JP2003023352A - クロック再生回路 - Google Patents

クロック再生回路

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JP2003023352A
JP2003023352A JP2001208348A JP2001208348A JP2003023352A JP 2003023352 A JP2003023352 A JP 2003023352A JP 2001208348 A JP2001208348 A JP 2001208348A JP 2001208348 A JP2001208348 A JP 2001208348A JP 2003023352 A JP2003023352 A JP 2003023352A
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clock
input
multiplier
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JP2001208348A
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Takaya Yamamura
高也 山村
Shinsuke Yamaoka
信介 山岡
Yasutaka Kotani
保孝 小谷
Hisao Osabe
久夫 長部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック再生部に悪影響を与えることなく周
波数同期を行うことができるクロック再生回路を提供す
る。 【解決手段】 クロック再生回路は、クロック再生手段
(1〜8)と、周波数検出手段(9〜14)とを備え、
周波数同期をとるための周波数検出にエッジ係数器11
を用いることにより、デジタル制御発信器(DCO)8
とエッジ計数器11により得られるエラー出力が積分さ
れない0次エラーとなり、再生クロックに位相シフトが
発生した場合においても、単発で周波数エラーを発生す
るだけであり、継続的にエラーを発生しないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
記録装置に適用されるクロック再生回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のクロック再生回路の構成
を示すブロック図である。まず、クロック再生部の構成
を示す。図8において、データ信号入力Diは、AD変
換器1に入力され、AD変換器1の出力は、再生データ
出力として位相比較器2に入力される。位相比較器2の
出力は、乗算器3と乗算器4に入力される。乗算器4の
出力は、加算器5に入力され、加算器5の出力は、積分
器6に入力される。積分器6の出力は、加算器16に入
力される。乗算器3の出力と、加算器16の出力は、加
算器7に入力される。加算器7の出力は、DCO(Di
gital Controlled Oscillat
or)8に入力される。そして、DCO8の出力は、再
生クロック出力CLoとしてAD変換器1、位相比較器
2、積分器6、位相比較器11、分周器14の動作クロ
ックとして入力される。
【0003】次に、周波数同期部の構成を示す。図8に
おいて、基準クロック入力CLiは、分周器15の動作
クロックとして入力される。分周器15の分周出力は、
位相比較器11の基準信号として入力される。分周器1
4の出力は、位相比較器11の比較信号として入力され
る。位相比較器11の位相比較結果出力は、乗算器12
と乗算器13に入力される。乗算器12の出力は、加算
器16に入力される。乗算器13の出力は、加算器5に
入力される。
【0004】このように構成された従来のクロック再生
回路は、以下の動作をする。上述した基準クロック入力
CLiは、水晶などの精度の高い基準クロックを有して
いて、DCO8で所望の周波数を得るために、その基準
クロックと所望の周波数の最大公約数(整数値)となる
周波数に、分周器14と分周器15を用いて分周し、そ
の2つの分周信号を位相比較器11にて位相比較するこ
とにより、PLL(フェーズ・ロックト・ループ)回路
を構成し、このPLL回路を用いて周波数同期を得るよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のクロック再生回路では、図9Aに示す位相比較器11
の基準入力に対して、図9Bに示す位相比較器11の比
較入力に示すように位相シフトPsが発生した場合に
は、その位相シフトPs分のエラーがシフト発生後にも
図9Cに示す位相比較器11の出力にも残り、この位相
シフトPsを完全に元に戻すように上述したPLL回路
の周波数同期ループが働いてしまうという不都合があっ
た。
【0006】実際には、データ信号入力自体に位相シフ
トが発生し、それに応じてDCO8で生成する再生クロ
ックに位相シフトが発生することは、頻繁に発生するの
で、このような状態においては、周波数同期ループがク
ロック再生ループに悪影響を与えてしまうという不都合
があった。
【0007】そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなさ
れたものであり、クロック再生部に悪影響を与えること
なく周波数同期を行うことができるクロック再生回路を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック再生回
