JP2003064082A - アベルメクチン誘導体 - Google Patents

アベルメクチン誘導体

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JP2003064082A
JP2003064082A JP2001259483A JP2001259483A JP2003064082A JP 2003064082 A JP2003064082 A JP 2003064082A JP 2001259483 A JP2001259483 A JP 2001259483A JP 2001259483 A JP2001259483 A JP 2001259483A JP 2003064082 A JP2003064082 A JP 2003064082A
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substituent
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Application number
JP2001259483A
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English (en)
Inventor
Akio Saito
彰夫 斉藤
Yoko Sugiyama
陽子 杉山
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れた駆虫、殺ダニ又は殺虫活性を有し、動物
に寄生する昆虫及び寄生虫等によって引き起こされる種
々の病害に対する防除剤の提供。 【解決手段】本防除剤の成分であるアベルメクチン誘導
体は、一般式(1)の通りである。 [式中、R1はイソプロピル基、シクロヘキシル基等を
示し、R2、R3は、水素原子、C1−C3アルキル基等を
示し、R4は、水素原子、C1−C4アルコキシアルコキ
シ基等で示される基、C1−C4アルキルスルホニルアミ
ノ基、C1−C4アルコキシカルボニルアミノ基、又は、
結合手としての窒素原子を環原子として1個含む飽和5
員もしくは6員複素環を示し、点線は単結合又は二重結
合を示す]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺虫、殺ダニ又は
駆虫活性を示す13位に置換基を有するミルベマイシン
誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】ミルベマイシン類およびアベルメクチン
類は一連の16員マクロライド化合物であり、例えば特
開昭50−29742号、同56−32481号、同5
4−61198号公報等に記載されている。
【0003】
【化2】
【0004】上記のミルベマイシン類およびアベルメク
チン類は、いずれも殺虫、殺ダニまたは駆虫活性を有す
ることが知られており、それらの13位に種々の置換基
を導入した半合成ミルベマイシン類も上記生物活性を有
することが報告されている。
【0005】13位にエステル結合を有するミルベマイ
シン類としては、特開昭61−180787号公報にお
いて、置換または無置換アルカン酸の13−エステルミ
ルベマイシン類が記載されている。また、特開平1−1
04078号公報においては、アルカン酸のα位にアル
キル側鎖を有することを特徴とする13−エステルルベ
マイシン類が記載されている。さらに、特開平5−25
5343号公報においては、アルカン酸のα位に複素環
官能基を有することを特徴とする13−エステルミルベ
マイシン類が、特開平8−193085号公報において
は、アルカン酸のα位にジアルキル基を有することを特
徴とする13−エステルミルベマイシン類が記載されて
いる。これら特許に記載化合物は全てアシルオキシ基の
配位はβで、α配位のアシルオキシ基を有する化合物は
知られていない。アベルメクチンにおいて13位の糖置換
基はα配位であるが、そのアグリコンである13-ヒドロ
キシ体の誘導体において13-α-型の誘導体は対応する13
-β-型の誘導体に比較して生物活性に低いことが報告さ
れており(J. Med. Chem., 1989, 32, 375-381)、13-
α-型から13-β-型への変換に努力が払われてきた(特
開昭61-200993、J. Org. Chem., Vol. 57, No11, 1992,
3248-3250)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、有害生
物、特にノミ類に対して優れた殺虫活性を有する新規な
アベルメクチン誘導体を見出すべく鋭意検討を行なっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】その結果、以下に示され
るような13-エステルアベルメクチン誘導体が、13-
α-型であるにも関わらず、有害生物特にノミに対して
強い殺虫活性を示すことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記一般式(I)
【0008】
【化3】
【0009】を有する。
【0010】上記式中、R1は、イソプロピル基、シク
ロヘキシル基、又は、sec-ブチル基を示し、R2、R
3は、水素原子、C1−C3アルキル基、又は、R2、R3
がいっしょになって、これら置換基の基部の炭素原子と
共にC3−C6の環を形成した基を示し、R4は、水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−C4アル
キル基、C1−C2ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ
基、C1−C4アルコキシアルコキシ基、式NR56(式
中、R5、R6は水素原子、又は、C1−C4アルキル基を
示す)で示される基、式NR5COR7(式中、R5は上
述したものと同意義を示し、R7は、下記置換基群Aか
ら選ばれる置換基を有してもよいC1−C4アルキル基、
3−C6シクロアルキル基、下記置換基群Aから選ばれ
る置換基を有してもよいフェニル基、又は、1乃至3個
のヘテロ原子を有する複素環を示す。)で示される基、
1−C4アルキルスルホニルアミノ基、C1−C4アルコ
キシカルボニルアミノ基、又は、結合手としての窒素原
子を環原子として1個含む飽和5員もしくは6員複素環
を示し、点線は単結合又は二重結合を示し、置換基群A
は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミ
ノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C
1−C4アルキル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ
基、C1−C4アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキル
チオ基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アル
カノイル基、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C
4アルカノイルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル
基、C1−C4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4
アルキルスルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃
至3個のヘテロ原子を有する複素環を示す。
【0011】また、本発明の有害生物駆除剤の有効成分
は、一般式(I)を有するアベルメクチン誘導体であ
る。
【0012】更に、本発明は一般式(I)を有する化合
物、あるいは、塩を形成する場合はその薬学上又は獣医
学上許容される塩から選ばれる、駆虫、ダニ駆除又は殺
虫化合物を提供する。
【0013】上記一般式(I)において、R1の定義に
おける「イソプロピル基」、「シクロヘキシル基」、又
は「sec-ブチル基」のうち、好適にはイソプロピル基又
はsec-ブチル基が挙げられ、さらに好適にはsec-ブチル
基が挙げられる。
【0014】R2及びR3の定義における「C1−C3アル
キル基」は、炭素数1乃至3個を有する直鎖状又は分岐
状のアルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、又は、イソプロピルが挙げられ、これらのうち好
適には、メチル、エチル、又は、プロピル基が挙げら
れ、さらに好適にはメチル基があげられる。
【0015】R2及びR3の定義における「R2、R3がい
っしょになって、これら置換基の基部の炭素原子と共に
3−C6の環を形成した基」は、R2及びR3の基部の炭
素原子を含んでシクロアルキル基を形成していることを
示し、これらのシクロアルキル基としては、例えば、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル基が挙げられ、これらのうち好適にはシクロプ
ロピル、シクロブチル、又は、シクロペンチル基が挙げ
られ、さらに好適にはシクロペンチル基が挙げられる。
【0016】R4の定義における「ハロゲン原子」は、
例えば、弗素、塩素、臭素、沃素原子が挙げられ、好適
には、弗素原子が挙げられる。
【0017】R4の定義における「C1−C4アルキル
基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又は分岐状の
アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、又は、ter
t−ブチル基が挙げられ、好適には、メチル基が挙げら
れる。
【0018】R4の定義における「C1−C2ハロアルキ
ル基」は、炭素数1乃至2個を有するアルキル基にハロ
ゲン原子1個又はそれ以上が置換した基を示し、例え
ば、トリフルオロメチル、クロロメチル、又は、ペンタ
フルオロエチルが挙げられ、好適には、トリフルオロメ
チル基が挙げられる。
【0019】R4の定義における「C1−C4アルコキシ
基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又は分岐状の
アルコキシ基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、又はtert−
ブチル基が挙げられ、好適には、メトキシ基が挙げられ
る。
【0020】R4の定義における「C1−C4アルコキシ
アルコキシ基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシ基がその酸素原子を介して2個つ
ながった基を示し、例えば、メトキシメトキシ、メトキ
シエトキシ、メトキシプロポキシ、メトキシブトキシ、
又は、エトキシブトキシ基が挙げられ、好適には、メト
キシメトキシ、又は、メトキシエトキシ基が挙げられ
る。
【0021】R4の定義における「C1−C4アルキルス
ルホニル基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又は
分岐状のアルキル基がスルホニル基に結合した基を示
し、例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プ
ロパンスルホニル、又は、イソプロピルスルホニル基が
挙げられ、好適にはメタンスルホニル、又は、エタンス
ルホニル基が上げられる。
【0022】R4の定義における「C1−C4アルコキシ
カルボニル基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシ基がカルボニル基に結合した基を
示し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s
ec−ブトキシカルボニル、又は、tert−ブトキシ
カルボニル基が挙げられ、好適にはメトキシカルボニル
基が挙げられる。
【0023】R4の定義における「結合手としての窒素
原子を環原子として1個含む飽和5又は6員複素環」と
しては、例えば、1−ピロリジニル、ピペリヂノ、2−
オキソ−1−ピロリジニル、2-オキソピペリヂノ、又
は、2−オキサゾリジノン−1−イル基が挙げられ、好
適には、2−オキソ−1−ピロリジニル、又は、2−オ
キサゾリジノン−1−イル基が挙げられる。
【0024】R5、R6、又は、R7の定義における「C1
−C4アルキル基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖
状又は分岐状のアルキル基であり、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、又は、イソブ
チル基が挙げられ、好適には、メチル、又は、エチル基
が挙げられる。
【0025】R7の定義における「C3−C6シクロアル
キル基」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、又は、シクロヘキシル基が挙げ
られ、好適には、シクロプロピル、シクロブチル、又
は、シクロペンチル基が挙げられる。
【0026】R7の定義における「1乃至3個のヘテロ
原子を有する複素環」としては、例えば、ピリジル、フ
リル、チエニル、ピロリル、又は、インドリル基が挙げ
られ、好適には、ピリジル基が挙げられる。
【0027】置換基群Aの定義における「ハロゲン原
子」としては、例えば、弗素、塩素、臭素、又は、沃素
原子が挙げられ、好適には弗素原子が挙げられる。
【0028】置換基群Aの定義における「モノ(C1
4アルキル)置換アミノ基」の「C 1−C4アルキル」
は、上述したR4の定義の説明と同意義を示し、該基と
しては、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノまたはブチルアミノ基が挙げられ、好適にはメ
チルアミノ基が挙げられる。
【0029】置換基群Aの定義における「ジ(C1−C4
アルキル)置換アミノ基」の「C1−C4アルキル」は、
上述したR4の定義の説明と同意義を示し、該基として
は、例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、又は、
ジプロピルアミノ基を示し、好適にはジメチルアミノ基
が挙げられる。
【0030】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
コキシ基」は、上述したR4の定義の説明と同意義を示
す。
【0031】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
カノイルオキシ基」とは、炭素数1乃至4個を有する直
鎖状又は分岐状のアルキル基がカルボニルオキシ基に結
合した基を示し、例えば、アセトキシ、プロピオニルオ
キシ、又は、ブチリルオキシ基が挙げられ、好適にはア
セトキシ基が挙げられる。
【0032】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
キルチオ基」とは、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又
は分岐状のアルキル基が硫黄原子と結合した基を示し、
例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ
プロピルチオ、又は、ブチルチオ基が挙げられ、好適に
はメチルチオ、又は、エチルチオ基が挙げられる。
【0033】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
キルスルホニル基」とは、上述したR4の定義の説明と
同意義を示す。
【0034】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
カノイル基」としては、例えば、ホルミル、アセチル、
プロピオニル、又は、ブチリル基が挙げられ、好適に
は、アセチル基が挙げられる。
【0035】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
コキシカルボニル基」とは、炭素数1乃至4個を有する
直鎖状又は分岐状のアルコキシ基がカルボニル基と結合
した基を示し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、又は、ブトキシカ
ルボニル基が挙げられ、好適には、メトキシカルボニ
ル、又は、エトキシカルボニル基が挙げられる。
【0036】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
カノイルアミノ基」とは、炭素数1乃至4個を有する直
鎖状又は分岐状のアルカノイル基がアミノ基と結合した
基を示し、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、
プロピオニルアミノ、又は、ブチリルアミノ基が挙げら
れ、好適には、ホルミルアミノ、又は、アセチルアミノ
基が挙げられる。
【0037】置換基群Aの定義における「C6−C10
リールカルボニル基」とは、フェニル基にカルボニル基
が結合した基を示し、例えばベンゾイル、又は、ナフト
イル基が挙げられ、好適には、ベンゾイル基が挙げられ
る。
【0038】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
コキシカルボニルアミノ基」とは、炭素数1乃至4個を
有する直鎖状又は分岐状のアルコキシ基がカルボニル基
と結合し、さらにアミノ基と結合した基を示し、例え
ば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルア
ミノ、プロポキシカルボニルアミノ、又は、ブトキシカ
ルボニルアミノ基が挙げられ、好適には、メトキシカル
ボニルアミノ基が挙げられる。
【0039】置換基群Aの定義における「C1−C4アル
