JP2640565B2 - ステンレス鋼板の連続製造装置 - Google Patents

ステンレス鋼板の連続製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ステンレス鋼板の製造に係り、特に冷間圧
延ステンレス鋼板の同一ライン内での連続製造装置に関
する。
〔従来の技術〕
冷間圧延鋼板は冷間圧延工程、焼鈍熱処理工程、脱ス
ケール工程、形状修正工程をへて製造される。焼鈍熱処
理は冷間圧延で生成した加工硬化層を除去する。脱スケ
ールは焼鈍熱処理で生成した酸化スケールが商品価値を
損なうために行う。形状修正は焼鈍熱処理によりステン
レス鋼板に生じた変形を修正する。冷間圧延ステンレス
鋼板の製造においては上記の工程を同一ライン内で連続
して行う、いわゆる連続一貫製造プロセスとすることが
生産性、経済性の面から望ましい。
しかし、従来はこれが実現しなかった。それは焼鈍熱
処理でスケールが厚く生成することと、脱スケール速度
が遅いため圧延機と連結できなかった。焼鈍熱処理はバ
ーナによるガスの燃焼炎で加熱していたため焼鈍炉内の
雰囲気は酸化性が強く、このためステンレス鋼板表面に
は比較的厚いスケールが生成する。また、このスケール
を除去する方法として硫酸のような強酸中で電解する方
法、あるいはアルカリ溶融塩に浸漬した後、硝酸弗酸混
合溶液に浸漬する方法がある。これらの方法は、除去時
間が長い、あるいは表面が粗雑になる、あるいは取扱い
難いなどの難点がある。これらの難点を解消する方法と
して、特公昭38−12162号公報に記載のように中性塩水
溶液中で電解後、硝酸弗酸混合溶液に浸漬する方法、あ
るいは特公昭53−13173号公報に記載のように、中性塩
水溶液中で電解後、硝酸イオンを含む溶液中で電解する
方法が提案されている。さらに特開平2−122099号公報
に中性塩水溶液中で電解後、アルカリ水溶液中で電解
し、さらに硝酸溶液中での電解あるいは硝酸弗酸混合溶
液中に浸漬する方法が提案された。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、ステンレス鋼板の製造における部分
的な処理のみに着目したものであり、冷間圧延ステンレ
ス鋼板の連続一貫製造ができなかった。
本発明の目的は、冷間圧延ステンレス鋼板の同一ライ
ン内での連続一貫製造装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、冷間圧延機
に直結され、非酸化性雰囲気中で鋼板を加熱し焼鈍する
と共に、該非酸化性雰囲気を保持したまま該焼鈍された
鋼板を冷却する焼鈍冷却装置と、中性塩水溶液電解装
置、アルカリ水溶液電解装置、硝酸水溶液電解装置又は
硝酸一弗酸混合水溶液浸漬装置の中から選ばれた2種以
上の組合せからなる脱スケール装置とを順次備えると共
に、前記鋼板が該脱スケール装置の溶液中に導入される
まで前記非酸化性雰囲気に保持される手段を有すること
を特徴とするステンレス鋼板の連続一貫製造装置とした
ものである。
すなわち、本発明は、脱スケール後の熱間圧延ステン
レス鋼板を(a)冷間圧延する工程と、(b)非酸化性
の雰囲気中で焼鈍熱処理し、同一雰囲気中で冷却する工
程と、(c)中性塩水溶液中で陽陰極電解する工程と、
(d)酸化剤を含むアルカリ水溶液で陽陰極電解する工
程と、(e)硝酸溶液中で陽陰極電解する工程あるいは
硝酸弗酸混合液中に浸漬する工程とを主な工程として連
結し、次いで(f)形状修正する工程を付加することよ
りなる。
冷間圧延は6段以上のミルによりおこなわれ、これに
より形状性に優れた薄板が連続的につくられる。焼鈍熱
処理は、炉内の大気を排除し、窒素あるいは酸化性を制
御した気体中で、ステンレス薄鋼板に電流を流して発生
するジュール熱により加熱する通電加熱による。これに
より板の体積にたいして通電電流量を制御でき、過焼鈍
を防ぐことができる。非酸化性雰囲気と過焼鈍制御によ
り、ステンレス鋼板表面のスケールを極めて少なく制御
でき、後極の脱スケールを容易ならしめる。また加熱は
レーザ加熱、高周波誘導加熱、赤外線加熱などの手段を
用いても良い。
焼鈍後のステンレス鋼板は、焼鈍と同一雰囲気中で冷
却される。この雰囲気は、ステンレス鋼板が次工程の脱
スケール用電解液に導入されるまで保持される。この手
段として、連続溶融メッキなどで使用されるスナトウが
適当である。これらの手段により、焼鈍後のステンレス
鋼板表面に生成するスケールを極少にする。このスケー
レは(c),(d),(e),の工程を順次通すことに
