JP2708105B2 - 車載用音響再生装置 - Google Patents
車載用音響再生装置Info
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- JP2708105B2 JP2708105B2 JP1108211A JP10821189A JP2708105B2 JP 2708105 B2 JP2708105 B2 JP 2708105B2 JP 1108211 A JP1108211 A JP 1108211A JP 10821189 A JP10821189 A JP 10821189A JP 2708105 B2 JP2708105 B2 JP 2708105B2
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- Japan
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- speaker
- sound
- seat
- phase
- center
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S5/00—Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation
- H04S5/005—Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation of the pseudo five- or more-channel type, e.g. virtual surround
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R2499/00—Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
- H04R2499/10—General applications
- H04R2499/13—Acoustic transducers and sound field adaptation in vehicles
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車室の前方の左右および中央部付近にスピ
ーカを設け、運転席と助手席とにそれぞれ最適な音場を
形成するようにした車載用音響再生装置に関する。
ーカを設け、運転席と助手席とにそれぞれ最適な音場を
形成するようにした車載用音響再生装置に関する。
従来の技術 車載用音響再生装置において、車室の左右両側にスピ
ーカを配置しただけでは、運転席または助手席のいずれ
かに一方には均質な音場を形成することができ、これに
対していずれか他方には好ましい音場を形成することが
できない。
ーカを配置しただけでは、運転席または助手席のいずれ
かに一方には均質な音場を形成することができ、これに
対していずれか他方には好ましい音場を形成することが
できない。
このため典型的な従来技術では、第３図（２）で示さ
れるように、車室の前方において、運転席３と助手席４
との間付近にもう１つのスピーカSCを設け、このスピー
カSCと左側のスピーカSLとで左座席の音場を形成し、ま
たこのスピーカSCと右側のスピーカSRとで右座席の音場
を形成するようにした構成が用いられている。この構成
では、各スピーカSL,SC,SRに与えられる音響信号を遅延
や減衰処理して、各座席3,4の聴取者10b,10aの左右の外
耳道の入口付近における音響のレベル差や、位相差が最
適となるように制御される。
れるように、車室の前方において、運転席３と助手席４
との間付近にもう１つのスピーカSCを設け、このスピー
カSCと左側のスピーカSLとで左座席の音場を形成し、ま
たこのスピーカSCと右側のスピーカSRとで右座席の音場
を形成するようにした構成が用いられている。この構成
では、各スピーカSL,SC,SRに与えられる音響信号を遅延
や減衰処理して、各座席3,4の聴取者10b,10aの左右の外
耳道の入口付近における音響のレベル差や、位相差が最
適となるように制御される。
発明が解決しようとする課題 一般に人間の聴覚は、周波数が高い音ほど指向性が強
く、したがつて上述のように車室の前方側に配置したス
ピーカのみによつて音響再生を行うと、低音域は第３図
