JP2622197B2 - 13−エーテル置換ミルベマイシン誘導体 - Google Patents

13−エーテル置換ミルベマイシン誘導体

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JP2622197B2
JP2622197B2 JP3020858A JP2085891A JP2622197B2 JP 2622197 B2 JP2622197 B2 JP 2622197B2 JP 3020858 A JP3020858 A JP 3020858A JP 2085891 A JP2085891 A JP 2085891A JP 2622197 B2 JP2622197 B2 JP 2622197B2
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俊光 遠山
進 金子
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Sankyo Co Ltd
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    • C07D493/22Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains four or more hetero rings
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    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、13位にエーテル結
合を有するミルベマイシン化合物に関するものである。
【0003】
【従来の技術】ミルベマイシン類およびアベルメクチン
類は一連のマクロライド化合物であり、例えば特開昭50
-29742号、同56-32481号、同54-61198号公報等に記載さ
れている、公知の、下記式(II)の化合物である。
【0004】
【化6】
【0005】
【化7】
【0006】上記のミルベマイシン類およびアベルメク
チン類は、いずれも殺虫、殺ダニ、駆虫活性を有するこ
とが知られており、その他、13位に種々の置換基を導
入した半合成ミルベマイシン類も報告されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】13位にエーテル結合
を有するミルベマイシン類は、特開昭 61-178986号にお
いて低級アルキル、フェニル、およびベンジルエーテル
が記載されているが、具体例としてはメチルおよびエチ
ルエーテルの製造例が記載されているのみである。
【0008】本発明者等は化学的手段によるミルベマイ
シン誘導体の合成について鋭意検討を行なった結果、1
3位にエーテル結合を有する化合物がすぐれた駆虫活性
を有することを見出して本発明を完成させた。
【0009】
【発明の構成】
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の新規
化合物は下記の一般式(I)によって示される。
【0011】
【化8】
【0012】で表わされる化合物。
【0013】[式中、R1 は、 1 〜C 2 アルキル基で
置換されているC 4 〜C 6 シクロア ルキル基、C 4 〜C
6 シクロアルキル基、C 4 〜C 6 シクロアルキル基で置
換されているC 1 〜C 2 アルキル基、
【0014】
【化9】
【0015】{式中、R2 は、水素原子、ハロゲン、シ
アノ基、ニトロ基、一個の水素原子が置換されてもよい
1 〜C4 アルキル基(該置換基はハロゲン、C1 〜C
4 アルコキシ基、C1 〜C4 アルキルチオ基、またはC
1 〜C5 アルカノイルオキシ基を示す)、C1 〜C4
ルコキシ基、C2 〜C6 アルコキシアルコキシ基、式
(CH2n NHR9 (式中、nは0、1または2の数
を示し、R9 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を
示す)で示される基、式(CH2n NR9 COR6
〔式中、n及びR9 は前記したものと同意義を示し、R
6 は水素原子、C1 〜C4 アルキル基、C2 〜C8 アル
ケニル基もしくはアルキニル基、C3 〜C8 シクロアル
キル基、アリール基、または飽和もしくは不飽和の、少
なくも一個の窒素、酸素もしくは硫黄原子を含む3ない
し6員環の複素環を示す。ただし、上記R6 基は、水素
原子の場合を除き、1、2または3個の置換基を有して
いてもよく、その置換基は、R6 がアルキル基の場合
は、C3 〜C8 シクロアルキル基、C1 〜C4 アルコキ
シ基、C1 〜C4 アルキルチオ基、C2 〜C4 シアノア
ルキルチオ基、C2 〜C5 アルキルオキシカルボニル
基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
1、2または3個の置換基を有していてもよいアリール
基(該置換基はC1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アル
コキシ基、C1 〜C4 アルキルチオ基、C1 〜C5 アル
カノイルオキシ基、C2 〜C5 アルキルオキシカルボニ
ル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
モノもしくはジC1 〜C4 アルキルアミノ基、カルバモ
イル基、モノもしくはジC1 〜C4 アルキルカルバモイ
ル基、またはC1 〜C5 アルカノイルアミノ基を示
す)、1または2個の置換基を有していてもよいヘテロ
アリール基(該置換基は、前記のアリール基の置換基と
同意義を示す)、または1、2もしくは3個の置換基を
有していてもよいアリールオキシもしくはアリールチオ
基(該置換基は、前記のアリール基の置換基と同意義を
示す)であり、R6 がシクロアルキル基、アリール基、
または飽和もしくは不飽和の、少なくも一個の窒素、酸
素もしくは硫黄原子を含む3ないし6員環の複素環であ
る場合の置換基は、先にR6 がアルキル基である場合に
おいて定義したアリール基の置換基と同意義を示す置換
基である〕で示される基、式(CH2n NR9 COC
OOR7 (式中、n及びR9 は前記したものと同意義を
示し、R7 はC1 −C4 アルキル基、C3 −C7 シクロ
アルキル基、またはアラルキル基を示す)で示される
基、式(CH2n NR9 CHR6 NHCOR6 (式
中、n、R9 及びR6 は前記したものと同意義を示し、
二つのR6 は同一であっても異なってもよい)で示され
る基、式(CH2n NR9 CHR6 NHCONHR6
(式中、n、R9 及びR6 は前記したものと同意義を示
し、二つのR6 は同一であっても異なってもよい)で示
される基、式(CH2n NR9 CHR6 NHCOOR
7 (式中、n、R9 、R6 及びR7は前記したものと同
意義を示す)で示される基、式(CH2n NR9
(=Y)YC(=Y)YR6 (式中、n、R9 及びR6
は前記したものと同意義を示し、Yは酸素原子または硫
黄原子を示す。二つのYは同一であっても異なってもよ
い)で示される基、式(CH2n NR9 C(=Y)N
66 (式中、n、Y、及びR9 は前記したものと同
意義を示し、R6 は、2個のR6 が同一でも異なってい
てもよい前記したものと同意義を有する置換基である
か、または、2個のR6 が融合し、これらの置換基が結
合している窒素原子と共に3から7の員数を有する環を
形成していてもよい。また、この環には、前記の窒素原
子以外に、酸素、窒素、または硫黄原子から選ばれた1
ケのヘテロ原子が含まれていてもよい)で示される基、
式(CH2n NR9 C(=Y)NR6 NR66 (式
中、n、R9 、及びYは前記したものと同意義を示し、
6 は、3個のR6 が同一でも異なっていてもよい前記
したものと同意義を有する置換基であるか、または、2
個のR6 が融合し、これらの置換基が結合している窒素
原子と共に3から7の員数を有する環を形成していても
よい。また、この環には、前記の窒素原子以外に、酸
素、窒素、または硫黄原子から選ばれた1ないしは2個
のヘテロ原子が含まれていてもよい)で示される基、式
(CH2n NR9 C(=Y)NR6 NHZ〔式中、
n、R9 、Y及びR6 は前記したものと同意義を示し、
Zは式COOR7 (式中、R7 は前記したものと同意義
を示す)で示される基、式COR6 (式中、R6 は前記
したものと同意義を示す)で示される基、または式SO
26 (式中、R6 は前記したものと同意義を示す)で
示される基)で示される基、式(CH2n NR9
(=NR10)NHR10(式中、n及びR9 は前記したも
のと同意義を示し、R10は、前記R6 において定義した
ものと同意義を有する基、シアノ基、ニトロ基、式CO
OR7 (式中、R7 は前記したものと同意義を示す)で
示される基、または、式COR6 (式中、R6 は前記し
たものと同意義を示す)で示される基〕で示される基、
式(CH2n NR9 C(=NR10)R6 (式中、n、
9 、R6 及びR10は前記したものと同意義を示す)で
示される基、または式(CH2n NR9 SOm6
(式中、n、R9 及びR6 は前記したものと同意義を示
し、mは1ないし2の数を示す)で示される基を示し、
Qは、メチレン基、エチレン基、または、式−OCH2
−でしめされる基を示す}で示される基、式
【0016】
【化10】
【0017】(式中、Pはメチレン基、エチレン基、酸
素原子、または、直接結合を示し、V及びWは、同一ま
たは異なって、メチレン基、カルボニル基、またはチオ
カルボニル基を示し、R3 及びR4 は、同一または異な
って、水素原子、C1 −C4アルキル基またはC1 −C4
アルコキシ基を示す)で示される基、式
【0018】
【化11】
【0019】(式中、V及びW、及びR3 とR4 とは、
同一または異なってもよい、前記したものと同意義を示
す基であり、R11は、C1 〜C4 アルキル基、C1 〜C
4 アルコキシ基、C1 〜C4 アルキルチオ基、C1 〜C
5 アルカノイルオキシ基、C2 〜C5 アルキルオキシカ
ルボニル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミ
ノ基、モノもしくはジC1 〜C4 アルキルアミノ基、カ
ルバモイル基、モノもしくはジC1 〜C4 アルキルカル
バモイル基、またはC1 〜C5 アルカノイルアミノ基を
示す)で示される基、または、式
【0020】
【化12】
【0021】(式中、R2 は前記したものと同意義を示
し、R12は、水素原子、または、C1 〜C4 低級アルキ
ル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級アルキル基を示
す)で示される基を示し、R5 はメチル基、エチル基、
イソプロピル基または第二ブチル基を示し、Xは水酸
基、1、2または3個の置換基を有してもよいC1 〜C
5 アルカノイルオキシ基(該置換基はハロゲン原子、C
1 〜C4 アルコキシ基、C2 〜C5 アルコキシカルボニ
ル基またはカルボキシ基を示す)、またはヒドロキシイ
ミノ基を示す。] 1 の「C 1 〜C 2 アルキル基で置換
されているC 4 〜C 6 シクロアルキル基」、「C 4 〜C
6 シクロアルキル基」、「C 4 〜C 6 シクロアルキル基
で置換されているC 1 〜C 2 アルキル基」における「C
4 〜C 6 シクロアルキル基」は、例えば、また、好適に
は、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル
基である。
【0022】 1 の「C 1 〜C 2 アルキル基で置換され
ているC 4 〜C 6 シクロアルキル基」は、例えば、1−
メチルシクロブチル、3−メチルシクロブチル、1−エ
チルシクロブチル、1−メチルシクロペンチル、2−メ
チルシクロペンチル、1−メチルシクロヘキシル、2−
メチルシクロヘキシル基でありえ、好適には、1−メチ
ルシクロブチル、1−メチルシクロペンチル、1−メチ
ルシクロヘキシル基である。
【0023】 1 の「C 4 〜C 6 シクロアルキル基で置
換されているC 1 〜C 2 アルキル基」は、例えば、シク
ロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロペンチル
メチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘキシルエチル基でありえ、好適には、シク
ロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキ
シルメチル、シクロヘキシルエチル基である。
【0024】上記記載中、アリール基は、フェニル基も
しくはナフチル基でありえ、ヘテロアリール基は、例え
ばピリジル、チオフェニル、フリル、ピロリル、イミダ
ゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、オ
キサゾリル、またはインドリルでありえる。
