JP2000302245A - ワーク搬出装置 - Google Patents

ワーク搬出装置

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JP2000302245A
JP2000302245A JP11112564A JP11256499A JP2000302245A JP 2000302245 A JP2000302245 A JP 2000302245A JP 11112564 A JP11112564 A JP 11112564A JP 11256499 A JP11256499 A JP 11256499A JP 2000302245 A JP2000302245 A JP 2000302245A
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JP
Japan
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work
pallet
pipe roller
roller table
axis direction
Prior art date
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JP11112564A
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English (en)
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Teruki Nishimura
輝樹 西村
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク搬出タクトの向上のコストの低減を図
る。 【解決手段】 ワークWを乗せたパレットPの上方に、
上下動自在な吸着部材15を備えたワーク1枚取り装置
を設け、このワーク1枚取り装置17に備えた吸着部材
15と前記ワークWとの間に、パイプローラテーブル1
3を進入、退避可能に設けた。而して、1枚取りされた
ワークを搬出するにはパイプローラテーブル13の直線
運動にて行なわれるので、ワーク搬出タクトの向上と簡
単な構成部材によりコストの低減が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを搬出せ
しめるワーク搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば加工機のワークを供給する
ワーク搬出装置として、図10に示されているごときワ
ーク搬出装置が一般に広く知られている。
【0003】すなわち、ワーク搬出装置201は、エン
ドレスにつながった2条のチェーン203(図10の紙
面に直交する方向に2条並列してチェーン203が設け
られている)の内、ワークWの長さ相当分だけパイプロ
ーラ205が掛け渡されていて、駆動モータ207より
駆動プーリ209を介してチェーン203は走行自在に
設けられている。また、囲繞した2条のチェーン203
内には複数のリンク部材211により構成されたリフタ
213が設けられ、ワークWを積載したパレットPを支
持あるいは解放自在なパレット受け215がフレーム2
17に相対向して複数設けられている。
【0004】更に、前記チェーン203の上方には、ワ
ーク1枚取り装置219が設けられ、、このワーク1枚
取り装置219は、複数の吸着部材221を垂下して設
けた支持部材223が、フレーム217より垂設された
シリンダ225のピストンロッド227に連設されてい
る。なお、符号229は加工機のテーブルである。
【0005】上記構成により、その作用としては、図1
1,図12および図13を参照するに、まず、図11に
示されているごとく、チェーン203に設けたパイプロ
ーラ205はリフタ213の下部、すなわち退避位置に
位置決めされている。この状態でチェーン203の上方
は開放され、リフタ213上に載置されたワークWが乗
ったパレットPは、リフタ213の上下動によりパレッ
ト受け215に支持されている。
【0006】上記状態より、図12に示されているごと
く、シリンダ225を作動せしめ吸着部材221を下降
して、一番上のワークWを吸着して上昇保持する。
【0007】その後、図13に示されているごとく、チ
ェーン203を走行せしめパイプローラ205を上方へ
移動し、このパイプローラ205上へ吸着されたワーク