（２）で示されるような拡がり感が得られるのに対し
て、1.5kHz程度以上の中高音域では、第３図（１）で示
されるように、前記音場は参照符１で示される正面方
向から車室の中央側にずれて、聴視者10a,10bにとつて
左右非対称に形成される。
く、したがつて上述のように車室の前方側に配置したス
ピーカのみによつて音響再生を行うと、低音域は第３図
（２）で示されるような拡がり感が得られるのに対し
て、1.5kHz程度以上の中高音域では、第３図（１）で示
されるように、前記音場は参照符１で示される正面方
向から車室の中央側にずれて、聴視者10a,10bにとつて
左右非対称に形成される。
したがつて、このように低音域と中高音域との定位方
向が変化することによつて、楽器の種類などが異なると
音像の定位方向にふらつきが生じる。
向が変化することによつて、楽器の種類などが異なると
音像の定位方向にふらつきが生じる。
上述の問題を解決するためのには、左右のスピーカS
L,SRを、聴視者10a,10bに該スピーカからの直接音のみ
が到達するように取付ける必要がある。しかしながら、
車室内でこのような条件を満足する箇所としてドアや天
井などが考えられるが、これらの場所には構造上の制約
から大形のスピーカを取付けることができず、再生周波
数帯域に制限を受ける。
L,SRを、聴視者10a,10bに該スピーカからの直接音のみ
が到達するように取付ける必要がある。しかしながら、
車室内でこのような条件を満足する箇所としてドアや天
井などが考えられるが、これらの場所には構造上の制約
から大形のスピーカを取付けることができず、再生周波
数帯域に制限を受ける。
本発明の目的は、再生される音響成分の周波数の高低
に起因する音像の定位方向のふらつきや、左右非対称な
音場を補正することができる車載用音響再生装置を提供
することである。
に起因する音像の定位方向のふらつきや、左右非対称な
音場を補正することができる車載用音響再生装置を提供
することである。
課題を解決するための手段 本発明は、車室の前方の左右および中央部付近に低音
域を再生する第１のスピーカを設け、左側の第１スピー
カには左チヤネルの音響信号の位相を処理して入力し、
右側の第１スピーカには右チヤネルの音響信号の位相を
処理して入力し、また中央部付近の第１スピーカには左
右両チヤネルの音響信号のレベルと位相とを処理して入
力し、左側の第１スピーカと中央部の第１スピーカとに
よつて左側の座席の音場を形成し、右側の第１スピーカ
と中央部の第１スピーカとによつて右側の座席の音場を
形成するようにした車載用音響再生装置において、 車室の左右両側の中高音域を再生する第２のスピーカ
を設け、左側の第２スピーカには左チヤネルの音響信号
の位相を処理して入力し、右側の第２スピーカには右チ
ヤネルの音響信号の位相を処理して入力し、 各第２スピーカからの左側座席方向の出力音圧レベル
gL、右側座席方向の出力音圧レベルgR、および第２スピ
ーカから左側座席までの距離WL、第２スピーカから右側
座席までの距離WRから、 となるように、左側および右側の第２スピーカの取付け
方向を設定することを特徴とする車載用音響再生装置で
ある。
域を再生する第１のスピーカを設け、左側の第１スピー
カには左チヤネルの音響信号の位相を処理して入力し、
右側の第１スピーカには右チヤネルの音響信号の位相を
処理して入力し、また中央部付近の第１スピーカには左
右両チヤネルの音響信号のレベルと位相とを処理して入
力し、左側の第１スピーカと中央部の第１スピーカとに
よつて左側の座席の音場を形成し、右側の第１スピーカ
と中央部の第１スピーカとによつて右側の座席の音場を
形成するようにした車載用音響再生装置において、 車室の左右両側の中高音域を再生する第２のスピーカ
を設け、左側の第２スピーカには左チヤネルの音響信号
の位相を処理して入力し、右側の第２スピーカには右チ
ヤネルの音響信号の位相を処理して入力し、 各第２スピーカからの左側座席方向の出力音圧レベル
gL、右側座席方向の出力音圧レベルgR、および第２スピ
ーカから左側座席までの距離WL、第２スピーカから右側
座席までの距離WRから、 となるように、左側および右側の第２スピーカの取付け
方向を設定することを特徴とする車載用音響再生装置で
ある。
作用 本発明に従えば、車室の前方の左右および中央部付近
には低音域を再生する第１のスピーカが設けられ、また