【0025】R2 、R6 、R10、およびR13の各基にお
ける置換基において、C1 −C4 アルキル基は例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec
−ブチル等でありえ、C1 −C4 アルコキシ基は例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブ
トキシ等でありえ、C2 −C6 アルコキシアルコキシ基
は例えばメトキシメトキシ、エトキシメトキシ、プロポ
キシメトキシ、ブトキシメトキシ、メトキシエトキシ、
エトキシエトキシ、ブトキシエトキシ等でありえ、C1
〜C4 アルキルチオ基はメチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチル
チオ等でありえ、C1 〜C5 アルカノイルオキシ基は例
えばホルミルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオ
キシ、3−メチルブチリルオキシ、ピバロイルオキシ等
でありえ、ハロゲン原子は弗素、塩素、臭素又は沃素で
ありえる。
【0026】R2 がC1 〜C4 アルキル基である場合
は、それらは例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル基でありえる。
【0027】R9 がC1 −C4 アルキル基である場合、
それらは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、 sec−ブチル 、t-ブチル等でありえ
る。
【0028】R6 がC2 −C8 アルケニル基もしくはア
ルキニル基である場合、それらは、例えば1−プロペニ
ル、アリル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニ
ル、1,3−ジメチルブテニル、ヘキサジエニルまたは
プロパルギル等でありえる。R6 がC3 −C8 シクロア
ルキルである場合、それらは例えばシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシ
クロヘプチル等でありえる。R6 が飽和もしくは不飽和
の、少なくも一個の窒素、酸素もしくは硫黄原子を含む
3ないし6員環の複素環である場合、その複素環基は、
例えばオキシラニル、オキセタニル、アジリジニル、ア
ゼチジニル、チイラニル、チエタニル、フリル、チエニ
ル、ピロリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリ
ル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、
ピラゾリル、ピラニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピ
リミジル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イン
ドリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリル、キノキ
サリニル、ナフチリジニル、キサンテニル、テトラヒド
ロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、チ
アゾリジニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、オ
キサゾリニル、オキサゾリジニル、ピラゾリジニル、ピ
ペラジル、テトラヒドロピリミジニル、ジヒドロピリダ
ジニル、モルホリル、インドリニル、テトラヒドロキノ
リル、ピロリドニル、ピペリドニル、ピリドニルのよう
な基でありえる。
【0029】R6 の基における置換分がC2 〜C4 シア
ノアルキルチオ基である場合、それらは例えばシアノメ
チルチオ、1−シアノプロピルチオ、2−シアノプロピ
ルチオ、1−シアノブチルチオ等でありえ、C2 −C5
アルキルオキシカルボニル基である場合、それらは例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル等でありえ、モノも
しくはジC1 〜C4 アルキルアミノ基である場合は、そ
れらは例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルア
ミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
等でありえ、モノもしくはジC1 〜C4 アルキルカルバ
モイル基である場合は、それらは例えばメチルカルバモ
イル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、イ
ソプロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル、ジメチ
ルカルバモイル、ジエチルカルバモイル等でありえ、そ
してC1 〜C5 アルカノイルアミノ基である場合は、そ
れらは例えばホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピ
オニルアミノ、ブチリルアミノ等でありえる。
【0030】R7 がC1 〜C4 アルキル基である場合
は、それらは例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル基でありえる。
【0031】R7 がアラルキル基である場合、それらは
ベンジルまたはフェネチル基でありえる。
【0032】R7 が水素原子である場合、各種の塩基を
用いて薬理上許容される塩となすことができ、例えばリ
チウム、ナトリウム、カリウム塩等のアルカリ金属塩、
カルシウム、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩、マグ
ネシウム、アルミニウム塩等の他の金属塩、トリエチル
アミン、トリエタノールアミン塩等の有機アミン塩をあ
げることができる。
【0033】Xが置換されてもよいC1 〜C5 アルカノ
イルオキシ基である場合、それらは例えば置換されてよ
いホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキ
シ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリルオ
キシ、ピバロイルオキシ等でありえる。一方、該置換基
としてはハロゲン原子、C1 〜C4 アルコキシ基、C2
〜C5 アルコキシカルボニル基をあげることができ、こ
れら置換基は前に例示したものと同一の意味を有する。
【0034】また、置換基の数はハロゲンの場合で1、
2もしくは3であり、その他は1である。該置換基がカ
ルボキシル基であるばあい、各種の塩基を用いて薬理上
許容される塩となすことができ、そのような塩基の例と
して前記したものと同一の塩基をあげることができる。
【0035】本発明の化合物中、好適なものの代表例と
して次の群があげられる。
【0036】(1) 1 が、シクロブチル、シクロペン
チル又はシクロヘキシル基のようなC 4 〜C 6 シクロア
ルキル基、1−メチルシクロブチル、1−メチルシクロ
ペンチル、1−メチルシクロヘキシル基のようなC 1
2 アルキル基で置換されているC 4 〜C 6 シクロアル
キル基、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチ
ル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル基の
ようなC 4 〜C 6 シクロアルキル基で置換されているC
1 〜C 2 アルキル基である化合物。
【0037】(2)R1 が式、
【0038】
【化13】
【0039】〔式中、R2 は、水素原子、または、式N
9aCOR6a(式中、R9aは水素原子またはメチル基で
あり、R6aは水素原子、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルのような
3 −C5 シクロアルキル基、フルオロメチル、ブロモ
エチル、ジフルオロメチル、シアノメチル、シアノプロ
ピル、メトキシメチル、エトキシメチル、メチルチオメ
チル、シアノメチルチオメチル、フェノキシメチルのよ
うなハロゲン、シアノ、C1 〜C3 アルコキシ、C1
3 アルキルチオ、シアノメチルチオもしくはフェノキ
シ基の置換したC1 〜C3 アルキル基、ビニル、アリル
のようなアルケニル基、フェニル基、トリル、メトキシ
フェニル、フルオロフェニル、ニトロフェニルのような
1 〜C3 アルキル、C1 〜C3 アルコキシ、ハロゲン
もしくはニトロの置換したフェニル基、ピリジル基、ピ
リミジル基、ピラジル基、フリル基、またはチエニル基
を示す)でしめされる基を示し、Qはメチレン基または
エチレン基を示す〕で表わされる化合物。
【0040】(3)R1 が式、
【0041】
【化14】
【0042】(式中、R9aは水素原子またはメチル基で
あり、R6bはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチルのようなC3 −C
5 シクロアルキル基、ビニル、アリルのようなアルケニ
ル基、フェニル基、またはトリル、メトキシフェニル、
フルオロフェニル、ニトロフェニル、のようなC1 〜C
3 アルキル、C1 〜C3アルコキシ、ハロゲンもしくは
ニトロの置換したフェニル基を示す)で表わされる化合
物。
【0043】(4)R1 が式、
【0044】
【化15】
【0045】(式中、R9aは水素原子またはメチル基で
あり、Yは酸素原子であり、R6cはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチルのようなC1 〜C4 アル
キル基、フルオロエチル、トリクロルエチル、メトキシ
エチル、エトキシエチルのようなハロゲンもしくはC1
〜C3 アルコキシの置換したC1 〜C4 アルキル基、ビ
ニル基、アリル基、ベンジル基、メトキシベンジル基、
またはニトロベンジル基を示す)であらわされる化合
物。
【0046】(5)R1 が式、
【0047】
【化16】
【0048】(式中、R9aは水素原子またはメチル基で
あり、Yは酸素原子または硫黄原子であり、R6d及びR
6eは水素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
のようなC3 〜C6 シクロアルキル基、フェニル基、ま
たはトリル、メトキシフェニル、フルオロフェニル、ニ
トロフェニルのようなC1 〜C3 アルキル、C1 〜C3
アルコキシ、ハロゲンもしくはニトロの置換したフェニ
ル基のいずれかを示すか、または、R6dとR6eが融合
し、これらの置換基が結合している窒素原子と共にピペ
リジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、トリア
ゾロピリジンもしくはアジリジン環を形成している)で
あらわされる化合物。
【0049】(6)R1 が式、
【0050】
【化17】
【0051】(式中、R9aは水素原子またはメチル基で
あり、Yは酸素原子であり、R6f、R6g及びR6hは水素
原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ルのようなC1 〜C4 アルキル基、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような
3 〜C6 シクロアルキル基、フェニル基、またはトリ
ル、メトキシフェニル、フルオロフェニル、ニトロフェ
ニルのようなC1 〜C3 アルキル、C1 〜C3 アルコキ
シ、ハロゲンもしくはニトロの置換したフェニル基のい
ずれかを示すか、または、R6gとR6hが融合し、これら
の置換基が結合している窒素原子と共にピペリジン、ピ
ペラジン、モルホリン、ピロリジンもしくはアジリジン
環を形成しているか、もしくは、R6fとR6gが融合し、
これらの置換基が結合している窒素原子と共にピラゾリ
ジンもしくはテトラヒドロピリダジン環を形成する)で
表わされる化合物。
【0052】(7)R1 が式、
【0053】
【化18】
【0054】〔式中、R9aは水素原子またはメチル基で
あり、R6rはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シアノメチ
ル、シアノエチルようなシアノ基の置換したC1 〜C3
アルキル基、フェニル基、またはトリル、メトキシフェ
ニル、フルオロフェニル、ニトロフェニルのようなC1
〜C3 アルキル、C1 〜C3 アルコキシ、ハロゲンもし
くはニトロの置換したフェニル基を示し、mは1もしく
は2の数である)で表わされる化合物。
【0055】(8)R1 が式、
【0056】
【化19】
【0057】(式中、R3 及びR4 は水素原子またはメ
チル基を示し、Pは、メチレン基、エチレン基、酸素原
子、または、直接結合のいずれかを示し、V及びWはメ
チレン基もしくはカルボニル基のいずれかを示す)で表
わされる化合物。
