JP2612530B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2612530B2
JP2612530B2 JP5058295A JP5829593A JP2612530B2 JP 2612530 B2 JP2612530 B2 JP 2612530B2 JP 5058295 A JP5058295 A JP 5058295A JP 5829593 A JP5829593 A JP 5829593A JP 2612530 B2 JP2612530 B2 JP 2612530B2
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義昭 市村
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ソケットコネクタや基
板等のような接続対象物間の電気的な接続に用いるコネ
クタに関し,特に,接続時の挿抜作業に要する力を減じ
たコネクタ(以下この種のコネクタをゼロ挿抜力コネク
タと呼ぶ)に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタとしては,例えば実公
平1−42309号公報に開示されたものがある。その
コネクタは,2つのピンコンタクト間を相互に電気的接
続するためのものであり,導電性ソケットコンタクトを
有している。ソケットコンタクトは,ピンコンタクトに
隙間をもって嵌合する寸法の2つのソケット部と,これ
らのソケット部を相互に接続した可撓弾性部とを有して
いる。
【0003】電気的接続に先立ち,各ソケット部にピン
コンタクトを挿入する。この場合,ソケット部がピンコ
ンタクトに隙間をもって嵌合する寸法を有しているた
め,コンタクトの挿入に要する力は発生しない。
【0004】次に,2つのピンコンタクトを径方向で互
いに逆向きに移動させる。すると,可撓弾性部の撓みを
伴って,ソケット部がピンコンタクトに圧接される。こ
の結果,2つのピンコンタクト間はソケットコンタクト
を介して電気的に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし,前述したコネ
クタは,2つのソケット部を可撓弾性部で接続した構造
のソケットコンタクトを用いるため,構造が複雑であ
る。したがって,近時広く普及している高密度でしかも
小型のコネクタの場合には,ソケットコンタクトの組込
み作業が困難であり,生産性において劣る。
【0006】またソケット部にピンコンタクトを確実に
挿入するためには,ソケット部を所定の場所に位置付け
る位置決め手段を要する。しかしソケット部は構造が複
雑であるため,位置決め手段の付設が一般に難しい。こ
のことは,前述の公報に開示されたコネクタが位置決め
手段を備えていないことからも分かるであろう。したが
ってソケット部に位置ずれが生じ,ピンコンタクトがソ
ケット部に挿入されない虞がある。これは接続不良の原
因になる。
【0007】そこで,本発明の技術的課題は,構造が単
純で生産性に富むゼロ挿抜力コネクタを提供することに
ある。
【0008】本発明の他の課題は,接続不良の虞が少な
いゼロ挿抜力コネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,第1の
方向で互いに対向しかつ前記第1の方向に直交する第2
の方向において相対位置を第1及び第2の位置間で可変
でありしかも前記第1の方向にのびて空所を規定した導
電性内面をもつ対の接続対象物間を接続するためのコネ
クタにおいて,導電性の弾性体からなる長いピンコンタ
クトを備え,前記ピンコンタクトの長手方向の両端部は
前記対の接続対象物の空所に夫々挿入され,前記相対位
置が前記第1の位置にあるときには前記両端部は前記空
所に夫々遊嵌した状態にあり,前記第2の位置にあると
きには前記ピンコンタクトの前記長手方向の中間部の弾
性変形を伴って前記両端部の各々は前記導電性内面に前
記第1の方向及び径方向で互いに異なる2箇所で圧接す
るものであり,前記第1の方向で互いに対向しかつ前記
第2の方向で相対的に可動な対の絶縁ハウジングを備
え,前記対の絶縁ハウジングは前記ピンコンタクトの前
記両端部の近傍部分を夫々受け入れた位置決め孔を有
し,前記第1及び第2の方向に直交する第3の方向にの
び前記ピンコンタクトの長手方向の中間部を保持した絶
縁性のブリッジ部材を備え,前記ブリッジ部材は前記対
の絶縁ハウジング間に可動に配されていることを特徴と
するコネクタが得られる。また,本発明によれば,第1
の方向で互いに対向しかつ前記第1の方向に直交する第
2の方向において相対位置を第1及び第2の位置間で可
変でありしかも前記第1の方向にのびて空所を規定した
導電性内面をもつ対の接続対象物間を接続するためのコ
ネクタにおいて,導電性の弾性体からなる長いピンコン
タクトを備え,前記ピンコンタクトの長手方向の両端部
は前記対の接続対象物の空所に夫々挿入され,前記相対
位置が前記第1の位置にあるときには前記両端部は前記
空所に夫々遊嵌した状態にあり,前記第2の位置にある
ときには前記ピンコンタクトの前記長手方向の中間部の
弾性変形を伴って前記両端部の各々は前記導電性内面に
前記第1の方向及び径方向で互いに異なる2箇所で圧接
するものであり,前記第1の方向で互いに対向しかつ前
記第2の方向で相対的に可動な対の絶縁ハウジングを備
え,前記対の絶縁ハウジングは前記ピンコンタクトの前
記両端部の近傍部分を夫々受け入れた位置決め孔を有
し,前記第1及び第2の方向に直交する第3の方向にの
びた軸心を有し前記ピンコン タクトの前記中間部を保持
した絶縁性のブリッジ部材と,前記対の絶縁ハウジング
間に前記第2の方向で可動に保持された保持部材とを備
え,前記ブリッジ部材は前記保持部材に前記軸心の回り
で回動可能なように保持されていることを特徴とするコ
ネクタが得られる。また,本発明によれば,第1の方向
で互いに対向しかつ前記第1の方向に直交する第2の方
向において相対位置を第1及び第2の位置間で可変であ
りしかも前記第1の方向にのびて空所を規定した導電性
内面をもつ対の接続対象物間を接続するためのコネクタ
において,導電性の弾性体からなる長いピンコンタクト
を備え,前記ピンコンタクトの長手方向の両端部は前記
対の接続対象物の空所に夫々挿入され,前記相対位置が
前記第1の位置にあるときには前記両端部は前記空所に
夫々遊嵌した状態にあり,前記第2の位置にあるときに
は前記ピンコンタクトの前記長手方向の中間部の弾性変
形を伴って前記両端部の各々は前記導電性内面に前記第
1の方向及び径方向で互いに異なる2箇所で圧接するも
のであり,前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2
の方向で相対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前
記対の絶縁ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端
部の近傍部分を夫々受け入れた位置決め孔を有し,前記
ピンコンタクトの前記中間部を傾き可能に受けた板状絶
縁体と,前記板状絶縁体からの前記ピンコンタクトの離
脱を係止する係止手段とを備え,前記板状絶縁体は前記
対の絶縁ハウジング間に配されていることを特徴とする
コネクタが得られる。また,本発明によれば,第1の方
向で互いに対向しかつ前記第1の方向に直交する第2の
方向において相対位置を第1及び第2の位置間で可変で
ありしかも前記第1の方向にのびて空所を規定した導電
性内面をもつ対の接続対象物間を接続するためのコネク
タにおいて,導電性の弾性体からなる長いピンコンタク
トを備え,前記ピンコンタクトの長手方向の両端部は前
記対の接続対象物の空所に夫々挿入され,前記相対位置
が前記第1の位置にあるときには前記両端部は前記空所
に夫々遊嵌した状態にあり,前記第2の位置にあるとき
には前記ピンコンタクトの前記長手方向の中間部の弾性
変形を伴って前記両端部の各々は前記導電性内面に前記
第1の方向及び径方向で互いに異なる2箇所で圧接する
ものであり,前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第
2の方向で相対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,
前記対の絶縁ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両
端部の近傍部分 を夫々受け入れた位置決め孔を有し,前
記位置決め孔の径は前記ピンコンタクトの径よりも十分
に大きく設定されており,さらに,前記ピンコンタクト
を前記位置決め孔の内面の一部に圧接された片寄せスプ
リングを備えたことを特徴とするコネクタが得られる。
さらに,本発明によれば,第1の方向で互いに対向しか
つ前記第1の方向に直交する第2の方向において相対位
置を第1及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1
の方向にのびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接
続対象物間を接続するためのコネクタにおいて,導電性
の弾性体からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピン
コンタクトの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の
空所に夫々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置に
あるときには前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態
にあり,前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタ
クトの前記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両
端部の各々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方
向で互いに異なる2箇所で圧接するものであり,前記第