車室の左右両側には中高音域を再生する第２のスピーカ
が設けられる。左チヤネルの音響信号は、車室の左側に
設けられる第１のスピーカと、第２のスピーカとに、そ
れぞれ位相が処理された後、入力される。同様に、右チ
ヤネルの音響信号は、車室の右側に設けられる第１のス
ピーカと、第２のスピーカとに、それぞれ位相が処理さ
れた後、入力される。さらにまた、左右両チヤネルの音
響信号は、レベルと位相とが処理された後、中央部付近
に設けられる第１のスピーカに入力される。
には低音域を再生する第１のスピーカが設けられ、また
車室の左右両側には中高音域を再生する第２のスピーカ
が設けられる。左チヤネルの音響信号は、車室の左側に
設けられる第１のスピーカと、第２のスピーカとに、そ
れぞれ位相が処理された後、入力される。同様に、右チ
ヤネルの音響信号は、車室の右側に設けられる第１のス
ピーカと、第２のスピーカとに、それぞれ位相が処理さ
れた後、入力される。さらにまた、左右両チヤネルの音
響信号は、レベルと位相とが処理された後、中央部付近
に設けられる第１のスピーカに入力される。
さらに本発明に従えば、車室の左右両側に中高音域再
生用第２スピーカをそれぞれ設け、各第２スピーカに関
しては前述のgL/gR≒WL/WRが成立するように、左側およ
び右側の第２スピーカの取付け方向を設定する。
生用第２スピーカをそれぞれ設け、各第２スピーカに関
しては前述のgL/gR≒WL/WRが成立するように、左側およ
び右側の第２スピーカの取付け方向を設定する。
したがつて、左側の座席には、中央部付近の第１スピ
ーカと、左側の第１スピーカとによつて音場が形成され
るとともに、この音場の中高音域は左右の第２スピーカ
によつて補正される。同様に、中央部付近の第１スピー
カと、右側の第１スピーカとによつて右側の座席の音場
が形成されるとともに、この音場の中高音域は左右両側
の第２スピーカによつて補正される。
ーカと、左側の第１スピーカとによつて音場が形成され
るとともに、この音場の中高音域は左右の第２スピーカ
によつて補正される。同様に、中央部付近の第１スピー
カと、右側の第１スピーカとによつて右側の座席の音場
が形成されるとともに、この音場の中高音域は左右両側
の第２スピーカによつて補正される。
このように、第１スピーカによつて形成される音場の
中高音域を第２スピーカで補正することによつて、再生
される音響の全周波数帯域に亘つて、音像の定位方向を
所定の方向に安定させることができるとともに、左右の
音場を対称に形成することができる。
中高音域を第２スピーカで補正することによつて、再生
される音響の全周波数帯域に亘つて、音像の定位方向を
所定の方向に安定させることができるとともに、左右の
音場を対称に形成することができる。
実施例 第１図は、本発明の一実施例の車載用音響再生装置１
の電気的構成を示すブロツク図である。自動車の車室２
内において、運転席３および助手席４の前方に配置され
るインストルメントパネル５には、第１のスピーカであ
るスピーカSL,SC,SRが設けられる。運転席３および助手
席４から向かつて、左側にはスピーカSLが設けられ、右
側にはスピーカSRが設けられ、中央部付近にはスピーカ
SCが設けられる。また、運転席３側のドア６と、助手席
４側のドア７とには、それぞれ第２のスピーカであるツ
イータTR,TLが埋込まれる。
の電気的構成を示すブロツク図である。自動車の車室２
内において、運転席３および助手席４の前方に配置され
るインストルメントパネル５には、第１のスピーカであ
るスピーカSL,SC,SRが設けられる。運転席３および助手
席４から向かつて、左側にはスピーカSLが設けられ、右
側にはスピーカSRが設けられ、中央部付近にはスピーカ
SCが設けられる。また、運転席３側のドア６と、助手席
４側のドア７とには、それぞれ第２のスピーカであるツ
イータTR,TLが埋込まれる。
磁気テープ再生装置や、ラジオ受信機などの音響信号
源11からは、ライン12に左チヤネルの音響信号が導出さ
れ、ライン12aに右チヤネルの音響信号が導出される。
ライン12に導出された左チヤネルの音響信号は、位相補
正回路14,15で、それぞれ位相がθ2,φ２だけ補正され
て、周波数分割フイルタ16に入力される。この周波数分
割フイルタのクロストーク周波数は、たとえば1.6kHzで
あり、そのレベル変化率は、たとえば12dB/octである。