【0058】(9)R1 が式、
【0059】
【化20】
【0060】(式中、R3 及びR4 は水素原子またはメ
チル基を示し、R11は、水素原子、メチル基、フッソ原
子、または塩素原子を示し、V及びWはメチレン基もし
くはカルボニル基のいずれかを示す)で表わされる化合
物。
【0061】(10)R1 が式、
【0062】
【化21】
【0063】〔式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示し、R2 は、水素原子、または、式NR
9aCOR6a(式中、R6aは水素原子、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチルのようなC1 〜C4
ルキル基、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チルのようなC3 −C5 シクロアルキル基、フルオロメ
チル、ブロモエチル、ジフルオロメチル、シアノメチ
ル、シアノプロピル、メトキシメチル、エトキシメチ
ル、メチルチオメチル、シアノメチルチオメチル、フェ
ノキシメチルのようなハロゲン、シアノ、C1 〜C3
ルコキシ、C1 〜C3 アルキルチオ、シアノメチルチオ
もしくはフェノキシ基の置換したC1 〜C3 アルキル
基、ビニル、アリルのようなアルケニル基、フェニル
基、トリル、メトキシフェニル、フルオロフェニル、ニ
トロフェニルのようなC1 〜C3 アルキル、C1 〜C3
アルコキシ、ハロゲンもしくはニトロの置換したフェニ
ル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基、フリル
基、またはチエニル基を示す)でしめされる基を示す〕
で表わされる化合物。
【0064】(11)R1 が式、
【0065】
【化22】
【0066】(式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示し、R9aは水素原子またはメチル基であ
り、R6bはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチルのようなC3 −C5
シクロアルキル基、ビニル、アリルのようなアルケニル
基、フェニル基、またはトリル、メトキシフェニル、フ
ルオロフェニル、ニトロフェニル、のようなC1〜C3
アルキル、C1 〜C3 アルコキシ、ハロゲンもしくはニ
トロの置換したフェニル基を示す)で表わされる化合
物。
【0067】(12)R1 が式、
【0068】
【化23】
【0069】(式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示し、R9aは水素原子またはメチル基であ
り、Yは酸素原子であり、R6cはメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチルのようなC1 〜C4 アルキ
ル基、フルオロエチル、トリクロルエチル、メトキシエ
チル、エトキシエチルのようなハロゲンもしくはC1
3 アルコキシの置換したC1 〜C4 アルキル基、ビニ
ル基、アリル基、ベンジル基、メトキシベンジル基、ま
たはニトロベンジル基を示す)であらわされる化合物。
【0070】(13)R1 が式、
【0071】
【化24】
【0072】(式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示し、R9aは水素原子またはメチル基であ
り、Yは酸素原子または硫黄原子であり、R6d及びR6e
は水素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
のようなC3 〜C6 シクロアルキル基、フェニル基、ま
たはトリル、メトキシフェニル、フルオロフェニル、ニ
トロフェニルのようなC1 〜C3 アルキル、C1 〜C3
アルコキシ、ハロゲンもしくはニトロの置換したフェニ
ル基のいずれかを示すか、または、R6dとR6eが融合
し、これらの置換基が結合している窒素原子と共にピペ
リジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、トリア
ゾロピリジンもしくはアジリジン環を形成している)で
あらわされる化合物。
【0073】(14)R1 が式、
【0074】
【化25】
【0075】(式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示し、R9aは水素原子またはメチル基であ
り、Yは酸素原子であり、R6f、R6g及びR6hは水素原
子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル
のようなC1 〜C4 アルキル基、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのようなC
3 〜C6 シクロアルキル基、フェニル基、またはトリ
ル、メトキシフェニル、フルオロフェニル、ニトロフェ
ニルのようなC1 〜C3 アルキル、C1 〜C3 アルコキ
シ、ハロゲンもしくはニトロの置換したフェニル基のい
ずれかを示すか、または、R6gとR6hが融合し、これら
の置換基が結合している窒素原子と共にピペリジン、ピ
ペラジン、モルホリン、ピロリジンもしくはアジリジン
環を形成しているか、もしくは、R6fとR6gが融合し、
これらの置換基が結合している窒素原子と共にピラゾリ
ジンもしくはテトラヒドロピリダジン環を形成する)で
表わされる化合物。
【0076】(15)R1 が式、
【0077】
【化26】
【0078】〔式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示し、R9aは水素原子またはメチル基であ
り、R6rはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチルのようなC1 〜C4 アルキル基、シアノメチル、
シアノエチルようなシアノ基の置換したC1 〜C3 アル
キル基、フェニル基、またはトリル、メトキシフェニ
ル、フルオロフェニル、ニトロフェニルのようなC1
3 アルキル、C1 〜C3 アルコキシ、ハロゲンもしく
はニトロの置換したフェニル基を示し、mは1もしくは
2の数である)で表わされる化合物。
【0079】(16)上記(1)から(15)の群の化
合物において、R5 がエチル基である化合物。
【0080】(17)上記(16)の群の化合物におい
て、Xが水酸基である化合物。
【0081】本発明の一般式(I)を有する化合物の具
体例としては、例えば次に示される化合物があげられ
る。
【0082】3−シクロブチルオキシミルベマイシンA
4 、13−シクロブチルメチルオキシミルベマイシンA
4 、13−シクロペンチルオキシミルベマイシンA4
13−シクロペンチルメチルオキシミルベマイシンA
4 、13−シクロペンチルエチルオキシミルベマイシン
4 、13−シクロヘキシルオキシミルベマイシン
4、13−シクロヘキシルオキシメチルミルベマイシ
ンA4 、13−シクロヘキシルオキシエチルミルベマイ
シンA4 、13−シクロヘキシルオキシエチルミルベマ
イシンA3 、13−シクロペンチルオキシミルベマイシ
ンD、3−デオキシ−13−シクロペンチルオキシ−2
2,23−ジヒドロアベルメクチンB1a−アグリコン、
13−(インダン−2−イルオキシ)ミルベマイシンA
4 、13−(5−ニトロインダン−2−イルオキシ)ミ
ルベマイシンA4 、13−(5−アミノインダン−2−
イルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−(5−アセチ
ルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA
4 、13−(5−シアノアセチルアミノ−2−インダニ
イルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−(5−シアノ
アセチルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマイ
シンA3 、13−(5−シアノアセチルアミノ−2−イ
ンダニイルオキシ)ミルベマイシンD、13−デオキシ
−13−(5−シアノアセチルアミノ−2−インダニイ
ルオキシ)−22,23−ジヒドロアベルメクチンB1a
−アグリコン、13−〔5−(N−シアノアセチル)メ
チルアミノ−2−インダニイルオキシ〕ミルベマイシン
4 、13−(5−メトキシアセチルアミノ−2−イン
ダニイルオキシ)ミルベマイシンA4、13−(5−フ
ルオロアセチルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミル
ベマイシンA4 、13−(5−ジフルオロアセチルアミ
−2−ノインダニイルオキシ)ミルベマイシンA4 、1
3−(5−メトキシカルボニルアミノ−2−インダニイ
ルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−(5−メトキシ
カルボニルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマ
イシンA3 、13−(5−メトキシカルボニルアミノ−
2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンD、13−デ
オキシ−13−(5−メトキシカルボニルアミノ−2−
インダニイルオキシ)−22,23−ジヒドロアベルメ
クチンB1a−アグリコン、13−〔5−(N−メトキシ
カルボニル)メチルアミノ−2−インダニイルオキシ〕
ミルベマイシンA4 、13−(5−エトキシカルボニル
アミノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA
4 、13−(5−エトキシカルボニルアミノ−2−イン
ダニイルオキシ)ミルベマイシンA3 、13−(5−エ
トキシカルボニルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミ
ルベマイシンD、13−デオキシ−13−(5−エトキ
シカルボニル−2−アミノインダニイルオキシ)−2
2,23−ジヒドロアベルメクチンB1a−アグリコン、
13−〔5−(N−エトキシカルボニル)メチルアミノ
−2−インダニイルオキシ〕ミルベマイシンA4 、13
−(5−プロポキシカルボニルアミノ−2−インダニイ
ルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−(5−イソプロ
ポキシカルボニルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミ
ルベマイシンA4 、13−(5−メタンスルホニルアミ
ノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA4 、1
3−(5−メタンスルホニルアミノ−2−インダニイル
オキシ)ミルベマイシンA3 、13−(5−メタンスル
ホニルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシ
ンD、13−デオキシ−13−(5−メタンスルホニル
アミノ−2−インダニイルオキシ)−22,23−ジヒ
ドロアベルメクチンB1a−アグリコン、13−〔5−
(N−メタンスルホニル)メチルアミノ−2−インダニ
イルオキシ〕ミルベマイシンA3 、13−(5−エタン
スルホニルアミノ−2−インダニイルオキシ)ミルベマ
イシンA4 、13−〔5−(3−メチルウレイド)−2
−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−
〔5−(3−メチルウレイド)−2−インダニイルオキ
シ)ミルベマイシンA3 、13−〔5−(3−メチルウ
レイド)−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシン
D、13−デオキシ−13−〔5−(3−メチルウレイ
ド)−2−インダニイルオキシ)−22,23−ジヒド
ロアベルメクチンB1a−アグリコン、13−〔5−
(1,3−ジメチルウレイド)−2−インダニイルオキ
シ)ミルベマイシンA4 、13−〔5−(3−エチルウ
レイド)−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA
4 、13−〔5−(3−エチルウレイド)−2−インダ
ニイルオキシ)ミルベマイシンA3 、13−〔5−(3
−エチルウレイド)−2−インダニイルオキシ)ミルベ
マイシンD、13−デオキシ−13−〔5−(3−エチ
ルウレイド)−2−インダニイルオキシ)−22,23
−ジヒドロアベルメクチンB1a−アグリコン、13−
〔5−(3−エチル−1−メチルウレイド)−2−イン
ダニイルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−〔5−
(3−シクロプロピルウレイド)−2−インダニイルオ
キシ)ミルベマイシンA4 、13−〔5−(3−メチル