Wを解放して移載する。パイプローラ205の上へ移載
されたワークWはチェーン203を走行せしめて加工機
のテーブル229へ搬出し、以上でワーク1枚取り搬出
工程を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のワーク搬出装置201では、パイプローラ205を
所定位置、すなわち、1枚取りされたワークWを受け取
る位置に移動するに、スピードを早くすることもでき
ず、移動に多くの時間を要し、構造も複雑で騒音が大き
いという問題があった。
【0009】この発明の目的は、ワーク搬出タクトの向
上とコストの低減を図ったワーク搬出装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のワーク搬出装置は、ワーク
を乗せたパレットの上方にワーク1枚取り装置を設け、
このワーク1枚取り装置と前記パレットとの間に、水平
方向へ進入、退避可能なワーク搬送手段を設け、このワ
ーク搬送手段の移行方向に直交する方向へワークを搬出
するローラテーブルを前記ワーク搬送手段に備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0011】したがって、パレット上に乗ったワークと
ワーク1枚取り装置との間に、ワークを搬出するための
ワーク搬送手段を進入、退避可能に設けたので、1枚取
りされたワークを搬出するにはワーク搬送手段の直線運
動により行うので、スピードアップが図られ、ワーク搬
出タクトの向上と簡単な構成によりコストの低減が図ら
れる。
【0012】また、請求項2によるこの発明のワーク搬
出装置は、請求項1のワーク搬出装置において、前記パ
レットはリフタ付の搬送台車に載置されていることを特
徴とするものである。
【0013】したがって、リフタ付の搬送台車上にパレ
ットを乗せることで、ワーク1枚取り装置の上下ストロ
ークが短縮される。
【0014】更に、請求項3によるこの発明のワーク搬
出装置は、ワークを乗せたパレットを載置するパレット
置場を複数箇所に並べて設け、このパレット置場の上方
にワーク1枚取り装置を前記各パレット置場に位置決め
移動可能に設けると共に、このワーク1枚取り装置と前
記パレットとの間に各パレット置場の方向へ移動可能な
ワーク搬送手段を設け、このワーク搬送手段の移行方向
に直交する方向へワークを搬出するローラテーブルを前
記ワーク搬送手段に備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0015】したがって、複数箇所に設けたパレット置
場に載置したパレット上のワークと、このワークを1枚
取りする移動可能なワーク1枚取り装置との間に、移動
可能なワーク搬送手段を設けた。而して、1枚取りされ
た各パレット置場上のワークを搬出するにはワーク搬送
手段は直線運動により行うので、スピードアップが図ら
れると共に複数のパレット置場にあるワークを1基のワ
ーク1枚取り装置と、1基のワーク搬送手段にて何本も
の搬出ラインを得ることができ、ワーク搬出タクトの向
上と簡単な構成によりコストの低減が図られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面の基づいて詳細に説明する。
【0017】まず、板材加工機へワークを搬入するワー
ク搬出装置と収納棚とスタッカクレーンの全体的配置構
成について、概略的に説明する。
【0018】図6を参照するに、板材加工機1の入側ワ
ークテーブル3に隣接して反転機パイプローラテーブル
5が設けられ、この反転機パイプローラテーブル5へワ
ークWを送り込むワーク搬出装置7が図6において反転
機パイプローラテーブル5の上方に設けられている。
【0019】このワーク搬出装置7は、収納棚9よりワ
ークWの乗ったパレットPを搬出する搬送台車11をY
軸方向(図6において左右方向)へ移動自在に設け、こ
の搬送台車11の上方にY軸方向へ移動自在なワーク搬
送手段であるパイプローラテーブル13が設けられてい
る。また、このパイプローラテーブル13の上方にワー
クWを1枚取りする複数の吸着部材15を備えたワーク
1枚取り装置17が設けられている。
【0020】前記搬送台車11の後退限(図6において
左側)に隣接して、空のパレットPを搬出するための直
交コンベア19が設けられ、この直交コンベア19の出
側には空のパレットPを前記収納棚9内へ収納するため
の第1トラバーサ21がY軸方向へ移動自在に設けられ
