JP2003064082A - アベルメクチン誘導体 - Google Patents
アベルメクチン誘導体Info
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Abstract
に寄生する昆虫及び寄生虫等によって引き起こされる種
々の病害に対する防除剤の提供。 【解決手段】本防除剤の成分であるアベルメクチン誘導
体は、一般式(1)の通りである。 [式中、R1はイソプロピル基、シクロヘキシル基等を
示し、R2、R3は、水素原子、C1−C3アルキル基等を
示し、R4は、水素原子、C1−C4アルコキシアルコキ
シ基等で示される基、C1−C4アルキルスルホニルアミ
ノ基、C1−C4アルコキシカルボニルアミノ基、又は、
結合手としての窒素原子を環原子として1個含む飽和5
員もしくは6員複素環を示し、点線は単結合又は二重結
合を示す]
Description
駆虫活性を示す13位に置換基を有するミルベマイシン
誘導体に関する。
類は一連の16員マクロライド化合物であり、例えば特
開昭50−29742号、同56−32481号、同5
4−61198号公報等に記載されている。
チン類は、いずれも殺虫、殺ダニまたは駆虫活性を有す
ることが知られており、それらの13位に種々の置換基
を導入した半合成ミルベマイシン類も上記生物活性を有
することが報告されている。
シン類としては、特開昭61−180787号公報にお
いて、置換または無置換アルカン酸の13−エステルミ
ルベマイシン類が記載されている。また、特開平1−1
04078号公報においては、アルカン酸のα位にアル
キル側鎖を有することを特徴とする13−エステルルベ
マイシン類が記載されている。さらに、特開平5−25
5343号公報においては、アルカン酸のα位に複素環
官能基を有することを特徴とする13−エステルミルベ
マイシン類が、特開平8−193085号公報において
は、アルカン酸のα位にジアルキル基を有することを特
徴とする13−エステルミルベマイシン類が記載されて
いる。これら特許に記載化合物は全てアシルオキシ基の
配位はβで、α配位のアシルオキシ基を有する化合物は
知られていない。アベルメクチンにおいて13位の糖置換
基はα配位であるが、そのアグリコンである13-ヒドロ
キシ体の誘導体において13-α-型の誘導体は対応する13
-β-型の誘導体に比較して生物活性に低いことが報告さ
れており(J. Med. Chem., 1989, 32, 375-381)、13-
α-型から13-β-型への変換に努力が払われてきた(特
開昭61-200993、J. Org. Chem., Vol. 57, No11, 1992,
3248-3250)。
物、特にノミ類に対して優れた殺虫活性を有する新規な
アベルメクチン誘導体を見出すべく鋭意検討を行なっ
た。
るような13-エステルアベルメクチン誘導体が、13-
α-型であるにも関わらず、有害生物特にノミに対して
強い殺虫活性を示すことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記一般式(I)
ロヘキシル基、又は、sec-ブチル基を示し、R2、R
3は、水素原子、C1−C3アルキル基、又は、R2、R3
がいっしょになって、これら置換基の基部の炭素原子と
共にC3−C6の環を形成した基を示し、R4は、水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−C4アル
キル基、C1−C2ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ
基、C1−C4アルコキシアルコキシ基、式NR5R6(式
中、R5、R6は水素原子、又は、C1−C4アルキル基を
示す)で示される基、式NR5COR7(式中、R5は上
述したものと同意義を示し、R7は、下記置換基群Aか
ら選ばれる置換基を有してもよいC1−C4アルキル基、
C3−C6シクロアルキル基、下記置換基群Aから選ばれ
る置換基を有してもよいフェニル基、又は、1乃至3個
のヘテロ原子を有する複素環を示す。)で示される基、
C1−C4アルキルスルホニルアミノ基、C1−C4アルコ
キシカルボニルアミノ基、又は、結合手としての窒素原
子を環原子として1個含む飽和5員もしくは6員複素環
を示し、点線は単結合又は二重結合を示し、置換基群A
は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミ
ノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C
1−C4アルキル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ
基、C1−C4アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキル
チオ基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アル
カノイル基、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C
4アルカノイルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル
基、C1−C4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4
アルキルスルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃
至3個のヘテロ原子を有する複素環を示す。
は、一般式(I)を有するアベルメクチン誘導体であ
る。
物、あるいは、塩を形成する場合はその薬学上又は獣医
学上許容される塩から選ばれる、駆虫、ダニ駆除又は殺
虫化合物を提供する。
おける「イソプロピル基」、「シクロヘキシル基」、又
は「sec-ブチル基」のうち、好適にはイソプロピル基又
はsec-ブチル基が挙げられ、さらに好適にはsec-ブチル
基が挙げられる。
キル基」は、炭素数1乃至3個を有する直鎖状又は分岐
状のアルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、又は、イソプロピルが挙げられ、これらのうち好
適には、メチル、エチル、又は、プロピル基が挙げら
れ、さらに好適にはメチル基があげられる。
っしょになって、これら置換基の基部の炭素原子と共に
C3−C6の環を形成した基」は、R2及びR3の基部の炭
素原子を含んでシクロアルキル基を形成していることを
示し、これらのシクロアルキル基としては、例えば、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル基が挙げられ、これらのうち好適にはシクロプ
ロピル、シクロブチル、又は、シクロペンチル基が挙げ
られ、さらに好適にはシクロペンチル基が挙げられる。
例えば、弗素、塩素、臭素、沃素原子が挙げられ、好適
には、弗素原子が挙げられる。
基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又は分岐状の
アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、又は、ter
t−ブチル基が挙げられ、好適には、メチル基が挙げら
れる。
ル基」は、炭素数1乃至2個を有するアルキル基にハロ
ゲン原子1個又はそれ以上が置換した基を示し、例え
ば、トリフルオロメチル、クロロメチル、又は、ペンタ
フルオロエチルが挙げられ、好適には、トリフルオロメ
チル基が挙げられる。
基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又は分岐状の
アルコキシ基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、又はtert−
ブチル基が挙げられ、好適には、メトキシ基が挙げられ
る。
アルコキシ基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシ基がその酸素原子を介して2個つ
ながった基を示し、例えば、メトキシメトキシ、メトキ
シエトキシ、メトキシプロポキシ、メトキシブトキシ、
又は、エトキシブトキシ基が挙げられ、好適には、メト
キシメトキシ、又は、メトキシエトキシ基が挙げられ
る。
ルホニル基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又は
分岐状のアルキル基がスルホニル基に結合した基を示
し、例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プ
ロパンスルホニル、又は、イソプロピルスルホニル基が
挙げられ、好適にはメタンスルホニル、又は、エタンス
ルホニル基が上げられる。
カルボニル基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシ基がカルボニル基に結合した基を
示し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s
ec−ブトキシカルボニル、又は、tert−ブトキシ
カルボニル基が挙げられ、好適にはメトキシカルボニル
基が挙げられる。
原子を環原子として1個含む飽和5又は6員複素環」と
しては、例えば、1−ピロリジニル、ピペリヂノ、2−
オキソ−1−ピロリジニル、2-オキソピペリヂノ、又
は、2−オキサゾリジノン−1−イル基が挙げられ、好
適には、2−オキソ−1−ピロリジニル、又は、2−オ
キサゾリジノン−1−イル基が挙げられる。
−C4アルキル基」は、炭素数1乃至4個を有する直鎖
状又は分岐状のアルキル基であり、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、又は、イソブ
チル基が挙げられ、好適には、メチル、又は、エチル基
が挙げられる。
キル基」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、又は、シクロヘキシル基が挙げ
られ、好適には、シクロプロピル、シクロブチル、又
は、シクロペンチル基が挙げられる。
原子を有する複素環」としては、例えば、ピリジル、フ
リル、チエニル、ピロリル、又は、インドリル基が挙げ
られ、好適には、ピリジル基が挙げられる。
子」としては、例えば、弗素、塩素、臭素、又は、沃素
原子が挙げられ、好適には弗素原子が挙げられる。
C4アルキル)置換アミノ基」の「C 1−C4アルキル」
は、上述したR4の定義の説明と同意義を示し、該基と
しては、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノまたはブチルアミノ基が挙げられ、好適にはメ
チルアミノ基が挙げられる。
アルキル)置換アミノ基」の「C1−C4アルキル」は、
上述したR4の定義の説明と同意義を示し、該基として
は、例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、又は、
ジプロピルアミノ基を示し、好適にはジメチルアミノ基
が挙げられる。
コキシ基」は、上述したR4の定義の説明と同意義を示
す。
カノイルオキシ基」とは、炭素数1乃至4個を有する直
鎖状又は分岐状のアルキル基がカルボニルオキシ基に結
合した基を示し、例えば、アセトキシ、プロピオニルオ
キシ、又は、ブチリルオキシ基が挙げられ、好適にはア
セトキシ基が挙げられる。
キルチオ基」とは、炭素数1乃至4個を有する直鎖状又
は分岐状のアルキル基が硫黄原子と結合した基を示し、
例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ
プロピルチオ、又は、ブチルチオ基が挙げられ、好適に
はメチルチオ、又は、エチルチオ基が挙げられる。
キルスルホニル基」とは、上述したR4の定義の説明と
同意義を示す。
カノイル基」としては、例えば、ホルミル、アセチル、
プロピオニル、又は、ブチリル基が挙げられ、好適に