より高速で脱スケールする。
すなわち、中性塩水溶液電解では、Na2SO4水溶液中で
間接通電により陽極電解、陰極電解を繰り返し最後に陽
極電解をする。これによりスケール中のCr酸化物を溶解
する。最後に陽極電解するのは溶出物を再析出させない
ためである。
アルカリ水溶液電解では、アルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ金属酸化物、アルカリ金属過酸化物の一種以上と
酸化物からなる水溶液をもちいて、陽極電解、陰極電解
を間接通電により繰り返し最後に陽極電解する。アルカ
リ金属水酸化物としてはNaOH、酸化剤としては硝酸塩が
良い。しかし、これ以外の強いアルカリ物質や硝酸塩以
外の酸化剤を用いても、目的を達せられることは言うま
でもない。
硝酸電解は、ステンレス鋼板がフェライト系の時に適
用し、ステンレス鋼板表面に残ったFe酸化物を溶解す
る。ここでも間接通電により陽極電解、陰極電解を繰り
返すが、最後に陰極電解をすること、及び陰極電解の時
間比を多くすることが肝要である。
硝酸弗酸溶液浸漬は、ステンレス鋼板がオーステナイ
ト系の時に適用し、同じく残留するFe酸化物を化学的に
溶解する。
(c)〜(e)の工程によりスケールを除去した後、
焼鈍熱処理により生じた鋼板の伸び等による形状変化を
修正する。これはスキンパスミル及びテンションレベラ
ーにより高速でおこなわれる。以上のように、(a)の
冷間圧延機から(f)の形状修正をするテンションレベ
ラーまで連結することにより、ステンレス冷延薄鋼板を
同一ライン内で高速で連続一貫生産できる。
〔作用〕 冷間圧延工程における冷間圧延機は、熱間圧延された
ステンレス鋼板をワークロールで連続的に圧下して薄板
にする作用をする。
焼鈍熱処理は、冷間圧延によるステンレス鋼板が加工
硬化を受けているのを、再結晶温度以上の1000〜1200℃
の温度で10分以内の短時間加熱して元に戻す作用をす
る。非酸化性雰囲気は、ステンレス鋼板が高温に加熱さ
れる際に、表面に生成するスケール量を減少させる作用
を有する。すなわち、雰囲気中の酸素分圧を低下させる
ことにより、ステンレス表面の酸化を抑制する。加熱手
段における直接通電は、ステンレスの電気抵抗を利用
し、ジュール熱により加熱熱処理する。また、レーザ、
赤外線、高周波誘導加熱も輻射熱あるいは抵抗による発
熱を利用して加熱熱処理し、冷間圧延による生じた加工
硬化を消失させる。これらの加熱手段は、ガスの燃焼を
ともなわないので雰囲気中の水蒸気分圧をあげることな
く、ステンレス表面の酸化を抑制しながら焼鈍を行うこ
とができる。
焼鈍後の冷却は同じ非酸化性の雰囲気で行ない、冷却
温度は電解液の温度に合わせてそれより若干高い温度で
投入するようにする。その結果、液温の保持ができる。
この酸化を抑制することにより脱スケールの100m/分
以上のより高速化が図れるので、冷間圧延と脱スケール
との一貫生産が可能となる。
中性塩水溶液電解は、スケール最外層のCr酸化物を溶
解除去する。すなわち、不溶性のCr2O3をNa2SO4水溶液
中で陽極電解することで、溶解性の6価Crとして溶解さ
れる。陰極電解はスケール溶解には作用しないが、間接
通電電解の性質上必然的におこなわれる。
アルカリ水溶液電解では、NaOHの如きアルカリ金属水
酸化物と硝酸ナトリウムの如き酸化剤の混合水溶液が実
用的である。ここでの作用は、中性塩電解と同様のCr酸
化物を溶解とMn及びFeを含むCr酸化物を溶解し、ステン
レス表面近傍のFe酸化物を露出させて表面を活性にする
作用をする。これにより、後続の硝酸電解でFe酸化物が
溶解されやすくなる。アルカリ水溶液電解においても、
陽極電解は直接スケールの溶解には作用せず、陽極電解
が効果を示す。
硝酸電解では、中性塩水溶液電解及びアルカリ水溶液
電解でスケール中でのCr酸化物及びMn,Fe,Cr複合酸化物
を除去した後、ステンレス表面に残留するFe酸化物を溶
解する。この場合は前二者と異なり、陰極電解がスケー
ル溶解作用を示す。すなわち、スケール中のFe酸化物は
Fe3O4であり、3価のFeと2価のFeが混在しており、酸
溶液中への溶解速度はFe(II)>Fe(III)である。陰
極電解ではスケール中に電子を付与して還元溶解させる
作用により、硝酸中にFe(II)として溶解させる。この
硝酸電解はステンレス鋼がフェライト系に用い、光沢の
高い美麗な表面がえられる。
一方、硝酸弗酸混合水溶液はオーステナイト系のステ
ンレス鋼に用いられ、Cr酸化物及びMn,Fe,Cr複合酸化物
