き出しに同期させて
突切り工具39をZ軸線方向に移動させつつ突切り加工す
る(第13図(a),(b))。すなわち、Z1サーボモー
タ60とZ4サーボモータ80を同期させるのである。所定量
引き出したら第1主軸ヘッド2のチャック5も被加工物
を把持する。チャック5,6は、切断された被加工物38a、
38bをそれぞれ得る。その被加工物38a,38bの先端に位置
決めさせた工具40、41との相対移動により前記同様に倍
速加工される。
[発明の効果] 前述した実施例から明らかなように、同一主軸軸線上
に対向するチャックを備えた第1、第2主軸ヘッドを前
記軸線上に相対移動し、それぞれの主軸ヘッドに対して
第1および第2のサドルまたは第1または第2のサドル
を相対または同期移動することにより、加工時間の短縮
または複合加工による加工時間の短縮ならびに受け渡し
時間の大幅な短縮を可能ならしめ、生産性の向上が達成
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す数値制御複合旋盤
の要部側面図、第2図は結合装置の部分断面図、第3図
は数値制御装置1の機能ブロック図、第4図は数値制御
装置の動作の概要を示すフロー図、第5図は本発明の第
2の加工例を示す数値制御複合旋盤の要部側面図、第6
図は本発明の第3の加工例を示す数値制御複合旋盤の要
部側面図、第7図は本発明の第3の加工例の他の例を示
す被加工物の取付け状態図、第8図(a),(b),
(c)は本発明の第4の実施例を示す数値制御複合旋盤
による被加工物の受渡し状態説明図、第9図は数値制御
装置2の機能ブロック図、第10図は本発明の第5の実施
例を示す加工システムの説明図、第11図は本発明の第6
の加工例を示す加工システムの説明図、第12図は本発明
の第7の加工例を示す加工システムの説明図、第13図
(a),(b),(c)は本発明の第8の加工例を示す
加工方法の説明図である。 1……基台、2……第1主軸ヘッド、3……第2主軸ヘ
ッド、4……被加工物、5,6……チャック、7……第1
のサドル、8……第2のサドル、9,10……クロススライ
ド、11,12……刃物台、13,14……結合装置、22……円筒
被加工物、23……被加工物、24,25……チャック、26,27
……被加工物、28,29……工具刃先、30……長尺被加工
物、31,32,36,40,41……工具、34,35,38……被加工物
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−103202(JP,A) 特開 昭62−130103(JP,A) 特開 昭63−272402(JP,A) 実開 平1−129001(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 3/30 B23B 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に移動可能に載置された第1主軸ヘ
    ッドと、 この第1主軸ヘッドに回転可能に軸承され先端に第1チ
    ャックを有する第1の主軸と、 前記基台上に前記第1主軸ヘッドと対向して移動可能に
    載置された第2主軸ヘッドと、 この第2主軸ヘッドに前記第1の主軸と同一主軸軸線上
    に回転可能に軸承され、先端に前記第1チャックと対向
    する第2チャックを有する第2の主軸と、 第1刃物台が設けられ前記第1主軸ヘッドに対し接近離
    反すべく前記基台上に前記主軸軸線と平行かつ直交する
    方向に移動可能に設けられた第1のサドルと、 第2刃物台が設けられ前記第2主軸ヘッドに対し接近離
    反すべく前記基台上に前記主軸軸線と平行かつ直交する
    方向に移動可能に設けられた第2のサドルと、 前記第1のサドルおよび前記第2のサドルを直交する2
    軸線方向にそれぞれ駆動するサーボモータと、 前記サーボモータの駆動を移動制御する数値制御装置
    と、 前記第1主軸ヘッド、及び前記第2主軸ヘッドと対応す
    る前記第1のサドル、及び前記第2のサドルとをそれぞ
    れ連結する結合手段と からなることを特徴とする数値制御複合旋盤。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の数値制御複合旋盤を使用
    した加工方法であって、 前記第1主軸ヘッドと前記第1のサドルとを前記結合手
    段により結合し、 前記第2主軸ヘッドを前記基台上に固定待機し、 前記第2主軸ヘッドと前記第2のサドルとの結合を解除
    して前記第1主軸ヘッドを前記第1のサドルにより前記
    第2のサドルに対し前記主軸軸線方向に相対移動させ、
    前記第1主軸ヘッドの前記第1チェックに把持された被
    加工物を前記第2刃物台で加工する ことを特徴とする数値制御複合旋盤の加工方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の数値制御複合旋盤を使用
    した加工方法であって、 前記第1主軸ヘッドと前記第1のサドルとを前記結合手
    段により結合し、前記第2主軸ヘッドを前記第2のサド
    ルに結合し、前記第1チャックに把持された長尺被加工
    物を前記第2チャックにより把持し、前記第2のサドル
    の前記主軸軸線方向移動により引出して前記長尺加工物
    を加工する ことを特徴とする数値制御複合旋盤の加工方法。
  4. 【請求項4】基台上に移動可能に載置された第1主軸ヘ
    ッドと、 この第1主軸ヘッドに回転可能に軸承され先端に第1チ
    ャックを有する第1の主軸と、 前記基台上に前記第1主軸ヘッドと対向して移動可能に
    載置された第2主軸ヘッドと、 この第2主軸ヘッドに前記第1の主軸と同一主軸軸線上
    に回転可能に軸承され先端に前記第1チャックと対向す
    る第2チャックを有する第2の主軸と、 前記第1主軸ヘッドに対し接近離反すべく一端に第1刃
    物台を有する第1のサドルと、 前記第2主軸ヘッドに対し接近離反すべく一端に第2刃
    物台を有する第2のサドルと、 前記第1主軸ヘッド、前記第2主軸ヘッドを前記主軸軸
    線方向にそれぞれ駆動する主軸ヘッドサーボモータと、 前記第1のサドル、前記第2のサドルを前記主軸軸線方
    向およびこれと直交する方向に各々駆動するサーボモー
    タと、 このサーボモータおよび前記主軸ヘッドサーボモータと
    を制御する数値制御装置と からなる数値制御複合旋盤を使用した加工方法であっ
    て、 前記第1主軸ヘッド、前記第2主軸ヘッドの互いに対向
    する前記第1チャック及び前記第2チャックにそれぞれ
    把持された被加工物の先端に前記第1のサドル、前記第
    2のサドルの工具刃先をそれぞれ位置決めし、前記第1
    のサドルと前記第1主軸ヘッドおよび前記第2のサドル
    と前記第2主軸ヘッドをそれぞれ前記主軸軸線方向に互
    いに反対方向に相対移動制御し被加工物の加工を行う ことを特徴とする数値制御複合旋盤の加工方法。
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