JP2712438B2 - 記録装置の用紙搬送制御システム - Google Patents

記録装置の用紙搬送制御システム

Info

Publication number
JP2712438B2
JP2712438B2 JP63315764A JP31576488A JP2712438B2 JP 2712438 B2 JP2712438 B2 JP 2712438B2 JP 63315764 A JP63315764 A JP 63315764A JP 31576488 A JP31576488 A JP 31576488A JP 2712438 B2 JP2712438 B2 JP 2712438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
tray
copy
location
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63315764A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02163241A (ja
Inventor
久生 渡部
孝雄 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP63315764A priority Critical patent/JP2712438B2/ja
Publication of JPH02163241A publication Critical patent/JPH02163241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2712438B2 publication Critical patent/JP2712438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置の用紙搬送制御システムに関し、特
に、用紙搬送路上の用紙を一枚ずつ管理することによ
り、例えば、サイズの異なる用紙あるいは排出先の異な
る用紙を、同時に、かつ、効率的に搬送する等、用紙毎
の搬送制御が行える記録装置の用紙搬送制御システムに
関する。
〔従来技術〕
近年、複写機等の記録装置では、コンピュータの導入
により高度な制御技術,データ処理技術を駆使するよう
になり、利用できる機能も多様化している。等倍複写,
拡大,縮小,コピー濃度選択,両面複写等の主要機能は
もとより、コピー用紙の搬送においても、例えば、コピ
ー用紙の供給は、用紙サイズあるいは供給形式によっ
て、複写機内の用紙トレイ,手差しトレイ,大容量トレ
イ等のの供給部から搬入され、また、その排出先あるい
は排出方法もコピーモードによって、ストレートに排出
あるいはインバートして排出する等多岐に渡っている。
従来、これらコピー用紙の搬送を行う用紙搬送系を制
御する用紙搬送制御システムは、用紙サイズ(あるいは
MSIモード等の用紙供給モード)に基づいて、該当する
用紙トレイを選択し、さらに、コピーモードに基づい
て、該当する搬送制御モードを選択し、その後、所定の
スタート通知信号を入力すると、前記用紙トレイからコ
ピー用紙を搬入して、用紙の搬送制御を行っている。従
って、スタートが開始されて、最後のコピー用紙が排出
されるまで、1つの用紙トレイから用紙を入力し、同一
の搬送制御モードで搬送して排出する。換言すれば、用
紙搬送路上を搬送されるコピー用紙は全て同一のサイズ
で、かつ、同一の搬送経路を経て、同一の排出先に排出
される。このように、従来の用紙搬送制御システムで
は、コピー用紙の搬送条件を全て同一のサイズ,同一の
搬送経路,同一の排出先等のように予め統一して搬送す
ることにより、種々のパターンの用紙搬送を容易に、か
つ、正確に行えるようにしている。
〔発明が解決すべき課題〕
しかし、従来の記録装置の用紙搬送制御システムによ
れば、コピー用紙の搬送条件を全て同一のサイズ,同一
の搬送経路,同一の排出先等のように予め統一して搬送
するため、例えば、自動原稿送りモードでサイズの異な
る原稿(所謂、MIX原稿)の複写を行う場合、第1のサ
イズのコピー用紙を全て排出しなければ、次の第2のサ
イズのコピー用紙を引き込むことができず搬送効率が悪
いと行う問題があった。また、個々のコピー用紙を認識
(区別)することなく搬送しているため、例えば、無効
ピッチの発生を検知した場合(即ち、複写が行われず白
紙のコピー用紙が排出される場合)でも、無効ピッチの
コピー用紙を別の排出先に排出する等の個々の状況に応
じた柔軟な処理が行えないと言う問題があった。
本発明の目的とするところは、複数の用紙サイズ,複
数の搬送経路,および,複数の排出先への排出等、異な
る搬送条件のコピー用紙を同時に搬送できる記録装置の
用紙搬送制御システムを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本願発明は、上記の目的を実現するため、複写機等の
記録装置の用紙搬送系を制御して記録用紙を複数の搬送
ルートから選択された所定の搬送ルートに搬送する記録
装置の用紙搬送制御システムにおいて、 前記用紙搬送系に搬送される前記記録用紙の最大搬送
可能枚数に応じた記録領域を有したインデックステーブ
ルと、 前記用紙搬送系に搬送中の前記記録用紙の搬送位置と
用紙情報を記憶するロケーションテーブルと、 前記搬送位置と前記用紙情報が記憶されている前記ロ
ケーションテーブルのテーブルアドレスを搬送中の前記
記録用紙の搬送順序に基づいて前記インデックステーブ
ルに記憶させ、前記記録用紙が前記所定の搬送ルートの
搬送を終了したとき、前記ロケーションテーブルから対
応する前記搬送位置と前記用紙情報を抹消するとともに
搬送中の前記記録用紙の新たな搬送順序に基づいて前記
ロケーションテーブルの前記テーブルアドレスを前記イ
ンデックステーブルに記憶させ、かつ、前記インデック
ステーブルと前記ロケーションテーブルの記憶内容に基
づいて前記用紙搬送系を制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする記録装置の用紙搬送制御システムを提供す
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の記録装置の用紙搬送制御システムの
ブロック図を示し、コピー用紙のロケーション(搬送位
置)を検出し、ロケーション検出信号を出力するロケー
ション検出部01と、コピー用紙の用紙情報を作成する用
紙情報作成部02と、ロケーション検出信号を入力して、
コピー用紙のロケーション情報を作成し、用紙搬送路上
