JP2690544B2 - 車両のサブフレーム構造 - Google Patents

車両のサブフレーム構造

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JP2690544B2 JP1029547A JP2954789A JP2690544B2 JP 2690544 B2 JP2690544 B2 JP 2690544B2 JP 1029547 A JP1029547 A JP 1029547A JP 2954789 A JP2954789 A JP 2954789A JP 2690544 B2 JP2690544 B2 JP 2690544B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両のサブフレーム構造、特にエンジンの
支持とサスペンションの支持を兼ねたサブフレーム構造
に関するものである。
[従来の技術] 車両の生産ラインにおいて、従来はエンジンの組込工
程と、エンジン両側方のサスペンションの組込工程とを
別途に必要としていた。
[発明が解決しようとする課題] 従ってボディ搬送過程での組付工数が多く、ライン短
縮化の面での課題の一つとなっていた。
そこで本発明の目的は、エンジンとその左右のサスペ
ンションをユニット化し、ボディに対して同時に組み込
むことができ、しかも高剛性でエンジンの支持に加えて
サスペンション支持精度の向上が図れ、またサスペンシ
ョン取付状態のままでエンジンの脱着を可能とした車両
のサブフレーム構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本発明は、エンジンの周囲に
配設される前後のビーム部材と左右のビーム部材とから
構成した、ボディに支持されるサブフレームであって、
前後の各ビーム部材にエンジンをマウントし、左右の両
ビーム部材の夫々にサスペンションを連結するととも
に、前後の両ビーム部材の夫々を左右の両ビーム部材に
対し着脱可能に結合したことを特徴とする。
[作用] 周囲に配設した前後の各ビーム部材にエンジンをマウ
ントして、左右の両ビーム部材の夫々にサスペンション
を連結して成るサブフレームのため、サブフレームにエ
ンジンとその左右のサスペンションをユニット化してボ
ディに同時に組み込むことができ、従ってボディ搬送過
程での組付工数を少なくしてライン短縮化が図れる。
またエンジンを前後及び左右から囲む高剛性のサブフ
レームであり、その左右の両ビーム部材の夫々にサスペ
ンションを連結してサスペンション支持精度に優れたも
のとなっている。
そして前後のビーム部材が左右のビーム部材に対し着
脱可能なため、左右の両ビーム部材の夫々にサスペンシ
ョンを取り付けた状態のまま前後のビーム部材とともに
エンジンが脱着可能となっている。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明を適用したミッドシップ車両の概略を示す第1
図において、1は車室、2はハンドル、3はシート、4
は車室後方のエンジンルーム、5はV型横置きエンジ
ン、6,7は前後の気筒列、8はミッションケース、9は
後輪である。車室底板11後部に立ち上がるシート設置部
12と、その後方にあって車室1とエンジンルーム4を前
後に画成するバルクヘッドプレート13との間に燃料タン
ク14が適宜の手段で収納配置され、シート設置部12の下
方にクロスビーム15が接合されている。このクロスビー
ム15と後述するサブフレーム20との間にセンタービーム
16が架設されている。
第2図以降に拡大して示すようにサブフレーム20は前
後のフロントビーム21及びリヤビーム31と左右の両サイ
ドビーム41,51とを合体して、エンジン5とこれに一体
化したミッションケース8を囲むように平面視で略井型
に構成されている。この平面視略井型のサブフレーム20
にてエンジン5及びミッションケース8を前後左右で支
持している。
フロントビーム21は軽量化と併せある程度の剛性確保
を企図して閉断面のアルミプレス成形品で得られ、リヤ
ビーム31は特に十分な横剛性確保を企図してアルミ鋳造
品で得られており、更に左右の両サイドビーム41,51は
サスペンション支持も兼ねるために十分なる剛性確保を
企図してアルミ鋳造品で得られている。
車幅方向に延在して閉断面扁平状をなすフロントビー
ム21の両端部22,23上面に左右夫々の各サイドビーム41,
51の前端部42,52がボルト結合されるとともに、車幅方
向に延在する断面略横H型で波形等の補強リブを有する
リヤビーム31の両端部32,33前面に各サイドビーム41,51
の後端部43,53が夫々ボルト接合されている。また各サ
イドビーム41,51は前後方向に延在して下方へ開放さ
れ、且つ断面略逆T型で側面視略コ型のブリッジ状をな
し、その前方に板面が略水平な前記各前端部42,52を形
成するとともに、後方には板面が略垂直な前記各後端部
43,53を形成している。これら前端部42,52及び後端部4
3,53が断面略横H型で波形等の補強リブを有しており、
また後端部43,53上方の外側にはブリッジ部44,54から後
方へ連続する延出部45,55が形成されている。
第5図乃至第8図はエンジン5及びミッションケース
8のマウントの仕方を示しており、図示のように特に前
後のマウントラバー61,63を用いて平面視略井型のサブ
フレーム20に支持するものである。
即ちエンジン5及びミッションケース8の中央前面に
マウントラバー61のベース62をボルト結合し、ミッショ
ンケース8後面にマウントラバー63のベース64をボルト
結合し、エンジン5上面で前後の各気筒列6,7間の右側
にマウントラバー65のベース66をボルト結合するととも
に、ミッションケース8上面の左側にマウントラバー67
のベース68をボルト結合する。そしてフロントビーム21
中央上面に起設した左右一対のブラケット26,26間にマ