路は、デジタル記録装置内の機能であって、デジタル記
録した記録媒体から増幅器を用いて抽出したデータ信号
が入力されると共に周波数が一定な基準クロックが入力
され、データ信号の入力からクロックを再生する再生回
路において、適用される。
【0009】本発明のクロック再生回路は、特に、デー
タ信号入力から再生クロックを生成するクロック再生手
段と、既知のデータ信号の周波数に、再生クロックの発
振器の発振周波数を、基準クロック入力を基に所望の周
波数に周波数同期をとる周波数同期手段とを有して構成
される。
【0010】従って本発明によれば、以下の作用をす
る。周波数同期をとるための周波数検出にエッジ計数手
段を用いることにより、デジタル制御発信器とエッジ計
数器により得られるエラー出力が積分されない0次エラ
ーとなり、再生クロックに位相シフトが発生した場合に
おいても、単発で周波数エラーを発生するだけであり、
継続的にエラーを発生しないようにする。従って、デー
タ信号とクロックの再生を行うクロック再生部に影響を
与えることなく周波数同期を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本実施の形態のクロック再生回路は、データ信
号入力に対して同期がとれたクロックを再生する回路に
おいて、周波数同期ループを付加し、そこで用いる周波
数検出器にエッジ計数回路を用いたことにより、データ
信号入力の位相シフトによって発振器に位相シフトが発
生した場合に、それによる周波数検出エラーを引きずら
ず、悪影響無く周波数同期をとることができるものであ
る。
【0012】まず、第1のクロック再生回路について説
明する。第1のクロック再生回路は、データ信号入力か
ら再生クロックを生成するクロック再生部と、既知のデ
ータ信号の周波数に、上記再生クロックの発振器の発振
周波数を、基準クロック入力を基に所望の周波数に周波
数同期をとる周波数同期部とを有して構成される。
【0013】図1は、第1のクロック再生回路の構成を
示すブロック図である。まず、クロック再生部の構成を
示す。図1において、データ信号入力Diは、AD変換
器1に入力され、AD変換器1の出力は、再生データ出
力として位相比較器2に入力される。位相比較器2の出
力は、乗算器3と乗算器4に入力される。乗算器4の出
力は、加算器5に入力され、加算器5の出力は、積分器
6に入力される。乗算器3の出力と、積分器6の出力
は、加算器7に入力される。加算器7の出力は、DCO
(DigitalControlled Oscill
ator)8に入力される。そして、DCO8の出力
は、再生クロック出力CLoとしてAD変換器1、位相
比較器2、積分器6、後述するエッジ計数器11および
N分周器14(Nは整数)の動作クロックとして入力さ
れる。
【0014】次に、周波数同期部の構成を示す。図1に
おいて、分周比分子設定値入力Niは、アキュムレータ
9の加算器9−1に入力される。基準クロック入力CL
iは、アキュムレータ9の動作クロックとしてラッチ9
−2に入力される。アキュムレータ9の出力は、デコー
ダ10に入力される。デコーダ10の出力は、エッジ計
数器11に入力される。エッジ計数器11の出力は、減
算器12のプラス側に入力される。減算器12のマイナ
ス側には、固定値「M」(Mは自然数)が入力される。
減算器12の出力は、乗算器13に入力される。乗算器
13の出力は、加算器5に入力される。N分周器14の
出力は、エッジ計数器11に入力される。
【0015】このように構成された第1のクロック再生
回路の動作を、以下に説明する。まず、クロック再生部
の動作を説明する。図2Aに示すようにデータ信号入力
Diは、磁気記録媒体からデジタルデータを等化再生し
た信号が入力される。ここで、デジタルデータのデータ
レートは既知とする。
【0016】データ信号は、AD変換器1で図2に示す
ように再生クロックタイミングでデジタル信号に変換さ
れ、再生データ出力Doとして出力される。また、再生
データ出力Doは、位相比較器2に入力される。
【0017】位相比較器2では、入力される再生データ
値から、データ信号入力とサンプルタイミングの位相エ
ラーを出力する。位相エラーは乗算器3および乗算器4
に入力される。
【0018】乗算器3では、位相エラーに係数を乗算
し、その出力は比例項として出力される。乗算器4で
は、位相エラーに係数を乗算し、その出力は、加算器5
を経て、積分器6で積分され、その出力は、積分項とし
て出力される。
【0019】ここで、クロック再生部の帰還ループの安
定のため、乗算器4の係数は、乗算器3の係数よりも小
さい値に設定する。乗算器3の出力である比例項と、積
分器6の出力である積分項は、加算器7で加算されて、
DCO8へ周波数制御信号として供給される。
【0020】DCO8では、入力された周波数制御信号
に応じた周波数のクロックを再生クロックとして出力す
る。ここで、DCO8は、周波数制御信号が大きい値ほ
ど、高い周波数で発振するものとする。この再生クロッ
クでデータ信号入力をサンプリングすることにより、帰
還ループが形成され、入力データに位相同期がとれた再
生クロックを生成する。
【0021】次に、周波数同期部の動作を説明する。分
周比分子設定値入力Niは、基準クロックの分周比の分
子を設定する値であり、分母は、アキュムレータ9のフ
ルカウント値になる。
【0022】例えば、アキュムレータ9が、3ビット
