JP2702661B2 - 成形製品集積装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、成形製品集積装置に
係り、更に詳細には成形製品に疵を付けることなく製品
棚に格納する成形製品集積装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、板材加工機として例えばタレット
パンチプレスにて成形加工された製品を集積して保管す
る装置としては、製品の上に積み重ねて保管するか、製
品を垂直に立てて保管する装置が一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の成形製品集積装置では、製品の上に積み重ねると、
成形加工部があるために片寄って積まれ荷くずれが起こ
り易く、また、成形加工部の変形や、製品に疵が付くと
いう問題があった。

【０００４】製品を垂直に立てて格納する場合は、製品
に疵が付きにくいが、製品の保管管理が難しく、広い収
納スペースが必要となるという問題があった。

【０００５】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、成形製品に疵や変形を与えず、省スペースで製
品の保管管理を図った成形製品集積装置を提供すること
にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、上下動可能に設けたリフタテーブ
ル上に傾動可能に設けられ、かつ成形製品を支持自在の
複数の芝生ローラを備えた傾動テーブルと、上記傾動テ
ーブルの傾斜下端側に隣接して配置されたカセット昇降
リフトと、上記カセット昇降リフトに支持されて上下動
可能のパレット上に載置された製品集積カセットと、上
記製品集積カセットに複数段に設けた収納部の各収納口
を、前記傾動テーブルの傾斜によって送り出される成形
製品を受入れる位置へ位置せしめるべく前記製品集積カ
セットを傾斜させるためのカセット傾動装置と、を備え
てなるものである。

【０００７】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、板材加工機として例えばパンチプ
レス等にて成形加工が施され、素材を搬入する各機器、
すなわち、ローディング装置付素材棚、素材入出庫リフ
タ、入側テーブル等、また、製品を搬出する出側テーブ
ル、成形品集積装置を構成するアンローディング装置、
製品棚、製品入出庫リフタ等は、既に公知の構成のもの
であるため詳細な図示と説明を省略する。

【０００８】理解を容易にするため、先ず搬入、搬出装
置の全体的構成について概略的に説明する。

【０００９】図２を参照するに、板材加工機１として例
えばパンチプレスの素材入側（図２において右側）に
は、素材棚３が設けられ、この素材棚３は複数段の棚が
形成され素材入出庫リフタ５が側面に設けられ、内部に
ローディング装置７が組込まれている。このローディン
グ装置７は、レール９に係合し前後進するローダ１１が
設けられ、ローダ１１には素材Ｗ_s を吸着して１枚取り
するバキュームパッド１３が垂設されていると共に、ロ
ーディング補助パッド１５が垂設されている。

【００１０】上記構成により、所望する素材Ｗ_s を素材
棚３より素材入出庫リフタ５にて、素材棚３の下部に図
示を省略したがリフタ上に取出し載置する。そして、ロ
ーダ１１に垂設した一枚取り用のバキュームパッド１３
およびローディング補助パッド１５にて素材Ｗ_s を吸着
持上げて板材加工機１側へ搬出する。

【００１１】板材加工機１にはテーブル１７が設けら
れ、このテーブル１７上には公知の構成の板材移動位置
決め装置１９が設けられている。より詳細には、テーブ
ル１７上をＹ軸方向（図２において上下方向）へ移動自
在なキャレッジベース２１が設けられ、このキャレッジ
ベース２１にＸ軸方向へ移動自在なキャレッジ２３が設
けられている。このキャレッジ２３には複数のワークク
ランプ２５が設けられ、素材Ｗ_s を把持し板材加工機１
の加工位置Ｋへ所望する素材Ｗ_s の加工部位を位置決め
することができる。なお、符号２７は原点セットパッド
である。

【００１２】前記テーブル１７の前面側と前記素材棚３
との間には中間テーブル２９が設けられていて、この中
間テーブル２９の上面は植毛した芝生テーブルとなり、
エアブロー付となっている。また、テーブル１７の後面
側と後述する成形製品集積装置３１との間にも中間テー
ブル３３が設けられていて、この中間テーブル３３の上
面にも前述した中間テーブル２９と同様に植毛した芝生
テーブルとなっている。

【００１３】本実施例の主要部である成形製品集積装置
３１は、アンローディング装置３５と集積装置３７と製
品棚３９と、製品棚３９の側面に設けた上下動自在な入
出庫リフタ４１とで構成されている。なお、アンローデ
ィング装置３５には、Ｘ軸方向へ延伸したレール４３が
設けられ、このレール４３に複数個のクランプ４５を備
えたローダ４７が装着され、Ｘ軸方向、すなわち、成形
製品Ｗをクランプして搬出方向へ移動自在となってい
る。また、符号４９は各機器を作動せしめる油圧ユニッ
トであり、符号５１は各機器を駆動制御するＮＣコンソ
ールである。