は、アセチル基が挙げられる。
コキシカルボニル基」とは、炭素数1乃至4個を有する
直鎖状又は分岐状のアルコキシ基がカルボニル基と結合
した基を示し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、又は、ブトキシカ
ルボニル基が挙げられ、好適には、メトキシカルボニ
ル、又は、エトキシカルボニル基が挙げられる。
カノイルアミノ基」とは、炭素数1乃至4個を有する直
鎖状又は分岐状のアルカノイル基がアミノ基と結合した
基を示し、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、
プロピオニルアミノ、又は、ブチリルアミノ基が挙げら
れ、好適には、ホルミルアミノ、又は、アセチルアミノ
基が挙げられる。
リールカルボニル基」とは、フェニル基にカルボニル基
が結合した基を示し、例えばベンゾイル、又は、ナフト
イル基が挙げられ、好適には、ベンゾイル基が挙げられ
る。
コキシカルボニルアミノ基」とは、炭素数1乃至4個を
有する直鎖状又は分岐状のアルコキシ基がカルボニル基
と結合し、さらにアミノ基と結合した基を示し、例え
ば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルア
ミノ、プロポキシカルボニルアミノ、又は、ブトキシカ
ルボニルアミノ基が挙げられ、好適には、メトキシカル
ボニルアミノ基が挙げられる。
キルスルホニルアミノ基」とは、炭素数1乃至4個を有
する直鎖状又は分岐状のアルキル基がスルホニル基と結
合し、さらにアミノ基と結合した基を示し、例えば、メ
タンスルフォニルアミノ、エタンスルフォニルアミノ、
プロパンスルフォニルアミノ基が挙げられ、好適には、
メタンスルフォニルアミノ基が挙げられる。
ヘテロ原子を有する複素環」としては、例えば、ピリジ
ル、フリル、チエニル、ピロリル、又は、インドリル基
が挙げられ、好適には、ピリジル基が挙げられる。
常法に従って酸と処理することにより、それぞれ相当す
る薬学上又は獣医学上許容される塩にすることができる
ものも含まれる。本発明には、これらの塩も含まれる。
例えば、化合物(I)を溶媒中(例えばエーテル類、エ
ステル類又はアルコール類であり得、好適にはジエチル
エーテルなどのエーテル類又はメタノールなどのアルコ
ール類)、相当する酸と室温で1分間乃至30分間処理
し、析出した結晶を濾取するか又は減圧下で溶媒を留去
することにより得ることができる。
化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩、硝
酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐酸塩等の鉱酸塩;メタ
ンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩又はp−トル
エンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩;酢酸塩、プロ
ピオン酸塩、酪酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、クエ
ン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩又はマレイン酸塩又は安息香
酸塩等のカルボン酸塩;又はグルタミン酸塩若しくはア
スパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができ
る。
その薬理上許容される塩は、分子内に不斉炭素原子を有
する場合、R配位、S配位である立体異性体が存在する
場合があるが、その各々、あるいはそれらを任意の割合
で含む化合物のいずれも本発明に包含される。そのよう
な立体異性体は、例えば、光学分割された原料化合物を
用いて化合物(I)を合成するか又は合成した化合物
(I)を所望により通常の光学分割又は分離法を用いて
光学分割することができる。
その塩は、大気中に放置したり、又は再結晶することに
より、水分を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる
場合が有り、そのような水を含む一般式(I)含む化合
物またはその薬理上許容される塩も本発明に包含され
る。
て好適な化合物を挙げる。 (A)R1がイソプロピル基又はsec-ブチル基である化
合物、(B)R1がsec-ブチル基である化合物、(C)
R2がメチル、エチル、又は、プロピル基である化合
物、(D)R2がメチル基である化合物、(E)R3がメ
チル、エチル、又は、プロピル基である化合物、(F)
R3がメチル基である化合物、(G)R2、R3がいっし
ょになって、シクロプロピル、シクロブチル、又は、シ
クロペンチル基である化合物、(H)R2、R3がいっし
ょになって、シクロペンチル基である化合物、(I)R
4がアミノ基、式NR5COR7(式中、R5は水素原子又
はC1−C4アルキル基を示し、R7は、置換基を有して
もよいC1−C4アルキル基(該置換基は、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ(C
1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アルキ
ル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4ア
ルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−
C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル基、C
1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカノイル
アミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1−C4
アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキルスル
ホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘテ
ロ原子を有する複素環で置換されていてもよい。)、C
3−C6シクロアルキル基、置換基を有してもよいフェニ
ル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換
アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、C1
−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオキシ基、
C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルスルホニル
基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコキシカル
ボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C6−C10
アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカルボニル
アミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ基、フェ
ニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有する複素環
で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3個のヘテ
ロ原子を有する複素環を示す。)、C1−C4アルキルス
ルホニルアミノ基、C1−C4アルコキシカルボニルアミ
ノ基、又は、結合手としての窒素原子を環原子として1
個含む飽和5員もしくは6員複素環である化合物、
(J)R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、R5は水
素原子又はC1−C4アルキル基を示し、R7は、置換基
を有してもよいC1−C4アルキル基(該置換基は、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モ
ノ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4ア
ルキル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−
C4アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、
C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル
基、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカ
ノイルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1
−C4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキ
ルスルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個
のヘテロ原子を有する複素環で置換されていてもよ
い。)、C3−C6シクロアルキル基、置換基を有しても
よいフェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アル
キル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミ
ノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオ
キシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルス
ルホニル基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコ
キシカルボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C
6−C10アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカ
ルボニルアミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ
基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有す
る複素環で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3
個のヘテロ原子を有する複素環を示す。)、又は、C1
−C4アルキルスルホニルアミノ基である化合物、
(K)R4の置換位置がパラ位(4位)である化合物、
(L)一般式(I)の構造式において、点線が単結合で
ある化合物である化合物が挙げられる。
好適な順位が上がり、R2に関しては、(C)から
(D)の順で好適な順位が上がり、R3に関しては、
(E)から(F)の順で好適な順位が上がり、R2とR3
が一緒になって環を形成する場合は、(G)から(H)
の順で好適な順位が上がり、R4に関しては、(I)か
ら(J)の順で好適な順位が上がる。
しては、(A)−(B)、(C)−(D)、(E)−
(F)、(G)−(H)、(I)−(J)、(K)、及
び、(L)からなる群より5乃至6を選択し、それらを
任意に組み合わせたものを挙げることもでき、その組み
合わせにおける好適なものとしては、例えば、(M)
(A)、(C)、(E)、(I)、(K)、及び、
(L)、(N) (B)、(D)、(F)、(J)、
(K)、及び、(L)、(O) (A)、(G)、
(I)、(K)、及び、(L)、(P) (B)、
(H)、(J)、(K)、及び、(L)を挙げることが
でき、上記に関しては、(M)から(N)の順、及び、
(O)から(P)の順で好適な順位が上がる。
