JP2720487B2 - 記録装置のフルスタック制御装置 - Google Patents

記録装置のフルスタック制御装置

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JP2720487B2
JP2720487B2 JP63311523A JP31152388A JP2720487B2 JP 2720487 B2 JP2720487 B2 JP 2720487B2 JP 63311523 A JP63311523 A JP 63311523A JP 31152388 A JP31152388 A JP 31152388A JP 2720487 B2 JP2720487 B2 JP 2720487B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置のフルスタック制御装置に関し、特
に、ジャム等のハードダウン要因が発生した場合でも、
正確なフルスタック・メッセージの表示を行えるように
した記録装置のフルスタック制御装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、複写機等の記録装置では、コンピュータの導入
により高度な制御技術,データ処理技術を駆使するよう
になり、利用できる機能も多様化している。等倍複写,
縮小,拡大,コピー濃度選択,両面複写等の主要機能は
もとより、例えば、原稿をプラテン上に載置する方法に
しても、利用者が手操作でプラテンに置く方法,半自動
原稿送り(SADF)による方法,あるいは自動原稿送り
(ADF)による方法等がある。また、コピー用紙の排出
に関しては、ノンソートモード,ソートモード,スタッ
クモード等がある。この様な機能の多様化に応じて、機
能選択あるいは機能設定等の条件設定も種類が多く、か
つ、種々の操作が必要となっている。加えて、ペーパー
ジャム,コピー用紙切れ等のトラブル発生についても、
発生内容あるいは発生箇所等多岐に渡るため、状況表示
・操作案内のメッセージも細かな対応が要求されてい
る。
コピー用紙の排出部に関する状況表示・操作案内のメ
ッセージの一つとして、ソータのビンが全て使用済とな
った際に表示するフルスタック・メッセージがある。前
述したようにコピー用紙の排出モードとしては、ノンソ
ートモード,ソートモード,スタックモード等があり、
このうち、ノンソートモードは排出トレイのみを使用
し、ソートモードは準備されたビン数(設置されたソー
タの総ビン数、例えば、20ビンあるいは40ビン)以内の
コピー部数を予め設定するため、総ビン数を越えること
がなく、従って、フルスタック・メッセージの必要がな
い。ところが、1枚の原稿のコピーを1つのビンに収納
するスタックモードでは、コピー用紙を第1ビンから順
次収納していくため、例えば、ソータの総ビン数が40ビ
ンの場合、40枚目の原稿をコピーした時点で第40番目の
ビン、即ち、全てのビンを使用してしまい、続いて41枚
目の原稿をコピーしようとすると排出するビンが確保で
きないと言う問題がある。このため、従来のフルスタッ
ク制御装置は、総ビン数を越えてビンを使用する必要が
発生した時にフルスタックを検出し、マシンの動作を停
止すると同時に、例えば、『用紙を取り除いて下さい。
そして、再度スタートして下さい』等のフルスタック・
メッセージをコンソールパネル等に表示している。これ
により、利用者は全てのビンが使用されていることを認
識でき、表示内容に基づいて、ソータからコピー用紙を
取り出して再度コピーを行うことができる。
第29図は、従来のフルスタック制御装置のフルスタッ
ク検出タイミングを示すタイミングチャートであり、総
ビン数40のソータに1枚ずつコピー用紙を排出する例を
示している。ここで、Feedカウンタは原稿供給トレイ等
から入力したコピー用紙の枚数を計数し、Soter Exitカ
ウンタはソータに排出したコピー用紙の枚数を計数し、
MADEカウンタはコピーした枚数を計数している。さら
に、M/C STATEは複写機の動作状態を示し、メッセージ
は表示中の内容を示している。フルスタック状態は、前
述したようにソータのビンが全て使用された状態を示し
ており、従って、フルスタックの検出はソータのビンが
全て使用されたかどうかで行えば良い。ところが、Feed
カウンタとSoter Exitカウンタの数値は原稿搬送時間に
よる所定のカウント差(時差)が存在しており、例え
ば、Soter Exitカウンタが36の時(ソータに36枚のコピ
ー用紙の排出を行った時)、Feedカウンタは39(39枚目
のコピー用紙を入力した)を示し、即ち、カウント差に
相当する3枚のコピー用紙が用紙搬送路上に存在する。
換言すれば、ソータの最後のビンに所定枚数のコピー用
紙が排出された時をフルスタックの検出タイミングとす
ると、複写機中に排出先の確保できない複数枚のコピー
用紙が残り、中途半端は状態で複写機が停止することに
なる。従って、フルスタックを検出した時に複写機中に
コピー用紙を残すことなく、動作を終了させるために
は、原稿供給トレイ等からコピー用紙を敷き込む前に、
コピー用紙の排出先の有無、即ち、フルスタックの検出
を行う必要がある。これを解決するため、入力したコピ
ー用紙が確実にソータのビンに排出されること想定して
Feedカウンタの値を排出予約値として使用し、該排出予
約値においてフルスタックを確定することにより、全て
のコピー用紙の排出を保証している。これにより、排出
予約値に基づいてフルスタックが確定され、ソータの動
作が停止後、フルスタック・メッセージの表示があった
場合、ソータからコピー用紙を取り出した後、スタート
ボタンを押下するだけで、余計な作業を行うことなく容
易に複写作業を再開できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のフルスタック制御装置によれば、排出
予約値に基づいてフルスタックを確定した後、搬送途中
のコピー用紙を排出するため、例えば、第30図に示すよ
うに、フルスタック確定後の排出動作において、40枚目
のコピー用紙が本体出口付近でジャムとなった場合、40
枚目のコピー用紙は排出されずに複写機が停止すること
になり、ここでジャム・メッセージに従いジャムクリア
を行うと、実際にはソータのビンは未使用のものが残っ
ているにも係わらずフルスタック・メッセージが表示さ
れると言う不都合があった。
本発明の目的とするところは、フルスタック検出後に
ジャム等のハードダウン要因が発生し、フルスタックと
ならなかった場合、フルスタック・メッセージの表示を
行わないようにした記録装置のフルスタック制御装置を
提供することである。
本発明の他の目的は、適切なフルスタック制御を行え
る記録装置のフルスタック制御装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上に述べた目的を実現するため、フルスタ
ック検出手段でフルスタックを検出し、コピー動作の制
御を行い、さらに、ソータの動作停止時に、フルスタッ
ク確定手段でフルスタックを確定し、フルスタック・メ
ッセージの表示を行うようにした記録装置のフルスタッ
ク制御装置を提供するものである。
即ち、本発明の記録装置のフルスタック制御装置は以
下の手段を備えている。
(1) フルスタック検出手段 スキャン動作を行う前に、次のスキャン動作に使用す
るコピー用紙の排出先があるかどうかの判定を行い、排
出先がないならばフルスタック検出信号を出力する。具
体的には、排出予定のビンを示す第1のカウンタと、該
排出予定のビンに排出予定のコピー用紙の枚数を示す第
2のカウンタにより排出予約値(例えば、第1のカウン
タが15,第2のカウンタが30ならば、第15ビンの30枚目
まで排出予約済)を形成し、該排出予約値に基づいて、
次のコピー用紙の排出先があるか、即ち、フルスタック
になるかどうか判定し、フルスタックならばフルスタッ
ク信号検出を出力する。また、カウンタを1個として、
演算により排出予約値を求めるようにしても良い。
(2) フルスタック確定手段 ソータの動作停止時に、フルスタック状態になったか
どうかの判定を行いフルスタック確定信号を出力する。
具体的には、フルスタック検出信号が出力された時、コ
ピー用紙入力枚数をカウントするFeedカウンタの値と、
ソータに排出した排出枚数をカウントするSoter Exitカ
ウンタの値を比較することで、フルスタックの確定を行
うことができる。また、フルスタック検出手段と同様
に、排出したビンを示す第1のカウンタと、該ビンに排
出したコピー用紙の枚数を示す第2のカウンタによりソ
ータ排出値(例えば、第1のカウンタが18,第2のカウ
ンタが40ならば、第18ビンに40枚排出したことを示す)
を形成し、ソータ排出値に基づいて、全てのビンが使用
されたかどうか、即ち、フルスタックになったかどうか
判定し、フルスタックならばフルスタック確定信号を出
力するようにしても良い。フルスタックの確定は、フル
スタック検出手段によりフルスタック検出信号が出力さ
れている時のみ行うようにする。
(3) 制御手段 前記フルスタック検出信号に基づいて、コピー動作の
制御を行い、かつ、前記フルスタック確定信号に基づい
て、フルスタック・メッセージを表示手段に表示させ
る。
〔作用〕
本発明では、フルスタック検出手段よりフルスタック
検出信号が出力された時、複写動作を停止させることに
より、全てのコピー用紙の排出先を保証し、さらに、フ
ルスタック確定手段よりフルスタック確定信号が出力さ
れた時にフルスタック・メッセージの表示を行うことに
より、ジャム等のハードダウン要因により未使用ビン発
生した場合を含めて正確なフルスタック・メッセージの
表示を行うことが可能である。
〔実施例〕
目次 第1図は本発明の記録装置のフルスタック制御装置の
一実施例のブロック図を示し、フルスタック検出信号を
出力するフルスタック検出手段01と、フルスタック確定
信号を出力するフルスタック確定手段02と、フルスタッ
ク・メッセージを表示する表示手段03と、前記フルスタ
ック検出信号およびフルスタック確定信号に基づいて、
メッセージの表示制御を行う制御部04を有している。実
施例では、複写機を記録装置の一例として説明する。説
明に先立って、本実施例の説明についての目次を示す。
尚、以下の説明において、(I)〜(III)は、本発明
が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項であ
って、その構成の中で特に本発明の実施例の詳細を説明
するのが(III)である。
(I) 装置の概要 (I−1) 装置構成 (I−2) システムの機能・特徴 (I−3) システム構成 (I−4) シリアル通信方式 (I−5) ステート分割 (II) 具体的な各部の構成 (II−1) 光学系 (II−2) ベルト廻り (II−3) 用紙搬送系 (II−4) 原稿自動送り装置 (II−5) ソータ (III) フルスタック制御装置 (III−1) フルスタック制御装置の特徴 (III−2) フルスタック制御装置の構成 (III−3) フルスタック制御装置の動作 (I) 装置の概要 (I−1) 装置構成 第2図は本発明が適用される複写機の全体構成の1例
を示す図である。
本発明が適用される複写機は、ベースマシン1に対し
て幾つかの付加装置が装備可能になったものであり、基
本構成となるベースマシン1は、上面に原稿を載置する
プラテンガラス2が配置され、その下方に光学系3、マ
ーキング系5の各装置が配置されている。他方、ベース
マシン1には、上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、
下段トレイ6−3が取り付けられ、これら各給紙トレイ
は全て前面に引き出せるようになっており、操作性の向
上と複写機の配置スペースの節約が図られると共に、ベ
ースマシン1に対して出っ張らないスッキリとしたデザ
インの複写機が実現されている。また、給紙トレイ内の
用紙を搬送するための用紙搬送系7には、インバータ
9、10およびデュープレックストレイ11が配置されてい
る。さらに、ベースマシン1上には、CRTディスプレイ
からなるユーザインターフェイス12が取付けられると共
に、プラテンガラス2の上にDADF(デュープレックスオ
ートドキュメントフィーダ:自動両面原稿送り装置)13
が取り付けられる。またユーザインタフェース12は、ス
タンドタイプであり、その下側にカード装置が取り付け
可能となっている。
次に、ベースマシン1の付加装置を挙げる。
DADF13の代わりにRDH(リサイクルドキュメントハン
ドラー:原稿を元のフィード状態に戻し原稿送りを自動
的に繰り返す装置)15或いは通常のADF(オートドキュ