ウントラバー61内を貫通した支軸27を架設し、リヤビー
ム31に左側下面に一体に垂下形成した左右一対のブラケ
ット36,36間にマウントラバー63内を貫通した支軸37を
架設する。更に左側サイドシル91に設けた前後一対のブ
ラケット92,92間にマウントラバー65内を貫通した支軸9
3を架設し、また他方の右側サイドシル95に設けた断面
コ型のブラケット96にマウントラバー67内を貫通した支
軸97を架設する。
第9図乃至第11図は左右の後輪9,9のサスペンション
構造を示しており、図示のようにサスペンションアーム
を左右の各サイドビーム41,51に夫々支持するものであ
る。
即ち図中、71は後輪9を軸承するナックルであり、先
ずナックル71上部にボールジョイント(不図示)にて連
結されるA型アッパーアーム72の前後端部(図示円筒
部)73,74をゴムブッシュ(不図示)を介して左右の各
サイドビーム41,51のブリッジ部44,54下面に枢着する。
更にナックル71下部にボールジョイント(不図示)にて
連結されるA型ロアーアーム75の前端部(図示前後二股
部)76を各サイドビーム41,51の前端部42,52の後下方に
一体形成した円筒部48,58にゴムブッシュ(不図示)を
介して枢着する。そしてA型ロアーアーム75の後端部
(図示前後二股部)77を各サイドビーム41,51の後端部4
3,53下方に一体形成した円筒部49,59にゴムブッシュ
(不図示)を介して枢着する。
また、78はI型コントロールリンク、79は油圧ダンパ
であり、I型コントロールリンク78はナックル71後部と
リヤビーム31の端部寄り下面に一体形成した前後二股部
38との間に枢着架設され、油圧ダンパ79はナックル71上
部と図示しないボディ側との間に架設される。
以上のようにして左右のサスペンションアームを支持
してエンジン及びミッションケースをマウントした平面
視略井型のサブフレーム20を生産ラインでボディ内に組
み込み、サブフレーム20周囲等の適所にボディをボルト
結合して支持し、更にそのフロントビーム21中間部下面
と前方の前記クロスビーム15下面との間に前記センター
ビーム16をボルト結合して架設する。
以上のサブフレーム構造を採用して成る実施例のミッ
ドシップ車両において、左右の各マウントラバー65,67
によるエンジン5及びミッションケース8のボルト結合
を解除するとともに、左右の各I型コントロールリンク
78,78とリヤビーム31との結合も解除して、両サイドビ
ーム41,51からフロントビーム21及びリヤビーム31を夫
々外すことによって、平面視略井型のサブフレーム20内
から下方にエンジン5を取り外してメンテナンス作業が
行える。また逆の手順で再組付が行える。ここで、I型
コントロールリンクの結合は特にサブフレームマウント
にアライメント調整機構を備える場合はナックル側を解
除しても良い。
このように平面略視井型のサブフレーム20でありなが
ら、左右のサスペンションアーム、即ちA型のアッパー
アーム72及びロアーアーム75を左右の各サイドビーム4
1,51の夫々に連結した状態のままでエンジン脱着作業が
行える。
尚、実施例ではミッドシップ車両としたが、他の車両
形式にも本構造は適用可能である。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、周囲に配設した前後の
各ビーム部材にエンジンをマウントするとともに、左右
の両ビーム部材の夫々にサスペンションを連結してサブ
フレームを構成したため、サブフレームにエンジンとそ
の左右のサスペンションをユニット化してボディに同時
に組み込むことができ、従ってボディ搬送過程での組付
工数を少なくしてライン短縮化を達成することができ
る。
またエンジンを前後及び左右から囲む高剛性のサブフ
レームであって、且つその左右の両ビーム部材の夫々に
サスペンションを連結したことで、サスペンション支持
精度の向上も達成することができる。
そして前後のビーム部材を左右のビーム部材に対し下
方に着脱可能としたため、左右の両ビーム部材の夫々に
サスペンションを取り付けた状態のままで前後のビーム
部材とともにエンジンを着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した車両の透視側面図、第2図は
そのサブフレーム部分等の拡大側面図、第3図はサブフ
レーム組付状態の斜視図、第4図は同分解斜視図、第5
図はエンジン及びマウント部材の分解斜視図、第6図は
サブフレーム部分の平面図、第7図は同正面図、第8図
は同後面図、第9図はサスペンション構成部品の分解斜
視図、第10図はその組付状態の側面図、第11図は同後面
図である。 尚、図面中、1は車室、4はエンジンルーム、5はエン
ジン、8はミッションケース、20は本発明のサブフレー
ム、21,31,41,51はそのビーム部材、61,63,65,67はエン
ジンマウント部材、72,75はサスペンションアームであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−269722(JP,A) 特開 昭63−78885(JP,A) 実開 昭63−197781(JP,U) 実開 昭61−75323(JP,U) 実公 昭60−20532(JP,Y2) 実公 昭59−17737(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの周囲に配設される前後のビーム
    部材と左右のビーム部材とから構成した、ボディに支持
    されるサブフレームであって、 前後の各ビーム部材にエンジンをマウントし、左右の両
    ビーム部材の夫々にサスペンションを連結するととも
    に、前後の両ビーム部材の夫々を左右の両ビーム部材に
    対し着脱自在に結合したことを特徴とする車両のサブフ
    レーム構造。
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