下の表に記載する化合物を例示することが出来るが、本
発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
示す。
5、16、18、19、20、21、22、23、2
4、25、26、28、29、34、35、37、3
8、39、40、41、42、43、45、47、4
8、49、50、61、65、68、69、70、7
1、72、73、74、75、76、78、79、8
4、85、87、88、89、90、91、92、9
3、95、97、98、99、100、115、11
9、126、145、161、165、168、16
9、170、171、172、173、174、17
5、176、178、179、184、185、18
7、188、189、190、191、192、19
3、195、197、198、199、200、21
5、219、226、245、265、269、27
6、又は、295の化合物を挙げることが出来、更に好
適には、例示化合物番号15、19、26、45、6
5、69、76、95、165、169、176、又
は、195の化合物を挙げることが出来、特に好適に
は、例示化合物番号15、19、26、45、165、
169、176、又は、195の化合物を挙げることが
出来る。
化合物は、次に示す方法により製造することができる。
表される化合物(式中、−Y:=O、−OSi(Me)2tBu)
は、公知の22,23-ジヒドロ-アベルメクチン-アグ
リコン、又は、アベルメクチン-アグリコンを二酸化マ
ンガン酸化、又は、シリル化して得られる、何れも公知
の化合物である (J.Org.Chem., 1989, Vol54, 1756-1
757、特開平4-352794号公報参照)。
一般式(V)で表される化合物のうち、下記(VIb)
で表される化合物は以下の様に製造することが出来る。
同意義を意味する。) (VIb)は既知化合物である(VIa)に既知の方法
を組み合わせことにより製造することが出来る。すなわ
ち、カルボン酸部分をエステル化し、次いでニトロ基を
接触還元でアミノ基とし、得られたアミノ体を塩基存在
下、適当な試薬でアシル化またはスルフォニル化する。
得られたアミドを更に水素化ナトリウムの存在下沃化メ
チルのようなアルキル化剤を作用させるとR6にアルキ
ル基を導入した化合物を得ることができる。またアシル
基やアルカンスルフォニル基のアルキル側鎖の適当な位
置にハロゲン等の脱離基を有する化合物に、水素化ナト
リウムを作用させて分子内アルキル化を行なうことで環
化体を得ることができる。最終的にエステル部分を加水
分解等の手段でカルボン酸に変換し(VIb)を製造す
る。工程A 一般式(IV)で表される化合物の製造法であり、一般
式(III)で表される化合物のうち、5位にオキソ基
(Y:=O)を有するアベルメクチン誘導体に、強力な
有機酸であるトリフルオロメタンスルホン酸またはその
トリメチルシリルエーテルの存在下、一般式(V)(但
し、式中、R2及び/又はR3はアルキル基、或いは、R
2とR3が一緒になってシクロアルキル基を示し、R4は
前述したものと同意義を示す。)で表わされるカルボン
酸を作用させることにより行なわれる。
またはそのトリメチルシリルエーテルの量は、原則とし
て触媒量であって、1当量は必要としないが、使用され
るカルボン酸の反応性の違いにより大幅に変わりうる。
加すると、反応を促進し、良好な結果をあたえる場合が
ある。そのような無機化合物としては、トリフルオロメ
タンスルホン酸銅、沃化第一銅、沃化亜鉛、沃化コバル
ト、沃化ニッケルのような金属塩、セライト、シリカゲ
ル、アルミナ等を挙げることができ、好適には、トリフ
ルオロメタンスルホン酸銅、沃化第一銅のような銅塩で
あり、更に好適には、沃化第一銅である。
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はない。好適には、ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、1,2
−ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭
化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシ
ドのようなスルホキシド類及びアセトニトリルのような
ニトリル類などを挙げることができる。反応温度は−1
0℃乃至100℃で行なわれ、好適には、0℃乃至50
℃である。
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常5分間
乃至6時間であり、好適には10分乃至2時間である。
いカルボン酸を使用する場合は、以下の方法でも製造す
ることが出来る。
基の存在下、一般式(V)(但し、式中、R2及びR3は
Hを示す。)で表されるカルボン酸の酸クロリドで直接
アシル化する事もできる。この場合、5位のオキソ基
(Y:=O)としたものの他に、t-ブチルジメチルシリ
ル基(Y:−OSi(Me)2tBu)のような一般的な保護基で
5位水酸基を保護したアベルメクチン誘導体を使用する
ことができる。
量であり、好適な塩基としては、たとえば、トリエチル
アミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、4−ジ
メチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.
3.0〕ノネン−5(DBN)または1,8−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)のよう
な有機塩基が挙げられる。
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はない。好適には、ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、1,2
−ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭
化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシ
ドのようなスルホキシド類及びアセトニトリルのような
ニトリル類などを挙げることができる。
り、好適には、0℃乃至50℃である。
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常5分間
乃至6時間であり、好適には10分乃至2時間である。工程B 工程Bは、一般式(IV)で表される化合物のYをOH
に変換する工程である。
オキソ体(Y:=O)である場合、ナトリウムボロハイ
ドライドのような還元剤と反応させ、5位のカルボニル
基を水酸基に変換する工程である。
リチウムボロハイドライドのようなカルボニル基を水酸
基に還元することが知られている還元剤を広く使用しう
るが、好適にはナトリウムボロハイドライドである。
であれば特に限定なく使用しうるが、メタノール、エタ
ノール、プロパノール等の低級アルコールあるいはテト
ラヒドロフランやジメトキシエタンの様なエーテル類を
挙げることができる。
り、好適には−40℃乃至0℃である。反応時間は、主
に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によ
って異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適
には10分乃至30分である。
ブチルジメチルシリルオキシ基(Y:OSi(Me)2tBu)で
ある場合、t-ブチルヂメチルシリル基の脱離に使用さ
れる公知の方法(例えば、Protecting Group in Organi
c Synthesis, Third Ed., p135John Wieley & Sonc In
c.)を広く使用する事ができるが、好適には溶媒中、酸
で処理する方法であり、例えばメタノール中で塩酸で処
理する方法をあげることができる。反応は通常、0℃乃
至50℃で行なわれるが、好適には0℃乃至25℃であ
る。反応時間は、反応温度、その他の反応条件によって
変わるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には
10分間乃至2時間である。
で表される化合物のうち、一般式(Ic)で表される化
合物を製造する方法である。工程C 工程Cは、一般式(Ia)(式中、R1は前述したのと
同意義を示し、Y’はOH又はOSi(Me)2tBuを示す。)
で表される化合物のニトロ基を還元して、アミノ基を有
する一般式(Ib)で表される化合物を製造する工程で
ある。
使用できる。そのような例のひとつとして貴金属触媒を
使用した接触還元をあげることができる。反応に使用す
る触媒に好適なものとしてパラジウム−炭素、パラジウ
ム−硫酸バリウム、酸化白金等をあげることができる。
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;または酢酸エチルのようなエステル類をあげること
ができる。
好適には10℃乃至30℃である。反応時間は、主に反
応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によって
異なるが、通常10分間乃至5時間であり、好適には1
0分乃至1時間である。
溶媒下の亜鉛末による還元を挙げることができる。
時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒
の種類によって異なるが、30分乃至12時間であり、
好適には30分から1時間である。
媒の存在下にナトリウムボロハイドライドによる還元を
挙げることができる。ニッケル触媒としては塩化ニッケ
ルや臭化ニッケルのようなニッケル塩が使用しうるがよ
り好適にはこれらニッケル塩のトリフェニルホスフィン
錯体である。
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類をあげることができる。
時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒
の種類によって異なるが、通常10分乃至120分であ
り、好適には10分乃至30分である。工程D 工程Dは、一般式(Ib)で表される化合物のアミノ基
に、反応性誘導体を反応させて一般式(Ic)(式中、
R1、R2及びR3は前記したものと同意義を意味し、R8
は、一般式:R7−CO(R7は、前記したものと同意義
を示す。)、C1−C4アルキルスルフォニル基、又は、
C1−C4アルコキシカルボニル基を示す。)で表される
化合物を製造する工程である。
酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミド等)、酸無水物、
混合酸無水物、活性エステル、活性アミドなど、縮合反
応に通常用いられるものがあげられる。
塩基の存在下で行われ、好適な塩基としては、たとえ
ば、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジン、1,5−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)または
1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7
(DBU)のような有機塩基が挙げられる。
て塩基は、通常2乃至8当量使用される。
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、好適には、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、ト
ルエンのような炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水
素類、エチルエーテル、テトラヒドロプランのようなエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミ
ド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類及
びアセトニトリルのようなニトリル類並びにこれらの溶
媒の混合物等であり、更に好適には、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンである。
るが、好適には0乃至60℃である。反応時間は、主に
反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の
種類によって異なるが、通常、15分乃至24時間であ
り、好適には30分乃至6時間である。
と同意義を示す)で表される酸の場合、反応系中で反応
性誘導体にして使用することが出来、その場合は、例え
ばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、よう化
2−クロロ−1−メチルピリジニウム、p−トルエンス
ルホン酸、硫酸等の脱水剤が使用され、好適には、よう
化2−クロロ−1−メチルピリジニウムが使用される。
その使用量は、R7−COOHで表される酸に対して、
通常1乃至5当量、好適には1乃至2当量である。
ては、上記酸ハライドを用いるときと同様である。
されている場合は、前述した方法により、その保護基を
除去する。
及び(Ic)で示される化合物は、周知の方法で反応混
合物より単離し、必要に応じカラムクロマトグラフィー
等の公知の手段によって精製する。
原料である天然物のアベルメクチン類およびその類縁化
合物は醗酵生産物であって、単一化合物もしくはそれら
の混合物のいずれでもありえる。従って、一般式(I)
で表されるの化合物も単一化合物もしくは混合物として
製造されうる。
13−置換ミルベマイシン誘導体は殺虫又は駆虫活性を
有し、動物寄生する昆虫及び寄生虫によって引き起こさ
れる種々の病害に対してすぐれた防除効果を示す。
生するノミ類に対して優れた殺虫効果を示し、これらの
駆除薬として極めて有効である。ノミ類としては、例え
ば、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Cten
ocephalides canis) 等を挙げることができる。
明の新規化合物を種々の有害な動物寄生虫(内部および
外部寄生虫)、例えば、昆虫類およびぜん虫に対して使
用して有効である。このような動物寄生虫の例として
は、以下の如き害虫を例示することができる。
philus spp.)、サシバエ(Stomoxysspp.) 、ハジラミ(Tr
ichodectes spp.) 、サシガメ(Rhodnius spp.)等を挙げ
ることができる。 また、動物に寄生するマダニ科(Ix
odidae)、ワクモ科(Dermanyssid-ae)およびヒゼンダ
ニ科(Sarcoptidae) 等に対してすぐれた殺ダニ活性を
有している。
駆虫剤として優れた殺寄生虫活性を有しており、特に
豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫および鶏のような家畜、
家禽およびペットに感染する次の線虫に有効である。ヘ
モンクス属(Haemonchus)、トリコストロンギルス属(Tri
chostrongylus)、オステルターギヤ属(Ostertagia)、ネ
マトディルス属(Nematodirus) 、クーペリア属(Cooperi
a)、アスカリス属(Ascaris) 、ブノストムーム属(Bunos
tomum)、エスファゴストムーム属(Oesophagostomum) 、
チャベルチア属(Chabertia) 、トリキュリス属(Trichur
is) 、ストロンギルス属(Storongylus) 、トリコネマ属
(Trichonema)、デイクチオカウルス属(Dictyocaulus)、
キャピラリア属(Capillaria)、ヘテラキス属(Heteraki
s) 、トキソカラ属(Toxocara)、アスカリディア属(Asca
ridia) 、オキシウリス属(Oxyuris)、アンキロストーマ
属(Ancylostoma) 、ウンシナリア属(Uncinaria) 、トキ
サスカリス属(Toxascaris)及びパラスカリス属(Parasca
ris)。
ファゴストムーム属のある種のものは腸管を攻撃し、一
方ヘモンクス属及びオステルターギア属のものは胃に寄
生し、ティクチオカウルス属の寄生虫は肺に見出される
が、これらにも活性を示す。また、フィラリア科(Filar
iidae)やセタリヤ科(Setariidae)の寄生虫は心臓及び血
管、皮下及びリンパ管組織のような他の組織及び器官に
見出され、これらにも活性を示す。
用であり、人間の消化管に寄生する最も普通の寄生虫
は、アンキロストーマ属(Ancylostoma) 、ネカトール属
(Necator) 、アスカリス属(Asdaris) 、ストロンギィロ
イデス属(Strongyloides) 、トリヒネラ属(Trichinell
a) 、キャピラリア属(Capillaria)、トリキュリス属(Tr
ichuris) およぴエンテロビウス属(Enterobius)であ
る。
官に見出される他の医学的に重要な寄生虫であるフィラ
リア科のブツヘレリア属(Wuchereria)、ブルージア属(B
rugia)、オンコセルカ属(Onchoceca) 及びロア糸状虫属
(Loa) 並びに蛇状線虫科(Dracunculidae) のドラクンク
ルス属(Deacunculus) の寄生虫、腸管内寄生虫の特別な
腸管外寄生状態におけるストロンギロイテス属及びトリ
ヒネラ属にも活性を示す。
メクチン誘導体又はその薬理上許容される塩を、動物又
は人に於ける駆虫剤として使用する場合、例えば、液体
飲料、乾燥した固体の単位使用形態として、又は飼料に
分散させ、経口的に投与するか、或いは、液体担体賦形
剤に溶解若しくは分散させ注射するか、又は、薬剤を溶
剤に溶解させ局所に投与する等、非経口的に投与するこ
とができる。
剤及び湿潤剤又はその他の賦形剤と共に、適当な非毒性
の溶剤又は水からなる溶液、懸濁液又は分散液を挙げる
ことができ、所望により消泡剤を含有することができ
る。飲料の処方としては、活性化合物を約0.01乃至
0.5重量%(好適には0.01乃至0.1重量%)含
有する飲料を挙げることができる。
る場合は、通常、所望量の活性化合物を含有するカプセ
ル、丸薬又は錠剤を使用することができる。これらの使
用形態は、活性成分を、適当な細かく粉砕された希釈
剤、充填剤、崩壊剤及び/又は結合剤(例えば、デンプ
ン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム又は植物
性ゴム等)と、均質に混和することによって製造され
る。このような単位使用処方は、治療される宿主動物の
種類、感染の程度、寄生虫の種類及び宿主の体重によっ
て、駆虫剤の重量及び含量について、適宜変えることが
できる。
の化合物を飼料に均質に分散させるか、トップドレッシ
ングとして使用するか、又はペレットの形態として使用
することができる。通常、最終飼料中に本発明の化合物
を0.0001乃至0.02%を含有する場合、望まし
い抗寄生虫効果が得られる。
は、前胃内、筋肉内、気管内又は皮下に、注射によって
非経口的に動物に投与することができる。非経口投与の
ために、本発明の化合物は、例えば、落花生油又は棉実
油のような植物油と混合することができる。通常、注射
剤中に、本発明の化合物を0.05乃至50重量%含有
する場合、望ましい抗寄生虫効果が得られる。
する場合、使用される溶剤としては、経皮吸収性を高め
ることが知られている、例えば、エタノール、イソプロ
パノール、オレイルアルコール又はベンジルアルコール
のようなアルコール類;ラウリル酸又はオレイン酸のよ
うなカルボン酸類;ミリスチン酸イソプロピル又はプロ
ピレンカーボネートのようなエステル類;ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類;N−メチルピロリド
ン等のアミド類;或いは、上記溶剤の混合溶剤を挙げる
ことができる。
式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の
最適使用量は、治療される動物の種類、寄生虫感染の型
及び程度により異なるが、通常、経口投与の場合、動物
体重1kg当り約0.01乃至100mg(好適には、
0.5乃至50.0mg)を、1日当たり1乃至6回
を、1乃至5日間にわたり、症状に応じて投与すること
が望ましい。
に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるもの
ではない。実施例1 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シク
ロペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1a-アグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R 3:シ
クロペンチル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例
示化合物番号26) (工程1)4−ニトロフェニルシクロペンタンカルボン
酸(2.25g)をジクロルメタン(30ml)に溶解
し、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエ
ステル(50μl)を加え、5‐オキソ‐22,23- ジヒド
ロ-アベルメクチンB1aアグリコン(1.40g)のジク
ロルメタン(8ml)溶液を滴下し、40℃で20分間
攪拌した。反応液に酢酸エチルと4%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液の等量混合物(10ml)を加えて攪拌した
後、ジクロルメタンで抽出、10%炭酸水素ナトリウム
水溶液、水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下に蒸発乾固した。残留物をメタノール(30ml)に
溶解し、−40℃にしたのち水素化ホウ素ナトリウム
(99.5mg)およびボロントリフルオライド・エー
テル付加物(触媒量)を加えて‐40℃で1時間攪拌し
た。反応液に酢酸エチル(50ml)を加えて希釈し、
4%炭酸水素ナトリウム溶液、水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(ODS、90%〜100%アセ
トニトリルでグラジュエント溶出)で分離生成すること
により、目的化合物を含む混合物(0.72g)が得ら
れた。
に溶解し、t‐ブチルジメチルシリルクロライド(40
6.9mg)、イミダゾール(367.6mg)を加え
て室温で4時間攪拌した。反応液にジクロルメタン(1
0ml)を加えて希釈し、水洗後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン=
1:9で溶出)で分離生成することにより、5−O−t−
ブチルジメチルシリル‐13-O-[1-(4-ニトロ)シクロ
ペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチ
ンB1aアグリコン(0.53g、5‐オキソ‐22,23- ジ
ヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコンから収率24.3
%)が得られた。 (工程2)(工程1)で得られた、5−O−t−ブチルジ
メチルシリル‐13-O-[1-(4-ニトロ)シクロペンタン
カルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aア
グリコンをメタノール(3ml)に溶解し、ビス(トリ
フェニルホスフィン)ニッケル(II)クロライド(7
5.9mg)を加えて氷冷、水素化ホウ素ナトリウム
(87.8mg)をゆっくり加えて4℃で20分間攪拌
した。反応液を酢酸エチル/水/酢酸(10ml/0.