メントフィーダ:自動原稿送り装置)、エディタパット
(座標入力装置)付プラテン、プラテンカバーのいずれ
かを取付けることも可能である。また、用紙搬送系7の
供給側には、MSI(マルチシートインサータ:手差しト
レイ)16およびHCF(ハイキャパシティフィーダ:大容
量トレイ)17を取付けることが可能であり、用紙搬送系
7の排出側には、1台ないし複数台のソータ19が配設可
能である。なお、DADF13を配置した場合には、シンプル
キャッチトレイ20或いはソータ19が取付可能であり、ま
た、RDH15を取付けた場合には、コピーされた1組1組
を交互に重ねてゆくオフセットキャッチトレイ21、コピ
ーされた1組1組をステープルでとめるフィニッシャ22
が取付可能であり、さらに、紙折機能を有するフォール
ダ23が取付可能である。
(I−2)システムの機能・特徴 (A) 機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、上記ユーザインターフェイス12においては、機能
の選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表
示をCRTディスプレイで行い、誰もが簡単に操作できる
ことを大きな特徴としている。
その主要な機能として、CRTディスプレイ上で表示画
面を切換えることにより、基本コピー、応用コピーおよ
び専門コピーの各モードに類別して、それぞれのモード
で機能選択や実行条件の設定等のメニューを表示すると
共に、キー入力によ8い画面のカスケードを移動させて
機能を選択指定したり、実行条件データを入力可能にし
ている。
本発明が適用される複写機の機能としては、主要機
能、自動機能、付加機能、表示機能、ダイアグ機能等が
ある。
主要機能では、用紙サイズがA6〜A2、B6〜B3までの定
形は勿論、定形外で使用でき、先に説明したように3段
の内蔵トレイを有している。また、7段階の固定倍率と
1%刻みの任意倍率調整及び99%〜101%の間で、0.15
%刻みの微調整ができる。さらに、固定7段階および写
真モードでの濃度選択機能、両面機能、1mm〜16mmの範
囲での左右単独とじ代設定機能、ビリング機能等があ
る。
自動機能では、自動的に原稿サイズに合わせて行う用
紙選択、用紙指定状態で行う倍率選択、濃度コントロー
ル、パワーオン後のフューザレディで行うスタート、コ
ピーが終了して一定時間後に行うクリアとパワーセーブ
等の機能がある。
付加機能では、合成コピー、割り込み、予熱モード、
設定枚数のクリア、オートモードへのオールクリア、機
能を説明するインフォメーション、ICカードを使用する
ためのPキー、設定枚数を制限するマキシマムロック原
稿戻しやDADFを使用するフルジョブリカバリー、ジャム
部以外の用紙を排紙するパージ、ふちけしなしの全面コ
ピー、原稿の部分コピーや部分削除を行うエディタ、1
個ずつジョブを呼び出し処理するジョブプログラム、白
紙をコピーの間に1枚ずつ挿入する合紙、ブックものに
利用する中消し/枠消し等がある。
表示機能では、CRTディスプレイ等を用い、ジャム表
示、用紙残量表示、トナー残量表示、回収トナー満杯表
示、フューザが温まるの待ち時間表示、機能選択矛盾や
マシンの状態に関する情報をオペレータに提供するメッ
セージ表示等の機能がある。
また、ダイアグ機能として、NVRAMの初期化、入力チ
ェック、出力チェック、ジャム回数や用紙フィード枚数
等のヒストリファイル、マーキングや感材ベルトまわり
のプロセスコードに用いる初期値の合わせ込み、レジゲ
ードオンタイミングの調整、コンフィギュレーションの
設定等の機能がある。
さらには、オプションとして、先に説明したようなMS
I、HCF、セカンドデベのカラー(赤、青、緑、茶)、エ
ディター等が適宜装備可能になっている。
(B) 特徴 上記機能を備える本説明のシステム全体として下記の
特徴を有している。
(イ) 省電力化の達成 1.5kVAでハイスピード、高性能の複写機を実現してい
る。そのため、各動作モードにおける1.5kVA実現のため
のコントロール方式を決定し、また、目標値を設定する
ための機能別電力配分を決定している。また、エネルギ
ー伝達経路の確定のためのエネルギー系統表の作成、エ
ネルギー系統による管理、検証を行うようにしている。
(ロ) 低コスト化 高額部品を内製化し技術改善および標準化を図ると共
に、画材ライフのハード側からの改善、トナー消費の低
減により画材費の低減化を図っている。
(ハ) 信頼性の向上 部品故障の低減および長寿命化を図り、各パラメータ
のイン/アウト条件を明確化し、設計不具合を低減化
し、100kCVノーメンテナンスの実現を図っている。
(ニ) 高画質の達成 本装置においてはトナー粒子にフェライトからなるマ
イクロキャリアを使用して精細にし、また反発磁界によ
り現像する方式を採用している。また感光体としては有
機感材を何層にも塗って形成した高感度汎色有機感材ベ
ルトを採用し、さらにセットポイントを駆使したりピク
トリアルモードにより中間調を表現できるようにしてい
る。これらのことによりジェネレーション・コピーの改
善、黒点低減化を図り、従来になり高画質を達成してい
る。
(ホ) 操作性の改善 原稿をセットしコピー枚数を入力するだけでスタート
キーの操作により所定のモードでコピーを実行する全自
動モードを有すると共に、基本コピー、応用コピー、専
門コピーに分割した画面によるコピーモードの設定を含
め、多様なモード設定をユーザの要求に応じて選択でき
るようにしている。これらのユーザインターフェース
は、CRTディスプレイとその周囲に画面と対応して配置
した少数のキー及びLEDにより行い、見易い表示メニュ
ーと簡単な操作でモード設定を可能にしている。また、
不揮発性メモリやICカードにコピーモードやその実行条
件等を予め記憶しておくことにより、所定の操作の自動
化を可能にしている。
(C) 差別化の例 本発明が適用される複写機は、ICカードに格納された
プログラムにより複写機の機能を左右することができ
る。従って、ICカードに格納されるプログラムをカード
に単位で変化させることで、複写機の使用に対する差別
化が可能になる。これらについて、分かり易い例を幾つ
か挙げて説明する。
第1の例として、雑居ビルに複数の会社が共同使用す
る複写機が備えられていたり、一つの会社内や工場内で
あっても異なった部門間で共同使用する複写機が備えら
れている場合を説明する。後者の共同使用は、予算管理
上で必要となるものであり、従来ではコピーライザ等の
機器を用いて各部門の使用管理を行っていた。
この複写機は、第2図で示したベースマシン1にICカ
ード装置、DADF13、ソータ19、ユーザインターフェース
12、供給トレイ(6−1〜6−3)、およびデュープレ
ックストレイ11を備えた比較的高度なシステム構成の複
写機であるとする。共同使用者の中には、DADF13やソー
タ19を必要とする人あるいは部門もあれば、なんら付加
装置を必要としない人または部門もある。
これら使用態様の異なる複数の人または部門が複写機
の費用負担を各自のコピーボリュームからだけで決定し
ようとすれば、低ボリュームのコピーしかとらない人ま
たは部門は、各種付加装置が装備された複写機の導入に
反対してしまい、複写機を高度に使用しようとする人ま
たは部門との間の調整が困難となってしまう。
このような場合には、各人または各部門の使用態様に
応じたICカードを用意しておき、高度な機能を望む人あ
るいは部門ほど基本的な費用を多く負担すると共に、多
くの機能を活用することができるようにしておけばよ
い。例えば最も高度なICカードの所有者は、そのICカー
ドをICカード装置にセットした状態で複写機を動作させ
ることにより、DADF13、ソータ19、供給トレイ(6−1
〜6−3)およびデュープレックストレイ11を自在に使
用することができ、事務効率も向上させることができ
る。これに対してコピー用紙のソーティングを必要とし
ない人は、ソーティングについてのプログラムを欠くIC
カードをセットして、キャッチトレイ20のみを使用する
ことで経費を節減することができる。
第2の例として、コピー業者がICカードでセルフコピ
ーサービス店を営む場合を説明する。
店の中には、複数台の複写機が配置されており、それ
ぞれにICカード装置22が取りつけられている。客はサー
ビス態様に応じたICカードを請求し、これを自分の希望
する複写機にセットしてセルフサービスでコピーをと
る。複写機に不慣れな客は、操作説明の表示機能をプロ
グラムとして備えたICカードを請求し、これをセットす
ることでUI12に各種操作情報の表示を可能とし、コピー
作業を間違いなく実行することができる。DADF13の使用
の可否や、多色記録の実行の可否等も貸与するICカード
によって決定することができ、また使用機種の制限も可
能となって料金にあった客の管理が可能になる。更にコ
ピー枚数や使用したコピー用紙のサイズ等のコピー作業
の実態をICカードに書き込むことができるので、料金の
請求が容易になり、常連客に対するコピー料金の割り引
き等の細かなサービスも可能になる。
第3の例として、特定ユーザ向けのプログラムを格納
したICカードを用いたサービスについて説明する。例え
ば特許事務所では写真製版により縮小された特許公報類
を検討するときに原寸と同一のコピーをとる必要から20
0%という比較的大きな拡大率でコピーをとる仕事があ
る。また官庁に提出する図面を作成する際に、その要請
に応えるために元の図面を小刻みに縮小あるいは拡大す
る作業が行われる。また、市役所あるいは区役所等の住
民票のコピーを行う部門では、請求の対象外となる人に
関する記載箇所や個人のプライバシーを保護するこめに
秘密にすべき箇所の画情報を削除するようにして謄本や
抄本を作成する。
このように使用者(ユーザ)によっては、複写機を特
殊な使用態様で利用する要求がある。このような要求に
すべて満足するように複写機の機能を設定すると、コン
ソールパネルが複雑となり、また複写機内部のROMが大
型化してしまう。そこで特定ユーザ別にICカードを用意
し、これをセットさせることでそのユーザに最も適する
機能を持った複写機を実現することができる。
例えば特許事務所の例では、専用のICカードを購入す
ることで、固定倍率として通常数種類の縮倍率の他に20
0%の縮倍率を簡単に選択できるようになる。また微調
整を必要とする範囲で、例えば、1%刻みで縮倍率を設
定することができるようになる。更に住民票の発行部門
では、テンキー等のキーを操作することによって液晶表
示部等のディスプレイに住民票の種類や削除すべき欄や
項目を指示することができるようになり、この後スター
トボタンを押すことでオリジナルの所望の範囲のみがコ
ピーされたり、必要な部分のみが編集されて記録される
ようになる。
(I−3) 複写機の電気系制御システムの構成 第3図は本発明が適用される複写機のサブシステムの
構成を示す図、第4図はCPUによるハード構成を示す図
である。
本発明が適用される複写機のシステムは、第3図に示
すようにメイン基板31上のSQMGRサブシステム32、CHMサ
ブシステム33、IMMサブシステム34、マーキングサブシ
ステム35からなる4つのサブシステムと、その周りのU/
Iサブシステム36、INPUTサブシステム37、OUTPUTサブシ
ステム38、OPTサブシステム39、IELサブシステム40から
なる5つのサブシステムとによる9つのサブシステムで
構成している。そして、SQMGRサブシステム32に対し
て、CHMサブシステム33及びIMMサブシステム34は、SQMG
Rサブシステム32と共に第4図に示すメインCPU41下にあ
るソフトウエアで実行されているので、通信が不要なサ
ブシステム間インターフェース(実線表示)で接続され
ている。しかし、その他のサブシステムは、メインCPU4
1とは別個のCPU下のソフトウエアで実行されているの
で、シリアル通信インターフェース(点線表示)で接続
されている。次にこれらのサブシステムを簡単に説明す
る。
SQMGRサブシステム32は、U/Iサブシステム36からコピ
ーモードの設定情報を受信し、効率よくコピー作業が実
施できるように各サブシステム間の同期をとりながら、
各サブシステムに作業指示を発行すると共に、各サブシ
ステムの状態を常時監視し、異常発生時には速やかな状
況判断処理を行うシーケンスマネージャーである。
CHMサブシステム33は、用紙収納トレイやデュープレ
ックストレイ、手差しトレイの制御、コピー用紙のフィ
ード制御、コピー用紙のパージ動作の制御を行うサブシ
ステムである。
IMMサブシステム34は、感材ベルト上のパネル分割、
感材ベルトの走行/停止の制御、メインモータの制御そ
の他感材ベルト周りの制御を行うサブシステムである。
マーキングサブシステム35は、コロトロンや露光ラン
