JP2768181B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2768181B2
JP2768181B2 JP4324705A JP32470592A JP2768181B2 JP 2768181 B2 JP2768181 B2 JP 2768181B2 JP 4324705 A JP4324705 A JP 4324705A JP 32470592 A JP32470592 A JP 32470592A JP 2768181 B2 JP2768181 B2 JP 2768181B2
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  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルカラー複写機
における黒色トナーを用いた画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルフルカラー複写機におい
ては、特開平2−293867号、特開平3−2765
号公報のようにカラー画像中心のトナー設計および定着
条件設定であるため、白黒画像のコピーにおいても黒色
トナーが過剰に溶融してフルカラー画像と同様に光沢に
富む画像となってしまう。しかしながら、白黒の画像に
おいては、一般にその画像表面光沢が低い、いわゆる艶
消し調のものが好まれているため、白黒の画像の複写が
中心であるオフィスへのデジタルフルカラー複写機の進
出を困難なものとしている。したがって、艶消し調の白
黒画像を複写できるデジタルフルカラー複写機の登場が
強く望まれている。ところで、電子写真法においては、
定着画像の光沢を下げる手段として、トナーに使用する
ポリマーの分子量分布を制御してトナーの粘弾性を制御
する手段が知られている。しかしながら、従来の技術に
おけるように単にトナーの粘弾性を制御するだけでは、
フルカラー画像複写時に光沢に富む画像が得られず、ま
たトナーの溶融が不完全であることに起因して、発色性
およびOHPシートの光透過性の低下が生じてしまうと
いう問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記のような実情に鑑み、その問題点を解消するために
なされたものである。すなわち、本発明の目的は、フル
カラー画像複写時においては画像光沢が高く、発色性が
良好なフルカラー画像が形成でき、一方、白黒の画像複
写時には、艶消し調の画像表面光沢の低い画像が形成で
きるデジタルフルカラー複写機用の黒色トナーを使用し
た画像形成法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、デジタルカラー複写機を用いて画像を形成す
る場合、ある特定の黒色トナー使用し、かつ白黒複写画
像の形成時とカラー複写画像の形成時との間の定着の熱
量を変化させて画像を形成することにより、上記目的が
達成されることを見出だし、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明の画像形成方法は、カラ
ー複写および白黒複写の両者が実施可能な複写機による
画像形成方法であって、黒色トナーが少なくとも着色剤
と、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにて測定
される分子量および分子量分布が、重量平均分子量(M
w):25,000乃至80,000、数平均分子量
(Mn):2,000乃至10,000、および重量平
均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)10以上で
ある樹脂成分を含有してなり、かつフローテスター法に
よる黒色トナーの見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ
となる温度が115℃乃至140℃であり、かつ、白黒
複写画像の形成時とカラー複写画像の形成時とで、定着
の熱量を異にすることを特徴とする。
【0006】本発明においては、白黒複写画像の形成時
の定着操作条件と、カラー複写画像の形成時の定着操作
条件とが、下記式の関係を満たす場合に、好ましい結果
が得られる。 T1 ×t1 ×1.5≦T2 ×t2 〔T1 :白黒複写画像の形成時の熱定着操作時のニップ
滞留時間(msec) t1 白黒複写画像の形成時の加熱ロールの温度() T2 :カラー複写画像の形成時の熱定着操作時のニップ
滞留時間(msec) t2 カラー複写画像の形成時の加熱ロールの温度
)〕
【0007】なお、本発明において、黒色トナーの見か
け溶融粘度が1×104 ポイズとなる温度は、フローテ
スター法により決定した。測定装置としては、島津フロ
ーテスタCFT500−Aを使用し、測定条件として
は、ダイ=0.5mm×1.0mm、昇温速度=5℃/
min、荷重=10kg、予熱時間=300sec、測
定温度範囲=80〜190℃を採用した。また、黒色ト
ナーを構成する樹脂成分の分子量の測定は、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーによって行った。すなわ
ち、測定装置として全自動高温高速クロマトグラフ(W
aters ALC/GPC 150C、Waters
社製)を使用し、溶媒としてテトラヒドロフランを用い
て、流速=1.0ml/min、温度=40℃、検出器
