JP2597119B2 - 工作機用チャックの取付け爪連結装置 - Google Patents

工作機用チャックの取付け爪連結装置

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JP2597119B2
JP2597119B2 JP62319195A JP31919587A JP2597119B2 JP 2597119 B2 JP2597119 B2 JP 2597119B2 JP 62319195 A JP62319195 A JP 62319195A JP 31919587 A JP31919587 A JP 31919587A JP 2597119 B2 JP2597119 B2 JP 2597119B2
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locking
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英夫 引馬
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株式会社フジユニバンス
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ワークを着脱可能に挾持する工作機用チャ
ックに関し、特にワークに係合する取付け爪をチャック
基体に対して迅速に着脱できるようにした工作機用チャ
ックの取付け爪連結装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の技術として、特開昭60−99505号公報に記載さ
れたものがあった。
即ち、第4図に示すように、チャック基体1の前面側
に複数個の溝1aを放射状に形成し、各溝にそれぞれ係止
台2を摺動可能に嵌合係止するとともに、これら各係止
台2を駆動機構3によりチャック基体1の軸心線Aに対
して同期させて半径方向に移動させる。
この駆動機構3は、係止台2の軸心部に半径方向に移
動可能に嵌合したくさび棒4の前部を係止台2の後部に
係合させ、くさび棒4の軸心部に軸方向に傾斜するくさ
び溝4aを形成し、このくさび溝4aに係止台2の軸心にて
軸方向に移動する駆動部材5のカム体5aに係合させてな
る。
上記係止台2の前面側には、取付け爪6を半径方向に
摺動可能に取付ける。
即ち、上記取付け爪6が摺動可能に当接する係止台2
の取付け面2aを上記軸心線Aに対して直交する半径方向
に延長形成し、この取付け面2aの半径方向中間部に軸方
向前方に突出する突起7を形成する。
この突起7はその前端側の頭部7bをその基部7aよりも
大径に形成してなる また、上記取付け爪6の後面側には、その摺動方向中
間部に上記突起7が嵌合する凹部6aを形成する。
この凹部6aは半径方向に細長く形成し、かつその軸心
側つまり前記軸心線A側に、取付け爪6が係止台7に対
して半径方向外方に移動した際に、突起7の頭部7bの軸
心端7b−1が嵌合するアンダーカット部6bと、突起7の
基部7aの基部軸心端7a−1が当接する加圧面6cとを形成
してなる。
また、上記取付け爪6の軸心側に挾持体8を固定し、
この挾持体8前端部の軸心側端面にワーク挾持部8aを形
成する。
そして、前述した駆動機構3により各係止台2を介し
て各取付け爪6を軸心線A方向に移動させ、これにより
ワーク挾持部8aでワークBの外周面を挾持固定してなる
構造のものがあった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来のものは、取付け爪6を係止台2に対して軸
心線A方向に移動させると、取付け爪6のアンダーカッ
ト部6bが係止台2側の頭部7bから離脱して取付け爪6が
係止台2から軸方向に分離し、取付け爪6を係止台2に
対して前述と逆方向つまり外周方向に移動させると、上
記アンダーカット部6bが頭部7bに嵌合して取付け爪6が
係止台2に対して軸方向に分離不能に連結されることに
なる。
これにより、取付け爪6をチャック基体1に対して迅
速に着脱できる効果を奏する。
しかしながら、上記従来のものは、ワーク挾持部8a
が、係止台2と取付け爪6との連結部、即ち突起7およ
び凹部6aよりも軸方向外方(前部方向)に位置していた
ため、ワーク挾持部8aでワークBを挾持すると、上記連
結部に軸方向外方の負荷が発生し、この負荷は突起7の
頭部7bの軸心側端部7b−1と凹部6aのアンダーカット部