キルスルホニルアミノ基」とは、炭素数1乃至4個を有
する直鎖状又は分岐状のアルキル基がスルホニル基と結
合し、さらにアミノ基と結合した基を示し、例えば、メ
タンスルフォニルアミノ、エタンスルフォニルアミノ、
プロパンスルフォニルアミノ基が挙げられ、好適には、
メタンスルフォニルアミノ基が挙げられる。
【0040】置換基群Aの定義における「1乃至3個の
ヘテロ原子を有する複素環」としては、例えば、ピリジ
ル、フリル、チエニル、ピロリル、又は、インドリル基
が挙げられ、好適には、ピリジル基が挙げられる。
【0041】本発明の一般式(I)を有する化合物は、
常法に従って酸と処理することにより、それぞれ相当す
る薬学上又は獣医学上許容される塩にすることができる
ものも含まれる。本発明には、これらの塩も含まれる。
例えば、化合物(I)を溶媒中(例えばエーテル類、エ
ステル類又はアルコール類であり得、好適にはジエチル
エーテルなどのエーテル類又はメタノールなどのアルコ
ール類)、相当する酸と室温で1分間乃至30分間処理
し、析出した結晶を濾取するか又は減圧下で溶媒を留去
することにより得ることができる。
【0042】そのような塩としては、例えば炭酸塩;弗
化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩、硝
酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐酸塩等の鉱酸塩;メタ
ンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩又はp−トル
エンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩;酢酸塩、プロ
ピオン酸塩、酪酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、クエ
ン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩又はマレイン酸塩又は安息香
酸塩等のカルボン酸塩;又はグルタミン酸塩若しくはア
スパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができ
る。
【0043】本発明の一般式(I)を有する化合物又は
その薬理上許容される塩は、分子内に不斉炭素原子を有
する場合、R配位、S配位である立体異性体が存在する
場合があるが、その各々、あるいはそれらを任意の割合
で含む化合物のいずれも本発明に包含される。そのよう
な立体異性体は、例えば、光学分割された原料化合物を
用いて化合物(I)を合成するか又は合成した化合物
(I)を所望により通常の光学分割又は分離法を用いて
光学分割することができる。
【0044】本発明の一般式(I)を有する化合物又は
その塩は、大気中に放置したり、又は再結晶することに
より、水分を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる
場合が有り、そのような水を含む一般式(I)含む化合
物またはその薬理上許容される塩も本発明に包含され
る。
【0045】以下に一般式(I)を有する化合物におい
て好適な化合物を挙げる。 (A)R1がイソプロピル基又はsec-ブチル基である化
合物、(B)R1がsec-ブチル基である化合物、(C)
2がメチル、エチル、又は、プロピル基である化合
物、(D)R2がメチル基である化合物、(E)R3がメ
チル、エチル、又は、プロピル基である化合物、(F)
3がメチル基である化合物、(G)R2、R3がいっし
ょになって、シクロプロピル、シクロブチル、又は、シ
クロペンチル基である化合物、(H)R2、R3がいっし
ょになって、シクロペンチル基である化合物、(I)R
4がアミノ基、式NR5COR7(式中、R5は水素原子又
はC1−C4アルキル基を示し、R7は、置換基を有して
もよいC1−C4アルキル基(該置換基は、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ(C
1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アルキ
ル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
ルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1
4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル基、C
1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカノイル
アミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1−C4
アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキルスル
ホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘテ
ロ原子を有する複素環で置換されていてもよい。)、C
3−C6シクロアルキル基、置換基を有してもよいフェニ
ル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換
アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、C1
−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオキシ基、
1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルスルホニル
基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコキシカル
ボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C6−C10
アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカルボニル
アミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ基、フェ
ニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有する複素環
で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3個のヘテ
ロ原子を有する複素環を示す。)、C1−C4アルキルス
ルホニルアミノ基、C1−C4アルコキシカルボニルアミ
ノ基、又は、結合手としての窒素原子を環原子として1
個含む飽和5員もしくは6員複素環である化合物、
(J)R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、R5は水
素原子又はC1−C4アルキル基を示し、R7は、置換基
を有してもよいC1−C4アルキル基(該置換基は、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モ
ノ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4
ルキル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1
4アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、
1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル
基、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカ
ノイルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1
−C4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキ
ルスルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個
のヘテロ原子を有する複素環で置換されていてもよ
い。)、C3−C6シクロアルキル基、置換基を有しても
よいフェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アル
キル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミ
ノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオ
キシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルス
ルホニル基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコ
キシカルボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C
6−C10アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカ
ルボニルアミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ
基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有す
る複素環で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3
個のヘテロ原子を有する複素環を示す。)、又は、C1
−C4アルキルスルホニルアミノ基である化合物、
(K)R4の置換位置がパラ位(4位)である化合物、
(L)一般式(I)の構造式において、点線が単結合で
ある化合物である化合物が挙げられる。
【0046】R1に関しては、(A)から(B)の順で
好適な順位が上がり、R2に関しては、(C)から
(D)の順で好適な順位が上がり、R3に関しては、
(E)から(F)の順で好適な順位が上がり、R2とR3
が一緒になって環を形成する場合は、(G)から(H)
の順で好適な順位が上がり、R4に関しては、(I)か
ら(J)の順で好適な順位が上がる。
【0047】また、前記一般式(I)を有する化合物と
しては、(A)−(B)、(C)−(D)、(E)−
(F)、(G)−(H)、(I)−(J)、(K)、及
び、(L)からなる群より5乃至6を選択し、それらを
任意に組み合わせたものを挙げることもでき、その組み
合わせにおける好適なものとしては、例えば、(M)
(A)、(C)、(E)、(I)、(K)、及び、
(L)、(N) (B)、(D)、(F)、(J)、
(K)、及び、(L)、(O) (A)、(G)、
(I)、(K)、及び、(L)、(P) (B)、
(H)、(J)、(K)、及び、(L)を挙げることが
でき、上記に関しては、(M)から(N)の順、及び、
(O)から(P)の順で好適な順位が上がる。
【0048】本発明の代表化合物としては、例えば、以
下の表に記載する化合物を例示することが出来るが、本
発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
【0049】
【表1】下記表において、略号は、以下の基又は符号を
示す。
【0050】 Bu・・・・・・ブチル Et・・・・・・・エチル Me・・・・・・メチル Pen ・・・・・ペンチル Pr ・・・・・・プロピル Ph・・・・・・・フェニル i・・・・・・イソ c・・・・・・・シクロ s・・・・・・セカンダリー
【0051】
【化4】
【0052】 番号 R1 R2R3=C R4 1 sBu cPen H 2 sBu cPen 4-F 3 sBu cPen 4-Cl 4 sBu cPen 4-Br 5 sBu cPen 4-I 6 sBu cPen 4-CN 7 sBu cPen 4-NO2 8 sBu cPen 4-Me 9 sBu cPen 4-CF3 10 sBu cPen 4-OH 11 sBu cPen 4-OMe 12 sBu cPen 4-OEt 13 sBu cPen 4-OCH2OMe 14 sBu cPen 4-OCH2CH2OMe 15 sBu cPen 4-NH2 16 sBu cPen 4-NHMe 17 sBu cPen 4-NHEt 18 sBu cPen 4-NMe2 19 sBu cPen 4-NHCOMe 20 sBu cPen 4-NHCOCF3 21 sBu cPen 4-NHCOCH2CN 22 sBu cPen 4-NHCOCH2OH 23 sBu cPen 4-NHCOCH2NH2 24 sBu cPen 4-NHCOCH2NHCOMe 25 sBu cPen 4-NHCOCH2N(Me)COMe 26 sBu cPen 4-NHCOCH2OMe 27 sBu cPen 4-NHCOCH2OEt 28 sBu cPen 4-NHCOCH2OCOMe 29 sBu cPen 4-NHCOCH2SMe 30 sBu cPen 4-NHCOCH2SEt 31 sBu cPen 4-NHCOCH2COMe 32 sBu cPen 4-NHCOCH2COOMe 33 sBu cPen 4-NHCOCH2COOEt 34 sBu cPen 4-NHCOcPr 35 sBu cPen 4-NHCOcBu 36 sBu cPen 4-NHCOcPen 37 sBu cPen 4-NHCOPh 38 sBu cPen 4-NHCOPh(4-MeO) 39 sBu cPen 4-NHCOPh(4-CN) 40 sBu cPen 4-NHCOPy(4-) 41 sBu cPen 4-NHCOPy(3-) 42 sBu cPen 4-NHCOPy(2-) 43 sBu cPen 4-NHCOOMe 44 sBu cPen 4-NHCOOEt 45 sBu cPen 4-NHSO2Me 46 sBu cPen 4-NHSO2Et 47 sBu cPen 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 48 sBu cPen 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 49 sBu cPen 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 50 sBu cPen 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 51 sBu cBu H 52 sBu cBu 4-F 53 sBu cBu 4-Cl 54 sBu cBu 4-Br 55 sBu cBu 4-I 56 sBu cBu 4-CN 57 sBu cBu 4-NO2 58 sBu cBu 4-Me 59 sBu cBu 4-CF3 60 sBu cBu 4-OH 61 sBu cBu 4-OMe 62 sBu cBu 4-OEt 63 sBu cBu 4-OCH2OMe 64 sBu cBu 4-OCH2CH2OMe 65 sBu cBu 4-NH2 66 sBu cBu 4-NHMe 67 sBu cBu 4-NHEt 68 sBu cBu 4-NMe2 69 sBu cBu 4-NHCOMe 70 sBu cBu 4-NHCOCF3 71 sBu cBu 4-NHCOCH2CN 72 sBu cBu 4-NHCOCH2OH 73 sBu cBu 4-NHCOCH2NH2 74 sBu cBu 4-NHCOCH2NHCOMe 75 sBu cBu 4-NHCOCH2N(Me)COMe 76 sBu cBu 4-NHCOCH2OMe 77 sBu cBu 4-NHCOCH2OEt 78 sBu cBu 4-NHCOCH2OCOMe 79 sBu cBu 4-NHCOCH2SMe 80 sBu cBu 4-NHCOCH2SEt 81 sBu cBu 4-NHCOCH2COMe 82 sBu cBu 4-NHCOCH2COOMe 83 sBu cBu 4-NHCOCH2COOEt 84 sBu cBu 4-NHCOcPr 85 sBu cBu 4-NHCOcBu 86 sBu cBu 4-NHCOcPen 87 sBu cBu 4-NHCOPh 88 sBu cBu 4-NHCOPh(4-MeO) 89 sBu cBu 4-NHCOPh(4-CN) 90 sBu cBu 4-NHCOPy(4-) 91 sBu cBu 4-NHCOPy(3-) 92 sBu cBu 4-NHCOPy(2-) 93 sBu cBu 4-NHCOOMe 94 sBu cBu 4-NHCOOEt 95 sBu cBu 4-NHSO2Me 96 sBu cBu 4-NHSO2Et 97 sBu cBu 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 98 sBu cBu 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 99 sBu cBu 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 100 sBu cBu 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 101 sBu cPr H 102 sBu cPr 4-F 103 sBu cPr 4-Cl 104 sBu cPr 4-Br 105 sBu cPr 4-I 106 sBu cPr 4-CN 107 sBu cPr 4-NO2 108 sBu cPr 4-Me 109 sBu cPr 4-CF3 110 sBu cPr 4-OH 111 sBu cPr 4-OMe 112 sBu cPr 4-OEt 113 sBu cPr 4-OCH2OMe 114 sBu cPr 4-OCH2CH2OMe 115 sBu cPr 4-NH2 116 sBu cPr 4-NHMe 117 sBu cPr 4-NHEt 118 