=示差屈折計(RI)の条件で測定した。
【0008】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
において用いられる黒色トナーは、少なくとも着色剤と
結着樹脂からなり、該黒色トナーを構成する樹脂成分の
重量平均分子量(Mw)が25,000乃至80,00
0、数平均分子量(Mn)が2,000乃至10,00
0の範囲にあり、また、重量平均分子量(Mw)/数平
均分子量(Mn)10以上であることが必要である。
さらに、フローテスター法による黒色トナーの見かけの
溶融粘度が1×104 ポイズとなる温度が115℃乃至
140℃であることが必要である。黒色トナーを構成す
る樹脂成分の重量平均分子量が、80,000より大き
くなると、フルカラー画像の黒部分の光沢が出にくくな
り、25,000より小さくなると、白黒定着画像作成
時の画像の光沢が上がりすぎるため好ましくない。さら
にまた、数平均分子量が、10,000より大きいと定
着温度が上昇し、2,000より小さいとトナーの保存
性が悪化する。また、重量平均分子量/数平均分子量で
表される分子量分布が、10より小さいと高温オフセッ
トが発生しやすくなる。また、フローテスター法による
黒色トナーの見かけの溶融粘度が1×104 ポイズとな
る温度が、115℃より低いと、白黒定着画像作成時の
画像の光沢が上がりすぎるため好ましくなく、また、1
40℃より高いとフルカラー画像の黒部分の光沢がでに
くくなり好ましくない。
【0009】本発明において用いられる上記結着樹脂と
しては、公知のものが使用可能である。例えば、スチレ
ン、ビニルトルエン、α−メチルトルエン、クロルスチ
レン、アミノスチレン等のスチレンおよびその誘導体、
あるいは置換体の単独重合体および共重合体、メタクリ
ル酸およびメチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類
の単独または共重合体、アクリル酸およびメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート等のアクリル酸エステル
類の単独または共重合体、ブタジエン、イソプレン等の
ジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテル類、無水
マレイン酸、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単量
体の単独あるいは、他の単量体との共重合体、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリウレタン等を単独もしくは混合
した形で用いることができるが、特にポリエステルが好
適である。
【0010】上記ポリエステルは、多価アルコールと多
塩基性カルボン酸との反応によって製造することができ
る。ポリエステルを構成する多価アルコールとして、例
えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノール等のジオール類、水素
添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェ
ノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等
のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物、その
他の2価のアルコールをあげることができるが、トリメ
チロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチル
ベンゼン、その他の多価アルコールも使用することがで
きる。
【0011】また、多塩基性カルボン酸としては、例え
ばマレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸、
イタコン酸、グルタコン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、マロン酸類あるいはアルキルコハク
酸、これらの酸無水物、アルキルエステル、その他の2
塩基性カルボン酸をあげることができる。これらカルボ
ン酸に加えてポリマーをテトラヒドロフラン不溶分が発
生しない程度に非線状化するために3価以上の多価アル
コールおよび/または3塩基性以上の多塩基性カルボン
酸を加えることができる。3価以上の多価アルコールの
例としては、例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘ
キサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリス
リトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5
−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロ
パントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリ
オール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン、その
他をあげることができる。
【0012】また、三塩基性以上の多塩基性カルボン酸
としては、例えば1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4