(フルカウント値が「8」)である場合、分周比分子設
定値を「2」にすれば、アキュムレータ9は4分周器と
して機能する。
【0023】分周比の設定値は、エッジ計数器11にお
いて、エッジを正確に計数するため、必要十分に低い周
波数になるように設定する。例えば、DCO8の最低発
振周波数が10MHzで、基準クロックが10MHzで
あった場合、分周比は1/2よりも小さい値を選択する
必要がある。
【0024】以下、説明の簡単化のため、具体的な値を
設定する。DCO8の所望の発振周波数を40MHz、
基準クロック周波数を10MHz、アキュムレータ9の
ビット数を「2」、分周比分子設定値入力Niを「1」
(アキュムレータ9は4分周器として機能)、N分周器
14のNの値を「16」とする。
【0025】アキュムレータ9は、図3Bに示す基準ク
ロックを分周し、図3Aに示すような出力になる。アキ
ュムレータ9の出力はデコーダ10に入力される。デコ
ーダ10は、図4に示すデコード表に従い、図5Cに示
す基準クロックに従って入力をエッジ情報に変換して図
5Aまたは図5Bに示すような出力信号を出力する。
【0026】デコーダ10の出力は、エッジ計数器11
に入力される。エッジ計数器11では、N分周器14の
出力パルス期間ごとに、デコーダ10から入力される信
号のエッジ数を係数し、周波数情報として出力する。
【0027】エッジの計数値は、DCO8の発振周波数
が、所望の周波数よりも高い場合には小さくなり、反対
に、所望の周波数よりも低い場合には大きくなる。
【0028】ここで、定常的に周波数同期がとれた状態
で、再生クロックに位相シフトが発生した場合について
説明すると、図5Eに示すように、エッジ計数器11
は、図5Dに示すN分周器14の出力間隔において位相
シフトPsが発生した時にのみ単発で異常となるエッジ
計数値を出力し、その後は正常なエッジ計数値を出力す
る。
【0029】エッジ計数器11の出力は、減算器12に
よって、固定値Mが減算される。このMの値は、DCO
8の発振周波数が所望の周波数で発振していた場合にエ
ッジ計数器11にて計数される値であり、本例の場合に
は「4」になる。
【0030】減算器12の出力は、乗算器13で係数を
乗算され、加算器5を経て、周波数エラーとして積分器
6で積分される。ここで、乗算器13の係数は、クロッ
ク再生部のループゲインと周波数同期部のループゲイン
を比較して、周波数同期部のループゲインの方が小さく
なるように設定する。
【0031】周波数同期部は、DCO8の発振周波数
が、所望の周波数より高い場合には、DCO8の発振周
波数を低くするように動作し、反対に、DCO8の発振
周波数が、所望の周波数よりも低い場合には、DCO8
の発振周波数を高くするように動作するので、所望の周
波数に周波数同期がとれる。
【0032】上述した本実施の形態によると、周波数同
期をとるための周波数検出にエッジ計数手段を用いるこ
とにより、「DCO+エッジ計数」により得られるエラ
ー出力が積分されない0次エラーとなり、再生クロック
に位相シフトが発生した場合においても、単発で周波数
エラーを発生するだけであり、継続的にエラーを発生し
ないようにすることができる。従って、データ信号とク
ロックの再生を行うクロック再生部に影響を与えること
なく周波数同期を行うことができる。
【0033】次に、第2のクロック再生回路について説
明する。第2のクロック再生回路は、上述した第1のク
ロック再生回路と同様に、データ信号入力から再生クロ
ックを生成するクロック再生部と、既知のデータ信号の
周波数に、上記再生クロックの発振器の発振周波数を、
基準クロック入力を基に所望の周波数に周波数同期をと
る周波数同期部とを有して構成され、これに加えて、実
際のデータ信号入力の周波数と、基準クロックの周波数
の絶対周波数誤差が存在する系において、その誤差を吸
収する機能を設けたものである。
【0034】図6は、第2のクロック再生回路の構成を
示すブロック図である。図6において、図1に示した第
1のクロック再生回路と共通する部分には同一の符号を
付して、その説明を省略し、異なる部分について説明す
る。位相比較器2の出力は、ロック判定器15に入力さ
れる。DCO8の再生クロック出力CLoは、ロック判
定器15に動作クロックとして入力される。ロック判定
器15のロック判定出力は、スイッチ16に制御信号と
して入力される。
【0035】乗算器13の出力は、スイッチ16に入力
される。スイッチ16の出力は、積分器17に入力され
る。基準クロック入力CLiは、積分器17に動作クロ
ックとして入力される。
【0036】積分器17の出力は、乗算器18に入力さ
れる。乗算器18の出力は、加算器19に入力される。
分周比分子設定値入力Niは、加算器19に入力され
る。加算器19の出力は、アキュムレータ9に入力され
る。
【0037】このように構成された第2のクロック再生
回路の動作を、以下に説明する。ここでは、第1のクロ
ック再生回路に追加される動作について説明する。ま
ず、第1のクロック再生回路と同様に、説明の簡単化の
ため具体的な値を設定する。
【0038】DCO8の所望の発振周波数を40MH
z、基準クロック周波数を10MHz、アキュムレータ
9による基本分周数を「4」、N分周器14のNの値を
「16」とする。
【0039】ロック判定器15では、位相比較器2の位
相エラー出力でロック判定を行い、ロック判定信号を出
力する。
【0040】スイッチ16では、周波数同期部で検出さ