sBu cPr 4-NMe2 119 sBu cPr 4-NHCOMe 120 sBu cPr 4-NHCOCF3 121 sBu cPr 4-NHCOCH2CN 122 sBu cPr 4-NHCOCH2OH 123 sBu cPr 4-NHCOCH2NH2 124 sBu cPr 4-NHCOCH2NHCOMe 125 sBu cPr 4-NHCOCH2N(Me)COMe 126 sBu cPr 4-NHCOCH2OMe 127 sBu cPr 4-NHCOCH2OEt 128 sBu cPr 4-NHCOCH2OCOMe 129 sBu cPr 4-NHCOCH2SMe 130 sBu cPr 4-NHCOCH2SEt 131 sBu cPr 4-NHCOCH2COMe 132 sBu cPr 4-NHCOCH2COOMe 133 sBu cPr 4-NHCOCH2COOEt 134 sBu cPr 4-NHCOcPr 135 sBu cPr 4-NHCOcBu 136 sBu cPr 4-NHCOcPen 137 sBu cPr 4-NHCOPh 138 sBu cPr 4-NHCOPh(4-MeO) 139 sBu cPr 4-NHCOPh(4-CN) 140 sBu cPr 4-NHCOPy(4-) 141 sBu cPr 4-NHCOPy(3-) 142 sBu cPr 4-NHCOPy(2-) 143 sBu cPr 4-NHCOOMe 144 sBu cPr 4-NHCOOEt 145 sBu cPr 4-NHSO2Me 146 sBu cPr 4-NHSO2Et 147 sBu cPr 4-(アゼチジノン-1-イル) 148 sBu cPr 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 149 sBu cPr 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 150 sBu cPr 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 151 sBu Me2C H 152 sBu Me2C 4-F 153 sBu Me2C 4-Cl 154 sBu Me2C 4-Br 155 sBu Me2C 4-I 156 sBu Me2C 4-CN 157 sBu Me2C 4-NO2 158 sBu Me2C 4-Me 159 sBu Me2C 4-CF3 160 sBu Me2C 4-OH 161 sBu Me2C 4-OMe 162 sBu Me2C 4-OEt 163 sBu Me2C 4-OCH2OMe 164 sBu Me2C 4-OCH2CH2OMe 165 sBu Me2C 4-NH2 166 sBu Me2C 4-NHMe 167 sBu Me2C 4-NHEt 168 sBu Me2C 4-NMe2 169 sBu Me2C 4-NHCOMe 170 sBu Me2C 4-NHCOCF3 171 sBu Me2C 4-NHCOCH2CN 172 sBu Me2C 4-NHCOCH2OH 173 sBu Me2C 4-NHCOCH2NH2 174 sBu Me2C 4-NHCOCH2NHCOMe 175 sBu Me2C 4-NHCOCH2N(Me)COMe 176 sBu Me2C 4-NHCOCH2OMe 177 sBu Me2C 4-NHCOCH2OEt 178 sBu Me2C 4-NHCOCH2OCOMe 179 sBu Me2C 4-NHCOCH2SMe 180 sBu Me2C 4-NHCOCH2SEt 181 sBu Me2C 4-NHCOCH2COMe 182 sBu Me2C 4-NHCOCH2COOMe 183 sBu Me2C 4-NHCOCH2COOEt 184 sBu Me2C 4-NHCOcPr 185 sBu Me2C 4-NHCOcBu 186 sBu Me2C 4-NHCOcPen 187 sBu Me2C 4-NHCOPh 188 sBu Me2C 4-NHCOPh(4-MeO) 189 sBu Me2C 4-NHCOPh(4-CN) 190 sBu Me2C 4-NHCOPy(4-) 191 sBu Me2C 4-NHCOPy(3-) 192 sBu Me2C 4-NHCOPy(2-) 193 sBu Me2C 4-NHCOOMe 194 sBu Me2C 4-NHCOOEt 195 sBu Me2C 4-NHSO2Me 196 sBu Me2C 4-NHSO2Et 197 sBu Me2C 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 198 sBu Me2C 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 199 sBu Me2C 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 200 sBu Me2C 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 201 sBu Et2C H 202 sBu Et2C 4-F 203 sBu Et2C 4-Cl 204 sBu Et2C 4-Br 205 sBu Et2C 4-I 206 sBu Et2C 4-CN 207 sBu Et2C 4-NO2 208 sBu Et2C 4-Me 209 sBu Et2C 4-CF3 210 sBu Et2C 4-OH 211 sBu Et2C 4-OMe 212 sBu Et2C 4-OEt 213 sBu Et2C 4-OCH2OMe 214 sBu Et2C 4-OCH2CH2OMe 215 sBu Et2C 4-NH2 216 sBu Et2C 4-NHMe 217 sBu Et2C 4-NHEt 218 sBu Et2C 4-NMe2 219 sBu Et2C 4-NHCOMe 220 sBu Et2C 4-NHCOCF3 221 sBu Et2C 4-NHCOCH2CN 222 sBu Et2C 4-NHCOCH2OH 223 sBu Et2C 4-NHCOCH2NH2 224 sBu Et2C 4-NHCOCH2NHCOMe 225 sBu Et2C 4-NHCOCH2N(Me)COMe 226 sBu Et2C 4-NHCOCH2OMe 227 sBu Et2C 4-NHCOCH2OEt 228 sBu Et2C 4-NHCOCH2OCOMe 229 sBu Et2C 4-NHCOCH2SMe 230 sBu Et2C 4-NHCOCH2SEt 231 sBu Et2C 4-NHCOCH2COMe 232 sBu Et2C 4-NHCOCH2COOMe 233 sBu Et2C 4-NHCOCH2COOEt 234 sBu Et2C 4-NHCOcPr 235 sBu Et2C 4-NHCOcBu 236 sBu Et2C 4-NHCOcPen 237 sBu Et2C 4-NHCOPh 238 sBu Et2C 4-NHCOPh(4-MeO) 239 sBu Et2C 4-NHCOPh(4-CN) 240 sBu Et2C 4-NHCOPy(4-) 241 sBu Et2C 4-NHCOPy(3-) 242 sBu Et2C 4-NHCOPy(2-) 243 sBu Et2C 4-NHCOOMe 244 sBu Et2C 4-NHCOOEt 245 sBu Et2C 4-NHSO2Me 246 sBu Et2C 4-NHSO2Et 247 sBu Et2C 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 248 sBu Et2C 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 249 sBu Et2C 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 250 sBu Et2C 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 251 sBu H2C H 252 sBu H2C 4-F 253 sBu H2C 4-Cl 254 sBu H2C 4-Br 255 sBu H2C 4-I 256 sBu H2C 4-CN 257 sBu H2C 4-NO2 258 sBu H2C 4-Me 259 sBu H2C 4-CF3 260 sBu H2C 4-OH 261 sBu H2C 4-OMe 262 sBu H2C 4-OEt 263 sBu H2C 4-OCH2OMe 264 sBu H2C 4-OCH2CH2OMe 265 sBu H2C 4-NH2 266 sBu H2C 4-NHMe 267 sBu H2C 4-NHEt 268 sBu H2C 4-NMe2 269 sBu H2C 4-NHCOMe 270 sBu H2C 4-NHCOCF3 271 sBu H2C 4-NHCOCH2CN 272 sBu H2C 4-NHCOCH2OH 273 sBu H2C 4-NHCOCH2NH2 274 sBu H2C 4-NHCOCH2NHCOMe 275 sBu H2C 4-NHCOCH2N(Me)COMe 276 sBu H2C 4-NHCOCH2OMe 277 sBu H2C 4-NHCOCH2OEt 278 sBu H2C 4-NHCOCH2OCOMe 279 sBu H2C 4-NHCOCH2SMe 280 sBu H2C 4-NHCOCH2SEt 281 sBu H2C 4-NHCOCH2COMe 282 sBu H2C 4-NHCOCH2COOMe 283 sBu H2C 4-NHCOCH2COOEt 284 sBu H2C 4-NHCOcPr 285 sBu H2C 4-NHCOcBu 286 sBu H2C 4-NHCOcPen 287 sBu H2C 4-NHCOPh 288 sBu H2C 4-NHCOPh(4-MeO) 289 sBu H2C 4-NHCOPh(4-CN) 290 sBu H2C 4-NHCOPy(4-) 291 sBu H2C 4-NHCOPy(3-) 292 sBu H2C 4-NHCOPy(2-) 293 sBu H2C 4-NHCOOMe 294 sBu H2C 4-NHCOOEt 295 sBu H2C 4-NHSO2Me 296 sBu H2C 4-NHSO2Et 297 sBu H2C 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 298 sBu H2C 4-(2-ピロリジノン-1-イル 299 sBu H2C 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 300 sBu H2C 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 301 iPr cPen H 302 iPr cPen 4-F 303 iPr cPen 4-Cl 304 iPr cPen 4-Br 305 iPr cPen 4-I 306 iPr cPen 4-CN 307 iPr cPen 4-NO2 308 iPr cPen 4-Me 309 iPr cPen 4-CF3 310 iPr cPen 4-OH 311 iPr cPen 4-OMe 312 iPr cPen 4-OEt 313 iPr cPen 4-OCH2OMe 314 iPr cPen 4-OCH2CH2OMe 315 iPr cPen 4-NH2 316 iPr cPen 4-NHMe 317 iPr cPen 4-NHEt 318 iPr cPen 4-NMe2 319 iPr cPen 4-NHCOMe 320 iPr cPen 4-NHCOCF3 321 iPr cPen 4-NHCOCH2CN 322 iPr cPen 4-NHCOCH2OH 323 iPr cPen 4-NHCOCH2NH2 324 iPr cPen 4-NHCOCH2NHCOMe 325 iPr cPen 4-NHCOCH2N(Me)COMe 326 iPr cPen 4-NHCOCH2OMe 327 iPr cPen 4-NHCOCH2OEt 328 iPr cPen 4-NHCOCH2OCOMe 329 iPr cPen 4-NHCOCH2SMe 330 iPr cPen 4-NHCOCH2SEt 331 iPr cPen 4-NHCOCH2COMe 332 iPr cPen 4-NHCOCH2COOMe 333 iPr cPen 4-NHCOCH2COOEt 334 iPr cPen 4-NHCOcPr 335 iPr cPen 4-NHCOcBu 336 iPr cPen 4-NHCOcPen 337 iPr cPen 4-NHCOPh3 338 iPr cPen 4-NHCOPh(4-MeO) 339 iPr cPen 4-NHCOPh(4-CN) 340 iPr cPen 4-NHCOPy(4-) 341 iPr cPen 4-NHCOPy(3-) 342 iPr cPen 4-NHCOPy(2-) 343 iPr cPen 4-NHCOOMe 344 iPr cPen 4-NHCOOEt 345 iPr cPen 4-NHSO2Me 346 iPr cPen NHSO2Et 347 iPr cPen 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 348 iPr cPen 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 349 iPr cPen 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 350 iPr cPen 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 351 iPr cBu H 352 iPr cBu 4-F 353 iPr cBu 4-Cl 354 iPr cBu 4-Br 355 iPr cBu 4-I 356 iPr cBu 4-CN 357 iPr cBu 4-NO2 358 iPr cBu 4-Me 359 iPr cBu 4-CF3 360 iPr cBu 4-OH 361 iPr cBu 4-OMe 362 iPr cBu 4-OEt 363 iPr cBu 4-OCH2OMe 364 iPr cBu 4-OCH2CH2OMe 365 iPr cBu 4-NH2 366 iPr cBu 4-NHMe 367 iPr cBu 4-NHEt 368 iPr cBu 4-NMe2 369 iPr cBu 4-NHCOMe 370 iPr cBu 4-NHCOCF3 371 iPr cBu 4-NHCOCH2CN 372 iPr cBu 4-NHCOCH2OH 373 iPr cBu 4-NHCOCH2NH2 374 iPr cBu 4-NHCOCH2NHCOMe 375 iPr cBu 4-NHCOCH2N(Me)COMe 376 iPr cBu 4-NHCOCH2OMe 377 iPr cBu 4-NHCOCH2OEt 378 iPr cBu 4-NHCOCH2OCOMe 379 iPr cBu 4-NHCOCH2SMe 380 iPr cBu 4-NHCOCH2SEt 381 iPr cBu 4-NHCOCH2COMe 382 iPr cBu 4-NHCOCH2COOMe 383 iPr cBu 4-NHCOCH2COOEt 384 iPr cBu 4-NHCOcPr 385 iPr cBu 4-NHCOcBu 386 iPr cBu 4-NHCOcPen 387 iPr cBu 4-NHCOPh 388 iPr cBu 4-NHCOPh(4-MeO) 389 iPr cBu 4-NHCOPh(4-CN) 390 iPr cBu 4-NHCOPy(4-) 391 iPr cBu 4-NHCOPy(3-) 392 iPr cBu 4-NHCOPy(2-) 393 iPr cBu 4-NHCOOMe 394 iPr cBu 4-NHCOOEt 395 iPr cBu 4-NHSO2Me 396 iPr cBu 4-NHSO2Et 397 iPr cBu 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 398 iPr cBu 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 399 iPr cBu 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 400 iPr cBu 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 401 iPr cPr H 402 iPr cPr 4-F 403 iPr cPr 4-Cl 404 iPr cPr 4-Br 405 iPr cPr 4-I 406 iPr cPr 4-CN 407 iPr cPr 4-NO2 408 iPr cPr 4-Me 409 iPr cPr 4-CF3 410 iPr cPr 4-OH 411 iPr cPr 4-OMe 412 iPr cPr 4-OEt 413 iPr cPr 4-OCH2OMe 414 iPr cPr 4-OCH2CH2OMe 415 iPr cPr 4-NH2 416 iPr cPr 4-NHMe 417 iPr cPr 4-NHEt 418 iPr cPr 4-NMe2 419 iPr cPr 4-NHCOMe 420 iPr cPr 4-NHCOCF3 421 iPr cPr 4-NHCOCH2CN 422 iPr cPr 4-NHCOCH2OH 423 iPr cPr 4-NHCOCH2NH2 424 iPr cPr 4-NHCOCH2NHCOMe 425 iPr cPr 4-NHCOCH2N(Me)COMe 426 iPr cPr 4-NHCOCH2OMe 427 iPr cPr 4-NHCOCH2OEt 428 iPr cPr 4-NHCOCH2OCOMe 