−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタ
レントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカル
ボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、その他を
あげることができる。
【0013】本発明におけるポリエステルとしては、実
質的にテトラヒドロフラン不溶分を有しないものが好適
に用いられる。すなわち、樹脂中にテトラヒドロフラン
不溶分を含有されていると、フルカラー画像の光沢が出
にくくなるので、樹脂中にテトラヒドロフラン不溶分が
含まれていないものが望ましい。また、本発明において
は線状ポリエステルと非線状ポリエステルを混合したも
のを黒色トナーの結着樹脂として用いることができる。
線状ポリエステルと非線状ポリエステルを混合比を調節
することで、トナーの分子量および分子量分布を好適な
範囲に自由に制御することができる。
【0014】本発明において用いられる着色剤として
は、一次平均粒子径が35nm以上で、50nm未満の
カーボンブラックを用いることができる。カーボンブラ
ックの一次平均粒子径が、35nmよりも小さいと、ト
ナーが赤みを帯びてフルカラー画像として好ましくな
い。また、一次平均粒子径が50nm以上であると、ト
ナー中の分散が悪くなりトナーの帯電特性が悪化する。
着色剤の黒色トナー中への添加量としては、樹脂100
重量部に対して2〜10重量部が好ましい。2重量部よ
り少ないとトナーの着色力が不足する。10重量部より
多いと画像の階調再現性が悪化する。本発明の黒色トナ
ーと共に使用するカラートナーとしては、結着樹脂とし
てポリエステルを使用している従来のフルカラートナー
が使用可能である。フルカラートナーに使用する着色剤
としてはモノアゾイエロー、カーミン、キナクリドン、
ローダミン、銅フタロシアニン等の公知の着色剤を使用
することができる。これ等の着色剤はフラッシング処理
して着色剤の分散を向上させたものが好適である。
【0015】次に、本発明の画像形成法について説明す
る。本発明の画像形成法は、デジタルカラー複写機によ
り、常法によって感光体上に潜像を形成し、トナーにて
トナー像を形成し、該トナー像を転写体上に転写して得
られたトナー画像を、熱により定着するが、その際、白
黒複写画像の形成時とカラー複写画像の形成時とで、黒
色トナー像の定着の熱量を変化させることによって複写
画像を得る。
【0016】本発明において、上記トナー画像を熱によ
り定着する際に用いられる定着装置としては、図1およ
び図2に示される定着装置が好ましい。図1は、定着装
置の一例の斜視図であり、図2はその模式的側断面図で
ある。上記定着装置を図2にしたがって説明すると、こ
の定着装置は、互いに圧接しながら回転する加熱ロール
1および加圧ロール2とにより、その主要部が構成され
ている。加熱ロール1は、その内部に加熱源3を備え基
質ロール4上に内側弾性体層5および外側弾性体層6を
設けた構造を有している。また、加圧ロール2は、内部
に加熱源17を備え、基質ロール7上に内側弾性体層8
および外側弾性体層9を設けた構造を有している。一
方、加熱ロール1と加圧ロール2の少なくとも一方の外
周面には離型剤供給手段12が設けられている。すなわ
ち、オイルパン14に収容されたシリコーン組成物13
が供給ロール15によって、加熱ロール1と接触して設
けられた塗布ロール16上に供給されるようになってい
る。なお、10は転写用紙、11はトナー像である。
【0017】上記加熱ロール1および加圧ロール2の一
部を構成する基質ロール4および7は、これらの内部に
設けられた加熱源3および17からの熱エネルギーを内
側弾性体層5および8へ伝熱可能な高伝熱性と剛性を必
要とし、具体的にはステンレス鋼合金、アルミニウム等
金属材料で構成されている。また、内側弾性体層5およ
び8については、トナー像が形成されたシートへ適度の
押し圧力と接触幅とをもって加熱ロール1および加圧ロ
ール2を接触できる弾性並びに厚みと、加熱源からの熱
エネルギーを外側弾性体層6および9へ伝熱可能な高伝
熱性を必要とし、具体的には金属含有充填剤が分散され
たエラストマー、例えば、フルオロシリコーンエラスト
マー、シリコーンエラストマー、種々の他の、シリコー
ンゴム、フルオロカーボンエラストマー、およびエチレ
ン/プロピレンジエンゴム等の種々の有機ゴム、種々の
共重合体等で構成されている。上記加熱ロール1および
加圧ロール2の内側弾性体層5および8を形成するエラ
ストマーのゴム硬度の上限値は、JIS硬度において8
0°であり、一般には充填剤を分散させた場合には40
°〜70°である。
【0018】一方、これら内側弾性体層5および8上に
設けられる外側弾性体層6および9については、上記加
熱源3および17から熱エネルギーを転写紙10上のト
ナー像11に伝熱可能な高伝熱性と、トナーのオフセッ
ト防止用の離型剤、すなわち、シリコーン組成物との親
和性並びに耐摩耗性を必要とするもので、その構成材料
としてフルオロエラストマーおよびシリコーンエラスト
マーが好適である。具体例にはフルオロエラストマーと
しては、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレン
との共重合体で、バイトン(Viton)A(E.I.