ている。
【0021】前記収納棚9は、X軸方向(図6において
上下方向)へ延伸した枠体23に多数の収納部25が形
成され、この収納部25にはZ軸方向(図6において図
面に直交する方向)へ複数の棚27が設けられ、この棚
27にワークWを積重したパレットPが収納されてい
る。
【0022】この収納棚9に隣接してスタッカクレーン
29が設けられている。より詳細には、スタッカクレー
ン用走行レール31がX軸方向へ延伸して敷設され、こ
のスタッカクレーン用走行レール31上にクレーン本体
33が乗りX軸方向へ移動自在となっている。また、ク
レーン本体33にはZ軸方向へ移動自在なエレベータ装
置35が設けられ、このエレベータ装置35には前記棚
27へパレットPを搬入出するための自走式の第2トラ
バーサ37が設けられている。
【0023】次に、この発明の主要部であるワーク搬出
装置7について更に詳細に説明する。
【0024】図1および図2を参照するに、まず、ワー
ク搬出装置7にワークWを供給する前記収納棚9とスタ
ッカクレーン29について説明する。
【0025】収納棚9は、枠体23で構成され、この枠
体23はX軸方向(図1において図面に直交する方向、
図2において上下方向)へ延伸し、多数の収納部25が
設けられ、上下方向すなわちZ軸方向(図1において上
下方向、図2において図面に直交する方向)へ複数の棚
27が設けられている。そして、適宜な収納部25の棚
27のうち最下段の棚27Aはパレット受け39で構成
されている。
【0026】より詳細には、パレット受け39は、図1
および図4に示されているごとく、枠体23の下部に設
けた横梁23Aに複数のシリンダ41が立設され、枠体
23の縦梁23Bにピン43を介して相対向して設けた
L形状のパレット受け本体45が回動自在に装着され、
前記シリンダ41のピストンロッド47がパレット受け
本体45に連結されている。
【0027】上記構成により、図4を併せて参照する
に、シリンダ41を作動せしめピストンロッド47を突
出せしめると、パレット受け本体45は回動し、図4に
示した状態、すなわち、パレット受け本体45は水平状
態となり、ワークWが乗ったパレットPを支持すること
ができる。また、ピストンロッド47を縮小せしめる
と、図5に示した状態、すなわち、パレット受け本体4
5は回動し退避位置となり、パレットPを解放すること
ができる。
【0028】前記スタッカクレーン29は、前記収納棚
9に隣してスタッカクレーン用走行レール31がX軸方
向へ延伸して敷設され、このスタッカクレーン用走行レ
ール31上に車輪49を介して前記クレーン本体33が
乗り、図示を省略したが駆動モータ等によりクレーン本
体33は走行自在に設けられている。
【0029】また、クレーン本体33のX軸方向両側に
立設した支柱51の下部にはチェーン走行用駆動モータ
53の出力軸55に連結した駆動プーリ57が回転自在
に装着され、前記支柱51の上部には従動プーリ59が
回転自在に装着され、この従動プーリ59と前記駆動プ
ーリ57とに無端状のチェーン61が掛回されている。
そして、相対向して設けた前記チェーン61に前記エレ
ベータ装置35のエレベータ本体63が連結支持されて
いる。
【0030】前記エレベータ本体63上には、前記棚2
7に対してパレットPを搬入出するための自走式の第2
トラバーサ37が設けられている。
【0031】上記構成により、クレーン本体33を移動
し所望のパレットPが収納されている収納部25へ位置
決めして、エレベータ本体63をZ軸方向へ移動させて
所望のパレットPが収納されている棚27へ位置決めす
る。そして、エレベータ本体63上に設けた第2トラバ
ーサ37を棚27へ接近させ、トラバーサ37のフック
がパレットPと係合し、トラバーサ37を戻すことによ
り棚27よりパレットPをエレベータ本体63へ搬出し
て、ワーク搬出装置7のある棚27の最下段の棚27A
内のへパレットPへ収納する。
【0032】次に、この発明の主要部であるワーク搬出
装置7について説明する。
【0033】ワーク搬出装置7は、搬送台車11とパイ
プローラテーブル13とワーク1枚取り装置17と直交
コンベア19とで構成されている。
【0034】前記搬送台車11としては、Y軸方向(図
1,図2において左右方向)へ延伸し片側は前記収納棚
9内へ入ったレール部材65が複数敷設され、このレー
ル部材65上に複数の車輪67を介してリフタ付き台車
69が乗り、このリフタ付台車69は複数のリンク部材