5ml/10ml)中に注ぎ、酢酸エチルで抽出、4%
水素化ホウ素ナトリウム溶液、水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキ
サン=1:9で溶出)で分離生成することにより、5−O
−t−ブチルジメチルシリル‐13-O-[1-(4-アミノ)
シクロペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベル
メクチンB1aアグリコン(0.50g、収率97.1
%)が得られた。 (工程3)(工程2)で得られた、5−O−t−ブチルジ
メチルシリル‐13-O-[1-(4-アミノ)シクロペンタン
カルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aア
グリコン(88.8mg)をジクロルメタン(2ml)
に溶解し、4℃でピリジン(8.9μl)、メトキシア
セチルクロライド(10.0μl)を加えて1時間攪拌
した。反応液にジクロルメタン(10ml)を加えて希
釈し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に
蒸発乾固した。残留物をメタノール(2ml)に溶解
し、1M−塩酸水溶液(0.3ml)を加えて室温で4
時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(10ml)を加え
て希釈し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン=2:8で溶出)
で分離精製することにより、目的化合物である13-O-[1
-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シクロペンタ
ンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1a
アグリコン(70.8mg、収率83.7%)を非晶質
固体として得た。
m):8.27(1H, s), 7.52(2H, d, J=8.6Hz), 7.40(2H,
d, J=8.6Hz), 5.85(1H, dt, J=11.2&2.1Hz), 5.67(1H,
dd,J=15.0&11.2Hz) 5.45(1H, s), 5.37(1H, dd, J=1.0
&10.0Hz) 5.26(1H, m), 4.97(1H, s) 4.76(1H,m) 4.67
and 4.63(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.30(1H, t, J=6.9H
z),4.26(1H, s), 4.04(2H, d, J=6.8Hz), 3.96(1H, d,
J=6.3Hz), 3.58(1H, m),3.50(3H, s) 3.25(1H, m), 3.2
0(1H, m), 2.30(1H, d, J=8.5Hz) 1.88(3H, s), 1.29(1
H, t, J=11.7Hz), 1.01(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d,
J=6.7Hz) 0.81(3H,d, J=5.4Hz), 0.64(3H, d, J=6.8H
z).質量スペクトル m/e: =845(M=C49H67NO11)実施例2 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)シクロペンタ
ンカルボニル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1aア
グリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロペンチ
ル、R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号19) 実施例1の(工程3)でメトキシアセチルクロライドの
代わりに、アセチルクロライドを使用する事により、表
記化合物を非晶質固体として得た(収率 83.2%)。
m):7.44(2H, d, J=8.6Hz), 7.38(2H, d, J=8.6Hz),
7.24(1H,s) 5.82(1H, m),5.67(1H,dd, J=14.9&11.2Hz),
5.45(1H, s), 5.36(1H, dd, J=14.9&10.0Hz), 5.29(1
H,m), 4.98(1H, s),4.80(1H, m),4.67 and 4.63(2H, AB
-q, J=14.2Hz), 4.30(1H, m), 4.22(1H, s), 3.96(1H,
d, J=6.0Hz), 3.60(1H, m), 3.26(1H, m), 3.20(1H,
m),2.32(1H, d, J=8.2Hz) 2.17(3H, s) 1.89(3H, s),
1.31(1H, t, J=11.7Hz), 1.01(3H, t, J=7.3Hz), 0.88
(3H, d,J=6.7Hz) 0.81(3H, d, J=5.1Hz), 0.62(3H, d,
J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =815(M=C48H65NO10)実施例3 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)シ
クロペンタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメ
クチンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シ
クロペンチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、
例示化合物番号45) 実施例1の(工程3)でメトキシアセチルクロライドの
代わりに、メタンスルフォニルクロライドを使用する事
により、表記化合物を非晶質固体として得た(収率 10
0.0%) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz)δ(ppm):7.42(2H,
d, J=8.6Hz), 7.19(2H,d, 8.6Hz), 6.51(1H, s), 5.79
(1H, dt, J=11.4&2.2Hz), 5.68(1H, dd, J=14.7&11.4H
z), 5.45(1H, s), 5.40 〜5.30(2H, m), 4.99(1H, s),
4.89(1H,m) 4.67and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.30
(1H,m), 4.01(1H, s), 3.96(1H, d, J=6.1Hz), 3.62(1
H, m),3.28(1H, m), 3.21(1H, m), 2.97(3H, s), 2.34
(1H, d,J=8.1Hz), 1.88(3H, s), 1.33(1H,t, J=11.7H
z), 1.00(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.7Hz), 0.
56(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =851( M=C47H65NO11S)実施例4 13-O-[1-(4-アミノフェニル)シクロペンタンカルボ
ニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコ
ン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロペンチル、
R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例示化合物番号
15) 実施例1の(工程2)で得られた5−O−t−ブチルジメ
チルシリル‐13-O -[1-(4-アミノ)シクロペンタンカ
ルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグ
リコン(250 mg)をメタノール(5 ml)に溶解し、
1M−塩酸水溶液(1.0 ml)を加えて室温で5時間攪
拌した。反応液に酢酸エチル(30ml)を加えて希釈
し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸
発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル、酢酸エチル:ヘキサン=1:1で溶出)で分離
精製することにより、206.5 mgの目的化合物を非晶質固
体として得た(収率95.3%)。
m):7.20(2H, d, J=8.6Hz), 6.65(2H,d, 8.6Hz), 5.79
(1H, dt, J=11.4&2.2Hz), 5.67(1H, dd, J=14.9&11.4H
z), 5.45(1H, s), 5.41 〜5.32(2H, m), 4.98(1H, s),
4,85(1H,m), 4.67 and 4.63(2H,AB-q, J=14.4Hz), 4.30
(1H, m), 3.97(1H, d, J=6.1Hz), 3.60(1H, m),3.28(1
H, m), 3.21(1H, m), 1.88(3H, s), 1.33(1H, t, J=11.
7Hz), 1.01(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.6Hz),
0.81(3H, d, J=5.5Hz), 0.62(3H, d, J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =773(M=C46H63NO9) 以下、実施例1から実施例4と同様の方法により、実施
例5から実施例20の化合物を得た。実施例5 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シク
ロブタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチ
ンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロ
ブチル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合
物番号76) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 84.2%:アミノ体よ
り)。
m):8.30(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.4Hz), 7.30(2H,
d, J=8.4Hz), 5.85(1H, dt, J=11.3&2.2Hz), 5.66(1H,
dd, J=15.0&11.3Hz), 5.45(1H, s), 5.32(1H, dd, J=1
5.0&10.0Hz), 5.21(1H, m), 5.00(1H, s), 4.75(1H,
m), 4.66 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.41(1H,
s), 4.30(1H, m), 3.96(1H, d, J=6.1Hz), 3.57(1H,
m),3.51(3H, s) 3.24(1H, m), 3.23(1H, m), 2.30(1H,
d, J=8.5Hz), 1.88(3H, s), 1.00(3H, t, J=7.3Hz), 0.
88(3H, d, J=6.6Hz), 0.81(3H, d, J=5.3Hz), 0.72(3H,
d, J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =831(M=C48H65NO11)実施例6 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)シクロブタン
カルボニル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグ
リコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロブチル、
R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号69) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 86.5%:アミノ体よ
り)。
m):7.45(2H, d, J=8.5Hz), 7.28(2H, d, J=8.5Hz),
5.82(1H,m), 5.67(1H, dd, J=14.9&11.2Hz), 5.46(1H,
s), 5.30(1H, dd, J=14.9&9.9Hz), 5.25(1H, m), 5.00
(1H, s), 4.77(1H, m), 4.66 and 4.63(2H, AB-q, J=1
4.3Hz), 4.34(1H, s),4.30(1H, m) 3.96(1H, d, J=6.0H
z), 3.57(1H, m), 3.27(1H, m), 3.23(1H, m),2.32(1H,
d, J=10.3Hz), 1.89(3H,s), 1.30(1H, t, J=11.7Hz),
1.00(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.7Hz), 0.81(3
H, d, J=7.3Hz), 0.69(3H, d, J=6.9Hz). 質量スペクトル m/e: =801(M=C47H63NO10)実施例7 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)シ
クロブタンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シク
ロブチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例示
化合物番号95) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 92.2%:アミノ体よ
り)。
m):7.32(2H, d, J=8.5Hz), 7.23(2H,d, J=8.5Hz), 6.
63(1H, s), 5.75(1H, dt, J=11.3&2.1Hz), 5.68(1H, d
d, J=14.4&11.3Hz), 5.45(1H, s), 5.35(1H. m), 5.27
(1H, dd, 14.4&10.1Hz), 5.03(1H. s), 4.94〜4.90(1H,
m), 4.67 and 4.62(2H, AB-q, J=14.4Hz), 4.30(1H,
m),4.04(1H, s), 3.95(1H, d, J=6.1Hz), 3.66〜3.60(1
H, m),3.28(1H, m), 3.22(1H, m), 2.99(3H, s), 1.88
(3H, s), 1.34(1H,t, J=11.7Hz) 0.93(3H, t, J=7.4H
z), 0.88(3H, d, J=6.6Hz), 0.81(3H, d, J=5.1Hz), 0.
64(3H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =837(M=C46H63NO11S)実施例8 13-O-[1-(4-アミノフェニル)シクロブタンカルボニ
ル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン
(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロブチル、R 4:4
−アミノ、例示化合物番号65) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロブタンカルボン酸を用いることにより表記化合物
を非晶質固体として得た(収率 93.4%:シリルエーテル
体より)。
m):7.12(2H, d, J=8.5Hz), 6.69(2H,d, 8.5Hz), 5.77
〜5.74(1H, m), 5.66(1H, dd, J=14.7&11.3Hz), 5.45(1
H, s),5.37(1H, m), 5.27(1H, dd, J=14.7&10.1Hz), 5.
