JP2677185B2 - クロック再生器 - Google Patents

クロック再生器

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JP2677185B2
JP2677185B2 JP5349574A JP34957493A JP2677185B2 JP 2677185 B2 JP2677185 B2 JP 2677185B2 JP 5349574 A JP5349574 A JP 5349574A JP 34957493 A JP34957493 A JP 34957493A JP 2677185 B2 JP2677185 B2 JP 2677185B2
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玄弥 岩崎
弘樹 津田
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック再生器に関
し、特に回路を完全にディジタル化して再生するクロッ
ク再生器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック再生器を完全にディジタ
ル回路で構成した例を図2に示す。受信信号はA/D変
換器1でディジタル信号に変換される。この変換のサン
プリングは、追って説明する再生されたクロックによ
る。サンプリングされたデータより、サンプリングクロ
ックのクロック位相誤差がクロック位相誤差検出器2で
検出され、ディジタルループフィルタ3でフィルタリン
グされた後、ダウンカウンタ4のロード値入力に入力さ
れる。ダウンカウンタ5のカウント値がゼロになるとゼ
ロ検出信号が出力され、このゼロ検出信号はロード信号
とされ、同時に上記のサンプリングクロックとされる。
【0003】クロック発振器5からダウンカウンタ4へ
入力される計数用のクロックは、ループフィルタ3から
入力されるロード値用の受信クロックに比べ、100倍
以上の十分に高速なクロックが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のクロック再生器でのサンプリングクロックの周波数
精度は、高速クロックの周波数と再生するクロックの周
波数の比として定義できるダウンカウンタの分解能、つ
まりビット数、で決まってしまう。これは例えループフ
ィルタの分解能を増やしてもカウンタロード値として設
定できるビットより下位のビットは設定の際に切り捨て
るしかないためである。そのため、再生する受信データ
のクロックが高速クロックに比べ、1/100程度等十
分小さくないとサンプリングクロックの周波数精度が低
くなり、クロック再生ループが不安定となり、再生クロ
ックのジッターが大きくなる問題を伴う。また受信クロ
ックと高速クロックの比が100〜500程度あって
も、回線上の雑音成分が大きい場合には十分な安定動作
は得られない。
【0005】本発明は、伝送速度の高い受信信号に対し
ても高い周波数精度で安定に動作する、完全にディジタ
ル回路化されたクロック再生器を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のクロック再生器は、アナログの受信信号を
ディジタル信号に変換して出力するA/D変換手段と、
ディジタル信号のクロック位相誤差を検出し位相誤差信
号を出力するクロック位相誤差検出手段と、位相誤差信
号の下位ビットの信号を積分しこの積分値が所定の値に
達した時にオーバーフロー信号を出力する積分手段と、
オーバーフロー信号が出力された場合、位相誤差信号の
上位ビットの信号に「1」を加算した加算値を出力する
加算手段と、所定のクロック信号を生成し出力する発振
手段と、加算値をロード値としクロック信号をカウント
ダウン入力信号としカウントダウンを行い、ロード値が
「0」となった時にゼロ検出信号を出力するカウント手
段とを有し、ゼロ検出信号をカウント手段のロード信号
とし、且つA/D変換手段のサンプリングクロックとす
ることを特徴としている。
【0007】
【作用】したがって、本発明のクロック再生器によれ
ば、ディジタル信号に変換された位相誤差信号の下位ビ
ットの信号は積分され、積分値が上位ビットに加算さ
れ、この加算値をロード値としカウントダウンを行いゼ
ロ検出し、ゼロ検出信号をカウント手段のロード信号、
かつA/D変換手段のサンプリングクロックとしてい
る。よって、下位ビットの信号がA/D変換手段のサン
プリング信号として反映され、再生クロックと受信信号
との同期がより正確となる。