を除去して、表面に残留したFe酸化物を溶解する作用を
する。オーステナイト系ステンレス鋼は、焼鈍により素
地表面近傍にCr欠乏層が生成し、耐食性を阻害するた
め、素地表面近傍まで溶解しCr欠乏層を除去する必要
が)り、硝酸弗酸混合溶液が使用される。
以上述べた非酸化性雰囲気による焼鈍の後、中性塩水
溶液電解、アルカリ水溶液電解、硝酸電解あるいは硝酸
弗酸混合溶液浸漬により、高速でスケールを溶解でき
る。なお、アルカリ水溶液電解では、NaOH、NaNO3の組
合せを述べたが、これ以外のアルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属過酸化
物及び硝酸塩以外の過塩素酸塩、過マンガン酸塩等の酸
化剤を用いても目的が達せられる。
形状修正は、焼鈍時にテンションが付加された状態で
加熱されて、軟化した際に生じた部分的な伸びによる変
形を修正する作用をする。すなわち、スキンパスミルに
よる軽圧延し、テンションレベラによる曲げ伸びをあた
えて、部分的な伸びを矯正して平坦度の高いステンレス
鋼板とする。
なお、説明では記載しなかったが、各工程間では水
洗、乾燥などの手段が併用されるのはステンレス鋼板の
連続製造においては自明である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されない。
実施例1 第1図は、本発明になるステンレス鋼板の連続一貫製
造方法の一実施形態である装置を示す。
熱間圧延されてスケールを除去されたフェライト系ス
テンレス鋼帯1は、ペイオフリール2から連続的に送り
出されて、冷間圧延機3に入り、所定の板厚に圧延され
る。圧延されて加工硬化したステンレス薄板1は、焼鈍
炉4に導入されて熱処理される。焼鈍炉4内は、窒素雰
囲気で満たされ非酸化性を保持し、ステンレス鋼帯1は
通電ローラ兼ターンローラ5,6により搬送方向が変えら
れるとともに、ローラ5が正極、ローラ6が負極となる
ように配置されており通電する。これによりステンレス
鋼帯1内に電流が流れて、ジュール熱が発生しステンレ
ス鋼帯1が加熱され、焼鈍される。次いで、冷却炉7を
通り低温の窒素ガスにより所定の温度まで冷却される。
冷却炉7にはスナウト8が設けられており、これにより
非酸化性雰囲気をステンレス鋼帯1が、中性塩水溶液中
に導入されるまで保持する。
次いで、ステンレス鋼帯1は中性塩水溶液電解槽9に
導入される。中性塩水溶液電解槽9には、20%濃度でpH
6.5,80℃のNa2SO4水溶液が満たされている。ステンレス
鋼帯1の上下には一対の正電極10が設けられ、正の電圧
が印加されるとともに、両サイドには上下一対の負電極
10′が設けられており、電流は正電極10からステンレス
鋼帯1を通って負電極10′に流れる。この電流にともな
って、スケール中のCr酸化物がCr2O7 2-となって溶解す
る。次いでステンレス鋼帯1は、水洗槽11で表面に残留
するNa2SO4を洗浄し、続いてリンガローラ12で洗滌水を
しぼり取る。
次いでステンレス鋼帯1は、アルカリ水溶液電解槽13
に導入される。アルカリ水溶液電解槽13には、70℃の30
%濃度のNaOHと10%濃度のNaNO3水溶液が満たされ、ス
テンレス鋼帯1に対向して設けられた上下一対の正電極
14により正電圧が印加され、電流はステンレス鋼帯1を
通って負電極14′に流れる。この時に流れる電流によ
り、スケール中のCr酸化物及びMn,Fe,Cr複合酸化物がCr
O4 2-,MnO4 2-,FeO4 2-等となって溶解する。これによりス
テンレス鋼帯1表面には、スケール中のFe酸化物が残留
する。次いでステンレス鋼帯1は水洗槽15で洗浄され、
表面に残留するアルカリが除去され、次いでリンガロー
ラ16により洗浄水がしぼりとられる。
次いでステンレス鋼帯1は硝酸電解槽17に導入され
る。硝酸電解槽17には50℃,10%濃度の硝酸が満たさ
れ、ステンレス鋼帯1に対向して正電極18と負電極18′
が設けられている。正電極18には正の電圧が印加され、
電流はステンレス鋼帯1を通って負電極18′に流れる。
ステンレス鋼帯1はカソードに分極されるためFe酸化物
は還元溶解し、前述のようにFe(III)がFe(II)とな
り、硝酸中にFe2+となって溶出する。
以上の3電解処理によりステンレス鋼帯1上のスケー
ルの高速で除去される。ステンレス鋼帯1は水洗槽22で
表面上の残留物を洗浄し、次いで乾燥機23で乾燥され
る。表面のスケールが除去され洗浄となったステンレス