プ、現像機、感材ベルトの電位、トナー濃度の制御を行
うサブシステムである。
U/Iサブシステム36は、ユーザインターフェースの全
ての制御、マシンの状態表示、コピーモード決定等のジ
ョブ管理、ジョブリカバリーを行うサブシステムであ
る。
INPUTサブシステム37は、原稿の自動送り(DADF)や
原稿の半自動送り(SADF)、大型サイズ(A2)の原稿送
り(LDC)、コンピュータフォーム原稿の送り(CFF)、
原稿の2枚自動送り(2−UP)の制御、原稿の繰り返し
自動送り(RDH)の制御、原稿サイズの検知を行うサブ
システムである。
OUTPUTサブシステム38は、ソーターやフィニッシャー
を制御し、コピーをソーティングやスタッキング、ノン
ソーティングの各モードにより出力したり、綴じ込み出
力するサブシステムである。
OPTサブシステム39は、原稿露光時のスキャン、レン
ズ移動、シャッター、PIS/NON−PISの制御を行い、ま
た、LDCモード時のキャリッジ移動を行うサブシステム
である。
IELサブシステム40は、感材ベルト上の不要像の消し
込み、像に対する先端・後端の消し込み、編集モードに
応じた像の消し込みを行うサブシステムである。
上記システムは、第4図に示す7個のCPUを核として
構成され、ベースマシン1とこれを取り巻く付加装置等
の組み合わせに柔軟に対応することを可能にしている。
ここで、メインCPU41が、ベースマシン1のメイン基板
上にあってSQMGRサブシステム32、CHMサブシステム33、
IMMサブシステム34のソフトを含み、シリアルバス53を
介して各CPU41〜47と接続される。これらのCPU42〜47
は、第3図に示すシリアル通信インターフェースで接続
された各サブシステムと1対1で対応している。シリア
ル通信は、100msecを1通信サイクルとして所定のタイ
ミングに従ってメインCPU41と他の各CPU42〜47との間で
行われる。そのため、機構的に厳密なタイミングが要求
され、シリアル通信のタイミングに合わせることができ
ない信号については、それぞれのCPUに割り込みポート
(INT端子信号)が設けられシリアルバス53とは別のホ
ットラインにより割り込み処理される。すなわち、例え
ば、64cpm(A4LEF)、309mm/secのプロセススピードで
コピー動作をさせ、レジゲートのコントロール精度等を
±1mmに設定すると、上記の如き100msecの通信サイクル
では処理できないジョブが発生する。このようなジョブ
の実行を保証するためにホットラインが必要となる。
従って、この複写機では、各種の付加装置を取りつけ
ることができるのに対応して、ソフトウエアについても
これら各付加装置に対応したシステム構成を採用するこ
とができるようになっている。
このような構成を採用した理由の1つは、(i)これ
らの付加装置すべての動作制御プログラムを仮にベース
マシン1に用意させるとすれば、このために必要とする
メモリの容量が膨大になってしまうことによる。また、
(ii)将来新しい付加装置を開発したり、現在の付加装
置の改良を行った場合に、ベースマシン1内のROM(リ
ード・オンリ・メモリ)の交換や増設を行うことなく、
これらの付加装置を活用することができるようにするた
めである。
このため、ベースマシン1には、複写機の基本部分を
制御するための基本記憶領域と、ICカードからなる本発
明の機能情報と共に取り込まれたプログラムを記憶する
付加記憶領域が存在する。付加記憶領域には、DADF13の
制御プログラム、ユーザインターフェース12の制御プロ
グラム等の各種プログラムが格納されるようになってい
る。そして、ベースマシン1に所定の付加装置を取りつ
けた状態でICカードをICカード装置22にセットすると、
ユーザインターフェース12を通してコピー作業に必要な
プログラムが読み出され、付加記憶装置にロードされる
ようになっている。このロードされたプログラムは、基
本記憶領域に書き込まれたプログラムと共働して、ある
いはこのプログラムに対して優先的な地位をもってコピ
ー作業の制御を行う。ここで使用されるメモリは電池に
よってバックアップされたランダム・アクセス・メモリ
から構成される不揮発性メモリである。もちろん、ICカ
ード、磁気カード、フロッピーディスク等の他の記憶媒
体も不揮発性メモリとして使用することができる。この
複写機ではオペレータによる操作の負担を軽減するため
に、画像の濃度や倍率の設定等をプリセットすることが
できるようになっており、このプリセットされた値を不
揮発性メモリに記憶するようになっている。
(I−4) シリアル通信方式 第5図はシリアル通信の転送データ構成と伝送タイミ
ングを示す図、第6図は1通信サイクルにおける相互の
通信間隔を示すタイムチャートである。
メインCPU41と各CPU(42〜47)との間で行われるシリ
アル通信では、それぞれ第5図(a)に示すようなデー
タ量が割り当てられる。同図(a)において、例えばユ
ーザインターフェースの場合にはメインCPU41からの送
信データTXが7バイト、受信データRXが15バイトであ
り、そして、次のスレーブすなわちオプティカルCPU45
に対する送信タイミングti(同図(c)が26mSである
ことを示している。この例によると、総通信量は86バイ
トとなり、9600BPSの通信速度では約100mSの周期とな
る。そして、データ長は、同図(b)に示すようにヘッ
ダー、コマンド、そしてデータから構成している。同図
(a)による最大データ長による送受信を対象とする
と、全体の通信サイクルは、第6図に示すようになる。
ここでは、9600BPSの通信速度から、1バイトの送信に
要する時間を1.2mSとし、スレーブが受信終了してから
送信を開始するまでの時間を1mSとし、その結果、100mS
を1通信サイクルとしている。
(I−5) ステート分割 第7図はメインシステムのステート分割を示す図であ
る。
ステート分割はパワーONからコピー動作、及びコピー
動作終了後の状態をいくつかに分割してそれぞれのステ
ートで行うジョブを決めておき、各ステートでのジョブ
を全て終了しなければ次のステートに移行しないように
してコントロールの能率と正確さを期するようにするた
めのもので、各ステートに対応してフラグを決めてお
き、各サブシステムはこのフラグを参照することにより
メインシステムがどのステートにいるか分かり、自分が
何をすべきか判断する。また各サブシステムもステート
分割されていてそれぞれ各ステートに対応して同様にフ
ラグを決めており、メインシステムはこのフラグを参照
して各サブシステムのステートを把握し管理している。
先ず、パワーオンするとプロセッサーイニシャライズ
の状態になり、ダイアグモードかユーザーモード(コピ
ーモード)かが判断される。ダイアグモードはサービス
マンが修理用等に使用するモードで、NVMに設定された
条件に基づいて種々の試験を行う。
ユーザーモードにおけるイニシャライズ状態において
はNVMの内容により初期設定を行う。例えば、キャリッ
ジをホームの位置、レンズを倍率100%の位置にセット
したり、また各サブシステムにイニシャライズの指令を
行う。イニシャライズが終了するとスタンバイに遷移す
る。
スタンバイは全てのサブシステムが初期設定を終了
し、スタートボタンが押されるまでのステートであり、
全自動画面で「おまちください」の表示を行う。そして
コルツランプを点灯して所定時間フューザー空回転を行
い、フューザーが所定のコントロール温度に達するとU/
Iがメッセージで「コピーできます」を表示する。この
スタンバイ状態は、パワーON1回目では数10秒程度の時
間である。
セットアップはスタートボタンが押されて起動がかけ
られたコピーの前準備状態であり、 メインモータ、ソーターモータが駆動され、感材ベルト
のVDDP等の定数の合わせ込みを行う。またADFモータが
ONし、1枚目の原稿送り出しがスタートし、1枚目の原
稿がレジゲートに到達して原稿サイズが検知されてAPMS
モードではトレイ、倍率の決定がなされ、ADF原稿がプ
ラテンに敷き込まれる。そして、ADF2枚目の原稿がレジ
ゲートまで送り出され、サイクルアップに遷移する。
サイクルアップはベルトを幾つかのピッチに分割して
パネル管理を行い、最初のパネルがゲットパークポイン
トへくるまでのステートである。即ち、コピーモードに
応じてピッチを決定し、オプチカル・サブシステムに倍
率を知らせてレンズ移動を行わせる。そして、CHMサブ
システム、IMMサブシステムにコピーモードを通知し、
倍率セットが認識されると、倍率と用紙サイズによりス
キャン長が決定されてオプチカル・サブシステムに知ら
せる。そして、マーキング・サブシステムにコピーモー
ドを通知し、マーキング・サブシステムの立ち上げが終
了すると、IMMサブシステムでピッチによって決まるパ
ネルL/Eをチェックし、最初のコピーパネルが見つか
り、ゲットパークポイントに到達するとゲットパークレ
ディとなってサイクルに入る。
サイクルはコピー動作中の状態で、ADC(Automatic D
ensity Control)、AE(Automatic Exposure)、DDPコ
ントロール等を行いながらコピー動作を繰り返し行う。
そしてR/L=カウント枚数になると原稿交換を行い、こ
れを所定原稿枚数だけ行うとコインシデンス信号が出て
サイクルダウンに入る。
サイクルダウンは、キャリッジスキャン、用紙フィー
ド等を終了し、コピー動作の後始末を行うステートであ
り各コロトロン、現像機等をOFFし、最後に使用したパ
ネルの次のパネルがストップパーク位置に停止するよう
にパネル管理して特定のパネルだけが使用されて疲労を
生じないようにする。
このサイクルダウンからは通常スタンバイに戻るが、
プラテンモードでコピーしていた場合に再度スタートキ
ーを押すリスタートの場合にはセットアップに戻る。ま
たセットアップ、サイクルアップからでもジャム発生等
のサイクルダウンに遷移する。
パージはジャムが発生した場合のステートで原因ジャ
ム用紙を取り除くと他の用紙は自動的に排出される。通
常、ジャムが発生するとどのようなステートからでもサ
イクルダウン→スタンバイ→パージと遷移する。そして
パージエンドによりスタンバイまたはセットアップに遷
移するが、再度ジャムが発生するとサイクルダウンへ遷
移する。
ベルトダウンはタッキングポイントよりトレイ側でジ
ャムが発生したような場合に生じ、ベルトクラッチを切
ることによりベルト駆動が停止される状態で、ベルトよ
り先の用紙は排出することができる。
ハードダウンはインターロックが開けられて危険な状
態になったり、マシーンクロックフェイルが発生して制
御不能になったような状態で、24V電源供給が遮断され
る。
そして、これらベルトダウン、ハードダウン要因が除
去されるとスタンバイに遷移する。
(II−1) 光学系 第8図(a)は光学系の概略側面図、第8図(b)は
平面図、(c)は(b)のX−X方向側面図である。
本実施例の走査露光装置3は、像を感材ベルト4の移
動速度よりも速い速度で感材上に感光するPIS(プリセ
ッション・イメージング・システム)方式を採用すると
共に、第2走査系Bを固定し、第1走査系Aを独立して
移動可能にする方式を採用している。すなわち、第1走
査系Aは、露光ランプ120および第1ミラー103を有する
第1キャリッジ101と、第2ミラー106および第3ミラー
107を有する第2キャリッジ105から構成され、プラテン
ガラス2上に載置された原稿を走査する。一方、第2走
査系Bは、第4ミラー110および第5ミラー111を有する
第3キャリッジ109と、第6ミラー113を有する第4キャ
リッジ112から構成されている。また、第3ミラー107と
第4ミラー110の光軸上にはレンズ108が配置され、倍率
に応じてレンズモータにより移動されるが、走査露光中
は固定される。
これら第1走査系Aおよび第2走査系Bは、直流サー
ボモータであるキャリッジモータ114により駆動され
る。キャリッジモータ114の出力軸115の両側に伝達軸11
6、117が配設され、出力軸115に固定されたタイミング
プーリ115aと伝達軸116、117に固定されたタイミングプ
ーリ116a、117a間にタイミングベルト119a、119bが張設
されている。また、伝達軸116にはキャプスタンプーリ1
16bが固定されこれに対向して配置される従動ローラ120
a、120b間には、第1のワイヤーケーブル121aがたすき
状に張設され、該ワイヤーケーブル121aには、前記第1
キャリッジ101が固定されると共に、ワイヤーケーブル1
21aは、第2キャリッジ105に設けられた減速プーリ122a
に巻回されており、キャリッジモータ114を図示矢印方
向に回転された場合には、第1キャリッジ101が速度V1