【００１４】前記成形製品集積装置３１について、より
詳細に説明する。アンローディング装置３５は、図１お
よび図３，図４に示されているごとく、架台５３の上梁
５３ａに前記レール４３が垂設され、このレール４３に
複数のクランプ４５を備えたローダ４７が装着垂下さ
れ、成形製品Ｗをリフタテーブル５５上へ搬出する。こ
のリフタテーブル５５は、図示を省略したが例えば油圧
シリンダ等にて上下動自在となり、図３および図４に詳
細が示されているごとく、リフタテーブル５５の上面に
は、傾動テーブル５７が設けられている。

【００１５】傾動テーブル５７は、リフタテーブル５５
の片側（図３において左側）に直立状態に設けた流体圧
作動のシリンダ５９に装着されたピストンロッド６１に
軸６３を介してテーブルフレーム６５が連結されてい
て、テーブルフレーム６５の他側（図３において右側）
はリフタテーブル５５に設けた支点軸６７に回動自在に
装着されている。更に、テーブルフレーム６５には複数
列にして複数本並列した植毛を施した芝生ローラ６９が
回転自在に装着されている。

【００１６】上記構成により、傾動テーブル５７は、シ
リンダ５９の作動により支点軸６７を回動支点として傾
動され、図３の図中に２点鎖線で示されているごとく、
芝生ローラ６９上に移載した成形製品Ｗは傾斜に沿って
後述する集積装置３７側へ搬出される。

【００１７】前記架台５３の側梁５３ｂにはサポートロ
ーラ装置７１が設けられている。このサポートローラ装
置７１は公知の構成のものであり、側梁５３ｂに上下に
横架したレール７３ａ，７３ｂに無端状のチェーン７５
が走行し、この無端状のチェーン７５は、図４に示され
ているごとく上下に設けたプーリ７７に巻回され、電動
機（図示省略）等によりチェーン７５は走行する。そし
て、チェーン７５の所定範囲（製品が載置可能な範囲）
に、チェーン７５に係止した軸受け７９を介して複数本
のサポートローラ８１が回転自在に支持されている。ま
た、前記側梁５３ｂの所定位置に横梁５３ｃが設けら
れ、この横梁５３ｃに左右方向（図３において左右方
向）へ延伸したレール８３が固着してある。

【００１８】上記構成によりサポートローラ８１にて製
品を受ける際は、電動機を駆動しチェーン７５を走行さ
せ、サポートローラ８１を上面へ位置決めする。また、
リフタテーブル５５を上昇させる際は、サポートローラ
８１を退避させることにより、リフタテーブル５５の昇
降に支承がなくなる。

【００１９】集積装置３７は、図１，図３および図５を
参照するに、前記アンローディング装置３５に隣接して
設けられ、前記傾動テーブル５７が傾動した際、この傾
斜面の同一延長上に位置決めされる第２の傾動テーブル
８５が設けられている。この第２の傾動テーブル８５は
レール７３ａに設けたブラケット８７に軸８９を介して
傾動自在に支承され、第２の傾動テーブル８５は所定の
傾動位置と垂直位置とに回動自在となり、その駆動源と
しては図示を省略したが流体圧作動のシリンダでも電動
機等の適宜な手段によるものである。

【００２０】更に、第２の傾動テーブル８５のテーブル
フレーム９１には、前述した傾動テーブル５７に設けた
芝生ローラ６９と同一の芝生ローラ６９が複数列にして
複数本並列されている。

【００２１】前記集積装置３７は、製品集積カセット９
３と、この製品集積カセット９３を載置するパレット９
５と、製品集積カセット９３を傾動させるカセット傾動
用シリンダ装置９７と、カセット昇降用リフタ９９とパ
レット９５を左右方向へ移動させるトラバーサ装置１０
１とで構成されている。

【００２２】製品集積のカセット９３は、図５を参照す
るに、長方形の開口を備えた枠体１０３内にシート１０
５にて収納部が上下に区割され、複数（本実施例では５
枚）の成形製品Ｗを収納する収納口１０７が形成されて
いる。そして、枠体１０３には吊手１０９と、この製品
集積カセット９３を傾動するために回動支点となる半円
形状の軸受部１１１が枠体１０３の下面に形成されてい
る。