【0008】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるクロッ
ク再生器の実施例を詳細に説明する。図1を参照すると
本発明のクロック再生器の一実施例が、ブロック構成図
として示されている。
【0009】A/D変換器1は、アナログの受信信号を
ディジタル信号に変換する。この変換実行のためのサン
プリングクロックは、A/D変換器1の出力信号から再
生された信号である。クロック位相誤差検出器2は、A
/D変換器1から出力されたディジタルデータより、ク
ロック位相誤差θeを求めて出力し、ループフィルタ3
へ供給する。ループフィルタ3は、入力されたクロック
位相誤差θeに基づいて、周波数wRのループフィルタ出
力を出力する。このループフィルタ出力をA/D変換器
1のサンプリング周波数とすることにより、クロック再
生のPLLループ(Phase-Locked Loop)が構成され
る。
【0010】本実施例において、全回路をディジタル回
路で構成するためループフィルタ出力は、周波数wR
対応したnビットの整数値NRで構成されたディジタル
信号である。このnビットのループフィルタ3の出力の
うち、ダウンカウンタにロードできるのはLビット(L
≦n)の信号である。この値を上位Lビットの整数値N
UR(NUR=NR/2n-L)と下位[n−L]ビットの整数
値NLR(NLR=NRmod 2n-L)とに分ける。下位ビット
のNLRは[n−L]ビットの積分器6に入力される。
【0011】この積分器6は、積分後の値がオーバーフ
ローして2N-L+1以上の値2N-L+1+Nになると積分値と
してオーバーフロー値Nが保持され、同時にオーバーフ
ロー信号”1”が出力され、それ以外の時には”0”が
出力される。上位ビットのNURは、加算器7において積
分器6出力のオーバーフロー信号と加算され、オーバー
フローが起こらなかった時にはNURが、またオーバーフ
ローが起こった時にはNUR+1がダウンカウンタ4のロ
ード値入力へ出力される。ダウンカウンタ4は、発振器
5から出力される周波数wFの高速クロック信号を入力
してダウンカウントを行い、カウンタ値が”0”になる
とゼロ検出信号を出力し、加算器7から出力されるロー
ド値をロードする。また、このロードと共に、ゼロ検出
信号をA/D変換器のサンプリングクロックとする。
【0012】上記の構成に成るクロック再生器の動作お
よび動作原理を以下に詳述する。受信信号の周波数wC
および発振器5の発振周波数wFにおいて、サンプリン
グクロックで同期のとれるダウンカウンタ4の分周比R
Dは、RD=wF/wC、となるが、これは整数とは限らな
い。そこでRDを整数部NDと小数部FDに分けると下記
の式(1)となる。 RD=ND+FD ……(1) 但し;NDは整数、0≦FD<1
【0013】また、上位Lビットの整数値NURと下位
(n−L)ビットの整数値NLRとは、それぞれ式(2)
および(3)によって表すことができる。 NUR=ND ……(2) NLR=int(2N-L+1・FD) ……(3) 但し;int(A)はAの整数部を表す。
【0014】従来方式では、カウンタロード値が整数値
URのみであったため、再生されるサンプリングクロッ
ク周波数は、下記の式(4)の関係を有する。 wF/NUR=wF/ND=wF/(RD−FD) (wF/RD)・(1+FD/RD) =wC(1+FD/RD)=wC+Δw ……(4) 故に、Δw=wC・(FD/RD
【0015】故に、Δwだけ受信クロックとずれてしま
い、クロック再生ループの安定性が失われる。これを防
ぐのに従来方式では、発振器5の発振周波数wFの値を
大きくすることによりFD/RDを小さく押さえ、Δwの
値を小さくするしか手だてが無く、それには限界があ
る。特にクロック周波数wCの大きいシステムでは、サ
ンプリング周波数wFを更に高く設定しなければなら
ず、現実的でなくなる。
【0016】しかし、本実施例では、NLRの値を切り捨
てることなく積分器6において積分して利用し、カウン
タロード値NDまたはND+1をFDの値に応じた比率で
設定する。この手順によれば、再生されるクロックの周
波数精度を等価的に上げることが可能となる。積分器6
がオーバーフローする確率POVは、下記となる。 POV=NLR/2N-L+1=FD+ΔF ……(5) 但し、ΔF=FLD/2N-L+1LD=2N-L+1・FD−NLR 0≦FLD<1
【0017】これよりダウンカウンタ4にロードされる
ロード平均値NavLは、下記の式(6)となる。 NavL=ND(1−POV)+(ND+1)POV=ND+POV =ND+FD+ΔF =RD+FLD/2N-L+1 ……(6)