71でリフタ73は構成されている。
【0035】上記構成により、図示を省略したが駆動モ
ータ等にてリフタ付台車69はY軸方向へ移動自在とな
ると共に、リフタ73のリンク部材71を図示省略した
シリンダ等の作動により拡縮することによりリフタ73
はZ軸方向へ移動自在となっている。
【0036】前記リフタの上部支持板75にはチェーン
コンベア77がY軸方向へ延伸して設けられ、チェーン
コンベア77は、前記上部支持板75に設けた駆動プー
リ79と従動プーリ81とを掛回した無端状のチェーン
ベルト83で構成されている。このチェーンコンベア7
7は図示を省略したが駆動モータより駆動プーリ79が
回転されて、チェーンベルト83は走行されるものであ
る。
【0037】また、前記チェーンコンベア77の出側に
は、L形状のパレットストッパ85が回動自在に設けら
れ、このパレットストッパ85の一端はパレットストロ
ーク駆動シリンダ87のピストンロッド89に連結され
ている。
【0038】上記構成により、パレットストッパ85は
パレットストッパ駆動シリンダ87の作動により、チェ
ーンコンベア77の上面上に立設されたり、またはチェ
ーンコンベア77の上面より没することができ、チェー
ンコンベア77上を搬送されたワークWを積重したパレ
ットPの位置決めが行われる。なお、このパレットスト
ローク85にパレットPが当接したことを検知する停止
センサ(図示省略)がパレットストッパ85に設けられ
ている。
【0039】前記搬送台車11の上方にはワーク1枚取
り装置17が設けられている。このワーク1枚取り装置
17は、床上に立設されたL形支柱91の横梁91Aに
流体圧作動のシリンダ93が垂下して設けられ、このシ
リンダ93のピストンロッド95の先端に多数の吸着部
材15を備えた支持板97が連結されている。
【0040】上記構成により、シリンダ93を作動せし
めピストンロッド95を突出せしめると吸着部材15を
備えた支持板97は下降し、吸着部材15にて前記搬送
台車11に乗ったパレットP上のワークWを1枚取りし
て所定位置に持ち上げることができる。
【0041】前記搬送台車11上に乗ったパレットP上
のワークWと、前記ワーク1枚取り装置17の吸着部材
15と間には、ワーク搬送手段としてのパイプローラテ
ーブル13が進入あるいは退避可能に設けられている。
【0042】より詳細には、図3を併せて参照するに、
床上から立設された架台99上にY軸方向(図3におい
て図面に直交する方向)へ延伸して複数のレール部材1
01が敷設されている。このレール部材101上に複数
のガイド部材103を介してパイプローラテーブル本体
105が乗り、このパイプローラテーブル本体105に
設けた駆動部材107によりY軸方向へ移動自在となっ
ている。
【0043】前記駆動部材107は、テーブル移動用駆
動モータ109より図2に示されているごとく駆動側ベ
ベルギヤ111に螺合しX軸方向両側に従動側ベベルギ
ヤ113A,113Bが設けられ、この従動側ベベルギ
ヤ113A,113Bより延長軸115A,115Bが
それぞれX軸方向へ延伸して設けられている。
【0044】そして、各延長軸115A,115Bの先
端側にそれぞれ駆動プーリ117A,117Bが装着さ
れ、前記架台9Aの適所に従動プーリ119A,119
Bが設けられ、この従動プーリ119A,119Bと前
記駆動プーリ117A,117Bとにチェーン121
A,121Bが掛回されている。そして、このチェーン
121A,121Bの両端は支持部材123A,123
Bに連結され、支持部材123A,123Bは前記パイ
プローラテーブル本体105の両側に一体的に設けられ
ている。
【0045】上記構成により、テーブル移動用駆動モー
タ109を駆動せしめると、駆動側ベベルギヤ111よ
り従動側ベベルギヤ113A,113Bは回転し、延長
軸115A,115Bを介して駆動プーリ117A,1
17Bが回転し、チェーン121A,121Bは走行し
て支持部材123A,123Bを介してパイプローラテ
ーブル本体105はY軸方向へ移動自在となる。
【0046】パイプローラテーブル本体105には複数
のパイプローラ125が回転自在にX軸方向へ並設され
ていて、このパイプローラ125を回転せしめる駆動装
置127は、図3に示されているごとく、前記パイプロ
ーラテーブル本体105にローラ駆動用モータ129が
設けられている。そして、このローラ駆動用モータ12