6bとの係合力により受け持たれることになる。
ところで、上記頭部7bの軸心側端部7b−1と凹部6aの
アンダーカット部6bとは、両者の当接面積を広く形成す
ることができず、両者の係合部は面圧が高くなって摩耗
し易くなる欠点があった。
また、上記ワークBを挾持した際に、取付け爪6の軸
心部に軸方向外方の分力が発生するので、係止台2の取
付け面2aと取付け爪6の当接面との間に間隙ができてこ
の部に切り屑が侵入し、ワークBの心出し精度が低下す
る欠点があった。
本発明は、上記欠点を解消した新規な工作機用チャッ
クの取付け爪連結装置を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、以下の如く構
成したものである。
即ち、円板状のチャック基体に駆動機構によって半径
方向に移動される複数個の係止台を設け、各係止台に取
付け爪を半径方向に摺動可能に設け、両者の摺動部の一
方と他方とに、取付け爪が係止台に対して半径方向外方
に移動した際に軸方向に離脱不能に嵌合係止する突起と
凹部とを設けてなる工作機用チャックの取付け爪連結装
置において、前記取付け爪が摺動可能に当接する係止台
の取付け面を、軸心端側がチャック基体に接近し外周端
側がチャック基体から離間する方向に傾斜する斜面に形
成し、係止台の取付け面の外周端部に取付け爪の外周端
面に当接する加圧面を設け、取付け爪の軸心側端面に前
記加圧面よりもチャック基体方向に偏倚するワーク挾持
部を設ける構成にしたものである。
(作用) 本発明は上記構成にしたものであるから、ワークをチ
ャック基体の軸心部に配置し、駆動機構により係止台を
チャック基体の軸心方向に移動させると、係止台の外周
端部に形成した加圧面が取付け爪の外周端面を押圧し、
これにより、取付け爪が係止台とともに上記軸心方向に
移動してそのワーク挾持部が上記ワークの外周面に当接
し、この部を挾持することになる。
この場合、係止台の加圧面は取付け爪のワーク挾持部
よりも軸方向外方に位置しているので、上記ワークを挾
持すると、取付け爪は上記加圧面を中心として係止台方
向に回動付勢され、係止台の取付け面に加圧されること
になる。
これにより、係止台と取付け爪とに形成した突起と凹
部とには、軸方向の負荷が発生しなくなる。
そして、上記取付け面は、その軸心端側がチャック基
体方向に傾斜しているので、上記取付け爪が取付け面に
強固に当接することになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
まず、図面において、第1図は本発明の実施例を示す
断面図、第2図はその一部右側面図、第3図は第1図の
III−III線による拡大断面図である。
第1図において、10は工作機の主軸であり、この主軸
10に円板状の取付け板11を介して円板状のチャック基体
12を固定する。
チャック基体12の前面(右部)には複数個の溝12aを
放射状に形成し、これら各溝12aに、それぞれホルダ13
を半径方向に移動可能に係止する。
これら各ホルダ13は駆動機構14によりチャック基体12
の軸心線Aに対して同期させて半径方向に移動させる。
この駆動機構14は、チャック基体12の軸心部に駆動軸
15によって軸方向に往復動されるスリーブ16を配置し、
このスリーブ16にチャック基体12にピン18により回動可
能に支持されたL形揺動アーム17の下端をピン連結し、
上記揺動アーム17の他端に作用体19をピン連結し、この
作用体19前部と上記ホルダ13の後部とを歯形係合片20に
より連結し、これにより、上記駆動軸15の軸方向運動を
半径方向に変換して上記ホルダ13を半径方向に移動させ
てなる。
各ホルダ13の前面側には、係止台21をボルト30により
連結し、この係止台21の前面側には、取付け爪25を半径
方向に摺動可能に取付ける。
即ち、取付け爪25が摺動可能に当接する係止台21の取
付け面22を、軸心端側がチャック基体12に接近し外周端
側がチャック基体12から離間する方向に傾斜する斜面に
形成する。
また、係止台21の取付け面22の外周端部に取付け爪25
の外周端面に当接する加圧面23を形成し、取付け爪25の
軸心側端面に前記加圧面23よりもチャック基体12方向に
偏倚する歯形状のワーク挾持部24を形成する。
また、上記取付け面22の半径方向つまり延長方向中間
部に円柱状の突起26を超立形成し、上記取付け爪25の後
面側には、その摺動方向中間部に上記突起26が嵌合する
凹部27を形成する。
