JP2604432Y2 - 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 - Google Patents
原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置Info
- Publication number
- JP2604432Y2 JP2604432Y2 JP1993070139U JP7013993U JP2604432Y2 JP 2604432 Y2 JP2604432 Y2 JP 2604432Y2 JP 1993070139 U JP1993070139 U JP 1993070139U JP 7013993 U JP7013993 U JP 7013993U JP 2604432 Y2 JP2604432 Y2 JP 2604432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body flange
- pressure vessel
- inspection
- inspection base
- flaw detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、蓋を取り外した原子炉
圧力容器の胴フランジ部の溶接部を検査するための探傷
装置に関する。
圧力容器の胴フランジ部の溶接部を検査するための探傷
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】原子力発電所においては、定期点検時、
原子炉圧力容器の蓋を取り外し、原子炉ウエル内に水を
張って放射性物質を遮断し、その状態で原子炉圧力容器
内の燃料棒の交換等の作業を行うと共に、種々の機器の
検査を行っていた。
原子炉圧力容器の蓋を取り外し、原子炉ウエル内に水を
張って放射性物質を遮断し、その状態で原子炉圧力容器
内の燃料棒の交換等の作業を行うと共に、種々の機器の
検査を行っていた。
【０００３】また、この定期点検時、原子炉圧力容器の
胴フランジ部の溶接部等の検査は、胴フランジにスタッ
ドボルトで締結されている蓋を取り外し、原子炉ウエル
に張水する前または点検後排水された後に原子炉ウエル
内のバルクヘッド上から作業者が手動の探傷装置を使用
して行っていた。
胴フランジ部の溶接部等の検査は、胴フランジにスタッ
ドボルトで締結されている蓋を取り外し、原子炉ウエル
に張水する前または点検後排水された後に原子炉ウエル
内のバルクヘッド上から作業者が手動の探傷装置を使用
して行っていた。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の圧力
容器の胴フランジ部の検査は定期的に必ず行わなければ
ならず、また、手動で作業員が直接行うため、その検査
は張水されない原子炉ウエル内で行わなければならず、
作業者が被曝するいう問題があり、これらの問題を解決
するための手段が望まれていた。
容器の胴フランジ部の検査は定期的に必ず行わなければ
ならず、また、手動で作業員が直接行うため、その検査
は張水されない原子炉ウエル内で行わなければならず、
作業者が被曝するいう問題があり、これらの問題を解決
するための手段が望まれていた。
【０００５】本考案は、上記課題を解決するために創案
されたもので、その目的は、張水状態の原子炉ウエル内
において、胴フランジの溶接部を遠隔操作で検査するこ
とのできる原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置を提
供することにある。
されたもので、その目的は、張水状態の原子炉ウエル内
において、胴フランジの溶接部を遠隔操作で検査するこ
とのできる原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、原子炉圧力容器の胴フランジの円周方向に
配列されたスタッドボルトに沿って胴フランジ部の溶接
部を検査する探傷装置において、上記胴フランジ上面に
着座すると共に胴フランジ面を探傷する探触子を移動自
在に支持する検査基台と、上記スタッドボルトを着脱自
在に把持し、リンク部材を介して上記検査基台をほぼ１
８０度旋回させて移動するクランプ駒とを備えて構成さ
れたものである。
に本考案は、原子炉圧力容器の胴フランジの円周方向に
配列されたスタッドボルトに沿って胴フランジ部の溶接
部を検査する探傷装置において、上記胴フランジ上面に
着座すると共に胴フランジ面を探傷する探触子を移動自
在に支持する検査基台と、上記スタッドボルトを着脱自
在に把持し、リンク部材を介して上記検査基台をほぼ１
８０度旋回させて移動するクランプ駒とを備えて構成さ
れたものである。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、胴フランジのスタッドボル
トに沿って着座する検査基台はクランプ駒により、ほぼ
１８０度旋回されて移動しながら探触子を移動させるこ
とにより胴フランジの溶接部の探傷検査を行うことがで
きる。
トに沿って着座する検査基台はクランプ駒により、ほぼ
