JP2596403Y2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP2596403Y2
JP2596403Y2 JP1991069698U JP6969891U JP2596403Y2 JP 2596403 Y2 JP2596403 Y2 JP 2596403Y2 JP 1991069698 U JP1991069698 U JP 1991069698U JP 6969891 U JP6969891 U JP 6969891U JP 2596403 Y2 JP2596403 Y2 JP 2596403Y2
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JP
Japan
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door
weather strip
mounting base
bent
center pillar
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久幸 木佐貫
秀治 中野
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のフロントドア
のドアフレームに沿って取付けられ、車体のドア開口と
ドアフレームとの間をシールするウエザストリップに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、ドアガラス2を囲む
ドアフレーム10を備えた自動車のフロントドア1で
は、ドアフレーム10に沿ってウエザストリップが一連
に取付けられている。図5(図4のA−A線に沿う断面
を示す)に示すようにウエザストリップ3は、ドアフレ
ーム10に取付けられる取付基部31と、該基部31か
ら突出する中空状のシール部32を備えている。なお図
において4はセンタピラー、10Aはリヤドアのドアフ
レームである。
【0003】図6に示すようにウエザストリップ3の上
部後端のコーナ部3Cは、ほぼ同一の断面形状の基部3
1およびシール部32を有する押出成形のウエザストリ
ップ3A、3Bを型成形にて接続することにより形成さ
れる。
【0004】ところで、最近ではドアまわりの見栄え向
上のためにドアフレーム10は、全体的に細くされてお
り、センタピラー4に沿う部分は下方へ徐々に幅を広く
する傾向がある。このため、ウエザストリップ3は、こ
れをドアフレーム10に取付けたとき、図7に示すよう
にコーナ部においてシール部32の先端に、ドアフレー
ム10よりも後方へはみ出すはみ出し部Pが生じてしま
う。
【0005】そこで、図1に示すようにコーナの型成形
部3Cの垂直側を従来よりも延長し、シール部32の大
きさをその先端がドアフレーム10の後縁にほぼ一致す
るように上方を小さく下方へ向けて徐々に大きくしたウ
エザストリップが用いられるようになってきた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、細いドアフ
レーム10の後縁とウエザストリップ3のシール部32
の先端とを一致せしめると、次のような問題が生じる。
これを図5により説明する。ウエザストリップ3の中空
状のシール部32はドア閉時にセンタピラー4の外端面
に押付けられると、ドアフレーム10の後縁に取付けら
れたウエザストリップ3の取付基部31は上記外端面よ
りも前方に位置するので、シール部32の先端部が上方
(車外方向)へ押上げられて根元部を中心として回動す
るように曲げられる(破線図示)。そしてドア開時には
原形に復し、先端は線1で示す軌跡で移動する。しか
るに、シール部32にはドア開閉の繰返しによりヘタリ
が生じて次第に形状復元力を失い、曲がったままの状態
となる。このためシール部32の先端は本来の位置より
も後方へ変位するから、ドア開閉時の先端の軌跡は線1
に近ずき、リヤドアのドアフレーム10Aと干渉する
おそれが生じるのである。なお、シール部32全体を更
に小さくすることにより上記の干渉は避けられるが、こ
れでは充分なシール性が得られない。
【0007】本考案は、かかる実情に鑑み、フロントド
アのドアフレームに取付けられるウエザストリップにお
いて、長期間使用しても、ドア開閉時にシール部がリヤ
ドアのドアフレームと干渉するおそれのないようにする
ことを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、センタピラー
と対向するウエザストリップの垂直部の上部におけるシ
ール部32の形状を改良することにより上記の課題を解
決するもので、図2に示すように、中空状のシール部3
2にはセンタピラー4への押付け方向と交差する方向で
対向する個所にそれぞれ中空外方向へ突出する断面く字
形の屈曲部33a、33bを形成し、かつ両屈曲部33
a、33bのうち車内側、すなわち上記押付け方向に対
してドア前方側の屈曲部33aと取付基部31とをつな
ぐ部分321を中空内へ上記両屈曲部が対向する方向に
ほぼ沿う方向に突出する断面V字形に形成するととも
に、ドア後方側の屈曲部33bと取付基部321とをつ
なぐ部分324をシール部32の他の部分よりも厚肉と
し、シール部32がセンタピラー4に押付けられたとき
に両屈曲部33a、33bおよびV字形部321がつぶ
れ方向に変形するようになしたものである。
【0009】
【作用】ドアが閉じられてシール部32の先端部がセン
タピラー4に押付けられるとシール部32は全体が圧縮
されるように変形する。特に、屈曲部33a、33bと
ともに、V字形部分321がつぶされるように変形す
。このとき部分324のつっ張りで、シール部32全
体がその取付基部31を中心としてドア前方側へ回動力
が与えられる。従ってシール部32のドア閉時における
ドア後方側への変位は極めて少なく、たとえ経時により
ヘタリが生じてもドア開閉時にリヤドアのドアフレーム
10Aと干渉するおそれは全くない。
【0010】
【実施例】図1ないし図3に本考案の実施例を示す。図
1に示すようにウエザストリップ3の上部後端のコーナ
部は、押出成形のウエザストリップ3A、3Bを接続す
る型成形部3Cで構成されている。ウエザストリップ3
Aは中空状の取付基部31およびシール部32と、ひれ