9の出力軸に装着した駆動プーリ131と、前記パイプ
ローラテーブル本体105のX軸方向両端に設けた各従
動プーリ133と案内プーリ135とに摩擦ベルト13
7が掛回され、この摩擦ベルト137の上面が前記パイ
プローラ125に当接している。また、前記パイプロー
ラ125の上方には、前記架台99の適所に複数のワー
クWの上面を検出するためのワーク上面検出器126
A,126Bが設けられている(図2参照)。
【0047】上記構成により、ローラ駆動用モータ12
9を駆動せしめると、駆動プーリ131は回転し、従動
プーリ133,案内プーリ135に掛回された摩擦ベル
ト137が走行して各パイプローラ125を回転せし
め、パイプローラ125に乗ったワークWを板材加工機
1の反転式パイプローラテーブル5へ搬出する。
【0048】前記搬送台車11に隣接(図1,図2にお
いて左側)して前記直交コンベア19が設けられてい
る。この直交コンベア19は、前記搬送台車11上のワ
ークWがすべて1枚取り搬出され、空になったパレット
Pを搬出するためのもので、ベルト駆動用モータ139
に連結した駆動プーリ141と従動プーリ143とに掛
回された無端状ベルト145がY軸方向へ走行し、この
無端状ベルト145は複数個所に設けられている。ま
た、この無端状ベルト145にて搬出された空のパレッ
トPを第1トラバーサ21へ搬出するため、複数のロー
ラ147がローラ駆動モータ149により回転自在に設
けられている。
【0049】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、図7および図8を参照するに、図8に示したフロ
ーチャートのステップS1にて、スタッカクレーン29
の第2トラバーサ37にて収納棚9の最下段の棚27A
へ所望の棚27より搬出したワークWを積重したパレッ
トPを搬入する(図7の図中J矢印)。そして、ステッ
プS2にて搬送台車11を収納棚9内へ移行(図7の図
中K矢印)し、リフタ73を上昇(図7の図中L矢印)
して搬送台車11のチェーンコンベア77上にパレット
Pを支持する。
【0050】次に、ステップS3にてパレット受け39
を解放し、ステップS4にて搬送台車11のリフタ73
を下降(図7の図中M矢印)する。そして、ステップS
5にて搬送台車11を前進(図7の図中N矢印)して前
進限で停止する。
【0051】次に、ステップS6にてリフタ73を上昇
(図7の図中P矢印)しワーク上面検出器126A,1
26BがONしたらリフタ73の上昇を停止し、ステッ
プS7にてパレットストッパ85を上昇し、ステップS
8にて搬送台車11に設けたチェーンコンベア77を駆
動してパレットPが図示省略した停止センサに当接し、
停止センサがONとなったらチェーンコンベア77の駆
動を停止する。
【0052】この状態で、ステップS9にてワーク1枚
取り装置17の吸着部材15を下降(図7の図中Q矢
印)し、ワークWを吸着部材15にて吸着する。そし
て、ステップS10にて1枚取りされたワークWを吊り
上げる(図7の図中R矢印)。
【0053】次に、ステップS11にてパイプローラテ
ーブル13を退避位置より吊上げられたワークWの直下
へ進入(図7の図中S矢印)せしめる。そして、ステッ
プS12にて吊上げられたワークWを吸着部材15を解
放することによりパイプローラテーブル13上へ移載す
る。
【0054】ワークWがパイプローラテーブル13上に
乗ったら、パイプローラテーブル13のパイプローラ1
25を回転して、ワークWを板材加工機1側へ搬出す
る。そして、ワークWを搬出後にパイプローラテーブル
13を旧位置である退避位置に戻す(図7の図中T矢
印)。
【0055】以上で1枚取りされたワークWの搬出工程
を終了する。以後、ステップS6とステップS9からS
14の工程を繰返して、パレットP上に積載されたワー
クWを1枚ずつ板材加工機1へ供給する。
【0056】そして、すべてのワークWを搬出後、空に
なったパレットPは、搬送台車11を下降(図7の図中
U矢印)してチェーンコンベア77の作動により直交コ
ンベア19上へ搬出(図7の図中V矢印)し、直交コン
ベア19より第1トラバーサ21にて収納棚9内へ戻
す。
【0057】したがって、1枚取り工程では直線運動を
させているので、スピードを上げることができタクトア
ップが図れ、簡単な構成と省スペース化によりコストの
低減を図ることができる。
【0058】図9には、他の実施の形態が示されてい
る。このワーク搬出装置7は、3基の搬送台車151A