の各々の用紙と用紙情報をマッチングするロケーション
管理部03と、用紙情報に基づいて、個々のコピー用紙の
搬送を制御する制御部04から成る。
この実施例では、複写機を記録装置の一例として説明
する。ここで、本発明の原稿供給装置の説明に先立っ
て、本発明が適用される複写機の全体構成の概要を説明
する。
第2図は複写機の全体構成の一例を示す図である。本
発明が適用される複写機は、ベースマシン1に対して幾
つかの付加装置が装備可能になったものであり、基本構
成となるベースマシン1は、上面に原稿を載置するプラ
テンガラス2が配置さ1、その下方に光学系3、マーキ
ング系5の各装置が配置されている。他方、ベースマシ
ン1には、上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、下段
トレイ6−3が取り付けられ、これらの各給紙トレイは
全て前面に引き出せるようになっており、操作性の向上
と複写機の配置スペースの節約が図られるとともに、ベ
ースマシン1に対して出っ張らないスッキリとしたデザ
インの複写機が実現されている。また、給紙トレイ内の
用紙を搬送するための用紙搬送系7にはインバータ9、
10およびデュープレックストレイ11が配置されている。
さらに、ベースマシン1上には、CRTディスプレイから
なるユーザインタフェース12が取付けられると共に、プ
ラテンガラス2の上に原稿供給装置(ここでは、デュー
プレックスオートドキュメントフィーダ:以下DADFと記
載する)13が取り付けられる。また、用紙搬送系7の供
給側には、MSI(マルチシートインサータ:手差しトレ
イ)16およびHCF(ハイキャパシティフィーダ:大容量
トレイ)17を取り付けることが可能であり、用紙搬送系
7の排出側には、1台ないし複数台のソータ19が配設可
能である。尚、4は感材ベルト,20はシンプルキャッチ
トレイを示す。
第3図は本発明が適用される複写機のシステム構成を
示す図であり、第4図はCPUによるハード構成を示す図
である。本発明が適用される複写機のシステムは第3図
に示すようにメイン基板31上にSQMGRサブシステム32、C
HMサブシステム33、IMMサブシステム34、マーキングサ
ブシステム35からなる4つのサブシステムと、その周り
のU/Iサブシステム36、INPUTサブシステム37と、OUTPUT
サブシステム38、OPTサブシステム39、IELサブシステム
40からなる5つのサブシステムとによる9つのサブシス
テムで構成している。そして、SQMGRサブシステム32に
対して、CHMサブシステム33およびIMMサブシステム34
は、SQMGRサブシステム32と共に第4図に示すメインCPU
41下にあるソフトウェアで実行されているので、通信が
不要なサブシステム間インターフェイス(実線表示)で
接続されている。しかし、その他のサブシステムは、メ
インCPU41とは別個のCPU下のソフトウェアで実行されて
いるので、シリアル通信インターフェース(点線表示)
で接続されている。
次にこれらのサブシステムを簡単に説明する。
SQMGRサブシステム32は、U/Iサブシステム36からコピ
ーモードの設定情報を受信し、効率よくコピー作業が実
施できるように各サブシステム間の同期をとりながら、
各サブシステムに作業指示を発行すると共に、各サブシ
ステムの状態を常時監視し、異常発生時には速やかな状
況判断処理を行うシーケンスマネージャーである。
CHMサブシステム33は、用紙収納トレイやデュープレ
ックストレイ、手差しトレイの制御、コピー用紙のフィ
ード制御、コピー用紙のパージ動作の制御を行うサブシ
ステムである。即ち、本実施例の用紙搬送制御システム
の役割を果たす。
IMMサブシステム34は、感材ベルト上のパネル分割、
感材ベルトの走行/停止の制御、メインモータの制御そ
の他感材ベルト周りの制御を行うサブシステムである。
また、IMMサブシステム34は、システム全体の制御の同
期を取るための基準信号となる基準ピッチ信号を出力す
る。基準ピッチ信号の出力は、先ず、コピー情報に基づ
いてSQMGRサブシステム32で感材上に幾つの複写パネル
を作るべきかが判断され、次に、IMMサブシステムで該
複写パネル数に基づいて、感材上の所定の位置にパネル
が定まるように基準ピッチを発生することにより行われ
る。
マーキングサブシステム35は、コロトロンや露光ラン
プ、現像機、感材ベルトの電位、トナー濃度の制御を行
うサブシステムである。
U/Iサブシステム36は、ユーザインターフェースの全
ての制御、マシンの状態表示、コピーモード決定等のジ
ョブ管理、ジョブリカバリーを行うサブシステムであ
る。
INPUTサブシステム37は、原稿供給装置の制御システ
ムであり、原稿の自動送り(DADF)や原稿の半自動送り
(SADF)、大型サイズ(A2)の原稿送り(LDC)、コン
ピュータフォーム原稿の送り(CFF)、原稿の2枚自動
送り(2−UP)の制御、原稿サイズの検知等を行うサブ
システムである。
OUTPUTサブシステム38は、ソーターやフィニッシャー
を制御し、コピーをソーティングやスタッキング、ノン
ソーティングの各モードにより出力したり、綴じ込み出
力するサブシステムである。
OPTサブシステム39は、原稿露光時のスキャン、レン
ズ移動、シャッター、PIS/NON−PISの制御を行い、ま
た、LDCモード時のキャリッジ移動を行うサブシステム
である。
IELサブシステム40は、感材ベルト上の不要像の消し
込み、像に対する先端・後端の消し込み、編集モードに
応じた像の消し込みを行うサブシステムである。
上記システムは、第4図に示す7個のCPUを核として
構成され、ベースマシン1とこれを取り巻く付加装置等
の組み合わせに柔軟に対応することを可能にしている。
ここで、メインCPU41が、ベースマシン1のメイン基板
上にあってSQMGRサブシステム32、CHMサブシステム33、
IMMサブシステム34のソフトを含み、シリアルバス53を
介して各CPU42〜47と接続される。これらのCPU42〜47
は、第3図に示すシリアル通信インターフェースで接続
された各サブシステムと1対1で対応している。シリア
ル通信は、100msecを1通信サイクルとして所定のタイ
ミングに従ってメインCPU41と他の各CPU42〜47との間で
行われる。そのため、機構的に厳密なタイミングが要求
され、シリアル通信のタイミングに合わせることができ
ない信号については、それぞれのCPUに割り込みポート
(INT端子信号)が設けられシリアルバス53とは別のホ
ットラインにより割り込み処理される。すなわち、例え
ば、64cpm(A4LEF)、309mm/secのプロセススピードで