【００２３】パレット９５は、図１および図３を参照す
るに、パレット９５を構成するパレット本体１１３の側
面には複数個の車輪１１５が回転自在に装着され、この
車輪１１５は前記レール８３に乗ってパレット９５を左
右方向へ移動自在となすものである。パレット本体１１
３の上面には前記製品集積カセット９３が載置され製品
集積のカセット９３に形成した回動支点となる軸受部１
１１が嵌着される軸部１１７が適宜な手段により固着さ
れている。

【００２４】更に、パレット本体１１３の下方位置に
は、載置された製品集積カセット９３を傾動するため、
カセット傾動装置９７である流体圧作動のシリンダ１１
９が直立状態に装着されていて、このシリンダ１１９に
設けたピストンロッド１２１の先端に製品集積カセット
９３を支承するカセット受け１２３が装着されている。
なお、カセット受け１２３と製品集積カセット９３との
係合は、ピン係合か鍔係合か適宜な手段により係合、離
脱が自在となっている。

【００２５】カセット昇降リフタ９９は、図１を参照す
るに、上下方向に配設した複数個のプーリ１２７に巻回
されたチェーン１２９を備えており、図示を省略したが
電動機等の駆動源の駆動によりチェーン１２９は走行さ
れ、このチェーン１２９に結合されたリフタ本体１２５
の昇降が行なわれる。すなわち、パレット９５は上記リ
フタ本体１２５に支持されて昇降されるものである。

【００２６】トラバーサ装置１０１は、図１および図３
を参照するに、その構成は公知の構成のものであり、前
記レール８３に複数個の車輪１３１を介して左右方向へ
トラバーサ本体１３３が移動し、トラバーサ本体１３３
のパレット９５側の側面には、パレット９５を連結ある
いは離脱するマグネット１３５が設けられている。な
お、詳細な構成と動きは公知のため省略する。

【００２７】前記集積装置３７に隣接して製品棚３９が
設けられている。この製品棚３９は図１を参照するに、
複数段（本実施例では８段）の収納部１３７を備えた枠
体１３９で構成され、この収納部１３７には空の製品集
積カセット９３を載置したパレット９５，あるいは、成
形製品Ｗを収納した製品集積カセット９３を載置したパ
レット９５が格納される。

【００２８】そして、製品棚３９の一側面に入出庫リフ
タ４１が上下動自在に設けられていて、この入出庫リフ
タ４１には前述したトラバーサ装置１０１と同一構成の
トラバーサ装置１４１が設けられている。なお、入出庫
リフタ４１，トラバーサ装置１４１とも公知の構成のも
のであるため詳細な図示と説明を省略する。

【００２９】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、まず、図１を参照するに、製品棚３９に格納され
た空の製品集積カセット９３を載置したパレット９５を
取出すには、図１の図中に矢印に示された動きの如く、
入出庫リフタ４１を作動させ所望の収納部１３７に位置
決めして、トラバーサ装置１４１の作動によりパレット
９５を製品棚３９より引出す。そして、入出庫リフタ４
１を下降限まで下降させ、トラバーサ装置１４１を作動
せしめてパレット９５を製品棚３９内のレール８３上に
押し出す。

【００３０】このパレット９５を集積装置３７を構成す
る一機器であるトラバーサ装置１０１にて更にレール８
３上を移動させながらパレット９５を集積装置３７内へ
引き出す。なお、カセット昇降リフト９９のリフタ本体
１２５は下降限に位置決めされていて、パレット９５と
リフタ本体１２５は係合され、第２の傾動テーブル８５
は所定の傾斜角度に傾動されている。

【００３１】一方、アンローディング装置３５側では、
板材加工機１にて成形加工された成形製品Ｗをローダ４
７に設けたクランプ４５にて把持し、所定高さに位置決
めされたリフタテーブル５５上の傾動テーブル５７に回
転自在に装着された芝生ローラ６９上へ引出し、クラン
プ４５の把持を解放してローダ４７を後退させて傾動テ
ーブル５７上より外す。

【００３２】そして、図６に示されているごとく、成形
製品Ｗを製品集積カセット９３に収納する。この動作
は、パレット９５上に載置された製品集積カセット９３
をカセット傾動装置９７のシリンダ１１９を作動せし
め、カセット受１２３を介して製品集積カセット９３を
所定位置へ傾斜させる。この所定位置とは、製品集積カ
セット９３の最上部の収納口１０７が、第２の傾動テー
ブル８５上を滑って送り出される成形製品Ｗを受入れ収
納できる位置である。