〜151Cとワーク1枚取り装置153とワーク搬送手
段としてパイプローラテーブル155とで構成されてい
る。
【0059】前記搬送台車151A〜151Cは床上に
X軸方向(図9において図面に直交する方向)へ延伸し
て複数のレール部材157が敷設され、このレール部材
157上に複数の車輪159を介して搬送台車本体16
1A,161B,161Cの3台がX軸方向へ移動自在
に設けられている。すなわち、パレット置場163A,
163B,163Cが3列並んで設けられている。
【0060】前記搬送台車本体161A〜161C上に
は基準板165が立設され、この基準板165に沿って
パレットPとパレットP上に積載したワークWの基準出
しがなされる。
【0061】前記搬送台車151A〜151Cの上方に
は架台167上をY軸方向(図9において左右方向)へ
移動自在なパイプローラテーブル155が設けられてい
る。より詳細には、前記架台167上にY軸方向へ延伸
して敷設された複数のレール部材169に、複数の車輪
171を介してパイプローラテーブル本体173が乗
り、図示を省略したが駆動モータ等にてY軸方向へ移動
自在となるものである。また、パイプローラテーブル本
体173には回転駆動される複数のパイプローラ175
がX軸方向へ並列して設けられている。
【0062】前記パイプローラ155の上方にはワーク
1枚取り装置153が設けられている。より詳細には、
床上より立設された複数の支柱177にガイドレール1
79が支持され、このガイドレール179にガイド部材
181が図示に省略したが駆動モータ等によりY軸方向
へ移動自在に設けられている。前記ガイド部材181に
は流体圧作動のシリンダ183が立設され、このシリン
ダ183のピストンロッド185の先端に、多数の吸着
部材187を備えた支持板189が連結されている。
【0063】上記構成により、例えば第1のパレット置
場163Aにある搬送台車151Aに載置されたパレッ
トP上のワークWを搬出するには、パイプローラテーブ
ル155を邪魔にならない位置に退避させておき、ワー
ク1枚取り装置153を第1パレット置場163A上に
移動させ、ワーク1枚取り装置153のシリンダ183
を作動させて吸着部材187にて搬送台車151Aのワ
ークWを1枚取りして持上げておく。その後、パイプロ
ーラテーブル155をパレット置場163Aの位置へ位
置決めして、吸着部材187にて保持したワークWをパ
イプローラテーブル155へ移載し、パイプローラ17
5の回転によりワークWを搬出する。
【0064】上記構成により、ワーク1枚取り装置15
3とパイプローラテーブル155をY軸方向へ移動し、
3基の搬送台車151A,151B,151C上に載置
したワークWを搬出することができ、わずかなスペース
で多くの搬出ラインを設置することができる。
【0065】而して、ワーク搬送手段は直線運動により
行われるのでスピードアップが図られ、複数のパレット
置場163A〜163CにあるワークWを1基のワーク
1枚取り装置153にて1枚取りし、1枚取りしたワー
クWを1基のパイプローラテーブル155にて搬出する
ので、ワーク搬出タクトの向上と簡単な設備でコストの
低減を図ることができる。
【0066】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0067】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、請求項1によるこの発明によれば、パレ
ット上に乗ったワークとワーク1枚取り装置との間に、
ワークを搬出するためのワーク搬送手段を進入、退避可
能に設けたので、1枚取りされたワークを搬出するには
ワーク搬送手段の直線運動により行うので、スピードア
ップが図られ、ワーク搬出タクトの向上と簡単な構成に
よりコストの低減を図ることができる。
【0068】また、請求項2によるこの発明によれば、
リフタ付の搬送台車上にパレットを乗せることで、ワー
ク1枚取り装置の上下ストロークを短縮できる。
【0069】更に、請求項3によるこの発明によれば、
複数箇所に設けたパレット置場に載置したパレット上の
ワークと、このワークを1枚取りする移動可能なワーク
1枚取り装置との間に、移動可能なワーク搬送手段を設
けた。而して、1枚取りされた各パレット置場上のワー
クを搬出するにはワーク搬送手段は直線運動により行う
ので、スピードアップが図られると共に複数のパレット