周波数分割フイルタ16で分離された低音域の信号は、遅
延回路17で遅延処理された後、左チヤネルのスピーカSL
に与えられる。
源11からは、ライン12に左チヤネルの音響信号が導出さ
れ、ライン12aに右チヤネルの音響信号が導出される。
ライン12に導出された左チヤネルの音響信号は、位相補
正回路14,15で、それぞれ位相がθ2,φ２だけ補正され
て、周波数分割フイルタ16に入力される。この周波数分
割フイルタのクロストーク周波数は、たとえば1.6kHzで
あり、そのレベル変化率は、たとえば12dB/octである。
周波数分割フイルタ16で分離された低音域の信号は、遅
延回路17で遅延処理された後、左チヤネルのスピーカSL
に与えられる。
前記位相補正回路15からの出力はまた、ハイパスフイ
ルタ18に与えられる。このハイパスフイルタ18の遮断周
波数は、たとば1.6kHzである。ハイパスフイルタ18から
の出力は、遅延回路19および減衰器20を介して、左チヤ
ネルのツイータTLに与えられる。また、右チヤネルのス
ピーカSRおよびツイータTRについても、これら左チヤネ
ルのスピーカSLおよびツイータTLとに関連する構成と同
様の構成が設けられており、対応する部分には同一の参
照符号に添字ａを付して示す。
ルタ18に与えられる。このハイパスフイルタ18の遮断周
波数は、たとば1.6kHzである。ハイパスフイルタ18から
の出力は、遅延回路19および減衰器20を介して、左チヤ
ネルのツイータTLに与えられる。また、右チヤネルのス
ピーカSRおよびツイータTRについても、これら左チヤネ
ルのスピーカSLおよびツイータTLとに関連する構成と同
様の構成が設けられており、対応する部分には同一の参
照符号に添字ａを付して示す。
前記ライン12,12aに導出される左右各チヤネルの音響
信号は、クロストーク発生回路21,21aをそれぞれ介し
て、加算器22に入力される。クロストーク発生回路21
は、位相器23と減衰器24とから構成される。左チヤネル
の音響信号は、位相器23で位相がθ１だけ変化され、ま
た減衰器24で減衰量a1だけ信号レベルが減衰されて、前
記加算器22に導出される。クロストーク発生回路21a
は、クロストーク発生回路21と同様に、位相器23aと減
衰器24aとから構成される。加算器22にはまた、位相補
正回路14,14aからの出力が、加算器25で加算され、減衰
器26で減衰された後、入力される。
信号は、クロストーク発生回路21,21aをそれぞれ介し
て、加算器22に入力される。クロストーク発生回路21
は、位相器23と減衰器24とから構成される。左チヤネル
の音響信号は、位相器23で位相がθ１だけ変化され、ま
た減衰器24で減衰量a1だけ信号レベルが減衰されて、前
記加算器22に導出される。クロストーク発生回路21a
は、クロストーク発生回路21と同様に、位相器23aと減
衰器24aとから構成される。加算器22にはまた、位相補
正回路14,14aからの出力が、加算器25で加算され、減衰
器26で減衰された後、入力される。
前記加算器22の出力は、位相器31で位相がφ１だけ変
化された後、周波数分割フイルタ32を介して、加算器33
に与えられる。周波数分割フイルタ32は、前記周波数分
割フイルタ16,16aと同様に、そのクロストーク周波数は
1.6kHzに選ばれ、またレベル変化率は12dB/octに選ばれ
る。
化された後、周波数分割フイルタ32を介して、加算器33
に与えられる。周波数分割フイルタ32は、前記周波数分
割フイルタ16,16aと同様に、そのクロストーク周波数は
1.6kHzに選ばれ、またレベル変化率は12dB/octに選ばれ
る。
加算器33にはまた、前記周波数分割フイルタ16,16aか
らの出力が、反射波補正回路34を介して入力される。反
射波補正回路34は、加算器35と位相器36と、遅延回路37
とから構成されており、位相器36は入力信号の位相を−
πだけ変化して、すなわち位相を反転して出力する。し
たがつて、反射波補正回路34からの出力には、車室２を
構成する窓ガラスなどの反射波による影響を補正するた
めの出力が導出され、加算器33で左右両チヤネルの音響
信号と加算された後、運転席３と助手席４との間に設け
られる前記スピーカSCに入力される。
らの出力が、反射波補正回路34を介して入力される。反
射波補正回路34は、加算器35と位相器36と、遅延回路37
