JP2584205Y2 - トランクロック装置 - Google Patents

トランクロック装置

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JP2584205Y2
JP2584205Y2 JP3317892U JP3317892U JP2584205Y2 JP 2584205 Y2 JP2584205 Y2 JP 2584205Y2 JP 3317892 U JP3317892 U JP 3317892U JP 3317892 U JP3317892 U JP 3317892U JP 2584205 Y2 JP2584205 Y2 JP 2584205Y2
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JP
Japan
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lever
support shaft
latch
trunk
striker
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JP3317892U
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JPH0589752U (ja
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悟 後工田
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U-SHINLTD.
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U-SHINLTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のトランクに適
用されるトランクロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トランクロック装置としては、例
えば、図5および図6に示すように、他人に自動車を貸
す場合等に、キー操作あるいはオープナー操作によって
勝手にトランクを開放できないようにしたものがある。
【0003】すなわち、このトランクロック装置では、
トランクリッド側に設けられたベースプレート1には切
欠部2が形成され、下記する複数の回動部材が回動自在
に取り付けられている。ラッチ3は前記ベースプレート
1に支軸4を中心として回動自在に取り付けられ、スプ
リング5によって図中反時計回り方向に付勢されてい
る。このラッチ3は、略U字形の切欠保持部6を前記切
欠部2に出没させることにより、車体側に設けたストラ
イカ7を係脱する。
【0004】クローレバー8は前記ベースプレート1に
支軸9を中心として回動自在に取り付けられ、スプリン
グ10によって図6中時計回り方向に付勢されている。
このクローレバー8は前記ラッチ3に係合して、ラッチ
3とストライカ7との係合状態を維持する。
【0005】キャンセルレバー11は前記クローレバー
8に支軸12を中心として回動自在に取り付けられ、ア
クションスプリング13によって縁部同士が連結されて
いる。また、このキャンセルレバー11はキー操作によ
ってロッド11aを介して図5中支軸12を中心として
回動する。この場合、キャンセルレバー11は、プライ
マリーキーを使用すれば、図5に示す初期状態から時計
回り方向および反時計回り方向(ロック位置側)のいず
れにも回動させることができる。そして、前記キャンセ
ルレバー11をロック位置に回動させた状態では、セカ
ンダリーキーによっては回動不能である。
【0006】オープンレバー14は前記クローレバー8
とともに前記支軸9に回動自在に取り付けられている。
このオープンレバー14の縁部には、支軸9に固定した
スプリング15が係止されるとともに、前記支軸12に
係止されたスプリング14aの一端部が固定されて回動
位置が規制されている。そして、オープンレバー14
は、車内に設けたオープナー(図示せず)を操作するこ
とにより支軸9を中心として反時計回り方向に回動す
る。
【0007】このような従来のトランクロック装置で
は、例えば、他人に車を貸す場合にトランクを開放でき
ないようにするために、予めプライマリーキーを操作し
てキャンセルレバー11を支軸12を中心として時計回
り方向に回動させておく。そして、他人にセカンダリー
キーを渡しておけば、キー操作ではトランクを開放でき
ない。しかも、たとえオープナーを操作してオープンレ
バー14を回動させたとしても、このオープンレバー1
4はキャンセルレバー11を回動させることなく空振り