で図示矢印方向に移動すると共に、第2キャリッジ105
が速度V1/2で同方向に移動するようにしている。
また、伝達軸117に固定されたタイミングプーリ117b
とこれに対向して配置される伝達軸123のタイミングプ
ーリ123a間には、タイミングベルト119cが張設され、伝
達軸123のキャプスタンプーリ123bとこれに対向して配
置される従動ローラ120c間に第2のワイヤーケーブル12
1bが張設されている。該ワイヤーケーブル121bには、前
記第4キャリッジ112が固定されると共に、ワイヤーケ
ーブル121bは、第3キャリッジ109に設けられた減速プ
ーリ122bに巻回されており、キャリッジモータ114を図
示矢印方向に回転させた場合には、第4キャリッジ112
が速度V2で図示矢印方向に移動すると共に、第3キャ
リッジ109が速度V2/2で同方向に移動するようにしてい
る。
さらに、第8図(b)に示すように、伝達軸117に
は、タイミングプーリ117aの回転をタイミングプーリ11
7bに伝達させるためのPISクラッチ125(電磁クラッチ)
が設けられていて、該PISクラッチ125の通電がオフにな
るとこれを係合させ、回転軸115の回転が伝達軸117、12
3に伝達される。また、PISクラッチ125に通電されこれ
が解放すると伝達軸117、123には回転軸115の回転が伝
達されないように構成されている。また、第8図(c)
に示すように、タイミングプーリ116aの側面には、係合
突起126aが設けられ、LDCロックソレノイド127のオンに
より係合片126bが係合突起126aに係合して、伝達軸116
を固定しすなわち第1走査系Aを固定し、LDCロックス
イッチ129をオンさせるようにしている。さらに、タイ
ミングプーリ123aの側面には、係合突起130aが設けら
れ、PISロックソレノイド131のオンにより係合片130bが
係合突起130aに係合して伝達軸123を固定しすなわち第
2走査系Bを固定しPISロックスイッチ132をオンさせる
ようにしている。
以上のように構成した走査露光装置においては、PIS
クラッチ125の係合解放によりPIS(プリセッション・イ
メージング・システム)モードとNON−PISモードの露光
方式が選択される。PISモードは、例えば65%以上の時
にPISクラッチ125を結合させて第2走査系Bを速度V2
で移動させことにより、感材ベルト4の露光点を感材と
逆方向に移動させ、光学系の走査速度V1をプロセスス
ピードVPより相対的に速くして単位時間当たりのコピ
ー枚数を増大させる。このとき、倍率をMとすると、 V1=VP×3.5/(3.5M−1) M=1、VP=308.9mm/sとすると、 V1=432.5mm/s となる。
また、V2はタイミングプーリ117b、123aの径により
きまりV2=(1/3〜1/4)V1となっている。一方、NON
−PISモードにおいては、縮小時における走査系の速度
の増大および照明パワーの増大を防止し消費電力を抑制
するために、例えば、64%以下の場合にはPISクラッチ1
25を解放させると共に、PISロックソレノイドをオンさ
せることにより第2走査系Bを固定して露光点を固定し
てスキャンし、駆動系の負荷および原稿照明パワーの増
大を回避し、1.5KVAの実現に寄与するものである。
上記レンズ108は、第9図に示すように、プラテンガ
ラス2の下方に配設されるレンズキャリッジ135に固定
された支持軸136に摺動可能に取付けられている。レン
ズ108はワイヤー(図示せず)によりレンズモータZ137
に連結されており、該レンズモータZ137の回転によりレ
ンズ108を支持軸136に沿ってZ方向(図で縦方向)に移
動させて倍率を変化させる。また、レンズキャリッジ13
5は、ベース側の支持軸139に摺動可能に取付けられると
共に、ワイヤー(図示せず)によりレンズモータX140に
連結されており、レンズモータX140の回転によりレンズ
キャリッジ135を支持軸139に沿って、X方向(図で横方
向)に移動させて倍率を変化させる。これらレンズモー
タ137、140は4相のステッピングモータである。レンズ
キャリッジ135が移動するとき、レンズキャリッジ135に
設けられた小歯車142は、レンズカム143の雲型面に沿っ
て回転しこれにより大歯車144が回転しワイヤーケーブ
ル145を介して第2走査系の取付基台146を移動させる。
従って、レンズモータX140の回転によりレンズ108と第
2走査系Bの距離を所定の倍率に対して設定可能にな
る。
また、第10図に示すように、レンズ108の1側面はレ
ンズシャッタ147がリンク機構148により開閉自在に設け
られ、シャッタソレノイド149のオンオフにより、イメ
ージスキャン中はレンズシャッタ147が開となり、イメ
ージスキャンが終了すると閉となる。レンズシャッタ14
7により遮光する目的は、ベルト感材上にDDPパッチ、AD
Cパッチを形成することと、PISモード時において第2走
査系Bがリターンするときの像の消込を防止することで
ある。
第11図は光学系のサブシステムの概要を示すブロック
構成図を示している。オプティカルCPU45は、メインCPU
41とシリアル通信およびホットラインにより接続され、
メインCPU41から送信されるコピーモードにより感材上
に潜像を形成するために、各キャリッジ、レンズ等のコ
ントロールを行っている。制御用電源152は、ロジック
用(5V)、アナログ用(±15V)、ソレノイド、クラッ
チ用(24V)からなり、モータ用電源153は38Vで構成さ
れる。
キャリッジレジセンサ155は、第1ミラー101のレジス
ト位置に対応するように配置され、第1走査系Aに取付
けられたアクチュエータがキャリッジレジセンサ155を
踏み外すと信号を出力する。この信号はオプティカルCP
U45に送られたレジストレーションを行うための位置あ
るいはタイミングを決定したり、第1走査系Aのリター
ン時におけるホーム位置Pを決定するようになってい
る。また、キャリッジの位置を検出するために第1ホー
ムセンサ156a、第2ホームセンサ156bが設けられてお
り、第1ホームセンサ156aは、レジスト位置と第1走査
系Aの停止位置との間の所定位置に配置され、第1走査
系Aの位置を検出し信号を出力している。また、第2ホ
ームセンサ156bは第2走査系の位置を検出し信号を出力
している。
ロータリエンコーダ157は、キャリッジモータ114の回
転角に応じて90°位相のずれたA相、B相のパルス信号
を出力するタイプのものであり、例えば、200パルス/
回転で第1走査系のタイミングプーリの軸ピッチが0.15
71mm/パルスに設計されている。偏倍用ソレノイド159
は、CPU45の制御により偏倍レインズ(図示せず)を垂
直方向に移動させ、偏倍レンズの移動を偏倍スイッチ16
1のオンオフ動作で確認している。レンズホームセンサ1
61、162は、レンズXモータ140およびレンズZモータ13
7のホーム位置を検出するセンサである。LDCロックソレ
ノイド127は、CPU45の制御により第1走査系Aを所定位
置に固定するもので、ロックしたことをLDCロックスイ
ッチ129により確認している。PISロックソレノイド131
は、NON−PISモード時にPISクラッチ125が解放されたと
きに、第2走査系Bを固定するもので、ロックしたこと
をPISロックスイッチ132で確認している。PISクラッチ1
25は、通電時にクラッチを解放させ非通電時にクラッチ
を係合させるタイプのもので、PISモード時の消費電力
を低減させ1.5KVAの実現に寄与している。
(II−2) ベルト廻り ベルト廻りはイメージング系とマーキング系からなっ
ている。
イメージング系はIMMサブシステム34によって管理さ
れ、潜像の書込み、消去を行っている。マーキング系は
マーキングサブシステム35により管理され、帯電、露
光、表面電位検出、現像、転写等を行っている。本発明
においては、以下に述べるようにベルト上のパネル管
理、パッチ形成等を行ってコピーの高速化、高画像化を
達成するために、IMMサブシステム34とマーキングサブ
システム35とが互いに協動している。
第12図はベルト回りの概要を示す図である。
ベースマシン1内には有機感材ベルト4が配置されて
いる。有機感材ベルトは電荷発生層、トランスファ層等
何層にも塗って感材を形成しているので、Seを蒸着して
感材を形成する感光体ドラムに比して自由度が大きく、
製作が容易になるのでコストを安くすることができ、ま
たベルト回りのスペースを大きくすることができるの
で、レイアウトがやり易くなるという特徴がある。
一方、ベルトには伸び縮みがあり、またロールも温度
差によって径が変化するので、ベルトのシームから一定
の距離にベルトホールを設けてこれを検出し、またメイ
ンモータの回転速度に応じたパルスをエンコーダで発生
させてマシーンクロックを形成し、一周のマシーンクロ
ックを常時カウントすることにより、ベルトの伸び縮み
に応じてキャリッジのスタートの基準となるピッチ信
号、レジゲートのタイミングを補正する。
本装置における有機感材ベルト4は長さが1m以上あ
り、A4サイズ4枚、A3サイズ3枚が載るようにしている
が、ベルトにはシームがあるため常にパネル(ベルト上
に形成される像形成領域)管理をしておかないと、定め
たパネルのコピーがとれない。そのため、シームから一
定の距離に設けられたベルトホールを基準にしてパネル
の位置を定め、ユーザーの指定するコピーモード、用紙
サイズに応じてベルト上に載るパネル数(ピッチ数)を
決め、またスタートボタンを押して最初にコピーをとる
パネルがロール201の近傍のゲットパークの位置にきた
とき信号を出し、ここからコピーがとれるという合図を
するようにしている。
有機感材ベルト4はチャージコロトロン(帯電器)21
1によって一様に帯電されるようになっており、図の時
計方向に定速駆動されている。そして最初のパネルがレ
ジ(露光箇所)213の一定時間前にきたときピッチ信号
を出し、これを基準としてキャリッジスキャンと用紙フ
ィードのタイミングがとられる。チャージコロトロン21
1によって帯電されたベルト表面は露光箇所213において
露光される。露光箇所213には、ベースマシン1の上面
に配置されたプラテンガラス2上に載置された原稿の光
像が入射される。このために、露光ランプ102と、これ
によって照明された原稿面の反射光を伝達する複数のミ
ラー101〜113および光学レンズ108とが配置されてお
り、このうちミラー101は原稿の読み取りのためにスキ
ャンされる。またミラー110、111、113は第2の走査光
学系を構成し、これはPIS(Precession Image Scan)と
呼ばれるもので、プロセススピードを上げるのには限界
があるため、プロセススピードを上げずにコピー速度が
上げられるように、ベルトの移動方向と反対方向に第2
の走査光学系をスキャンして相対速度を上げ、最大64枚
/min(CPM)を達成するようにしている。
露光箇所231でスリット状に露光された画情報によっ
て有機感材ベルト4上には原稿に対応した静電潜像が形
成される。そして、IEL(インターイメージランプ)215
で不要な像や像間のイレーズ、サイドイレーズを行った
後、静電潜像、通常黒色トナーの現像装置216、または
カラートナーの現像装置217によって現像されてトナー
像が作成される。トナー像は有機感材ベルト4の回転と
共に移動し、プリトランスファコロトロン(転写器)21
8、トランスファコロトロン220の近傍を通過する。プリ
トランスファコロトロン218は、通常、交流印加により
トナーの電気的付着力を弱めトナーの移動を容易にする
ためのものである。また、ベルトは透明体で形成されて
いるので、転写前にプリトランスファランプ225(イレ
ーズ用に兼用)で背面からベルトに光を照射してさらに
トナーの電気的付着力を弱め、転写が行われ易くする。
一方、ベースマシン1の供給トレイに収容されている
コピー用紙、あるいは手差しトレイ16に沿って手差しで
送り込まれるコピー用紙は、送りロールによって送り出
され、搬送路501に案内されて有機感材ベルト4とトラ
ンスファコロトロン220の間を通過する。用紙送りは原
則的にLEF(Long Edge Feed)によって行われ、用紙の
先端と露光開始位置とがタッキングポイントで一致する
ようにレジゲートが開閉制御されてトナー像がコピー用
紙上に転写される。そしてデタックコロトロン221、ス
トリップフィンガ222で用紙と感材ベルト4とが剥がさ
れ、転写後のコピー用紙はヒートロール232およびプレ
ッシャロール233の間を通過して熱定着され、搬送ロー
ル234、235の間を通過して図示しない排出トレイ上に排
出される。
コピー用紙が剥がされた感材ベルト4はプレクリーン
コロトロン224によりクリーニングし易くされ、ランプ2