【００３３】上記の状態にしたら、リフタテーブル５５
を所定位置まで上昇させ、シリンダ５９を作動させて傾
動テーブル５７を傾動させる。この傾動テーブル５７上
に載置された成形製品Ｗは芝生ローラ６９を回転させな
がら傾斜に沿ってすべり落ち、第２の傾動テーブル８５
を経て製品集積カセット９３の最上部の収納口１０７へ
成形製品Ｗは収納される。次に２つ目の成形製品Ｗを製
品集積カセット９３の２段目の収納口１０７へ収納する
には、カセット昇降リフタ９９を若干量上昇せしめ、製
品集積カセット９３の２段目の収納口１０７が第２の傾
動テーブル８５上を滑って来る成形製品Ｗを収納可能な
位置に位置決めする。

【００３４】そして、前述したごとき動作により２つ目
の成形製品Ｗを製品集積カセット９３の２段目の収納口
１０７へ収納する。このような動作を繰り返すことによ
り製品集積カセット９３の複数の収納口１０７内へ成形
製品Ｗを充満させることができる。

【００３５】次に、成形製品Ｗが充満した製品集積カセ
ット９３を製品棚３９へ格納する。この動作は図７を参
照するに、傾動テーブル５７は水平状態の旧位置に戻す
と共にリフタテーブル５５も下降して旧位置へ移行させ
る。そして、第２の傾動テーブル８５を垂直状態として
カセット昇降リフタ９９を下降させパレット９５の車輪
１１５をレール８３上に乗せると共に、カセット移動用
シリンダ装置９７を作動させ製品集積カセット９３を水
平状態にパレット９５上に載置する。

【００３６】この状態で図７の図中に矢印で示されてい
るごとく、トラバーサ装置１０１と１４１とでパレット
９５を入出庫リフタ４１内へ収納し、入出庫リフタ４１
を上昇せしめて所望する製品棚３９の収納部１３７へ、
成形製品Ｗを充満した製品集積カセット９３が載置され
たパレット９５を格納する。

【００３７】製品棚３９へ格納された製品集積カセット
９３を次工程へ搬送する際は、図８の図中に矢印で示さ
れているごとく、入出庫リフタ４１を搬出を希望する成
形製品Ｗが充満した製品集積カセット９３が格納されて
いる収納部１３７へ位置決めする。

【００３８】そして、トラバーサ装置１４１にて製品集
積カセット９３が載置されたパレット９５を収納部１３
７より引出して、トラバーサ装置１４１を下降限まで下
降して、製品集積カセット９３に設けた吊手１０９を利
用してクレーンあるいはホークリフト等で製品集積カセ
ット９３を垂直状態として次工程へ搬送する。

【００３９】上述したごとく、成形製品の搬出にあたっ
ては、植毛された芝生ローラ６９上を移行すると共に収
納は製品集積カセット９３に一枚ずつ隔離して収納され
るので成形製品Ｗに変形や疵を付けることがない。ま
た、製品集積カセット９３に多量の成形製品Ｗを収納で
き、水平状態で製品棚３９へ格納できるので省スペース
で製品の保管管理を行なうことができる。

【００４０】なお、本実施例の製品集積装置は成形製品
に限らず、平板にパンチング加工が施された製品Ｗ_p の
集積も可能である。すなわち、その集積作用としては、
図９乃至図１１を参照するに、製品Ｗ_p の集積には製品
集積カセット９３は使用しないで、集積装置３７に設け
たトラバーサ装置１０１のみ使用し、このトラバーサ製
品１０１はアンローディング装置３５のリフタテーブル
５５の端部に位置決めされている。また、サポートロー
ラ装置７１を使用するものであり、作用としては一般的
に知られた作用である。

【００４１】より詳細には、図９の図中に矢印で示され
ているごとく、まず、製品棚３９に格納された空のパレ
ット９５を引出すために、入出庫リフタ４１を空のパレ
ット９５が収納された収納部１３７へ移動位置決めす
る。そして、トラバーサ装置１４１にて空のパレット９
５を入出庫リフタ４１内へ収納し、入出庫リフタ４１を
下降してトラバーサ装置１４１にて空のパレット９５を
レール８３上を走行させながら押し出す。この空のパレ
ット９５をトラバーサ装置１０１にて引き出し、リフタ
テーブル５５上へ位置決めする。なお、この際、サポー
トローラ装置７１に設けたサポートローラ８１は製品Ｗ
_p を支承可能な状態に移動位置決めされている。