デュポン社の商品名)として市販されているもの、ま
た、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンおよ
びテトラフルオロエチレンの三元重合体で、バイトン
(Viton)B(E.I.デュポン社の商品名)とし
て市販されているもの、およびフルオレル(Fluor
el)2170、フルオレル2174、フルオレル21
76、フルオレル2177、フルオレルIVS76(以
上、3M社の商品名)、バイトンGH、バイトンEGO
C、バイトンE430(以上、E.I.デュポン社の商
品名)等があげられる。また、シリコーンエラストマー
の具体例としては、高温硬化型(HTV)、室温硬化型
(RTV)または低温硬化型(LTV)等があげられ
る。シリコーンエラストマーの場合、離型剤が内側弾性
体層に進入してしまうのを防止するために中間層に耐油
層を設けることが好ましい。さらに、外側弾性体層の構
成材料として、フッ化ビニリデンを基にしたフルオロエ
ラストマーと他の材料との混合物、例えばテトラフルオ
ロエチレン、シリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム
等との混合物も使用することができる。伝熱性を適宜調
整する金属含有充填剤としては、具体的には、銅、錫、
銀、亜鉛、アルミニウム、鉄、鉛、モリブデン、白金、
金、ベリリウム、ニッケル、クロム、イリジウム、ルテ
ニウム、タングステン、カドミウムおよびバナジウム等
の金属、これらの金属合金、金属酸化物および金属塩等
が使用できる。
【0019】本発明においては、上記黒色トナーと該定
着装置を使用した場合、定着装置の加熱ロールおよび加
圧ロールの温度設定を変えることなしに、定着時のロー
ルスピードを制御するだけで定着画像の表面光沢を制御
することができる。すなわち、白黒複写画像の形成時
(白黒コピーモード時)には、定着時のロールスピード
を速く(例えばロールの表面速度=200mm/se
c)設定し、またカラー複写画像の形成時(フルカラー
モード時)においては、白黒複写画像の形成時と加熱ロ
ールおよび加圧ロールの温度設定と同一にして、定着時
のロールスピードを遅く(例えばロールの表面速度=1
00mm/sec)設定する。この様にすることによ
り、白黒複写画像の形成時においては定着画像の表面光
沢を低くして見た目にしっとりとした白黒画像を形成で
き、またカラー複写画像の形成時においては、トナーに
充分な熱を加えることによって、定着画像の表面光沢を
高く保ち、フルカラー画像の鮮やかさを損なわない黒色
像を作成することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例において「部」は「重量部」を意味す
る。 実施例1 (黒色トナーの作製) (1)非線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルA) 100部 (ビスフェノールA−エチレンオキサイド付加物/ ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物/ テレフタル酸/無水トリメリット酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=83,000 数平均分子量(Mn)=3,600 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=23 テトラヒドロフラン不溶分=0重量% フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズとな る温度T=130℃) 一次平均粒子径が45nmのカーボンブラック 4部 上記成分をエクストリューダーにより溶融し、混練した
後、冷却してジェットミルにより粉砕し、粉砕物を分級
して体積平均径7μmの黒色トナーを作製した。得られ
た黒色トナーについて、トナーを構成する樹脂成分の分
子量および分子量分布を表1に示す。また、フローテス
ター法による黒色トナーの見掛けの溶融粘度が1×10
4 ポイズになる温度も表1に示す。
【0021】(画像の形成) 上記黒色トナーと疎水性シリカR972(日本アエロジ
ル社製)を高速回転式混合機を用いて混合し、さらにア
クリルポリマーをコートした50μmのフェライトキャ
リヤと混合して、富士ゼロックス社製デジタルフルカラ
ー複写機Acolor改造機で転写用紙上に未定着のト
ナー像を形成した。この未定着のトナー像を図2に示す
定着装置を使用し、次のように定着して定着特性評価を
行った。
【0022】(定着特性評価) 加熱ロール1は、内部に500Wのコルツランプを備
え、外径43mmアルミニウムコア材で形成された基質
ロール4と、適宜プライマーを介して上記基質ロール4
上に設けられ、シリコンコンパウンド(東レ社製;SH
841U)100部に対して、結晶性シリカ100部と
加硫剤(東レ社製;RC−4)0.8部と充填混合して
形成され、熱伝導率λが0.0017cal/cm・s
ec・degで、ゴム硬度がJIS硬度において60
°、そして厚みが3.0mmの内側弾性体層5と、この
内側弾性体層5上に設けられ、バイトンゴム(デュポン