25による背面からの光照射により不要な電荷が消去さ
れ、ブレード226によって不要なトナー、ゴミ等が掻き
落とされる。
なお、ベルト4上にはパッチジェネレータ212により
像間にパッチを形成し、パッチ部の静電電位をESVセン
サ214で検出して濃度調節用としている。またベルト4
には前述したようにホールが開けられており、ベルトホ
ールセンサ213でこれを検出してベルトスピードを検出
し、プロセススピード制御を行っている。またADC(Aut
o Density Control)センサ219で、パッチ部分に載った
トナーからの反射光量とトナーがない状態における反射
光量とを比較してトナーの付着具合を検出し、またポッ
プセンサ223で用紙が剥がれずにベルト4に巻きついて
しまった場合を検知している。
第13図は感材ベルト4上のパネル分割の様子を示すも
のである。
ベルト4はシーム部251があるので、ここに像がのら
ないようにしており、シーム部から一定距離lの位置に
ベルトホール252が設けられ、例えば周長1158mmの場合
でlは70mmとしている。図の253、254は感材ベルト面を
Nピッチ分割したときの先頭と最後のパネルで、図のB
はパネルの間隔、Cはパネル長、Dはパネルのピッチ長
さであり、4ピッチ分割の場合は289.5mm、3ピッチ分
割の場合は386mm、2ピッチ分割の場合は579mmである。
シーム251は、パネル253のLE(Lead Edge)とパネル254
のTE(Tail Edge)との中央にくるようにA=B/2とす
る。
なお、パネルのLEは用紙のLEと一致させる必要がある
が、TEは必ずしも一致せず、パネル適用の最大用紙TEと
一致する。
第14図はIMMサブシステムの機能の概略を示すブロッ
ク構成図である。
IMMサブシステム34の機能を概説すると、IEL差40とバ
スラインによるシリアル通信を行い、高精度のコントロ
ールを行うためにホットラインにより割り込み信号を送
って像形成の管理を行うと共に、マーキングサブシステ
ム35、CHMサブシステム33に制御信号を送ってベルト回
りのコントロールを行っている。
また有機感材ベルト4に開けたホールを検出してメイ
ンモータの制御を行うと共に、パネルの形成位置を決定
してパネル管理を行っている。また低温環境の場合には
フューザーの空回転を行わせて定着ロールを所定温度に
維持し、迅速なコピーが行えるようにしている。そして
スタートキーが押されるとセットアップ状態になり、コ
ピーに先立ってVDDP等の定数の合わせ込みを行い、コ
ピーサイクルに入ると原稿サイズに基づいてイメージ先
端、後端の縁消しを行って必要な像領域を形成する。ま
たインターイメジ領域にパッチを形成してトナー濃度調
整用のパッチの形成を行っている。さらにジャム要因、
ベルトフェール等のハードダウン要因が検出されると、
ベルトの停止、あるいはシーケンスマネージャと交信し
てマシンの停止を行う。
次にIMMサブシステムの入出力信号、及び動作につい
て説明する。
ブラックトナーボトル261、カラートナーボトル262に
おけるトナーの検出信号が入力されてトナー残量が検出
される。
オプチカルレジセンサ155からはIMMサブシステムから
マーキングサブシステムへ出すPGリクエスト信号、バイ
アスリクエスト信号、ADCリクエスト信号の基準となる
オプチカルレジ信号が入力される。
プラテン原稿サイズセンサーS6〜S10からは原稿サ
イズが入力され、これと用紙サイズとからIEL215による
消し込み領域が決定される。
ベルトホールセンサ213からはベルトホール信号が入
力され、メインモータ264、265によりプロセススピード
の制御を行ってベルトが一周する時間のバラツキに対す
る補正を行っている。メインモータは2個設けて効率の
よい動作点で運転できるようにし、負荷の状態に応じて
モータのパワーを効率よく出せるようにし、また電力の
有効利用を図ると共に、停止位置精度を向上させるため
にモータによる回生制動を行っている。またモータは逆
転駆動を行うことができる。これはブレードを感材ベル
トに密着させてクリーニングを行うとブレードの手前側
に紙粉やトナーの滓が溜るのでこれを落とすためであ
る。またモータによるベルト駆動はベルトクラッチ267
を介して行っており、ベルトのみ選択的に停止すること
ができる。このモータの回転と同期してエンコーダから
パルスを発生させ、これをマシンクロックとして使用し
てベルトスピードに応じたマシンクロックを得ている。
なお、ベルトホールセンサ213で一定時間ホールが検
出できなかったり、ホールの大きさが変わってしまった
ような場合にはこのことがIMMからシーケンスマネージ
ャーに伝えられてマシンは停止される。
また、IMMサブシステムは、IELサブシステム40とシリ
アル通信を行うと共に、ホットラインを通じて割り込み
信号を送っており、IELイネーブル信号、IELイメージ信
号、ADCパッチ信号、IELブラックバンド信号を送出して
いる。IELイメージ信号で不要な像の消し込みを行い、A
DCパッチ信号でIELサブシステム40により、パッチジェ
ネレータ212で形成されたパッチ領域の形状、面積を規
定すると共に、電荷量を調整して静電電位を500〜600V
の一定電位に調整する。IELブラックバンド信号はブレ
ード226によりベルト4を損傷しないように、所定間隔
毎に像間にブラックバンドを形成してトナーを付着させ
て一種の潤滑剤の役割を行わせ、特に白紙に近いような
状態のようなトナー量が極めて少ないときコピーの場合
でもベルト4を損傷しないようにしている。
さらに、IMMはマーキングサブシステム35とはホット
ラインによる通信を行っており、オプチカルレジ信号を
基準にしてパッチ形成要求信号、バイアス要求信号、AD
C要求信号を送出する。マーキングサブシステム35はこ
れを受けてパッチジェネレータ212を駆動してパッチを
形成すると共に、ESVセンサ214を駆動して静電電位を検
出し、また現像機216、217を駆動してトナー画像を形成
している。またプリトランスファコロトロン218、トラ
ンスファコロトロン220、デタックコロトロン221の駆動
制御を行っている。
IMMからはピッチリセット信号が送出されており、
これを基準にしてキャリッジのスタートのタイミングを
とるようにしている。
またカラー現像器ユニットが装着されているか否かの
検知信号が入力され、現像器のトナーが黒色かカラーか
を検出している。
CHMサブシステム33へはIMMからレジゲートトリガ信号
を送ってタッキングポイントで用紙と像の先端とが一致
するように制御すると共に、レジゲートの開くタイミン
グを補正する必要がある場合は、その補正量を算出して
送っている。
またブレード226で掻き落としたトナーは回収トナー
ボトル268に回収され、ボトル内のトナー量の検出信号
がIMMに入力され、所定量を越えると警報するようにし
ている。
またIMMはファンモータ263を駆動して異常な温度上昇
を防止し、環境温度が許容温度範囲内にあって安定した
画質のコピーが得られるようにしている。
第15図はタイミングチャートを示すものである。
制御の基準となる時間はオプチカルレジセンサ位置で
ある。オプチカルレジセンサオン/オフ信号の所定時間
(T1)後よりIELがオフされる。すなわちT1まではオン
していて先端消し込みを行い、T2以後はオンして後端消
し込みを行っている。こうしてIELイメージ信号により
像形成が行われ、またレジゲートのタイミングを制御す
ることでタッキングポイントでの用紙の先端と像の先端
とを一致させている。像形成終了後、パッチジェネレー
タ要求信号(基準時よりT5後)によりADCパッチ信号が
発生し、インターイメージにパッチを形成する。またパ
ッチ形成後、バイアス要求信号が発せられて(T6後)現
像が行われ、その後ADC要求信号が発せられ(T7後)て
トナー濃度の検出が行われる。またブラックバンド信号
によりインターイメージにブラックバンドが形成され
る。
なお、AE(Auto Exposure)スキャン中においては、I
ELイメージ信号のON/OFFは行わない。
(II−3) 用紙搬送系 第16図において、用紙トレイとして上段トレイ6−1,
中段トレイ6−2、下段トレイ6−3、そしてデュープ
レックストレイ11がベースマシン内に装備され、オプシ
ョンによりサイドに大容量トレイ(HCF)17、手差しト
レイ(MSI)16が装備され、各トレイには適宜ノーペー
パーセンサ、サイズセンサ、およびクラッチ等が備えら
れている。ここで、ノーペーパーセンサは、供給トレイ
内のコピー用紙の有無を検知するためのセンサであり、
サイズセンサはトレイ内に収容されているコピー用紙の
サイズを判別するためのセンサである。また、クラッチ
は、それぞれの紙送りロールの駆動をオン・オフ制御す
るための部品である。このように複数の供給トレイに同
一サイズのコピー用紙をセットできるようにすることに
よって、1つの供給トレイのコピー用紙がなくなったと
き他の供給トレイから同一サイズのコピー用紙を自動的
に給送する。
コピー用紙の給送は、専用に設けられたフィードモー
タによって行われ、フィードモータにはステップモータ
が使用されている。コピー用紙の給送が正常に行われて
いるかどうかはフィードセンサによって検知される。そ
して、一旦送り出されたコピー用紙の先端を揃えるため
のレジストレーション用としてゲートソレノイドが用い
られる。このゲートソレノイドは、通常この種のソレノ
イドと異なり通電時にゲートが開きコピー用紙を通過さ
せるような制御を行うものである。従って、コピー用紙
の到来しない待機状態ではゲートソレノイドに電源の供
給がなく、ゲートは開いたままとなって消費電力の低減
を図っている。そして、コピー用紙が到来するわずか手
前の時点にゲートソレノイドが通電され、通過を阻止す
るためにゲートが閉じる。しかる後、所定のタイミング
でコピー用紙の搬送を再開する時点で通電を停止しゲー
トを開くことになる。このような制御を行うと、コピー
用紙の先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位
置の変動が少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲ
ートに押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行
うことができる。
用紙の両面にコピーする両面モードや同一面に複数回
コピーする合成モードにより再度コピーする場合には、
デュープレックストレイ11へスタックする搬送路に導か
れる。両面モードの場合には、搬送路から直接デュープ
レックストレイ11へスタックされるが、合成モードの場
合には、一旦搬送路から合成モード用インバータ10へ搬
送され、しかる後反転してデュープレックストレイ11へ
導かれる。なお、搬送路501からソーター等への排紙出
口502とデュープレックストレイ11側との分岐点にはゲ
ート503が設けられ、デュープレックストレイ11側にお
いて合成モード用インバータ10へ導く分岐点には搬送路
を切り換えるためのゲート505、506が設けられ、さら
に、排紙出口502にはゲート507が設けられトリロールイ
ンバータ9で反転させることにより、コピーされた面を
表側にして排出できるようにしている。
上段トレイ及び中段トレイは、用紙枚数が500枚程
度、A3〜B5、リーガル、レター、特B4、11×17の用紙サ
イズが収容可能なトレイである。そして、第17図に示す
ようにトレイモータ551を有し、用紙が少なくなるとト
レイ552が傾く構造になっている。センサとしては、用
紙サイズを検知する3つのペーパーサイズセンサ553〜5
55、用紙切れを検知するノーペーパーセンサ556、トレ
イ高さの調整に使用するサーフェースコントロールセン
サ557を備えている。また、トレイの上がりすぎを防止
するためのイマージェンシィスイッチ558がある。下段
トレイは、用紙枚数が1100枚程度、上段トレイ及び中段
トレイと同様の用紙サイズが収容可能なトレイである。
第16図において、デュープレックストレイは、用紙枚
数が50枚程度、上記各トレイと同じ用紙サイズが収容可
能なトレイであり、用紙の1つの面に複数回のコピーを
行ったり、2つの面に交互にコピーを行う場合にコピー
済の用紙を一時的に収容するトレイである。デュープレ
ックストレイ11の入口側搬送路には、フィードロール50
9、ゲート505が配置され、このゲート505により合成モ
ードと両面モードに応じた用紙搬送の切り換え制御を行
っている。例えば両面モードの場合には、上方から搬送
されてきた用紙がゲート505によりフィードロール509側
に導かれ、合成モードの場合には、上方から搬送されて
きた用紙がゲート505、506により一旦合成モード用イン