1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相対的に
可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁ハウジ
ングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部分を夫
々受け入れた位置決め孔を有し,前記位置決め孔は前記
第1及び第2の方向に対し傾斜した第4の方向に沿って
のびており,前記位置決め孔の径は前記ピンコンタクト
の径よりも十分に大きく設定されており,前記位置決め
孔の傾斜の向きは前記相対位置が前記第2の位置にある
ときの前記ピンコンタクトの姿勢に従っており,前記位
置決め孔の両端の相対向する口縁部によって前記相対位
置が前記第1の位置にあるときの前記ピンコンタクトの
振れを抑制したことを特徴とするコネクタが得られる。
【0010】また,本発明によれば,第1の方向で互い
に対向しかつ前記第1の方向に直交する第2の方向にお
いて相対位置を第1及び第2の位置間で可変でありしか
も前記第1の方向にのびて空所を規定した導電性内面を
もつ対の接続対象物間を接続するためのコネクタにおい
て,導電性の弾性体からなる長いピンコンタクトを備
え,前記ピンコンタクトの長手方向の両端部は前記対の
接続対象物の空所に夫々挿入され,前記相対位置が前記
第1の位置にあるときには前記両端部は前記空所に夫々
遊嵌した状態にあり,前記第2の位置にあるときには前
記ピンコンタクトの前記長手方向の中間部の弾性変形を
伴って前記両端部の各々は前記導電性内面に前記第1の
方向及び径方向で互いに異なる2箇所で圧接するもので
あり,前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方
向で相対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対
の絶縁ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の
近傍部分を夫々受け入れた位置決め孔を有し,前記対の
絶縁ハウジングの各々は前記第1の方向で互いに間隔を
おいて対向した薄い2枚のフィルムを有し,前記2枚の
フィルムは相対応する箇所に互いに協働して前記位置決
め孔を構成する同径の素孔を夫々有し,前記素孔は前記
相対位置が前記第2の位置にあるときの前記ピンコンタ
クトの姿勢に従って前記フィルムの面に沿う方向で互い
に位置ずれしていることを特徴とするコネクタが得られ
る。また,本発明によれば,第1の方向で互いに対向し
かつ前記第1の方向に直交する第2の方向において相対
位置を第1及び第2の位置間で可変でありしかも前記第
1の方向にのびて空所を規定した導電性内面をもつ対の
接続対象物間を接続するためのコネクタにおいて,導電
性の弾性体からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピ
ンコンタクトの長手方向の両端部は前記対の接続対象物
の空所に夫々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置
にあるときには前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状
態にあり,前記第2の位置にあるときには前記ピンコン
タクトの前記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記
両端部の各々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径
方向で互いに異なる2箇所で圧接するものであり,前記
第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相対的
に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁ハウ
ジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部分を
夫々受け入れた位置決め孔を有 し,前記位置決め孔はそ
の内面に,当該内面から外に向けて孔軸と同一の方向に
のびた溝を有し,前記ピンコンタクトは前記両端部の近
傍部分に前記溝に対応したフランジを有し,前記対の絶
縁ハウジングは,前記第1の方向で,前記フランジが前
記溝に挿入された特定位置と前記特定位置よりも互いに
接近した位置との間で可動にされていることを特徴とす
るコネクタが得られる。また,本発明によれば,第1の
方向で互いに対向しかつ前記第1の方向に直交する第2
の方向において相対位置を第1及び第2の位置間で可変
でありしかも前記第1の方向にのびて空所を規定した導
電性内面をもつ対の接続対象物間を接続するためのコネ
クタにおいて,導電性の弾性体からなる長いピンコンタ
クトを備え,前記ピンコンタクトの長手方向の両端部は
前記対の接続対象物の空所に夫々挿入され,前記相対位
置が前記第1の位置にあるときには前記両端部は前記空
所に夫々遊嵌した状態にあり,前記第2の位置にあると
きには前記ピンコンタクトの前記長手方向の中間部の弾
性変形を伴って前記両端部の各々は前記導電性内面に前
記第1の方向及び径方向で互いに異なる2箇所で圧接す
るものであり,前記第1の方向で互いに対向しかつ前記
第2の方向で相対的に可動な対の絶縁ハウジングを備
え,前記対の絶縁ハウジングは前記ピンコンタクトの前
記両端部の近傍部分を夫々受け入れた位置決め孔を有
し,前記ピンコンタクトは前記両端部の近傍部分に膨出
部を有し,前記位置決め孔は前記膨出部に嵌合する寸法
を有し,前記対の絶縁ハウジングは,前記第1の方向
で,前記膨出部が前記位置決め孔に挿入された特定位置
と前記特定位置よりも互いに接近した位置との間で可動
されていることを特徴とするコネクタが得られる。ま
た,本発明によれば,第1の方向で互いに対向しかつ前
記第1の方向に直交する第2の方向において相対位置を
第1及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方
向にのびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対
象物間を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾
性体からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコン
タクトの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所
に夫々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にある
ときには前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあ
り,前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクト
の前記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部
の各々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で
互いに異なる2箇所で圧接 するものであり,前記第1の
方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相対的に可動
な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁ハウジング
は前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部分を夫々受
け入れた位置決め孔を有し,前記対の絶縁ハウジングの
各々の前記位置決め孔は,他方の絶縁ハウジング側の端
部で前記ピンコンタクトよりも僅かに大きく,かつ反対
側の端部に近付くに連れて徐々に前記第2の方向に拡幅
され,これにより前記相対位置が前記第2の位置にある
ときにも前記ピンコンタクトを逃げるように構成したこ
とを特徴とするコネクタが得られる。さらに,本発明に
よれば,第1の方向で互いに対向しかつ前記第1の方向
に直交する第2の方向において相対位置を第1及び第2
の位置間で可変でありしかも前記第1の方向にのびて空
所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物間を接続
するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体からなる
長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタクトの長手
方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫々挿入さ
れ,前記相対位置が前記第1の位置にあるときには前記
両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,前記第2
の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前記長手方
向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各々は前記
導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互いに異なる
2箇所で圧接するものであり,前記第1の方向で互いに
対向しかつ前記第2の方向で相対的に可動な対の絶縁ハ
ウジングを備え,前記対の絶縁ハウジングは前記ピンコ
ンタクトの前記両端部の近傍部分を夫々受け入れた位置
決め孔を有し,前記対の絶縁ハウジングは前記対の接続
対象物間に配されており,さらに前記対の絶縁ハウジン
グのうち少なくとも一方の絶縁ハウジングとこれに対向
した接続対象物との両者間を位置合せするために前記第
1の方向で互いに嵌合するガイド穴及び位置決めピンを
備え,前記ガイド穴及び前記位置決めピンは前記第1の
方向における途中に前記両者間の前記第2の方向での相
対的移動を許容する段差を有していることを特徴とする
