JP2743556B2 - 車両のリヤアンダボデー構造 - Google Patents

車両のリヤアンダボデー構造

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JP2743556B2 JP2149051A JP14905190A JP2743556B2 JP 2743556 B2 JP2743556 B2 JP 2743556B2 JP 2149051 A JP2149051 A JP 2149051A JP 14905190 A JP14905190 A JP 14905190A JP 2743556 B2 JP2743556 B2 JP 2743556B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両のリヤフロアサイドメンバへ入力される
車両後方からの荷重をロツカパネルへ伝達するための車
両のリヤアンダボデー構造に関する。
〔従来技術〕
第4図には、実開昭60−51183号公報で開示された、
従来の車両のリヤアンダボデー構造が示されている。
ロツカ部60のロツカインナパネル62の車両内側面に
は、車両幅方向に配設されたフロア前縦壁64及びフロア
後縦壁65の両端部がそれぞれ接合されている。このフロ
ア後縦壁65よりも車両後方側には、車両前後方向に沿っ
てリヤフロアサイドメンバ66が配設されている。リヤフ
ロアサイドメンバ66の車両内側縦壁部68は、その車両前
方側が車両外方へ湾曲されて、前端部がロツカインナパ
ネル62へ接合されている。この縦壁部68の前端部は、ロ
ツカインナパネル62の車両外側面に設けられたリインフ
オースメント70の後端部と対向されている。
これにより、リヤフロアサイドメンバ66に入力される
車両後方からの荷重が、縦壁部68を介してリインフオー
スメント70へ円滑に伝達され、振動特性が向上する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記リヤフロアサイドメンバ66の縦壁
部68は湾曲されているため、この湾曲部分の剛性が低
く、入力荷重が集中し易い。このため、入力荷重が確実
にリインフオースメント70へと伝達されず、その一部が
リヤフロサイドメンバ66の車両後方側を荷重集中部を中
心に車両内側へ回動変形させる力となり、好ましくな
い。このため、この回動変形を阻止するように補強部材
を設け、支持することが考えられるが、部品点数が増
え、組付工数及び車両重量の増加となり好ましくない。
本発明は上記事実を考慮し、組付工数及び車両重量を
増加させることなく、リヤフロアサイドメンバへ入力さ
れる車両後方からの荷重の集中を緩和することができ、
リヤフロアサイドメンバの変形を防止することができる
車両のリヤアンダボデーの構造を得ることが目的であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る車両のリヤアンダボデー構造は、車両の
幅方向両端部に配設されたロツカパネルと、 このロツカパネルに対して車両内側にオフセツトされ
て配設されかつ車両内側縦壁部の車両前方端が車両外方
へ湾曲されて前記ロツカパネルと結合されたリヤフロア
サイドメンバと、 このリヤフロアサイドメンバの車両内側縦壁部の車両
前方端と前記ロツカパネルとが結合された結合部に車両
幅方向両端部が結合されたフロア縦壁と、 このフロア縦壁に沿って配設されてこのフロア縦壁と
によって閉断面を構成すると共に、縦壁の車幅方向両端
部近傍が車両後方側に屈曲され前記リヤフロアサイドメ
ンバの車両内側縦壁部の湾曲開始点に結合されたリヤフ
ロアクロスメンバと、 を有している。
〔作用〕
本発明によれば、リヤフロササイドメンバへ車両後方
からの荷重が入力されると、この荷重はリヤフロアサイ
ドメンバの車両内側縦壁部を介してロツカパネルへと伝
達される。しかし、リヤフロアサイドメンバの車両内側
縦壁部は湾曲されているため、荷重が湾曲点に集中し全
ての荷重をロツカパネルへ伝達することはできない。そ
こで、この湾曲開始点へリヤフロアクロスメンバの縦壁
の両端部を車両後方へ屈曲させて結合させ、ロツカパネ
ルへ伝達しない後方からの荷重の一部をリヤフロアクロ
スメンバの縦壁で支持する。これにより、湾曲点に荷重
が集中することはなく、リヤフロアサイドメンバが変形
するような不具合はない。また、フロア縦壁をリヤフロ