鋼帯1は、スキンパスミル24で軽圧延され、次いでテン
ションレベラーを通って耳伸び等の形状を矯正されて、
平坦なステンレス鋼帯となりテンションリール26にコイ
ル状に巻き取られる。
以上は本発明になるステンレス鋼板(フェライト系)
の連続一貫製造方法及び装置について説明した。
実施例2 第1図を用いて、オーステナイト系ステンレス鋼板の
実施例について説明する。
オーステナイト系ステンレス鋼帯1は、実施例1と同
様な処理を行いアルカリ水溶液電解までを行い、スケー
ル中のCr酸化物、Mn,Fe,Cr複合酸化物を除去され、表面
にFe酸化物が残留した状態で硝酸電解槽17に導入される
が、ここでは電解を行わず、硝酸液中に単に浸漬されて
次の硝酸弗酸混合溶液槽21に導入されるか、あるいは槽
から硝酸を抜取り、ステンレス鋼帯1は直接硝酸弗酸混
合溶液中に導入される。硝酸弗酸混合溶液槽21には60℃
の10%濃度硝酸と1%濃度弗酸が満たされており、これ
にステンレス鋼帯1は浸漬されて表面に残留しているFe
酸化物が化学的に溶解除去される。次いでステンレス鋼
帯1は水洗槽22で表面の残留物を洗浄除去され、乾燥機
23で乾燥される。次いで実施例1と同様にスキンパスミ
ル及びテンションレベラーにより形状を矯正されて、製
品としてテンションリール26に巻き取られる。
実施例1及び実施例2のいずれの場合にも、電解槽の
電極は不溶性電極あるいは溶解性電極のいずれも使用で
きるが、生産性、経済性の面から不溶性電極が実用的で
ある。また電極数は生産能力により任意に変更できる。
〔発明の効果〕
以上により、焼鈍時のスケール抑制と高速脱スケール
によりステンレス薄板の同一ライン内での連続一貫製造
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明になるステンレス薄板の連続一貫製造
法の一実施例を示す構成図である。 1……ステンレス鋼帯、2……ペイオフリール、3……
冷間圧延機、4……焼鈍炉、5,6……通電ローラ、7…
…冷却炉、8……スナウト、9……中性塩水溶液電解
槽、10……正電極、10′……負電極、11……水洗槽、12
……リンガローラ、13……アルカリ水溶液電解槽、14…
…正電極、14′……負電極、15……水洗槽、16……リン
ガローラ、17……硝酸電解槽、18……正電極、18′……
負電極、19……水洗槽、20……リンガローラ、21……硝
酸弗酸混合溶液槽、22……水洗槽、23……乾燥機、24…
…スキンパスミル、25……テンションレベラー、26……
テンションリール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉谷 雅清 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 山口 輝雄 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭52−41106(JP,A) 特開 昭59−157288(JP,A) 特公 昭44−19122(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷間圧延機に直結され、非酸化性雰囲気中
    で鋼板を加熱し焼鈍すると共に、該非酸化性雰囲気を保
    持したまま該焼鈍された鋼板を冷却する焼鈍冷却装置
    と、中性塩水溶液電解装置、アルカリ水溶液電解装置、
    硝酸水溶液電解装置又は硝酸一弗酸混合水溶液浸漬装置
    の中から選ばれた2種以上の組合せからなる脱スケール
    装置とを順次備えると共に、前記鋼板が該脱スケール装
    置の溶液中に導入されるまで前記非酸化性雰囲気に保持
    される手段を有することを特徴とするステンレス鋼板の
    連続一貫製造装置。
  2. 【請求項2】前記焼鈍冷却装置における加熱手段が、通
    電加熱、レーザ加熱、高周波誘導加熱、赤外線加熱のい
    ずれかの手段を用いることを特徴とする請求項1記載の
    ステンレス鋼板の連続一貫製造装置。
  3. 【請求項3】前記アルカリ水溶液電解装置は、アルカリ
    金属酸化物、アルカリ金属過酸化物、アルカリ金属水酸
    化物の一種以上と酸化剤とを溶解した水溶液中での、間
    接通電あるいは直接通電による通電手段を有することを
    特徴とする請求項1記載のステンレス鋼板の連続一貫製
    造装置。
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