置場にあるワークを1基のワーク1枚取り装置と、1基
のワーク搬送手段にて何本もの搬出ラインを得ることが
でき、ワーク搬出タクトの向上と簡単な構成によりコス
トの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、ワーク搬出装置の側
面説明図である。
【図2】図1における平面説明図である。
【図3】図におけるIII−III線に沿った断面説明図であ
る。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿った断面説明図であ
る。
【図5】作用説明図である。
【図6】この発明を実施するスタッカクレーンと収納棚
とワーク搬出装置と板材加工機との全体配置を示す平面
配置説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】フローチャート図である。
【図9】この発明の他の実施の形態を示し、ワーク搬出
装置の側面説明図である。
【図10】従来例を示し、ワーク搬出装置の側面図であ
る。
【図11】作用説明図である。
【図12】作用説明図である。
【図13】作用説明図である。
【符号の説明】
7 搬出装置 11 搬送台車 13,155 パイプローラテーブル(ワーク搬送手
段) 15,187 吸着部材 17,153 ワーク1枚取り装置 73 リフタ 163A〜163C パレット置場 W ワーク P パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 AA05 BB01 CC02 DD02 EE02 FF02 FF26 GG01 HH05 HH13 JJ09 KK10 PP06 QQ12 3F030 AA09 AB04 BB01 BC02 3F044 AA11 AB02 AB08 AB20 AB21 AB31 AB37 BA07 BB07 CA02 CA05 CA06 CB03 CD01 CD08 CE01 CE08 CE13 CE16 CE27 CE30 CE36 CF08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを乗せたパレットの上方にワーク
    1枚取り装置を設け、このワーク1枚取り装置と前記パ
    レットとの間に、水平方向へ進入、退避可能なワーク搬
    送手段を設け、このワーク搬送手段の移行方向に直交す
    る方向へワークを搬出するローラテーブルを前記ワーク
    搬送手段に備えてなることを特徴とするワーク搬出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パレットはリフタ付の搬送台車に載
    置されていることを特徴とする請求項1記載のワーク搬
    出装置。
  3. 【請求項3】 ワークを乗せたパレットを載置するパレ
    ット置場を複数箇所に並べて設け、このパレット置場の
    上方にワーク1枚取り装置を前記各パレット置場に位置
    決め移動可能に設けると共に、このワーク1枚取り装置
    と前記パレットとの間に各パレット置場の方向へ移動可
    能なワーク搬送手段を設け、このワーク搬送手段の移行
    方向に直交する方向へワークを搬出するローラテーブル
    を前記ワーク搬送手段に備えてなることを特徴とするワ
    ーク搬出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280875A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Okamura Corp 長尺物用自動倉庫
US7267522B2 (en) * 2001-11-05 2007-09-11 Gebr. Schmid Gmbh & Co. Method and device for the introduction of planar substrates into a receiving container
JP2015098335A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 株式会社大林組 パレット
CN112193828A (zh) * 2020-10-22 2021-01-08 佛山智昂科技有限公司 一种工业搬运机器人及其控制方法

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