社製;E−60C)100部とカーボン(東京材料社
製)2部と酸化マグネシウム(協和化学社製;MgO:
#30)10部とを充填混合して形成され、熱伝導率λ
が0.0005cal/cm・sec・degで、厚み
が20μmの外側弾性体層6とより構成されている。
【0023】一方、加圧ロール2は、内部に500Wの
コルツランプを備え、外径49mmアルミニウム製コア
材で形成された基質ロール7と、適宜プライマーを介し
て上記基質ロール7上に設けられ、シリコンコンパウン
(東レ社製;SH841U)100部に対して、結晶
性シリカ50部と加硫剤(東レ社製;RC−4)0.8
部と充填混合して形成され、熱伝導率λが0.0015
cal/cm・sec・degで、ゴム硬度がJIS硬
度において70°、そして厚みが1.0mmの内側弾性
体層8と、この内側弾性体層8上に設けられ、バイトン
ゴム(デュポン社製;E−60C)100部とカーボン
(東京材料社製)2部と酸化マグネシウム(協和化学社
製;MgO:#30)10部とを充填混合して形成さ
れ、熱伝導率λが0.0005cal/cm・sec・
degで、厚みが20μmの外側弾性体層9とより構成
されている。
【0024】また、上記加熱ロール1と加圧ロール2と
は、図示されない加圧機構により圧接されて、中央部で
6.0mmのニップ幅が形成され、かつ、加熱ロール1
の表面温度が155℃、加圧ロール2の表面温度が15
0℃に各々設定されており、互いに矢印方向に白黒複写
画像の形成時では表面200mm/secで、カラー複
写画像の形成時においては、表面速度100mm/se
c回転するように設定されている。
【0025】上記転写用紙上に形成された未定着のトナ
ー像を該定着装置を使用し、下記の条件で熱定着を行な
った。その結果を表2に示す。白黒複写画像の形成時の
ニップ滞留時間を30msecとし、カラー複写画像の
形成時のニップ滞留時間を60msecとした。この場
合、白黒複写画像の形成時のT1 は30msecであ
り、t1 は423で、またカラー複写画像の形成時の
2 は60msecであり、t2 は423であるか
ら、白黒複写画像の形成時の定着操作条件と、カラー複
写画像の形成時の定着操作条件との関係は、次のように
なる。 T1 ×t1 =12690、T2 ×t2 =25380とな
り、したがって、T1×t1 ×1.5=19035≦T
2 ×t2 は25380となる。
【0026】実施例2 (黒色トナーの作製) (1)非線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルA) 90部 (ビスフェノールA−エチレンオキサイド付加物/ ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物/ テレフタル酸/無水トリメリット酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=83,000 数平均分子量(Mn)=3,600 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=23 テトラヒドロフラン不溶分=0重量% フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=130℃) (2)線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルB) 10部 (ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 /フマル酸) 重量平均分子量(Mw)=13,000 数平均分子量(Mn)=2,700 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=4.8 フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=105℃ 一次平均粒子径が45nmのカーボンブラック 4部 上記成分をエクストリューダーにより溶融し、混練した
後、冷却してジェットミルにより粉砕し、粉砕物を分級
して体積平均径7μmの黒色トナーを作製した。得られ
た黒色トナーについて、トナーを構成する樹脂成分の分
子量および分子量分布を表1に示す。また、フローテス
ター法による黒色トナーの見掛けの溶融粘度が1×10
4 ポイズになる温度も表1に示す。
【0027】(画像の形成) 上記黒色トナーと疎水性シリカ(R972、日本アエロ
ジル社製)を高速回転式混合機を用いて混合し、さらに
アクリルポリマーをコートした50μmのフェライトキ
ャリヤと混合して、富士ゼロックス社製デジタルフルカ
ラー複写機Acolor改造機で転写用紙上に未定着の
トナー像を形成した。この転写用紙上に形成された未定
着のトナー像を実施例1と同様にして定着して、定着特
性評価を行った。その結果を表2に示す。