コピー動作をさせ、レジゲートのコントロール精度等を
±1mmに設定すると、上記の如き100msecの通信サイクル
では処理できないジョブが発生する。このようなジョブ
の実行を保証するためにホットラインが必要となる。
従って、この複写機では、各種の付加装置を取りつけ
ることができるのに対応して、ソフトウエアについても
これら各付加装置に対応したシステム構成を採用するこ
とができるようになっている。
このような構成を採用した理由の1つは、これらの
付加装置すべての動作制御プログラムを仮にベースマシ
ン1に用意させるとすれば、このために必要とするメモ
リの容量が膨大になってしまうことによる。また、将
来新しい付加装置を開発したり、現在の付加装置の改良
を行った場合に、ベースマシン1内のROM(リード・オ
ンリ・メモリ)の交換や増設を行うことなく、これらの
付加装置を活用することができるようにするためであ
る。
このため、ベースマシン1には、複写機の基本部分を
制御するための基本記憶領域と、ICカードからなる機能
情報と共に取り込まれたプログラムを記憶する付加記憶
領域が存在する。付加記憶領域には、DADF13の制御プロ
グラム、ユーザインターフェース12の制御プログラム等
の各種プログラムが格納されるようになっている。そし
て、ベースマシン1に所定の付加装置を取りつけた状態
でICカードをICカード装置(図示省略)にセットする
と、ユーザインターフェース12を通してコピー作業に必
要なプログラムが読み出され、付加記憶装置にロードさ
れるようになっている。このロードされたプログラム
は、基本記憶領域に書き込まれたプログラムと共働し
て、あるいはこのプログラムに対して優先的な地位をも
ってコピー作業の制御を行う。ここで使用されるメモリ
は電池によってバックアップされたランダム・アクセス
・メモリから構成される不揮発性メモリである。もちろ
ん、ICカード、磁気カード、フロッピーディスク等の他
の記憶媒体も不揮発性メモリとして使用することができ
る。この複写機ではオペレータによる操作の負担を軽減
するために、画像の濃度や倍率の設定等をプリセットす
ることができるようになっており、このプリセットされ
た値を不揮発性メモリに記憶するようになっている。
第5図はメインシステムのステート分割を示す図であ
る。本実施例では、メインシステムを複数のステートに
分割してシステム動作の管理を行っている。メインシス
テムのステート分割はパワーONからコピー動作、および
コピー動作終了後の状態をいくつかに分割してそれぞれ
のステートで行うジョブを決めておき、各ステートでの
ジョブを全て終了しなければ次のステートに移行しない
ようにしてコントロールの能率と正確さを期するように
するためのもので、各ステートに対応してフラグを決め
ておき、各サブシステムはこのフラグを参照することに
よりメインシステムがどのステートにいるか分かり、自
分が何をすべきか判断する。また各サブシステムもステ
ート分割されていてそれぞれ各ステートに対応して同様
にフラグを決めており、メインシステムはこのフラグを
参照して各サブシステムのステートを把握し管理してい
る。
先ず、パワーオンするとプロセッサーイニシャライズ
の状態になり、ダイアグモードかユーザーモード(コピ
ーモード)かが判断される。ダイアグモードはサービス
マンが修理用等に使用するモードで、NVRAMに設定され
た条件に基づいて種々の試験を行う。
ユーザーモードにおけるイニシャライズ状態において
はNVRAMの内容により初期設定を行う。例えば、キャリ
ッジをホームの位置、レンズを倍率100%の位置にセッ
トしたり、また各サブシステムにイニシャライズの指令
を行う。イニシャライズが終了するとスタンバイに遷移
する。
スタンバイは全てのサブシステムが初期設定を終了
し、スタートボタンが押されるまでのステートであり、
全自動画面で「おまちください」の表示を行う。そして
コルツランプを点灯して所定時間フューザー空回転を行
い、フューザーが所定のコントロール温度に達するとU/
Iがメッセージで「コピーできます」を表示する。この
スタンバイ状態は、パワーON1回目では数10秒程度の時
間である。
セットアップはスタートボタンが押されて起動がかけ
られたコピーの前準備状態であり、メインモータ、ソー
ターモータが駆動され、感材ベルトのVDDP等の定数の合
わせ込みを行う。またADFモータがONし、1枚目の原稿
送り出しがスタートし、1枚目の原稿がレジゲートに到
達して原稿サイズが検知されてAPMSモードではトレイ、
倍率の決定がなされ、ADF原稿がプラテンに敷き込まれ
る。そして、ADF2枚目の原稿がレジゲートまで送り出さ
れ、サイクルアップに遷移する。
サイクルアップはベルトを幾つかのピッチに分割して
パネル管理を行い、最初のパネルがゲットパークポイン
トへくるまでのステートである。即ち、コピーモードに
応じてピッチを決定し、オプチカル・サブシステムに倍
率を知らせてレンズ移動を行わせる。そして、CHMサブ
システム、IMMサブシステムにコピーモードを通知し、
倍率セットが認識されると、倍率と用紙サイズによりス
キャン長が決定されてオプチカル・サブシステムに知ら
せる。そして、マーキング・サブシステムにコピーモー
ドを通知し、マーキング・サブシステムの立ち上げが終
了すると、IMMサブシステムでピッチによって決まるパ
ネルL/Eをチェックし、最初のコピーパネルが見つか
り、ゲットパークポイントに到達するとゲットパークレ
ディとなってサイクルに入る。
サイクルはコピー動作中の状態で、ADC(Automatic D
ensity Control)、AE(Automatic Exposure)、DDPコ
ントロール等を行いながらコピー動作を繰り返し行う。
そしてR/L=カウント枚数になると原稿交換を行い、こ
れを所定原稿枚数だけ行うとコインシデンス信号が出て
サイクルダウンに入る。
サイクルダウンは、キャリッジスキャン、用紙フィー
ド等を終了し、コピー動作の後始末を行うステートであ
り各コロトロン、現像機等をOFFし、最後に使用したパ
ネルの次のパネルがストップパーク位置に停止するよう
にパネル管理して特定のパネルだけが使用されて疲労を
生じないようにする。
このサイクルダウンからは通常スタンバイに戻るが、
プラテンモードでコピーしていた場合に再度スタートキ
ーを押すリスタートの場合にはセットアップに戻る。ま
たセットアップ、サイクルアップからでもジャム発生等
のサイクルダウン要因が発生するとサイクルダウンに遷
移する。
パージはジャムが発生した場合のステートで原因ジャ
ム用紙を取り除くと他の用紙は自動的に排出される。通