するので、やはりトランクは開放できない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記ト
ランクロック装置では、ラッチ3を付勢するためにスプ
リング5を必要とし、キャンセルレバー11を位置決め
するためにアクションスプリング13を必要としてい
た。つまり、部品点数が多く組立性が悪かった。本考案
は前記問題点に鑑み、部品点数の少ないトランクロック
装置を提供することを目的とする。
【0009】本考案は前記目的を達成するため、トラン
クロック装置を、ベースプレートに第1支軸を中心とし
て回動自在に取り付けられ、ストライカと係脱するラッ
チと、鍔部と軸部とで形成された第2支軸と、前記ベー
スプレートに鍔部を設けた第2支軸を中心として回動自
在に取り付けられ、前記ラッチに係合して、該ラッチと
前記ストライカとを係合した状態に維持し、キー操作に
よって回動して、前記係合状態を解除するクローレバー
と、前記第2支軸に摺動可能に取り付けられ、第2支軸
の鍔部をロック位置あるいはアンロック位置に位置決め
可能な弾性保持部を有し、前記クローレバーと一体的に
回動するキャンセルレバーと、車内側からの操作により
回動し、前記キャンセルレバーがロック位置に摺動して
いる場合に、当該キャンセルレバーを介して前記クロー
レバーを回動させることにより、ラッチとストライカの
係合を解除するオープンレバーとを備えた構成としたも
のである。
【0010】
【作用】本考案によれば、キャンセルレバーをロック位
置あるいはアンロック位置に摺動させるだけで、弾性保
持部によって位置決めできる。そして、ロック位置に位
置決めした状態では、車内側からの操作によってオープ
ンレバーを回動させても、このオープンレバーはキャン
セルレバーを回動させることなく空振りするだけとな
る。
【0011】
【実施例】次に、本考案に係るトランクロック装置の一
実施例について図1ないし図3を参照して説明する。図
1において、20はトランクリッド側に設けられたベー
スプレートで、車体側に設けたストライカ21が出入り
する切欠部22が形成されている。
【0012】23はラッチで、前記ベースプレート20
に第1支軸24を中心として回動自在に取り付けられて
いる。このラッチ23の外周部には、前記ベースプレー
ト20の切欠部22に位置してストライカ21を保持で
きる切欠保持部25と、後述するクローレバー30の係
合部35が係合する係合受部26と、略直角に曲げ起こ
された係止部27とが形成されている。
【0013】30はクローレバーで、前記ベースプレー
ト20に鍔部31を有する第2支軸32を中心として回
動自在に取り付けられている。このクローレバー30の
一端部は斜め上方に曲げ起こされてキー操作によって移
動するロッド33が連結されている。また、その近傍に
は、ベース20に向かって折曲された係止部34と、前
記係合受部26が係合する係合部35とが形成されてい
る。前記係止部34には、前記ラッチ23の係止部27
との間にスプリング36が係止されている。これによ
り、前記ラッチ23は第1支軸24を中心として反時計
回り方向に付勢され、前記クローレバー30は第2支軸
32を中心として時計回り方向に付勢される。さらに、
クローレバー30の他端側には長手方向に長孔37が穿
設されている(図3参照)。
【0014】40はキャンセルレバーで、樹脂材で形成
されている。このキャンセルレバー40には、その側縁
部から押圧部41が延設されている。また、摺動孔42
が穿設され、この摺動孔42を包囲するようにガイド部
43が突設されている。前記摺動孔42は第2支軸32
が摺動可能な幅寸法である。前記ガイド部43は第2支
軸32の鍔部31が摺動可能な幅寸法で、中間部の一方
に内方に膨出する弾性保持部44が形成されている。こ
の弾性保持部44は、図4に示すように、その裏面側に
切欠部44aが形成されることにより外方に弾性変形可
能である。なお、前記押圧部41の近傍の裏面にはピン
45が設けられており、前記クローレバー30の長孔3
7に摺動自在に係合している。
【0015】50はオープンレバーで、トランク本体側
に支軸51を中心として回動自在に取り付けられてお
り、一端部にはロッド52が連結されている。そして、
車内側に設けた図示しないオープナーを操作することに
より、前記ロッド52を介して図1中支軸51を中心と
して時計回り方向に回動する。
【0016】前記構成からなるトランクロック装置で
は、図1に示すように、アンロック状態では、キャンセ
ルレバー40は図において下方側に位置している。この
状態では、摺動孔42の上端が第2支軸32に接触し、
ガイド部43の上部がその鍔部31に係合することによ
り位置決めされている。