アサイドメンバの車両内側縦壁部の車両前方端とロツカ
パネルとが結合された結合部に結合したため、車両側方
からの荷重をフロア縦壁で支持することができる。さら
に、リヤフロアクロスメンバの縦壁の両端部のみが中央
部に対して車両後方へ屈曲した構成であるため、リヤフ
ロアクロスメンバの縦壁の中央部を車両後方へ位置させ
る必要がなく、スペースの有効活用を図れる。なお、リ
ヤフロアクロスメンバは、フロア縦壁とによって閉断面
が構成されているので、入力荷重に充分耐え得る強度を
有しており、補強部材を増加することなく、部品点数増
加により組付工数及び車両重量の増加を招くことがな
い。
〔実施例〕
第1図及び第2図には本実施例に係る車両のリヤアン
ダボデー部10の車両幅方向片側部分が示されている。車
両幅方向両端部にはロツカパネル12が車両前後方向に亘
り配設されている。ロツカパネル12は、ロツカアウタ14
とロツカインナ16とで構成されている。ロツカアウタ14
は、上方が階段状に屈曲され、さらに下方への延設部が
曲線状に屈曲されて縦断面が略C字型とされている。こ
の縦断面方向上下端には、互いに離反する方向へフラン
ジ18が屈曲形成され、全体として所謂ハツト型となって
いる。
一方、ロツカインナ16は縦断面が略コ字型に形成され
ている。この縦断面方向上下端には、互いに離反する方
向へフランジ20が屈曲形成され、前記ロツカアウタ14の
フランジ18とそれぞれ対向されている。このフランジ1
8、20がそれぞれ接合され、ロツカパネル12は閉断面構
造となる。また、ロツカインナ16の車両後方端は前記フ
ランジ20に連続されてフランジ22が形成され、ホイルハ
ウスインナ24との接合部とされている。
ロツカパネル12に対して車両内側へオフセツトされた
状態で、リヤフロアサイドメンバ26が車両前後方向に亘
り配設されている。このリヤフロアサイドメンバ26は、
縦断面が略コ字型とされ、さらに、縦断面方向の上下端
には互いに離反する方向へ屈曲されたフランジ28が形成
されて、ハツト型を構成している。リヤフロアサイドメ
ンバ26の車両外側縦壁部27は、車両前方へ延設されるに
従い、ホイルハウスインナ24の屈曲面に沿って屈曲さ
れ、その前端部はロツカインナ16と当接されている。こ
の当接部にはロツカインナ16と対向するフランジ29が形
成され、ロツカインナ16と接合されている。
また、リヤフロアサイドメンバ26の車両内側縦壁部30
においても、ホイルハウスインナ24よりも車両前方部分
が車両外方向に向けて湾曲され、ロツカインナ16の長手
方向中間部まで延設されている。
リヤフロアサイドメンバ26の下面部36は、ロツカイン
ナ16の下面と対向されている。
車両幅方向両端に設けられたロツカパネル12間には、
センタフロアパン46が掛け渡されている。センタフロア
パン46は、車両のフロア面を構成している。センタフロ
アパン46の車両後方端は、縦壁48の下端部に形成された
フランジ31と接合されている。縦壁48の上端部は車両後
方へ略直角に屈曲され、その上面部47はリヤフロアパン
49と一体とされている。
縦壁48の車両後方側には、リヤフロアクロスメンバ51
が配設されている。このリヤフロアクロスメンバ51は、
略L字型に形成されており、後縦壁部53の上端には、水
平に屈曲されたフランジ55が形成されている。このフラ
ンジ55と前記縦壁48の上面部47と接合されている。リヤ
フロアクロスメンバ51の水平面部57の車両前方端はフラ
ンジ部59とされ、センタフロアパン46の下面へ接合され
ている。このため、縦壁48、上面部47及びリヤフロアク
ロスメンバ51とで閉断面が構成される。
リヤフロアクロスメンバ51の後縦壁部53は、車両幅方
向両端部が車両後方へ屈曲され、前記リヤフロアサイド
メンバ26の湾曲開始点へ延設されている。延設方向先端
部にはフランジ39及びフランジ41が形成され、このフラ
ンジ39、41がリヤフロアサイドメンバ26の縦壁48へ接合
されている。
以下に本実施例の作用を説明する。
車両後方から荷重が加わると、この荷重はまずリヤフ
ロアサイドメンバ26へと入力される。入力された荷重
は、リヤフロアサイドメンバ26に沿って車両前方へと伝
えられ、湾曲された縦壁部30により、ロツカインナ16へ
と伝達される。ここで、リヤフロアサイドメンバ26が湾
曲されているため、荷重は全てロツカインナ16へとは伝
達されず、その一部が湾曲開始点へ集中し、この集中さ