コネクタが得られる。
【0011】また好ましくは,前記対の接続対象物と前
記ピンコンタクトとの組合わせを複数備える。
【0012】
【実施例】以下,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】(第1実施例)図1及び図2は本発明の第
1実施例に係るコネクタを示す斜視図及び正面断面図で
ある。図1及び図2に示すように,後述するピンコンタ
クト結合体1を収容するハウジング30は,第1の方向
Yで互いに対向した上側絶縁ハウジング31と下側絶縁
ハウジング32から構成される。なお,図2においては
便宜上,下側絶縁ハウジング32の側にのみ相手側コネ
クタ等60の接続対象物を図示している。図2から最も
よく分るように,これらの絶縁ハウジング31,32に
は,会合面側にピンコンタクト結合体1を複数収容する
空間31b,32bが形成され,会合面側とは反対側の
面側にピンコンタクト結合体1を構成する各コンタクト
10を個別に挿通保持する位置決め孔31a,32aが
所定の間隔をおいて形成されている。位置決め孔31
a,32aは空間31b,32bに連通している。
【0014】図3は図1及び図2のコネクタのピンコン
タクト結合体1の一例を示す斜視図である。図3に示す
ように,ピンコンタクト結合体1は,複数のピンコンタ
クト10を所定の間隔をおいて平行に配置した後,断面
略円形状の絶縁性の樹脂からなるモールドブリッジ21
にて各ピンコンタクト10の中央部を固定保持して櫛状
のピンコンタクト列になるように連結して構成する。こ
のピンコンタクト結合体1を図2の第1の方向Yに直交
する第2の方向Xに複数並べた状態で絶縁ハウジング3
1,32に組み込む。この結果,各ピンコンタクト結合
体1においては,ピンコンタクト10は第1の方向Y及
び第2の方向Xに直交する第3の方向Zに並ぶ。したが
って多数のピンコンタクト10が第2の方向X及び第3
の方向Zにて規定される水平面内にマトリックス状に配
列された状態が得られる。
【0015】各ピンコンタクト10は,超高密度化を図
るために,図3に示すように,両先端が尖り,軸断面が
円形の線状もしくは図4に示すような両先端が尖り軸断
面が角形の線状の導電性を有する棒状弾性体を用いる。
もっとも,ピンコンタクト10の形状はこれらに限定さ
れるものではなく,両端が尖った長板状のようなもので
あってもよい。なお,この様なピンコンタクト10の製
造方法は線材を加工して作製してもよく,また,板材か
らプレス加工やエッチング加工をして作製してもよい。
このように作製方法は特に限定されるものではない。
【0016】また,図4に示すピンコンタクト結合体1
の他の例の様に,複数のピンコンタクト10を所定の間
隔をおいて配置させた後,図3で示すモールドブリッジ
21の代わりに,プラスチックフィルム22にて各ピン
コンタクト10の中央部を固定保持して櫛状の連結コン
タクト列になるように連結して構成しても良い。
【0017】図1及び図2に戻って,この絶縁ハウジン
グ31,32が会合面側には,空間31b,32bの対
向壁面に,この絶縁ハウジング31,32が会合(対面
接触)したときに,ブリッジ部材たるモールドブリッジ
21またはプラスチックフィルム22の両端を挾むよう
に係合保持する長溝9が形成されている。この様に各ピ
ンコンタクトを保持固定したモールドブリッジ21(ま
たはプラスチックフィルム22)が上下の絶縁ハウジン
グ31,32によって係合されて,複数のピンコンタク
ト結合体1が空間31b,32b内に収容されている。
このため,各ピンコンタクト10がハウジングの上下か
ら抜け出ることはない。空間31b,32bには,この
絶縁ハウジング31,32が第2の方向Xに相対移動す
るときにコンタクト10に衝突して変形しないような大
きさ及び形状に空間31b,32bが形成されている。
また,長溝9は,絶縁ハウジング31,32が第2の方
向Xに相対移動するときに,モールドブリッジ21(ま
たは,プラスチックフィルム)が同方向に若干移動する
のを許容し,コンタクト10の弾性変形がその長手方向
の中央部に関して点対称になるように形成されている。
【0018】上下の絶縁ハウジング31,32の表面側
の所定位置,例えば図示するような角部に相手側コネク
タ(またはLSIまたは配線基板)等60に形成された
位置決め孔61に挿嵌される位置決めピン31c,32
cを設けておく。そして,好ましくはこの位置決めピン
31cの高さ寸法をハウジングから突出しているピンコ
ンタクト10の突出寸法より大に設定しておく。そうす
ることにより,この位置決めピン31c,32cのピン
コンタクト10の先端の保護材としての機能を果たす。
【0019】本発明の第1実施例におけるコネクタに用
いられるピンコンタクト10は,極めて小さく細いもの
である。したがって,ピンコンタクト10は外力に極め
て弱いものとなっていることから,この位置決めピン3
1c,32cのコンタクト保護材としての機能はきわめ
て大きいものとなる。
【0020】図5を参照して,相手側コネクタ等60に
ついて説明する。相手側コネクタ等60はソケットコン
タクト63を有する。ソケットコンタクト63は第1の
方向にのびて空所を規定した導電性内面を有する。具体
的には,ソケットコンタクト63の孔壁表面にメッキ仕
上が施されている。相手側コネクタ等60がプリント基
板の場合は,貫通孔を設け,その孔内面にスルホールメ
ッキを施す。
【0021】相手側コネクタ等60の接続は次のように
行われる。まず相手側コネクタ等60を上下の絶縁ハウ
ジング31,32の上下に配する。その際,ピンコンタ
クト10の長手方向の両端部を上下の相手側コネクタ等
60のソケットコンタクト63に夫々挿入する。この状
態で上下の相手側コネクタ等60は第2の方向Xにおい
て相対位置を第1および第2の位置間で可変である。相
対位置が第1の位置にあるときにはピンコンタクト10
の両端部はソケットコンタクト63に夫々遊嵌した状態
にある。したがって相対位置が第1の位置にあるときに
相手側コネクタ等60を上下の絶縁ハウジング31,3
2の上下に配することで,ピンコンタクト10をソケッ
トコンタクト63に挿入するのに要する力を低減でき
る。なおこの状態では,ピンコンタクト10とソケット
コンタクト63との接触は不安定である。
【0022】次に,上下の相手側コネクタ等60及び上
下の絶縁ハウジング31,32を第2の方向Xで白抜き
の矢印141,142の向きに相対的に水平移動させて
図5の状態を得る。図5の状態では,相対位置は第2の
位置にあり,ピンコンタクトは長手方向の中間部の弾性
変形を伴って両端部の各々がソケットコンタクト63の
内面に第1の方向Y及び径方向で互いに異なる2箇所で
圧接する。
【0023】図6は図5に示した状態におけるピンコン
タクト10の変形状態を示す。ピンコンタクト10の両
端の接触力PとFの関係は,P×m=F×Mで示され
る。相対運動させる操作力Wは,W=P−F=P−(m
/M)P=(M−m)/M×Pで表される。したがっ
て,M−m<<Mとすると,操作力Wをかなり小さくす
ることができる。
【0024】ここでピンコンタクト10の長手方向での
中心O点の上下では変形が完全に対称となるのが理想で
あることはいうまでもない。この時の絶縁ハウジング3
1,32の動き量をδとすると,O点はδ/2だけ移動
することになる。
【0025】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
に係るコネクタの正面断面図である。図8は,図7のコ
ネクタのピンコンタクト結合体1の連絡部であるモール
ドブリッジ21を保持するための保持部材50を示す斜
視図である。ピンコンタクト10を高密度化のために細
くすると柔軟性が大きくなるため,上記第1実施例にお
いてはモールドブリッジ21(図3及び図4参照)が絶
縁ハウジング31,32と接触したときに摩擦のため正
規の位置に移動しなくなり,夫々のピンコンタクト10
及びソケットコンタクト63の接触部に所望の接触力が
得られなくなる虞がある。本発明の第2実施例は,この
点を改良したものである。
【0026】このコネクタは保持部材50及びリンク板
41を備えている。保持部材50の一端部には,円形孔
が相互に連通する様にして形成された保持溝51が長手
方向に向けて形成されている。モールドブリッジ21は
第3の方向Zにのびた軸心を有し,その軸心の回りで回
動可能なように保持部材50の保持溝51に保持されて
いる。
【0027】保持部材50は絶縁ハウジング31,32
間で第2の方向Xで可動なものであり,その端部にはピ
ン係合孔53が形成されている。このピン係合孔53に
は,リンク板41の一方の面から突出形成されたピン4
3が挿入され係合する。このリンク板41の両端近傍に
は一対の長孔45a,45bが夫々形成されている。こ
れらの長孔45a,45bには,絶縁ハウジング31,
32の空間31b,32bの内壁面に設けたピン31
d,32dが係合する。ここでリンク板41,ピン31
d,32d,及びピン43は合わせてリンク機構を構成
する。
【0028】図9は,図7の状態を得た後,絶縁ハウジ
ング31,32を第2の方向Xで相対的に移動させた場
合を示す。両絶縁ハウジング31,32を矢印145,
146で示す向きに移動させると,保持部材50ひいて
はモールドブリッジ21(即ち,図6で示したピンコン
タクトの中心O点)は実施的に静止状態を保つ。したが
ってピンコンタクト10はその中心点の上下で完全に対
称となる理想状態に変形する。即ち,ピンコンタクト1
0の中間部の弾性変形が長手方向の中央部に関して点対
称になる。
【0029】図4で示すピンコンタクト結合体1を用い
る場合には,図10の保持部材55を用いる。この保持
部材55には,ひし形又は楕円状の突起部56が所定間
隔をおいて配置されている。ピンコンタクト10はこれ
らの突起部56間に挾持される様に位置する。ピンコン
タクト10を突起部56間に嵌め込む場合においては,
プラスチックフィルム22の固定側とは反対側の方を嵌
め込むことになる。そしてこの突起部56の形状を図示
したように断面菱形状になるように,あるいは楕円状と
なるように形成することにより,ピンコンタクト10が
自由に傾斜することが可能となる。この保持部材55
も,図8の保持部材50と同様な構造で絶縁ハウジング