【0028】実施例3 (黒色トナーの作製) (1)非線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルA) 50部 (ビスフェノールA−エチレンオキサイド付加物/ ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物/ テレフタル酸/無水トリメリット酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=83,000 数平均分子量(Mn)=3,600 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=23 フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=130℃ (2)線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルB) 50部 (ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 /フマル酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=13,000 数平均分子量(Mn)=2,700 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=4.8 フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=105℃) 一次平均粒子径が45nmのカーボンブラック 4部 上記成分をエクストリューダーにより溶融し、混練した
後、冷却してジェットミルにより粉砕し、粉砕物を分級
して体積平均径7μmの黒色トナーを作製した。得られ
た黒色トナーについて、トナーを構成する樹脂成分の分
子量および分子量分布を表1に示す。また、フローテス
ター法による黒色トナーの見掛けの溶融粘度が1×10
4 ポイズになる温度も表1に示す。
【0029】(画像の形成) 上記黒色トナーと疎水性シリカ(R972、日本アエロ
ジル社製)を高速回転式混合機を用いて混合し、さらに
アクリルポリマーをコートした50μmのフェライトキ
ャリヤと混合して、富士ゼロックス社製デジタルフルカ
ラー複写機Acolor改造機で転写用紙上に未定着の
トナー像を形成した。この転写用紙上に形成された未定
着のトナー像を実施例1と同様にして定着して、定着特
性評価を行った。その結果を表2に示す。
【0030】比較例1 (黒色トナーの作製) (1)非線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルA) 30部 (ビスフェノールA−エチレンオキサイド付加物/ ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物/ テレフタル酸/無水トリメリット酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=83,000 数平均分子量(Mn)=3,600 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=23 フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=130℃) (2)線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルB) 70部 (ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 /フマル酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=13,000 数平均分子量(Mn)=2,700 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=4.8 フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=105℃) 一次平均粒子径が45nmのカーボンブラック 4部 上記成分をエクストリューダーにより溶融し、混練した
後、冷却してジェットミルにより粉砕し、粉砕物を分級
して体積平均径7μmの黒色トナーを作製した。得られ
た黒色トナーについて、トナーを構成する樹脂成分の分
子量および分子量分布を表1に示す。また、フローテス
ター法による黒色トナーの見掛けの溶融粘度が1×10
4 ポイズになる温度も表1に示す。
【0031】(画像の形成) 上記黒色トナーと疎水性シリカ(R972、日本アエロ
ジル社製)を高速回転式混合機を用いて混合し、さらに
アクリルポリマーをコートした50μmのフェライトキ
ャリヤと混合して、富士ゼロックス社製デジタルフルカ
ラー複写機Acolor改造機で転写用紙上に未定着の
トナー像を形成した。この転写用紙上に形成された未定
着のトナー像を実施例1と同様にして定着して、定着特
性評価を行った。その結果を表2に示す。