常、ジャムが発生するとどのようなステートからでもサ
イクルダウン→スタンバイ→パージと遷移する。そして
パージエンドによりスタンバイまたはセットアップに遷
移するが、再度ジャムが発生するとサイクルダウンへ遷
移する。
ベルトダウンはタッキングポイントよりトレイ側でジ
ャムが発生したような場合に生じ、ベルトクラッチを切
ることによりベルト駆動が停止される状態で、ベルトよ
り先の用紙は排出することができる。
ハードダウンはインターロックが開けられて危険な状
態になったり、マシーンクロックフェイルが発生して制
御不能になったような状態で、24V電源供給が遮断され
る。
そして、これらベルトダウン、ハードダウン要因が除
去されるとスタンバイに遷移する。
次に、説明した本発明が適用される複写機の構成で、
特に、用紙搬送制御システムの制御を受ける用紙搬送系
7の構成を詳細に説明する。
第6図は本実施例の複写機の用紙搬送系の構成を示
し、用紙トレイとして上段トレイ6−1,中段トレイ6−
2、下段トレイ6−3、そしてデュープレックストレイ
11がベースマシン内に装備され、オプションによりサイ
ドに大容量トレイ(HCF)17、手差しトレイ(MSI)16が
装備され、各トレイには適宜ノーペーパーセンサ、サイ
ズセンサ、およびクラッチ等が備えられている。ここ
で、ノーペーパーセンサは、供給トレイ内のコピー用紙
の有無を検知するためのセンサであり、サイズセンサは
トレイ内に収容されているコピー用紙のサイズを判別す
るためのセンサである。また、クラッチは、それぞれの
紙送りロールの駆動をオン・オフ制御するための部品で
ある。このように複数の供給トレイに同一サイズのコピ
ー用紙をセットできるようにすることによって、1つの
供給トレイのコピー用紙がなくなったとき他の供給トレ
イから同一サイズのコピー用紙を自動的に給送する。
コピー用紙の給送は、専用に設けられたフィードモー
タによって行われ、フィードモータにはステップモータ
が使用されている。コピー用紙の給送が正常に行われて
いるかどうかはフィードセンサによって検知される。そ
して、一旦送り出されたコピー用紙の先端を揃えるため
のレジストレーション用としてゲートソレノイドが用い
られる。このゲートソレノイドは、通常この種のソレノ
イドと異なり通電時にゲートが開きコピー用紙を通過さ
せるような制御を行うものである。従って、コピー用紙
の到来しない待機状態ではゲートソレノイドに電源の供
給がなく、ゲートは開いたままとなって消費電力の低減
を図っている。そして、コピー用紙が到来するわずか手
前の時点にゲートソレノイドが通電され、通過を阻止す
るためにゲートが閉じる。しかる後、所定のタイミング
でコピー用紙の搬送を再開する時点で通電を停止しゲー
トを開くことになる。このような制御を行うと、コピー
用紙の先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位
置の変動が少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲ
ートに押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行
うことができる。
用紙の両面にコピーする両面モードや同一面に複数回
コピーする合成モードにより再度コピーする場合には、
デュープレックストレイ11へスタックする搬送路に導か
れる。両面モードの場合には、搬送路から直接デュープ
レックストレイ11へスタックされるが、合成モードの場
合には、一旦搬送路から合成モード用インバータ10へ搬
送され、しかる後反転してデュープレックストレイ11へ
導かれる。なお、搬送路501からソーター等への排紙出
口502とデュープレックストレイ11側との分岐点にはゲ
ート503が設けられ、デュープレックストレイ11側にお
いて合成モード用インバータ10へ導く分岐点には搬送路
を切り換えるためのゲート505、506が設けられ、さら
に、排紙出口502にはゲート507が設けられトリロールイ
ンバータ9で反転させることより、コピーされた面を表
側にして排出できるようにしている。
上段トレイ及び中段トレイは、用紙枚数が500枚程
度、A3〜B5、リーガル、レター、特B4、11×17の用紙サ
イズが収容可能なトレイである。そして、第7図に示す
ようにトレイモータ551を有し、用紙が少なくなるとト
レイ552が傾く構造になっている。センサとしては、用
紙サイズを検知する3つのペーパーサイズセンサ553〜5
55、用紙切れを検知するノーペーパーセンサ556、トレ
イ高さの調整に使用するサーフェースコントロールセン
サ557を備えている。また、トレイの上がりすぎを防止
するためのイマージェンシィスイッチ558がある。下段
トレイは、用紙枚数が1100枚程度、上段トレイ及び中段
トレイと同様の用紙サイズが収容可能なトレイである。
第6図において、デュープレックストレイは、用紙枚
数が50枚程度、上記各トレイと同じ用紙サイズが収容可
能なトレイであり、用紙の1つの面に複数回のコピーを
行ったり、2つの面に交互にコピーを行う場合にコピー
済の用紙を一時的に収容するトレイである。デュープレ
ックストレイ11の入口側搬送路には、フィードロール50
9、ゲート505が配置され、このゲート505により合成モ
ードと両面モードに応じた用紙搬送の切り換え制御を行
っている。例えば両面モードの場合には、上方から搬送
されてきた用紙がゲート505によりフィードロール509側
に導かれ、合成モードの場合には、上方から搬送されて
きた用紙がゲート505、506により一旦合成モード用イン
バータ10に導かれ、しかる後反転するとゲート506によ
りフィードロール510、デュープレックストレイ11側に
導かれる。デュープレックストレイ11に用紙を収納して
所定のエッジ位置まで自由落下させるには、一般に17゜
〜20゜程度のトレイ傾斜角が必要である。しかし、本実
施例では、装置のコンパクト化を図りデュープレックス
トレイ11を狭いスペースの中に収納したため、最大で8
゜の傾斜角しかとれない。そこで、デュープレックスト
レイ11には、第8図に示すようにサイドガイド561、と
エンドガイド562が設けられている。これらサイドガイ
ドとエンドガイドの制御では、用紙サイズが決定される
とその用紙サイズに対応する位置で停止させる。
大容量トレイ(HCF)は、数千枚のコピー用紙を収容
することのできる供給トレイである。例えば原稿を拡大
したり縮小してコピーをとる必要のない顧客や、コピー
量が少ない顧客は、ベースマシン単体を購入することが
適切な場合が多い。これに対して、多量のコピーをとる
