JP2003317831A - 基板取付型電気コネクタ組立体および電気コネクタ - Google Patents

基板取付型電気コネクタ組立体および電気コネクタ

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JP2003317831A JP2002123907A JP2002123907A JP2003317831A JP 2003317831 A JP2003317831 A JP 2003317831A JP 2002123907 A JP2002123907 A JP 2002123907A JP 2002123907 A JP2002123907 A JP 2002123907A JP 2003317831 A JP2003317831 A JP 2003317831A
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Masaaki Iwasaki
正章 岩▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板取付型電気コネクタ組立体および電気コ
ネクタにおいて、部品の種類および初期投資費用を少な
くする。 【解決手段】 コネクタ1を基板90に取り付けて上下
逆に配置すると、雌雄同形のコネクタ1を有する組立体
100が構成される。コネクタ1の副ハウジング50
は、その回動軸54を、主ハウジング2のラッチアーム
26a、26b間に回動可能に保持されている。この組
立体100のコネクタ1同士が上下方向に僅かに位置ず
れしている場合は、コネクタ1を矢印Cで示す方向に相
対的に移動させて嵌合させると、副ハウジング50が互
いの方向に回動して変位する。これにより、コネクタ1
同士の位置ずれが吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板取付型電気コ
ネクタ組立体およびこれに使用される電気コネクタに関
し、特に、電気コネクタ同士の嵌合時に、嵌合部が遊動
する、所謂フローティングタイプの雌雄同形の基板取付
型電気コネクタ組立体およびこれに使用される電気コネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ等の電子機器内には、電気/電子
部品が実装された複数のプリント回路基板(以下、単に
基板という)が、配置されている。これらの基板同士
は、各々の基板に取り付けられた電気コネクタを互いに
嵌合させて、互いに電気的に接続されることが一般的に
行われている。このとき、基板の、機器内での取付位置
は予め決められているが、組立作業、或いは取付誤差等
により電気コネクタ同士の嵌合部が僅かに位置ずれを生
じることがある。この位置ずれを吸収して、電気コネク
タの嵌合部同士を適切に嵌合できるように、少なくとも
嵌合部が僅かに変位可能に構成された、所謂、遊動式或
いはフローティングタイプと称される電気コネクタが知
られている。
【0003】このような電気コネクタの一例として、実
公平3−38769号公報に開示された電気コネクタ組
立体が知られている。この電気コネクタ組立体は、雌型
コンタクトを有する第1コネクタと、ピンコンタクトを
有する第2コネクタとを備えている。第1コネクタは、
雌型コンタクトのソルダーテール部(接続部)を保持す
るソルダーテール側ハウジングと、雌型コンタクトの接
触部を保持するコンタクト側ハウジングとの2体から構
成されている。雌型コンタクトは、接続部と接触部の間
の中間部に弾性部分を有している。コンタクト側ハウジ
ングは、コンタクトのこの弾性によって、ソルダーテー
ル側ハウジングに対して変位可能に構成されている。ま
た、ピンコンタクトを保持する他方の第2コネクタは、
第1コネクタとは異なる形状のハウジングを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
第1コネクタを構成するソルダーテール側ハウジングと
コンタクト側ハウジングとは、コンタクトを介して連結
されているのみである。このため、電気コネクタの取り
扱い時或いは機器への組み込み時に、何らかの過大な外
力がコンタクト側ハウジングにかかった場合、コンタク
トの中間部が塑性変形してしまう虞がある。また、遊動
機能は、コネクタの一方にのみ設けられているだけなの
で、位置ずれ吸収の範囲が狭い。
【0005】また、電気コネクタ組立体として3種類の
ハウジングが必要になる。即ち、第1コネクタ側では2
種類のハウジング、第2コネクタ側では1種類の、合計
3種類のハウジングが使用される。この場合、3種類の
ハウジングの夫々について金型を製作しなければならな