上記突起26は、その基部の軸心端壁(チャック基体12
の軸心線A側)を小径にアンダーカットして頭部に円弧
状の係合片26aを形成する。
また、上記凹部27は取付け爪25の摺動方向に細長く形
成し、かつその軸心端壁(チャック基体12の軸心線A
側)の底部をアンダーカットして後面部に円弧状の係合
片27aを形成する。
これにより、取付け爪25が係止台21に対して半径方向
外方に移動した際に、突起26の係合片26aを凹部27のア
ンダーカット部に嵌合させ、かつ凹部27の係合片27aを
突起26のアンダーカット部にそれぞれ嵌合させて、取付
け爪25が係止台から離脱するのを防止する。
次に上記実施例の作動態様について説明する。ワーク
Bをチャック基体12の軸心部に配置し、駆動機構14によ
り係止台21をチャック基体12の軸心方向に移動させる
と、係止台21の外周端部に形成した加圧面23が取付け爪
25の外周端面を押圧し、これにより、取付け爪25が係止
台21とともに上記軸心方向に移動してそのワーク挾持部
が上記ワークBの外周面に当接し、この部を挾持するこ
とになる。
この場合、係止台21の加圧面23は、取付け爪25のワー
ク挟持部24よりも軸方向外方に位置しているので、取付
け爪25には加圧面23が支点となってワーク挟持部24にワ
ークBからの反力が作用して、取付け爪25は取付け面22
側に押しつけられることになる。すなわち、上記ワーク
Bを挾持すると、取付け爪25は上記加圧面23を中心とし
て係止台21方向に回動付勢され、係止台21の取付け面22
に加圧されることになる。
そして、上記取付け面22は、その軸心端側がチャック
基体方向に傾斜しているので、上記取付け爪25が面積の
広い取付け面22に強固に当接し、安定してワークBを挾
持することができる。
また、ワークBを挾持した際に、係止台21と取付け爪
25とに形成した突起と凹部とには、軸方向外方の負荷が
発生しなくなるので、この部の摩耗が低減することにな
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明は、ワークを挟
持した際に、その反力で取付け爪が取付け面に押しつけ
られるので、取付け爪を係止台の取付け面で支持するこ
とができ両者間の当接面積を大きくすることができる。
このように、取付け爪と取付け面との間の当接面積が
大きくなるので、両者間の摩耗が低減される。
また、取付け爪が大きな当接面積で取付け面に支持さ
れるので、係止台と取付け爪とを連結する突起と凹部と
の負担が軽減され、小型かつ簡素な構造のものとするこ
とができる。
そのうえ、取付け爪が係止台の取付け面に押しつけら
れるので両者の間に隙間が生じず、取付け爪と係止台の
取付け面との間に切り屑が侵入することもなく、ワーク
挟持時の取付け爪が安定するとともに、ワーク挟持精度
を長期にわたって高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図はその一
部右側面図、第3図は第1図のIII−III線による拡大断
面図、第4図は従来例を示す要部断面図である。 12:チャック基体、12a:溝、13:ホルダ、14:駆動機構、2
1:係止台、22:取付け面、23:加圧面、24:ワーク挾持
部、25:取付け爪、26:突起、26a:係合片、27:凹部、27
a:係合片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状のチャック基体に駆動機構によって
    半径方向に移動される複数個の係止台を設け、各係止台
    に取付け爪を半径方向に摺動可能に設け、両者の摺動部
    の一方と他方とに、取付け爪が係止台に対して半径方向
    外方に移動した際に軸方向に離脱不能に嵌合係止する突
    起と凹部とを設けてなる工作機用チャックの取付け爪連
    結装置において、前記取付け爪が摺動可能に当接する係
    止台の取付け面を、軸心端側がチャック基体に接近し外
    周端側がチャック基体から離間する方向に傾斜する斜面
    に形成し、係止台の取付け面の外周端部に取付け爪の外
    周端面に当接する加圧面を設け、取付け爪の軸心側端面
    に前記加圧面よりもチャック基体方向に偏倚するワーク
    挾持部を設けたことを特徴とする工作機用チャックの取
    付け爪連結装置。
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