01(1H, s), 4.90(1H, m), 4.67 and 4.63(2H, AB-q, J=
14.3Hz), 4.30(1H, m), 3.97(1H, d, J=6.4Hz), 3.67〜
3.60(1H, m),3.27(1H, m), 3.21(1H, m), 1.89(3H, s),
1.34(1H, t, J=11.7Hz), 0.93(3H, t, J=7.3Hz), 0.88
(3H, d, J=7.3Hz), 0.81(3H, d, J=5.3Hz), 0.68(3H,
d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =759(M=C45H61NO9)実施例9 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)シク
ロプロパンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シク
ロプロピル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示
化合物番号126) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 63.8%:アミノ体よ
り)。
m):8.47(1H, s), 7.52(2H, d, J=8.6Hz), 7.36(2H,
d, J=8.6Hz), 5.69〜5.58(2H, m), 5.47(1H, s), 5.19
(1H, m), 4.98(1H, m), 4.91(1H, dd, J=14.2&10.0Hz),
4.67(1H, s), 4.63 and 4.60(2H, AB-q, J=14.5Hz),
4.30(1H, m), 4.15&4.04(2H, ABq, J=15.3Hz), 3.94(1
H,d, J=6.0Hz), 3.63(1H, m),3.50(3H, s) 3.23(2H,
m), 1.88(3H, s), 1.04(3H,t, J=7.2Hz), 0.94(3H, d,
J=6.9Hz), 0.90(3H, d, J=6.3Hz), 0.82(3H, d, J=5.5H
z). 質量スペクトル m/e: =817(M=C47H63NO11)実施例10 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)シクロプロパ
ンカルボニル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1aア
グリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロプロピ
ル、R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号11
9) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 88.4%:アミノ体よ
り)。
m):7.51(1H, s), 7.43(2H, d, J=8.4Hz), 7.34(2H,
d, J=8.4Hz), 5.67〜5.59(2H, m), 5.47(1H, s), 5.22
(1H, m),4.98(1H, s), 4.94〜4.88(1H, m), 4.78〜4.76
(1H, m), 4.64 and 4.60(2H, AB-q, J=14.1Hz), 4.42(1
H, s), 4.31(1H, m), 3.93(1H, d, J=6.0Hz), 3.67〜3.
61(1H, m), 3.24(2H, m),2.19(3H, s) 1.89(3H, s), 1.
04(3H, t, J=7.3Hz), 0.93(3H, d, J=6.9Hz), 0.91(3H,
d, J=6.6Hz), 0.82(3H, d, J=5.4Hz). 質量スペクトル m/e: =787(M=C46H61NO10)実施例11 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)シ
クロプロパンカルボニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメ
クチンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シ
クロプロピル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、
例示化合物番号145) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 96.7%:アミノ体よ
り)。
m):7.37(2H, d, J=8.3Hz), 7.28(2H,d, 8.3Hz), 7.11
(1H, s), 5.62(1H, dd,J=14.9&11.2Hz), 5.53〜5.48(2
H, m),5.35(1H, m), 4.95(1H, s), 4.85〜4.82(1H,
m), 4.78(1H, dd, J=14.9&9.9Hz), 4.64 and 4.59(2H,
AB-q, J=14.4Hz), 4.25(1H,m), 4.15(1H, s), 3.90(1H,
d, J=6.3Hz), 3.69(1H, m), 3.27(2H, m), 3.06(3H,
s), 1.87(3H, s), 1.02(3H,t, J=7.2Hz) 0.92(3H, d, J
=7.0Hz), 0.90(3H, d, J=6.5Hz), 0.82(3H, d, J=5.3H
z). 質量スペクトル m/e: =823(M=C45H61NO11S)実施例12 13-O-[1-(4-アミノフェニル)シクロプロパンカルボ
ニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコ
ン(R1:sec-ブチル、R2,R3:シクロプロピル、
R4:4−アミノ、例示化合物番号115) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに4−ニトロフェニル
シクロプロパンカルボン酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 94.7%:シリルエーテ
ル体より)。
m):7.16(2H, d, J=8.2Hz), 6.73(2H,d, 8.2Hz), 5.59
(1H, dd, J=14.5&11.1Hz), 5.52(1H, dt, J=11.1&2.1H
z), 5.47(1H, s), 5.42(1H, m), 4.89(1H, s), 4.86〜
4.84(1H, m), 4.77(1H, dd, J=14.5&9.9Hz ), 4.64 and
4.60(2H, AB-q, J=14.2Hz), 4.30(1H, m), 3.95(1H,
d,J=6.4Hz), 3.74(1H, m),3.26(2H, m), 1.89(3H, s),
1.35(1H, t, J=11.8Hz), 1.02(3H, t, J=7.1Hz), 0.92
(3H, d, J=6.8Hz), 0.91(3H, d, J=6.3Hz). 0.82(3H,
d, J=5.4Hz), 0.69(3H, q, J=11.8Hz). 質量スペクトル m/e: =745(M=C44H59NO9)実施例13 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)-1-メ
チルプロピオニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチン
B1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2:メチル、R3:
メチル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合
物番号176) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 97.7%:アミ
ノ体より)。
m):8.27(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.6Hz), 7.39(2H,
d, J=8.6Hz), 5.80(1H, dt, J=11.2&2.1Hz), 5.68(1H,
dd, J=14.8&11.2Hz), 5.44(1H, s), 5.35(1H, dd,J=1
4.8&10.0Hz), 5.30〜5.22(1H, m), 5.04(1H, m) , 4.80
(1H, m), 4.66 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1
H,m), 4.19(1H, s), 4.03(2H, d, J=4.4Hz), 3.95(1H,
d, J=6.3Hz), 3.56(1H, m),3.50(3H, s) 3.25(1H, m),
3.19(1H, m), 2.31(1H, d, J=8.2Hz), 1.88(3H, s), 1.
68(3H, s), 1.63(3H, s), 1.29(1H, t, J=11.7Hz), 0.9
9(3H, t, J=7.3Hz), 0.87(3H, d, J=6.8Hz), 0.80(3H,
d, J=5.3Hz), 0.76(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =819(M=C47H65NO11)実施例14 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)-1-メチルプ
ロピオニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aア
グリコン(R1:sec-ブチル、R2:メチル、R3:メチ
ル、R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号16
9) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 80.9%:アミ
ノ体より)。
m):7.46(2H, d, J=8.7Hz), 7.37(2H, d, J=8.7Hz),
7.23(1H,s) 5.80〜5.77(1H, m), 5.68(1H, dd, J=14.7&
11.3Hz), 5.44(1H, s), 5.33(1H, dd, J=14.7&10.1Hz),
5.31 〜5.24(1H, m), 5.04(1H,s), 4.82(1H, m), 4.67
and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H, m), 4.14(1
H, s), 3.95(1H, d, J=6.0Hz), 3.57(1H, m), 3.25(1H,
m), 3.18(1H, m),2.52(1H, m), 2.32(1H, d, J=8.5H
z), 2.17(3H, s) 1.88(3H, s), 1.68(3H, s), 1.62(3H,
s), 1.31(1H, t, J=11.7Hz), 0.98(3H, t, J=7.4Hz),
0.87(3H, d, J=6.8Hz), 0.81(3H, d, J=5.4Hz), 0.74(3
H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =789(M=C46H63NO10)実施例15 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)-1
-メチルプロピオニル]−22,23- ジヒドロ-アベルメク
チンB1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2:メチル、
R3:メチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例
示化合物番号195) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 68.9%:アミ
ノ体より)。
m):7.41(2H, d, J=8.6Hz), 7.21(2H,d, J=8.6Hz), 6.
55(1H, s), 5.75(1H, dt, J=11.2&2.0Hz), 5.69(1H, d
d, J=14.1&11.3Hz), 5.44(1H, s),5.37〜5.28(2H, m),
5.04(1H, s), 4.86(1H, m), 4.67 and 4.62(2H, AB-q,
J=14.3Hz), 4.29(1H,m), 3.99(1H, s), 3.95(1H, d, J=
6.3Hz), 3.59(1H, m),3.27(1H, m), 3.20(1H, m), 2.99
(3H, s), 2.53(1H, m), 2.34(1H, d, J=8.2Hz), 1.88(3
H, s), 1.70(3H, s), 1.63(3H, s), 1.33(1H,t, J=11.7
Hz) 0.97(3H, t, J=7.4Hz), 0.87(3H, d, J=6.7Hz), 0.
81(3H, d, J=5.2Hz), 0.71(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =825(M=C45H63NO11S)実施例16 13-O-[1-(4-アミノフェニル)-1-メチルプロピオニ
ル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン
(R1:sec-ブチル、R2:メチル、R3:メチル、R4:
4−アミノ、例示化合物番号165) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−メチルプロピオン酸を用いることにより
表記化合物を非晶質固体として得た(収率 72.7%:シリ
ルエーテル体より)。
m):7.20(2H, d, J=8.7Hz), 6.67(2H,d, 8.7Hz), 5.75
(1H, dt, J=11.5&2.2Hz), 5.67(1H, dd, J=14.5&11.5H
z), 5.44(1H, s), 5.39〜5.28(2H, m), 5.02(1H, s),
4.83(1H, m), 4.67 and 4.63(2H, AB-q, J=14.2Hz), 4.
30(1H, broad s), 3.96(1H, d, J=6.4Hz), 3.60(1H,
m),3.27(1H, m), 3.21(1H, m), 2.51(1H, m), 1.88(3H,
s), 1.64(3H, s), 1.60(3H, s), 1.32(1H, t, J=11.7H
z), 0.99(3H, t, J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.6Hz),0.8
1(3H, d, J=5.5Hz), 0.74(3H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =747(M=C44H61NO9)実施例17 13-O-[1-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)-1-エ
チルブチリル]−22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB1aア
グリコン(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:エチ
ル、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合物番
号226) 実施例1の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 94.7%:アミノ体よ
り)。
m):8.25(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.7Hz), 7.34(2H,
d, J=8.7Hz), 5.81〜5.78(1H, m), 5.67(1H, dd, J=1
4.8&11.4Hz), 5.43(1H, s), 5.36(1H, dd, J=14.8&10.0
Hz), 5.32 〜5.25(1H, m), 5.07(1H, s), 4.83(1H, m),
4.66 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H, m),
4.11(1H, s), 4.02(2H, s), 3.95(1H, d, J=6.1Hz), 3.
57(1H, m),3.50(3H, s) 3.25(1H, m), 3.17(1H, m), 2.
31(1H, d, J=8.3Hz), 1.88(3H, s), 1.30(1H, t, J=11.
7Hz), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.87(3H, d, J=6.7Hz). 質量スペクトル m/e: =848(M+H, M=C49H69NO11)実施例18 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)-1-エチルブ
チリル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリ
コン(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:エチル、
R4:4−アセチルアミノ、例示化合物番号219) 実施例2の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 99.3%:アミノ体よ
り)。
m):7.46(2H, d, J=8.6Hz), 7.32(2H, d, J=8.6Hz),
7.20(1H,s) 5.80〜5.77(1H, m), 5.67(1H, dd, J=14.8&
11.2Hz),5.44(1H, s), 5.34(1H, dd, J=14.8&9.9Hz),
5.35 〜5.27(1H, m), 5.07(1H, s), 4.84(1H, m ), 4.6
7 and 4.62(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H, m), 4.10
(1H, s), 3.95(1H, d, J=6.3Hz), 3.59(1H, m), 3.26(1
H, m), 3.18(1H, m),2.50(1H, m), 2.32(1H, d, J=8.5H
z), 2.17(3H, s) 1.88(3H, s), 1.31(1H, t, J=11.7H
z), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.87(3H, d, J=6.7Hz), 0.
72(3H, t, J=7.6Hz), 0.69(3H, d, J=7.1Hz). 質量スペクトル m/e: =817(M=C48H67NO10)実施例19 13-O-[1-(4-メタンスルフォニルアミノフェニル)-1
-エチルブチリル]−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB
1aアグリコン(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:
エチル、R4:4−メタンスルフォニルアミノ、例示化
合物番号245) 実施例3の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物非晶質固体として得た(収率 87.6%:アミノ体よ
り)。
m):7.36(2H, d, J=8.7Hz), 7.19(2H,d, J=8.7Hz), 6.
47(1H, s), 5.77(1H, dt, J=11.2&2.1Hz), 5.68(1H, d
d, J=14.6&11.2Hz), 5.44(1H, s), 5.34(1H, dd, J=14.
6&10.0Hz), 5.07(1H, s), 4.88(1H, m), 4.67 and 4.62
(2H, AB-q, J=14.3Hz), 4.29(1H,m), 3.99(1H, s), 3.9
5(1H, d, J=6.1Hz), 3.59(1H, m),3.27(1H, m), 3.23(1
H, m), 2.97(3H, s), 2.51(1H, m), 2.33(1H, d, J=8.2
Hz), 1.88(3H, s), 1.33(1H,t, J=11.8Hz), 0.99(3H,
t, J=7.4Hz), 0.82(3H, d, J=6.0Hz), 0.72(3H, t, J=
7.4Hz) 0.66(3H, d,J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =853(M=C47H67NO11S)実施例20 13-O-[1-(4-アミノフェニル)-1-エチルブチリル]
−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン
(R1:sec-ブチル、R2:エチル、R3:エチル、R4:
4−アミノ、例示化合物番号215) 実施例4の(工程1)において、4−ニトロフェニルシ
クロペンタンカルボン酸の代わりに1−(4−ニトロフ
ェニル)―1−エチル酪酸を用いることにより表記化合
物を非晶質固体として得た(収率 72.7%:シリルエーテ
ル体より)。
m):7.14(2H, d, J=8.6Hz), 6.65(2H,d, 8.6Hz), 5.79
〜5.76(1H, m), 5.66(1H, dd, J=14.8&11.2Hz), 5.43(1
H, s),5.37(1H, dd, J=14.8&10.0Hz), 5.06(1H, s), 4.
81(1H, m), 4.67 and 4.63(2H, AB-q, J=14.2Hz), 4.29
(1H, m), 3.96(1H, d, J=6.2Hz), 3.61(3H, m),3.26(1
H, m), 3.20(1H, m),2.50(1H, m), 2.33(1H, d, J=8.3H
z), 1.88(3H, s), 1.32(1H, t, J=11.7H), 1.01(3H, t,
J=7.3Hz), 0.88(3H, d, J=6.6Hz), 0.74(3H, t,J=7.5H
z) 0.71(3H, d, J=7.0Hz). 質量スペクトル m/e: =775(M=C46H65NO9)実施例21 13-O-(4-メトキシアセチルアミノフェニル)アセチル
−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコンの製
造(R1:sec-ブチル、R2:水素原子、R3:水素原
子、R4:4−メトキシアセチルアミノ、例示化合物番
号276) (工程1)4−ニトロフェニル酢酸(1.45g)をチ
オニルクロライド(16ml)に溶解し、室温で1時間
攪拌したのち、反応液を減圧下に蒸発乾固した。残留物
をジクロルメタン(5ml)に溶解し、5‐ O‐t‐ブ
チルジメチルシリル‐22,23-ジヒドロ-アベルメクチンB
1aアグリコン(1.40g)とピリジン(808.8μ
l)のジクロルメタン(10ml)溶液を加えて室温で
1時間30分攪拌した。反応液に酢酸エチル(30m
l)を加えて希釈し、4%水素化ホウ素ナトリウム溶液
と水で洗った後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下
に蒸発乾固した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、酢酸エチル:ヘキサン=2:8で溶出)
で分離精製することにより、目的物を含む混合物(1.
39g)を得た。この混合物をメタノール(10ml)
に溶解し、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(II)クロライド(210.0mg)を加え、4℃で水
素化ホウ素ナトリウム(243.2mg)をゆっくり加
えて40分間攪拌した。反応液を酢酸エチル/水/酢酸
(20ml/1ml/20ml)中に注ぎ、酢酸エチル
で抽出、4%水素化ホウ素ナトリウム溶液、水で洗い、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸
エチル:ヘキサン=1:9で溶出)で分離精製すること
により、5‐ O‐t‐ブチルジメチルシリル‐13-O-(4-
アミノフェニル)アセチル−22,23- ジヒドロ-アベルメ
クチンB1aアグリコン517.5mgを得た(収率38.5
%)。 (工程2)(工程1)で得られた、5‐ O‐t‐ブチル
ジメチルシリル‐13-O-(4-アミノフェニル)アセチル
−22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン(1
60.0mg)をジクロルメタンに溶解し、4℃でピリ
ジン(16.9μl)、メトキシアセチルクロライド
(19.1μl)を加えて1時間30分攪拌した。反応
液に酢酸エチル(10ml)を加えて希釈し、水洗後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固した。
残留物をメタノール(2ml)に溶解し、1M−塩酸水
溶液(0.3ml)を加えて室温で3時間攪拌した。反
応液に酢酸エチル(10ml)を加えて希釈し、水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、
酢酸エチル:ヘキサン=1:1で溶出)で分離精製する
ことにより、目的化合物138.4mgを非晶質固体と
して得た(収率92.0%)。
m):8.30(1H, s), 7.55(2H, d, J=8.5Hz), 7.29(2H,
d, J=8.5Hz), 5.84(1H, dt, J=11.3&2.2Hz), 5.72(1H,
dd,J=14.8&11.3Hz) 5.48(1H, m), 5.44(1H, s) 5.28(1
H, m), 5.10(1H, s) 4.87(1H,m)4.68 and 4.64(2H, AB-
q, J=14.3Hz), 4.32(1H, s), 4.30(1H, m), 4.04(2H,
d, J=5.5Hz), 3.97(1H, d, J=6.2Hz), 3.70(2H, s), 3.