429 iPr cPr 4-NHCOCH2SMe 430 iPr cPr 4-NHCOCH2SEt 431 iPr cPr 4-NHCOCH2COMe 432 iPr cPr 4-NHCOCH2COOMe 433 iPr cPr 4-NHCOCH2COOEt 434 iPr cPr 4-NHCOcPr 435 iPr cPr 4-NHCOcBu 436 iPr cPr 4-NHCOcPen 437 iPr cPr 4-NHCOPh 438 iPr cPr 4-NHCOPh(4-MeO) 439 iPr cPr 4-NHCOPh(4-CN) 440 iPr cPr 4-NHCOPy(4-) 441 iPr cPr 4-NHCOPy(3-) 442 iPr cPr 4-NHCOPy(2-) 443 iPr cPr 4-NHCOOMe 444 iPr cPr 4-NHCOOEt 445 iPr cPr 4-NHSO2Me 446 iPr cPr 4-NHSO2Et 447 iPr cPr 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 448 iPr cPr 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 449 iPr cPr 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 450 iPr cPr 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 451 iPr Me2C H 452 iPr Me2C 4-F 453 iPr Me2C 4-Cl 454 iPr Me2C 4-Br 455 iPr Me2C 4-I 456 iPr Me2C 4-CN 457 iPr Me2C 4-NO2 458 iPr Me2C 4-Me 459 iPr Me2C 4-CF3 460 iPr Me2C 4-OH 461 iPr Me2C 4-OMe 462 iPr Me2C 4-OEt 463 iPr Me2C 4-OCH2OMe 464 iPr Me2C 4-OCH2CH2OMe 465 iPr Me2C 4-NH2 466 iPr Me2C 4-NHMe 467 iPr Me2C 4-NHEt 468 iPr Me2C 4-NMe2 469 iPr Me2C 4-NHCOMe 470 iPr Me2C 4-NHCOCF3 471 iPr Me2C 4-NHCOCH2CN 472 iPr Me2C 4-NHCOCH2OH 473 iPr Me2C 4-NHCOCH2NH2 474 iPr Me2C 4-NHCOCH2NHCOMe 475 iPr Me2C 4-NHCOCH2N(Me)COMe 476 iPr Me2C 4-NHCOCH2OMe 477 iPr Me2C 4-NHCOCH2OEt 478 iPr Me2C 4-NHCOCH2OCOMe 479 iPr Me2C 4-NHCOCH2SMe 480 iPr Me2C 4-NHCOCH2SEt 481 iPr Me2C 4-NHCOCH2COMe 482 iPr Me2C 4-NHCOCH2COOMe 483 iPr Me2C 4-NHCOCH2COOEt 484 iPr Me2C 4-NHCOcPr 485 iPr Me2C 4-NHCOcBu 486 iPr Me2C 4-NHCOcPen 487 iPr Me2C 4-NHCOPh 488 iPr Me2C 4-NHCOPh(4-MeO) 489 iPr Me2C 4-NHCOPh(4-CN) 490 iPr Me2C 4-NHCOPy(4-) 491 iPr Me2C 4-NHCOPy(3-) 492 iPr Me2C 4-NHCOPy(2-) 493 iPr Me2C 4-NHCOOMe 494 iPr Me2C 4-NHCOOEt 495 iPr Me2C 4-NHSO2Me 496 iPr Me2C 4-NHSO2Et 497 iPr Me2C 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 498 iPr Me2C 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 499 iPr Me2C 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 500 iPr Me2C 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 501 iPr Et2C H 502 iPr Et2C 4-F 503 iPr Et2C 4-Cl 504 iPr Et2C 4-Br 505 iPr Et2C 4-I 506 iPr Et2C 4-CN 507 iPr Et2C 4-NO2 508 iPr Et2C 4-Me 509 iPr Et2C 4-CF3 510 iPr Et2C 4-OH 511 iPr Et2C 4-OMe 512 iPr Et2C 4-OEt 513 iPr Et2C 4-OCH2OMe 514 iPr Et2C 4-OCH2CH2OMe 515 iPr Et2C 4-NH2 516 iPr Et2C 4-NHMe 517 iPr Et2C 4-NHEt 518 iPr Et2C 4-NMe2 519 iPr Et2C 4-NHCOMe 520 iPr Et2C 4-NHCOCF3 521 iPr Et2C 4-NHCOCH2CN 522 iPr Et2C 4-NHCOCH2OH 523 iPr Et2C 4-NHCOCH2NH2 524 iPr Et2C 4-NHCOCH2NHCOMe 525 iPr Et2C 4-NHCOCH2N(Me)COMe 526 iPr Et2C 4-NHCOCH2OMe 527 iPr Et2C 4-NHCOCH2OEt 528 iPr Et2C 4-NHCOCH2OCOMe 529 iPr Et2C 4-NHCOCH2SMe 530 iPr Et2C 4-NHCOCH2SEt 531 iPr Et2C 4-NHCOCH2COMe 532 iPr Et2C 4-NHCOCH2COOMe 533 iPr Et2C 4-NHCOCH2COOEt 534 iPr Et2C 4-NHCOcPr 535 iPr Et2C 4-NHCOcBu 536 iPr Et2C 4-NHCOcPen 537 iPr Et2C 4-NHCOPh 538 iPr Et2C 4-NHCOPh(4-MeO) 539 iPr Et2C 4-NHCOPh(4-CN) 540 iPr Et2C 4-NHCOPy(4-) 541 iPr Et2C 4-NHCOPy(3-) 542 iPr Et2C 4-NCOPy(2-) 543 iPr Et2C 4-NHCOOMe 544 iPr Et2C 4-NHCOOEt 545 iPr Et2C 4-NHSO2Me 546 iPr Et2C 4-NHSO2Et 547 iPr Et2C 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 548 iPr Et2C 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 549 iPr Et2C 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 550 iPr Et2C 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 551 iPr H2C H 552 iPr H2C 4-F 553 iPr H2C 4-Cl 554 iPr H2C 4-Br 555 iPr H2C 4-I 556 iPr H2C 4-CN 557 iPr H2C 4-NO2 558 iPr H2C 4-Me 559 iPr H2C 4-CF3 560 iPr H2C 4-OH 561 iPr H2C 4-OMe 562 iPr H2C 4-OEt 563 iPr H2C 4-OCH2OMe 564 iPr H2C 4-OCH2CH2OMe 565 iPr H2C 4-NH2 566 iPr H2C 4-NHMe 567 iPr H2C 4-NHEt 568 iPr H2C 4-NMe2 569 iPr H2C 4-NHCOMe 570 iPr H2C 4-NHCOCF3 571 iPr H2C 4-NHCOCH2CN 572 iPr H2C 4-NHCOCH2OH 573 iPr H2C 4-NHCOCH2NH2 574 iPr H2C 4-NHCOCH2NHCOMe 575 iPr H2C 4-NHCOCH2N(Me)COMe 576 iPr H2C 4-NHCOCH2OMe 577 iPr H2C 4-NHCOCH2OEt 578 iPr H2C 4-NHCOCH2OCOMe 579 iPr H2C 4-NHCOCH2SMe 580 iPr H2C 4-NHCOCH2SEt 581 iPr H2C 4-NHCOCH2COMe 582 iPr H2C 4-NHCOCH2COOMe 583 iPr H2C 4-NHCOCH2COOEt 584 iPr H2C 4-NHCOcPr 585 iPr H2C 4-NHCOcBu 586 iPr H2C 4-NHCOcPen 587 iPr H2C 4-NHCOPh 588 iPr H2C 4-NHCOPh(4-MeO) 589 iPr H2C 4-NHCOPh(4-CN) 590 iPr H2C 4-NHCOPy(4-) 591 iPr H2C 4-NHCOPy(3-) 592 iPr H2C 4-NHCOPy(2-) 593 iPr H2C 4-NHCOOMe 594 iPr H2C 4-NHCOOEt 595 iPr H2C 4-NHSO2Me 596 iPr H2C 4-NHSO2Et 597 iPr H2C 4-(2-アゼチジノン-1-イル) 598 iPr H2C 4-(2-ピロリジノン-1-イル) 599 iPr H2C 4-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 600 iPr H2C 4-(2-ピペリジノン-1-イル) 601 sBu cPen 3-NH2 602 sBu cPen 3-NHMe 603 sBu cPen 3-NHCOMe 604 sBu cPen 3-NHCOCF3 605 sBu cPen 3-NHCOCN 606 sBu cPen 3-NHCOCH2OMe 607 sBu cPen 3-NHCOOMe 608 sBu cPen 3-NHSO2Me 609 sBu cPen 3-(2-ピロリジノン-1-イル) 610 sBu cPen 3-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 611 sBu cBu 3-NH2 612 sBu cBu 3-NHMe 613 sBu cBu 3-NHCOMe 614 sBu cBu 3-NHCOCF3 615 sBu cBu 3-NHCOCN 616 sBu cBu 3-NHCOCH2OMe 617 sBu cBu 3-NHCOOMe 618 sBu cBu 3-NHSO2Me 619 sBu cBu 3-(2-ピロリジノン-1-イル) 620 sBu cBu 3-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 621 sBu Me2C 3-NH2 622 sBu Me2C 3-NHMe 623 sBu Me2C 3-NHCOMe 624 sBu Me2C 3-NHCOCF3 625 sBu Me2C 3-NHCOCN 626 sBu Me2C 3-NHCOCH2OMe 627 sBu Me2C 3-NHCOOMe 628 sBu Me2C 3-NHSO2Me 629 sBu Me2C 3-(2-ピロリジノン-1-イル)630 sBu Me2C 3-(2-オキサゾリジノン-1-イル) 上記化合物のうち、好適には、例示化合物番号11、1
5、16、18、19、20、21、22、23、2
4、25、26、28、29、34、35、37、3
8、39、40、41、42、43、45、47、4
8、49、50、61、65、68、69、70、7
1、72、73、74、75、76、78、79、8
4、85、87、88、89、90、91、92、9
3、95、97、98、99、100、115、11
9、126、145、161、165、168、16
9、170、171、172、173、174、17
5、176、178、179、184、185、18
7、188、189、190、191、192、19
3、195、197、198、199、200、21
5、219、226、245、265、269、27
6、又は、295の化合物を挙げることが出来、更に好
適には、例示化合物番号15、19、26、45、6
5、69、76、95、165、169、176、又
は、195の化合物を挙げることが出来、特に好適に
は、例示化合物番号15、19、26、45、165、
169、176、又は、195の化合物を挙げることが
出来る。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)で示される
化合物は、次に示す方法により製造することができる。
【0054】
【化5】
【0055】
【化6】
【0056】本製造法の出発物質である式(III)で
表される化合物(式中、−Y:=O、−OSi(Me)2tBu)
は、公知の22,23-ジヒドロ-アベルメクチン-アグ
リコン、又は、アベルメクチン-アグリコンを二酸化マ
ンガン酸化、又は、シリル化して得られる、何れも公知
の化合物である (J.Org.Chem., 1989, Vol54, 1756-1
757、特開平4-352794号公報参照)。
【0057】本製造法のもう一つの出発物質である下記
一般式(V)で表される化合物のうち、下記(VIb)
で表される化合物は以下の様に製造することが出来る。
【0058】
【化7】
【0059】(上記式中、R2及びR3は前記したものと
同意義を意味する。) (VIb)は既知化合物である(VIa)に既知の方法
を組み合わせことにより製造することが出来る。すなわ
ち、カルボン酸部分をエステル化し、次いでニトロ基を
接触還元でアミノ基とし、得られたアミノ体を塩基存在
下、適当な試薬でアシル化またはスルフォニル化する。
得られたアミドを更に水素化ナトリウムの存在下沃化メ
チルのようなアルキル化剤を作用させるとR6にアルキ
ル基を導入した化合物を得ることができる。またアシル
基やアルカンスルフォニル基のアルキル側鎖の適当な位
置にハロゲン等の脱離基を有する化合物に、水素化ナト
リウムを作用させて分子内アルキル化を行なうことで環
化体を得ることができる。最終的にエステル部分を加水
分解等の手段でカルボン酸に変換し(VIb)を製造す
る。工程A 一般式(IV)で表される化合物の製造法であり、一般
式(III)で表される化合物のうち、5位にオキソ基
(Y:=O)を有するアベルメクチン誘導体に、強力な
有機酸であるトリフルオロメタンスルホン酸またはその
トリメチルシリルエーテルの存在下、一般式(V)(但
し、式中、R2及び/又はR3はアルキル基、或いは、R
2とR3が一緒になってシクロアルキル基を示し、R4
前述したものと同意義を示す。)で表わされるカルボン
酸を作用させることにより行なわれる。
【0060】使用されるトリフルオロメタンスルホン酸
またはそのトリメチルシリルエーテルの量は、原則とし
て触媒量であって、1当量は必要としないが、使用され
るカルボン酸の反応性の違いにより大幅に変わりうる。
【0061】また、反応系中に、無機化合物の粉末を添
加すると、反応を促進し、良好な結果をあたえる場合が
ある。そのような無機化合物としては、トリフルオロメ
タンスルホン酸銅、沃化第一銅、沃化亜鉛、沃化コバル
ト、沃化ニッケルのような金属塩、セライト、シリカゲ
ル、アルミナ等を挙げることができ、好適には、トリフ
ルオロメタンスルホン酸銅、沃化第一銅のような銅塩で
あり、更に好適には、沃化第一銅である。
【0062】反応に使用される溶媒としては、反応を阻
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はない。好適には、ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、1,2
−ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭
化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシ
ドのようなスルホキシド類及びアセトニトリルのような
ニトリル類などを挙げることができる。反応温度は−1
0℃乃至100℃で行なわれ、好適には、0℃乃至50
℃である。
【0063】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常5分間
乃至6時間であり、好適には10分乃至2時間である。
【0064】特に本工程においてα位に置換基を有しな
いカルボン酸を使用する場合は、以下の方法でも製造す
ることが出来る。
【0065】一般式(III)で表される化合物に、塩
基の存在下、一般式(V)(但し、式中、R2及びR3
Hを示す。)で表されるカルボン酸の酸クロリドで直接
アシル化する事もできる。この場合、5位のオキソ基
(Y:=O)としたものの他に、t-ブチルジメチルシリ
ル基(Y:−OSi(Me)2tBu)のような一般的な保護基で
5位水酸基を保護したアベルメクチン誘導体を使用する
ことができる。
【0066】使用される酸クロリドの量は、1乃至3当
量であり、好適な塩基としては、たとえば、トリエチル
アミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、4−ジ
メチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.