バータ10に導かれ、しかる後反転するとゲート506によ
りフィードロール501、デュープレックストレイ11側に
導かれる。デュープレックストレイ11に用紙を収納して
所定のエッジ位置まで自由落下させるには、一般に17°
〜20°程度のトレイ傾斜角が必要である。しかし、本発
明では、装置のコンパクト化を図りデュープレックスト
レイ11を狭いスペースの中に収納したため、最大で8°
の傾斜角しかとれない。そこで、デュープレックストレ
イ11には、第18図に示すようにサイドガイド561、とエ
ンドガイド562が設けられている。これらサイドガイド
とエンドガイドの制御では、用紙サイズが決定されると
その用紙サイズに対応する位置で停止させる。
大容量トレイ(HCF)は、数千枚のコピー用紙を収容
することのできる供給トレイである。例えば原稿を拡大
したり縮小してコピーをとる必要のない顧客や、コピー
量が少ない顧客は、ベースマシン単体を購入することが
適切な場合が多い。これに対して、多量のコピーをとる
顧客や複雑なコピー作業を要求する顧客にとってはデュ
ープレックストレイや大容量トレイが必要とされる場合
が多い。このような各種要求を実現する手段として、こ
の複写機システムではそれぞれの付加装置を簡単に取り
つけたり取り外すことができる構造とし、また付加装置
の幾つかについては独立したCPU(中央処理装置)を用
意して複数のCPUによる分散制御を行うことにしてい
る。このことは、単に顧客の希望する製品が容易に得ら
れるという利点があるばかりでなく、新たな付加装置の
取り付けの可能性は顧客に対して新たなコピー作業の可
能性を教示することになり、オフィスの事務処理の進化
を推進させるという点でこの複写機システムの購入に大
きな魅力を与えることになる。
手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚程度、用紙
サイズA2F〜A6Fが収容可能なトレイであって、特に他の
トレイに収容できない大きなサイズの用紙を使うことが
できるものである。従来のこの種の手差しトレイは、1
枚ずつ手差しで行うので、手差しが行われた時点でコピ
ー用紙を手差しトレイから優先的に送り出せばよく、手
差しトレイ自体をオペレータが選択する必要はない。こ
れに対して本発明の手差しトレイ16は複数枚のコピー用
紙を同時にセットすることができる。従って、コピー用
紙のセットをもってその手差しトレイ16からの給送を行
わせると、コピー用紙を複数枚セットしている時点でそ
のフィードが開始される可能性がある。このような事態
を防止するために、手差しトレイ16の選択を行わせるよ
うにしている。
本発明では、トレイにヌジャーロール513、フィード
ロール512、テイクアウェイロール511を一体に取り付け
る構成を採用することによってコンパクト化を図ってい
る。用紙先端がテイクアウェイロール511にニップされ
た後、フィードアウトセンサーで先端を検知して一時停
止させることによって、転写位置を合わせるためのプレ
レジストレーションを行い、フィーダ部での用紙の送り
出しばらつきを吸収している。送り出された用紙は、ア
ライナ装置515を経て感材ベルト4の転写位置に給送さ
れる。
(II−4) 原稿自動送り装置(DADF) 第19図においてDADF13は、ベースマシン1のプラテン
ガラス2の上に取りつけられている。このDADF13には、
原稿601を載置する原稿トレイ602が備えられている。原
稿トレイ602の原稿送り出し側には、送出パドル603が配
置されており、これにより原稿601が1枚ずつ送り出さ
れる。送りだされた原稿601は、第1の駆動ローラ605と
その従動ローラ606および第2の駆動ローラ607とその従
動ローラ608により円弧状搬送路609に搬送される。さら
に、円弧状搬送路609は、手差し用搬送路610と合流して
水平搬送路611に接続されると共に、円弧状搬送路609の
出口には、第3の駆動ローラ612とその従動ローラ613が
設けられている。この第3の駆動ローラ612は、ソレノ
イド(図示せず)により上下に昇降自在になっており、
従動ローラ613に対して接離可能に構成されている。水
平搬送路611には、図示しない駆動モータにより回動さ
れる停止ゲート615が設けられると共に、水平搬送路611
から円弧状搬送路609に向けて反転用搬送路616が接続さ
れている。反転用搬送路616には、第4の駆動ローラ617
が設けられている。また、水平搬送路611の出口と対向
してプラテンガラス2の上にベルト駆動ローラ619が設
けられ、その従動ローラ620間に張設されたベルト621を
正逆転可能にしている。このベルト搬送部の出口には、
第5の駆動ローラ622が設けられ、また、前記手差し用
搬送路610には第6の駆動ローラ623が配設されている。
該駆動ローラ623はベースマシン1の前後方向(図で紙
面と垂直方向)に2個設けられ、同一サイズの原稿を2
枚同時に送ることが可能に構成されている。なお、625
は第7の駆動ローラ626により送出パドル603の表面をク
リーニングするクリーニングテープである。
次に第20図をも参照しつつフォトセンサS1〜S12
ついて説明する。S1は原稿トレイ602上の原稿601の有
無を検出するノーペーパーセンサ、S2は原稿の通過を
検出するテイクアウエイセンサ、S3、S4は手差し用搬
送路610の前後に設けられるフィードセンサ、S5はスキ
ューローラ627により原稿の斜め送りが補正され停止ゲ
ート615において原稿が所定位置にあるか否かを検出す
るレジセンサ、S6〜S10は原稿のサイズを検出するペ
ーパサイズセンサ、S11は原稿が排出されたか否かを検
出する排出センサ、S12はクリーニングテープ625の終
端を検出するエンドセンサである。
次に第21図をも参照しつつ上記構成からなるDADF13の
作用について説明する。
(イ)はプラテンモードであり、プラテン2上に原稿60
1を載置して露光するモードである。
(ロ)はシンプレックスモードであり、原稿トレイ602
には、原稿601をそのコピーされる第1の面が上側とな
るようにして積層する。スタートボタンを押すと先ず、
第1の駆動ローラ605および第2の駆動ローラ607が回転
するが、第3の駆動ローラ612は上方に移動して従動ロ
ーラ613と離れると共に、停止ゲート615は下降して水平
搬送路611を遮断する。これにより原稿601は円弧状搬送
路609を通り、停止ゲート615に押し当てられる(〜
)。この停止ゲート615の位置でスキューローラ627に
より、原稿はその端部が水平搬送路611と直角になるよ
うに補正されると共に、センサS6〜S10で原稿サイズ
が検出される。次いで、第3の駆動ローラ612が下方に
移動して従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲート6
15は上昇して水平搬送路611を開き、第3の駆動ローラ6
12、ベルト駆動ローラ619および第5の駆動ローラ622が
回転し、原稿のコピーされる面が下になってプラテン2
上の所定位置に送られ露光された後、排出される。な
お、手差し用搬送路610から単一原稿を送る場合にも同
様な作用となとり、原稿を1枚ずつ送る機能に加え、同
一サイズの2枚の原稿を同時に送る機能(2−UP)、大
型原稿を送る機能(LDC)、コンピュータ用の連続用紙
を送るコンピュータフォームフィーダ(CCF)機能を有
する。
(ハ)はデュープレックスモードであり、原稿の片面
を露光する工程は上記(ロ)の〜の工程と同様であ
るが、片面露光が終了するとベルト駆動ローラ619が逆
転し、かつ、第3の駆動ローラ612は上方に移動して従
動ローラ613と離れると共に、停止ゲート615は下降して
水平搬送路611を遮断する。従って、原稿は反転用搬送
路616に搬送され、さらに第4の駆動ローラ617および第
2の駆動ローラ607により、円弧状搬送路609を通り、停
止ゲート615に押し当てられる。(〜)。次いで、
第3の駆動ローラ612かつ下方に移動して従動ローラ613
と接触すると共に、停止ゲート615は上昇して水平搬送
路611を開き、第3の駆動ローラ612、ベルト駆動ローラ
619および第5の駆動ローラ622が回転し、原稿の裏面が
下になってプラテン2上の所定位置に送られ露光され
る。両面の露光が終了すると再びベルト駆動ローラ619
が逆転し、再度反転用搬送路616に搬送され以下同様に
してプラテン2上を通って第5の駆動ローラ622により
排出される(〜)。従って排出された原稿は、コピ
ーされる第1の面が下側になって最初に原稿トレイ602
に積層した順番で積層されることになる。
(II−5) ソータ 第22図においてソータ19は、可動台車651上にソータ
本体652と20個のピン653を有している。ソータ本体652
内には、搬送ベルト655を駆動させるベルト駆動ローラ6
56およびその従動ローラ657が設けられると共に、チェ
ーン659を駆動させるチェーン駆動スプロケット660およ
びその従動スプロケット661が設けられている。これら
ベルト駆動ローラ656およびチェーン駆動スプロケット6
60は1個のソータ用モータ658により駆動される。搬送
ベルト655の上部には用紙入口662、用紙出口663および
図示しないソレノイドにより駆動される切換ゲート665
が設けられている。また、チェーン659には、コピー用
紙を各ビンへ切換供給するためのインデクサー666が取
付けられている。第23図に示すように、ソータ用モータ
658のドライブシャフト671の回転はタイミングベルト67
2を介してプーリ673に伝達される。該プーリ673の回転
は、ベルト駆動ローラ656に伝達されると共に、ギヤ装
置674を介してチェーン駆動スプロケット660に伝達され
る。
次にその作用を第24図により説明する。
(a)はノンソートモードを示し、切換ゲート665は
ノンソートの位置にあってコピー用紙を最上段の排出ト
レイに送るものである。(b)はソートモードを示し、
切換ゲート665がソート位置に切換えられ、奇数枚目の
用紙が上から下のビンに向けて奇数段目のビンに搬送さ
れ、偶数枚目の用紙が下から上のビンに向けて偶数段目
のビンに搬送される。これによりソート時間が短縮され
る。(c)および(d)はスタックモードを示し、
(c)は4枚の原稿を原稿毎に4部コピーした例を示
し、(d)は1ビン当たりの最大収容枚数を越えた場合
であり、例えば50枚を越えた場合には次の段のビンに収
納するようにしている。
(III) フルスタック制御装置 (III−1) フルスタック制御装置の特徴 本発明の記録装置のフルスタック制御装置は、フルス
タック制御を行うにあたり、制御の基準としてフルスタ
ック検出手段,フルスタック確定手段の2つの手段を用
いることにより、適切なタイミングでフルスタックを検
出し、かつ、正確なフルスタック・メッセージの表示を
可能としている。フルスタック状態の検出をどの様なタ
イミングで行うかは、フルスタック状態発生時に必要な
制御内容に係わっている。フルスタック状態とは、即
ち、ソータの全てのビンが使用済(コピー用紙が収納さ
れている状態)であり、コピー用紙の排出先がなくなっ
た状態である。このため、フルスタック状態発生時の制
御としては、コピーを行っても用紙の排出ができない
ため、複写機の複写動作を停止させる、フルスタック
状態のソータからコピー用紙を取り除き排出先を確保す
る必要があるため、フルスタック・メッセージを表示し
て利用者に指示を促す等の制御を行う必要がある。
一方、フルスタックを検出する方法としては、ソー
タのビンの空き状態を管理する方法(物理的管理方
法)、コピー用紙の入力枚数よりソータ収納状況を想
定した排出予約値による管理方法(論理的管理方法)の
2つがある。これら2つの方法はそれぞれ長所および短
所を有している。例えば、の方法では、フルスタック
状態の検出を確実に行うことができるが、フルスタック
検出のタイミングが遅いため、複写機の複写動作を停止
させた際、複写機内に搬送途中のコピー用紙が残り実用
的でない。また、の方法では、適切なタイミングで複
写機の複写動作を停止させることができるが、コピー用
紙が障害なくソータのビンに排出されることを前提とし
ているため、ジャム等により正常に排出されない場合、
即ち、実際のビンに空きがある場合でもフルスタックを
検出し、メッセージを表示すると言う欠点がある。本発
明では、フルスタック検出手段,フルスタック確定手段
の2つの手段を設け、フルスタックの制御に検出と確定
の2つのステップを設けて、,の方法を併せて用い
るもとにより、欠点を相殺し、両方の長所を用いるよう
にしている。
(III−2) フルスタック制御装置の構成 第25図は本実施例のフルスタック制御装置の構成を示