顧客や複雑なコピー作業を要求する顧客にとってはデュ
ープレックストレイや大容量トレイが必要とされる場合
が多い。このような各種要求を実現する手段として、こ
の複写機システムではそれぞれの付加装置を簡単に取り
つけたり取り外すことができる構造とし、また付加装置
の幾つかについては独立したCPU(中央処理装置)を用
意して複数のCPUによる分散制御を行うことにしてい
る。このことは、単に顧客の希望する製品が容易に得ら
れるという利点があるばかりでなく、新たな付加装置の
取り付けの可能性は顧客に対して新たなコピー作業の可
能性を教示することになり、オフィスの事務処理の進化
を推進させるという点でこの複写機システムの購入に大
きな魅力を与えることになる。
手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚程度、用紙
サイズA2F〜A6Fが収容可能なトレイであって、特に他の
トレイに収容できない大きなサイズの用紙を使うことが
できるものである。従来のこの種の手差しトレイは、1
枚ずつ手差しで行うので、手差しが行われた時点でコピ
ー用紙を手差しトレイから優先的に送り出せばよく、手
差しトレイ自体をオペレータが選択する必要はない。こ
れに対して本実施例の手差しトレイ16は複数枚のコピー
用紙を同時にセットすることができる。従って、コピー
用紙のセットをもってその手差しトレイ16からの給送を
行わせると、コピー用紙を複数枚セットしている時点で
そのフィードが開始される可能性がある。このような事
態を防止するために、ユーザインタフェース12を介して
手差しトレイ16の選択を行わせるようにしている。
本実施例では、トレイにヌジャーロール513、フィー
ドロール512、テイクアウェイロール511を一体に取り付
ける構成を採用することによってコンパクト化を図って
いる。用紙先端がテイクアウェイロール511にニップさ
れた後、後述するFeed−outセンサで先端を検知して一
時停止させることによって、転写位置を合わせるための
プレレジストレーションを行い、フィーダ部での用紙の
送り出しばらつきを吸収している。送り出された用紙
は、アライナ装置515を経て感材ベルト4の転写位置に
給送される。
第9図は、用紙搬送系7に配置された用紙検出センサ
を示す、上段トレイ6−1,中段トレイ6−2、下段トレ
イ6−3の出口側に設けられたFeed−outセンサ514は各
トレイから送り出された用紙を検出する。手差しトレイ
16および大容量トレイ17の出口側にも同様に、送り出さ
れる用紙の検出を行うFeed−outセンサ534,535が設けら
れている。スリップロール531およびレジロール530の間
にはレジロール530に供給される用紙の検出を行うRegi
−gateセンサ536が設けられており、フューザ521の入口
側および出口側にもフューザ521への用紙の搬入,搬出
を検出するFuser−inセンサ537およびFuser−exitセン
サ538が設けられている。排紙出口502には記録が終了し
た用紙の排出を検出するExitセンサ539が設けられてい
る。さらに、デュープレックストレイ11の入口側にはDu
plex−inセンサ523が設けられ、同トレイ11に供給され
る用紙の枚数が検出される。また、デュープレックスト
レイ11の出口側にはDuplex−outセンサ527が設けられ、
同トレイ11から送り出される用紙の枚数が検出されてい
る。そして、デュープレックストレイ11および上・中・
下段トレイ6−1,6−2,6−3の間の搬送路にはDuplex−
transportセンサ540が設けられている。尚、デュープレ
ックストレイ11にはノーペーパーセンサ528が設けられ
ているが、このセンサ528は同トレイ11内の用紙の有無
を検出するものであり、搬送路上の用紙の監視を行う上
記センサとは性質が異なっている。
以上の構成において、ロケーションの定義,用紙
情報,ロケーション管理,搬送制御(MIX原稿の複
写),搬送制御(白紙用紙の排出)の順に本実施例の
用紙搬送制御システム(CHMサブシステム33)を詳細に
説明する。
ロケーションの定義 ロケーションは、用紙搬送路を用紙検出センサおよび
クラッチ等に基づいて、複数のエリアに分割し、1つの
エリアを1つのロケーションとして定義したものであ
り、本実施例では、第10図のロケーション定義表に示す
ように、27のロケーションを定義し、それぞれにロケー
ション情報として16進(Hex)でロケーション・ナンバ
ーを付加した。例えば、ロケーション・ナンバー「11」
は所定のピッチ信号(ここでは上段トレイの搬送要求信
号の役割を果たす)を入力してから、上段トレイのFeed
クラッチ(詳細は省略する)がONするまでの間の搬送状
態である。
第11図は、これら27のロケーションの相互関係を示
す。ロケーション・ナンバーは、コピー用紙が上・中・
下段トレイ6−1,6−2,6−3,手差しトレイ16,大容量ト
レイ17,およびデュープレックストレイ11に収納されて
いる状態(ロケーション・ナンバー「00」)から、コピ
ー用紙の搬送に伴って順次右側に遷移する。例えば、上
段トレイ6−1からコピー用紙を供給して片面コピーを
行う場合、ロケーション・ナンバーは、 「00」→「11」→「12」→「13」→ 「05」→「06」→「07」→「08」→ 「09」→「0A」→「00」 と遷移する。それぞれのロケーションは互いに排他的で
あり、用紙搬送路501上の一枚一枚のコピー用紙が他の
コピー用紙と異なるロケーション・ナンバーを一つずつ
持つことになる。
従って、本実施例におけるロケーション検出部01は、
ロケーション定義表に示した、Feed−outセンサ514,Reg
i−gateセンサ536,Fuser−inセンサ537,Fuser−exitセ
ンサ538,Duplex−inセンサ523,Duplex−outセンサ527,E
xitセンサ539,Duplex−transportセンサ540等のセンサ
と、上・中・下段のFeedクラッチ,上・中・下段のテイ
クアウェイクラッチ,Duplex−Feedクラッチ,Regi−gate
ソレノイド等から構成されている。
用紙情報 本実施例では、用紙情報として、用紙サイズ,供給ト
レイ,反転の有無,排出先,ラスト用紙,課金の有無
(BILLING情報),E.P.S情報,ピッチ分割情報,白紙情
報,ジャム情報,ピッチ指標等の情報を作成する。これ
らの情報は後述するロケーション・テーブルにロケーシ
ョン・ナンバーと共に登録される。以下、各情報の内容
を第12図(a),(b)を参照して具体的に説明する。
用紙サイズは、用紙の種類と用紙方向によって17通り