3.0〕ノネン−5(DBN)または1,8−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)のよう
な有機塩基が挙げられる。
【0067】反応に使用される溶媒としては、反応を阻
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はない。好適には、ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、1,2
−ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭
化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシ
ドのようなスルホキシド類及びアセトニトリルのような
ニトリル類などを挙げることができる。
【0068】反応温度は通常−10℃乃至100℃であ
り、好適には、0℃乃至50℃である。
【0069】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常5分間
乃至6時間であり、好適には10分乃至2時間である。工程B 工程Bは、一般式(IV)で表される化合物のYをOH
に変換する工程である。
【0070】一般式(IV)で表わされる化合物が5-
オキソ体(Y:=O)である場合、ナトリウムボロハイ
ドライドのような還元剤と反応させ、5位のカルボニル
基を水酸基に変換する工程である。
【0071】反応には、ナトリウムボロハイドライドや
リチウムボロハイドライドのようなカルボニル基を水酸
基に還元することが知られている還元剤を広く使用しう
るが、好適にはナトリウムボロハイドライドである。
【0072】反応溶媒としては、反応に関与しないもの
であれば特に限定なく使用しうるが、メタノール、エタ
ノール、プロパノール等の低級アルコールあるいはテト
ラヒドロフランやジメトキシエタンの様なエーテル類を
挙げることができる。
【0073】反応温度は、通常−50℃乃至50℃であ
り、好適には−40℃乃至0℃である。反応時間は、主
に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によ
って異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適
には10分乃至30分である。
【0074】一般式(IV)で表わされる化合物がt-
ブチルジメチルシリルオキシ基(Y:OSi(Me)2tBu)で
ある場合、t-ブチルヂメチルシリル基の脱離に使用さ
れる公知の方法(例えば、Protecting Group in Organi
c Synthesis, Third Ed., p135John Wieley & Sonc In
c.)を広く使用する事ができるが、好適には溶媒中、酸
で処理する方法であり、例えばメタノール中で塩酸で処
理する方法をあげることができる。反応は通常、0℃乃
至50℃で行なわれるが、好適には0℃乃至25℃であ
る。反応時間は、反応温度、その他の反応条件によって
変わるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には
10分間乃至2時間である。
【0075】以下の工程C及び工程Dは、一般式(I)
で表される化合物のうち、一般式(Ic)で表される化
合物を製造する方法である。工程C 工程Cは、一般式(Ia)(式中、R1は前述したのと
同意義を示し、Y’はOH又はOSi(Me)2tBuを示す。)
で表される化合物のニトロ基を還元して、アミノ基を有
する一般式(Ib)で表される化合物を製造する工程で
ある。
【0076】ニトロ基の還元は、通常使用される方法が
使用できる。そのような例のひとつとして貴金属触媒を
使用した接触還元をあげることができる。反応に使用す
る触媒に好適なものとしてパラジウム−炭素、パラジウ
ム−硫酸バリウム、酸化白金等をあげることができる。
【0077】反応に使用する溶媒に好適なものとして
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;または酢酸エチルのようなエステル類をあげること
ができる。
【0078】反応温度は通常10℃乃至80℃であり、
好適には10℃乃至30℃である。反応時間は、主に反
応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によって
異なるが、通常10分間乃至5時間であり、好適には1
0分乃至1時間である。
【0079】もうひとつの好適な還元方法として、酢酸
溶媒下の亜鉛末による還元を挙げることができる。
【0080】反応温度は通常0℃乃至室温である。反応
時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒
の種類によって異なるが、30分乃至12時間であり、
好適には30分から1時間である。
【0081】さらに好適な還元方法として、ニッケル触
媒の存在下にナトリウムボロハイドライドによる還元を
挙げることができる。ニッケル触媒としては塩化ニッケ
ルや臭化ニッケルのようなニッケル塩が使用しうるがよ
り好適にはこれらニッケル塩のトリフェニルホスフィン
錯体である。
【0082】反応に使用する溶媒に好適なものとして
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類をあげることができる。
【0083】反応温度は通常0℃乃至室温である。反応
時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒
の種類によって異なるが、通常10分乃至120分であ
り、好適には10分乃至30分である。工程D 工程Dは、一般式(Ib)で表される化合物のアミノ基
に、反応性誘導体を反応させて一般式(Ic)(式中、
1、R2及びR3は前記したものと同意義を意味し、R8
は、一般式:R7−CO(R7は、前記したものと同意義
を示す。)、C1−C4アルキルスルフォニル基、又は、
1−C4アルコキシカルボニル基を示す。)で表される
化合物を製造する工程である。
【0084】使用される反応性誘導体としては、例えば
酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミド等)、酸無水物、
混合酸無水物、活性エステル、活性アミドなど、縮合反
応に通常用いられるものがあげられる。
【0085】反応に酸ハライドを用いる時は、好適には
塩基の存在下で行われ、好適な塩基としては、たとえ
ば、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジン、1,5−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)または
1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7
(DBU)のような有機塩基が挙げられる。
【0086】酸ハライドは、通常1乃至10当量、そし
て塩基は、通常2乃至8当量使用される。
【0087】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、好適には、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、ト
ルエンのような炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水
素類、エチルエーテル、テトラヒドロプランのようなエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミ
ド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類及
びアセトニトリルのようなニトリル類並びにこれらの溶
媒の混合物等であり、更に好適には、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンである。
【0088】反応温度は、通常、−70乃至90℃であ
るが、好適には0乃至60℃である。反応時間は、主に
反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の
種類によって異なるが、通常、15分乃至24時間であ
り、好適には30分乃至6時間である。
【0089】R7−COOH(式中、R7は前記したもの
と同意義を示す)で表される酸の場合、反応系中で反応
性誘導体にして使用することが出来、その場合は、例え
ばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、よう化
2−クロロ−1−メチルピリジニウム、p−トルエンス
ルホン酸、硫酸等の脱水剤が使用され、好適には、よう
化2−クロロ−1−メチルピリジニウムが使用される。
その使用量は、R7−COOHで表される酸に対して、
通常1乃至5当量、好適には1乃至2当量である。
【0090】反応温度、反応時間、使用する溶媒につい
ては、上記酸ハライドを用いるときと同様である。
【0091】上記工程の反応終了後、5位水酸基が保護
されている場合は、前述した方法により、その保護基を
除去する。
【0092】工程B及び工程Dで得られた一般式(I)
及び(Ic)で示される化合物は、周知の方法で反応混
合物より単離し、必要に応じカラムクロマトグラフィー
等の公知の手段によって精製する。
【0093】一般式(III)で表される化合物の出発
原料である天然物のアベルメクチン類およびその類縁化
合物は醗酵生産物であって、単一化合物もしくはそれら
の混合物のいずれでもありえる。従って、一般式(I)
で表されるの化合物も単一化合物もしくは混合物として
製造されうる。
【0094】前記一般式(I)で表される本発明の新規
13−置換ミルベマイシン誘導体は殺虫又は駆虫活性を
有し、動物寄生する昆虫及び寄生虫によって引き起こさ
れる種々の病害に対してすぐれた防除効果を示す。
【0095】即ち、本発明の化合物はペットや人間に寄
生するノミ類に対して優れた殺虫効果を示し、これらの
駆除薬として極めて有効である。ノミ類としては、例え
ば、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Cten
ocephalides canis) 等を挙げることができる。
【0096】更に、獣医学の医薬分野においては、本発
明の新規化合物を種々の有害な動物寄生虫(内部および
外部寄生虫)、例えば、昆虫類およびぜん虫に対して使
用して有効である。このような動物寄生虫の例として
は、以下の如き害虫を例示することができる。
【0097】昆虫類としては例えば、ウマバエ(Gastero
philus spp.)、サシバエ(Stomoxysspp.) 、ハジラミ(Tr
ichodectes spp.) 、サシガメ(Rhodnius spp.)等を挙げ
ることができる。 また、動物に寄生するマダニ科(Ix
odidae)、ワクモ科(Dermanyssid-ae)およびヒゼンダ
ニ科(Sarcoptidae) 等に対してすぐれた殺ダニ活性を
有している。
【0098】更に、本発明の化合物は動物および人間の
駆虫剤として優れた殺寄生虫活性を有しており、特に
豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫および鶏のような家畜、
家禽およびペットに感染する次の線虫に有効である。ヘ
モンクス属(Haemonchus)、トリコストロンギルス属(Tri
chostrongylus)、オステルターギヤ属(Ostertagia)、ネ
マトディルス属(Nematodirus) 、クーペリア属(Cooperi
a)、アスカリス属(Ascaris) 、ブノストムーム属(Bunos
tomum)、エスファゴストムーム属(Oesophagostomum) 、
チャベルチア属(Chabertia) 、トリキュリス属(Trichur
is) 、ストロンギルス属(Storongylus) 、トリコネマ属
(Trichonema)、デイクチオカウルス属(Dictyocaulus)、
キャピラリア属(Capillaria)、ヘテラキス属(Heteraki
s) 、トキソカラ属(Toxocara)、アスカリディア属(Asca
ridia) 、オキシウリス属(Oxyuris)、アンキロストーマ
属(Ancylostoma) 、ウンシナリア属(Uncinaria) 、トキ
サスカリス属(Toxascaris)及びパラスカリス属(Parasca
ris)。
【0099】ネマトディルス属、クーペリア属及びエソ
ファゴストムーム属のある種のものは腸管を攻撃し、一
方ヘモンクス属及びオステルターギア属のものは胃に寄
生し、ティクチオカウルス属の寄生虫は肺に見出される
が、これらにも活性を示す。また、フィラリア科(Filar
iidae)やセタリヤ科(Setariidae)の寄生虫は心臓及び血
管、皮下及びリンパ管組織のような他の組織及び器官に
見出され、これらにも活性を示す。
【0100】また、人間に感染する寄生虫に対しても有
用であり、人間の消化管に寄生する最も普通の寄生虫
は、アンキロストーマ属(Ancylostoma) 、ネカトール属
(Necator) 、アスカリス属(Asdaris) 、ストロンギィロ
イデス属(Strongyloides) 、トリヒネラ属(Trichinell
a) 、キャピラリア属(Capillaria)、トリキュリス属(Tr
ichuris) およぴエンテロビウス属(Enterobius)であ
る。
【0101】消化管の外の、血液または他の組織及び器
官に見出される他の医学的に重要な寄生虫であるフィラ
リア科のブツヘレリア属(Wuchereria)、ブルージア属(B
rugia)、オンコセルカ属(Onchoceca) 及びロア糸状虫属
(Loa) 並びに蛇状線虫科(Dracunculidae) のドラクンク
ルス属(Deacunculus) の寄生虫、腸管内寄生虫の特別な
腸管外寄生状態におけるストロンギロイテス属及びトリ
ヒネラ属にも活性を示す。
【0102】本発明の前記一般式(I)を有するアベル
メクチン誘導体又はその薬理上許容される塩を、動物又
は人に於ける駆虫剤として使用する場合、例えば、液体
飲料、乾燥した固体の単位使用形態として、又は飼料に
分散させ、経口的に投与するか、或いは、液体担体賦形
剤に溶解若しくは分散させ注射するか、又は、薬剤を溶
剤に溶解させ局所に投与する等、非経口的に投与するこ
とができる。
【0103】飲料は、通常、ベントナイトのような懸濁
剤及び湿潤剤又はその他の賦形剤と共に、適当な非毒性
の溶剤又は水からなる溶液、懸濁液又は分散液を挙げる
ことができ、所望により消泡剤を含有することができ
る。飲料の処方としては、活性化合物を約0.01乃至
0.5重量%(好適には0.01乃至0.1重量%)含
有する飲料を挙げることができる。
【0104】乾燥した固体の単位使用形態で経口投与す
る場合は、通常、所望量の活性化合物を含有するカプセ
ル、丸薬又は錠剤を使用することができる。これらの使
用形態は、活性成分を、適当な細かく粉砕された希釈
剤、充填剤、崩壊剤及び/又は結合剤(例えば、デンプ
ン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム又は植物
性ゴム等)と、均質に混和することによって製造され
る。このような単位使用処方は、治療される宿主動物の
種類、感染の程度、寄生虫の種類及び宿主の体重によっ
て、駆虫剤の重量及び含量について、適宜変えることが
できる。
【0105】動物飼料によって投与する場合は、本発明
の化合物を飼料に均質に分散させるか、トップドレッシ
ングとして使用するか、又はペレットの形態として使用
することができる。通常、最終飼料中に本発明の化合物
を0.0001乃至0.02%を含有する場合、望まし
い抗寄生虫効果が得られる。
【0106】液体担体賦形剤に溶解又は分散させたもの
は、前胃内、筋肉内、気管内又は皮下に、注射によって
非経口的に動物に投与することができる。非経口投与の
ために、本発明の化合物は、例えば、落花生油又は棉実
油のような植物油と混合することができる。通常、注射
剤中に、本発明の化合物を0.05乃至50重量%含有
する場合、望ましい抗寄生虫効果が得られる。
【0107】薬剤を溶剤に溶解させ、直接、局所に投与
する場合、使用される溶剤としては、経皮吸収性を高め
ることが知られている、例えば、エタノール、イソプロ
パノール、オレイルアルコール又はベンジルアルコール
のようなアルコール類;ラウリル酸又はオレイン酸のよ
うなカルボン酸類;ミリスチン酸イソプロピル又はプロ
ピレンカーボネートのようなエステル類;ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類;N−メチルピロリド
ン等のアミド類;或いは、上記溶剤の混合溶剤を挙げる
ことができる。
【0108】最善の結果を得るための本発明の前記一般
式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の
最適使用量は、治療される動物の種類、寄生虫感染の型
及び程度により異なるが、通常、経口投与の場合、動物
体重1kg当り約0.01乃至100mg(好適には、
0.5乃至50.0mg)を、1日当たり1乃至6回
を、1乃至5日間にわたり、症状に応じて投与すること
が望ましい。
【0109】
【実施例】以下に実施例、試験例を示し、本発明を詳細
に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるもの
ではない。実施例1 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シク
ロペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1a-アグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R 3:シ
クロペンチル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例