【0032】比較例2 (黒色トナーの作製) (1)線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルB) 100部 (ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 /フマル酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=13,000 数平均分子量(Mn)=2,700 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)=4.8 フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=105℃) 一次平均粒子径が45nmのカーボンブラック 4部 上記成分をエクストリューダーにより溶融し、混練した
後、冷却してジェットミルにより粉砕し、粉砕物を分級
して体積平均径7μmの黒色トナーを作製した。得られ
た黒色トナーについて、トナーを構成する樹脂成分の分
子量および分子量分布を表1に示す。また、フローテス
ター法による黒色トナーの見掛けの溶融粘度が1×10
4 ポイズになる温度も表1に示す。
【0033】(画像の形成) 上記黒色トナーと疎水性シリカ(R972、日本アエロ
ジル社製)を高速回転式混合機を用いて混合し、さらに
アクリルポリマーをコートした50μmのフェライトキ
ャリヤと混合して、富士ゼロックス社製デジタルフルカ
ラー複写機Acolor改造機で転写用紙上に未定着の
トナー像を形成した。この転写用紙上に形成された未定
着のトナー像を実施例1と同様にして定着して、定着特
性評価を行った。その結果を表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】 最低定着温度:定着画像に一定荷重をかけて擦り、残っ
た画像の面積が、擦る前の画像の70%以上になるとき
の温度。 定着画像の光沢(グロス):光沢計(米国ガードナー社
製グロスメーター、グロスガードII[入射角75°]に
より測定した値。
【0036】上記表2記載から明らかのように、実施例
1〜3は、白黒複写画像の形成時では、定着画像の光沢
(グロス)が30%以下の比較的低い光沢のしっとりし
た画像が得られ、カラー複写画像の形成時では、着画像
の光沢(グロス)が50%以上の鮮明さに富む画像が得
られた。しかしながら、比較例1および2では、それぞ
れのモードで所望の画像光沢が得られなかった。
【0037】実施例4 (フラッシング顔料の作製) (1)線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルB) 100部 (ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 /フマル酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=13,000 数平均分子量(Mn)=2,700 ガラス転移温度=61℃ フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=105℃) (2)シアン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3) 54部 含水ペースト(水分含量=20重量%) 上記成分を加圧ニーダーで溶融・混練しながら、顔料含
水ペースト中の水分をポリエステルで置換しながら水分
を除去し、顔料含有量30重量%のシアンフラッシング
顔料aを作製した。 (フルカラートナーの作製) (1)線状ビスフェノール系ポリエステル(ポリエステルB) 100部 (ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 /フマル酸縮合物) (重量平均分子量(Mw)=13,000 数平均分子量(Mn)=2,700 ガラス転移温度=61℃ フローテスター法による見かけの溶融粘度が1×104 ポイズ となる温度T=105℃) (2)シアンフラッシング顔料a 15.5部 上記成分を加圧ニーダーにて溶融し、混練した後、冷却
し、ジェットミルで粉砕、風力分級で分級して体積平均
粒子径7μmのシアントナーを作製した。
【0038】実施例5 (フラッシング顔料の作製) シアン顔料含水ペーストをマゼンタ顔料(C.I.ピグ
メントレッド57:1)含水ペーストに代えた以外は、
実施例4と同様にして、顔料含有量30重量%のマゼン
タフラッシング顔料bを作製した。 (フルカラートナーの作製) シアンフラッシング顔料aをマゼンタフラッシング顔料
bに代えた以外は、実施例4と同様にして、体積平均粒
子径7μmのマゼンタトナーを作製した。
【0039】実施例6 (フラッシング顔料の作製) シアン顔料含水ペーストをイエロー顔料(C.I.ピグ
メントイエロー97)含水ペーストに代えた以外は、実
施例4と同様にして、顔料含有量30重量%のイエロー
フラッシング顔料cを作製した。 (フルカラートナーの作製) シアンフラッシング顔料aをイエローフラッシング顔料
cに代えた以外は、実施例4と同様にして、体積平均粒
子径7μmのイエロートナーを作製した。
【0040】(画像の形成) 上記実施例4〜6で得られたシアン、マゼンタおよびイ
エロートナーの各トナーを使用し、疎水性シリカ(R9
72、日本アエロジル社製)を高速回転式混合機を用い
て混合し、さらにメチレン−メチルメタクリレートポリ
マーをコートしたフェライトキャリヤと混合して、現像