とから構成されており、位相器36は入力信号の位相を−
πだけ変化して、すなわち位相を反転して出力する。し
たがつて、反射波補正回路34からの出力には、車室２を
構成する窓ガラスなどの反射波による影響を補正するた
めの出力が導出され、加算器33で左右両チヤネルの音響
信号と加算された後、運転席３と助手席４との間に設け
られる前記スピーカSCに入力される。
上述のように構成された音響再生装置１において、前
方側に配置されるスピーカSL,SC,SRから、ほぼ低音域の
みが再生され、したがつて指向性の低いこの低音域で
は、前記第３図（２）で示されるように、運転席３およ
び助手席４のそれぞれの聴視者10b,10aに対して、左右
対称の広がりのある音場を再生することができる。な
お、この広がり角１は、理想的な音場を形成する30度
程度とされる。
方側に配置されるスピーカSL,SC,SRから、ほぼ低音域の
みが再生され、したがつて指向性の低いこの低音域で
は、前記第３図（２）で示されるように、運転席３およ
び助手席４のそれぞれの聴視者10b,10aに対して、左右
対称の広がりのある音場を再生することができる。な
お、この広がり角１は、理想的な音場を形成する30度
程度とされる。
一方、前記ツイータTRは、第２図に示されるように、
ほぼ等しい音圧レベルが得られるように、すなわち該ツ
イータTRからの助手席４方向の出力音圧レベルgLとし、
運転席３方向の出力音圧レベルをgRとし、該ツイータTR
から助手席４までの距離をWLとし、運転席３までの距離
をWRとするとき、第１式で示される指向特性となる方向
に取付けられる。
ほぼ等しい音圧レベルが得られるように、すなわち該ツ
イータTRからの助手席４方向の出力音圧レベルgLとし、
運転席３方向の出力音圧レベルをgRとし、該ツイータTR
から助手席４までの距離をWLとし、運転席３までの距離
をWRとするとき、第１式で示される指向特性となる方向
に取付けられる。
また、左側のツイータTLについても前記ツイータTRと
同様に、運転席３までの距離と助手席４までの距離とに
対応した出力音圧レベルとなる方向に取付けられる。こ
れによつて、音高音域についても、前記低音域と同様に
第３図（２）で示されるように、左右の拡がり角１が
30度程度の、拡がりのある対称な音場を形成することが
できるとともに、従来技術の項で述べたような中高音域
の音像のふらつきを解消し、所定方向に音像を定位させ
ることができる。
同様に、運転席３までの距離と助手席４までの距離とに
対応した出力音圧レベルとなる方向に取付けられる。こ
れによつて、音高音域についても、前記低音域と同様に
第３図（２）で示されるように、左右の拡がり角１が
30度程度の、拡がりのある対称な音場を形成することが
できるとともに、従来技術の項で述べたような中高音域
の音像のふらつきを解消し、所定方向に音像を定位させ
ることができる。
また、ドア6,7には中高音域を再生し、小形のツイー
タTR,TLのみを取付けるようにしたので、取付上の制約
が少なく、上述のような所望とする特性を得ることがで
きる位置に取付けることができる。さらにまた、上述の
ように音場補正は、ドア6,7にツイータTR,TLを埋込み、
該ツイータTR,TLの取付角度を選択することによつて行
うようにしたので、電気的に特別な構成を用いることな
く、簡易な構成で実現することができる。
タTR,TLのみを取付けるようにしたので、取付上の制約
が少なく、上述のような所望とする特性を得ることがで
きる位置に取付けることができる。さらにまた、上述の
ように音場補正は、ドア6,7にツイータTR,TLを埋込み、
該ツイータTR,TLの取付角度を選択することによつて行
うようにしたので、電気的に特別な構成を用いることな
く、簡易な構成で実現することができる。
発明の効果 本発明によれば、車室の前方の左、右および中央部付
近に低音域再生用第１スピーカをそれぞれ設け、車室の
左右両側には中高音域再生用第２スピーカをそれぞれ設
け、これらの第２スピーカの指向方向は、前述の式gL/g
R≒WL/WRが成立するように設定したので、左側の座席に
は、中央部付近の第１スピーカと左側の第１スピーカと
によつて音場が形成されるとともに、この音場の中高音
域は左右の第２スピーカによつて補正される。同様に、
中央部付近の第１スピーカと、右側の第１スピーカとに
よつて右側の座席の音場が形成されるとともに、この音