【0018】このロード平均値NavLは、理想的な分周
比RDとほぼ等しくなり、その誤差はFLD/2N-L+1であ
る。またロード平均値NavLは、オーバーフロー値Nを
大きくする、つまりループフィルタ3と積分器6のビッ
ト数を大きくすることで、限界無く小さくすることがで
きる。しかし、単に回路を若干大きくするだけでも平均
値NavLを小さくすることが可能であり、十分現実的で
ある。この様にダウンカウンタ4へのロード値が、FD
に応じた確率でNDまたはND+1として設定されること
により、再生されるクロック周波数を受信クロック周波
数wCに極めて近い値に近づけることが可能となる。
【0019】本実施例のクロック最盛期ではループフィ
ルタ出力の内、ダウンカウンタ4にロードされない下位
ビットを積分器で積分し、この積分器がオーバーフロー
した時にはカウンタロード値を1だけ大きくし、ループ
フィルタ3の下位ビットの効果をもダウンカウンタ4の
分周に取り込まれる。故に、クロック再生回路を完全に
ディジタル回路で構成しても、受信信号の周波数に極め
て一致した再生クロックを得ることができる。
【0020】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるが、本発明はこれに限定されるものではな
く本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施
可能である。例えば、ループフィルタは理論動作上では
不要である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
クロック再生器は、位相誤差信号の下位ビットの信号は
積分され、A/D変換手段のサンプリングクロックに反
映されるため、再生クロックと受信信号との同期特性が
向上する。故に、高速の受信信号に対しても安定した同
期のとれるクロック再生回路を、完全なディジタル回路
で構成することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロック再生器の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】従来の完全にディジタル化したクロック再生器
の回路構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 クロック位相誤差検出器 3 ループフィルタ 4 ダウンカウンタ 5 高速発振器 6 n−Lビット積分器 7 加算器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログの受信信号をディジタル信号に
    変換して出力するA/D変換手段と、 前記ディジタル信号のクロック位相誤差を検出し位相誤
    差信号を出力するクロック位相誤差検出手段と、 前記位相誤差信号の下位ビットの信号を積分し該積分値
    が所定の値に達した時にオーバーフロー信号を出力する
    積分手段と、 前記オーバーフロー信号が出力された場合、前記位相誤
    差信号の上位ビットの信号に「1」を加算した加算値を
    出力する加算手段と、 所定のクロック信号を生成し出力する発振手段と、 前記加算値をロード値とし前記クロック信号をカウント
    ダウン入力信号としカウントダウンを行い、前記ロード
    値が「0」となった時にゼロ検出信号を出力するカウン
    ト手段とを有し、 前記ゼロ検出信号を前記カウント手段のロード信号と
    し、且つ前記A/D変換手段のサンプリングクロックと
    することを特徴とするクロック再生器。
  2. 【請求項2】 前記クロック位相誤差検出手段は、さら
    に前記位相誤差信号をフィルタリングして出力するルー
    プフィルタを有し、前記積分手段は前記ループフィルタ
    がフィルタリングした信号を積分することを特徴とする
    請求項1記載のクロック再生器。
  3. 【請求項3】 前記上位ビットのビット数は、前記カウ
    ント手段の分解能以下であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のクロック再生器。
  4. 【請求項4】 前記発振手段の生成する前記クロック信
    号の周波数は、前記アナログの受信信号の周波数より高
    いことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の
    クロック再生器。
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