61(1H, m),3.51(3H, s) 3.25(1H, m), 3.20(1H, m), 2.
32(1H, d, J=8.3Hz) 1.88(3H, s), 1.31(1H, t, J=11.7
Hz), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.91(3H, d, J=6.9Hz) 0.
88(3H, d, J=6.6 Hz), 0.80(3H, d, J=5.3Hz). 質量スペクトル m/e: =791(M=C45H61NO11)実施例22 13-O-[1-(4-アセチルアミノフェニル)アセチル]−
22,23- ジヒドロ-アベルメクチンB1aアグリコン(R1:
sec-ブチル、R2:水素原子、R3:水素原子、R 4:4
−アセチルアミノ、例示化合物番号269) 実施例21の(工程2)でメトキシアセチルクロライド
の代わりにアセチルクロライドを使用することにより、
目的化合物を非晶質固体として得た(収率 81.5%:アミ
ノ体より)。
m):7.43(2H, d, J=8.3Hz), 7.27(2H, d, J=8.3Hz),
7.24(1H,s) 5.83(1H, m),5.73(1H,dd, J=14.7&11.2Hz),
5.48(1H, m), 5.44(1H, s), 5.30(1H,m), 5.10(1H,
s),4.90(1H, m), 4.69 and 4.65(2H, AB-q, J=14.3Hz),
4.30(1H, m), 4.26(1H, s), 3.97(1H, d, J=6.0Hz),
3.69(2H, s), 3.63(1H, m), 3.26(1H, m), 3.22(1H,
m),2.33(1H, d, J=8.2Hz) 2.18(3H, s) 1.88(3H, s),
1.32(1H, t, J=11.7Hz), 1.00(3H, t, J=7.4Hz), 0.90
(3H, d,J=7.2Hz) 0.88(3H, d, J=6.8Hz). 質量スペクトル m/e: =761(M=C44H59NO10)試験例1 ネコノミに対する殺虫試験 人工皮膚として使用するパラフィルムでノミの居住空間
と牛血清を隔離した試験容器を用意し、牛血清に 1 ppm
濃度の薬剤を添加し、37℃でパラフィルムを通して
ノミに吸血させた。1群20匹のノミを使用し、48時
間後に、死亡したノミの数から試験薬剤の殺ノミ効果を
判定した。なお、死亡率は薬剤無添加の対照群の生存率
から補正した。
誘導体は、13-α-型であるにも関わらず、有害生物、特
にノミ類に対して優れた殺虫活性を示した。
Claims (13)
- 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1は、イソプロピル基、シクロヘキシル基、
又は、sec-ブチル基を示し、R2、R3は、水素原子、C
1−C3アルキル基、又は、R2、R3がいっしょになっ
て、これら置換基の基部の炭素原子と共にC3−C6の環
を形成した基を示し、R4は、水素原子、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、C1−C4アルキル基、C1−
C2ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
アルコキシアルコキシ基、式NR5R6(式中、R5、R6
は水素原子、又は、C1−C4アルキル基を示す)で示さ
れる基、式NR5COR7(式中、R5は上述したものと
同意義を示し、R7は、下記置換基群Aから選ばれる置
換基を有してもよいC1−C4アルキル基、C3−C6シク
ロアルキル基、下記置換基群Aから選ばれる置換基を有
してもよいフェニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子
を有する複素環を示す。)で示される基、C1−C4アル
キルスルホニルアミノ基、C1−C4アルコキシカルボニ
ルアミノ基、又は、結合手としての窒素原子を環原子と
して1個含む飽和5員もしくは6員複素環を示し、点線
は単結合又は二重結合を示し、置換基群Aは、ハロゲン
原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ
(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アル
キル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1
−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル基、
C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカノイ
ルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1−C
4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキルス
ルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘ
テロ原子を有する複素環を示す。]を有するアベルメク
チン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許
容される塩。 - 【請求項2】請求項1において、R1がイソプロピル基
又はsec-ブチル基であるアベルメクチン誘導体、あるい
は、それらの薬学上又は獣医学上許容される塩。 - 【請求項3】請求項1において、R1がsec-ブチル基で
あるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上
又は獣医学上許容される塩。 - 【請求項4】請求項1乃至3から選択される一の請求項
において、R2がメチル、エチル、又は、プロピル基で
あるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上
又は獣医学上許容される塩。 - 【請求項5】請求項1乃至3から選択される一の請求項
において、R2がメチル基であるアベルメクチン誘導
体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される
塩。 - 【請求項6】請求項1乃至5から選択される一の請求項
において、R3がメチル、エチル、又は、プロピル基で
あるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上
又は獣医学上許容される塩。 - 【請求項7】請求項1乃至5から選択される一の請求項
において、R3がメチル基であるアベルメクチン誘導
体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される
塩。 - 【請求項8】請求項1乃至7から選択される一の請求項
において、R2、R3がいっしょになって、シクロプロピ
ル、シクロブチル、又は、シクロペンチル基であるアベ
ルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は獣医
学上許容される塩。 - 【請求項9】請求項1乃至7から選択される一の請求項
において、R2、R3がいっしょになって、シクロペンチ
ル基であるアベルメクチン誘導体、あるいは、それらの
薬学上又は獣医学上許容される塩。 - 【請求項10】請求項1乃至9から選択される一の請求
項において、R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、
R5は水素原子又はC1−C4アルキル基を示し、R7は、
置換基を有してもよいC1−C4アルキル基(該置換基
は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミ
ノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C
1−C4アルキル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ
基、C1−C4アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキル
チオ基、C1−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アル
カノイル基、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C
4アルカノイルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル
基、C1−C4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4
アルキルスルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃
至3個のヘテロ原子を有する複素環で置換されていても
よい。)、C3−C6シクロアルキル基、置換基を有して
もよいフェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アル
キル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミ
ノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオ
キシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルス
ルホニル基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコ
キシカルボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C
6−C10アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカ
ルボニルアミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ
基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有す
る複素環で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3
個のヘテロ原子を有する複素環を示す。)、C1−C4ア
ルキルスルホニルアミノ基、C1−C4アルコキシカルボ
ニルアミノ基、又は、結合手としての窒素原子を環原子
として1個含む飽和5員もしくは6員複素環であるアベ
ルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は獣医
学上許容される塩。 - 【請求項11】請求項1乃至9から選択される一の請求
項において、R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、
J)R4がアミノ基、式NR5COR7(式中、R5は水素
原子又はC1−C4アルキル基を示し、R7は、置換基を
有してもよいC1−C4アルキル基(該置換基は、ハロゲ
ン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アミノ基、モノ
(C1−C4アルキル)置換アミノ基、ジ(C1−C4アル
キル)置換アミノ基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4
アルカノイルオキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1
−C4アルキルスルホニル基、C1−C4アルカノイル基、
C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカノイ
ルアミノ基、C6−C10アリールカルボニル基、C1−C
4アルコキシカルボニルアミノ基、C1−C4アルキルス
ルホニルアミノ基、フェニル基、又は、1乃至3個のヘ
テロ原子を有する複素環で置換されていてもよい。)、
C3−C6シクロアルキル基、置換基を有してもよいフェ
ニル基(該置換基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、水酸基、アミノ基、モノ(C1−C4アルキル)置換
アミノ基、ジ(C1−C4アルキル)置換アミノ基、C1
−C4アルコキシ基、C1−C4アルカノイルオキシ基、
C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルスルホニル
基、C1−C4アルカノイル基、C1−C4アルコキシカル
ボニル基、C1−C4アルカノイルアミノ基、C6−C10
アリールカルボニル基、C1−C4アルコキシカルボニル
アミノ基、C1−C4アルキルスルホニルアミノ基、フェ
ニル基、又は、1乃至3個のヘテロ原子を有する複素環
で置換されていてもよい。)、又は、1乃至3個のヘテ
ロ原子を有する複素環を示す。)、又は、C1−C4アル
キルスルホニルアミノ基であるアベルメクチン誘導体、
あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される塩。 - 【請求項12】請求項1乃至11から選択される一の請
求項において、R4の置換位置がパラ位(4位)である
アベルメクチン誘導体、あるいは、それらの薬学上又は
獣医学上許容される塩。 - 【請求項13】請求項1乃至12から選択される一の請
求項において、点線が単結合であるアベルメクチン誘導
体、あるいは、それらの薬学上又は獣医学上許容される
塩。
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