剤を調製した。実施例1〜3の各黒色トナーを使用した
現像剤と上記実施例4〜6で調製されたシアン、マゼン
タおよびイエロートナーの各トナーを使用した現像剤と
組み合わせて、富士ゼロックス社製デジタルフルカラー
複写機Acolor改造機にて、定着速度100mm/
secにてフルカラーコピーを複写したところ、黒色ト
ナーも十分に溶融して光沢に富むフルカラーに好適な鮮
明な画像が得られた。
【0041】
【発明の効果】本発明の画像形成方法によれば、カラー
複写および白黒複写の両者が実施可能なデジタルフルカ
ラー複写機において黒色トナーを用いて複写画像を形成
する場合、フルカラー画像複写時においては画像光沢が
高く、発色性が良好なフルカラー画像が形成でき、白黒
の画像複写時には、艶消し調の画像表面光沢の低い画像
が形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる定着装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】 図1の定着装置の模式的側断面図である。
【符号の説明】
1…加熱ロール、2…加圧ロール、3…加熱源、4…基
質ロール、5…内側弾性体層、6…外側弾性体層、7…
基質ロール、8…内側弾性体層、9…外側弾性体層、1
0…転写用紙、11…トナー像、12…離型剤供給手
段、13…シリコーン組成物、14…オイルパン、15
…供給ロール、、16…塗布ロール、17…加熱源。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 9/08 361 (72)発明者 中村 正樹 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 上原 康博 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 楠本 保浩 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 織田 康弘 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−78342(JP,A) 特開 平2−171789(JP,A) 特開 平2−296255(JP,A) 特開 平3−164753(JP,A) 特開 平2−100059(JP,A) 特開 平6−19204(JP,A) 特開 平4−204669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08 G03G 9/087

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー複写および白黒複写の両者が実施
    可能な複写機による画像形成方法において、黒色トナー
    が少なくとも着色剤と、ゲルパーミエーションクロマト
    グラフィーにて測定される分子量および分子量分布が、
    重量平均分子量(Mw):25,000乃至80,00
    0、数平均分子量(Mn):2,000乃至10,00
    0、および重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(M
    n)10以上である樹脂成分を含有してなり、かつフ
    ローテスター法による黒色トナーの見かけの溶融粘度が
    1×104 ポイズとなる温度が115℃乃至140℃で
    あり、かつ、白黒複写画像の形成時とカラー複写画像の
    形成時とで、定着の熱量を異にすることを特徴とする画
    像形成方法。
  2. 【請求項2】 上記結着樹脂が、多価アルコールと多塩
    基性カルボン酸とを重縮合して得られるテトラヒドロフ
    ラン不溶分が含まれていないポリエステル樹脂を含有し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】 上記着色剤が、一次平均粒子径が35
    以上で、50nm未満のカーボンブラックであること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 白黒複写画像の形成時とカラー複写画像
    の形成時との間の定着の熱量の変化を、加熱ローラおよ
    び加圧ローラの回転数を変化させることによって行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 白黒複写画像の形成時の定着操作条件
    と、カラー複写画像の形成時の定着操作条件とが、下記
    式の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成方法。 T1 ×t1 ×1.5≦T2 ×t2 〔T1 :白黒複写画像の形成時の熱定着操作時のニップ
    滞留時間(msec) t1 白黒複写画像の形成時の加熱ロールの温度() T2 :カラー複写画像の形成時の熱定着操作時のニップ
    滞留時間(msec) t2 カラー複写画像の形成時の加熱ロールの温度
    )〕
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