し、ユーザインタフェース12と、シーケンスマネジャー
32と、ソータ19と、ソータ19に設けられたカウンタ19a,
19a′と、Feedカウンタ19bと、Soter Exitカウンタ19
b′と、有機感材ベルト4から成る。ここで、ソータ19
とカウンタ19a,19a′はフルスタック検出手段01を構成
し、ソータ19,Feedカウンタ19b,およびSoter Exitカウ
ンタ19b′はフルスタック確定手段02を構成し、ユーザ
インタフェース12はフルスタック・メッセージを表示す
る手段03、有機感材ベルト4およびシーケンスマネジャ
ー32は制御部04を構成する。
以上の構成において、フルスタック検出手段,フルス
タック確定手段,制御手段の順に動作を詳細に説明す
る。
(A) フルスタック検出手段 フルスタック検出手段は、フルスタック状態の発生を
コピー用紙を入力する前に予想するものであり、入力し
たコピー用紙は確実にソータに排出されるものとして、
入力=排出を前提に入力したコピー用紙の枚数を排出予
約値として扱い、該排出予約値でフルスタックを事前に
検出するものである。以下、第25図を参照しつつフルス
タック検出手段のフルスタック検出方法を説明する。
有機感材ベルト4はベルトホールの数およびパネル数
に基づいて、キャリッジのスタートの基準となるピッチ
信号を出力し、シーケンスマネジャー32はピッチ信号の
入力を受けるソータ19に対して、次のピッチを有効にし
て良いかどうかの問合わせ信号(NEXT PICTH OK CMD)
を出力する。ソータ19は該問合わせ信号を入力するとカ
ウンタ19a(所定のビンのコピー排出予定枚数)に1を
加算する。カウンタ19aは1ビン当たりの最大収容枚数
(例えば、50枚)まで計数可能であり、その枚数になる
とリセットされる。カウンタ19a′は現在使用予定のビ
ンの数を計数しており、カウンタ19aがオバーフローす
る毎に1を加算される。例えば、カウンタ19aの計数値
が30(カウンタ19a′か示す所定のビンにコピー用紙が3
0枚収容予定)の場合、問合わせ信号の入力により1を
加算すると、カウンタ19aの計数値は31となる。一方、
カウンタ19aの計数値が50になるとリセットされ、カウ
ンタ19a′に1を加算する。ここでカウンタ19a′の計数
値が総ビン数を越えると、ソータ19は次のピッチがフル
スタックになることを検出して、シーケンスマネジャー
32にフルスタック検出信号を送る。尚、問合わせ信号を
入力した時にカウンタ19aが最大収容枚数以下であって
も、原稿が換わることによって強制的に次のビンに移行
する場合はカウンタ19a′に1を加算し、カウンタ19aの
計数値を1に設定する。
第26図のタイムチャートで前述したフルスタック検出
信号の出力動作を説明する。説明を簡単にするため、2
連ソータ(20ビンのソータを2個連結したもの、従っ
て、総ビン数は40ビンである)で41枚の原稿を1部ずつ
コピーする場合を想定する。1枚目の原稿がプラテン上
に載置され、最初にコピーをとるパネルが所定の位置に
搬送され、有機感材ベルト4よりピッチ信号がシーケ
ンスマネジャー32に入力されると、シーケンスマネジャ
ー32はNEXT PICTH OKコマンドをソータ19に出力して、
次のピッチが有効かどうか、換言すれば、次のコピーを
排出するビンがあるか問い合わせる。ソータ19のカウン
タ19a,カウンタ19a′は計数値として、それぞれ1に設
定されており、現在のピッチは第1ビンに1枚目の用紙
として収納する予定であることを示している(排出予約
値)。NEXT PICTH OKコマンドの入力によってカウンタ1
9aは1を加算し、2となる。ところが、スタックモード
でコピー部数が1部であるため、1枚コピーする毎に次
のビンを使用する。従って、カウンタ19a′に1が加算
され、カウンタ19aは再び計数値1に設定される。カウ
ンタ19a′は1を加算することで2となり、次のコピー
を排出する予定のビンはだ2ビンであることを示す。こ
こでカウンタ19a′の示す計数値が総ビン数以下(40≧
2)であるので、ソータ19より次のピッチは有効である
旨のOK信号がシーケンスマネジャー32に解答される。次
に、ピッチ信号がシーケンスマネジャー32に入力され
ると、NEXT PICTH OKコマンドが出力され、カウンタ19
a′が加算され、カウンタ19a′の示す計数値が総ビン数
以下(40≧3)であるのでOK信号が返される。同様に、
ピッチ信号〜に対してソータ19よりOK信号が出力さ
れる。続いて、ピッチ信号に基づくNEXT PICTH OKコ
マンドがシーケンスマネジャー32よりソータ19に入力さ
れると、カウンタ19a′に1が加算され、計数値が41と
なりソータ19の総ビン数を越える。従って、次のピッチ
はコピー用紙の排出ビンを確保できない。換言すれば、
現在のピッチでソータ19はフルスタックとなるため、フ
ルスタック検出信号を回答し、次のピッチを無効にす
る。シーケンスマネジャー32はフルスタック検知信号の
入力を受けると、次のコピーのための動作を停止させ、
さらに、コピー中の用紙を最終ビンに排出してマシンの
動作を停止する。この時、ソータ19は40番目のビンへコ
ピー用紙を排出後、ソータ・スタンバイの状態に遷移す
る。
(B) フルスタック確定手段 フルスタック確定手段は、フルスタック検出手段によ
ってフルスタック検出信号が出力された時、入力した全
てのコピー用紙が確実に排出され、ソータ19がフルスタ
ック状態になったかどうか判定し、フルスタック確定信
号を出力する。本実施例では、前述したようにソータ1
9,Feedカウンタ19b,およびSoter Exitカウンタ19b′に
よりフルスタック確定手段を構成し、フルスタック検出
手段からフルスタック検出信号が出力され、ソータ19の
動作が停止した時、Feedカウンタ19bの値とSoter Exit
カウンタ19b′の値を比較することにより、フルスタッ
クの確定を行う。例えば、フルスタック検出手段からフ
ルスタック検出信号が出力されて、ソータ19の動作が停
止した時のFeedカウンタ19bの値が40であり、Soter Exi
tカウンタ19b′の値が40の場合、入力した全てのコピー
用紙がソータ19に排出されたことを示している。即ち、
ソータ19に40枚のコピー用紙が収納された状態でフルス
タックになるコピーモードにおいて、40枚のコピー用紙
が収納されたこと示し、ここでフルスタック状態を確定
し、フルスタック確定信号を出力する。また、例えば、
Feedカウンタ19bの値が40であり、Soter Exitカウンタ1
9b′の値が38の場合、入力したコピー用紙の一部がソー
タ19に排出されなかったことを表し、ソータ19に40枚の
コピー用紙が収納された状態でフルスタックになるコピ
ーモードにおいて、38枚のコピー用紙が収納されたこと
を示し、即ち、フルスタック状態でないことが判る。
(C) 制御手段 本実施例ではユーザインタフェース36が機能の1つと
してフルスタックの制御を行っており、フルスタック検
出信号およびフルスタック確定信号に基づいて、複写機
のサイクルダウン(コピー動作の停止)およびフルスタ
ック・メッセージの表示制御を行う。
(III−3) フルスタック制御装置の動作 以上の構成において、フルスタック検出後正常終了
時、フルスタック検出後ジャム発生時を例に、フルス
タックの検出および確定と、フルスタック制御装置の動
作を説明する。
フルスタック検出後正常終了時 第27図はフルスタック検出手段によりフルスタック状
態を検出後、搬送途中のコピー用紙が全てソータ19に排
出され、フルスタック確定手段によりフルスタックが確
定される正常終了時を示し、所定のピッチ信号に基づい
てシーケンスマネジャー32からNEXT PICTH OKコマンド
がソータ19に送信されると、ソータ19はフルスタック検
出手段(ソータ19,カウンタ19a,19a′)を介して、フル
スタックのチェックを行う。ここでカウンタ19a′の値
が総ビン数以下であれば、OK信号をシーケンスマネジャ
ー32に送信する。この時、ユーザインタフェース12には
『コピーしています』が表示されおり、マシンステート
はプログレス(実行中)、プロセッサステートはサイク
ル(コピー動作中)である。シーケンスマネジャー32と
ソータ19の間でNEXT PICTH OKコマンドとOK信号のやり
とりが何回か繰り返された後、カウンタ19a′が総ビン
数の値となり、次のNEXT PICTH OKコマンドの入力で総
ビン数を越え、フルスタック検出手段によってフルスタ
ックが検出されると、ソータ19よりシーケンスマネジャ
ー32にフルスタック検出信号(FULL STACK)が送信され
る。シーケンスマネジャー32はフルスタック検出信号を
入力すると、フルスタック状態を検知して、各サブシス
テム(図示せず)にSOFT DOWN PAUSE信号を出力して、
複写機のコピー動作停止処理を開始し、ユーザインタフ
ェース12を介して『お待ち下さい』を表示する。この
時、マシンステートはソフトダウンポウズ(サブシステ
ムの終了処理)、プロセッサステートはサイクルダウン
(コピー動作の後始末処理)に遷移し、搬送途中のコピ
ー用紙がソータ19に排出される。コピー用紙が全てソー
タ19に排出されて、ソータ19の収納動作が停止すると、
フルスタック確定手段で、Feedカウンタ19bとSoter Exi
tカウンタ19b′に基づいて、フルスタック状態の判定が
行われ、入力したコピー用紙枚数と排出したコピー用紙
枚数が同じであるため、フルスタックを確定しフルスタ
ック確定信号が出力される。本実施例ではフルスタック
確定信号をソータ19の動作停止を示すスタンバイ信号の
付加情報として、ソータ19からシーケンスマネジャー32
に送信するようにしており、図示の如く、Soter STBY
(FULL STACK)信号として出力する。シーケンスマネジ
ャー32はSoter STBY(FULL STACK)信号を受信するとユ
ーザインタフェース12にフルスタック状態が発生した旨
のFULL STACK通知信号を出力し、続いて、ソフトダウン
ポウズ(各サブシステムの終了処理)が終了してマシン
ステートがスタンバイに遷移すると、スタンバイ信号を
出力する。ユーザインタフェース12はFULL STACK通知信
号の受信によりフルスタック状態の発生を知り、続いて
受信するスタンバイ信号を契機にフルスタック・メッセ
ージ『用紙を取り除いて下さい。そして、再度スタート
して下さい』を表示する。
フルスタック検出後ジャム発生時 第28図はフルスタック検出手段によりフルスタック状
態を検出後、搬送途中のコピー用紙にジャムが発生し、
ソータ19にコピー用紙の一部が排出されなかった場合を
示し、所定のピッチ信号に基づいてシーケンスマネジャ
ー32からNEXT PICTH OKコマンドがソータ19に送信され
ると、ソータ19はフルスタック検出手段(ソータ19,カ
ウンタ19a,19a′)を介して、フルスタックのチェック
を行う。ここでカウンタ19a′の値が総ビン数以下であ
れば、OK信号をシーケンスマネジャー32に送信する。こ
の時、ユーザインタフェース12には『コピーしていま
す』が表示されており、マシンステートはプログレス
(実行中)、プロセッサステートはサイクル(コピー動
作中)である。シーケンスマネジャー32とソータ19の間
でNEXT PICTH OKコマンドとOK信号のやりとりが何回か
繰り返された後、カウンタ19a′が総ビン数の値とな
り、次のNEXT PICTH OKコマンドの入力で総ビン数を越
え、フルスタック検出手段によってフルスタックが検出
されると、ソータ19よりシーケンスマネジャー32にフル
スタック検出信号(FULL STACK)が送信される。シーケ
ンスマネジャー32はフルスタック検出信号を入力する
と、フルスタック状態を検知して、各サブシステム(図
示せず)にSOFT DOWN PAUSE信号を出力して、複写機の
コピー動作停止処理を開始し、ユーザインタフェース12
を介して『お待ち下さい』を表示する。この時、マシン
ステートはソフトダウンポウズ(各サブシステムの終了
処理)、プロセッサステートはサイクルダウン(コピー
動作の後始末処理)に遷移し、搬送途中のコピー用紙の
排出が行われる。このフルスタック検出後の排出処理に
おいて、搬送中のコピー用紙にジャムが発生すると、シ
ーケンスマネジャー32はJAM通知信号を出力し、プロセ
ッサステートはハードダウン(緊急停止)を経由し、ス
タンドバイ(停止状態)に遷移する。また、ユーザイン
タフェース12によりジャム・メッセージが表示され、利
用者にジャム用紙の排除を促す。ジャム・メッセージに
従い該当するコピー用紙を取り除き、スタートボタンを
押下すると、マシンステートはパージ(複写機の清掃作
業)に遷移し、プロセッサーステートもパージ(プロセ