【００４２】上記状態より、図１０に示されているごと
く、板材加工機１にてパンチング加工された製品Ｗ_p を
ローダ４７に設けたクランプ４５にて把持し、サポート
ローラ８１上へ製品Ｗ_p を載置する。そして、サポート
ローラ８１を退避すると共にリフタテーブル５５を上昇
させて、リフタテーブル５５上に位置決めされたパレッ
ト９５上へ製品Ｗ_p を移載し、この動作を複数回繰り返
すことにより所定量の製品Ｗ_p がパレット９５上に積重
される。

【００４３】所定量の製品Ｗ_p がパレット９５上に積重
されたら、図１１に示されている矢印のごとく、トラバ
ーサ装置１０１にてパレット９５を押し出し、入出庫リ
フタ４１に設けたトラバーサ装置１４１にて、この製品
Ｗ_p が積重されたパレット９５を入出庫リフタ４１内へ
収納する。そして、入出庫リフタ４１を上昇させて所望
する製品棚３９の収納部１３７へトラバーサ装置１４１
の作動により格納する。

【００４４】上述したごとく、パンチング加工された平
板状の製品Ｗ_p を製品棚３９へ格納することが可能であ
る。

【００４５】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。

【００４６】

【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、上下動可能に設けたリフ
タテーブル（５５）上に傾動可能に設けられ、かつ成形
製品（Ｗ）を支持自在の複数の芝生ローラ（６９）を備
えた傾動テーブル（５７）と、上記傾動テーブル（５
７）の傾斜下端側に隣接して配置されたカセット昇降リ
フト（９９）と、上記カセット昇降リフト（９９）に支
持されて上下動可能のパレット（９５）上に載置された
製品集積カセット（９３）と、上記製品集積カセット
（９３）に複数段に設けた収納部の各収納口（１０７）
を、前記傾動テーブル（５７）の傾斜によって送り出さ
れる成形製品（Ｗ）を受入れる位置へ位置せしめるべく
前記製品集積カセット（９３）を傾斜させるためのカセ
ット傾動装置（９７）と、を備えてなるものである。

【００４７】上記構成により、本発明によれば、リフタ
テーブル５５上の傾動テーブル５７上に搬送された成形
製品Ｗは芝生ローラ６９によって支持され、傾動テーブ
ル５７を傾斜することによって落下されるものである。
落下される成形製品Ｗは、カセット昇降リフト９９に支
持されたパレット９５上の製品集積カセット９３に複数
段に備えた各収納部に区画して収納されるので、成形製
品Ｗに傷等を与えることなしに積層した態様でもって管
理することができる。したがって、前述したごとき従来
の問題を解消することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の主要部を示し、図２における左側よ
り見た側面図である。

【図２】図１における平面図である。

【図３】図１におけるＩＩＩ矢視部の拡大説明図であ
る。

【図４】図３におけるＩＶ−ＩＶに沿った断面図であ
る。

【図５】製品集積カセットの斜視説明図である。

【図６】作用説明図である。

【図７】作用説明図である。

【図８】作用説明図である。

【図９】作用説明図である。

【図１０】作用説明図である。

【図１１】作用説明図である。

【符号の説明】

１ 板材加工機 ３１ 成形製品集積装置 ３５ アンローディング装置 ３９ 製品棚 ５５ リフタテーブル ５７ 傾動テーブル ６９ 芝生ローラ ８５ 第２の傾動テーブル ９３ 製品集積カセット ９５ パレット ９９ カセット昇降リフタ １２３ カセット受 Ｗ 成形製品

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下動可能に設けたリフタテーブル（５
   ５）上に傾動可能に設けられ、かつ成形製品（Ｗ）を支
   持自在の複数の芝生ローラ（６９）を備えた傾動テーブ
   ル（５７）と、上記傾動テーブル（５７）の傾斜下端側
   に隣接して配置されたカセット昇降リフト（９９）と、
   上記カセット昇降リフト（９９）に支持されて上下動可
   能のパレット（９５）上に載置された製品集積カセット
   （９３）と、上記製品集積カセット（９３）に複数段に
   設けた収納部の各収納口（１０７）を、前記傾動テーブ
   ル（５７）の傾斜によって送り出される成形製品（Ｗ）
   を受入れる位置へ位置せしめるべく前記製品集積カセッ
   ト（９３）を傾斜させるためのカセット傾動装置（９
   ７）と、を備えてなることを特徴とする成形製品集積装
   置。