のサイズに分類し、それぞれに用紙サイズ値として16進
数で設定値を定義した。
供給トレイは、コピー用紙の入力元のトレイを示し、
上・中・下段トレイ6−1,6−2,6−3,手差しトレイ16,
大容量トレイ17,デュープレックストレイ11,および,AE
スキャンに対して「0」〜「6」の7通りの設定値が設
定される。
反転の有無は、EXIT排出時にインバートする時と、デ
ュープレックストレイに排出時に合成モードの時に
「1」が設定される。
排出先は、パージトレイ,デュープレックストレイ,
ソータ,スタック,およびノンソートトレイの5種が
「0」〜「3」の4種に分類されて設定される。排出先
はコピーモードに基づいて設定されるが、例えば、白紙
用紙が発生した時は必要に応じて、排出先が変更され
る。
ラスト用紙は、コピー用紙がジョブ途中の用紙か、あ
るいは原稿1枚に対するラストの用紙かを設定するもの
である。
課金情報は、該当するコピー用紙の課金を行うかどう
かの情報であり、具体的には、ビリングカウンタの加算
処理を行うかどうかの情報である。基本的には、コピー
モード受信時に「1」(課金する)を設定し、その後、
必要に応じて、例えば、有効ピッチ発生時に合紙モード
の時,および白紙用紙が発生した時に「0」(課金しな
い)に変更する。
E.P.S情報は、フィードタイマの計算等に使用する情
報であり、コピーモードに基づいて設定される。
ピッチ分割情報は、感材ベルトの一周長に何回のピッ
チを発生するか、換言すれば、感材ベルトが一回転する
間に何枚の複写が可能かを示す情報であり、コピーモー
ドに基づいて設定され、フィードタイマの計算およびジ
ャムタイマの計算に使用される。
白紙情報は、初期値として「0」(正常用紙)を設定
し、例えば、供給トレイからコピー用紙を搬入後、該当
するピッチがキャンセルされ、コピー用紙に複写が行わ
れない、即ち、使用されない場合に、「1」(白紙用
紙)を設定する。
ジャム情報は、初期値として「0」(正常用紙)を設
定し、ジャムが発生した場合に原因ジャム用紙から上流
の全てのコピー用紙に「1」(ジャム用紙)を設定す
る。
ピッチ指標は、該当するピッチが、コピースキャン,
合紙スキャン,および,AEスキャンの何れに使用される
かを示す情報である。
これらの用紙情報は、用紙情報作成部02において、ピ
ッチ発生によってコピー用紙の搬送要求があった時に、
コピー用紙一枚毎に作成される。また、前述したように
用紙情報の種類によっては、例えば、無効ピッチの発生
等によって搬送中にその内容が変わるものは、必要に応
じて情報が更新される。
ロケーション管理 ロケーション管理部03は、ロケーション検出信号を入
力した時、ロケーション定義表に基づいて、ロケーショ
ン情報としてロケーション・ナンバーを作成(あるい
は、更新)し、かつ、ロケーション・ナンバおよび用紙
情報を一つのテーブル(ロケーション・テーブル)で管
理しすることにより、物理的なロケーション(搬送位
置)と用紙情報を常に一致させるようにしている。以
下、ロケーション管理部03のロケーション管理を詳細に
説明する。
第13図(a),(b)は、ロケーション管理部03で使
用するロケーション・テーブル33aおよびインデックス
・テーブル33bを示す。
ロケーション・テーブル33aは有効ピッチ発生時に、
ロケーション・ナンバおよび用紙情報をロケーション・
ポインタの示すテーブルアドレスに一緒に記憶すること
により、情報のマッチング(関連ずけ)を行うものであ
る。ロケーション・テーブル33aは、テーブルアドレス
「0番」から順次使用されて、「7番」まで設定される
と再度「0番」に戻って使用される。
インデックス・テーブル33bはロケーション・テーブ
ル33aの使用中のテーブルアドレスを管理することによ
りロケーション・テーブル33aを効率的に検索できるよ
うにするものである。インデックス・テーブル33bのイ
ンデックス・ポインタは、第14図に示すように、複写機
内にコピー用紙が流れていない場合0番を指し、有効ピ
ッチ発生によってコピー用紙が1枚搬入される毎に、0
番→1番→2番‥‥‥8番(同時に搬送可能な最大枚
数)までアップする。また、コピー用紙がExitセンサ53
9あるいはDuplex−inセンサ523等の最終センサをONした
時に、一つずつダウンする(例えば、3番→2番)。ま
た、ロケーション・テーブル33aにロケーション情報お
よび用紙情報を設定した際に、ロケーション・テーブル
33aのテーブルアドレスがインデックス・ポインタの示
すエリアに設定される。従って、インデックス・ポイン
タは複写機内に流れているコピー用紙の枚数を示すと同
時にロケーション・テーブル33aの使用領域数をも示し
ている。
次に、第15図(a),(b)を参照して、有効ピッチ
発生時のロケーション・ナンバおよび用紙情報の登録処
理について説明する。同図(a)は、複写機内で4枚の
コピー用紙が搬送中の状態を示し、インデックス・テー
ブル33bのインデックス・ポインタは4番を指してい
る。ロケーション・テーブル33aは、インデックス・テ
ーブル33bのテーブルアドレスより2番,3番,4番,およ
び5番が使用中であることがわかる。また、ロケーショ
ン・テーブル33aのテーブルアドレス2番から、該当す
るコピー用紙がロケーション・ナンバ「0A」の状態、即
ち、Exitセンサ539をONして、まさに排出中であること
がわかる。ここで、有効ピッチの発生があると、ロケー
ション管理部03は、ロケーション・ポインタおよびイン
デックス・ポインタに1を加えて次の使用可能な領域に
ポインタを進める。次にロケーション・ポインタの示す
テーブルアドレス(6番)をインデックス・ポインタの
示すポインタアドレス(5番)に設定する。その後、同
図(b)に示すように、ロケーション・ナンバおよび用
紙情報をテーブルアドレス(6番)に登録する。
第16図は、第15図(b)の状態からテーブルアドレス
(2番)のコピー用紙の排出が完了した状態を示し、排
出によって該コピー用紙の全ての搬送制御が終了したの
に伴って、ロケーション・テーブル33aからロケーショ
ン・ナンバおよび用紙情報が削除(クリア)される。ま
た、インデックス・テーブル33bも該当するデータが削
除されることによって、テーブルアドレスのシフトが行
われ、一つずつ前のポイントアドレスに再設定される。
次に、コピー用紙の搬送に伴うロケーション・ナンバ
の更新について説明する。ロケーション管理部03は、例
えば、ロケーション検出部01からロケーション検出信号
としてUPPER T/AクラッチのON信号を入力すると、ロケ
ーション定義表からロケーション・ナンバ「13」の終了