部34を備えている。ウエザストリップ3Bはウエザス
トリップ3Aとほぼ同一形状、大きさの取付基部31
と、ウエザストリップ3Aよりも大きい中空状のシール
部32を備えている。
【0011】型成形部3Cは全体が中空状で、取付基部
31はウエザストリップ3A、3Bの取付基部31の底
部と同一断面形状としてある。型成形部3Cのシール部
32は、水平部分ではウエザストリップ3Aとほぼ同じ
外形断面形状としてあるが、垂直部分では、ドアフレー
ム10(図1)の形状に対応して、上端が小さく(細
く)、下方へ次第に大きくなってウエザストリップ3B
に接続する形状としてある。
【0012】センタピラー4と対向するウエザストリッ
プ3の垂直部の上部、即ち型成形部3Cの垂直部分にお
けるシール部32の形状は図2に示す如くであって、ド
ア閉時のシール部32のセンタピラー4への押付け方向
(矢印D方向)と交差する方向で前後に対向する両側面
部に、中空外方向へ突出する断面く字形をなし、かつ薄
肉とした屈曲部33a、33bが形成してある。ドアフ
レーム10に取付けられた取付基部31の下端(車両幅
方向の車内側端)とドア前方側、すなわち車内側の屈曲
部33aをつなぐ部分321は中空内へ突出する断面V
字形としてある。このV字形部321は、屈曲部33
a、33bが対向する方向に沿う方向に突出している。
車内側の屈曲部33aとドア後方側、すなわち車外側の
屈曲部33bは、屈曲部33aと接続しセンタピラー4
と当接するやや湾曲した辺322と、屈曲部33bと接
続するほぼ直線状の辺323とで構成するL字形の部分
でつないである。そして屈曲部33bと取付基部31の
上端とは、シール部32の他の部分よりも厚肉の辺32
4でつないである。辺323はシール部32の押付け方
向(矢印D)にほぼ平行としてあり、ドアフレーム10
の後端の開閉軌跡1よりもやや前方側としてある。屈
曲部33bは屈曲部33aよりも車幅方向にやや外側位
置としてある。
【0013】またV字形部分321は中空内方向、かつ
シール部32の押付け方向と交差する方向に突出せしめ
てある。
【0014】以上のように構成したウエザストリップ3
において、ドアが閉じられると、図3に示すように型成
形部3Cの垂直部分のシール部32はその先端の辺32
2がセンタピラー4に押付けられる。これによりシール
部32は相対的に押上げられ、屈曲部33a、33bは
更に屈曲し、V字形部分321も更に屈曲し、シール部
32全体は圧縮される方向に変形する。特に、V字形部
分321が形成されて、これがつぶれるように変形し、
かつV字形部分321と対向する辺324は厚肉として
剛性が付与されているから、シール部32の先端側に
ア前方側への回動力を与え、従って先端側が後方へ変位
するのを阻止する。しかして、シール部32はドアフレ
ーム10からはみ出さない。
【0015】
【考案の効果】本考案のウエザストリップ3では、セン
タピラー4に対向する垂直部分の上部において、シール
部32の先端部はセンタピラー4に押付けられたときに
後方へ変位しないから、たとえ長期使用によりヘタリが
生じても、ドア開閉時にシール部32がリヤドアのドア
フレーム10Aとの間に干渉が生じるようなことはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のウエザストリップのコーナ部から垂直
部へかけての部分の側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う位置での本考案のウエザ
ストリップの取付状態断面図である。
【図3】本考案のウエザストリップがセンタピラーに押
付けられて変形したときの状態を示す断面図である。
【図4】ドアフレームまわりにウエザストリップが装着
される自動車の側面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う位置での従来のウエザス
トリップの取付状態の断面および変形時の断面形状を示
す図である。
【図6】従来のウエザストリップのコーナ部から垂直部
へかけての部分の側面図である。
【図7】図6に示す従来のウエザストリップのドアフレ
ームへの取付け時における不具合を示す図である。
【符号の説明】
1 フロントドア 10 ドアフレーム 3 ウエザストリップ 3C コーナ部(型成形部) 31 取付基部 32 シール部 33a、33b く字形屈曲部 321 V字形部分324 厚肉部分 4 センタピラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−172912(JP,U) 実開 昭62−65312(JP,U) 実開 平2−74222(JP,U) 実開 平2−56021(JP,U) 実開 昭62−124030(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/08 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車フロントドアのドアフレームに沿
    って一連に取付けられるウエザストリップであって、取
    付基部と、取付基部から突出する中空状のシール部を備
    えたウエザストリップにおいて、ドア閉時にセンタピラ
    ーと対向する垂直部の上部で、先端がセンタピラーに押
    付けられるシール部には、センタピラーへの押付け方向
    と交差する方向で対向する個所にそれぞれ中空外方向へ
    突出する断面く字形の屈曲部を形成し、かつ両屈曲部の
    うち、上記押付け方向に対してドア前方側の屈曲部と取
    付基部とをつなぐ部分を、中空内へ上記両屈曲部が対向
    する方向にほぼ沿う方向に突出する断面V字形に形成す
    るとともに、ドア後方側の屈曲部と取付基部とをつなぐ
    部分を、シール部の他の部分よりも厚肉に形成し、シー
    ル部がセンタピラーに押付けられたときに上記両屈曲部
    およびV字形部がつぶれた方向に変形するようになした
    ことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
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