れた部分を中心にリヤフロアサイドメンバ26の車両後方
側を内側へ回動変形させる力が働く。しかし、本実施例
ではこの湾曲開始点へリヤフロアクロスメンバ51の後縦
壁部53を接合させたので、前記湾曲開始点に荷重は集中
せず、この後縦壁部53へ伝達される。すなわち、リヤフ
ロアサイドメンバ26へ入力された荷重はロツカインナ16
及びリヤフロアクロスメンバ51の後縦壁部53へ分散され
て伝達される。
後縦壁部53は、縦壁48、上面部47及び水平面部57と共
に閉断面を構成しているので、前記後縦壁部53へ入力さ
れた荷重は、円滑にこの閉断面構造によって吸収され
る。従って、振動特性や接合強度等が向上する。
本実施例において、縦壁48とによって閉断面を構成す
るリヤフロアクロスメンバ51の後縦壁部53を車両後方へ
屈曲し、リヤフロアサイドメンバ26の縦壁部30における
湾曲開始点へ接合したので、リヤフロアサイドメンバ26
へ車両後方からの荷重が入力されても、リヤフロアサイ
ドメンバ26を変形させるような荷重の集中が緩和され、
リヤフロアサイドメンバ26の強度を高めることができ
る。また、他の部材を用いず、既存のリヤフロアクロス
メンバ51の後縦壁部53の形状を変更したのみであるの
で、組付工数が増えることがなく、車両重量を増加させ
ることがない。
また、本実施例においては、縦壁48をリヤフロアサイ
ドメンバ26の縦壁部30の車両前方端とロツカパネル12と
が結合された結合部に結合したため、車両側方からの荷
重を縦壁48で支持することができる。さらに、リヤフロ
アクロスメンバ51の後縦壁部53の両端部のみが中央部に
対して車両後方へ屈曲した構成であるため、リヤフロア
クロスメンバ51の後縦壁部53の車幅方向中央部を車両後
方へ位置させる必要がなく、スペースの有効活用を図れ
る。
なお、リヤフロアサイドメンバ26の下面部36へストラ
ツドバー(図示省略)を支持するストラツドバーブラケ
ツトが取付けられている場合は、このストラツドバーか
らタイヤホイルに加わる荷重が入力されることになる。
本実施例のリヤアンダボデー構造において、ストラツド
バーブラケツト取付位置を前記リヤフロアサイドメンバ
26の縦壁48の湾曲開始点よりも車両後方とすれば、この
入力された荷重に対しても、前記荷重と同様に湾曲開始
点でロツカインナ16とリヤフロアクロスメンバ51の後縦
壁部53とに分散されて伝達することができ、操縦安定性
が向上する。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係る車両のリヤアンダボデ
ー構造は、組付工数及び車両重量を増加させることな
く、リヤフロアサイドメンバへ入力される車両後方から
の荷重の集中を緩和することができ、リヤフロアサイド
メンバの変形を防止することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係るリヤアンダボデー構造を示す斜
視図、第2図は第1の分解斜視図、第3図は本実施例に
係るリヤアンダボデー構造の平面概略図、第4図は従来
のリヤアンダボデー構造を示す平面概略図である。 10……リヤアンダボデー部、 12……ロツカパネル、 26……リヤフロアサイドメンバ、 30……縦壁部、 46……センタフロアパン、 48……縦壁、 51……リヤフロアクロスメンバ、 53……後縦壁部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の幅方向両端部に配設されたロツカパ
    ネルと、 このロツカパネルに対して車両内側にオフセツトされて
    配設されかつ車両内側縦壁部の車両前方端が車両外方へ
    湾曲されて前記ロツカパネルと結合されたリヤフロアサ
    イドメンバと、 このリヤフロアサイドメンバの車両内側縦壁部の車両前
    方端と前記ロツカパネルとが結合された結合部に車両幅
    方向両端部が結合されたフロア縦壁と、 このフロア縦壁に沿って配設されてこのフロア縦壁とに
    よって閉断面を構成すると共に、縦壁の車幅方向両端部
    近傍が車両後方側に屈曲され前記リヤフロアサイドメン
    バの車両内側縦壁部の湾曲開始点に結合されたリヤフロ
    アクロスメンバと、 を有する車両のリヤアンダボデー構造。
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