いので、金型の種類が多くなり、初期投資費用がかさむ
という問題がある。
【0006】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、フローティング構造でありながら、過大な外力
によっても、コンタクトが変形する虞がなく、位置ずれ
吸収の範囲も大きい基板取付型電気コネクタ組立体およ
び電気コネクタを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、部品の種類お
よび初期投資費用を少なくすることができる基板取付型
電気コネクタ組立体およびこれに使用される電気コネク
タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の基板取付型電気
コネクタ組立体は、各々コンタクトおよびこのコンタク
トを有するハウジングを備えた、互いに遊動可能に嵌合
する1組の電気コネクタからなる基板取付型電気コネク
タ組立体において、各電気コネクタが雌雄同形であると
ともに、電気コネクタのハウジングが、コンタクトの基
板への接続部を支持する第1ハウジングと、相手方コン
タクトと接触する、コンタクトの接触部を保持する第2
ハウジングとを有し、第2ハウジングが、電気コネクタ
同士の嵌合時に、接触部の互いの位置ずれを吸収するよ
う、第1ハウジングに対して回動可能に枢着されてなる
ことを特徴とするものである。
【0009】上記第1ハウジング、または、第2ハウジ
ングのいずれか一方が回動軸を有し、他方がこの回動軸
を受容して回動軸を抜け止めおよび保持する、1対の互
いに対向するラッチアームを備えることができる。
【0010】また、本発明の電気コネクタは、コンタク
トの、基板への接続部を支持する第1ハウジングと、相
手方コンタクトと接触する、コンタクトの接触部を保持
する第2ハウジングとを有し、第2ハウジングが、雌雄
同形の相手方電気コネクタとの嵌合時に、接触部の互い
の位置ずれを吸収するよう、第1ハウジングに対して回
動可能に保持されていることを特徴とするものである。
上記第1ハウジング、または、第2ハウジングのいずれ
か一方が回動軸を有し、他方がこの回動軸を受容して回
動軸を抜け止めおよび保持する、1対の互いに対向する
ラッチアームを備えることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の基板取付型電気コネクタ組立体
は、組立体を構成する各電気コネクタが雌雄同形である
とともに、電気コネクタのハウジングが、コンタクトの
基板への接続部を支持する第1ハウジングと、相手方コ
ンタクトと接触する、コンタクトの接触部を保持する第
2ハウジングとを有し、この第2ハウジングが、電気コ
ネクタ同士の嵌合時に、接触部の互いの位置ずれを吸収
するよう、第1ハウジングに対して回動可能に枢着され
ているので、次の効果を奏する。
【0012】即ち、第2ハウジングは、第1ハウジング
に枢着されているので、過大な外力が第2ハウジングに
加わっても、コンタクトを塑性変形させるほどの外力が
コンタクトに加わることがない。従って、フローティン
グ構造でありながら、過大な外力によっても、コンタク
トが変形する虞のない基板取付型電気コネクタ組立体お
よび電気コネクタが得られる。さらに、フローティング
構造を有する同じ構造のコネクタが2つ組み合わせて、
構成されるので、基板取付型電気コネクタ組立体の位置
ずれ吸収の範囲を大きくすることができる。
【0013】そして、さらに各電気コネクタが、2体の
ハウジングからなる雌雄同形の電気コネクタであるの
で、金型の数は2つで済み、部品の種類および初期投資
費用を少なくすることができるという効果を奏する。
【0014】上記第1ハウジング、または、第2ハウジ
ングのいずれか一方が回動軸を有し、他方がこの回動軸
を受容して回動軸を抜け止めおよび保持する、1対の互
いに対向するラッチアームを備えている場合は、第1お
よび第2ハウジングの組立は、ラッチ止めにより行うこ
とができるので、容易に組み立てることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板取付型電気コ
ネクタ組立体(以下、単に組立体という)およびこれに
使用される電気コネクタ(以下、単にコネクタという)
の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して詳
細に説明する。図1は、本発明のコネクタ1の平面図、
図2は、図1に示すコネクタ1の正面図、図3は、図1
のコネクタの左側面図を夫々示す。また、図4は、基板
90に取り付けた本発明の電気コネクタを1組用いて、
上下を逆にして嵌合した状態を示す、本発明の組立体1