とロケーション・ナンバ「05」の開始を認識する。従っ
て、ロケーション・テーブル33aに設定されたロケーシ
ョン・ナンバ「13」を「05」に更新する必要があるた
め、インデックス・テーブル33bのポインタアドレス
(1番)から順次テーブルアドレスを参照して、ロケー
ション・テーブル33aのロケーション・ナンバをチェッ
クする。例えば、第16図のロケーション・テーブル33a
においては、ポインタアドレス(1番)に設定されたテ
ーブルアドレスに従って、ロケーション・テーブル33a
のテーブルアドレス(3番)を参照すると、そのロケー
ション・ナンバは「08」であり、更新対象のロケーショ
ン・ナンバではないため、次のポインタアドレス(2
番)に基づいて、テーブルアドレス(4番)を参照す
る。この作業を更新対象のロケーション・ナンバが見つ
かるまで繰り返し、ロケーション・ナンバ「13」が確認
されると、ロケーション・ナンバ「13」を「05」に変更
して設定する。このように、ロケーション・テーブル33
aのロケーション・ナンバがコピー用紙の搬送に伴って
更新されることにより、物理的なロケーション(搬送位
置)→ロケーション・ナンバ→用紙情報の関係によっ
て、常にコピー用紙と、対応する用紙情報を一体として
扱うことができる。また、必要に応じて、ロケーション
・ナンバを指定することにより、個々のコピー用紙の用
紙情報を知ることができ、搬送中のコピー用紙を一枚ず
つ認識(区別)することが可能となる。
搬送制御(MIX原稿の複写) 次に、A3サイズとB5サイズが交互にあるMIX原稿の複
写を例に、複数の用紙サイズの同時搬送時の制御を説明
する。DADF13にMIX原稿を設定後、スタートボタンを押
下すると、1枚目のA3サイズ原稿がプラテン2上の所定
の位置に搬送される。CHMサブシステム33はコピーモー
ドおよび用紙サイズ(ここでは、A3サイズ)に基づい
て、供給トレイを選択する。その後、ピッチ発生が通知
されると、用紙情報作成部02で用紙情報を作成し、ロケ
ーション管理部03でロケーション・テーブル33aおよび
インデックス・テーブル33bの設定が行われる。同時
に、制御部04は1枚目の用紙情報に基づいて、フィード
タイマ,ジャムタイマ等の搬送制御モードを設定し、1
枚目のコピー用紙の搬送を行う。続いて、次の用紙サイ
ズを入力すると、同様にコピーモードおよび用紙サイズ
(ここでは、B5サイズ)に基づいて、供給トレイを選択
し、ピッチ発生が通知されると、用紙情報作成部02で用
紙情報を作成し、ロケーション管理部03でロケーション
・テーブル33aおよびインデックス・テーブル33bの設定
が行われる。制御部04は2枚目の用紙情報に基づいて、
フィードタイマ,ジャムタイマ等の搬送制御モードを設
定し、2枚目のコピー用紙の搬送を行う。以下、制御部
04は個々のコピー用紙の用紙情報に基づいて、搬送制御
モードを設定し、それぞれのコピー用紙の搬送を行う。
これにより、複数の用紙サイズのコピー用紙を同時に搬
送することができる。
搬送制御(白紙用紙の排出) 無効ピッチ発生時の白紙用紙の排出を例に、用紙情報
に基づく例外処理を説明する。例えば、スタックモード
(ソータにコピー用紙を排出するモード)でコピー用紙
を搬送している際に、無効ピッチが発生した場合、ロケ
ーション・ナンバに基づいて該当するコピー用紙の用紙
情報を更新する(正常用紙→白紙用紙,課金する→課金
しない,ソータ→パージトレイに設定する)。制御部04
は、白紙のコピー用紙が所定の切替ゲートに到達すると
更新された用紙情報に基づいて、白紙用紙であること,
課金処理を行わないこと,および排出先がパージトレイ
であることを知り、正常用紙とは別に、即ち、例外処理
としてソータに排出せずに白紙用紙のみを別の排出先
(ここではパージトレイ)に排出する。
本実施例では、搬送制御として、MIX原稿の複写時の
搬送,白紙用紙の排出時の例外処理を説明したが、これ
らに限定されるものではなく、ジャムタイマの設定,ジ
ャム用紙排出時の制御等、種々の応用ができる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明の記録装置の用紙搬送制御
システムによれば、使用中のポインタアドレスの最大値
が搬送中の記録用紙の枚数を表すインデックスデーブル
にロケーションテーブルのテーブルアドレスを記憶し、
ロケーションテーブルのテーブルアドレスに搬送中の記
録用紙の搬送位置と用紙情報を記憶するようにしたた
め、複雑な制御を要しないで異なる搬送条件を有する複
数の記録用紙を同時に搬送することがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図。第2図は
複写機の全体構成を示す説明図。第3図は本発明の適用
される複写機のシステム構成を示す説明図。第4図は本
発明の適用される複写機のCPUによるハード構成を示す
説明図。第5図はメインシステムのステート分割を示す
説明図。第6図は用紙搬送系を説明するための側面図。
第7図は用紙トレイの側面図。第8図はデュープレック
ストレイの平面図。第9図は用紙搬送系に配置された用
紙検出センサの説明図。第10図はロケーション定義表。
第11図はロケーションの相互関係図。第12図(a),
(b)は用紙情報の説明図。第13図(a)は4ロケーシ
ョン・テーブルの説明図。第13図(b)はインデックス
・テーブルの説明図。第14図はインデックス・ポインタ
の動作説明図。第15図(a),(b),および第16図は
ロケーション管理を説明するための図。 符号の説明 01……ロケーション検出部 02……用紙情報作成部 03……ロケーション管理部 04……制御部 1……ベースマシン 2……プラテンガラス 3……光学系(走査露光装置) 4……感材ベルト、5……マーキング系 6−1……上段トレイ、6−2……中段トレイ 6−3……下段トレイ、7……用紙搬送系 9,10……インバータ 11……デュープレックストレイ 12……ユーザインタフェース 13……DADF 16……マルチシートインサータ 17……HCF、19……ソータ 20……シンプルキャッチトレイ 31……メイン基板 32……SQMGRサブシステム 33……CHMサブシステム 34……IMMサブシステム 35……マーキングサブシステム 36……U/Iサブシステム 37……INPUTサブシステム 38……OUTPUTサブシステム 39……OPTサブシステム 40……IELサブシステム 41……メインCPU 42……マーキング用CPU 43……INPUT用CPU 44……OUTPUT用CPU 45……OPT用CPU 46……U/I用CPU 47……IEL用CPU 53……シリアルバス 