れた周波数エラーを乗算器13の出力から導入する。ロ
ック判定信号が「ロック」であれば、その周波数エラー
を積分器17に供給し、ロック判定信号が「アンロッ
ク」であれば、積分器17には「0(エラーなし)」を
供給する。
【0041】積分器17は、入力された周波数エラーを
積分する。つまり、データ信号入力Diに対してロック
している状態で出力される周波数エラーは、データ信号
入力Diの基準周波数と、基準クロック入力の基準周波
数の絶対誤差であり、積分器17は、その誤差の積分器
として機能する。
【0042】積分器17の出力は、乗算器18で係数を
乗算され、減算器19にマイナス値として入力される。
分周比分子設定値入力Niは、DCO8の発振周波数を
変えずに、その周波数エラーをゼロにするためには、基
準クロックの分周比を大きくする補完をすればよい。
【0043】従って、乗算器18の出力を分周比分子設
定値入力Niから引くことで、基準クロックの分周比を
大きくする。反対に、周波数エラーがマイナスの場合、
DCO8の発振周波数を変えずに、その周波数エラーを
ゼロにするためには、基準クロックの分周比を小さくす
ればよい。従って、乗算器18の出力を分周比分子設定
値入力Niに足すことで、基準クロックの分周比を小さ
くする。
【0044】例えば、この分周比の調整の分解能を1%
以下にするためには、分周比分子設定値Niを100以
上にする必要があるので、分母となるアキュムレータ9
のフルカウント数も、4×100以上の値が必要であ
り、2の乗算で選択すると4×128=512(9ビッ
ト)が選択され、この場合、分周比分子設定入力Ni
は、「128」となり、従って、1/128≒0.78
%の分解能となる。
【0045】ここで、乗算器18の係数は、絶対周波数
誤差の補完を行う帰還ループゲインが、周波数同期を行
う帰還ループゲインよりも小さくなるように選択する。
【0046】上述した本実施の形態によると、クロック
再生部が、データ信号入力にロックしている状態で、周
波数同期部で検出される周波数エラーを積分し、その積
分出力により基準クロックの分周比を調整し、周波数エ
ラーがゼロになるように帰還をかけることにより、デー
タ信号入力の基準周波数と、基準クロックの基準周波数
の間にある絶対周波数誤差を補完することができる。従
って、データ信号入力と基準クロック入力の基準周波数
に絶対周波数誤差があっても、周波数同期部は、データ
信号入力に対して、正確に周波数同期をとることができ
る。
【0047】次に、第3のクロック再生回路について説
明する。第3のクロック再生回路は、上述した第1のク
ロック再生回路と同様に、データ信号入力から再生クロ
ックを生成するクロック再生部と、既知のデータ信号の
周波数の前後に、上記再生クロックの発振器の発振周波
数を、基準クロック入力を基に周波数制限をかける周波
数リミッタ部とを有して構成される。
【0048】第3のクロック再生回路は、特に、第1、
第2のクロック再生回路のように、DCOの発振周波数
を一定の周波数に同期をかけるのではなく、一定の周波
数範囲内で発振するように周波数リミットをかけるよう
に構成したものである。
【0049】図7は、第3のクロック再生回路の構成を
示すブロック図である。図7において、図1に示した第
1のクロック再生回路と共通する部分には同一の符号を
付して、その説明を省略し、異なる部分について説明す
る。
【0050】以下に、基準クロックを基に再生クロック
を生成する発振器の周波数を一定範囲内に制限する周波
数リミッタ部の構成を示す。
【0051】まず、周波数上限リミッタ側を示す。分周
比分子設定中心値入力Ncは、加算器20aに入力され
る。分周比分子設定範囲入力Nlは、加算器20aに入
力される。加算器20aの出力は、アキュムレータ9a
に入力される。アキュムレータ9aの出力は、デコーダ
10aに入力される。デコーダ10aの出力は、エッジ
計数器11aに入力される。
【0052】エッジ計数器11aの出力は、減算器12
aにプラス側の値として入力される。減算器12aのマ
イナス側入力には、固定値「M」(Mは自然数)が入力
される。減算器12aの出力は、リミッタ付き積分器2
1aとスイッチ22aに入力される。リミッタ付き積分
器21aの出力は、スイッチ22aの制御信号として入
力される。
【0053】スイッチ22aの残りの入力は、「0」が
入力される。スイッチ22aの出力は、乗算器13aに
入力される。乗算器13aの出力は、加算器23に入力
される。加算器23の出力は、加算器5に入力される。
【0054】次に、周波数下限リミッタ側を示す。分周
比分子設定中心値入力Ncは、減算器20bのプラス側
に入力される。分周比分子設定範囲入力Nlは、減算器
20bのマイナス側に入力される。減算器20bの出力
は、アキュムレータ9bに入力される。アキュムレータ
9bの出力は、デコーダ10bに入力される。デコーダ
10bの出力は、エッジ計数器11bに入力される。
【0055】エッジ計数器11bの出力は、減算器12
bにプラス側の値として入力される。減算器12bのマ
イナス側入力には、固定値「M」(Mは自然数)が入力
される。減算器12bの出力は、リミッタ付き積分器2
1bとスイッチ22bに入力される。リミッタ付き積分
器21bの出力は、スイッチ22bの制御信号として入
力される。
【0056】スイッチ22bの残りの入力は、「0」が
入力される。スイッチ22bの出力は、乗算器13bに