示化合物番号26) (工程1)4−ニトロフェニルシクロペンタンカルボン
酸(2.25g)をジクロルメタン(30ml)に溶解
し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエ
ステル(50μl)を加え、5‐オキソ‐22,23- ジヒド
ロ-アベルメクチンB1aアグリコン(1.40g)のジク
ロルメタン(8ml)溶液を滴下し、40℃で20分間
攪拌した。反応液に酢酸エチルと4%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液の等量混合物(10ml)を加えて攪拌した
後、ジクロルメタンで抽出、10%炭酸水素ナトリウム
水溶液、水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下に蒸発乾固した。残留物をメタノール(30ml)に
溶解し、−40℃にしたのち水素化ホウ素ナトリウム
(99.5mg)およびボロントリフルオライド・エー
テル付加物(触媒量)を加えて‐40℃で1時間攪拌し
た。反応液に酢酸エチル(50ml)を加えて希釈し、
4%炭酸水素ナトリウム溶液、水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(ODS、90%〜100%アセ
トニトリルでグラジュエント溶出)で分離生成すること
により、目的化合物を含む混合物(0.72g)が得ら
れた。
【0110】この混合物をジクロルメタン(20ml)
に溶解し、t‐ブチルジメチルシリルクロライド(40
6.9mg)、イミダゾール(367.6mg)を加え
て室温で4時間攪拌した。反応液にジクロルメタン(1
0ml)を加えて希釈し、水洗後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=
1:9で溶出)で分離生成することにより、5−O−t−
ブチルジメチルシリル‐13-O-[1-(4-ニトロ)シクロ
ペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチ
ンB1aアグリコン(0.53g、5‐オキソ‐22,23- ジ
ヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコンから収率24.3
%)が得られた。 (工程2)(工程1)で得られた、5−O−t−ブチルジ
メチルシリル‐13-O-[1-(4-ニトロ)シクロペンタン
カルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1a
グリコンをメタノール(3ml)に溶解し、ビス(トリ
フェニルホスフィン)ニッケル(II)クロライド(7
5.9mg)を加えて氷冷、水素化ホウ素ナトリウム
(87.8mg)をゆっくり加えて4℃で20分間攪拌
した。反応液を酢酸エチル/水/酢酸(10ml/0.
5ml/10ml)中に注ぎ、酢酸エチルで抽出、4%
水素化ホウ素ナトリウム溶液、水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキ
サン=1:9で溶出)で分離生成することにより、5−O
−t−ブチルジメチルシリル‐13-O-[1-(4-アミノ)
シクロペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベル
メクチンB1aアグリコン(0.50g、収率97.1
%)が得られた。 (工程3)(工程2)で得られた、5−O−t−ブチルジ
メチルシリル‐13-O-[1-(4-アミノ)シクロペンタン
カルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1a
グリコン(88.8mg)をジクロルメタン(2ml)
に溶解し、4℃でピリジン(8.9μl)、メトキシア
セチルクロライド(10.0μl)を加えて1時間攪拌
した。反応液にジクロルメタン(10ml)を加えて希
釈し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に
蒸発乾固した。残留物をメタノール(2ml)に溶解
し、1M−塩酸水溶液(0.3ml)を加えて室温で4
時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(10ml)を加え
て希釈し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン=2:8で溶出)
で分離精製することにより、目的化合物である13-O-[1
-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シクロペンタ
ンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1a
アグリコン(70.8mg、収率83.7%)を非晶質
固体として得た。
【0111】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):8.27(1H, s), 7.52(2H, d, J=8.6Hz), 7.40(2H,
d, J=8.6Hz), 5.85(1H, dt, J=11.2&2.1Hz), 5.67(1H,
dd,J=15.0&11.2Hz) 5.45(1H, s), 5.37(1H, dd, J=1.0
&10.0Hz) 5.26(1H, m), 4.97(1H, s) 4.76(1H,m) 4.67
and 4.63(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.30(1H, t, J=6.9H
z),4.26(1H, s), 4.04(2H, d, J=6.8Hz), 3.96(1H, d,
J=6.3Hz), 3.58(1H, m),3.50(3H, s) 3.25(1H, m), 3.2
0(1H, m), 2.30(1H, d, J=8.5Hz) 1.88(3H, s), 1.29(1
H, t, J=11.7Hz), 1.01(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d,
J=6.7Hz) 0.81(3H,d, J=5.4Hz), 0.64(3H, d, J=6.8H
z).質量スペクトル m/e: =845(M=C49H67NO11)実施例2 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)シクロペンタ
ンカルボニル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1a
グリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロペンチ
ル、R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号19) 実施例1の(工程3)でメトキシアセチルクロライドの
代わりに、アセチルクロライドを使用する事により、表
記化合物を非晶質固体として得た(収率 83.2%)。
【0112】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.44(2H, d, J=8.6Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz),
7.24(1H,s) 5.82(1H, m),5.67(1H,dd, J=14.9&11.2Hz),
5.45(1H, s), 5.36(1H, dd, J=14.9&10.0Hz), 5.29(1
H,m), 4.98(1H, s),4.80(1H, m),4.67 and 4.63(2H, AB
-q, J=14.2Hz), 4.30(1H, m), 4.22(1H, s), 3.96(1H,
d, J=6.0Hz), 3.60(1H, m), 3.26(1H, m), 3.20(1H,
m),2.32(1H, d, J=8.2Hz) 2.17(3H, s) 1.89(3H, s),
1.31(1H, t, J=11.7Hz), 1.01(3H, t, J=7.3Hz), 0.88
(3H, d,J=6.7Hz) 0.81(3H, d, J=5.1Hz), 0.62(3H, d,
J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =815(M=C48H65NO10)実施例3 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)シ
クロペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメ
クチンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シ
クロペンチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、
例示化合物番号45) 実施例1の(工程3)でメトキシアセチルクロライドの
代わりに、メタンスルフォニルクロライドを使用する事
により、表記化合物を非晶質固体として得た(収率 10
0.0%) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(ppm):7.42(2H,
d, J=8.6Hz), 7.19(2H,d, 8.6Hz), 6.51(1H, s), 5.79
(1H, dt, J=11.4&2.2Hz), 5.68(1H, dd, J=14.7&11.4H
z), 5.45(1H, s), 5.40 〜5.30(2H, m), 4.99(1H, s),
4.89(1H,m) 4.67and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.30
(1H,m), 4.01(1H, s), 3.96(1H, d, J=6.1Hz), 3.62(1
H, m),3.28(1H, m), 3.21(1H, m), 2.97(3H, s), 2.34
(1H, d,J=8.1Hz), 1.88(3H, s), 1.33(1H,t, J=11.7H
z), 1.00(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.7Hz), 0.
56(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =851( M=C47H65NO11S)実施例4 13-O-[1-(4-アミノフェニル)シクロペンタンカルボ
ニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコ
ン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロペンチル、
4:4−メタンスルフォニルアミノ、例示化合物番号
15) 実施例1の(工程2)で得られた5−O−t−ブチルジメ
チルシリル‐13-O -[1-(4-アミノ)シクロペンタンカ
ルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグ
リコン(250 mg)をメタノール(5 ml)に溶解し、
1M−塩酸水溶液(1.0 ml)を加えて室温で5時間攪
拌した。反応液に酢酸エチル(30ml)を加えて希釈
し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸
発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル、酢酸エチル:ヘキサン=1:1で溶出)で分離
精製することにより、206.5 mgの目的化合物を非晶質固
体として得た(収率95.3%)。
【0113】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.20(2H, d, J=8.6Hz), 6.65(2H,d, 8.6Hz), 5.79
(1H, dt, J=11.4&2.2Hz), 5.67(1H, dd, J=14.9&11.4H
z), 5.45(1H, s), 5.41 〜5.32(2H, m), 4.98(1H, s),
4,85(1H,m), 4.67 and 4.63(2H,AB-q, J=14.4Hz), 4.30
(1H, m), 3.97(1H, d, J=6.1Hz), 3.60(1H, m),3.28(1
H, m), 3.21(1H, m), 1.88(3H, s), 1.33(1H, t, J=11.
7Hz), 1.01(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.6Hz),
0.81(3H, d, J=5.5Hz), 0.62(3H, d, J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =773(M=C46H63NO9) 以下、実施例1から実施例4と同様の方法により、実施
例5から実施例20の化合物を得た。実施例5 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シク
ロブタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチ
ンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロ
ブチル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合
物番号76) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 84.2%:アミノ体よ
り)。
【0114】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):8.30(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.4Hz), 7.30(2H,
d, J=8.4Hz), 5.85(1H, dt, J=11.3&2.2Hz), 5.66(1H,
dd, J=15.0&11.3Hz), 5.45(1H, s), 5.32(1H, dd, J=1
5.0&10.0Hz), 5.21(1H, m), 5.00(1H, s), 4.75(1H,
m), 4.66 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.41(1H,
s), 4.30(1H, m), 3.96(1H, d, J=6.1Hz), 3.57(1H,
m),3.51(3H, s) 3.24(1H, m), 3.23(1H, m), 2.30(1H,
d, J=8.5Hz), 1.88(3H, s), 1.00(3H, t, J=7.3Hz), 0.
88(3H, d, J=6.6Hz), 0.81(3H, d, J=5.3Hz), 0.72(3H,
d, J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =831(M=C48H65NO11)実施例6 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)シクロブタン
カルボニル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグ
リコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロブチル、
4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号69) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 86.5%:アミノ体よ
り)。
【0115】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.45(2H, d, J=8.5Hz), 7.28(2H, d, J=8.5Hz),
5.82(1H,m), 5.67(1H, dd, J=14.9&11.2Hz), 5.46(1H,
s), 5.30(1H, dd, J=14.9&9.9Hz), 5.25(1H, m), 5.00
(1H, s), 4.77(1H, m), 4.66 and 4.63(2H, AB-q, J=1
4.3Hz), 4.34(1H, s),4.30(1H, m) 3.96(1H, d, J=6.0H
z), 3.57(1H, m), 3.27(1H, m), 3.23(1H, m),2.32(1H,
d, J=10.3Hz), 1.89(3H,s), 1.30(1H, t, J=11.7Hz),
1.00(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.7Hz), 0.81(3
H, d, J=7.3Hz), 0.69(3H, d, J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =801(M=C47H63NO10)実施例7 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)シ
クロブタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シク
ロブチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例示
化合物番号95) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 92.2%:アミノ体よ
り)。
【0116】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.32(2H, d, J=8.5Hz), 7.23(2H,d, J=8.5Hz), 6.