チオウレイド)−2−インダニイルオキシ)ミルベマイ
シンA4 、13−〔5−(3−メチルチオウレイド)−
2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA3 、13−
〔5−(3−メチルチオウレイド)−2−インダニイル
オキシ)ミルベマイシンD、13−デオキシ−13−
〔5−(3−メチルチオウレイド)−2−インダニイル
オキシ)−22,23−ジヒドロアベルメクチンB1a
アグリコン、13−〔5−(1,3−ジメチルチオウレ
イド)−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンA
4 、13−〔5−(3−フェニルウレイド)−2−イン
ダニイルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−〔5−
(3−フェニルウレイド)−2−インダニイルオキシ)
ミルベマイシンA3 、13−〔5−(3−フェニルウレ
イド)−2−インダニイルオキシ)ミルベマイシンD、
13−デオキシ−13−〔5−(3−フェニウレイド)
−2−インダニイルオキシ)−22,23−ジヒドロア
ベルメクチンB1a−アグリコン、13−〔5−(1−メ
チル−3−フェニルウレイド)−2−インダニイルオキ
シ)ミルベマイシンA4 、13−〔5−(3,3−ジメ
チルカルバゾイルアミノ)−2−インダニイルオキシ)
ミルベマイシンA4 、13−{2−〔4−(1−ピロリ
ジニィル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA
4 、13−〔2−(4−ピペリジノフェニル)エチルオ
キシ〕ミルベマイシンA4 、13−{2−〔4−(2−
アゼチジノン−1−イル)フェニル〕エチルオキシ}ミ
ルベマイシンA4 、13−{2−〔4−(2−ピロリド
ン−1−イル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシ
ンA4 、13−{2−〔4−(2−ピペリドン−1−イ
ル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、1
3−{2−〔4−(1,1−ジオキシ−1,2−チアゾ
リジン−2−イル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマ
イシンA4 、13−{2−〔4−(1,3−オキサゾリ
ジン−2−オン−3−イル)フェニル〕エチルオキシ}
ミルベマイシンA4 、13−{2−〔4−(ペルヒドロ
−1,3−オキサジン−2−オン−3−イル)フェニ
ル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、13−〔2−
(4−サクシイミドフェニル)エチルオキシ〕ミルベマ
イシンA4 、13−{2−〔4−(2−アザインダン−
2−イル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA
4 、13−{2−〔4−(1,1−ジオキシ−1−チア
−2−アザインダン−2−イル)フェニル〕エチルオキ
シ}ミルベマイシンA4 、13−(α−メチルベンジル
オキシ)ミルベマイシンA4 、13−(α−メチルベン
ジルオキシ)ミルベマイシンA3 、13−(α−メチル
ベンジルオキシ)ミルベマイシンD、13−デオキシ−
13−(α−メチルベンジルオキシ)−22,23−ジ
ヒドロアベルメクチンB1a−アグリコン、13−(α−
エチルベンジルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−
(α−、α−ジメチルベンジルオキシ)ミルベマイシン
4 、13−(4−フルオロ−α−メチルベンジルオキ
シ)ミルベマイシンA4 、13−(α−メチル−4−メ
トキシベンジルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−
(4−ニトロ−α−メチルベンジルオキシ)ミルベマイ
シンA4 、13−(4−アミノ−α−メチルベンジルオ
キシ)ミルベマイシンA4 、13−(4−シアノアセチ
ルアミノ−α−メチルベンジルオキシ)ミルベマイシン
4 、13−(4−メトキシカルボニルアミノ−α−メ
チルベンジルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−(4
−エトキシカルボニルアミノ−α−メチルベンジルオキ
シ)ミルベマイシンA4 、13−(4−メタンスルホニ
ルアミノ−α−メチルベンジルオキシ)ミルベマイシン
4 、13−(4−エタンスルホニルアミノ−α−メチ
ルベンジルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−〔4−
(3−メチルウレイド)−α−メチルベンジルオキシ)
ミルベマイシンA4 、13−〔4−(3−エチルウレイ
ド)−α−メチルベンジルオキシ)ミルベマイシンA
4 、13−〔4−(3−シクロプロピルウレイド)−α
−メチルベンジルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−
〔4−(3−メチルチオウレイド)−α−メチルベンジ
ルオキシ)ミルベマイシンA4 、13−(1,2,3,
4−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)ミルベ
マイシンA4
【0083】本発明の化合物(I)は、以下に示すよう
に、一般式(III)を有する13−ヨードミルベマイ
シン類から製造される。
【0084】
【化27】
【0085】(上記式中、R1 及びR5 は前記したもの
と同意義を示し、R8 は水素原子またはアシル基を示
す。)工程Aは、化合物(III)を相当するアルコー
ル類と触媒の存在下反応させることによって、化合物
(IV)を製造する工程である。
【0086】反応に使用される触媒としては、水銀また
は銀の酸化物もしくは塩が使用されるが、好適には酸化
銀、過塩素酸銀、トリフルオロメタンスルホン酸銀等の
銀化合物;酸化水銀、沃化水銀、臭化水銀、トリフルオ
ロメタンスルホン酸水銀等の水銀化合物をあげることが
できる。また、場合により脱酸剤を加えて反応を促進す
ることもできるが、そのような脱酸剤としては、反応に
関与しないものであれば特に限定せずに使用できるが、
好適なものとして2,6−ルチジン、炭酸カルシウム等
をあげることができる。アルコール自身を溶媒として用
いることもできるが、反応に使用される溶媒としては、
反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであ
れば特に限定はないが、好適には、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロ
リド、1,2−ジクロロエタン、クロロホルムのような
ハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、の
ようなエステル類;エ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類を挙げることができ
る。
【0087】反応温度は-10 ℃乃至100 ℃で行なわれる
が、好適には、0 ℃乃至50℃である。
【0088】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常1 時間
乃至2 日間である。
【0089】反応終了後、反応目的物は容易に反応混合
物から、常法に従って採取することができる。
【0090】例えば、反応混合物を水不混和性有機溶媒
で希釈し、必要ならば不溶物を瀘別後沃化カリ水溶液、
酸、水で洗い、溶媒を留去することによって得ることが
できる。さらに、必要なら、常法、例えば再結晶、カラ
ムクロマトグラフィ等で精製することもできる。
【0091】工程Bは、化合物(IV) を還元剤と反
応させることにより、5位のカルボニル基を水酸基に還
元し、必要により、更にこの水酸基をアシル化し化合物
(V)を製造する工程である。
【0092】還元に使用される試剤として、カルボニル
基を還元できて、化合物(IV)の他の官能基に影響を
与えないものであれば特に限定せずに使用しうる。その
ような還元剤として、ナトリウムボロヒドリドやジボラ
ンのような水素陰イオンによる還元剤をあげることがで
きるが、好適にはナトリウムボロヒドリドである。
【0093】反応溶媒としては、反応に関与しないもの
であれば特に限定なく使用しうるが、還元剤としてナト
リウムボロヒドリドを使用した場合は、メタノール、エ
タノール、プロパノール等の低級アルコールの使用が特
に好適である。
【0094】反応は通常、0 ℃乃至50℃ で行なわれ、
反応時間は5分乃至2時間である。反応終了後、反応目
的物は容易に反応混合物から常法に従って採取すること
ができる。例えば、反応混合物を水不混和性有機溶媒で
希釈し、水で洗い、溶媒を留去することによって得るこ
とができる。さらに、必要なら、常法、例えば再結晶、
カラムクロマトグラフィ等で精製することもできる。
【0095】更に必要に応じて、還元生成物を不活性溶
媒中で酸自身またはその反応性誘導体と反応させアシル
化することもできる。
【0096】この反応は、エステル化反応としてそれ自
身知られた公知の方法によっておこなわれる。酸の反応
性誘導体としては、たとえば、酸ハライド(酸クロリ
ド、酸ブロミドなど)、酸無水物、混合酸無水物、活性
エステル(たとえば、N−ハイドロキシベンズトリアゾ
ールエステル)、活性アミド(たとえば、イミダゾリ
ド)等、エステル化に通常用いられるものがあげられ
る。
【0097】酸自身を用いる時には、好適には、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、p−トルエンスルホン酸、
硫酸等の脱水剤が使用され、酸の反応性誘導体を使用す
るときは脱酸剤が使用される。使用される脱酸剤は、脱
酸能を有するものであれば特に限定されないが、好適に
は有機アミン、例えばトリエチルアミン、N,N−ジエ
チルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン
または1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
ン−7をあげることができる。
【0098】使用される不活性溶媒は、反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適にはヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような炭化水素類;メチレン
クロリド、1,2−ジクロロエタン、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、のようなエステル類;エ−テル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類
をあげることができる。反応終了後、反応目的物は容易
に反応混合物から常法に従って採取することができる。
例えば、反応混合物を水不混和性有機溶媒で希釈し、
酸、アルカリ、水で洗い、溶媒を留去することによって
得ることができる。さらに、必要なら、常法、例えば再
結晶、カラムクロマトグラフィ等で精製することもでき
る。
【0099】工程Cは、化合物(IV)を、ヒドロキシ
ルアミンまたはその塩(例えば、塩酸、硝酸または硫酸
のような鉱酸との塩)と反応させることによって、5位
をオキシム化して、式(VI)の化合物を製造する工程であ
る。
【0100】反応は通常は不活性溶媒中で行なわれ、そ
のような溶媒としては、例えばメタノール、エタノール
のようなアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類;酢酸のような脂肪酸類;または
水並びにこれら溶媒の混合物があげられる。
【0101】反応温度は好適には10℃乃至80℃であり、
反応時間は通常1時間乃至一昼夜程度てある。反応終了
後、反応目的物は容易に反応混合物から常法に従って採
取することができる。例えば、反応混合物を水不混和性
有機溶媒で希釈し、水で洗い、溶媒を留去することによ
って得ることができる。さらに、必要なら、常法、例え
ば再結晶、カラムクロマトグラフィ等で精製することも
できる。
【0102】式(V)において、R1 にアミノ置換基を
有する化合物は、以下にしめす方法によって製造するこ
ともできる。
【0103】
【化28】
【0104】〔上記式中、R5 及びR8 は前記したもの
と同意義を示し、Aは式
【0105】
【化29】
【0106】(式中、Qは前記したものと同意義を示
す)で示される基、もしくは、式
【0107】
【化30】
【0108】(式中、R12は、水素原子、または、C1
〜C4 低級アルキル基を示し、R13は、C1 〜C4 低級
アルキル基を示す)で示される基を意味し、R14は、式 R6 −(Y)n −C(=Y)− (式中、R6 は前記したものと同意義を示し、Yは、酸
素原子、硫黄原子またはイミノ基を示し、nは0または