入力される。乗算器13bの出力は、加算器23に入力
される。
【0057】その他に、基準クロック入力CLiは、ア
キュムレータ9aおよびアキュムレータ9bの動作クロ
ックとして入力される。DCO8の再生クロック出力C
Loは、エッジ計数器11a、リミッタ付き積分器21
a、エッジ計数器11b、リミッタ付き積分器21bの
動作クロックとして入力される。
【0058】また、N分周器14の出力は、エッジ計数
器11a、エッジ計数器11b、リミッタ付き積分器2
1b、リミッタ付き積分器21bに入力される。
【0059】このように構成された第3のクロック再生
回路の動作を、以下に説明する。ここでは、データ信号
とクロックの再生を行うブロックの動作は第1のクロッ
ク再生回路と同様でありその説明を省略し、第1のクロ
ック再生回路と異なる部分の動作について説明する。
【0060】まず、第1のクロック再生回路と同様に、
説明の簡単化のため具体的な値を設定する。DCO8の
所望の発振周波数を40MHz、基準クロック周波数を
10MHz、アキュムレータ9による基本分周数を
「4」、N分周器14のNの値を「16」とする。
【0061】以下に、基準クロックを基に再生クロック
の周波数を一定範囲内に制限する周波数リミッタ部の動
作を示す。
【0062】まず、周波数上限リミッタ側を示す。アキ
ュムレータ9aでは、分周比分子設定中心値入力Ncと
分周比分子設定範囲入力Nlを加算した値を分子として
加算器9a−1に入力し、アキュムレータ9aのフルカ
ウント値を分母とした分周比でラッチ9a−2で基準ク
ロックCLiを分周する。この場合、分周比分子設定中
心値入力Ncだけの場合よりも、分周比が小さくなる。
【0063】アキュムレータ9aの出力は、デコーダ1
0aに入力される。デコーダ10aでは、図4に示した
デコード表に従い、入力信号をエッジ情報に変換する。
エッジ計数器11aでは、N分周器14の出力パルス期
間ごとに、デコーダ10aから入力される信号のエッジ
数を計数し、周波数情報として出力する。
【0064】エッジ計数器11aの出力は、減算器12
aによって、固定値Mが減算される。このMの値は、D
CO8の発振周波数が所望の周波数で発振し、分周比分
子設定中心値Ncのみアキュムレータ9aに入力したと
仮定した場合に計数されるであろう値であり、本例の場
合には「4」になる。
【0065】実際には、アキュムレータ9aでの基準ク
ロックの分周比は小さくなっているので、DCO8の発
振周波数が、所望の周波数で発振している場合には、エ
ッジ計数値は4よりも大きくなるので、定常状態で、減
算器12aの出力には、プラスの値が出力される。
【0066】減算器12aの出力は、リミッタ付き積分
器21aにて積分される。リミッタ付き積分器21aの
リミット値は、正負で同じ値を持ち、減算器12aの出
力のふらつきを吸収できる値を選択する。スイッチ22
aでは、リミッタ付き積分器21aの出力が、マイナス
であれば、減算器12aの出力を乗算器13aに渡し、
リミッタ付き積分器21aの出力が、プラスであれば、
「0」を乗算器13aに渡す。
【0067】具体的には、DCO8の発振周波数が、分
周比分子設定範囲入力Nlの範囲外でかつ高ければ、リ
ミッタ付き積分器21aの出力はマイナスになり、それ
以外ではプラスになる。
【0068】リミッタ付き積分器21aの出力がマイナ
スの場合、減算器12aの出力は、平均してマイナス値
になっており、この値が、乗算器13a、加算器23、
加算器5を経て積分器6に入力されることにより、DC
O8の発振周波数を低くする方向に帰還がかかる。
【0069】次に、周波数下限リミッタ側を示す。アキ
ュムレータ9bでは、分周比分子設定中心値入力Ncか
ら分周比分子設定範囲入力Nlを減算した値を分子とし
て加算器9b−1に入力し、アキュムレータ9bのフル
カウント値を分母とした分周比でラッチ9b−2で基準
クロックCLiを分周する。この場合、分周比分子設定
中心値入力Ncだけの場合よりも、分周比が大きくな
る。
【0070】アキュムレータ9bの出力は、デコーダ1
0bに入力される。デコーダ10bでは、図4に示した
デコード表に従い、入力信号をエッジ情報に変換する。
エッジ計数器11bでは、N分周器14の出力パルス期
間ごとに、デコーダ10bから入力される信号のエッジ
数を計数し、周波数情報として出力する。
【0071】エッジ計数器11bの出力は、減算器12
bによって、固定値Mが減算される。このMの値は、D
CO8の発振周波数が所望の周波数で発振し、分周比分
子設定中心値Ncのみアキュムレータ9bに入力したと
仮定した場合に計数されるであろう値であり、本例の場
合には「4」になる。
【0072】実際には、アキュムレータ9bでの基準ク
ロックの分周比は大きくなっているので、DCO8の発
振周波数が、所望の周波数で発振している場合には、エ
ッジ計数値は4よりも小さくなるので、定常状態で、減
算器12bの出力には、マイナスの値が出力される。
【0073】減算器12bの出力は、リミッタ付き積分
器21bにて積分される。リミッタ付き積分器21bの
リミット値は、正負で同じ値を持ち、減算器12bの出
力のふらつきを吸収できる値を選択する。スイッチ22
bでは、リミッタ付き積分器21bの出力が、プラスで
あれば、減算器12bの出力を乗算器13bに渡し、リ
ミッタ付き積分器21bの出力が、マイナスであれば、
「0」を乗算器13bに渡す。
【0074】具体的には、DCO8の発振周波数が、分