63(1H, s), 5.75(1H, dt, J=11.3&2.1Hz), 5.68(1H, d
d, J=14.4&11.3Hz), 5.45(1H, s), 5.35(1H. m), 5.27
(1H, dd, 14.4&10.1Hz), 5.03(1H. s), 4.94〜4.90(1H,
m), 4.67 and 4.62(2H, AB-q, J=14.4Hz), 4.30(1H,
m),4.04(1H, s), 3.95(1H, d, J=6.1Hz), 3.66〜3.60(1
H, m),3.28(1H, m), 3.22(1H, m), 2.99(3H, s), 1.88
(3H, s), 1.34(1H,t, J=11.7Hz) 0.93(3H, t, J=7.4H
z), 0.88(3H, d, J=6.6Hz), 0.81(3H, d, J=5.1Hz), 0.
64(3H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =837(M=C46H63NO11S)実施例8 13-O-[1-(4-アミノフェニル)シクロブタンカルボニ
ル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン
(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロブチル、R 4:4
−アミノ、例示化合物番号65) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 93.4%:シリルエーテル
体より)。
【0117】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.12(2H, d, J=8.5Hz), 6.69(2H,d, 8.5Hz), 5.77
〜5.74(1H, m), 5.66(1H, dd, J=14.7&11.3Hz), 5.45(1
H, s),5.37(1H, m), 5.27(1H, dd, J=14.7&10.1Hz), 5.
01(1H, s), 4.90(1H, m), 4.67 and 4.63(2H, AB-q, J=
14.3Hz), 4.30(1H, m), 3.97(1H, d, J=6.4Hz), 3.67〜
3.60(1H, m),3.27(1H, m), 3.21(1H, m), 1.89(3H, s),
1.34(1H, t, J=11.7Hz), 0.93(3H, t, J=7.3Hz), 0.88
(3H, d, J=7.3Hz), 0.81(3H, d, J=5.3Hz), 0.68(3H,
d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =759(M=C45H61NO9)実施例9 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シク
ロプロパンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シク
ロプロピル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示
化合物番号126) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 63.8%:アミノ体よ
り)。
【0118】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):8.47(1H, s), 7.52(2H, d, J=8.6Hz), 7.36(2H,
d, J=8.6Hz), 5.69〜5.58(2H, m), 5.47(1H, s), 5.19
(1H, m), 4.98(1H, m), 4.91(1H, dd, J=14.2&10.0Hz),
4.67(1H, s), 4.63 and 4.60(2H, AB-q, J=14.5Hz),
4.30(1H, m), 4.15&4.04(2H, ABq, J=15.3Hz), 3.94(1
H,d, J=6.0Hz), 3.63(1H, m),3.50(3H, s) 3.23(2H,
m), 1.88(3H, s), 1.04(3H,t, J=7.2Hz), 0.94(3H, d,
J=6.9Hz), 0.90(3H, d, J=6.3Hz), 0.82(3H, d, J=5.5H
z). 質量スペクトル m/e: =817(M=C47H63NO11)実施例10 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)シクロプロパ
ンカルボニル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1a
グリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロプロピ
ル、R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号11
9) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 88.4%:アミノ体よ
り)。
【0119】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.51(1H, s), 7.43(2H, d, J=8.4Hz), 7.34(2H,
d, J=8.4Hz), 5.67〜5.59(2H, m), 5.47(1H, s), 5.22
(1H, m),4.98(1H, s), 4.94〜4.88(1H, m), 4.78〜4.76
(1H, m), 4.64 and 4.60(2H, AB-q, J=14.1Hz), 4.42(1
H, s), 4.31(1H, m), 3.93(1H, d, J=6.0Hz), 3.67〜3.
61(1H, m), 3.24(2H, m),2.19(3H, s) 1.89(3H, s), 1.
04(3H, t, J=7.3Hz), 0.93(3H, d, J=6.9Hz), 0.91(3H,
d, J=6.6Hz), 0.82(3H, d, J=5.4Hz). 質量スペクトル m/e: =787(M=C46H61NO10)実施例11 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)シ
クロプロパンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメ
クチンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シ
クロプロピル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、
例示化合物番号145) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 96.7%:アミノ体よ
り)。
【0120】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.37(2H, d, J=8.3Hz), 7.28(2H,d, 8.3Hz), 7.11
(1H, s), 5.62(1H, dd,J=14.9&11.2Hz), 5.53〜5.48(2
H, m),5.35(1H, m), 4.95(1H, s), 4.85〜4.82(1H,
m), 4.78(1H, dd, J=14.9&9.9Hz), 4.64 and 4.59(2H,
AB-q, J=14.4Hz), 4.25(1H,m), 4.15(1H, s), 3.90(1H,
d, J=6.3Hz), 3.69(1H, m), 3.27(2H, m), 3.06(3H,
s), 1.87(3H, s), 1.02(3H,t, J=7.2Hz) 0.92(3H, d, J
=7.0Hz), 0.90(3H, d, J=6.5Hz), 0.82(3H, d, J=5.3H
z). 質量スペクトル m/e: =823(M=C45H61NO11S)実施例12 13-O-[1-(4-アミノフェニル)シクロプロパンカルボ
ニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコ
ン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロプロピル、
4:4−アミノ、例示化合物番号115) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 94.7%:シリルエーテ
ル体より)。
【0121】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.16(2H, d, J=8.2Hz), 6.73(2H,d, 8.2Hz), 5.59
(1H, dd, J=14.5&11.1Hz), 5.52(1H, dt, J=11.1&2.1H
z), 5.47(1H, s), 5.42(1H, m), 4.89(1H, s), 4.86〜
4.84(1H, m), 4.77(1H, dd, J=14.5&9.9Hz ), 4.64 and
4.60(2H, AB-q, J=14.2Hz), 4.30(1H, m), 3.95(1H,
d,J=6.4Hz), 3.74(1H, m),3.26(2H, m), 1.89(3H, s),
1.35(1H, t, J=11.8Hz), 1.02(3H, t, J=7.1Hz), 0.92
(3H, d, J=6.8Hz), 0.91(3H, d, J=6.3Hz). 0.82(3H,
d, J=5.4Hz), 0.69(3H, q, J=11.8Hz). 質量スペクトル m/e: =745(M=C44H59NO9)実施例13 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)-1-メ
チルプロピオニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチン
B1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2:メチル、R3
メチル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合
物番号176) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 97.7%:アミ
ノ体より)。
【0122】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):8.27(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.6Hz), 7.39(2H,
d, J=8.6Hz), 5.80(1H, dt, J=11.2&2.1Hz), 5.68(1H,
dd, J=14.8&11.2Hz), 5.44(1H, s), 5.35(1H, dd,J=1
4.8&10.0Hz), 5.30〜5.22(1H, m), 5.04(1H, m) , 4.80
(1H, m), 4.66 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1
H,m), 4.19(1H, s), 4.03(2H, d, J=4.4Hz), 3.95(1H,
d, J=6.3Hz), 3.56(1H, m),3.50(3H, s) 3.25(1H, m),
3.19(1H, m), 2.31(1H, d, J=8.2Hz), 1.88(3H, s), 1.
68(3H, s), 1.63(3H, s), 1.29(1H, t, J=11.7Hz), 0.9
9(3H, t, J=7.3Hz), 0.87(3H, d, J=6.8Hz), 0.80(3H,
d, J=5.3Hz), 0.76(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =819(M=C47H65NO11)実施例14 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)-1-メチルプ
ロピオニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1a
グリコン(R1:sec-ブチル、R2:メチル、R3:メチ
ル、R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号16
9) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 80.9%:アミ
ノ体より)。
【0123】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.46(2H, d, J=8.7Hz), 7.37(2H, d, J=8.7Hz),
7.23(1H,s) 5.80〜5.77(1H, m), 5.68(1H, dd, J=14.7&
11.3Hz), 5.44(1H, s), 5.33(1H, dd, J=14.7&10.1Hz),
5.31 〜5.24(1H, m), 5.04(1H,s), 4.82(1H, m), 4.67
and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H, m), 4.14(1
H, s), 3.95(1H, d, J=6.0Hz), 3.57(1H, m), 3.25(1H,
m), 3.18(1H, m),2.52(1H, m), 2.32(1H, d, J=8.5H
z), 2.17(3H, s) 1.88(3H, s), 1.68(3H, s), 1.62(3H,
s), 1.31(1H, t, J=11.7Hz), 0.98(3H, t, J=7.4Hz),
0.87(3H, d, J=6.8Hz), 0.81(3H, d, J=5.4Hz), 0.74(3
H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =789(M=C46H63NO10)実施例15 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)-1
-メチルプロピオニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2:メチル、
3:メチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例
示化合物番号195) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 68.9%:アミ
ノ体より)。
【0124】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.41(2H, d, J=8.6Hz), 7.21(2H,d, J=8.6Hz), 6.
55(1H, s), 5.75(1H, dt, J=11.2&2.0Hz), 5.69(1H, d
d, J=14.1&11.3Hz), 5.44(1H, s),5.37〜5.28(2H, m),
5.04(1H, s), 4.86(1H, m), 4.67 and 4.62(2H, AB-q,
J=14.3Hz), 4.29(1H,m), 3.99(1H, s), 3.95(1H, d, J=
6.3Hz), 3.59(1H, m),3.27(1H, m), 3.20(1H, m), 2.99
(3H, s), 2.53(1H, m), 2.34(1H, d, J=8.2Hz), 1.88(3
H, s), 1.70(3H, s), 1.63(3H, s), 1.33(1H,t, J=11.7
Hz) 0.97(3H, t, J=7.4Hz), 0.87(3H, d, J=6.7Hz), 0.
81(3H, d, J=5.2Hz), 0.71(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =825(M=C45H63NO11S)実施例16 13-O-[1-(4-アミノフェニル)-1-メチルプロピオニ
ル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン
(R1:sec-ブチル、R2:メチル、R3:メチル、R4
4−アミノ、例示化合物番号165) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 72.7%:シリ
ルエーテル体より)。
【0125】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.20(2H, d, J=8.7Hz), 6.67(2H,d, 8.7Hz), 5.75
(1H, dt, J=11.5&2.2Hz), 5.67(1H, dd, J=14.5&11.5H
z), 5.44(1H, s), 5.39〜5.28(2H, m), 5.02(1H, s),
4.83(1H, m), 4.67 and 4.63(2H, AB-q, J=14.2Hz), 4.
30(1H, broad s), 3.96(1H, d, J=6.4Hz), 3.60(1H,
m),3.27(1H, m), 3.21(1H, m), 2.51(1H, m), 1.88(3H,
s), 1.64(3H, s), 1.60(3H, s), 1.32(1H, t, J=11.7H
z), 0.99(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.6Hz),0.8
1(3H, d, J=5.5Hz), 0.74(3H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =747(M=C44H61NO9)実施例17 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)-1-エ
チルブチリル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1a
グリコン(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:エチ
ル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合物番
号226) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 94.7%:アミノ体よ
り)。
【0126】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):8.25(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.7Hz), 7.34(2H,
d, J=8.7Hz), 5.81〜5.78(1H, m), 5.67(1H, dd, J=1
4.8&11.4Hz), 5.43(1H, s), 5.36(1H, dd, J=14.8&10.0
Hz), 5.32 〜5.25(1H, m), 5.07(1H, s), 4.83(1H, m),
4.66 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H, m),
4.11(1H, s), 4.02(2H, s), 3.95(1H, d, J=6.1Hz), 3.
57(1H, m),3.50(3H, s) 3.25(1H, m), 3.17(1H, m), 2.
31(1H, d, J=8.3Hz), 1.88(3H, s), 1.30(1H, t, J=11.
7Hz), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.87(3H, d, J=6.7Hz). 質量スペクトル m/e: =848(M+H, M=C49H69NO11)実施例18 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)-1-エチルブ
チリル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリ
コン(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:エチル、
4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号219) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 99.3%:アミノ体よ
り)。
【0127】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.46(2H, d, J=8.6Hz), 7.32(2H, d, J=8.6Hz),
7.20(1H,s) 5.80〜5.77(1H, m), 5.67(1H, dd, J=14.8&
11.2Hz),5.44(1H, s), 5.34(1H, dd, J=14.8&9.9Hz),
5.35 〜5.27(1H, m), 5.07(1H, s), 4.84(1H, m ), 4.6
7 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H, m), 4.10
(1H, s), 3.95(1H, d, J=6.3Hz), 3.59(1H, m), 3.26(1
H, m), 3.18(1H, m),2.50(1H, m), 2.32(1H, d, J=8.5H
z), 2.17(3H, s) 1.88(3H, s), 1.31(1H, t, J=11.7H
z), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.87(3H, d, J=6.7Hz), 0.