1の数を示す。)で示される基、もしくは、式 R6 S(O)n − (式中、R6 は前記したものと同意義を示し、nは、1
または2の数を示す)で示される基を意味し、
【0109】
【化31】
【0110】は、式
【0111】
【化32】
【0112】で示される基、もしくは、式
【0113】
【化33】
【0114】(式中、R11は前記したものと同意義を示
す)で示される基を意味する。〕工程Dは、化合物(V
II)のニトロ基をアミノ基に還元して化合物(VII
I)を製造する工程であり、ニトロ基の還元に通常使用
される方法が使用できる。
【0115】そのような例のひとつとして貴金属触媒を
使用した接触還元をあげることができる。反応に使用す
る触媒に好適なものとしてパラジウム−炭素、パラジウ
ム−硫酸バリウム、酸化白金等をあげることができる。
【0116】反応に使用する溶媒に好適なものとして
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;または酢酸エチルのようなエステルをあげることが
できる。
【0117】反応温度は好適には10℃乃至80℃であり、
反応時間は通常10分間乃至5時間程度である。もうひ
とつの好適な還元方法として、酢酸溶媒下の亜鉛末によ
る還元をあげることができる。
【0118】反応温度は好適には0℃乃至室温であり、
反応時間は通常10分間乃至2時間程度である。反応終
了後、反応目的物は容易に反応混合物から常法に従って
採取することができる。例えば、反応混合物を水不混和
性有機溶媒で希釈し、必要ならば不溶物を瀘去し、水で
洗い、溶媒を留去することによって得ることができる。
さらに、必要なら、常法、例えば再結晶、カラムクロマ
トグラフィ等で精製することもできる。
【0119】工程Eは、化合物(VIII)とアミン反
応性試剤と反応させ化合物(IX)を製造する工程であ
る。
【0120】使用される反応試剤として、カルボン酸か
ら誘導され、通常アシル化剤として使用される、例えば
酸ハライド、酸無水物、混合酸無水物、活性エステル、
活性アミド等のカルボン酸の反応性誘導体;メチルクロ
ロホーメイト、ベンジルクロロホーメイトのようなクロ
ロホーメイト類;エチルチオクロロホーメイトのような
チオクロロホーメイト類;メタンスルホニルクロライ
ド、ベンゼンスルホニルクロライドのようなスルホニル
クロライド類;イソシアネート類;チオイソシアネート
類;イミノエーテル類等があげられる。また、カルボン
酸を例えばジシクロヘキシルカルボジイミド等で活性化
して直接使用してもよい。
【0121】反応試剤としてアシルハライド等のハライ
ドを使用する場合は、通常、脱酸剤としてトリエチルア
ミン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジンまたは1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−7のような有機塩基を加え
ることが好適である。
【0122】反応温度は通常 0℃乃至80℃であり好適に
は0℃乃至室温であり、反応時間は使用する反応試剤に
よって異なるが通常10分間乃至10時間程度である。
【0123】反応終了後、反応目的物は容易に反応混合
物から常法に従って採取することができる。例えば、反
応混合物を水不混和性有機溶媒で希釈し必要ならば不溶
物を瀘去し、水で洗い、溶媒を留去することによって得
ることができる。さらに、必要なら、常法、例えば再結
晶、カラムクロマトグラフィ等で精製することもでき
る。
【0124】工程Fは、化合物(VIII)をジアルデ
ヒド類と、還元剤の存在下、反応させ化合物(X)を製
造する工程である。
【0125】使用される反応試剤として、サクシニック
ジアルデヒド、グルタリック ジアルデヒドのような脂
肪族ジアルデヒド、o−フタリックジカルボキサルデヒ
ドのような芳香族ジアルデドをあげることができる。
【0126】還元に使用される試剤として、イミド基を
還元できて、化合物(IV) の他の官能基に影響を与
えないものであれば特に限定せずに使用しうる。そのよ
うな還元剤として、ナトリウム シアノボロヒドリドや
ジボランのような水素陰イオンによる還元剤をあげるこ
とができるが、好適にはナトリウム シアノボロヒドリ
ドである。
【0127】反応に使用する溶媒に好適なものとして
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類、または、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類をあげることができる。
【0128】反応温度は好適には0 ℃乃至80℃であり、
反応時間は通常10分間乃至5時間程度である。反応終
了後、反応目的物は容易に反応混合物から常法に従って
採取することができる。例えば、反応混合物を水不混和
性有機溶媒で希釈し、必要ならば不溶物を瀘去し、水で
洗い、溶媒を留去することによって得ることができる。
さらに、必要なら、常法、例えば再結晶、カラムクロマ
トグラフィ等で精製することもできる。
【0129】出発物質である式(III)の化合物は以
下に示すように、一般式(XI)を有する13−ヒドロ
キシ−5−オキソミルベマイシン類から有利に合成され
る。
【0130】
【化34】
【0131】工程Gは、式(XI)で示される化合物に
2−クロロホルミル−1,2,4−トリアゾロ〔4,3
a〕−ピリジン−3−オンを脱酸剤の存在下反応させ、
式(XII)でしめされる化合物を製造する工程であ
る。
【0132】使用される脱酸剤は、脱酸能を有するもの
であれば特に限定されないが、好適には有機アミン、例
えばトリエチルアミン、N,N−ジエチルアニリン、ピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジンまたは1,8−ジ
アザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7をあげるこ
とができる。
【0133】使用される不活性溶媒は、反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適にはヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、1,2−ジクロロエタン、クロロホル
ムのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、のようなエステル類;エ−テル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テ
ル類をあげることができる。
【0134】反応は通常、0 ℃乃至50℃ で行なわれ、
反応時間は5分乃至2時間である。反応終了後、反応目
的物は容易に反応混合物から、常法に従って採取するこ
とができる。例えば、反応混合物を水不混和性有機溶媒
で希釈し、必要ならば不溶物を瀘別後沃化カリ水溶液、
酸、水で洗い、溶媒を留去することによって得ることが
できる。
【0135】工程Hは、式(XII)で示される化合物
に沃化亜鉛を反応させ式(III)で示される13−ヨ
ードミルベマイシンを製造する工程である。
【0136】反応は通常溶媒中で行なわれるが、使用さ
れる溶媒は反応に関与しなければ特に限定されないが、
好適にはヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、1,2−ジ
クロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、のようなエステル
類;エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタンのようなエ−テル類をあげることができ
る。
【0137】反応温度は好適には0℃乃至室温であり、
反応時間は通常10分間乃至2時間程度である。反応終
了後、反応目的物は容易に反応混合物から常法に従って
採取することができる。例えば、反応混合物から不溶物
を瀘去し、水で洗い、溶媒を留去することによって得る
ことができる。さらに、必要なら、常法、例えば再結
晶、カラムクロマトグラフィ等で精製することもでき
る。
【0138】前記の式(XI)を有する化合物は、天然
物または半合成のミルベマイシン類もしくはアベルメク
チン類から特開昭61-103884 号公報 に記載されている
方法によって製造することができる。天然物であるミル
ベマイシン類及びその類縁化合物は、一般的にいって種
々の割合で製造され、そして、各フラクションは単離さ
れたのちに、または混合物のままで、反応に付される。
それ故、反応の各段階の化合物は、単一化合物もしくは
それらの混合物のいずれでもありえる。従って、式(I)
の化合物も単一化合物もしくは混合物として製造されう
る。
【0139】本発明の化合物は果樹、野菜および花卉に
寄生するナミハダニ類(Tetranychus )、リンゴハダニ
やミカンハダニ類(Panonychus)、及びサビダニ等の成
虫および卵、動物に寄生するマダニ科(Ixodidae)、ワ
クモ科(Dermanyssid-ae)およびヒゼンダニ科(Sarcop
tidae )等に対してすぐれた殺ダニ活性を有しているば
かりでなく、既存の殺ダニ剤が効かなくなり近年大問題
となってきている抵抗性のダニに対しても、すぐれた活
性を有している。
【0140】本発明の化合物は、更にヒツジバエ(Oest
r-us)、キンバエ(Lucilia )、ウシバエ(Hypoderma
)、ウマバエ(Gautrophilus)、等および、のみ、し
らみ等の動物や鳥類の外部寄生虫、ゴキブリ、家バエ等
の衛生害虫、その他、アブラムシ類、鱗翅目幼虫等の各
種園芸害虫に対して活性である。更にまた、土壌中の根
こぶ虫(Meloidogyne )、マツノザイ線虫(Bursaphele
nchus )、ネダニ(Rhizogly- phus)等に対しても活性
である。
【0141】また、本発明の化合物は、植物に害を与え
る昆虫、特に植物を摂食することによって害を与える昆
虫にたいしても活性である。
【0142】更に、本発明の化合物は動物および人間の
駆虫剤として優れた殺寄生虫活性を有している。特に
豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫および鶏のような家畜、
家禽およびペットに感染する次の線虫に有効である。
【0143】ヘモンクス属(Haemonchus)、トリコストロ
ンギルス属(Trichostrongylus)、オステルターギヤ属(O
stertagia)、ネマトディルス属(Nematodirus) 、クーペ
リア属(Cooperia)、アスカリス属(Ascaris) 、ブノスト
ムーム属(Bunostomum)、エスファゴストムーム属(Oesop
hagostomum) 、チャベルチア属(Chabertia) 、トリキュ
リス属(Trichuris) 、ストロンギルス属(Strongylus)、
トリコネマ属(Trichonema)、デイクチオカウルス属(Dic
tyocaulus)、キャピラリア属(Capillaria)、ヘテラキス
属(Heterakis) 、トキソカラ属(Toxocara)、アスカリデ
ィア属(Ascaridia) 、オキシウリス属(Oxyuris) 、アン
キロストーマ属(Ancylostoma) 、ウンシナリア属(Uncin
aria) 、トキサスカリス属(Toxascaris) 及びパラスカ
リス属(Parascaris)。
【0144】ネマトディルス属、クーペリア属及びエソ
ファゴストムーム属のある種のものは腸管を攻撃し、一
方ヘモンクス属及びオステルターギア属のものは胃に寄
生し、ディクチオカウルス属の寄生虫は肺に見出される
が、これらにも活性を示す。また、フィラリア科(Filar
iidae)やセタリヤ科(Setariidae)の寄生虫は心臓及び血
管、皮下及びリンパ管組織のような他の組織及び器官に
見出され、これらにも活性を示す。
【0145】また、人間に感染する寄生虫に対しても有
用であり、人間の消化管の最も普通の寄生虫は、アンキ
ロストーマ属(Ancylostoma) 、ネカトール属(Necator)
、アスカリス属(Ascaris) 、ストロンギィロイデス属
(Strongyloides) 、トリヒネラ属(Trichinella) 、キャ
ピラリア属(Capillaria) 、トリキュリス属(Trichuri
s) 及びエンテロビウス属(Enterobius)である。
【0146】消化管の外の、血液または他の組織及び器
官に見出される他の医学的に重要な寄生虫であるフィラ
リア科のブツヘレリア属(Wuchereria)、ブルージア属(B
rugia)、オンコセルカ属(Onchocerca)及びロア糸状虫属
(Loa) 並びに蛇状線虫科(Dracunculidae) のドラクンク
ルス属(Dracunculus) の寄生虫、腸管内寄生虫の特別な
腸管外寄生状態におけるストロンギロイデス属及びトリ
ヒネラ属にも活性を示す。
【0147】本発明化合物を動物及び人における駆虫剤
として使用する場合は、液体飲料として経口的に投与す
ることができる。飲料は、普通、ベントナイトのような
懸濁剤および湿潤剤またはその他の賦形剤と共に適当な
非毒性の溶剤または水での溶液、懸濁液または分散液で
ある。
【0148】一般に飲料または消泡剤を含有する。飲料
処方は一般に活性化合物を約0.01〜0.5 重量%、好適に
は0.01〜0.1 重量%を含有する。
【0149】乾燥した固体の単位使用形態で経口投与す
ることが望ましい場合は、普通、所望量の活性化合物を
含有するカプセル、丸薬または錠剤を使用する。これら
の使用形態は、活性成分を適当な細かく粉砕された希釈
剤、充填剤、崩壊剤及び/または結合剤、例えばデンプ
ン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、植物性
ゴムなどと均質に混和することによって製造される。
【0150】このような単位使用処方は、治療される宿
主動物の種類および寄生虫の種類および宿主の体重によ
って駆虫剤の重量および含量に関して広く変化させるこ
とができる。
【0151】動物飼料によって投与する場合は、それを
飼料に均質に分散させるか、トップドレッシングとして
使用されるかまたはペレットの形態として使用される。
普通、望ましい抗寄生虫効果を達成するためには、最終
飼料中に活性化合物を0.0001〜0.02%含有している。
【0152】また、液体担体賦形剤に溶解または分散さ
せたものは、前胃内、筋肉内、気管内または皮下に注射
によって非経口的に動物に投与することができる。非経
口投与のために、活性化合物は好適には落花生油、棉実
油のような適当な植物油と混合する。このような処方
は、一般に活性化合物を0.05〜50重量%含有する。
【0153】また、ジメチルスルホキシドまたは炭化水
素溶剤のような適当な担体と混和することによって局所
的に投与し得る。この製剤はスプレーまたは直接的注加
によって動物の外部表面に直接適用される。
【0154】最善の結果を得るための活性化合物の最適
使用量は、治療される動物の種類および寄生虫感染の型
および程度によって決まるが、一般に動物体重1kg当た
り約0.01〜100mg 、好適には 0.5〜50.0mgを経口投与す
ることによって得られる。このような使用量は一度にま
たは分割した使用量で1〜5日のような比較的短期間に
わたって与えられる。
【0155】次に、実施例及び参考例によって、本願発
明をさらに具体的に説明する。
【0156】
【実施例】(実施例1) 13−(2−シクロヘキシルエチルオキシ)ミルベマイ
シンA4 の製造 工程A 13−ヨード−5−オキソミルベマイシンA4 (II
I)(0.333g)を1,2−ジクロルエタン(2.50ml)に溶解
し、2−シクロヘキシルエタノール(0.640g)及び酸化銀
(1.000g)を加え室温で30分間撹拌した。反応液に酢酸
エチル(30ml)を加え、不溶物をセライトを用いて瀘去
し、10%チオ硫酸ナトリウムついで水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物
をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/
シクロヘキサン=1:4で溶出)で精製することにより
5−オキソ−13−(2−シクロヘキシルエチルオキ
シ)ミルベマイシンA4(0.242g) を得た。
【0157】工程B 前工程で得られた5−オキソ−13−(2ーシクロヘキ
シルエチルオキシ)ミルベマイシンA4 (0.121g)をメタ
ノール(5ml) に溶解し、氷冷下、ナトリウムボロハイド
ライド(0.007g)を加え30分間撹拌した。反応液に酢酸
エチル(20ml)を加え、2回水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロ
マトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/シクロヘキサ
ン=3:7で溶出)で精製し、さらに、逆層クロマトグ
ラフィ(ODS,85%アセトニトリルで溶出)で15
位に置換した異性体と分離することにより0.075gの目的
化合物を得た。
【0158】質量スペクトル m/e:668(M+,C40H60O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.17(1H,d,J=9.6Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0159】(実施例2) 13−(2−シクロヘキシルエチルオキシ)ミルベマイ
シンA4 5−オキシムの製造 実施例1の工程Aで得られた5−オキソ−13−(2−
シクロヘキシルエチルオキシ)ミルベマイシンA4(0.12
1g) をメタノール(1.4ml) に溶解し、水(0.70ml)、ジオ
キサン(1.4ml) 及びヒドロキシルアミン・塩酸塩(0.123
g)を加え、35℃で3時間撹拌した。反応液に酢酸エチ
ル(20ml)を加え2回水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/シクロヘキサン=
1:3で溶出)で精製し、さらに、逆層クロマトグラフ
ィ(ODS,85%アセトニトリルで溶出)で15位に
置換した異性体と分離することにより0.075gの目的化合
物を得た。
【0160】質量スペクトル m/e:681(M+,C40H59NO8)、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.94(3H,
s,C4-CH3),3.18(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),4.66(1H,s,C6-
H)。
【0161】(実施例3) 13−シクロヘキシルオキシミルベマイシンA4 の製造 実施例1の2−シクロヘキシルエタノールの代わりに、
シクロヘキサノールを使用し、同様に処理することによ
り、目的化合物を得た。
【0162】質量スペクトル m/e:640(M+,C38H56O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.34(1H,d,J=8.7Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0163】(実施例4) 13−(5−ニトロ−2−インダニルオキシ)ミルベマ
イシンA4 の製造 工程A 13−ヨード−5−オキソミルベマイシンA4 (II
I)(0.50g) を1,2−ジクロルエタン(3.0ml) に溶解
し、5−ニトロ−2−インダノール(1.00g) 、及び沃化
第二水銀(0.52g) を加え、室温で2.5時間、さらに、
2,6−ルチジン(0.10ml)を加え1時間撹拌した。反応
液に酢酸エチル(10ml)を加え、不溶物を瀘去し、瀘液
は、20%沃化カリ(2回)、10%チオ硫酸ナトリウ
ム、水の順に洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィ
(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=25:75で溶
出)で精製することにより、0.39g の5−オキソ−13
−(5−ニトロ−2−インダニルオキシ)ミルベマイシ
ンA4 を得た。
【0164】工程B 前工程で得られた5−オキソ−13−(5−ニトロ−2
−インダニルオキシ)ミルベマイシンA4 (0.39g) をメ
タノール(7ml) に溶解し、氷冷下、ナトリウムボロハイ
ドライド(0.020g)を加え20分間撹拌した。反応液に酢
酸エチル(10ml)を加え2回水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下に蒸発乾固し、0.38gの13−(5−
ニトロ−2−インダニルオキシ)ミルベマイシンA4
得た。
【0165】質量スペクトル m/e:719(M+,C41H53NO10)
、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.37(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0166】以下、実施例4と同様の操作により、実施
例5から18の化合物が製造された。
【0167】(実施例5) 13−シクロブチルオキシミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:612(M+,C36H52O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.20(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0168】(実施例6) 13−シクロペンチルオキシミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:626(M+,C37H54O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.26(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0169】(実施例7) 13−シクロペンチルメチルオキシミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:640(M+,C38H56O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.18(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0170】(実施例8) 13−(2−インダニルオキシ)ミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:674(M+,C41H54O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.38(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0171】(実施例9) 13−(1、2、3、4ーテトラヒドロナフタレン−2
−イルオキシ)ミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:688(M+,C42H56O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.47(1H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.4
Hz,C6-H)。
【0172】(実施例10) 13−((R)−α−メチルベンジルオキシ)ミルベマ
イシンA4 質量スペクトル m/e:662(M+,C40H54O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.86(3H,
s,C4-CH3),3.12(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.94(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H),4.32(1H,q,J=6.2Hz,Ph-CH) 。
【0173】(実施例11) 13−((S)−α−メチルベンジルオキシ)ミルベマ
イシンA4 質量スペクトル m/e:662(M+,C40H54O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.47(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.95(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H),4.33(1H,q,J= 6.3Hz)。
【0174】(実施例12) 13−(α−エチルベンジルオキシ)ミルベマイシンA
4 質量スペクトル m/e:676(M+,C41H56O8) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.11(1H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.95(1H,d,J=6.2
Hz,C6-H)。
【0175】(実施例13) 13−(4−ニトロ−α−メチルベンジルオキシ)ミル
ベマイシンA4 質量スペクトル m/e:707(M+,C40H52NO10) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.07(0.5H,d,J=5.9Hz,C13-H),3.49(0.5H,d,J
=9.5Hz,C13-H),3.95(0.5H,d,J=5.9Hz,C6-H),3.96(0.5H,
d,J=6.6Hz,C6-H) 。
【0176】(実施例14) 13−{2−〔4−(2−アゼチジノン−1−イル)フ
ェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、 質量スペクトル m/e:695(M+-32) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.10(2H,d,J=4.4Hz,NCO-CH2),3.20(1H,d,J=
9.8Hz,C13-H),3.61(2H,d,J=4.4Hz),3.96(1H,d,J=6.4Hz,
C6-H)。
【0177】(実施例15) 13−{2−〔4−(2−ピロリドン−1−イル)フェ
ニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、 質量スペクトル m/e:745(M+,C44H59NO9)、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),2.60(2H,m,NCOCH2),3.21(1H,d,J=9.8Hz,C13-
H),3.84(2H,m,NCH2),3.98 (1H,d,J=6.4Hz,C6-H)。
【0178】(実施例16) 13−{2−〔4−(2−ピぺリドン−1−イル)フェ
ニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、 質量スペクトル m/e:741(M+-18) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),2.55(2H,m,NCOCH2),3.22(1H,d,J=9.8Hz,C13-
H),3.60(2H,m,NCH2),3.96 (1H,d,J=6.4Hz,C6-H)。
【0179】(実施例17) 13−{2−〔4−(1,3−オキサゾリジン−2−オ
ン−3−イル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシ
ンA4 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.21(1H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.95(1H,d,J=6.3
Hz,C6-H),4.04(2H,m,NCH2)4.47(2H,m,COOCH2) 。(実施例18) 13−{2−〔4−(2−アザインダン−1−オン−2
−イル)フェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:757(M+-18) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.23(1H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.4
Hz,C6-H),4.85(2H,m,NCH2)。
【0180】(実施例19) 13−{2−〔4−(1,1−ジオキシ−1−チア−2
−アザインダン−2−イル)フェニル〕エチルオキシ}
ミルベマイシンA4 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.14(1H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.4
Hz,C6-H),5.06(2H,s,NCH2)。
【0181】(実施例20) 13−(5−アミノ−2−インダニルオキシ)ミルベマ
イシンA4 の製造 実施例4で得られた13−(5−ニトロ−2−インダニ
ルオキシ)ミルベマイシンA4 (0.38g) を、90%酢酸
(4ml) に溶解し、水冷下、0.40g の亜鉛末を加え20分
間撹拌した。反応液に酢酸エチル(20ml)を加え不溶物を
瀘去した。瀘液は、3回水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマ
トグラフィ(ODS,75%アセトニトリルで溶出)で
精製し、0.34g の目的化合物を得た。
【0182】核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δpp
m): 1.88(3H,s,C4-CH3),3.36(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.9
6(1H,d,J=6.2Hz,C6-H)。
【0183】(実施例21) 13−(4−アミノ−α−メチルベンジルオキシ)ミル
ベマイシンA4 の製造実施例13 でえられた、13−(4−ニトロ−α−メチ
ルベンジルオキシ)ミルベマイシンA4 を実施例20と
同様に処理して目的化合物を得た。
【0184】(実施例22) 13−(5−エトキシカルボニルアミノ−2−インダニ
ルオキシ)ミルベマイシンA4 の製造実施例20 で製造した13−(5−アミノ−2−インダ
ニルオキシ)ミルベマイシンA4 (0.130g) をジクロル
エタン(1.5ml) に溶解し、ピリジン(0.016ml)及びエチ
ル クロロホーメイト(0.022g) を加え、室温で1時間
撹拌する。反応液は、酢酸エチルで希釈し、0.1N塩
酸、水、4%炭酸水素ナトリウム、水の順に洗い、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留
物をカラムクロマトグラフィ(ODS,80%アセトニ
トリルで溶出)で精製し、0.118gの目的化合物を得た。
【0185】質量スペクトル m/e:761(M+,C44H59NO10)
、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.35(0.5H,d,J=9.5Hz,C13-H),3.36(0.5H,d,J
=9.9Hz,C13-H),3.96(1H,d,J=6.2Hz,C6-H),4.21(2H,q,J=
7.2Hz,COOCH2) 。
【0186】以下、同様の操作で実施例23から実施例
25の化合物が製造された。
【0187】(実施例23) 13−(4−メタンスルホニルアミノ−α−メチルベン
ジルオキシ)ミルベマイシンA4 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),2.99 and 3.03(1.5HX2,two-s,SCH3),3.09(0.
5H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.47(0.5H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.9
4(0.5H,d,J=6.4Hz,C6-H),3.96(0.5H,d,J=6.4Hz,C6-H),
4.3〜4.4(1H,m,PhCH)。
【0188】(実施例24) 13−(4−シアノアセチルアミノ−α−メチルベンジ
ルオキシ)ミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:761(M+,C44H59NO10) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.08(1H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.55 and 3.56(1
HX2,two-s,NCCH2CO),3.94 (1H,d,J=6.3Hz,C6-H),4.2 〜
4.4(1H,m,PhCH)。
【0189】(実施例25) 13−〔5−(3−メチルウレイド)−2−インダニル
オキシ)ミルベマイシンA4 の製造実施例21 で製造した13−(5−アミノ−2−インダ
ニルオキシ)ミルベマイシンA4 (0.130g) をテトラヒ
ドロフラン(1.5ml) に溶解し、メチルイソシアネート
(2滴)を加え1.5時間撹拌した。反応液を減圧下に
蒸発乾固し、残留物を酢酸エチル(20ml)に溶解し、水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を溜去
した。残留物をカラムクロマトグラフィ(ODS,80
%アセトニトリルで溶出)で精製し、0.136gの目的化合
物を得た。
【0190】核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δpp
m): 1.87(3H,s,C4-CH3),3.21(1H,d,J=9.9Hz,C13-H),3.9
5(1H,d,J=6.2Hz,C6-H),6.56(1H,s,NH), 6.61(1H,s,NH)
【0191】以下、同様の操作で実施例26から実施例
27の化合物が製造された。
【0192】(実施例26) 13−〔4−(3−メチルウレイド)−α−メチルベン
ジルオキシ〕ミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:703(M+-31) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),2.83(1.5H,d,J=5.4Hz,NCH3),2.85(1.5H,d,J=
5.4Hz,NCH3),3.11(0.5H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.47(0.5H,
d,J=9.8Hz,C13- H),3.93(0.5H,d,J=5.9Hz,C6-H),3.96
(0.5H,d,J=6.4Hz),4.01〜4.34(1H,m,PhCH) 。
【0193】(実施例27) 13−〔4−(3−メチルチオウレイド)−α−メチル
ベンジルオキシ〕ミルベマイシンA4 質量スペクトル m/e:761(M+,C44H59NO10) 、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.13〜3.17(3H,m,NCH3),3.10(0.5H,d,J=10.2
5Hz,C13-H),3.49(0.5H,d,J=9.8Hz,C13-H),3.94(0.5H,d,
J=6.4Hz,C6-H), 3.96(0.5H,d,J=5.9Hz,C6-H),4.29 〜4.
39(1H,m,PhCH) 。(実施例28) 13−〔2−(4−ピペリジノフェニル)エチルオキ
シ〕ミルベマイシンA4の製造実施例21 で製造した13−(4−アミノ−α−メチル
ベンジルオキシ)ミルベマイシンA4(0.130g) をメタノ
ール(1.5ml) に溶解し、グルタリックジアルデヒド(0.0
40ml) を加え、室温で一晩撹拌した。反応液は、酢酸エ
チル(20ml)で希釈し、水、4%炭酸水素ナトリウム、水
の順に洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸
発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィ(OD
S,80%アセトニトリルで溶出)で精製し、0.090gの
目的化合物を得た。
【0194】質量スペクトル m/e:745(M+,C45H63NO8)、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.08〜3.12(4H,m,NCH2),3.22(1H,d,J=9.8Hz,
C13-H),3.96(1H,d,J= 6.4Hz,C6-H) 。
【0195】以下、同様の操作で実施例29から実施例
30の化合物が製造された。
【0196】(実施例29) 13−{2−〔4−(1−ピロリジニィル)フェニル〕
エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、 質量スペクトル m/e:731(M+,C44H61NO8)、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.21〜3.26(4H,m,NCH2),3.96(1H,d,J=6.4Hz,
C6-H) 。
【0197】(実施例30) 13−{2−〔4−(2−アザインダン−2−イル)フ
ェニル〕エチルオキシ}ミルベマイシンA4 、 質量スペクトル m/e:745(M+,C45H63NO8)、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),3.24(1H,d,J=10.3Hz,C13- H),3.96(1H,d,J=
6.4Hz,C6-H),4.64(4H,s,NCH2)。
【0198】(実施例31) 13−(4−メチル−α−メチルベンジルオキシ)ミル
ベマイシンA4 の製造 実施例4の5−ニトロ−2−インダノールの代わりに4
−メチル−α−メチルベンジルアルコールを使用し、実
施例4と同様に処理することにより、目的化合物を得
た。
【0199】質量スペクトル m/e:676(M+,C41H56NO8)、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),2.36(3H,s,PhCH3),3.11 (0.5H,d,J=9.8Hz,C1
3-H),3.46(0.5H,d,J=10.3 Hz,C13-H),3.94(0.5H,d,J=6.
3Hz,C6-H),3.96(0.5H,d,J=5.9Hz,C6-H),4.2 〜4.0(1H,
m,PhCH)。
【0200】(実施例32 13−(6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フタレン−2−イルオキシ)ミルベマイシンA4 の製造 実施例4の5−ニトロ−2−インダノールの代わりに2
−ヒドロキシ−6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレンを使用し、実施例4と同様に処理するこ
とにより、目的化合物を得た。
【0201】質量スペクトル m/e:733(M+,C42H55NO10)
、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.87(3H,
s,C4-CH3),2.70〜3.20(2H,m,PhCH2), 3.43(1H,d,J=9.8H
z,C13-H),3.95(1H,d,J=6.3Hz,C6-H),7.20(1H,d,J=8.8H
z,C8'-H),7.93(1H,d-d,J=2.4 and 8.8Hz,C7'-H),7.96(1
H,d,J=2.4Hz,C5'-H) 。
【0202】(参考例1) 13−(4−ニトロベンジルオキシ)ミルベマイシンA
4 の製造 実施例4の5−ニトロ−2−インダノールの代わりに4
ニトロベンジルアルコールを使用し、実施例4と同様に
処理することにより、目的化合物を得た。
【0203】質量スペクトル m/e:693(M+,C39H51NO10)
、 核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3,δppm): 1.88(3H,
s,C4-CH3),3.35(1H,d,J=10.3Hz,C13- H),3.96(1H,d,J=
6.9Hz,C6-H),4.30 and 4.52(2H,ab-q,J=13.2Hz,PhC
H2)。
【0204】
【効果】(試験例) ラット寄生線虫ニッポストロンギルス・ブラジリエンシ
ス(Nippostrongylus brasiliensis)に対する駆虫効力試
験動物として 40 〜60gの体重を有するWister系のラッ
トを使用し、3 匹を1 群とした。
【0205】線虫の感染は、ラット1 匹当たり約100 隻
の感染幼虫を経皮感染させた。
【0206】感染させてから3 日後、試験化合物を種々
の濃度で含む薬剤を経口投与した。薬剤は、1.0 mgの試
験化合物をヂメチルフォルムアミド0.1ml で溶解し、ポ
リエチレングリコール(PEG- 400)を加えて0.125mg/kg及
び0.250mg/kgの投与量になるように濃度を調整して使用
した。
【0207】感染させてから4 日後、試験ラットを解剖
して小腸内の虫体数を調べた。
【0208】以上の様にして得られた結果を表1に示し
た。
【0209】
【表1】 表1.経口投与による効果 ───────────────────────────────── 駆虫率(%)* 0.25** 0.125 ** ───────────────────────────────── 1)実施例 8の化合物 99.2 73.3 2)実施例 9の化合物 89.8 3)実施例 10の化合物 93.3 57.1 4)実施例 11の化合物 96.2 5)実施例 13の化合物 28.4 6)実施例 15の化合物 91.2 7)実施例 16の化合物 97.3 8)実施例 17の化合物 96.9 9)実施例 22の化合物 97.6 10)実施例 25の化合物 98.0 11)実施例 28の化合物 87.6 12)参考例 1の化合物 28.4 13)13−メトキシ− ミルベマイシンA4 *** 44.0 49.5 14)ミルベマイシンA4 24.8 ────────────────────────────────── * 駆虫率(%)= 100 × 無投薬感染群の寄生虫数−投薬群の寄生虫数 ───────────────────── 無投薬感染群の寄生虫数 ** 投与量 : mg/kg *** 特開昭61−178986号の化合物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/365 AEC A61K 31/365 AEC (C07D 493/22 307:00 311:00 313:00) (72)発明者 金子 進 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−178986(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 で表わされる化合物。[式中、R1 は、 1 〜C 2 アル
    キル基で置換されているC 4 〜C 6 シクロアルキル基、
    4 〜C 6 シクロアルキル基、C 4 〜C 6 シクロアルキ
    ル基で置換されているC 1 〜C 2 アルキル基、式 【化2】 {式中、R2 は、水素原子、ハロゲン、シアノ基、ニト
    ロ基、一個の水素原子が置換されてもよいC1 〜C4
    ルキル基(該置換基はハロゲン、C1 〜C4 アルコキシ
    基、C1 〜C4 アルキルチオ基、またはC1 〜C5 アル
    カノイルオキシ基を示す)、C1 〜C4 アルコキシ基、
    2 〜C6 アルコキシアルコキシ基、 式(CH2n NHR9 (式中、nは0、1または2の
    数を示し、R9 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基
    を示す)で示される基、式(CH 2 n NR 9 COR 6 〔式中、n及びR9 は前
    記したものと同意義を示し、R6 は水素原子、C1 〜C
    4 アルキル基、C2 〜C8 アルケニル基もしくはアルキ
    ニル基、C3 〜C8 シクロアルキル基、アリール基、ま
    たは飽和もしくは不飽和の、少なくも一個の窒素、酸素
    もしくは硫黄原子を含む3ないし6員環の複素環を示
    す。ただし、上記R6 基は、水素原子の場合を除き、
    1、2または3個の置換基を有していてもよく、その置
    換基は、 R6 がアルキル基の場合は、C3 〜C8 シクロアルキル
    基、C1 〜C4 アルコキシ基、C1 〜C4 アルキルチオ
    基、C2 〜C4 シアノアルキルチオ基、C2 〜C5 アル
    キルオキシカルボニル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、アミノ基、1、2または3個の置換基を有して
    いてもよいアリール基(該置換基はC1 〜C4 アルキル
    基、C1 〜C4 アルコキシ基、C1 〜C4 アルキルチオ
    基、C1 〜C5 アルカノイルオキシ基、C2 〜C5 アル
    キルオキシカルボニル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、アミノ基、モノもしくはジC1 〜C4 アルキル
    アミノ基、カルバモイル基、モノもしくはジC1 〜C4
    アルキルカルバモイル基、またはC1 〜C5 アルカノイ
    ルアミノ基を示す)、1または2個の置換基を有してい
    てもよいヘテロアリール基(該置換基は、前記のアリー
    ル基の置換基と同意義を示す)、または1、2もしくは
    3個の置換基を有していてもよいアリールオキシもしく
    はアリールチオ基(該置換基は、前記のアリール基の置
    換基と同意義を示す)であり、 R6 がシクロアルキル基、アリール基、または飽和もし
    くは不飽和の、少なくも一個の窒素、酸素もしくは硫黄
    原子を含む3ないし6員環の複素環である場合の置換基
    は、先にR6 がアルキル基である場合において定義した
    アリール基の置換基と同意義を示す置換基である〕で示
    される基、 式(CH2n NR9 COCOOR7 (式中、n及びR
    9 は前記したものと同意義を示し、R7 はC1 −C4
    ルキル基、C3 −C7 シクロアルキル基、またはアラル
    キル基を示す)で示される基、 式(CH2n NR9 CHR6 NHCOR6 (式中、
    n、R9 及びR6 は前記したものと同意義を示し、二つ
    のR6 は同一であっても異なってもよい)で示される
    基、 式(CH2n NR9 CHR6 NHCONHR6 (式
    中、n、R9 及びR6 は前記したものと同意義を示し、
    二つのR6 は同一であっても異なってもよい)で示され
    る基、 式(CH2n NR9 CHR6 NHCOOR7 (式中、
    n、R9 、R6 及びR7は前記したものと同意義を示
    す)で示される基、 式(CH2n NR9 C(=Y)YC(=Y)YR6
    (式中、n、R9 及びR6は前記したものと同意義を示
    し、Yは酸素原子または硫黄原子を示す。二つのYは同
    一であっても異なってもよい)で示される基、 式(CH2n NR9 C(=Y)NR66 (式中、
    n、Y、及びR9 は前記したものと同意義を示し、R6
    は、2個のR6 が同一でも異なっていてもよい前記した
    ものと同意義を有する置換基であるか、または、2個の
    6 が融合し、これらの置換基が結合している窒素原子
    と共に3から7の員数を有する環を形成していてもよ
    い。また、この環には、前記の窒素原子以外に、酸素、
    窒素、または硫黄原子から選ばれた1ケのヘテロ原子が
    含まれていてもよい)で示される基、 式(CH2n NR9 C(=Y)NR6 NR66 (式
    中、n、R9 、及びYは前記したものと同意義を示し、
    6 は、3個のR6 が同一でも異なっていてもよい前記
    したものと同意義を有する置換基であるか、または、2
    個のR6 が融合し、これらの置換基が結合している窒素
    原子と共に3から7の員数を有する環を形成していても
    よい。また、この環には、前記の窒素原子以外に、酸
    素、窒素、または硫黄原子から選ばれた1ないしは2個
    のヘテロ原子が含まれていてもよい)で示される基、 式(CH2n NR9 C(=Y)NR6 NHZ〔式中、
    n、R9 、Y及びR6 は前記したものと同意義を示し、
    Zは式COOR7 (式中、R7 は前記したものと同意義
    を示す)で示される基、式COR6 (式中、R6 は前記
    したものと同意義を示す)で示される基、または式SO
    26 (式中、R6 は前記したものと同意義を示す)で
    示される基)で示される基、 式(CH2n NR9 C(=NR10)NHR10(式中、
    n及びR9 は前記したものと同意義を示し、R10は、前
    記R6 において定義したものと同意義を有する基、シア
    ノ基、ニトロ基、式COOR7 (式中、R7 は前記した
    ものと同意義を示す)で示される基、または、式COR
    6 (式中、R6 は前記したものと同意義を示す)で示さ
    れる基〕で示される基、 式(CH2n NR9 C(=NR10)R6 (式中、n、
    9 、R6 及びR10は前記したものと同意義を示す)で
    示される基、または 式(CH2n NR9 SOm6 (式中、n、R9 及び
    6 は前記したものと同意義を示し、mは1ないし2の
    数を示す)で示される基を示し、 Qは、メチレン基、エチレン基、または、式−OCH2
    −でしめされる基を示す}で示される基、 式 【化3】 (式中、Pはメチレン基、エチレン基、酸素原子、また
    は、直接結合を示し、V及びWは、同一または異なっ
    て、メチレン基、カルボニル基、またはチオカルボニル
    基を示し、R3 及びR4 は、同一または異なって、水素
    原子、C1 −C4アルキル基またはC1 〜C4 アルコキ
    シ基を示す)で示される基、 式 【化4】 (式中、V及びW、及びR3 とR4 とは、同一または異
    なってもよい、前記したものと同意義を示す基であり、
    11は、C1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ
    基、C1 〜C4 アルキルチオ基、C1 〜C5 アルカノイ
    ルオキシ基、C2 〜C5 アルキルオキシカルボニル基、
    ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、モノも
    しくはジC1 〜C4 アルキルアミノ基、カルバモイル
    基、モノもしくはジC1 〜C4 アルキルカルバモイル
    基、またはC1 〜C5 アルカノイルアミノ基を示す)で
    示される基、または、 式 【化5】 (式中、R2 は前記したものと同意義を示し、R12は、
    水素原子、または、C1 〜C4 低級アルキル基を示し、
    13は、C1 〜C4 低級アルキル基を示す)で示される
    基を示し、 R5 はメチル基、エチル基、イソプロピル基または第二
    ブチル基を示し、 Xは水酸基、1、2または3個の置換基を有してもよい
    1 〜C5 アルカノイルオキシ基(該置換基はハロゲン
    原子、C1 〜C4 アルコキシ基、C2 〜C5 アルコキシ
    カルボニル基またはカルボキシ基を示す)、またはヒド
    ロキシイミノ基を示す。]
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