周比分子設定範囲入力Nlの範囲外でかつ低ければ、リ
ミッタ付き積分器21bの出力はプラスになり、それ以
外ではマイナスになる。
【0075】リミッタ付き積分器21bの出力がプラス
の場合、減算器12bの出力は、平均してプラス値にな
っており、この値が、乗算器13b、加算器23、加算
器5を経て積分器6に入力されることにより、DCO8
の発振周波数を高くする方向に帰還がかかる。
【0076】ここで乗算器13a、乗算器13bの係数
は、クロック再生部の帰還ループゲインよりも周波数リ
ミッタ部の帰還ループゲインの方が大きくなるように選
択する。
【0077】上述した本実施の形態によれば、分周比分
子設定中心値入力および分周比分子設定範囲入力によ
り、DCO8の発振周波数の制限範囲を自由に設定で
き、DCO8の発振周波数がデータ信号入力にロック
し、そのロック周波数が設定する周波数制限範囲内であ
れば、クロック再生部の帰還ループに対して、周波数リ
ミッタ部は何も影響を与えないので、自由にクロック再
生ができる。
【0078】データ信号入力に正規の信号が入力されな
い場合に、DCO8の発振周波数が外れていても、周波
数制限範囲内にDCO8の発振周波数を留めておくこと
で、正規のデータ信号入力が回復した後に速やかにロッ
クすることができる。
【0079】なお、上述した本実施の形態では、クロッ
ク再生回路はデジタル記録装置内のものとして説明した
が、これに限らず、他のデジタル信号処理装置に適用し
ても良いことはいうまでもない。
【0080】
【発明の効果】この発明のクロック再生回路は、デジタ
ル記録装置内の機能であって、デジタル記録した記録媒
体から増幅器を用いて抽出したデータ信号が入力される
と共に周波数が一定な基準クロックが入力され、データ
信号入力から再生クロックを生成するクロック再生手段
と、既知のデータ信号の周波数に、再生クロックの発振
器の発振周波数を、基準クロック入力を基に所望の周波
数に周波数同期をとる周波数同期手段とを備えるので、
データ信号入力の位相シフトによって発振器に位相シフ
トが発生した場合に、それによる周波数検出エラーを引
きずらず、悪影響無く周波数同期をとることができると
いう効果を奏する。
【0081】また、この発明のクロック再生回路は、上
述において、クロック再生手段は、データ信号の入力か
らクロックを再生する再生回路において、データ信号を
再生クロックによってアナログ/デジタル変換するA/
D変換器と、A/D変換器の出力から、再生クロックに
よって位相比較を行う位相比較器と、位相比較器の位相
エラー出力に第1の係数をかける第1の乗算器と、位相
比較器の位相エラー出力に第2の係数をかける第2の乗
算器と、第2の乗算器の出力と、周波数エラーを出力す
る第3の乗算器の出力を加算する第1の加算器と、第1
の加算器の出力を積分する積分器と、第1の乗算器の出
力と、積分器の出力を加算する第2の加算器と、第2の
加算器の出力により、発振周波数が制御され、その出力
が再生クロックとなるデジタル制御発振器とから構成さ
れ、周波数同期手段は、デジタル制御発振器の出力であ
る再生クロックを分周する分周器と、分周比分子設定値
入力によって、分周比を設定でき、分周比で基準クロッ
クを分周するアキュムレータと、アキュムレータ出力
を、エッジ情報に変換するデコーダと、デコーダ出力
を、再生クロックでサンプリングし、分周期間のエッジ
数を計数するエッジ計数器と、エッジ計数出力から、固
定値を差し引く減算器と、減算器の出力に係数をかける
第3の乗算器とから構成されるので、周波数同期をとる
ための周波数検出にエッジ計数手段を用いることによ
り、デジタル制御発信器とエッジ計数器により得られる
エラー出力が積分されない0次エラーとなり、再生クロ
ックに位相シフトが発生した場合においても、単発で周
波数エラーを発生するだけであり、継続的にエラーを発
生しないようにすることができる。従って、データ信号
とクロックの再生を行うクロック再生部に影響を与える
ことなく周波数同期を行うことができるという効果を奏
する。
【0082】また、この発明のクロック再生回路は、上
述において、相比較器の出力によってデータ信号入力に
再生クロックがロックしているか否かを判定するロック
判定器と、ロック判定器の判定結果がロックであれば、
第3の乗算器の出力を積分し、アンロックであれば積分
しない第2の積分器と、第2の積分器の出力に係数をか
ける第4の乗算器と、分周比分子設定値入力から第4の
乗算結果を差し引く第2の減算器とから構成され、デー
タ信号入力にデジタル制御発振器がロックしている状態
での、周波数検出手段の出力がゼロになる帰還ループを
設けたので、クロック再生部が、データ信号入力にロッ
クしている状態で、周波数同期部で検出される周波数エ
ラーを積分し、その積分出力により基準クロックの分周
比を調整し、周波数エラーがゼロになるように帰還をか
けることにより、データ信号入力の基準周波数と、基準
クロックの基準周波数の間にある絶対周波数誤差を補完
することができる。従って、データ信号入力と基準クロ
ック入力の基準周波数に絶対周波数誤差があっても、周
波数同期部は、データ信号入力に対して、正確に周波数
同期をとることができるという効果を奏する。
【0083】また、この発明のクロック再生回路は、上
述において、クロック再生手段と、これに加えて、デジ
タル制御発振器の出力である再生クロックを分周する分
周器と、分周比分子設定中心値入力と分周比分子設定範
囲入力の加算値によって、分周比を設定でき、設定され
た分周比で基準クロックを分周する第1のアキュムレー
タと、第1のアキュムレータ出力を、エッジ情報に変換
する第1のデコーダと、第1のデコーダ出力を、再生ク
ロックでサンプリングし、分周器の分周期間のエッジ数
を計数する第1のエッジ計数器と、第1のエッジ計数出
力から、固定値を差し引く第1の減算器と、第1の減算
器の出力を積分し、かつその積分値をリミットする第1
のリミッタ付き積分器と、第1のリミッタ付き積分器の
出力が負であれば第1の減算器の出力をそのまま出力と
し、正であればゼロを出力する第1のスイッチと、第1
のスイッチの出力に係数をかける第4の乗算器と、さら
に、分周比設定中心値入力から上記分周比分子設定範囲
入力を減算した値によって、分周比を設定でき、分周比
で基準クロックを分周する第2のアキュムレータと、第
2のアキュムレータ出力を、エッジ情報に変換する第2
のデコーダと、第2のデコーダ出力を、再生クロックで
サンプリングし、分周器の分周期間のエッジ数を計数す
る第2のエッジ計数器と、第2のエッジ係数器出力か
ら、固定値を差し引く第2の減算器と、第2の減算器の
出力を積分し、かつその積分値をリミットする第2のリ
ミッタ付き積分器と、第2のリミッタ付き積分器の出力
が正であれば第2の減算器の出力をそのまま出力し、負
であればゼロを出力する第2のスイッチと、第2のスイ
ッチの出力に係数をかける第5の乗算器と、第4の乗算
器と第5の乗算器の出力を加算する第3の加算器の出力
と、第3の加算器を、クロック再生手段の第1の加算器
に入力する構成であり、デジタル制御発振器の発振周波
数範囲を制限する制限手段を設けたので、分周比分子設
定中心値入力および分周比分子設定範囲入力により、デ
ジタル制御発振器の発振周波数の制限範囲を自由に設定
でき、デジタル制御発振器の発振周波数がデータ信号入
力にロックし、そのロック周波数が設定する周波数制限
範囲内であれば、クロック再生部の帰還ループに対し
て、周波数リミッタ部は何も影響を与えないので、自由
にクロック再生ができる。データ信号入力に正規の信号
が入力されない場合に、デジタル制御発振器の発振周波
数が外れていても、周波数制限範囲内にデジタル制御発
振器の発振周波数を留めておくことで、正規のデータ信
号入力が回復した後に速やかにロックすることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用される第1のクロック再生
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】データ信号入力波形を示す図であり、図2Aは
データ信号入力、図2Bは再生クロックタイミングであ
る。
【図3】アキュムレータ9の出力を示す図であり、図3
Aはアキュムレータ9の出力データ、図3Bは基準クロ
ックである。
【図4】デコーダ10におけるデコード表を示す図であ
る。
【図5】DCO8が位相シフトした場合のエッジ計数器
12の出力を示す図であり、図5Aはデコーダ10の出
力[0]、図5Bはデコーダ10の出力[1]、図5C
は基準クロック、図5DはN分周器14の出力間隔、図
5Eはエッジ計数器12の出力である。
【図6】本実施の形態に適用される第2のクロック再生
回路の構成を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態に適用される第3のクロック再生
回路の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のクロック再生回路の構成を示すブロック
図である。
【図9】従来のDCO8が位相シフトした場合の位相比
較器11の出力を示す図であり、図9Aは位相比較器1
1の基準入力、図9Bは位相比較器11の比較入力、図
9Cは位相比較器11の出力である。
【符号の説明】
1……AD変換器、2……位相比較器、3……乗算器、
4……乗算器、5……加算器、6……積分器、7……加
算器、8……DCO、9……アキュムレータ、10……
デコーダ、11……エッジ計数器、12……減算器、1
3……乗算器、14……N分周器、15……ロック判定
機、16……スイッチ、17……積分器、18……乗算
器、19……減算器、20a,20b……減算器、22
a,22b……スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 保孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 長部 久夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 FG11 GM01 GM02 GM12 GM14 GM16 5J106 AA05 BB03 CC01 CC21 CC41 CC52 DD02 DD13 DD46 JJ04 KK29 5K047 AA01 AA02 CC11 GG01 GG08 MM35 MM48 MM55 MM56 MM63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル記録装置内の機能であって、デ
    ジタル記録した記録媒体から増幅器を用いて抽出したデ
    ータ信号が入力されると共に周波数が一定な基準クロッ
    クが入力され、前記データ信号の入力からクロックを再
    生する再生回路において、 前記データ信号入力から再生クロックを生成するクロッ
    ク再生手段と、 既知のデータ信号の周波数に、前記再生クロックの発振
    器の発振周波数を、前記基準クロック入力を基に所望の
    周波数に周波数同期をとる周波数同期手段とを備えたこ
    とを特徴とするクロック再生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクロック再生回路におい
    て、 前記クロック再生手段は、 前記データ信号を再生クロックによってアナログ/デジ
    タル変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力から、前記再生クロックによっ
    て位相比較を行う位相比較器と、 前記位相比較器の位相エラー出力に第1の係数をかける
    第1の乗算器と、 前記位相比較器の位相エラー出力に第2の係数をかける
    第2の乗算器と、 前記第2の乗算器の出力と、周波数エラーを出力する第
    3の乗算器の出力を加算する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力を積分する積分器と、 前記第1の乗算器の出力と、前記積分器の出力を加算す
    る第2の加算器と、 前記第2の加算器の出力により、発振周波数が制御さ
    れ、その出力が再生クロックとなるデジタル制御発振器
    と、 から構成され、 前記周波数同期手段は、 前記デジタル制御発振器の出力である再生クロックを分
    周する分周器と、 分周比分子設定値入力によって、分周比を設定でき、前
    記分周比で基準クロックを分周するアキュムレータと、 前記アキュムレータ出力を、エッジ情報に変換するデコ
    ーダと、 前記デコーダ出力を、再生クロックでサンプリングし、
    前記分周期間のエッジ数を計数するエッジ計数器と、 前記エッジ計数出力から、固定値を差し引く減算器と、 前記減算器の出力に係数をかける前記第3の乗算器とか
    ら構成されることを特徴とするクロック再生回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のクロック再生回路におい
    て、 前記位相比較器の出力によってデータ信号入力に再生ク
    ロックがロックしているか否かを判定するロック判定器
    と、 前記ロック判定器の判定結果がロックであれば、前記第
    3の乗算器の出力を積分し、アンロックであれば積分し
    ない第2の積分器と、 前記第2の積分器の出力に係数をかける第4の乗算器
    と、 前記分周比分子設定値入力から前記第4の乗算結果を差
    し引く第2の減算器とから構成され、 データ信号入力に前記デジタル制御発振器がロックして
    いる状態での、前記周波数検出手段の出力がゼロになる
    帰還ループを設けたことを特徴とするクロック再生回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のクロック再生回路におい
    て、 前記クロック再生手段と、 これに加えて、 前記デジタル制御発振器の出力である再生クロックを分
    周する分周器と、 分周比分子設定中心値入力と分周比分子設定範囲入力の
    加算値によって、分周比を設定でき、設定された分周比
    で基準クロックを分周する第1のアキュムレータと、 前記第1のアキュムレータ出力を、エッジ情報に変換す
    る第1のデコーダと、 前記第1のデコーダ出力を、前記再生クロックでサンプ
    リングし、前記分周器の分周期間のエッジ数を計数する
    第1のエッジ計数器と、 前記第1のエッジ計数出力から、固定値を差し引く第1
    の減算器と、 前記第1の減算器の出力を積分し、かつその積分値をリ
    ミットする第1のリミッタ付き積分器と、 前記第1のリミッタ付き積分器の出力が負であれば前記
    第1の減算器の出力をそのまま出力とし、正であればゼ
    ロを出力する第1のスイッチと、 前記第1のスイッチの出力に係数をかける第4の乗算器
    と、 さらに、 前記分周比設定中心値入力から前記分周比分子設定範囲
    入力を減算した値によって、分周比を設定でき、前記分
    周比で基準クロックを分周する第2のアキュムレータ
    と、 前記第2のアキュムレータ出力を、エッジ情報に変換す
    る第2のデコーダと、 前記第2のデコーダ出力を、前記再生クロックでサンプ
    リングし、前記分周器の分周期間のエッジ数を計数する
    第2のエッジ計数器と、 前記第2のエッジ係数器出力から、固定値を差し引く第
    2の減算器と、 前記第2の減算器の出力を積分し、かつその積分値をリ
    ミットする第2のリミッタ付き積分器と、 前記第2のリミッタ付き積分器の出力が正であれば第2
    の減算器の出力をそのまま出力し、負であればゼロを出
    力する第2のスイッチと、 前記第2のスイッチの出力に係数をかける第5の乗算器
    と、 前記第4の乗算器と前記第5の乗算器の出力を加算する
    第3の加算器と、 前記第3の加算器の出力を、前記クロック再生手段の第
    1の加算器に入力する構成であり、 前記デジタル制御発振器の発振周波数範囲を制限する制
    限手段を設けたことを特徴とするクロック再生回路。
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