31,32に組み込まれ,同様な作用効果を奏する。
【0030】以上,本発明の第2実施例において説明し
た様に,第1の実施例のコネクタにリンク機構40を追
加することにより,ピンコンタクト10に設定通りの接
触力を得ることができ,したがって電気的接続が第1の
実施例より一層確実になる。
【0031】(第3実施例)図11は本発明の第3実施
例に係るコネクタに含まれるピンコンタクト結合体1を
断面図で示している。図12は図11のA方向矢視図で
ある。
【0032】このピンコンタクト結合体1は,第1の方
向Yで互いに間隔をおいて対向した2枚の絶縁板23,
23よりなる板状絶縁体に多数のピンコンタクト10を
保持させたものである。各絶縁板23はピンコンタクト
10の長手方向の中間部を受け入れたマトリックス状配
列の多数の貫通孔23aを有している。一方,各ピンコ
ンタクト10は中央部に軸心に交差する方向に突出した
径の大きい部分,即ち,フランジ部10aを有する。フ
ランジ部10aは2枚の絶縁板23,23間に介在して
これらに係合することで,ピンコンタクト10の抜けを
阻止するとともに,ピンコンタクト10の先端部の不揃
いも解消させる。
【0033】(第4実施例)図13は本発明の第4実施
例に係るコネクタに含まれたピンコンタクト結合体1を
示す断面図である。図14は図13のB方向矢視図であ
る。
【0034】このピンコンタクト結合体1においては,
ピンコンタクト10は中央部近傍に軸心と直交した方向
で互いに逆方向に突出した2つの段差部11a,11a
を備えている。これらの段差部11aはピンコンタクト
10の長手方向で互いに間隔をおいた箇所に備えられて
いる。なお段差部11aは絶縁板23の貫通孔23aを
通り抜けることができる寸法とする。
【0035】ピンコンタクト10を保持するには,図1
4で示す破線の矢印157,158のように,ピンコン
タクトの段差部11a,11a間に二枚同形の絶縁板2
3の貫通孔23aを通して挿入した後これら絶縁板23
を互いに逆向きにかつ段差部11aの突出向きとは逆向
きに移動させ,ピンコンタクト10の長手方向で絶縁板
23を段差部11aに対向させる。
【0036】(第5実施例)図15は本発明の第5実施
例に係るコネクタに含まれたピンコンタクト結合体を示
す断面図である。図16は,図15のC方向矢視図であ
る。
【0037】ピンコンタクト10の軸心方向中央部に
は,図3で示したものと同様に,モールドブリッジ21
が形成されている。一対の絶縁板23,23に設けた複
数の貫通孔23aをピンコンタクト10にその両端から
通し,一対の絶縁板23,23を第1の方向Yで互いに
対向させ,これによりピンコンタクト10の中央部でこ
のピンコンタクト10を保持する。この結果,二枚の絶
縁体23,23間にモールドブリッジ21が挾み込まれ
ることによりピンコンタクト10の中央部が保持され,
したがってピンコンタクト10は所定位置に保たれる。
【0038】前述の第3実施例〜第5実施例に係るピン
コンタクト結合体も,第1実施例に係るコネクタの場合
と同様に対の絶縁ハウジングに保持され,それらの絶縁
ハウジングの相対移動によりピンコンタクト10に第1
実施例と同様な変形を発生する。
【0039】(第6実施例)図17は,本発明の第6実
施例に係るコネクタを相手側コネクタ60a,60bと
ともに示す断面図である。図18は図17のコネクタの
嵌合状態を示す断面図である。
【0040】このコネクタは,コンタクト10を保持す
る互いに会合した上側及び下側絶縁ハウジング71,7
2からなるハウジング部材70と,上側及び下側絶縁ハ
ウジグ71,72の上下にそれぞれ突出した複数のコ
ンタクト10とを含んでいる。一方の相手側コネクタ6
0aは,コンタクト10の一端と接合する複数のソケッ
トコンタクト2と,これらのソケットコンタクト2を保
持した絶縁体ソケット101とを含んでいる。他方の相
手側コネクタ60bはコンタクト10の他端に接合され
る複数のソケットコンタクト2と,これらのソケットコ
ンタクト2を保持した絶縁体プラグ102とを含んでい
る。
【0041】上側及び下側絶縁ハウジング71,72
は,対向面が開口した中空箱型で,立面壁71a,72
aは互いの接触面よりも低く形成され,開口同志を合わ
せたときに,ピンコンタクトを保持する保持部材52を
挾み込む空間を形成する。また,絶縁ハウジング71,
72夫々の外側底面には,収容されるピンコンタクト1
0の径よりも大きな径を有する貫通孔71b,72bが
夫々複数設けられている。
【0042】保持部材52は,長い板状で,ピンコンタ
クト10のブリッジ21を回転可能に支持するように,
ピンコンタクト10に対応する間隔で,複数の円形孔5
2aが設けられている。また,上側絶縁ハウジング71
の上底面中心部には,段差部71dを有する位置決めピ
ン71cが,ピンコンタクト10の軸心方向外側に突出
して設けられている。
【0043】また,ハウジング部材70内部の空間の一
側部には,両端が同じ方向に丸められた片寄スプリング
70aが,この丸められた両端部を絶縁ハウジング7
1,72の片側内壁に夫々接するように挿入されてい
る。この片寄スプリング70aはピンコンタクト10を
貫通孔71b,72bの一方に寄せて先端を整列させる
ように,保持部材52の一端をハウジング部材70の他
側内壁に向かって付勢している。
【0044】絶縁体ソケット101は,ハウジング部材
を収容するために上方に開口した収容孔101aを有し
ている。この収容孔101aを形成する一側壁部には,
半円形の孔部101bが設けられ,この孔部101b内
に半円よりやや小さく弦をなすように,一部切り欠かれ
た駆動カム38が回動可能に装着されている。また,収
容孔101aを形成する一側壁部に対向する壁部には,
絶縁ハウジング71,72の幅よりも大きく,外側に窪
んだ窪み101eと,この窪み101eよりも更にソケ
ット101よりも深く外側に括れ込んだリターンスプリ
ング収容孔101fを形成している。このスプリング収
容孔101fには,後述するように,ハウジング部70
の一方の絶縁ハウジング71をハウジング部の収容孔1
01aの他端側(図では右側に)に付勢するようにコイ
ルスプリング(リターンスプリング)4が収容される。
【0045】また,ソケットコンタクト2は収容孔10
1aの底部101gに開口2aを揃えるとともに,底壁
を貫通して一端2bが外部壁面に突出している。ハウジ
ング部材70は,絶縁体ソケット101の収容孔101
aに収容される。その際,ピンコンタクト10の下端
を,絶縁体ソケット101に保持されたソケットコンタ
クト2に挿入させる。またスプリング収容孔101fに
コイルスプリング4を収容する。このコイルスプリング
4は,上側絶縁ハウジング71を紙面に沿って右方に付
勢するためと,ソケット2が離脱された後,ハウジング
71を初期の位置に戻すために設けられている。
【0046】絶縁体プラグ102においては,ソケット
コンタクト2はピンコンタクト10との対向面にその開
口2aを揃えるとともに,この対向面に対向する多面側
から突出して他端部2bが延在している。また,絶縁体
プラグ102の両側方向中央は,位置決めピン71cを
受け入れるガイド孔102aが設けられている。ガイド
孔102aには,位置決めピン71cの段差部71dと
係合する段差部102bが設けられている。
【0047】絶縁体プラグ102も絶縁体ソケット10
1の収容孔101aに収容する。その際,位置決めピン
71cをガイド孔102aに挿入する。挿入当初は,貫
通孔71bの片側に寄せられたピンコンタクト10とソ
ケットコンタクト2の中心線が一致するようになってい
るため,ピンコンタクト10はソケットコンタクト2の
ソケット部2aに円滑に挿入される。挿入完了後,絶縁
ハウジング71と絶縁体プラグ102が紙面に沿った左
方に動くとき,位置決めピン71c及びガイド孔102
aに設けられた段差部71d,102bの作用により,
絶縁ハウジング71が絶縁体プラグ102よりわずかに
少なく移動するため,貫通孔71bの片側に寄せられて
いたピン10が貫通孔71bのほぼ中央に,位置するよ
うになる。
【0048】次に,図18で示すように,駆動カム38
を回動させて,絶縁ハウジング71と絶縁体プラグ10
2とを紙面に沿って左方向に移動させる。この結果,コ
ンタクト10の図に示すような変形を伴って,ピンコン
タクト10とソケットコンタクト2の接触力が得られ
る。
【0049】(第7実施例) 図19は本発明の第7実施例に係るコネクタの要部の分
解状態を示す断面図である。また,図20は図19のコ
ネクタの嵌合断面図である。図では説明を簡単にするた
めに省略されているが,第7実施例に係るコネクタは,
第6の実施例と同様に,ハウジング部材と,ハウジング
収容孔を備えるとともにリターンスプリング,及び駆動
カムを備えた構成である。
【0050】図19で示すように,ハウジング部材70
をなす一対の絶縁ハウジング71,72の貫通孔71
b,72bが第1の方向Yに対して,一方向に図では左
寄りに同角度を成して傾斜している。この孔の径は,上
端及び下端の鋭角形状の縁が,ピンコンタクトに接触す
る大きさに形成されている。
【0051】さらに第7実施例に係るコネクタにおいて
は下方の相手側コネクタ60aも上方の相手側コネクタ
60bと同等な構成をもつ。したがって絶縁体ソケット
101のガイド孔102aに位置決めピン73aが夫々
挿入され,段差部73bと段差部102bとが係止し
て,ピンコンタクト10を孔73cの中央部に位置する
ようにした後,絶縁体ソケット101とハウジング部材
70とを一体化した一体組立体を得る。通常は,このよ
うに一体組立体を一部品,上側ソケット102を別部品
として取り扱われる。このハウジング部材70と絶縁体
ソケット101との一体組立体に,上側ソケットを嵌め
合わせて,駆動カムを駆動して,横方向に相対移動させ
て,図20で示すように,ピンコンタクト10とソケッ
トコンタクト2との接触力を発生させる。
【0052】(第8実施例)図21は本発明の第8実施
例に係るコネクタの主要部を分解した状態を示す断面図
である。図22は,図21のコネクタの嵌合断面図であ
る。図では,説明を簡単にするために省略されている
が,第8実施例に係るコネクタは,第6及び7実施例と
同様に,ハウジング部材と,ハウジング収容孔を備える