72(3H, t, J=7.6Hz), 0.69(3H, d, J=7.1Hz). 質量スペクトル m/e: =817(M=C48H67NO10)実施例19 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)-1
-エチルブチリル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB
1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3
エチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例示化
合物番号245) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物非晶質固体として得た(収率 87.6%:アミノ体よ
り)。
【0128】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.36(2H, d, J=8.7Hz), 7.19(2H,d, J=8.7Hz), 6.
47(1H, s), 5.77(1H, dt, J=11.2&2.1Hz), 5.68(1H, d
d, J=14.6&11.2Hz), 5.44(1H, s), 5.34(1H, dd, J=14.
6&10.0Hz), 5.07(1H, s), 4.88(1H, m), 4.67 and 4.62
(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H,m), 3.99(1H, s), 3.9
5(1H, d, J=6.1Hz), 3.59(1H, m),3.27(1H, m), 3.23(1
H, m), 2.97(3H, s), 2.51(1H, m), 2.33(1H, d, J=8.2
Hz), 1.88(3H, s), 1.33(1H,t, J=11.8Hz), 0.99(3H,
t, J=7.4Hz), 0.82(3H, d, J=6.0Hz), 0.72(3H, t, J=
7.4Hz) 0.66(3H, d,J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =853(M=C47H67NO11S)実施例20 13-O-[1-(4-アミノフェニル)-1-エチルブチリル]
−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン
(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:エチル、R4
4−アミノ、例示化合物番号215) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 72.7%:シリルエーテ
ル体より)。
【0129】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.14(2H, d, J=8.6Hz), 6.65(2H,d, 8.6Hz), 5.79
〜5.76(1H, m), 5.66(1H, dd, J=14.8&11.2Hz), 5.43(1
H, s),5.37(1H, dd, J=14.8&10.0Hz), 5.06(1H, s), 4.
81(1H, m), 4.67 and 4.63(2H, AB-q, J=14.2Hz), 4.29
(1H, m), 3.96(1H, d, J=6.2Hz), 3.61(3H, m),3.26(1
H, m), 3.20(1H, m),2.50(1H, m), 2.33(1H, d, J=8.3H
z), 1.88(3H, s), 1.32(1H, t, J=11.7H), 1.01(3H, t,
J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.6Hz), 0.74(3H, t,J=7.5H
z) 0.71(3H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =775(M=C46H65NO9)実施例21 13-O-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)アセチル
−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコンの製
造(R1:sec-ブチル、R2:水素原子、R3:水素原
子、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合物番
号276) (工程1)4−ニトロフェニル酢酸(1.45g)をチ
オニルクロライド(16ml)に溶解し、室温で1時間
攪拌したのち、反応液を減圧下に蒸発乾固した。残留物
をジクロルメタン(5ml)に溶解し、5‐ O‐t‐ブ
チルジメチルシリル‐22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB
1aアグリコン(1.40g)とピリジン(808.8μ
l)のジクロルメタン(10ml)溶液を加えて室温で
1時間30分攪拌した。反応液に酢酸エチル(30m
l)を加えて希釈し、4%水素化ホウ素ナトリウム溶液
と水で洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下
に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン=2:8で溶出)
で分離精製することにより、目的物を含む混合物(1.
39g)を得た。この混合物をメタノール(10ml)
に溶解し、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(II)クロライド(210.0mg)を加え、4℃で水
素化ホウ素ナトリウム(243.2mg)をゆっくり加
えて40分間攪拌した。反応液を酢酸エチル/水/酢酸
(20ml/1ml/20ml)中に注ぎ、酢酸エチル
で抽出、4%水素化ホウ素ナトリウム溶液、水で洗い、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸
エチル:ヘキサン=1:9で溶出)で分離精製すること
により、5‐ O‐t‐ブチルジメチルシリル‐13-O-(4-
アミノフェニル)アセチル−22,23- ジヒドロ-アベルメ
クチンB1aアグリコン517.5mgを得た(収率38.5
%)。 (工程2)(工程1)で得られた、5‐ O‐t‐ブチル
ジメチルシリル‐13-O-(4-アミノフェニル)アセチル
−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン(1
60.0mg)をジクロルメタンに溶解し、4℃でピリ
ジン(16.9μl)、メトキシアセチルクロライド
(19.1μl)を加えて1時間30分攪拌した。反応
液に酢酸エチル(10ml)を加えて希釈し、水洗後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。
残留物をメタノール(2ml)に溶解し、1M−塩酸水
溶液(0.3ml)を加えて室温で3時間攪拌した。反
応液に酢酸エチル(10ml)を加えて希釈し、水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、
酢酸エチル:ヘキサン=1:1で溶出)で分離精製する
ことにより、目的化合物138.4mgを非晶質固体と
して得た(収率92.0%)。
【0130】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):8.30(1H, s), 7.55(2H, d, J=8.5Hz), 7.29(2H,
d, J=8.5Hz), 5.84(1H, dt, J=11.3&2.2Hz), 5.72(1H,
dd,J=14.8&11.3Hz) 5.48(1H, m), 5.44(1H, s) 5.28(1
H, m), 5.10(1H, s) 4.87(1H,m)4.68 and 4.64(2H, AB-
q, J=14.3Hz), 4.32(1H, s), 4.30(1H, m), 4.04(2H,
d, J=5.5Hz), 3.97(1H, d, J=6.2Hz), 3.70(2H, s), 3.
61(1H, m),3.51(3H, s) 3.25(1H, m), 3.20(1H, m), 2.
32(1H, d, J=8.3Hz) 1.88(3H, s), 1.31(1H, t, J=11.7
Hz), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.91(3H, d, J=6.9Hz) 0.
88(3H, d, J=6.6 Hz), 0.80(3H, d, J=5.3Hz). 質量スペクトル m/e: =791(M=C45H61NO11)実施例22 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)アセチル]−
22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン(R1
sec-ブチル、R2:水素原子、R3:水素原子、R 4:4
−アセチルアミノ、例示化合物番号269) 実施例21の(工程2)でメトキシアセチルクロライド
の代わりにアセチルクロライドを使用することにより、
目的化合物を非晶質固体として得た(収率 81.5%:アミ
ノ体より)。
【0131】核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(pp
m):7.43(2H, d, J=8.3Hz), 7.27(2H, d, J=8.3Hz),
7.24(1H,s) 5.83(1H, m),5.73(1H,dd, J=14.7&11.2Hz),
5.48(1H, m), 5.44(1H, s), 5.30(1H,m), 5.10(1H,
s),4.90(1H, m), 4.69 and 4.65(2H, AB-q, J=14.3Hz),
4.30(1H, m), 4.26(1H, s), 3.97(1H, d, J=6.0Hz),
3.69(2H, s), 3.63(1H, m), 3.26(1H, m), 3.22(1H,
m),2.33(1H, d, J=8.2Hz) 2.18(3H, s) 1.88(3H, s),
1.32(1H, t, J=11.7Hz), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.90
(3H, d,J=7.2Hz) 0.88(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =761(M=C44H59NO10)試験例1 ネコノミに対する殺虫試験 人工皮膚として使用するパラフィルムでノミの居住空間
と牛血清を隔離した試験容器を用意し、牛血清に 1 ppm
濃度の薬剤を添加し、37℃でパラフィルムを通して
ノミに吸血させた。1群20匹のノミを使用し、48時
間後に、死亡したノミの数から試験薬剤の殺ノミ効果を
判定した。なお、死亡率は薬剤無添加の対照群の生存率
から補正した。
【0132】 化合物 死亡率(%) 実施例1 72.0 実施例2 69.3 実施例3 68.7 実施例4 78.2 実施例5 83.8 実施例6 80.7 実施例7 80.7 実施例8 88.3 実施例13 72.2 実施例14 89.5 実施例15 89.5 実施例16 75.9 イベルメクチン 19.0(5ppm)
【0133】
【発明の効果】本発明の13-エステルアベルメクチン
誘導体は、13-α-型であるにも関わらず、有害生物、特
にノミ類に対して優れた殺虫活性を示した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 33/14 A61P 33/14 Fターム(参考) 4C071 AA04 AA07 BB03 CC14 EE05 FF17 GG01 HH05 JJ06 LL01 4C086 AA01 AA02 AA03 BA17 MA01 MA04 NA14 ZB37 ZB39 ZC61 4H011 AC01 BA01 BB08 BC23 DA12 DC05 DD07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1は、イソプロピル基、シクロヘキシル基、
    又は、sec-ブチル基を示し、R2、R3は、水素原子、C
    1−C3アルキル基、又は、R2、R3がいっしょになっ
    て、これら置換基の基部の炭素原子と共にC3−C6の環
    を形成した基を示し、R4は、水素原子、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、C1−C4アルキル基、C1
    2ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
    アルコキシアルコキシ基、式NR56(式中、R5、R6
    は水素原子、又は、C1−C4アルキル基を示す)で示さ
    れる基、式NR5COR7(式中、R5は上述したものと
    同意義を示し、R7は、下記置換基群Aから選ばれる置
    換基を有してもよいC1−C4アルキル基、C3−C6シク
    ロアルキル基、下記置換基群Aから選ばれる置換基を有
    してもよいフェニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子
    を有する複素環を示す。)で示される基、C1−C4アル
    キルスルホニルアミノ基、C1−C4アルコキシカルボニ
    ルアミノ基、又は、結合手としての窒素原子を環原子と
    して1個含む飽和5員もしくは6員複素環を示し、点線
    は単結合又は二重結合を示し、置換基群Aは、ハロゲン
    原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ
    (C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アル
    キル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
    アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1
    −C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル基、
    1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカノイ
    ルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1−C
    4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキルス
    ルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘ
    テロ原子を有する複素環を示す。]を有するアベルメク
    チン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許
    容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1において、R1がイソプロピル基
    又はsec-ブチル基であるアベルメクチン誘導体、あるい
    は、それらの薬学上又は獣医学上許容される塩。
  3. 【請求項3】請求項1において、R1がsec-ブチル基で
    あるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上
    又は獣医学上許容される塩。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3から選択される一の請求項
    において、R2がメチル、エチル、又は、プロピル基で
    あるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上
    又は獣医学上許容される塩。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3から選択される一の請求項
    において、R2がメチル基であるアベルメクチン誘導
    体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される
    塩。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5から選択される一の請求項
    において、R3がメチル、エチル、又は、プロピル基で
    あるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上
    又は獣医学上許容される塩。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5から選択される一の請求項
    において、R3がメチル基であるアベルメクチン誘導
    体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される
    塩。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7から選択される一の請求項
    において、R2、R3がいっしょになって、シクロプロピ
    ル、シクロブチル、又は、シクロペンチル基であるアベ
    ルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は獣医
    学上許容される塩。
  9. 【請求項9】請求項1乃至7から選択される一の請求項
    において、R2、R3がいっしょになって、シクロペンチ
    ル基であるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの
    薬学上又は獣医学上許容される塩。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9から選択される一の請求
    項において、R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、
    5は水素原子又はC1−C4アルキル基を示し、R7は、
    置換基を有してもよいC1−C4アルキル基(該置換基
    は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミ
    ノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C
    1−C4アルキル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ
    基、C1−C4アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキル
    チオ基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アル
    カノイル基、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C
    4アルカノイルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル
    基、C1−C4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4
    アルキルスルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃
    至3個のヘテロ原子を有する複素環で置換されていても
    よい。)、C3−C6シクロアルキル基、置換基を有して
    もよいフェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アル
    キル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミ
    ノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオ
    キシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルス
    ルホニル基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコ
    キシカルボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C
    6−C10アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカ
    ルボニルアミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ
    基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有す
    る複素環で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3
    個のヘテロ原子を有する複素環を示す。)、C1−C4
    ルキルスルホニルアミノ基、C1−C4アルコキシカルボ
    ニルアミノ基、又は、結合手としての窒素原子を環原子
    として1個含む飽和5員もしくは6員複素環であるアベ
    ルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は獣医
    学上許容される塩。
  11. 【請求項11】請求項1乃至9から選択される一の請求
    項において、R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、
    J)R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、R5は水素
    原子又はC1−C4アルキル基を示し、R7は、置換基を
    有してもよいC1−C4アルキル基(該置換基は、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ
    (C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アル
    キル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
    アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1
    −C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル基、
    1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカノイ
    ルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1−C
    4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキルス
    ルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘ
    テロ原子を有する複素環で置換されていてもよい。)、
    3−C6シクロアルキル基、置換基を有してもよいフェ
    ニル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
    基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換
    アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、C1
    −C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオキシ基、
    1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルスルホニル
    基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコキシカル
    ボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C6−C10
    アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカルボニル
    アミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ基、フェ
    ニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有する複素環
    で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3個のヘテ
    ロ原子を有する複素環を示す。)、又は、C1−C4アル
    キルスルホニルアミノ基であるアベルメクチン誘導体、
    あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される塩。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11から選択される一の請
    求項において、R4の置換位置がパラ位(4位)である
    アベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は
    獣医学上許容される塩。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12から選択される一の請
    求項において、点線が単結合であるアベルメクチン誘導
    体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される
    塩。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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