【0017】ここで、オープナーを操作すると、オープ
ンレバー50が図1中支軸51を中心として時計回り方
向に回動する。これにより、キャンセルレバー40の押
圧部41が図中右側に押圧される(図2参照)。キャン
セルレバー40は、そのピン45によってクローレバー
30と一体的に第2支軸32を中心として反時計回り方
向に回動する。これにより、クローレバー30の係合部
35がラッチ23の係合受部26から退避し、ラッチ2
3とストライカ21との係合状態が解除され、トランク
は開放される。
【0018】ところで、他人に車を貸す場合には、トラ
ンクを開放できないセカンダリーキーを渡すとともに、
前記キャンセルレバー40の押圧部41を操作して、こ
のキャンセルレバー40を図3に示すように上方に移動
させる。この場合、キャンセルレバー40が上方に摺動
する際、その鍔部31によってガイド部43の弾性保持
部44が外方に弾性変形する(図4に2点鎖線で示
す)。このため、前記キャンセルレバー40の移動を節
度良く行なうことができる。その後、ガイド部43の下
部が前記鍔部31に係合し、キャンセルレバー40は位
置決めされる。
【0019】この状態では、前記キャンセルレバー40
の押圧部41はオープンレバー50から離れ、オープナ
ーを操作してオープンレバー50を支軸51を中心とし
て時計回り方向に回動させても、キャンセルレバー40
を回動させることなく空振りし、トランクは開放できな
い。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係るトランクロック装置によれば、キャンセルレバー
を第2支軸に摺動可能に設け、弾性保持部によってロッ
ク位置およびアンロック位置のいずれかに位置決めする
ようにしたので、従来必要であったサブレバーおよびそ
のスプリング、あるいは、キャンセルレバーに必要であ
ったアクションスプリングが不要となり、構造が簡単
で、部品点数の削減が図れるとともに、組立容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るトランクロック装置のアンロ
ック状態を示す平面図である。
【図2】 図1でオープンレバーを回動させた状態を示
す平面図である。
【図3】 本実施例に係るトランクロック装置のロック
状態を示す平面図である。
【図4】 本実施例のキャンセルレバーの平面図であ
る。
【図5】 従来例に係るトランクロック装置の平面図で
ある。
【図6】 図5の部分断面図である。
【符号の説明】
21…ストライカ、23…ラッチ、24…第1支軸、3
0…クローレバー、32…第2支軸、40…キャンセル
レバー、42…摺動孔、43…ガイド部、44…弾性保
持部、50…オープンレバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに第1支軸を中心として
    回動自在に取り付けられ、ストライカと係脱するラッチ
    と、 鍔部と軸部とで形成された第2支軸と、 前記ベースプレートに鍔部を設けた第2支軸を中心とし
    て回動自在に取り付けられ、前記ラッチに係合して、該
    ラッチと前記ストライカとを係合した状態に維持し、キ
    ー操作によって回動して、前記係合状態を解除するクロ
    ーレバーと、 前記第2支軸に摺動可能に取り付けられ、第2支軸の鍔
    部をロック位置あるいはアンロック位置に位置決め可能
    な弾性保持部を有し、前記クローレバーと一体的に回動
    するキャンセルレバーと、 車内側からの操作により回動し、前記キャンセルレバー
    がロック位置に摺動している場合に、当該キャンセルレ
    バーを介して前記クローレバーを回動させることによ
    り、ラッチとストライカの係合を解除するオープンレバ
    ーとを備えたことを特徴とするトランクロック装置。
JP3317892U 1992-05-20 1992-05-20 トランクロック装置 Expired - Lifetime JP2584205Y2 (ja)

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JPH0589752U JPH0589752U (ja) 1993-12-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5938471A (ja) * 1982-08-24 1984-03-02 株式会社大井製作所 ロツク装置
JP2513870Y2 (ja) * 1990-08-21 1996-10-09 株式会社ユーシン トランクリッドのロック装置

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