場の中高音域は左右両側の第２スピーカによつて補正さ
れる。
近に低音域再生用第１スピーカをそれぞれ設け、車室の
左右両側には中高音域再生用第２スピーカをそれぞれ設
け、これらの第２スピーカの指向方向は、前述の式gL/g
R≒WL/WRが成立するように設定したので、左側の座席に
は、中央部付近の第１スピーカと左側の第１スピーカと
によつて音場が形成されるとともに、この音場の中高音
域は左右の第２スピーカによつて補正される。同様に、
中央部付近の第１スピーカと、右側の第１スピーカとに
よつて右側の座席の音場が形成されるとともに、この音
場の中高音域は左右両側の第２スピーカによつて補正さ
れる。
したがつて、第１スピーカによつて形成される音場の
中高音域は第２スピーカで補正され、これによつて再生
される音響の全周波数帯域に亘つて、音像の定位方向
を、ふらつきなく所定の方向に安定させることができる
とともに、左右の音場を対称に形成することができる。
中高音域は第２スピーカで補正され、これによつて再生
される音響の全周波数帯域に亘つて、音像の定位方向
を、ふらつきなく所定の方向に安定させることができる
とともに、左右の音場を対称に形成することができる。
また本発明によれば、車室の両側に設ける第２のスピ
ーカは、中高音域の再生を行うツイータなどで実現され
るので、比較的小形であり、取付け上の制約が少なく、
所望とする特性を得ることができる位置に取付けること
ができる。さらにまた、左右の各座席での中高音域のレ
ベル調整は、前記第２のスピーカの取付角度の選択によ
つて実現されるので、音響信号を電気的に信号処理して
行う場合に比べて、きわめて簡易な構成で実現すること
ができる。
ーカは、中高音域の再生を行うツイータなどで実現され
るので、比較的小形であり、取付け上の制約が少なく、
所望とする特性を得ることができる位置に取付けること
ができる。さらにまた、左右の各座席での中高音域のレ
ベル調整は、前記第２のスピーカの取付角度の選択によ
つて実現されるので、音響信号を電気的に信号処理して
行う場合に比べて、きわめて簡易な構成で実現すること
ができる。
第１図は本発明の一実施例の音響再生装置１の電気的構
成を示すブロツク図、第２図はツイータTRの取付方向を
示す平面図、第３図は音場補正効果を説明するための平
面図である。 １……音響再生装置、２……車室、３……運転席、４…
…助手席、6,7……ドア、SL,SC,SR……スピーカ、TL,TR
……ツイータ
成を示すブロツク図、第２図はツイータTRの取付方向を
示す平面図、第３図は音場補正効果を説明するための平
面図である。 １……音響再生装置、２……車室、３……運転席、４…
…助手席、6,7……ドア、SL,SC,SR……スピーカ、TL,TR
……ツイータ
Claims (1)
- 【請求項１】車室の前方の左右および中央部付近に低音
域を再生する第１のスピーカを設け、左側の第１スピー
カには左チヤネルの音響信号の位相を処理して入力し、
右側の第１スピーカには右チヤネルの音響信号の位相を
処理して入力し、また中央部付近の第１スピーカには左
右両チヤネルの音響信号のレベルと位相とを処理して入
力し、左側の第１スピーカと中央部の第１スピーカとに
よつて左側の座席の音場を形成し、右側の第１スピーカ
と中央部の第１スピーカとによつて右側の座席の音場を
形成するようにした車載用音響再生装置において、 車室の左右両側に中高音域を再生する第２のスピーカを
設け、左側の第２スピーカには左チヤネルの音響信号の
位相を処理して入力し、右側の第２スピーカには右チヤ
ネルの音響信号の位相を処理して入力し、 各第２スピーカからの左側座席方向の出力音圧レベルg
L、右側座席方向の出力音圧レベルgR、および第２スピ
ーカから左側座席までの距離WL、第２スピーカから右側
座席までの距離WRから、 となるように、左側および右側の第２スピーカの取付け
方向を設定することを特徴とする車載用音響再生装置。
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| JP1108211A JP2708105B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 車載用音響再生装置 |
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