１８０度旋回されて移動しながら探触子を移動させるこ
とにより胴フランジの溶接部の探傷検査を行うことがで
きる。
【０００８】検査基台の移動する際、基台がリンク部材
を介してクランプ駒に連結されているので、スタッドボ
ルトの配列に対する相対位置が変わることなく移動する
ことができる。
を介してクランプ駒に連結されているので、スタッドボ
ルトの配列に対する相対位置が変わることなく移動する
ことができる。
【０００９】また、この移動及び探傷検査は遠隔操作で
自動的に行うことができるため、原子炉ウエル内は張水
した状態で本装置をクレーン等にて吊り下げて胴フラン
ジ部に着座させれば良く、被曝の恐れがなく安全に作業
ができる。
自動的に行うことができるため、原子炉ウエル内は張水
した状態で本装置をクレーン等にて吊り下げて胴フラン
ジ部に着座させれば良く、被曝の恐れがなく安全に作業
ができる。
【００１０】
【実施例】本考案の実施例を添付図面に基いて説明す
る。
る。
【００１１】図１は本考案の装置が採用される原子炉格
納容器を示すものである。
納容器を示すものである。
【００１２】図において、１は原子炉圧力容器（上部蓋
を取り外した状態を示す）で、この圧力容器１は原子炉
格納容器２内に収容され、この圧力容器１の上方には、
バルクヘッド４で区画された原子炉ウエル３が形成され
ると共に、その原子炉ウエル３内には水が張られてい
る。
を取り外した状態を示す）で、この圧力容器１は原子炉
格納容器２内に収容され、この圧力容器１の上方には、
バルクヘッド４で区画された原子炉ウエル３が形成され
ると共に、その原子炉ウエル３内には水が張られてい
る。
【００１３】また、原子炉格納容器２のトップスラブ５
上には、原子炉圧力容器１内の燃料交換用のプラットホ
ーム６が原子炉ウエル３の上方を跨いで走行自在に設け
られており、このプラットホーム６には、昇降自在なフ
ック７を有するホイスト８が走行自在に設けられてい
る。
上には、原子炉圧力容器１内の燃料交換用のプラットホ
ーム６が原子炉ウエル３の上方を跨いで走行自在に設け
られており、このプラットホーム６には、昇降自在なフ
ック７を有するホイスト８が走行自在に設けられてい
る。
【００１４】上記圧力容器１の上部には図示するよう
に、蓋を取り付けるための胴フランジ９が設けられ、こ
の胴フランジ９の上面には、その円周方向に多数のスタ
ッドボルト１０が直立配列されている。
に、蓋を取り付けるための胴フランジ９が設けられ、こ
の胴フランジ９の上面には、その円周方向に多数のスタ
ッドボルト１０が直立配列されている。
【００１５】また、図において、１１は本考案に係る探
傷装置で、この探傷装置１１は胴フランジ９の上面に着
座され、遠隔制御室１２ａに設置された制御装置１２に
ケーブル１３を介して連結されており、このケーブル１
３は探傷装置１１を胴フランジ９上に着座させる際に使
用した吊りロープ１４に沿って配線され、吊りロープ１
４は、その先端が水面に浮上するフロート１５に連結さ
れており、フロート１５は、トップスラブ５上のアンカ
１６に係留ロープ１７を介して連結されている。
傷装置で、この探傷装置１１は胴フランジ９の上面に着
座され、遠隔制御室１２ａに設置された制御装置１２に
ケーブル１３を介して連結されており、このケーブル１
３は探傷装置１１を胴フランジ９上に着座させる際に使
用した吊りロープ１４に沿って配線され、吊りロープ１
４は、その先端が水面に浮上するフロート１５に連結さ
れており、フロート１５は、トップスラブ５上のアンカ
１６に係留ロープ１７を介して連結されている。
【００１６】上記探傷装置１１は、図２〜図４に示すよ
うに、その下面両端部近傍に設けられた着座センサを内
蔵する昇降自在なショックアブソーバ１８を介して胴フ
ランジ９上面に着座されると共に、その下面に胴フラン
ジ９の溶接部を探傷する探触子１９を移動自在に支持す
る検査基台２０が設けられており、この検査基台２０上
には、上記スタッドボルト１０を着脱自在に把持するク
ランプ２１を有し、図２中、２点鎖線で示すように、リ
ンク部材２２を介して上記基台２０をほぼ１８０度旋回
させて移動させるクランプ駒２３が設けられる。
うに、その下面両端部近傍に設けられた着座センサを内
蔵する昇降自在なショックアブソーバ１８を介して胴フ
ランジ９上面に着座されると共に、その下面に胴フラン
ジ９の溶接部を探傷する探触子１９を移動自在に支持す
る検査基台２０が設けられており、この検査基台２０上
には、上記スタッドボルト１０を着脱自在に把持するク
ランプ２１を有し、図２中、２点鎖線で示すように、リ
ンク部材２２を介して上記基台２０をほぼ１８０度旋回
させて移動させるクランプ駒２３が設けられる。
【００１７】上記探傷装置１１の詳細を図２〜図７に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１８】上記検査基台２０には、図３〜図５に示す
ように、その長手方向及び幅方向に探触子１９を移動さ
せるための探触子移動装置２４が設けられている。この
探触子移動装置２４は第５図に示すように、検査基台２
０内に、その長手方向に沿って移動自在な探触子移動台
２５が設けられ、この探触子移動台２５は、検査基台２
０内のガイド溝２６に案内されるガイドローラ２７を有
すると共に、検査基台２０の長手方向に掛け渡された駆
動ベルト２８に連結されている。駆動ベルト２８は、検
査基台２０内の両端部に設けられた駆動モータ２９で回
転駆動されるプーリ３０に掛け渡されている。
ように、その長手方向及び幅方向に探触子１９を移動さ
せるための探触子移動装置２４が設けられている。この
探触子移動装置２４は第５図に示すように、検査基台２
０内に、その長手方向に沿って移動自在な探触子移動台
２５が設けられ、この探触子移動台２５は、検査基台２
０内のガイド溝２６に案内されるガイドローラ２７を有
すると共に、検査基台２０の長手方向に掛け渡された駆
動ベルト２８に連結されている。駆動ベルト２８は、検
査基台２０内の両端部に設けられた駆動モータ２９で回
転駆動されるプーリ３０に掛け渡されている。
【００１９】また、探触子移動台２５には探触子１９を
幅方向に移動させるための探触子移動用ベルト３１が、
移動台２５の幅方向両端部に設けられた駆動プーリ３２
に掛け渡されており、この探触子移動用ベルト３１の下
面側には、探触子１９を支持する支持筒３３が連結され
ている。この支持筒３３内には探触子１９を下方に向け
て付勢するバネ部材３４が設けられている。
幅方向に移動させるための探触子移動用ベルト３１が、
移動台２５の幅方向両端部に設けられた駆動プーリ３２
に掛け渡されており、この探触子移動用ベルト３１の下
面側には、探触子１９を支持する支持筒３３が連結され
ている。この支持筒３３内には探触子１９を下方に向け
て付勢するバネ部材３４が設けられている。
【００２０】上記クランプ駒２３は、本実施例にあって
は、第２図〜第６図に示すように、上記検査基台２０上
に回転軸３５を介して回転自在に連結（第５図に示す）
された従動クランプ駒３６と、これら従動クランプ駒３
６のそれぞれに上下一対のリンク部材２２を介して連結
された一対の駆動クランプ駒３７とで構成されており、
これら、従動及び駆動クランプ駒３６，３７は、スタッ
ドボルト１０のピッチと同じピッチに交互に配列され、
リンク部材２２を介して従動クランプ駒３６と駆動クラ
ンプ駒３７が対になるように連結されている。
は、第２図〜第６図に示すように、上記検査基台２０上
に回転軸３５を介して回転自在に連結（第５図に示す）
された従動クランプ駒３６と、これら従動クランプ駒３
６のそれぞれに上下一対のリンク部材２２を介して連結
された一対の駆動クランプ駒３７とで構成されており、
これら、従動及び駆動クランプ駒３６，３７は、スタッ
ドボルト１０のピッチと同じピッチに交互に配列され、
リンク部材２２を介して従動クランプ駒３６と駆動クラ
ンプ駒３７が対になるように連結されている。
【００２１】リンク部材２２は、その一端部が、駆動ク
ランプ駒３７内に設けられた旋回用モータ３８の駆動軸
３９に連結（図６に示す）されており、そのうち上部の
リンク部材２２の他端部は従動クランプ駒３６の旋回軸
４０に連結され、下部のリンク部材２２の他端部は上記
検査基台２０と従動クランプ駒３６とを連結する回転軸
３５に連結されている。
ランプ駒３７内に設けられた旋回用モータ３８の駆動軸
３９に連結（図６に示す）されており、そのうち上部の
リンク部材２２の他端部は従動クランプ駒３６の旋回軸
４０に連結され、下部のリンク部材２２の他端部は上記
検査基台２０と従動クランプ駒３６とを連結する回転軸
３５に連結されている。
【００２２】上記従動及び駆動クランプ駒３６，３７の
それぞれの両側には図示するように、上記スタッドボル
ト１０を着脱自在に把持するクランプ２１が設けられて
いる。このクランプ２１は、図７に示すように、従動及
び駆動クランプ駒３６，３７の両側外方に突出させて設
けられた支持部材４１に水平方向に回動自在に支持さ
れ、スタッドボルト１０に向けて伸縮自在に設けられた
シリンダ４２の先端部に連結されている。
それぞれの両側には図示するように、上記スタッドボル
ト１０を着脱自在に把持するクランプ２１が設けられて
いる。このクランプ２１は、図７に示すように、従動及
び駆動クランプ駒３６，３７の両側外方に突出させて設
けられた支持部材４１に水平方向に回動自在に支持さ
れ、スタッドボルト１０に向けて伸縮自在に設けられた
シリンダ４２の先端部に連結されている。
【００２３】また、従動及び駆動クランプ駒３６，３７
内のそれぞれには、その伸縮端部がシリンダ４２の側部
に連結された回動シリンダ４３が設けられており、クラ
ンプ２１は、これらシリンダ４２及び回動シリンダ４３
の作動により、スタッドボルト１０を把持したりあるい
はその把持を解放したりするようになっている。
内のそれぞれには、その伸縮端部がシリンダ４２の側部
に連結された回動シリンダ４３が設けられており、クラ
ンプ２１は、これらシリンダ４２及び回動シリンダ４３
の作動により、スタッドボルト１０を把持したりあるい
はその把持を解放したりするようになっている。
【００２４】上記従動及び駆動クランプ駒３６，３７の
それぞれには、図７に示すようにスタッドボルト１０を
検知する接触センサ４４が設けられている。この接触セ
ンサ４４は、スタッドボルト１０の外周に沿って円弧状
に形成された湾曲支持部材４５の両端部に設けられてお
り、この湾曲支持部材４５はショックアブソーバ４６を
介して従動及び駆動クランプ駒３６，３７のそれぞれに
連結されている。
それぞれには、図７に示すようにスタッドボルト１０を
検知する接触センサ４４が設けられている。この接触セ
ンサ４４は、スタッドボルト１０の外周に沿って円弧状
に形成された湾曲支持部材４５の両端部に設けられてお
り、この湾曲支持部材４５はショックアブソーバ４６を
介して従動及び駆動クランプ駒３６，３７のそれぞれに
連結されている。
【００２５】次に上記実施例の作用を説明する。
【００２６】先ず、図１において、張水された状態の原
子炉ウエル３内に探傷装置１１を吊り上げロープ１４を
介してホイスト８で吊り上げ（図中２点鎖線で示す）、
胴フランジ９上のスタッドボルト１０の配列に沿って載
置する。
子炉ウエル３内に探傷装置１１を吊り上げロープ１４を
介してホイスト８で吊り上げ（図中２点鎖線で示す）、
胴フランジ９上のスタッドボルト１０の配列に沿って載
置する。
【００２７】このときの移動操作は、制御装置１２で操
作され、胴フランジ９上の着地はショックアブソーバ１
８で検知され、スタッドボルト１０との接触は接触セン
サ４４で検知される。
作され、胴フランジ９上の着地はショックアブソーバ１
８で検知され、スタッドボルト１０との接触は接触セン
サ４４で検知される。
【００２８】胴フランジ９上に着座した探傷装置１１は
図８に示すように、従動及び駆動クランプ駒３６，３７
のクランプ２１でスタッドボルト１０を把持して検査基
台２０を固定した後、胴フランジ９上から探触子１９を
長手方向または幅方向に移動させながら胴フランジ９の
溶接部（図示せず）を検査する。
図８に示すように、従動及び駆動クランプ駒３６，３７
のクランプ２１でスタッドボルト１０を把持して検査基
台２０を固定した後、胴フランジ９上から探触子１９を
長手方向または幅方向に移動させながら胴フランジ９の
溶接部（図示せず）を検査する。
【００２９】検査基台２０を移動させるときには、先
ず、図９に示すように、従動クランプ駒３６のクランプ
２１を解放した後、駆動クランプ駒３７の旋回用モータ
３８の駆動によりリンク部材２２を介して従動クランプ
駒３６及び検査基台２０をほぼ１８０度旋回させて１／
２ピッチ移動させ、さらに、検査基台２０を移動させる
ときには、図１０に示すように、従動クランプ駒３６を
クランプ２１で固定し、旋回用モータ３８の駆動及びリ
ンク部材２２を介して駆動クランプ駒３７をほぼ１８０
度旋回させた後、図１１に示すように、駆動クランプ駒
３７を固定し、従動クランプ駒３６及び検査基台２０を
ほぼ１８０度旋回させれば更に１／２ピッチ移動でき
る。
ず、図９に示すように、従動クランプ駒３６のクランプ
２１を解放した後、駆動クランプ駒３７の旋回用モータ
３８の駆動によりリンク部材２２を介して従動クランプ
駒３６及び検査基台２０をほぼ１８０度旋回させて１／
２ピッチ移動させ、さらに、検査基台２０を移動させる
ときには、図１０に示すように、従動クランプ駒３６を
クランプ２１で固定し、旋回用モータ３８の駆動及びリ
ンク部材２２を介して駆動クランプ駒３７をほぼ１８０
度旋回させた後、図１１に示すように、駆動クランプ駒
３７を固定し、従動クランプ駒３６及び検査基台２０を
ほぼ１８０度旋回させれば更に１／２ピッチ移動でき
る。
【００３０】この移動の際、クランプ駒２３と検査基台
２０とはリンク部材２２を介して連結されているので、
１８０度旋回しても、スタッドボルト１０の配列とは、
その相対位置関係が変わることがない。
２０とはリンク部材２２を介して連結されているので、
１８０度旋回しても、スタッドボルト１０の配列とは、
その相対位置関係が変わることがない。
【００３１】また、従動及び駆動クランプ駒３６，３７
には、スタッドボルト１０を検知する接触センサ４４が
設けられているので、これらクランプ駒３６，３７はス
タッドボルト１０の位置に正確に位置され、さらに、こ
れをクランプ２１で把持して検査基台２０をほぼ１８０
度旋回させて移動させるので、検査基台２０をスタッド
ボルト１０の円弧状の配列に沿った位置に移動固定させ
ることができる。
には、スタッドボルト１０を検知する接触センサ４４が
設けられているので、これらクランプ駒３６，３７はス
タッドボルト１０の位置に正確に位置され、さらに、こ
れをクランプ２１で把持して検査基台２０をほぼ１８０
度旋回させて移動させるので、検査基台２０をスタッド
ボルト１０の円弧状の配列に沿った位置に移動固定させ
ることができる。
【００３２】また、これら移動及び探傷作業は、張水し
た状態の原子炉ウエル３内において制御装置１２で遠隔
的に操作して自動的に行うので、放射能に汚染された
り、被曝することなく安全に行うことができる。
た状態の原子炉ウエル３内において制御装置１２で遠隔
的に操作して自動的に行うので、放射能に汚染された
り、被曝することなく安全に行うことができる。
【００３３】なお、本実施例においてクランプ駒２３を
従動及び駆動クランプ駒３６，３７を用いた例を提示し
たが、クランプ駒２３は、駆動クランプ駒３７のみでも
よく、この場合には、駆動クランプ駒３７と検査基台２
０とをリンク部材２２を介して連結し、さらに検査基台
２０をスタッドボルト１０に固定するための把持手段を
別途設ければよい。
従動及び駆動クランプ駒３６，３７を用いた例を提示し
たが、クランプ駒２３は、駆動クランプ駒３７のみでも
よく、この場合には、駆動クランプ駒３７と検査基台２
０とをリンク部材２２を介して連結し、さらに検査基台
２０をスタッドボルト１０に固定するための把持手段を
別途設ければよい。
【００３４】
【考案の効果】本考案によれば、圧力容器の胴フランジ
上をスタッドボルトを把持して検査基台をほぼ１８０度
旋回移動させるクランプ駒を設けたので、検査基台をス
タッドボルトの配列に沿った位置に移動させて胴フラン
ジの溶接部の探傷検査を行うことができ、また、その検
査は、原子炉ウエル内に水を張った状態で遠隔操作によ
り行うことができるので、その検査作業が放射能に汚染
されたり被曝することなく安全に行うことができる等の
効果を発揮する。
上をスタッドボルトを把持して検査基台をほぼ１８０度
旋回移動させるクランプ駒を設けたので、検査基台をス
タッドボルトの配列に沿った位置に移動させて胴フラン
ジの溶接部の探傷検査を行うことができ、また、その検
査は、原子炉ウエル内に水を張った状態で遠隔操作によ
り行うことができるので、その検査作業が放射能に汚染
されたり被曝することなく安全に行うことができる等の
効果を発揮する。
【図１】本考案の原子炉格納容器の実施例を示す概略斜
視図である。
視図である。
【図２】本考案の探傷装置の実施例の要部を示す平面図
である。
である。
【図３】図３の側面図である。
【図４】図２のIV−IV線断面図である。
【図５】探触子の移動装置を示す詳細断面図である。
【図６】リンク部材の連結部の詳細を示す一部破断側面
図である。
図である。
【図７】クランプ駒のクランプの詳細を示す一部破断平
面図である。
面図である。
【図８】本考案の実施例の作用を説明する側面図であ
る。
る。
【図９】本考案の実施例の作用を説明する側面図であ
る。
る。
【図１０】本考案の実施例の作用を説明する側面図であ
る。
る。
【図１１】本考案の実施例の作用を説明する側面図であ
る。
る。
１ 圧力容器 ９ 胴フランジ １０ スタッドボルト １１ 探傷装置 １９ 探触子 ２０ 検査基台 ２２ リンク部材 ２３ クランプ駒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松永 征雄 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番 の１ 中部電力株式会社 電力技術研究 所内 (72)考案者 小山 邦夫 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番 の１ 中部電力株式会社 電力技術研究 所内 (72)考案者 永瀬 弘一 神奈川県横浜市磯子区新杉田８番地 株 式会社東芝 横浜事業所内 (72)考案者 諏訪園 司 神奈川県横浜市磯子区新杉田８番地 株 式会社東芝 横浜事業所内 (72)考案者 田村 満 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (72)考案者 小林 弘二 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (72)考案者 大野 光夫 神奈川県横浜市金沢区福浦１−９−４ 石川島検査計測株式会社 技術研究所内 (72)考案者 穂積 清介 神奈川県横浜市金沢区福浦１−９−４ 石川島検査計測株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 実開 平３−109160（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−104853（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−99353（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−70354（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−70353（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−55558（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G21C 17/00 G01N 27/00 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (1)
- 【請求項１】 圧力容器の胴フランジの円周方向に配列
されたスタッドボルトに沿って上記胴フランジ部の溶接
部を検査する探傷装置において、上記胴フランジ上面に
着座すると共に胴フランジ面を探傷する探触子を移動自
在に支持する検査基台と、上記スタッドボルトを着脱自
在に把持し、リンク部材を介して上記検査基台をほぼ１
８０度旋回させて移動するクランプ駒とを備えたことを
特徴とする圧力容器の胴フランジ部探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993070139U JP2604432Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993070139U JP2604432Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741498U JPH0741498U (ja) | 1995-07-21 |
| JP2604432Y2 true JP2604432Y2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=13422948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993070139U Expired - Lifetime JP2604432Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604432Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993070139U patent/JP2604432Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0741498U (ja) | 1995-07-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI406298B (zh) | 在一核子反應器場所處之一核子反應器容器、一用過燃料池或一設備坑中之至少一者之水下環境中檢查或利用工具的方法 | |
| US4893512A (en) | Swinging-type automatic examination apparatus for piping | |
| KR20200130961A (ko) | 배관 용접부 검사장치 | |
| CN206961530U (zh) | 乏燃料组件多功能检测设备 | |
| US5164151A (en) | Manipulator system for an enclosure with a limited access point | |
| JPH0434449Y2 (ja) | ||
| JP2604432Y2 (ja) | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 | |
| JPH09203647A (ja) | 遠隔操作式探傷検査装置 | |
| JP3283132B2 (ja) | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 | |
| JPH1172484A (ja) | 原子炉のフランジ関連検査装置 | |
| JP2604431Y2 (ja) | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 | |
| JP3292577B2 (ja) | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 | |
| WO2022086223A1 (ko) | 중수로 사용후핵연료가 수용된 연료바스켓의 절단장치 | |
| JPH0741496U (ja) | 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置 | |
| JPH0763884A (ja) | 原子炉内遠隔作業装置 | |
| JP2502169Y2 (ja) | 容器胴フランジ部の探傷装置 | |
| JPH10160886A (ja) | 原子炉圧力容器の検査装置 | |
| JPH0372435B2 (ja) | ||
| JPH0731168Y2 (ja) | 容器胴フランジの探傷装置 | |
| JP2502997Y2 (ja) | 圧力容器のスタッドボルト探傷装置 | |
| JP2796468B2 (ja) | 保守作業用装置 | |
| JPH01291198A (ja) | 原子炉内下部構造物検査装置 | |
| JPH0315720B2 (ja) | ||
| JPS60201251A (ja) | 水中検査装置 | |
| JPH1194977A (ja) | 原子炉制御棒駆動装置のハウジング検査装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 9 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |