JP2582972B2 - ディーゼル機関の排気還流装置 - Google Patents

ディーゼル機関の排気還流装置

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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の排気
還流装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関に備えられる排気還流装
置は、運転状態に応じて不活性である排気ガスの一部を
吸気系に還流させることにより、燃焼時の最高温度を下
げてNOxの生成を少なくするようになっている(特開
昭58−72665号公報、同61−55358号公
報、同61−205345号公報、参照)。
【0003】一方で、排気通路に耐熱性フィルタ構造の
トラップを備えて排気ガス中に含まれるカーボン等の微
粒子であるパーティキュレートを捕集するディーゼル機
関があり、トラップに捕集されたパーティキュレートを
所定時期に燃焼させる再生装置を備え、パーティキュレ
ートの堆積により排気圧力が過度に上昇しないようにな
っている。
【0004】このトラップ再生装置として、例えば特開
昭58−51235号公報に開示されたものは、吸気通
路に吸気絞り弁が介装され、所定時期に吸気絞り弁の開
度を減らすように構成されており、吸入空気量が減少す
ることにより排気ガスの温度が上昇し、排気ガスの熱で
トラップに捕集されたパーティキュレートが再燃焼する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のトラップ再生装置を備えるディーゼル機関において、
トラップの再生時に減速運転が行われると、燃料の供給
が止められるため、燃焼が行われずに筒内から排気通路
に流出する排気ガスの温度が低下し、トラップの温度が
低下して再生ができなくなる可能性が考えられた。
【0006】本発明は上記の問題点に着目し、減速時に
トラップの温度低下を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、図1に示
すように、機関の吸気通路1と排気通路2とを結ぶ排気
還流通路3と、この排気還流通路3に介装される排気還
流制御弁4と、同じく排気還流通路3の合流部より上流
側の前記吸気通路2に介装される吸気絞り弁8と、機関
の運転条件を検出する手段91と、検出された運転条件
に基づき前記排気還流制御弁4および吸気絞り弁8を介
して排気還流量を制御する手段92とを備えるディーゼ
ル機関の排気還流装置において、排気通路2に介装され
排気中のパーティキュレートを捕集するトラップ9と、
検出された運転条件に基づきこのトラップ9の再生時に
前記吸気絞り弁8の開度を絞る再生手段93と、燃料の
供給が停止される減速運転時を判定して前記吸気絞り弁
8の開度を絞るとともに前記排気還流制御弁4を全開に
する減速時制御手段94とを備える。
【0008】第二の発明は、図2に示すように、前記排
気通路2の前記トラップ9より上流側に介装される排気
絞り弁55を備え、前記減速時制御手段94は燃料供給
が停止される減速運転状態を判定して前記吸気絞り弁8
の開度を絞るとともに前記排気還流制御弁4を全開に
し、かつ排気絞り弁55の開度を絞る構成とする。
【0009】
【作用】トラップ9の非再生時は、排気還流制御手段9
2で算出された制御値により吸気絞り弁8および排気還
流制御弁4の開度が制御され、機関運転条件に応じた排
気還流量が得られ、NOxの排出が抑えられる。
【0010】トラップ9の再生時は、再生手段93によ
り吸気絞り弁8の開度が絞られ、吸入空気量を減らして
排気ガスの温度を上昇させることにより、トラップ9に
捕集されたパーティキュレートを再燃焼させる。
【0011】減速時制御手段94により再生時に燃料供
給が停止される減速運転が判定されると、排気還流制御
弁4を全開させることにより、排気通路2から排気還流
通路3を通って吸気通路1に戻される排気還流量を増大
させて、燃料供給の停止に伴って温度の低下する排気ガ
スがトラップ9に導入されることを抑制し、また減速時
に排気ガスを排気還流通路3を介して循環させることに
より排気ガスの温度低下を抑制して、トラップ9の再生
を促す。
【0012】また、第二の発明では、減速運転時に排気
絞り弁55の開度も絞られるため、トラップ9に導入さ
れる排気ガス量を確実に低減することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図3は過給機付きディーゼル機関に備えら
れる排気還流装置の概略を示しており、排気通路2の下
流側にはパーティキュレートを捕集するトラップ9が介
装され、吸気通路1には排気還流通路3の合流部より上
流側に吸気絞り弁8が介装される。吸気絞り弁8はステ
ップモータ31を介して制御ユニット60からの信号に
より機関運転条件に応じて開閉駆動される。
【0015】排気通路2と吸気通路1を結ぶ排気還流通
路3が設けられ、この排気還流通路3の途中にダイヤフ
ラム式の排気還流制御弁4が介装される。排気還流制御
弁4の負圧室46には負圧通路5が接続され、この負圧
通路5は図示しないバキュームタンクからの負圧がオリ
フィス35を介して導入されるとともに、その一端が負
圧制御弁6に接続しており、この負圧制御弁6で信号負
圧が適宜に希釈されることによって、排気還流制御弁4
の開度が制御される。
【0016】排気還流制御弁4は、排気還流通路3の途
中に形成された弁座42に着座可能な弁体41が、弁座
42より排気通路2側すなわち排気還流通路3の上流側
に配置される。弁体42には円錐面状のシート面42a
が形成される一方、弁体41には同じく円錐面状の座面
41aが形成される。これにより、排気通路2の排気圧
力が著しく上昇する運転条件でも、弁体41と弁座42
間に画成される間隙40の開口面積を正確に制御できる
ようになっている。
【0017】排気還流制御弁4は、弁体41がロッド4
3を介してダイヤフラム45に連結される。ケーシング
44内に介装されたダイヤフラム45によって、負圧室
46と背圧室47が画成される。この実施例では背圧室
47は穴49により大気圧が導入される。
【0018】ダイヤフラム45には、負圧室46内に圧
縮状態で介装されたスプリング48によって所定のバネ
荷重が付与され、弁体41が開弁方向に付勢されてい
る。つまり、負圧室46に導かれる信号負圧が増大する
のに伴ってダイヤフラム45がスプリング48を圧縮し
ながら弁体41を弁座42に引き寄せ、やがて着座させ
るようになっている。
【0019】図3にも示すように、負圧制御弁6は、排
気圧力に応じた基本的な負圧制御を司る下部のダイヤフ
ラム弁部32と、その制御特性をさらに所望の特性に変
化させるための上部のステップモータ33とに大別され
る。
【0020】ダイヤフラム弁部32は、ケーシング34
内に配設されたダイヤフラム35を主体としており、こ
のダイヤフラム35によって排圧室36と希釈室37が
画成されている。
【0021】排気還流通路3の排気還流制御弁4より吸
気通路1側すなわち下流側にはオリフィス30が介装さ
れ、その間の圧力が排圧室36内に導入される。
【0022】ダイヤフラム35には、排圧室36内に圧
縮状態で介装されたスプリング38によって所定のバネ
荷重が付与されており、かつその希釈室37側に弁体3
9が取付けられている。
【0023】希釈室37は通路7を介して吸気絞り弁8
より上流側の吸気通路1に連通し、希釈室37内には弁
体39に対向してポート10が開口し、ポート10に前
記負圧通路5が接続している。これにより、希釈室37
には通路7を介して吸気絞り弁8の上流側から過給圧力
が導入されるため、高過給時に排圧室36に導入される
圧力が上昇してもダイヤフラム35が必要以上に押し上
げられることを防止できる。
【0024】一方、ステップモータ33は、ケーシング
12に固定された一対のステータ13と、ベアリング1
4,15を介して回転自在に支持されたロータ16とを
有している。このステップモータ33は、ステータ13
のコイルに制御ユニット60から所定のパルス信号を印
加することで回転角がステップ的に制御される。
【0025】ロータ16は円筒状をなし、その内周面に
雌ねじ17が形成されている。18はケーシング12の
ベアリング15の内周側に固定されたガイド部材、19
はこのガイド部材18によって非回転かつ軸方向に摺動
可能にガイドされたプランジャであって、このプランジ
ャ19は、上部に雄ねじ20が形成されており、これが
上記ロータ16の雌ねじ17に螺合している。つまり、
このプランジャ19は、ステップモータ33の回転角に
応じて軸方向に直線運動する構成となっている。プラン
ジャ19の下端部には、円盤状のスプリングシート21
がロツクナット21aにより固定されている。
【0026】22はプランジャ19の作動をダイヤフラ
ム35に伝達する中間部材22である。この中間部材2
2は、円盤状のスプリングシート部22aと、スプリン
グシート部22aの一側部からプランジャ19の軸方向
に延びたプッシュロッド部22bとからなり、このプッ
シュロッド部22bがケーシング34の希釈室37の上
面部分を貫通して配設されている。そして、スプリング
シート部22aとスプリングシート21との間には補助
スプリング23が圧縮状態で介装されており、これによ
り中間部材22のプッシュロッド部22bがダイヤフラ
ム35の上部リテーナ24に圧接している。
【0027】ステップモータ33は、4ステップで1回
転するものであり、この実施例では0〜32の32ステ
ップに作動範囲が定められている。図4はステップモー
タ33のステップ数が適宜な中間値にある状態を示して
おり、プランジャ19の先端と中間部材22とはある程
度離れている。この状態では、ダイヤフラム35には排
気圧力と吸気圧力との差圧が作用するとともに、セット
スプリング38によって閉方向へ付勢され、かつ補助ス
プリング23によって開方向に付勢されている。したが
って、両スプリング38,23のバネ荷重によって定ま
る圧力(開弁圧)より差圧が低くなるとポート10が開
放され、かつそれよりも差圧が大きくなるとポート10
が閉じられる。
【0028】ここで、上記補助スプリング23のバネ荷
重は、その上端を支持するスプリングシート21の位置
に応じて変化するので、ステップモータ33が回転して
スプリングシート21が上方に移動するとその開弁圧は
低下し、逆にスプリングシート21が下方へ移動すると
その開弁圧は上昇する。すなわち、ステップモータ33
の回転角制御によってポート10の開閉特性を補正で
き、これによって最終的な排気還流量特性を所望の特性
にすることができる。図5はステップモータ33のステ
ップ数に対応して得られる開弁圧の特性を図示したもの
である。
【0029】制御ユニット60は、図6のブロック図に
示すように、CPU61、RAM63、ROM62、I
/O(インターフェイス)64からなるマイクロコンピ
ュータで構成され、I/O64には、運転条件検出手段
として、エンジン回転数センサ65、アクセル開度セン
サ66、吸気温センサ67、排気温センサ68、吸気圧
センサ69、水温センサ70、燃温センサ71からの信
号が入力される。CPU61はROM62に記憶された
プログラムにしたがってI/O64からの情報を取り込
み、演算処理し、燃料噴射時期および噴射量を制御する
燃料噴射ポンプ73、排気還流量を制御する吸気絞り弁
8、負圧制御弁6を制御するための制御量であるデータ
をI/O64にセットする。なお、RAM63はCPU
61の演算処理に関連したデータを一時退避するために
使われる。I/O64はCPU61から出力されたデー
タに基づき、燃料噴射ポンプ73と吸気絞り弁8および
負圧制御弁6の制御を行う。
【0030】CPU61は、検出された運転条件に基づ
き排気還流制御弁4および吸気絞り弁8を介して排気還
流量を制御する一方で、トラップ9の再生時に吸気絞り
弁8の開度を絞り、燃料供給が停止される減速運転状態
を判別して吸気絞り弁8の開度を絞るとともに排気還流
制御弁4を全開にする制御を行う。
【0031】次に、CPU61における制御動作を図7
のフローチャートを参照して説明する。
【0032】まず、ステップ101でエンジン回転数N
e、アクセル開度Acc、冷却水温Tw等の運転条件の
諸データを読込む。
【0033】次に、ステップ102で読込んだデータを
基に基本噴射量QN、基本噴射時期ITNを図8,図9
に示す制御マップにしたがってそれぞれ算出する。
【0034】続いて、ステップ103でトラップ9の再
生中か否かを判断する。なお、トラップ9の再生時期を
決定する制御については、例えば本出願人により特願平
1−339044号として出願されており、エンジン負
荷、回転数、走行距離、走行時間、燃料消費量等に基づ
いてパーティキュレートの捕集量を算出するか、あるい
はトラップ9の前後差圧を検出して、パーティキュレー
トの捕集量が所定値以上になるのを判定してトラップ9
の再生を行うようになっている。
【0035】もし、ステップ103で再生中でないと判
断された場合には、ステップ104に進んで、吸気絞り
弁8の基本開度WN、ステップモータ33基本のステッ
プ数STEPを図10,図11に示す制御マップにした
がってそれぞれ算出し、ステップ108に進む。このよ
うにして、図10の制御マップにしたがって吸気絞り弁
8をエンジン回転数Neまたは燃料噴射量Qに応じて絞
るとともに、図11の制御マップにしたがってステップ
モータ33のステップ数STEPをエンジン回転数Ne
または燃料噴射量Qに応じて増大して排気還流制御弁4
の開弁特性が決められることにより、機関運転条件に応
じた排気還流量が得られる。これにより、図1の排気還
流量制御手段92が構成される。
【0036】もし、ステップ103で再生中であると判
断された場合は、ステップ105で燃料カットが行われ
る減速状態か否かを判定する。
【0037】ステップ105で燃料カットが行われる減
速時ではないと判断された場合は、ステップ106に進
んで吸気絞り弁8の再生時の開度WS、ステップモータ
33のステップ数STEP、吸気絞り弁8の開度補正開
度ΔWNおよびステップモータ33の補正ステップ数Δ
STEPを図11,図12,図13,図14の制御マッ
プにしたがってそれぞれを算出し、ステップ108に進
む。
【0038】このように再生時は、図12の制御マップ
にしたがって吸気絞り弁8の開度がエンジン回転数Ne
または燃料噴射量Qに応じて絞られることにより、吸入
空気量を減らして排気温度を上昇させ、トラップ9に捕
集されたパーティキュレートを再燃焼させる。これによ
り、図1の再生手段93を構成する。
【0039】この再生時に、図11の制御マップにした
がってステップモータ33のステップ数STEPがエン
ジン回転数Neまたは燃料噴射量Qに応じて減少して排
気還流制御弁4の開度が決められることにより、排気還
流が行われ、再生中のNOx排出量を低減できる。
【0040】このとき、図14の制御マップにしたがっ
て補正値ΔSTEPを決定し、ステップモータ33のス
テップ数STEPを非再生時に比べてエンジン回転数N
eまたは燃料噴射量Qに応じて増大補正することによ
り、排気還流制御弁4の開度が減少して排気還流通路3
の圧力が比較的に小さくなる。また、図13の制御マッ
プにより、吸気絞り弁8の開度が燃料噴射料Qが小さい
ほどさらに減少するように制御されることにより、吸入
空気量も減少する。この結果、排気還流量と吸入空気量
が減少することにより、トータルの吸入空気量が減って
排気温度を十分に上昇させることができるとともに、再
生中のパーティキュレート排出量を低減できる。
【0041】ステップ105で燃料カットが行われる減
速時であると判断された場合は、ステップ107に進ん
で吸気絞り弁8の開度Wを図12に示す再生時の開度W
Sの最小値Wminとし、ステップモータ33のステッ
プ数STEPを0とする。これにより、図1の減速時制
御手段94を構成する。
【0042】燃料カットが行われる再生時は、吸気絞り
弁8の開度を最小値Wminに絞ることにより、新気の
流入を抑制する一方で、ステップモータ33のステップ
数STEPを0とすることにより、負圧制御弁6が開い
て信号負圧が弱められ、排気還流制御弁4が全開され
る。これにより、排気通路2から排気還流通路3を通っ
て吸気通路1に戻される排気還流量を最大にして、減速
時の燃料カットに伴って温度の低下した排気ガスがトラ
ップ9に導入されることを抑制し、また減速時に排気ガ
スを排気還流通路3を介して循環させることにより排気
ガスの温度の低下を抑制して、トラップ9に捕集された
パーティキュレートを再燃焼させる。この結果、トラッ
プ9の目詰まりや溶損を防止することができる。
【0043】最後に、ステップ108で噴射量Q、噴射
時期IT、吸気絞り弁8の開度W、ステップモータ33
のステップ数STEPを算出し、所定のアドレスに格納
し終了する。
【0044】次に、図15に示した他の実施例は、排気
通路2のトラップ9より上流側に排気絞り弁55を介装
するものである。
【0045】制御ユニット60は、トラップ9の再生時
に減速運転が行われるのを判定して、排気還流制御弁4
を全開にするとともに、排気絞り弁55の開度を図示し
ないアクチュエータを介して絞ることにより、トラップ
9に導入される排気ガス量を確実に低減して、トラップ
9に捕集されたパーティキュレートを再燃焼させる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トラップ
の再生時に燃料カットが行われる減速時を判定し、吸気
絞り弁を最大に絞るとともに排気還流制御弁を全開にす
ることにより、排気ガスを排気還流通路を介して循環さ
せて、減速時の燃料カットに伴って温度の低下する排気
ガスがトラップに導入されることを抑制して減速時にト
ラップの温度が低下することを防止し、トラップの再生
を可能とし、トラップの目詰まりや溶損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明のクレーム対応図である。
【図2】第二の発明のクレーム対応図である。
【図3】本発明の実施例を示す排気還流装置の概略構成
図である。
【図4】同じく負圧制御弁の断面図である。
【図5】同じく負圧制御弁の開弁圧の特性図である。
【図6】同じく制御ユニットの詳細を表すブロック図で
ある。
【図7】同じく排気還流量制御のフローチャートであ
る。
【図8】同じく燃料噴射量の制御マップである。
【図9】同じく燃料噴射時期の制御マップである。
【図10】同じく吸気絞り弁開度の制御マップである。
【図11】同じくステップモータのステップ数の制御マ
ップである。
【図12】同じくトラップ再生時の吸気絞り弁開度の制
御マップである。
【図13】同じくトラップ再生時の吸気絞り弁補正開度
の制御マップである。
【図14】同じくトラップ再生時のステップモータの補
正ステップ数の制御マップである。
【図15】他の実施例を示す排気還流装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 吸気通路 2 排気通路 3 排気還流通路 4 排気還流制御弁 8 吸気絞り弁 9 トラップ 55 排気絞り弁 92 排気還流量制御手段 93 再生手段 94 減速時制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の吸気通路と排気通路とを結ぶ排気
    還流通路と、この排気還流通路に介装される排気還流制
    御弁と、同じく排気還流通路の合流部より上流側の前記
    吸気通路に介装される吸気絞り弁と、機関の運転条件を
    検出する手段と、検出された運転条件に基づき前記排気
    還流制御弁および吸気絞り弁を介して排気還流量を制御
    する手段とを備えるディーゼル機関の排気還流装置にお
    いて、前記排気通路に介装され排気中のパーティキュレ
    ートを捕集するトラップと、検出された運転条件に基づ
    きこのトラップの再生時に前記吸気絞り弁の開度を絞る
    再生手段と、燃料供給が停止される減速運転状態を判定
    して前記吸気絞り弁の開度を絞るとともに前記排気還流
    制御弁を全開にする減速時制御手段を備えたことを特徴
    とするディーゼル機関の排気還流装置。
  2. 【請求項2】 前記排気通路の前記トラップより上流側
    に介装される排気絞り弁を備え、前記減速時制御手段は
    燃料供給が停止される減速運転状態を判定して前記吸気
    絞り弁の開度を絞るとともに前記排気還流制御弁を全開
    にし、かつ排気絞り弁の開度を絞る構成としたことを特
    徴とする請求項1記載のディーゼル機関の排気還流装
    置。
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