00の断面図である。以下、図1から図4を参照して説
明する。
【0016】コネクタ1は、基板90(図4)に取り付
けられる絶縁性の主ハウジング(第1ハウジング)2
と、この主ハウジング2に回動可能に取り付けられた絶
縁性の副ハウジング(第2ハウジング)50と、主ハウ
ジング2および副ハウジング50の両方に亘って配置さ
れた複数のコンタクト4から構成されている。主ハウジ
ング2は、基板90上に配置される矩形板状のベース部
8と、このベース部8の長手方向の両端部に、基板90
に対し直角に突設された端壁6とを有する。
【0017】この両端壁6の間は、コンタクト4を配置
する空間となっている。ベース部8には、コンタクト4
のタイン部12が挿入されるコンタクト挿入孔14が、
ベース部8の長手方向に沿って2列に形成されている。
各コンタクト挿入孔14には、テーパ14a(図4)が
形成されており、タイン部12の挿入を容易にしてい
る。また、テーパ14aが収束した細い貫通孔14b
は、タイン部12を圧入することなく緩く挿入できる断
面形状となっている。
【0018】各端壁6の外側上部には、前方、上方およ
び側方に開放する外側段部16が形成されている。な
お、ここで前方とは、便宜上、図1において矢印Aで示
す、コネクタ1の嵌合方向をいうものとする。そして、
端壁6の内側には、概ね、外側段部16に対応する位置
に、前方、上方および内方に開放する内側段部18が形
成されている。
【0019】内側段部18は高さ方向の大きさが外側段
部16より大きく形成されており、副ハウジング50が
この内側段部18に収容されるようになっている。両内
側段部18間の寸法は、副ハウジング50の長手方向の
寸法より、両側で間隙G(図1)を有する程度大きくな
っている。これにより、組立後、副ハウジング50は、
その長手方向に沿って僅かに移動して、コネクタ同士の
嵌合時の、コネクタ1の長手方向の位置ずれを吸収でき
るようになっている。
【0020】そして、外側段部16と内側段部18とに
よって、後部壁22と前部壁24が形成されている。後
部壁22は比較的厚く、前部壁24は比較的薄く成型さ
れており、これらの壁22、24の境界には、上方に開
放する溝20が形成されている。溝22の底面は、後述
する回動軸54を回動可能に受容できるよう回動軸54
の外形に合わせて湾曲状になっている。
【0021】外側段部16の上向面16aには、後部壁
22および前部壁24の夫々の外側に隣接して、1対の
ラッチアーム26a、26bが上方に向けて突設されて
いる。これらのラッチアーム26a、26bは、前述の
溝20を挟んでその両側に位置している。これらのラッ
チアーム26a、26bは、上部にテーパ27(図3)
を有する互いに内向きの突起28を有する。これらの突
起28は、ハウジング2の長手方向から見て互いにオー
バーラップするように形成されている。前述の溝20お
よびこれらの1対のラッチアーム26a、26bの間に
は、副ハウジング50の回動軸54が回動可能に配置さ
れる。
【0022】次に、副ハウジング50について説明す
る。副ハウジング50は、前述の2つの内側段部18の
間に収容される長さを有する略直方形の部材である。コ
ンタクト4の接触部56(図4)を保持する多数のコン
タクト収容孔52を有する。そして、嵌合部58の上端
両側に、コネクタ1の挿抜方向に延びるガイド突起60
と、ガイド穴62とを有する。ガイド突起60は、外側
と上下両面にテーパ60aを有する概ね角錐形状をして
おり、ガイド穴62は、このガイド突起60を受容する
内径形状を有し、入口の外縁62aおよび下縁62bに
ガイド突起60をガイドするテーパ面が形成されてい
る。これらのガイド突起60と、ガイド穴62は、同じ
コネクタ1を組み合わせたときに、嵌合の初期に、嵌合
部58の位置ずれをテーパ62aにより補償して互いに
ガイド(案内)するようになっている。
【0023】また、嵌合部58の中央壁59は、両端の
ガイド突起60とガイド穴62の内側に延在する寸法を
有する(図2)とともに、段部61が中央壁59の挿抜
方向の長さの略中間に形成されて、前端部分が薄肉とな
っている。また、全てのコンタクト4は、両端のガイド
突起60とガイド穴62の内側、且つ嵌合部58内で上
下方向に整列されて配置されている。これにより、コネ
クタ1を上下逆にして嵌合させると、中央壁59は、薄
肉部分が互いに接するように嵌合するとともに、各コン
タクト4の接触部56は、対応するコンタクト4の接触
部56と接触する。
【0024】副ハウジング50の後端部両側には、副ハ
ウジング50の長手方向に延びる回動軸54が一体に突
設されている。回動軸54は、ラッチアーム26aから
コネクタ1の長手方向に突出する長さを有する。回動軸
54は、前述の溝20に位置合わせした後、1対のラッ
チアーム26a、26bに対し、上方から押し込むよう
に挿入すると、両ラッチアーム26a、26bを撓めて
テーパ27に沿って進入し、突起28を通過すると、ラ
ッチアーム26a、26bが弾発的に復帰して、ラッチ
アーム26a、26bの突起28同士が元のようにオー
バーラップする。これにより、回動軸54は溝20内に
係止されるとともに、上方に抜け出ないようにラッチア
ーム26a、26bにより回動可能に保持される。
【0025】また、ラッチアーム26a(26b)の突
起28の下端、即ち回動軸54の抜けを上から押さえる
エッジ或いは面が回動軸54を抱えるように下に傾斜し
た突起28を形成してもよい。この場合は、突起28
が、回動軸54の最上部よりも下がった、突起28の先
端寄りで回動軸54と接触することになる。そのため、
回動軸54に上向きの力が作用した場合でも、1対のラ
ッチアーム26a、26bは、互いの方向に向かうよう
に回動軸54から力を受けるので、1対のラッチアーム
26a、26bが開くことはない。
【0026】このように、副ハウジング50が回動可能
に主ハウジング2に保持されると、内側段部18と副ハ
ウジング50との間には、図1から図3に示すように、
間隙があるので、副ハウジング50は、この間隙の範囲
内で、回動軸54の周りを図3に矢印Bで示すように回
動可能となる。また、長手方向に沿っても、間隙Gがあ
るので、前述の如く、位置ずれを吸収するように移動す
ることができる。また、副ハウジング50が主ハウジン
グ2に、このように枢着されているので、組立時等に外
力が副ハウジング50に加わっても、コンタクト4に過
大な力が加わることがなく、コンタクト4が塑性変形す
ることが防止される。
【0027】次に、コンタクト4について説明する。コ
ンタクト4は、図4に最もよく示すように、2種類のコ
ンタクト4aと4bから構成される。コンタクト4a
は、ベース部8から基板90に挿通されるタイン部12
aと、コンタクト収容孔52内に圧入されて保持される
接触部56aと、これらを連結する中間部30aとを有
する。中間部30aは、副ハウジング50の後部の外形
形状に沿ってL長を長くするように形成されており、こ
れによって、タイン部12aと接触部56aとが相対的
に容易に変位可能に弾力が付与される。
【0028】また、コンタクト4bも同様に、タイン部
12bと接触部56bを有し、中間部30bは、中間部
30aと副ハウジング50との間で後部に延びる部分3
1と、ベース部8近傍で前方に延びる部分33とを有す
る。これにより、両コンタクト4a、4bには、副ハウ
ジング50の回動および変位に応じて撓み得る長いL長
を有する中間部30が形成される。なお、前述の接触片
56aおよび56bは、夫々弾性接触片および弾性を有
しない固定接触片として形成されている。
【0029】次に、コネクタ1の組立について説明す
る。まず、最初にコンタクト30が、副ハウジング50
のコンタクト収容孔52に圧入され、接触部56の係止
部51が副ハウジング50と干渉係合して固定される。
次にコンタクト4のタイン部12を、コンタクト挿入孔
14に位置合わせしながら、副ハウジング50が内側段
部18に位置するように、主ハウジング2に配置する。
このとき、前述の如く、副ハウジング50の回動軸54
が、主ハウジング2にラッチアーム26a、26bによ
り保持され、また、タイン部12がコンタクト挿入孔1
4に挿入される。タイン部12は、テーパ14aにより
ガイドされながらタイン部12より大径の貫通孔14b
に進入するので、容易に組み立てることができる。
【0030】次に、このようにして構成されたコネクタ
1を、上下逆にして互いに嵌合させるときの態様につい
て、さらに、図5を合わせて参照して説明する。図5
は、位置ずれした状態の2つのコネクタ1を互いに嵌合
した状態を示す、本発明の組立体100の側面図であ
る。コネクタ1を基板90に取り付けて上下逆に配置す
ると、雌雄同形の1組のコネクタ1を有する組立体10
0が構成される。この組立体100のコネクタ1同士が
嵌合すると、図4に示すように嵌合部58同士が組み合
って、接触片56aは、接触片56bと接触するように
なっている。図4に示す嵌合状態は、嵌合の基準位置を
示す。
【0031】図4では、副ハウジング50同士が整合し
ている、即ち位置ずれしていないので、嵌合の際は、副
ハウジング50の位置は殆ど変化していない。しかし、
実際には、図5に示すように、基板90の取付誤差等に
より、コネクタ1同士が上下方向に僅かに位置ずれして
いる場合が生じる。このとき、コネクタ1が、組立時に
矢印Cで示す方向に相対的に移動すると、副ハウジング
50は、前述のガイド突起60とガイド穴62により係
合して、図3に矢印Bで示したように、互いの方向に回
動して変位する。また、この位置ずれは、取付誤差によ
る場合の他に、基板90を仮止め後、ネジで最終的に固
定する場合にも生じる。
【0032】このようにして、コネクタ1の位置ずれ
は、回動軸54の周りに回動する副ハウジング50によ
りその変位が吸収される。また、矢印C方向に沿う位置
ずれについては、コンタクト4同士の嵌合長によって調
節される。即ち、図4に示す接触部56同士が摺動し
て、その位置ずれが吸収される。これにより、コネクタ
1同士の3次元方向の位置ずれが補償される。特に両方
のコネクタ1が、雌雄同形で遊動可能に構成されている
ため、位置ずれの吸収範囲が大きい。また、これらの1
組のコネクタ1を成型する金型も2種類で済むので、初
期投資が少ない。
【0033】以上、本発明の好ましい実施形態について
詳細に説明したが、上記実施形態に限定されるものでは
なく、種々の変形、変更が考えられることはいうまでも
ない。例えば、回動軸54は副ハウジング50に突設さ
れたが、主ハウジング2に突設してもよい。この場合
は、ラッチアームは、副ハウジング50に形成されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタの平面図
【図2】図1に示す電気コネクタの正面図
【図3】図1の電気コネクタの左側面図
【図4】基板に取り付けた、本発明の電気コネクタを1
組用いて、上下を逆にして嵌合した状態を示す、本発明
の基板取付型電気コネクタ組立体の断面図
【図5】位置ずれした状態の、本発明の2つのコネクタ
を互いに嵌合した状態を示す、本発明の基板取付型電気
コネクタ組立体の側面図
【符号の説明】
1 電気コネクタ 2 主ハウジング(第1ハウジング) 4 コンタクト 12 接続部(タイン部) 26 ラッチアーム 50 副ハウジング(第2ハウジング) 54 回動軸 56 接触部 90 基板 100 基板取付型電気コネクタ組立体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々コンタクトおよび該コンタクトを有
    するハウジングを備えた、互いに遊動可能に嵌合する1
    組の電気コネクタからなる基板取付型電気コネクタ組立
    体において、 前記各電気コネクタが雌雄同形であるとともに、前記電
    気コネクタの前記ハウジングが、前記コンタクトの前記
    基板への接続部を支持する第1ハウジングと、相手方コ
    ンタクトと接触する、前記コンタクトの接触部を保持す
    る第2ハウジングとを有し、 該第2ハウジングが、前記電気コネクタ同士の嵌合時
    に、前記接触部の互いの位置ずれを吸収するよう、前記
    第1ハウジングに対して回動可能に枢着されてなること
    を特徴とする基板取付型電気コネクタ組立体。
  2. 【請求項2】 前記第1ハウジング、または、前記第2
    ハウジングのいずれか一方が回動軸を有し、他方が前記
    回動軸を受容して該回動軸を抜け止めおよび保持する、
    1対の互いに対向するラッチアームを備えてなることを
    特徴とする請求項1記載の基板取付型電気コネクタ組立
    体。
  3. 【請求項3】 コンタクトの、基板への接続部を支持す
    る第1ハウジングと、相手方コンタクトと接触する、前
    記コンタクトの接触部を保持する第2ハウジングとを有
    し、 該第2ハウジングが、雌雄同形の相手方電気コネクタと
    の嵌合時に、前記接触部の互いの位置ずれを吸収するよ
    う、前記第1ハウジングに対して回動可能に枢着されて
    なることを特徴とする電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第1ハウジング、または、前記第2
    ハウジングのいずれか一方が回動軸を有し、他方が前記
    回動軸を受容して該回動軸を抜け止めおよび保持する、
    1対の互いに対向するラッチアームを備えてなることを
    特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
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WO2007094149A1 (ja) * 2006-02-17 2007-08-23 Iriso Electronics Co., Ltd. コネクタ
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