ッサー内の清掃作業)に遷移し、その他の搬送途中の用
紙が自動的に排出される。コピー用紙の排出が終わりソ
ータ19の収納動作が停止すると、フルスタック確定手段
で、Feedカウンタ19bとSoter Exitカウンタ19b′に基づ
いて、フルスタック状態の判定が行われ、入力したコピ
ー用紙枚数に比較して排出したコピー用紙枚数が少ない
(ジャム発生による損失分少ない)ため、ソータ19はフ
ルスタックになっていない、従って、フルスタック確定
信号は出力されない。本実施例ではフルスタック確定信
号をソータ19の動作停止を示すスタンバイ信号の付加情
報として、ソータ19からシーケンスマネジャー32に送信
するようにしており、フルスタック状態でない場合は、
即ち、フルスタック確定信号は出力されない場合は、図
示の如く、Soter STBY(OK)信号を出力する。シーケン
スマネジャー32はSoter STBY(OK)信号を受信すると、
フルスタック検出信号(FULL STACK)によってフルスタ
ック状態が予測(検出)されたにも係わらず実際にはフ
ルスタックにならなかったことを知り、FULL STACK通知
信号を出力しない。従って、ソフトダウンポウズ(各サ
ブシステムの終了処理)が終了してマシンステートがス
タンバイに遷移し、シーケンスマネジャー32からスタン
バイ信号が出力されると、ユーザインタフェース12はス
タンバイ信号に基づいて、『コピーできます。』を表示
する。
本実施例では、ソータ19と複数のカウンタを用いて、
フルスタック検出手段およびフルスタック確定手段を構
成したが、これに限定されるものでなく、コピー用紙の
排出先を管理して事前にフルスタックを検出し、かつ、
ソータの動作停止時に、フルスタック状態となったかど
うか確定できる構成であれば良い。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明の記録装置のフルスタック
制御装置によれば、フルスタック検出手段でフルスタッ
クを検出し、コピー動作の制御を行い、さらに、ソータ
の動作停止時に、フルスタック確定手段でフルスタック
を確定し、フルスタック・メッセージの表示を行うよう
にしたため、フルスタック検出後にジャム等のハードダ
ウン要因が発生し、フルスタックとならなかった場合、
フルスタック・メッセージの表示を行わないようでき、
かつ、適切なフルスタック制御を行うことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図。第2図は
全体の概略構成を示す図。第3図は制御系のシステム構
成を示す図。第4図はCPUのハード構成を示す図。第5
図はシリアル通信の転送データ構成と伝送タイミングを
示す図。第6図は1通信サイクルにおける相互の通信間
隔を示すタイムチャート。第7図はプロセッサの状態遷
移図。第8図は走査露光装置の構成を示す図、第9図お
よび第10図はレンズ駆動系の構成を示す図。第11図は光
学系の制御システム構成を示す図。第12図はマーキング
系を説明するための概略構成図。第13図は感材ベルト上
のパネル分割を説明するための図。第14図はマーキング
系の機能の概略構成図。第15図はマーキング系制御シー
ケンスのタイミングチャートを示す図。第16図は用紙搬
送系を説明するための側面図。第17図は用紙トレイの側
面図。第18図はテュープレックストレイの平面図。第19
図は原稿自動送り装置の側面図。第20図はセンサの配置
例を示す平面図。第21図は原稿自動送りの作用を説明す
るための図。第22図はソータの構成を示す側面図。第23
図はソータの駆動系を説明するための図。第24図はソー
タの作用を説明するための図。第25図は本実施例のフル
スタック制御装置の構成を示す図。第26図はフルスタッ
ク検出信号の出力動作を示すタイミングチャート。第27
図はフルスタック検出後正常終了時の動作を示すタイミ
ングチャート。第28図はフルスタック検出後ジャム了発
生時の動作を示すタイミングチャート。第29図および第
30図は従来のフルスタック制御装置のフルスタック検出
タイミングを示すタイミングチャート。 符号の説明 01……フルスタック検出手段 02……フルスタック確定手段 03……表示手段 04……制御手段 1……ベースマシン 2……プラテンガラス 3……光学系(走査露光装置) 4……有機感材ベルト 5……マーキング系 6−1……上段トレイ 6−2……中断トレイ 6−3……下段トレイ 7……用紙搬送系 9,10……インバータ 11……デュープレックストレイ 12……ユーザインタフェース 13……DADF、15……RDH 16……マルチシートインサータ 17……HCF、19……ソータ 19a,19a′……カウンタ 19b……Feedカウンタ 19b′……Soter Exitカウンタ 20……シンプルキャッチトレイ 21……オフセットキャッチトレイ 22……フィニッシャ 23……フォールダ、31……メイン基板 32……SQMGRサブシステム 33……CHMサブシステム 34……IMMサブシステム 35……マーキングサブシステム 36……U/Iサブシステム 37……INPUTサブシステム 38……OUTPUTサブシステム 39……OPTサブシステム 40……IELサブシステム 41……メインCPU 42……マーキング用CPU 43……INPUT用CPU 44……OUTPUT用CPU 45……OPT用CPU 46……U/I用CPU 47……IEL用CPU 53……シリアルバス 101……第1キャリッジ 102……露光ランプ 103……第1ミラー 105……第2キャリッジ 106……第2ミラー、107……第3ミラー 108……レンズ 109……第3キャリッジ 110……第4ミラー、111……第5ミラー 112……第4キャリッジ 113……第6ミラー 114……キャリッジモータ 115……出力軸 115a……タイミングプーリ 116……伝達軸 116a……タイミングプーリ 117……伝達軸 117a,b……タイミングプーリ 119a,b,c……タイミングベルト 120a,b,c……従動ローラ 121a,b……ワイヤーケーブル 122a,b……減速プーリ 123……伝達軸 123a……タイミングベルト 123b……キャプスタンプーリ 125……PISクラッチ(電磁クラッチ) 126a……係合突起、126b……係合片 127……LDCロックソレノイド 129……LDCロックスイッチ 130a……係合突起、130b……係合片 131……PISロックソレノイド 132……PISロックスイッチ 135……レンズキャリッジ 136……支持軸 137……レンズモータZ 139……支持軸 140……レンズモータX 142……小歯車 143……レンズカム 144……大歯車 145……ワイヤーケーブル 146……取付基台 147……レンズシャッタ 148……リンク機構 149……シャッタソレノイド 152……制御用電源 153……モータ用電源 155……キャリッジレジセンサ 156a,b……ホームセンサ 157……ロータリエンコーダ 159……偏倍用ソレノイド 160……偏倍スイッチ 161,162……レンズホームセンサ 201,202……ロール 211……チャージコロトロン 212……パッチジェネレータ 213……ベルトホールセンサ 214……EVSセンサ 215……IEL(インターイメージランプ) 216,217……現像装置 218……トランスファコロトロン 219……ADCセンサ 220……プリトランスファコロトロン 221……デタックコロトロン 222……ストリップフィンガ 223……ポップセンサ 224……プレクリーンコロトロン 225……プリトランスファランプ 226……ブレード 231……レジ(露光箇所) 232……ヒートロール 233……プレッシャロール 234,235……搬送ロール 251……シーム部 252……ベルトホール 253,254……パネル 261……ブラックトナーボトル 262……カラートナーボトル 263……ファンモータ 264,265……メインモータ 267……ベルトクラッチ 268……回収トナーボトル 501……搬送路、502……排紙出口 503……ゲート 505,506,507……ゲート 509,510……フィードロール 511……テイクアウェイロール 512……フィードロール 513……ヌジャーロール 515……アライナ装置 551……トレイモータ 552……トレイ 553,554,555……ペーパーサイズセンサ 556……ノーペーパーセンサ 557……サーフェースコントロールセンサ 558……イマージェンシイスイッチ 561……サイドガイド 562……エンドガイド 601……原稿 602……原稿トレイ 603……送出パドル 605……第1の駆動ローラ 606……従動ローラ 607……第2の駆動ローラ 608……従動ローラ 609……円弧状搬送路 610……手差し用搬送路 611……水平搬送路 612……第3の駆動ローラ 613……従動ローラ 615……停止ゲート 616……反転用搬送路 617……第4の駆動ローラ 619……ベルト駆動ローラ 620……従動ローラ、621……ベルト 622……第5の駆動ローラ 623……第6の駆動ローラ 625……クリーニングテープ 626……第7の駆動ローラ 627……スキューローラ 651……可動台車 652……ソータ本体、653……ビン 655……搬送ベルト 656……ベルト駆動ローラ 657……従動ローラ 658……ソータ用モータ 659……チェーン 660……駆動スプロケット 661……従動スプロケット 662……用紙入口、663……用紙出口 665……切換ゲート 666……インデクサー 671……ドライブシャフト 672……タイミングベルト 673……プーリ、674……ギヤ装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−205465(JP,A) 特開 昭57−77162(JP,A) 特開 昭57−42451(JP,A) 特開 昭58−42558(JP,A) 特開 平1−227169(JP,A) 特開 平1−104565(JP,A) 特開 昭56−121063(JP,A) 特開 昭59−53863(JP,A) 特開 昭63−179370(JP,A) 特開 昭63−171767(JP,A) 実開 平1−137956(JP,U) 実開 昭63−73267(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録装置のフルスタックを検出して、フル
    スタック・メッセージの表示制御等を行う記録装置のフ
    ルスタック制御装置において、 次のスキャン動作に使用するコピー用紙の排出先がある
    かどうかの判定を行い、排出先がないならばフルスタッ
    ク検出信号を出力するフルスタック検出手段と、 ソータの動作停止時に、フルスタック状態となったかど
    うかの判定を行い、フルスタック状態ならばフルスタッ
    ク確定信号を出力するフルスタック確定手段と、 前記フルスタック検出信号に基づいて、コピー動作の制
    御を行い、かつ、前記フルスタック確定信号に基づい
    て、フルスタック・メッセージを表示手段に表示させる
    制御手段を備えたことを特徴とする記録装置のフルスタ
    ック制御装置。
  2. 【請求項2】前記フルスタック検出手段は、前記ソータ
    の各ビンに収容されるコピー用紙の枚数をカウントする
    カウンタと、収容されるコピー用紙の枚数が所定の枚数
    に達した前記ソータのビン数をカウントするカウンタを
    有し、前記ソータの前記ビン数に基づいてフルスタック
    の判定を行なう請求項第1項記載の記録装置のフルスタ
    ック制御装置。
  3. 【請求項3】前記フルスタック確定手段は、前記フルス
    タック検出手段より前記フルスタック検出信号が出力さ
    れている時、記録装置内に入力したコピー用紙数および
    前記ソータに排出したコピー用紙数に基づいて、前記フ
    ルスタック確定信号を出力する請求項第1項記載の記録
    装置のフルスタック制御装置。
  4. 【請求項4】前記フルスタック確定手段は、前記フルス
    タック検出手段より前記フルスタック検出信号が出力さ
    れている時、所定のソータ排出カウンタに基づいて、前
    記フルスタック確定信号を出力する請求項第1項記載の
    記録装置のフルスタック制御装置。
  5. 【請求項5】前記ソータ排出カウンタは、前記ソータの
    最終ビン入口に設けられた構成の請求項第4項記載の記
    録装置のフルスタック制御装置。
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