とともにリターンスプリング,及び駆動カムを備えた構
成である。
【0053】図21で示すように,第8実施例に係るコ
ネクタは,ハウジング部材70を構成する上下の絶縁ハ
ウジング75が2枚の平行な絶縁フィルム75a,75
aと,この絶縁フィルム75a,75aの両端間に充填
固化された樹脂モールド75cとで形成されている。各
絶縁ハウジング75の二枚の平行した絶縁フィルム75
a,75aに夫々設けられた配列孔75bは,互いに対
応する一縁端と他端側とが重なるように,互いにずれて
形成され,内側の絶縁フィルム75aの配列孔75bの
一端と外側絶縁フィルム75aの配列孔75bの他縁端
とが,ピンコンタクト10にそれぞれ,近接している。
【0054】各ピンコンタクト10が貫通している対応
する配列孔同士を連絡すると,第7実施例のように斜め
形状孔を構成しているものと同様な作用を得る。
【0055】第8実施例に係るコネクタは,第7実施例
に係るコネクタと同様に,図22で示すように,絶縁体
ソケット101のガイド孔102aにガイドピン75d
が夫々挿入され,段差部同士75e,102bが係止
し,絶縁ハウジング75の孔75bの中央部にピンコン
タクト10を位置決めしている。通常は,絶縁体ソケッ
ト101とハウジング部材70との一体組立体と,絶縁
体プラグ102とに分離して,取り扱われる。
【0056】組み立てるには,この一体組立体に,絶縁
体プラグ101を挿入した後,カムを駆動して横方向に
上下の絶縁ハウジング75,75を相対移動させて,ピ
ンコンタクト10とソケットコンタクト2との接触力を
発生させる。
【0057】(第9実施例)図23は本発明の第9実施
例に係るコネクタを分解した状態を示す断面図である。
図24は図23のコネクタの嵌合状態を示す断面図であ
る。図25(a)及び(b)は,図23,図24で示さ
れた本発明の第9実施例に係るコネクタのD方向矢視図
である。図では説明を簡単にするために省略されている
が,第9実施例に係るコネクタは,第6,7及び8の実
施例と同様に,ハウジング部材と,ハウジング収容孔を
備えるとともにリターンスプリング,及び駆動カムを備
えた構成である。
【0058】一対絶縁ハウジング71,72の各々は,
ピン保持部材81とピン配列部材82とを含んでいる。
ピン保持部材81はピンコンタクト10を保持してい
る。ピン配列部材82は上面に凹部82aが設けられ,
ここに十字形の配列孔82bが複数形成されている。こ
の十字形の配列孔82bは,上部が外側に広くなるよう
に形成されている。ピンコンタクト10は十字形の配列
孔82bに合わせてフランジ13aを有している。ピン
配列部材82が最上位又は最下位にあるときには,フラ
ンジ13aが配列孔82b内に位置する。
【0059】ピン配列部材82の両側には,突片82c
が形成されている。また,位置決めピン82dはピン保
持部材81に一体に固定されている。
【0060】ピン保持部材81にはスプリング挿入孔8
1aが形成されている。この挿入孔81aにはスプリン
グ5が挿入され,ピン配列部材82の内側面を外方に付
勢している。
【0061】また,ピン保持部材81の上端及び下端の
内側には,突片81bが形成されている。ピン保持部材
81の突片81bによってピン配列部材82の突片82
cが係止され,ピン配列部材82の離脱が防止される。
【0062】相手コネクタ60bとの接続を得る前は,
図25(a)に示すようにフランジ部13aが配列孔8
2bにあるので,長さ方向に交差する方向への振れは生
じない。相手コネクタ60bとの接続を得たときには,
図25(b)で示すように,スプリング5の蓄勢を伴っ
てピン配列部材82が下降して,フランジ部13aが配
列孔82bから外方へ露出して,凹部82a内に突出し
た形となる。
【0063】コネクタを組み立てて,所望する接続を得
るには,位置決めピン82dをガイド孔102dに挿入
し,下側ソケットコンタクト2内に,ピンコンタクト1
0を挿入する。さらに上側絶縁ハウジング71をスプリ
ング5を圧縮しながら押し下げ,段差部73bを段差部
102bに係止させる。このようにして,下方の相手側
コネクタ60aと,ハウジング部材70との一体組立体
を得る。通常は,この一体組立体と,上方の相手側コネ
クタ60bとの組み合わせによって,取り扱われる。
【0064】次に,この一体組立体と上側ソケットコン
タクト2とを組み立てるには,ピンコンタクト10の他
方の端部も,上側ソケットコンタクト2に同様に挿入す
る。若干,ピン保持部材81を横方向にピン配列部材8
2とともに(即ち互いに絶縁ハウジングを)相対移動さ
せると,位置決めピン82dとガイド孔102aとの夫
々の段差部73b,102bが係合して上方の相手側コ
ネクタ60bとハウジング部材70との離脱が防止され
る。
【0065】この状態でピン配列部材82を第2の方向
Xに移動すると,段差部73b,102bの係合を脱離
させることなく図24に示す状態が得られ,ピンコンタ
クト10とソケットコンタクト2との安定した接触を得
ることができる。
【0066】(第10実施例)図26は本発明の第10
実施例に係るコネクタの分解状態を示す断面図である。
図27は図26のコネクタの嵌合状態を示す断面図であ
る。図では説明を簡単にするために省略されているが,
第10実施例に係るコネクタは,第6,7,8及び9実
施例と同様に,ハウジング部材と,ハウジング収容孔を
備えるとともにリターンスプリング,及び駆動カムを備
えた構成である。
【0067】図26において,ピンコンタクト10は,
ピン配列部材82の配列孔82bに対応する位置で,中
央に直交する方向に半分づつ互いに逆方向に丸く突出し
た突出部12aを形成している。
【0068】このピンコンタクト10は,相手側コネク
タ60aに挿入する際には,前述の第9実施例と同様に
ソケットコンタクト2にピンコンタクト10がまず挿入
され,これにつれて次第に,下方のピン配列部材82が
上昇する。このとき,ピンコンタクト10の突出部12
aが凹部82a内に移動するため,ピンコンタクト10
の突出部12aより中央寄りの部分が配列孔82b内に
位置することで,屈曲の際の自由度が与えられることに
なる。このようにして,下方の相手側コネクタ60aと
第10実施例に係るコネクタとの一体組立体が得られ
る。この一体組立体と上方の相手側コネクタ60bは,
常にこの状態で,別部品として取り扱われる。この一体
組立体と上方の相手側コネクタ60aとを組み立てるに
は,ソケットコンタクト2の内部にピンコンタクトの一
端部を挿入する。この時,上方のピン配列部材82は,
下方に押されて下降する。
【0069】図27に示すように,ピン配列部材82の
上面に上方の相手側コネクタ60bのソケットハウジン
グ103cを載せたのち,相手側コネクタ60aを第2
の方向Xで互いに逆向きに相対移動させる。この結果,
ソケットコンタクト2の深さ方向(第1の方向Y)とピ
ンコンタクト10の端部の方向とが傾斜してコンタクト
同士の接触が与えられる。
【0070】(第11実施例)図28は本発明の第11
実施例に係るコネクタを示す断面図である。図29は図
28のコネクタの嵌合断面図である。前述と同様な部分
には同じ符号を付して説明を省略する。
【0071】図28に示すように,一対のピン配列部材
82にはスプリング挿入穴93aが夫々設けられてい
る。また,配列孔91bは,第1の方向Yで外側に向っ
て片側だけが次第に広くなったラッパ状を呈している。
上側のピン配列部材82の配列孔91bは,図では,左
側が傾斜しており,下側のピン配列部材82の配列孔9
1bは右側が傾斜している。
【0072】対の板状絶縁体23の間には,保持部58
が介在している。保持部58はモールドブリッジ21を
配するための貫通孔58aを有している。保持部58
は,板状絶縁体23の端よりも更に,外側に延在してい
る。この支持部58aとスプリング挿入孔93aとの間
には,スプリング6が架設されている。この状態では,
ピンコンタクト10の端部は,配列孔91bから外側に
露出してはいない。
【0073】図29で示すように,相手側コネクタ60
a,60bの間に図28のコネクタを挾み,かつ上方の
相手側コネクタ60bを矢印151で示すように動か
す。この結果,ピンコンタクト10の両先端がピン配列
部材82,82の外側へ突出してソケットコンタクト2
と結合する。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように,本発明において
は,次に列挙した効果を奏する。
【0075】(1)ピンコンタクトの両端をソケットコ
ンタクトに極めて小さい力でもって挿入し,かつ,ソケ
ットコンタクトを僅かな力で相対的に反対方向に平行移
動させるだけで,ピンコンタクトとソケットコンタクト
との強固な接続を得ることができる。また,本発明によ
れば,ピンコンタクトとソケットコンタクトとの接続を
容易に外すことができる。また,本発明は,簡単な構成
であるので,ピンコンタクトの高密度化及びソケットコ
ンタクト間の間隔縮小化を計ることができる。
【0076】(2)ハウジング部材とソケットとを有す
るコネクタにおいて,櫛状体と絶縁ハウジングとを用い
て,細長く変形し易いピンコネクタを整列させ,かつコ
ンタクト同士の接触の際に,正常な接触力を容易に得る
ことができるコネクタを提供することができる。
【0077】(3)前記櫛状体を保持する保持部材を設
けることによって,ピンコンタクトを整列させ,所定の
変形を容易にすることができるコネクタを提供すること
ができる。
【0078】(4)絶縁ハウジングと保持部材とを連結
するリンク機構を設けることによって,絶縁ハウジング
の移動と,保持部材の移動とを連動させ,ピンコンタク
トの変形を更に容易にし,確実な接続力を得ることがで
きるコネクタを提供することができる。
【0079】(5)板状絶縁体を用いることによって,
ピンコンタクトを整列させる櫛状体を更に容易に製造す
ることができるコネクタを提供することができる。
【0080】(6)ピンコンタクトにフランジ部を設け
ることで,前記櫛状体のピンコンタクトの軸方向の位置
の整列を容易にすることができるコネクタを提供するこ
とができる。
【0081】(7)ピンコンタクトの軸心方向中央部に
段差部を設けることで,前記櫛状体を更に容易に組み立
てることができるコネクタを提供することができる。
【0082】(8)絶縁板2枚でブリッジ部を挟み込む
ことによって,ピンコンタクトの位置決めを容易にし,
軸心方向及び軸に交差する方向への位置ずれを防止する
ことができる櫛状体を有するコネクタを提供することが
できる。
【0083】(9)絶縁ハウジングに配列孔を設けるこ
とで,ソケットとピンコンタクトとの位置決めを容易に
し,ピンコンタクトの配列を整え,ソケットとの結合を
容易にするとともに,コンタクト間の接触力を容易に得
ることができるコネクタを提供することができる。
【0084】(10)片寄せスプリングを設けることに
よって,ソケットとの結合後もピンコンタクトの位置決
めを容易にし,また,ピンコンタクトの傾斜変形が容易
にできるコネクタを提供することができる。
【0085】(11)絶縁ハウジングのピンコンタクト
の配列孔を斜め状にすることで,ピンコンタクトの変形
前及び変形後の位置決めを更に容易にしたコネクタを提
供することができる。
【0086】(12)前記(10)において,二枚の絶
縁板を設けることによって,配列部分を容易に且つ軽量
に作成することができるコネクタを提供することができ
る。
【0087】(13)前記(10)と同様にピンコンタ
クトの横振れを更に防止したコネクタを提供することが
できる。
【0088】(14)前記(10)と同様にピンコンタ
クト両端が突出する絶縁ハウジングに十字孔を設け,ま
た,ピンコンタクトにこの十字孔に対応するフランジ部
を設け,ピンコンタクトのソケットとの結合時に,ピン
の横振れを防止するとともに,位置決めを容易にし,結
合後,変形することによって,コンタクト接触力を得る
ことができるコネクタを提供することができる。
【0089】(15)前記(13)と同様に,絶縁ハウ
ジングにラッパ状の孔を設けることによって,ピンコン
タクトとソケットとの結合時に,ピンの横振れを防止す
るとともに位置決めを容易にし,結合後は軸方向に交差
する方向に変形することによってコンタクトの接触力を
得ることができるコネクタを提供することができる。
【0090】(16)位置決めピンとガイド孔とを有す
ることによって,ピンコンタクトの位置決めが容易で且
つ結合後のピンコンタクトの変形も容易なコネクタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るコネクタを示す斜視
図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るコネクタを示す正面
断面図である。
【図3】図1及び図2のコネクタのピンコンタクト結合
体の一例を示す斜視図である。
【図4】図1及び図2のコネクタのピンコンタクト結合
体の他の例を示す斜視図である。
【図5】図2で示すコネクタのコンタクト10を相手側
コネクタ60などと導通接続させた後,矢印方向に相対
的に水平移動させた状態を示す図である。
【図6】図5に示した状態におけるコンタクト10の変
形状態を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るコネクタの正面断面
図である。
【図8】図7のコネクタの保持部材を示す斜視図であ
る。
【図9】図7のコネクタの動作説明に供せられる図であ
る。
【図10】図4で示すピンコンタクト結合体を用いた場
合の保持部材90を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例に係るコネクタに含まれ
るピンコンタクト結合体を示す断面図である。
【図12】図11のA方向矢視図である。
【図13】本発明の第4実施例に係るコネクタに含まれ
るピンコンタクト結合体を示す断面図である。
【図14】図13のB方向矢視図である。
【図15】本発明の第5実施例に係るコネクタに含まれ
るピンコンタクト結合体を示す断面図である。
【図16】図15のC方向矢視図である。
【図17】本発明の第6実施例に係るコネクタの組み立
てを示す断面図である。
【図18】図17のコネクタの嵌合状態を示す断面図で
ある。
【図19】本発明の第7実施例に係るコネクタの主要部
の分解状態を示す断面図である。
【図20】図19のコネクタの嵌合断面図である。
【図21】本発明の第8実施例に係るコネクタの主要部
を分解した状態を示す断面図である。
【図22】図21のコネクタの嵌合断面図である。
【図23】本発明の第9実施例に係るコネクタを分解し
た状態を示す断面図である。
【図24】図23のコネクタの嵌合状態を示す断面図で
ある。
【図25】(a)及び(b)は,図23及び図24で示
したコネクタのD方向矢視図である。
【図26】本発明の第10実施例に係るコネクタの分解
状態を示す断面図である。
【図27】図26のコネクタの嵌合状態を示す断面図で
ある。
【図28】本発明の第11実施例に係るコネクタの主要
部を示す断面図である。
【図29】図28のコネクタの嵌合断面図である。
【符号の説明】
1,3 ピンコンタクト結合体 2,63 ソケットコンタクト 4 コイルスプリング(リターンスプリング) 5 スプリング 9 長溝 10 ピンコンタクト 10a,13a フランジ部 11a 段差部 21 モールドブリッジ 22 プラスチックフィルム 23 絶縁板 23a 貫通孔 31,32 絶縁ハウジング 31a,32a 位置決め孔 31b,32b 空間 31c,32c 位置決めピン 31d,32d ピン 38 駆動カム 41 リンク板 43 ピン 45a,45b 長孔 50,55 保持部材 51 保持溝 53 ピン係合孔 56 突起部 58 保持部 60a,60b 相手側コネクタ 70 ハウジング部材 71,72 絶縁ハウジング 71a,72a 立面壁 71b,72b 貫通孔 71c,75d,82d 位置決めピン 71d,75e 段差部 75b 配列孔 75a 絶縁フィルム 75c 樹脂モールド 81 ピン保持部材 81a 凹部 81b,91b 配列孔 82 ピン配列部材 82a スプリング挿入孔 82b 絶縁ハウジング 91b 配列孔 93a スプリング挿入孔 101 絶縁ソケット 101a 収容孔 101b 孔部 101e 窪み 101f スプリング収容孔 102 絶縁プラグ 102a ガイド孔 102b 段差部 103c ソケットハウジング

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第1
    の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1及
    び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向にの
    びて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物間
    を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体か
    らなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタクト
    の長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫々
    挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるときに
    は前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,前
    記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前記
    長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各々
    は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互いに
    異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記第1及び第2の方向に直交する第3の方向にのび前
    記ピンコンタクトの長手方向の中間部を保持した絶縁性
    のブリッジ部材を備え,前記ブリッジ部材は前記対の絶
    縁ハウジング間に可動に配されていることを特徴とする
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第1
    の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1及
    び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向にの
    びて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物間
    を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体か
    らなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタクト
    の長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫々
    挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるときに
    は前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,前
    記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前記
    長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各々
    は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互いに
    異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記第1及び第2の方向に直交する第3の方向にのびた
    軸心を有し前記ピンコンタクトの前記中間部を保持した
    絶縁性のブリッジ部材と,前記対の絶縁ハウジング間に
    前記第2の方向で可動に保持された保持部材とを備え,
    前記ブリッジ部材は前記保持部材に前記軸心の回りで回
    動可能なように保持されていることを特徴とするコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタにおいて,前記
    対の絶縁ハウジングの相対的な移動にも拘らず前記保持
    部材を実質的に静止状態に保つように前記対の絶縁ハウ
    ジングに前記保持部材を連結したリンク機構を備え,前
    記ブリッジ部材は前記ピンコンタクトの前記長手方向の
    中央部を保持しており,これにより前記ピンコンタクト
    の前記中間部の弾性変形が前記ピンコンタクトの前記中
    央部に関して点対称になるようにしたことを特徴とする
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第1
    の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1及
    び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向にの
    びて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物間
    を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体か
    らなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタクト
    の長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫々
    挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるときに
    は前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,前
    記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前記
    長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各々
    は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互いに
    異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記ピンコンタクトの前記中間部を傾き可能に受けた板
    状絶縁体と,前記板状絶縁体からの前記ピンコンタクト
    の離脱を係止する係止手段とを備え,前記板状絶縁体は
    前記対の絶縁ハウジング間に配されていることを特徴と
    するコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコネクタにおいて,前記
    板状絶縁体は前記第1の方向で互いに間隔をおいて対向
    した2枚の絶縁板を有し,前記2枚の絶縁板の各々は前
    記ピンコンタクトの前記中間部を受け入れた孔を有し,
    前記係止手段は前記ピンコンタクトに備えられかつ前記
    2枚の絶縁板間に介在したフランジ部を有し,前記フラ
    ンジ部は前記2枚の絶縁板の各々に係合するものである
    ことを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のコネクタにおいて,前記
    ピンコンタクトは前記長手方向で間隔をおいた2箇所に
    径方向で互いに逆向きに突出した段差部を夫々有し,前
    記板状絶縁体は前記第1の方向で互いに対向した2枚の
    絶縁板を有し,前記2枚の絶縁板の各々は前記段差部が
    通過できる程度の大きさの孔を有し,前記ピンコンタク
    トの前記段差部と段差部との間の部分を前記絶縁板の孔
    に入れ,前記2枚の絶縁板を前記第2の方向で互いに逆
    向きにかつ前記段差部の突出向きとは逆向きに移動させ
    て前記長手方向で前記段差部を前記絶縁板に対向させた
    ことを特徴とするコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のコネクタにおいて,前記
    ピンコンタクトの前記中間部を保持した絶縁性のブリッ
    ジ部材を備え,前記板状絶縁体は前記第1の方向で互い
    に間隔をおいて対向した2枚の絶縁板を有し,前記2枚
    の絶縁板の各々は前記ピンコンタクトの前記中間部を受
    け入れた孔を有し,前記ブリッジ部材は前記2枚の絶縁
    板間に配されていることを特徴とするコネクタ。
  8. 【請求項8】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第1
    の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1及
    び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向にの
    びて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物間
    を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体か
    らなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタクト
    の長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫々
    挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるときに
    は前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,前
    記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前記
    長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各々
    は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互いに
    異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記位置決め孔の径は前記ピンコンタクトの径よりも十
    分に大きく設定されており,さらに,前記ピンコンタク
    トを前記位置決め孔の内面の一部に圧接された片寄せス
    プリングを備えたことを特徴とするコネクタ。
  9. 【請求項9】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第1
    の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1及
    び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向にの
    びて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物間
    を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体か
    らなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタクト
    の長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫々
    挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるときに
    は前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,前
    記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前記
    長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各々
    は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互いに
    異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記位置決め孔は前記第1及び第2の方向に対し傾斜し
    た第4の方向に沿ってのびており,前記位置決め孔の径
    は前記ピンコンタクトの径よりも十分に大きく設定され
    ており,前記位置決め孔の傾斜の向きは前記相対位置が
    前記第2の位置にあるときの前記ピンコンタクトの姿勢
    に従っており,前記位置決め孔の両端の相対向する口縁
    部によって前記相対位置が前記第1の位置にあるときの
    前記ピンコンタクトの振れを抑制したことを特徴とする
    コネクタ。
  10. 【請求項10】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第
    1の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1
    及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向に
    のびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物
    間を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体
    からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタク
    トの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫
    々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるとき
    には前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,
    前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前
    記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各
    々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互い
    に異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記対の絶縁ハウジングの各々は前記第1の方向で互い
    に間隔をおいて対向した薄い2枚のフィルムを有し,前
    記2枚のフィルムは相対応する箇所に互いに協働して前
    記位置決め孔を構成する同径の素孔を夫々有し,前記素
    孔は前記相対位置が前記第2の位置にあるときの前記ピ
    ンコンタクトの姿勢に従って前記フィルムの面に沿う方
    向で互いに位置ずれしていることを特徴とするコネク
    タ。
  11. 【請求項11】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第
    1の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1
    及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向に
    のびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物
    間を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体
    からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタク
    トの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫
    々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるとき
    には前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,
    前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前
    記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各
    々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互い
    に異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記位置決め孔はその内面に,当該内面から外に向けて
    孔軸と同一の方向にのびた溝を有し,前記ピンコンタク
    トは前記両端部の近傍部分に前記溝に対応したフランジ
    を有し,前記対の絶縁ハウジングは,前記第1の方向
    で,前記フランジが前記溝に挿入された特定位置と前記
    特定位置よりも互いに接近した位置との間で可動にされ
    ていることを特徴とするコネクタ。
  12. 【請求項12】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第
    1の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1
    及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向に
    のびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物
    間を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体
    からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタク
    トの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫
    々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるとき
    には前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,
    前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前
    記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各
    々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互い
    に異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記ピンコンタクトは前記両端部の近傍部分に膨出部を
    有し,前記位置決め孔は前記膨出部に嵌合する寸法を有
    し,前記対の絶縁ハウジングは,前記第1の方向で,前
    記膨出部が前記位置決め孔に挿入された特定位置と前記
    特定位置よりも互いに接近した位置との間で可動されて
    いることを特徴とするコネクタ。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載のコネクタに
    おいて,前記対の絶縁ハウジングの各々を前記特定位置
    に付勢したハウジング付勢手段を備えたことを特徴とす
    るコネクタ。
  14. 【請求項14】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第
    1の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1
    及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向に
    のびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物
    間を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体
    からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタク
    トの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫
    々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるとき
    には前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,
    前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前
    記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各
    々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互い
    に異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記対の絶縁ハウジングの各々の前記位置決め孔は,他
    方の絶縁ハウジング側の端部で前記ピンコンタクトより
    も僅かに大きく,かつ反対側の端部に近付くに連れて徐
    々に前記第2の方向に拡幅され,これにより前記相対位
    置が前記第2の位置にあるときにも前記ピンコンタクト
    を逃げるように構成したことを特徴とするコネクタ。
  15. 【請求項15】 第1の方向で互いに対向しかつ前記第
    1の方向に直交する第2の方向において相対位置を第1
    及び第2の位置間で可変でありしかも前記第1の方向に
    のびて空所を規定した導電性内面をもつ対の接続対象物
    間を接続するためのコネクタにおいて,導電性の弾性体
    からなる長いピンコンタクトを備え,前記ピンコンタク
    トの長手方向の両端部は前記対の接続対象物の空所に夫
    々挿入され,前記相対位置が前記第1の位置にあるとき
    には前記両端部は前記空所に夫々遊嵌した状態にあり,
    前記第2の位置にあるときには前記ピンコンタクトの前
    記長手方向の中間部の弾性変形を伴って前記両端部の各
    々は前記導電性内面に前記第1の方向及び径方向で互い
    に異なる2箇所で圧接するものであり, 前記第1の方向で互いに対向しかつ前記第2の方向で相
    対的に可動な対の絶縁ハウジングを備え,前記対の絶縁
    ハウジングは前記ピンコンタクトの前記両端部の近傍部
    分を夫々受け入れた位置決め孔を有し, 前記対の絶縁ハウジングは前記対の接続対象物間に配さ
    れており,さらに前記対の絶縁ハウジングのうち少なく
    とも一方の絶縁ハウジングとこれに対向した接続対象物
    との両者間を位置合せするために前記第1の方向で互い
    に嵌合するガイド穴及び位置決めピンを備え,前記ガイ
    ド穴及び前記位置決めピンは前記第1の方向における途
    中に前記両者間の前記第2の方向での相対的移動を許容
    する段差を有していることを特徴とするコネクタ。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15の内のいずれか一つに
    記載のコネクタにおいて,前記対の接続対象物と前記ピ
    ンコンタクトとの組合わせを複数備えたことを特徴とす
    るコネクタ。
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