501……搬送路、502……排紙出口 503,505,506,507……ゲート 509,510,512……フィードロール 511……テイクアウェイロール 513……ヌジャーロール 514……Feed−outセンサ 515……アライナ装置 521……フューザ 523……Duplex−inセンサ 527……Duplex−outセンサ527 528……ノーペーパーセンサ 530……レジロール 531……スリップロール 534,535……Feed−outセンサ 536……Regi−gateセンサ 537……Fuser−inセンサ 538……Fuser−exitセンサ 539……Exitセンサ 540……Duplex−transportセンサ 551……トレイモータ、552……トレイ 553,554,555……ペーパーサイズセンサ 556……ノーペーパーセンサ 557……サーフェースコントロールセンサ 558……イマージェンシィスイッチ 561……サイドガイド 562……エンドガイド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機等の記録装置の用紙搬送系を制御し
    て記録用紙を複数の搬送ルートから選択された所定の搬
    送ルートに搬送する記録装置の用紙搬送制御システムに
    おいて、 前記用紙搬送系に搬送される前記記録用紙の最大搬送可
    能枚数に応じた記録領域を有したインデックステーブル
    と、 前記用紙搬送系に搬送中の前記記録用紙の搬送位置と用
    紙情報を記憶するロケーションテーブルと、 前記搬送位置と前記用紙情報が記憶されている前記ロケ
    ーションテーブルのテーブルアドレスを搬送中の前記記
    録用紙の搬送順序に基づいて前記インデックステーブル
    に記憶させ、前記記録用紙が前記所定の搬送ルートの搬
    送を終了したとき、前記ロケーションテーブルから対応
    する前記搬送位置と前記用紙情報を抹消するとともに搬
    送中の前記記録用紙の新たな搬送順序に基づいて前記ロ
    ケーションテーブルの前記テーブルアドレスを前記イン
    デックステーブルに記憶させ、かつ、前記インデックス
    テーブルと前記ロケーションテーブルの記憶内容に基づ
    いて前記用紙搬送系を制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする記録装置の用紙搬送制御システム。
JP63315764A 1988-12-14 1988-12-14 記録装置の用紙搬送制御システム Expired - Fee Related JP2712438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63315764A JP2712438B2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 記録装置の用紙搬送制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63315764A JP2712438B2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 記録装置の用紙搬送制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02163241A JPH02163241A (ja) 1990-06-22
JP2712438B2 true JP2712438B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=18069262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63315764A Expired - Fee Related JP2712438B2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 記録装置の用紙搬送制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2712438B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6293156A (ja) * 1985-10-18 1987-04-28 Fuji Xerox Co Ltd コピ−処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02163241A (ja) 1990-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4192607A (en) Apparatus for selectively copying documents from two different document feeders
US5218406A (en) Memory card features
JP2001235977A (ja) 画像形成装置
JPS6329259B2 (ja)
JPH10143032A (ja) 画像形成装置
JP2712437B2 (ja) 記録装置のジャム制御システム
JP2712438B2 (ja) 記録装置の用紙搬送制御システム
JPH08248693A (ja) 画像形成装置
JP2692214B2 (ja) 記録装置の原稿供給装置制御システム
JP2712449B2 (ja) 原稿供給装置の原稿押え制御装置
JP2734578B2 (ja) 記録装置のフィード制御切替機能付き原稿供給装置
JP2900372B2 (ja) 記録装置
JP2960425B2 (ja) 記録装置の用紙搬送制御装置
JP2811699B2 (ja) 原稿供給装置
JP2832964B2 (ja) 記録装置のフューザ制御装置
JP2803103B2 (ja) 複写装置
JP2699480B2 (ja) 記録装置の原稿供給装置
JP3060456B2 (ja) 原稿供給装置
JP2720487B2 (ja) 記録装置のフルスタック制御装置
JP2679190B2 (ja) 記録装置のソータ電源off監視装置
JP2897233B2 (ja) 原稿供給装置
JP2780292B2 (ja) 原稿送り装置の原稿サイズ決定装置
JP2005074712A (ja) 画像形成装置
JP2003233275A (ja) 画像形成装置
JP2773167B2 (ja) 原稿供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees