JP2603977B2 - 家畜のパスツレラヘモリティカ感染症の予防及び治療剤 - Google Patents

家畜のパスツレラヘモリティカ感染症の予防及び治療剤

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、家畜のパスツレラヘモリティカ感染症の予
防及び治療剤並びに予防及び治療方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は生薬を主成分とする牛、山
羊、羊等のパスツレラヘモリティカ感染症の予防及び治
療剤並びに予防及び治療方法に関する。
[従来の技術] 家畜のパスツレラヘモリティカ感染症は、パスツレラ
ヘモリティカPasteurella haemolyticaの感染によって
起こる疾病で、特に、牛、羊、山羊にみられる。具体的
には主に、肺炎や輸送熱をもたらし、また雌牛に***炎
や羊、めん羊には敗血症をもたらす。症状はパラインフ
ルエンザウィルスによるパラインフルエンザと似てお
り、またそれと混合感染することもある。
このような重大な伝染病であるにもかかわらず、有効
な対策は殆んどなく、適切な飼育管理を行なうことなど
の対策がとられているが、実際には予防できないことが
多い。
また、これまでに本疾病に予防及び治療するために、
例えば抗生物質やその他の抗菌剤を飼料と共に投与する
方法も行なわれている。しかし、近年特に耐性菌の発生
や動物への抗生物質等の残留性の問題等があって、抗生
物質等の投与を家畜等の動物に対して行なうことは適当
でないという気運が高まりつつある。従って、抗生物質
等を用いない本症の予防及び治療方法と予防及び治療剤
の開発が望まれている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記の問題点を解決すべく研究した結
果、ある種の生薬に本疾病を抑制する効果がある事を見
出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の目的は、家畜のパスツレラヘモリティ
カ感染症の予防及び治療剤並びに同症の予防及び治療方
法を提供することにある。
本発明は、ヨモギ、オウレン、オウゴン、タンジン、
チモ、ダイオウ、チョウジ、ケイヒ、ビワヨウ、ホッ
プ、ヨウバイヒ、アロエ、ウバイ、エンメイソウ、ゴバ
イシ、サンシュユ、シコン、シャクヤク、キンオウシ、
チユ及びマオウからなる群から選択された1種または2
種以上の生薬を含有する家畜のパスツレラヘモリティカ
感染症の予防及び治療剤を提供するものである。
本発明はまた、原末の形態の生薬、有機溶剤、有機溶
剤と水との混合物または水で抽出して得られる生薬エキ
ス、または生薬有効成分を含有する上記の家畜のパスツ
レラヘモリティカ感染症の予防及び治療剤を提供するも
のである。
本発明はまたは生薬を飼料中に配合してなる家畜のパ
スツレラヘモリティカ感染症の予防及び治療剤を提供す
るものである。
さらに本発明は、ヨモギ、オウレン、オウゴン、タン
ジン、チモ、ダイオウ、チョウジ、ケイヒ、ビワヨウ、
ホップ、ヨウバイヒ、アロエ、ウバイ、エンメイソウ、
ゴバイシ、サンシュユ、シコン、シャクヤク、キンオウ
シ、チユ及びマオウからなる群から選択された1種また
は2種以上の生薬の有効量を投与することからなる家畜
のパスツレラヘモリティカ感染症の予防及び治療剤を提
供するものである。
本発明はまた、原末の形態の生薬、有機溶剤、有機溶
剤と水との混合物または水で抽出して得られる生薬エキ
ス、または生薬有効成分の形態で投与することからなる
家畜のパスツレラヘモリティカ感染症の予防及び治療方
法を提供するものである。
本発明はまた、生薬を飼料中に配合して投与すること
からなる家畜のパスツレラヘモリティカ感染症の予防及
び治療方法を提供するものである。
ヨモギ(艾)は、ヨモギ(Artemisia princeps Pampa
nini)またはヤマヨモギ(Artemisia montana Pampanin
i)の葉である。このものは精油約0.02%を含み、その
主成分はシネオール、α−ツヨン等であり、他にビタミ
ンA,B,C,D等を含む。収れん、共血薬としてヒトの子宮
出血などの治療に用いられまた強壮、補血の効果も有す
る。
オウレン(黄連)は、オウレン(Coptis japonica Ma
kino)の根茎から細根を焼去ったものである。このもの
は成分としてベルベリン、パルマチン等を含み、ヒトの
健胃苦味、整腸薬として用いられている。
オウゴン(黄金)は、コガネバナ(Scutellaria baic
alensis Georgi)のコルク皮を除いた根である。このも
のは成分として、オーゴニンとバイカリンを含み、ヒト
の消炎、解熱薬として用いられている。
タンジン(丹参)はタンジン(Salvia miltiorrhiza
Bunge)の根である。このものは成分として、タンジノ
ンI,II、クリプトタンジノンを含み、ヒトの強壮、通
経、婦人薬として月経不調、子宮出血、腹痛及び緒瘡に
用いられる。
チモ(知母)は、ハナスゲ(Anemanhena asphodeloid
es Bunge)の根茎である。このものは成分として、サポ
ニン、ステロイドサポニン、タンニン等を含み、ヒトの
消炎、解熱、止瀉、利尿、鎮痛薬として用いられてい
る。
ダイオウ(大黄)は、ダイオウ(Rheum palmatum Lin
ne′)及び近縁植物の根茎の皮部をほとんど除去して縦
割したものである。このものは成分として、アントラキ
ノン誘導体としてのクリソファノール、エモジン、エモ
ジンモノメチルエーテル等を含み、ヒトの健胃苦味、緩
下、消炎薬として慢性胃腸病、消化不良、便秘症に用い
られている。
チョウジ(丁子)は、チョウジ(Eugenia caryophyll
ata Thunb.)の開花直前のつぼみである。このものは成
分として、オイゲノール、アセチルオイゲノール等を含
み、ヒトの消化機能促進、駆虫薬として、また香辛料、
化粧品としても用いられている。
ケイヒ(桂皮)は、ケイジュ(Cinna momum Cassia B
lume)の乾皮及び枝皮を剥ぎコルク層を多少除いたもの
である。このものは成分として、シンナムアルデヒド、
酢酸シンナミル等を含み、ヒトの発汗、解熱、鎮痛、健
胃、整腸、駆虫薬として用いられている。
ビワヨウ(枇杷葉)は、ビワ(Eriobotrya japonica
Lindley)の葉の軟毛をできるだけ除いたものである。
このものは、ブドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース等を
成分として含み、ヒトの清涼、健胃薬として暑気あたり
やその予防薬として用いられていたものである。
ホップは、ホップ(Humulus Lupulus Linne′)の成
熟した果穂である。このものは成分として、タンニン、
フムロン、ルプロン等を含み、ビールの醸造において、
苦味及び芳香を附けるために必要なものである。
ヨウバイヒ(楊梅皮)は、ヤマモモ(Myrica rubra S
iebold et Zuccarini)の樹皮である。このものは成分
として、タンニン、ミリセチン及びミリシトリン等含
み、ヒトの収れん薬として下痢に用い、また打撲症に効
果がある。
アロエは、アロエ(Aloe arborescens Mill.var.nata
lensis Bergel.)の粘液を煮つめたものである。このも
のの成分は、バルバロイン、アロエ−エモジン等であ
り、中東やヨーロッパで、古くから苦味健胃薬または下
痢として用いられている。
ウバイ(烏梅)、ウメ(prunus Mume Siebold et Zuc
c rini)の未熟の果実から果皮を剥いで媒煙中に埋めて
乾燥したものである。このものの成分は、コハク酸、ク
エン酸、リンゴ酸、酒石酸等であり、ヒトの清涼性収れ
ん薬、止瀉、蛔中駆除、解熱薬等として用いられる。
エンメイソウ(延命草)は、ヒキオコシ(Isodon jap
onica Hara)またはクロバナヒキオコシ(Isodon trich
ocarpus Kudo)の茎葉である。このものは成分として、
プレクトランチン及びエンメインであり、ヒトの健胃苦
味薬として消化不良、食欲不振、腹痛等の治療に用いら
れる。
ゴバイシ(五倍子)は、ヌルデノミミフシアブラムシ
(Melaphis chinensis J.Bell)の刺傷により主として
ヌルデ(Rhus javanica Linne′)の葉に生じたゴール
であって、成分としてタンニン、没食子酸、脂肪、樹脂
等を含む。五倍子チンキ、タンニン酸、没食子酸、ピロ
ガロールの製造原料とされる。
サンシュユ(山茱萸)は、サンシュユ(Cornus offic
inalis Siebold et Zuccarini)の成熟した果実から種
子を抽いたものである。このものは成分として、結晶性
の有機酸、没食子酸、リンゴ酸、酒石酸等を含み、ヒト
の滋養、強壮、収れん薬として用いられている。
シコン(紫根)は、ムラサキ(Lithospermum officin
ale Linne′ var.erythrorhizon Maximowicz)の根であ
る。このものは成分として紫色素アセチルシコニンを含
み、ヒトの解熱、解毒薬として、火傷、凍傷の治療に用
いられている。
シャクヤク(芍薬)は、シャクヤク(Paeonia albifl
ora Pallas var.trichocarpa Bunge)の根である。この
ものは成分として、安息香酸、樹脂等を含み、ヒトの収
れん、緩和、鎮痛、鎮痙薬として用いられている。
キンオウシ(金桜子)は、ナニワイバラ(Rosa laevi
gata Michaux)の偽果である。このものは成分として、
クエン酸、リンゴ酸、タンニン、サポニン、ビタミンC
等を含み、ヒトの下痢や多尿を止めるのに用いられてい
る。
チユ(地楡)は、ワレモコウ(Sanguisorba officina
lis L.)の根部を採り、乾燥させたものである。成分と
して、タンニン(17%)、サポニンを含み、ヒトの止血
収れん薬として、吐血、喀血、月経過多に用いられる。
マオウ(麻黄)は、マオウ(Ephedra sinica Stapf)
の地上茎である。このものは成分として、l−エフェド
リン、d−シュードエフェドリン等を含み、ヒトの鎮
咳、発汗、利尿薬として用いられている。
上記したように、本発明で用いるヨモギ、オウレン、
オウゴン、タンジン、チモ、ダイオウ、チョウジ、ケイ
ヒ、ビワヨウ、ホツプ、ヨウバイヒ、アロエ、ウバイ、
エンメイソウ、ゴバイシ、サンシュユ、シコン、シャク
ヤク、キンオウシ、チユ及びマオウの夫々は、従来か
ら、それらを単独でか、または組合わせてヒトの疾病の
予防及び治療のために使用されていたものであるが、こ
れらを家畜の疾病の予防及び治療の目的、殊に哺乳類の
感染症の予防及び治療の目的で使用する試みはこれまで
になされたことがなかった。
本発明者らは、上記した生薬の薬効に着目して種々研
究を行なった結果、細菌パスツレラヘモリティカに由来
する家畜の感染症であるパスツレラヘモリティカ感染症
の予防及び治療に上記した生薬の1種または2種以上を
組合わせて投与することがきわめて有効であることを見
出し、本発明を完成したのである。
即ち、下記するように、上記した特定の種類の生薬及
びその抽出物が、インビトロ及びインビボにおいて細菌
Pasteurella haemolyticaに対し特異的に静菌作用及び
殺菌作用があることが明らかになった。そしてこのPast
eurella haemolyticaに対する抑制効果の結果、上記し
た生薬を家畜に投与した場合に、Pasteurella haemolyt
icaに由来する家畜の疾病であるパスツレラヘモリティ
カ感染症の予防及び治癒することができたのである。
そしてこの家畜に特有の疾病に対して上記した特定の
生薬及び抽出物が有効であることは予想もしえなかった
ことで、本発明者らによってはじめて明らかにされたこ
とである。
これら生薬は原末そのまま、または抽出エキス、生薬
有効成分の形態で直接投与したり、またこれらのものを
飼料に添加したりあるいは溶液製剤、分散製剤、半固形
製剤、粉粒体製剤、成型製剤、浸出製剤、注射用製剤等
に製剤化して使用する。
抽出エキスは、例えば水、有機溶剤または水と有機溶
剤との混合物を使用して溶剤抽出し、それをそのまま
か、濃縮してか、希釈してか、または溶剤を除去して用
いられる。
有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、
n−プロパノール、n−ブタノール、アセトン、酢酸エ
チル、エーテル、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼ
ン、四塩化炭素、石油エーテル等が使用され、特にメタ
ノール、エタノールが望ましい。これらの有機溶剤は1
種または2種以上の混合物として用いることができる。
この溶剤抽出は、生薬をこれらの溶剤に含浸または温
浸して行なうことができる。冷浸の場合には15〜25℃、
温浸の場合は35〜45℃の温度範囲で行なうことができ
る。抽出時間は、抽出温度によって異なるが、一般的に
は約5日間または可溶性成分が充分に溶けるまでとす
る。
生薬有効成分は、例えば、上記抽出エキスをさらに各
種溶剤を用いて振盪し、この溶剤に移行する画分を採り
出し、その溶剤を留去したものを有効画分、即ち有効成
分として用いることもできる。
この場合に使用される溶剤は、非極性溶剤例えば、低
級脂肪族エーテル類(ジエチルエーテル、エチルメチル
エーテル等);低級ハロゲンアルカン類(クロロホル
ム、ジクロルエタン、ジブロモエタン等);ベンゼン類
(ベンゼン、トルエン、キシレン等);その他の石油系
溶剤(石油エーテル、石油ベンゼン、リグロイン等)等
が例としてあげられる。
また、この有効画分を採り出した残りの水溶液を、水
及びある種の有機溶剤に水を飽和させたものを使用する
ことにより振盪抽出し、水洗し、残分である有機溶剤層
に移行する画分の溶剤を留去したものも、有効画分即ち
有効成分として用いることができる。この有効画分は上
記の有効画分とは、物理化学的性質が異なり、検出され
る成分も異なるものである。
投与量は、生薬の原末重量で換算して0.001mg/体重kg
/日〜100g/体重kg/日の範囲である。この量は予防剤と
して用いる場合と治療剤として用いる場合では異なり、
一般的には後者の方が投与量は多くなる。
投与方法は、経口投与または非経口投与することがで
き、非経口投与としては筋肉内投与、腹腔内投与、経皮
投与、経鼻投与、静脈内投与等が可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば家畜のパスツレ
ラヘモリティカ感染症の有効な予防及び治療剤並びに有
効な予防及び治療方法が提供される。
本発明の予防及び治療剤は生薬またはそれから得られ
るエキス等を主薬とするため、抗生物質等の場合の耐性
菌の発生や副作用の問題が全くなく、安心して投与する
ことができる。
また、薬剤の残留による人体への影響の心配がないた
め、肉用牛等の対するパスツレラヘモリティカ感染症の
予防及び治療用の薬物として適当である。
さらに、抗生物質等を用いる場合に比べて、安価に同
疾病を予防及び治療することができる。
以下本発明を試験例及び実施例によりさらに詳しく説
明する。
試験例 1 Pasteurella haemolyticaの各種生薬に対する感受性
を調べた。
各種生薬を、生薬に対し7倍量の50%エタノール水溶
液中に加え、16時間抽出してアルコール抽出物とした。
抽出物を直径8mmのディスクに25μずつしみ込ませ
乾燥させた。このディスクをPasteurella haemolytica
の菌株を塗った血液寒天培地に置き、37℃で18時間培養
した後阻止円の直径を測定した。
次にその試験結果を示せば表1のとおりである。
実施例 1 基礎飼料 とうもろこし 300重量部 マイロ 135 〃 ふすま 70 〃 大豆粕 246 〃 小麦粉 180 〃 イエローグリス 7 〃 糖密 30 〃 炭酸カルシウム 14.5〃 第3りん酸カルシウム 11 〃 食塩 5 〃 ビタミン・ミネラル剤 1.5〃 前記基礎飼料にオウレン粉末を重量比で0.5%添加し
供試飼料とした。この供試飼料をを50日令の健康な牛30
頭に自由に摂餌させ、90日間飼育した。そして試験開始
後30,60,90日目に牛の鼻腔内スワブを採取し、Pasteure
lla haemolyticaの菌分離を行なった。
また対照区は前記供試飼料に代えて基礎飼料を与えた
以外は前記と同様に行なった。
その結果本発明の試験区では1頭で延べ1回分離され
たのに対し対照区では8頭で延べ20回分離された。
実施例 2〜21 実施例1においてオウレンの代わりに下記表に示す生
薬を用いた以外は実施例1と同様に行なった。
次にその試験結果を示せば下表のとおりである。
実施例 22 ヨモギ、オウレン、オウゴン、タンジン、チモ、ダイ
オウ、チョウジ、ケイヒ、ビワヨウ、ホツプ、ヨユバイ
ヒ、アロエ、ウバイ、エンメイソウ、ゴバイシ、サンシ
ュユ、シコン、シャクヤク、キンオウシ、チユ、マオウ
の各々を1kgとり、これを夫々10の水に入れ100℃で1
時間抽出した。各々の水抽出物を1000倍に希釈し抽出エ
キスとした。
50日令の健康な牛を30頭使用し前記抽出エキスを水の
代わりに給与した。飼料は実施例1で使用したものと同
じ基礎飼料を用いた。また対照区は抽出エキスの代わり
に水を与えた。
このようにして90日間飼育し、試験開始後30,60,90日
目に牛の鼻腔内スワブを採取し、Pasteurella haemolyt
icaの菌分離を行なった。
その結果すべての試験区で対照区より菌分離される頭
数及び分離された延べ回数共少なかった。
実施例 23,24 実施例22において牛の代わりに50日令の健康な羊30頭
を使用した以外は実施例22と同様に行なった。その結果
全ての試験区で対照区より優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 AEZ A61K 35/78 AEZQ (56)参考文献 特開 昭61−210038(JP,A) 特開 昭62−12720(JP,A) 特開 昭48−58115(JP,A) 特開 昭51−61612(JP,A) 特開 昭57−26549(JP,A) 特開 昭57−132847(JP,A) 赤松金芳著,「新訂和漢薬」医歯薬出 版株式会社,昭和55年10月15日,第1版 第5刷発行,第1,8,11,454,110, 109,589,493,209,421,358,510, 529,369,97,268,178,120,457, 381,386,655頁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨモギ、オウレン、オウゴン、タンジン、
    チモ、ダイオウ、チョウジ、ケイヒ、ビワヨウ、ホッ
    プ、ヨウバイヒ、アロエ、ウバイ、エンメイソウ、ゴバ
    イシ、サンシュユ、シコン、シャクヤク、キンオウシ、
    チユ及びマオウからなる群から選択された1種または2
    種以上の生薬を含有する家畜のパスツレラヘモリティカ
    感染症の予防及び治療剤。
  2. 【請求項2】生薬が原末の形態である特許請求の範囲第
    1項に記載の予防及び治療剤。
  3. 【請求項3】生薬が有機溶剤、水と有機溶剤との混合物
    または水で抽出した生薬エキス及び/またはそれから得
    られる生薬有効成分である特許請求の範囲第1項に記載
    の予防及び治療剤。
  4. 【請求項4】生薬が飼料中に配合されてなる特許請求の
    範囲第1項に記載の予防及び治療剤。
  5. 【請求項5】家畜が牛、羊、山羊である特許請求の範囲
    第1項に記載の予防及び治療剤。
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