JP3632446B2 - 内燃機関のegr制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のEGR(排気還流) 制御装置に関し、特に、ディーゼル機関等において、アイドル運転時のEGR率を適正化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関から排出されるNOx(窒素酸化物) を低減する目的で、排気の一部を吸気中に還流させて燃焼温度を下げるEGR制御装置が知られている(特開昭60−230555号公報等参照) 。このEGRはNOxの低減に有効であるが、EGR量を運転状態に応じて適量に制御しないと、燃焼が悪化して出力低下するなど運転性が悪化する。
【0003】
このため、近年では高精度なEGR制御が要求されている。ディーゼル機関の場合、EGR率を増大するとNOxを低減でき、また燃焼速度低下によって燃焼音を低減できるが、相対的に吸入空気量が減少して空気過剰率が低下することによりスモークが増大するため、これらのバランスをとって適切なEGR率に制御する必要がある。
【0004】
ところで、アイドル運転時は、自動変速機レンジのニュートラルとドライブ、エアコンのオン−オフ等によって大きく負荷が異なり、負荷条件の変化による燃料噴射量の変化率が大きく、したがって空気過剰率の変化率が大きいため、これに合わせて目標EGR率も急激に変化させる特性とする必要がある(図6,図7参照) 。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように目標EGR率を燃料噴射量に対して急激に変化させる特性に基づいてアイドル運転時のEGR制御を行うと、アイドル回転速度のフィードバック制御等による燃料噴射量の変動により、目標EGR率が過剰に反応して変動し、特に、EGR率が適正値より過剰に増大側に変動した場合には、機関の安定性,スモーク等に悪影響を及ぼす。
【0006】
また、近年では、高地走行時の大気密度変化によるEGR率のずれを回避するなどの目的で、実際の吸入空気量を検出し、目標EGR率を実吸入空気量に基づいてフィードバック補正するようにしたものも提案されている(特開昭59−74364号公報参照) 。この吸入空気量の検出値に基づく目標EGR率のフィードバック補正は、ディーゼル機関で発生しやすい燃焼生成物のEGR制御弁への付着やEGR制御用の絞り弁の開度変動による吸入空気量の変化や、特に、過給機付機関において加速時の過給遅れに対して、所望のEGR率を維持する機能も同時に有する。
【0007】
しかし、このようなフィードバック補正を行うものでは、前記アイドル運転時の燃料噴射量の変動によるEGR率の変動はより大きくなる。
例えば、前記アイドル運転時に負荷条件の切換により燃料噴射量が増大(減少) 側に切り換えられると、まず目標EGR率の減少(増大) によってEGR率が減少(増大) するように制御され、これに応じて吸入空気量が増大(減少) するので、該吸入空気量の増大(減少) に見合って今度はEGR率を増大(減少) するというように変動を繰り返して発散し、ハンチングを生じる。
【0008】
前記吸入空気量検出によるEGR率のフィードバック補正を停止すれば、ハンチングの発生はかなり抑制されるが、高地走行時の大気密度の低下やエアクリーナの目詰まりにより吸入空気量が減少した場合には、EGR率が適正値より増大側に固定されてスモークが増大するなど、好ましくない状態が持続する。目標EGR率を負荷条件毎に固定してしまうような方式も上記と同様の問題を生じる。
【0009】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、アイドル運転時のEGR率の変動を抑制し、少なくともEGR率が増大側に過剰となることを防止した内燃機関のEGR制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明は、図1に示すように、
アイドル運転時に負荷条件の変化に応じて燃料噴射量を変更すると共に、所定運転条件で排気の一部を吸気系に還流する内燃機関のEGR制御装置において、
吸入空気量,負荷を含む機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
燃料噴射量の変化に応じて目標EGR率を変更して設定する目標EGR率設定手段と、
EGR制御中に検出された吸入空気量と、該吸入空気量以外の機関の運転状態に基づいて推定した吸入空気量とを比較して前記目標EGR率をフィードバック補正する目標EGR率補正手段と、
アイドル運転時に少なくともEGR率増大側であって、負荷の増大に応じて減少するようにリミット値を設定するリミット値設定手段と、
アイドル運転時に、前記目標EGR率と前記リミット値とを比較して小さい方を選択してEGR制御を行うEGR制御手段と、
を含んで構成したことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2に係る発明は、アイドル運転時の異なる負荷条件毎に目標EGR率に対するEGR率減少側のリミット値も設定することを特徴とする。
【0015】
かかる構成によると、前記アイドル時の異なる負荷条件毎の目標EGR率の適正範囲に基づいて、EGR率減少側のリミット値も合わせて設定される。
また、請求項3に係る発明は、前記アイドル時の異なる負荷条件は、自動変速機レンジのニュートラル又はドライブ及びエアコンのオン−オフの4通りの組合せ条件を含んでいることを特徴とする。
【0016】
かかる構成によると、自動変速機レンジのニュートラル又はドライブ及びエアコンのオン−オフは負荷の相違が大きいため、これらを組み合わせた4通りの負荷条件における目標EGR率の適正範囲が大きく相違するので、それぞれにリミット値が設けられる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によると、アイドル運転時に燃料噴射量の変動等による目標EGR率の少なくとも増大側の変動が、前記負荷条件毎に設定されたリミット値により制限されるので、機関の安定性を維持しつつスモークの増大を抑制できる。また、増大側を制限するだけでも変動の増幅が抑制され、減少側への変動の増大を同時に抑制してハンチングを収束する効果もある。
【0018】
また特に、吸入空気量に応じてEGR率をフィードバック補正する機能を備えたものでは、アイドル時に目標EGR率がより大きく変動してハンチングを発生しやすくなるため、リミット値で目標EGR率を制限することによる効果がより大きく、かつ、前記フィードバック補正による高地走行時の大気密度変化等に対応したEGR率のずれ補正の効果は、そのまま享受することができる。
【0019】
請求項2に係る発明によると、EGR率が減少側に過剰に変動した場合はNOxが増大し、燃焼音が大きくなるが、該減少側のリミット値でEGR率の過剰な減少を確実に制限することができ、これにより、NOxや燃焼音の増大を防止できる。
請求項3に係る発明によると、目標EGR率の適正範囲が大きく相違する4通りの負荷条件毎にリミット値を設定することにより、各負荷条件毎にEGR率を適正に制限できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図2は、本発明に係るEGR制御装置を備えたディーゼル機関の概略構成を示す。図において、機関11の吸気通路12と排気通路13とが、EGR通路14を介して接続されており、該EGR通路14の途中にEGR制御弁15が設けられている。該EGR弁15は、アクチュエータ16により全閉位置から全開位置まで略連続的に開度制御される。
【0021】
吸気通路12には、EGR通路14の出口部よりも上流側に絞り弁17が介装されると共に、該絞り弁17を開閉駆動するアクチュエータ18が設けられている。前記各アクチュエータ16,18は、共にコントロールユニット19により各種運転状態の検出結果に基づいてその駆動が制御され、比較的多量のEGRが必要な運転条件では、絞り弁17を閉じ加減にしてその下流側に負圧を発生させた状態でEGR弁15の開度を制御するようにしている。EGR量が少ないとき、又はEGRを行わないときには、絞り弁17は全開位置に制御される。
【0022】
前記アクチュエータ16,18を制御するコントロールユニット19は、入出力回路及びメモリを備えたマイクロコンピュータによって構成され、本発明に係る各種演算手段の機能を有している。コントロールユニット19には、燃料噴射量や燃料噴射時期を決定するための基本的な運転状態パラメータとして、機関回転速度N及び負荷代表値としての目標燃料噴射量Tpが入力されるが、これらは目標EGR率の決定及びその補正にも用いられる。また、目標EGR率の補正のために、水温センサ20からの冷却水温度Tw及びエアフロメータ21からの吸入空気量QACが入力される。前記エアフロメータ21は、前記吸気通路12の絞り弁17よりも上流側に位置して設けられており、機関1に吸入される新気の流量を検出する。この他、アクセルセンサ等に付加されて機関のアイドル運転を検出するアイドルスイッチ22、自動変速機がニュートラルレンジか否(ドライブレンジ) かを判別するニュートラルスイッチ23、エアコンスイッチ24、車速センサ25などがコントロールユニット19に入力される。
【0023】
図3,図4は、このようなEGR制御装置を備えた機関における本発明に係るEGR制御弁開度の制御ルーチンを示す。このルーチンはコントロールユニット19内のマイクロコンピュータにより数ミリ秒ないし数十ミリ秒毎に周期的に繰り返される。
図3において、ステップ(図ではSと記す。以下同様) 1では、まず、機関回転速度N,燃料噴射量Tp,吸入空気量QAC,冷却水温Twが検出される。
【0024】
ステップ2では、これらの検出結果に基づいてEGRを行う運転領域であるか否かを、予め設定されたテーブルとの照合等により判定する。
これにより、例えば、低負荷域,低回転域,始動時,暖機時などはステップ3へ進み、絞り弁17を全開とすると共にEGR制御弁15を全閉としてEGRを停止する。
【0025】
これに対し、EGRを行う運転領域と判定された場合は、次にステップ4,ステップ5で順次絞り弁17の開度とEGR制御弁15の開度とを演算し、各アクチュエータ18,16に指令値を出力して、それぞれ所定の開度となるように制御される。
図4は、前記ステップ5におけるEGR制御弁15の開度制御ルーチンのフローチャートを示す。
【0026】
まず、ステップ11では、機関回転速度Nと基本燃料噴射量Tpとに基づいて3次元マップからの検索等により、目標EGR率MEGRMが算出される。
次いでステップ12では、前記水温センサ20によって検出される冷却水温Twに基づいて、前記目標EGR率MEGRMに対する第1補正量KEGR1が算出される。該第1補正量KEGR1は、一般に機関の低温条件ほどNOxが発生しにくく、また、EGRにより発生量が増大するカーボンによりシリンダ壁が摩耗しやすくなることを考慮してEGR量を減少させる特性を持たせて設定される。本実施の形態では、第1補正量KEGR1は後述するように基本値MEGRMに乗じる係数として設定されるので、1より小の値で低温条件ほど、より小さい値に設定される。この第1補正量KEGR1としては、他に燃料噴射時期、大気圧による補正などを算入するようにしてもよい。
【0027】
次に、ステップ13では、前記第1補正量KEGR1によるEGR率の変化に伴う吸入空気量の変化に対する補正を行うため、まず、シリンダへの総吸入ガス量(吸入空気量+EGRガス量) を一定とした条件で、吸入空気量の変化率としての基本補正量Aを、前記目標EGR率MEGRMと第1補正量KEGR1とに基づいて次式により算出する。但し、EGR率の設定の相違に応じて2通りに算出される。
【0028】
▲1▼ EGR率がEGRガス量/吸入空気量として設定される場合は、
A=(1+MEGRM) /(KEGR1×MEGRM+1)
▲2▼EGR率がEGRガス量/(EGRガス量+吸入空気量) として設定される場合は、
A=(1−KEGR1×MEGRM) /(1−MEGRM)
実際には、EGR率が変化すると、シリンダへの総吸入ガス量自体が変化するが少なくとも燃焼悪化等の無い範囲でEGRを用いている運転範囲では、EGR率の変化割合に対して一定の傾向を持つため、この傾向に基づき、前記第1補正量KEGR1をパラメータとしたEGR率の変化に伴う体積効率変化に応じた吸入空気量の補正係数(体積効率補正係数) CQACCの特性を第1補正量KEGR1のみて2次元マップとして作成する。該2次元マップとすることでCPUの必要容量を最小限とすることができる。
【0029】
ステップ14では、第1補正量KEGR1に基づいて前記2次元マップからの検索により体積効率補正係数CQACCを算出する。
ステップ15では、前記基本補正量Aと体積効率補正係数CQACCとに基づいて、吸入空気量の補正量Zを次式により算出する。
Z=A×CQACC
ステップ16では、前記目標EGR率MEGRMの設定に用いられた運転状態パラメータつまり機関回転速度Nと基本燃料噴射量Tpとに基づいて基本吸入空気量BQACを算出する。この基本吸入空気量BQACの算出には、同一の機関回転速度Nと基本燃料噴射量Tpにおける目標EGR率MEGRMでEGRがなされた場合の吸入空気量であり、3次元マップからの検索等により算出する。
【0030】
ステップ17では、前記基本吸入空気量BQACを、ステップ15で算出した補正量Zに基づいて、次式のように補正し、補正後の吸入空気量BQACKを算出する。
BQACK=BQAC×Z
次に、ステップ18では、前記エアフロメータ21で検出された吸入空気量QACと、前記補正後の吸入空気量BQACKとに基づいて、目標EGR率の第2補正量KEGR2を算出する。この第2補正量KEGR2は、QACとBQACKの比(QAC/BQACK) に対して比例的に増大するように設定する。これは、EGR制御弁15の開度が一定の条件下で実吸入空気量が目標値よりも増大した場合にはEGR率としては低下方向となるからである。実際には、機関回転速度Nにも関連するので、前記QAC/BQACKと機関回転速度Nとに基づいて3次元マップからの検索等により算出する。
【0031】
ステップ19では、前記目標EGR率MEGRMを、第1補正量KEGR1と第2補正量KEGR2とに基づいて補正し、最終的な目標EGR率MEGRを算出する。
ステップ20では、前記最終的な目標EGR率MEGRと、機関回転速度Nと、基本燃料噴射量Tpとに基づいて、EGR制御弁15の開度(ステップモータ駆動の場合はステップ数) STEPDMを算出する。
【0032】
ステップ21では、アイドル運転時に負荷条件毎に、前記目標EGR率MEGRに応じたEGR制御弁15の開度STEPDMが過度に増大するのを、上限リミット値L1〜L4で制限する。
図5は、前記ステップ21のEGR制御弁開度の増大つまりEGR率の増大を制限するルーチンのフローチャートを示す。
【0033】
ステップ31では、低回転時のアイドル運転状態であるか否かを、前記アイドルスイッチ22がオンであり、かつ、車速センサ25により検出される車速が所定値以下であることを成立条件として判定する。前記低回転時のアイドル運転状態でないと判定された場合は、EGR率が大きく変動しない運転状態であると判断して、前記EGR率増大側の制限を行うことなく、図4のステップ22へ進む。
【0034】
前記低回転時のアイドル運転状態である、つまり、EGR率が大きく変動しやすい運転状態と判定された場合は、ステップ32へ進んで前記ニュートラルスイッチ23及びエアコンスイッチ24からの信号に基づいて負荷条件を判別する。そして、自動変速機がニュートラルレンジで、かつ、エアコンがオフの第1負荷条件、自動変速機がニュートラルレンジで、かつ、エアコンがオンの第2負荷条件、自動変速機がドライブレンジで、かつ、エアコンがオフの第3負荷条件、自動変速機がドライブレンジで、かつ、エアコンがオンの第4負荷条件からなる4通りの負荷条件に判別し、各負荷条件毎に順次ステップ33〜36でそれぞれ設定された上限リミット値L1〜L4によって、前記EGR制御弁15の開度STEPDMの増大を制限する。具体的には、開度STEPDMと上限リミット値L1〜L4とを比較して小さい値の方を選択する。ここで、上限リミット値L1〜L4は、前記第1負荷条件から第4負荷条件へと順次負荷が増大するのに応じてEGR率を減少する必要がある特性に合わせてL1>L2>L3>L4となるように設定されている。
【0035】
そして、上記のようにして各負荷条件毎にEGR制御弁開度の増大(EGR率の増大) を制限した後、図4のステップ22へ進む。
ステップ22では、上記のように所定の運転条件で過度の増大を制限され、それ以外では制限なく設定されたEGR制御弁15の開度STEPDに応じた信号をアクチュエータ16に出力してEGR制御弁15を駆動し、前記開度STEPDとなるように制御する。
【0036】
このようにすれば、前記所定のアイドル運転時には、EGR率がアイドル回転速度フィードバック制御や負荷条件切換による燃料噴射量の変動に伴って変動し、さらに吸入空気量によるフィードバック補正を行うことで該EGR率の変動が増幅されようとするのに対し、EGR率増大側の変動が負荷条件毎に設定されたEGR率増大側のリミット値で制限されるため、EGR率が過度に増大することを防止でき、以て、機関の安定性を確保しつつスモークの増大を抑制することができる。なお、このように増大側を制限するだけでも変動の増幅が抑制され、減少側への変動の増大も同時に抑制できる。
【0037】
また、EGR率減少側にも下限リミット値を設定してEGR率の過度の減少を制限する構成としてもよい。この場合、下限リミット値も負荷条件毎に負荷が大きい条件ほど小さい値に設定し、上限リミットで制限処理後のEGR制御弁開度と下限リミット値とを比較して大きい方の値を選択する構成とすればよい。
このようにすれば、EGR率の過度の減少も下限リミット値で確実に抑制され、以てNOx低減機能,燃焼音低減機能も十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態のシステム構成を示す図。
【図3】同上の実施の形態のEGR制御ルーチンのメインルーチンを示すフローチャート。
【図4】同じくEGR制御弁開度設定のサブルーチンを示すフローチャート。
【図5】同じくEGR制御弁開度制限のサブルーチンを示すフローチャート。
【図6】目標EGR率マップの特性図。
【図7】低回転アイドル時の目標EGR特性を示す図。
【符号の説明】
11 ディーゼル機関
12 吸気通路
13 排気通路
14 EGR通路
15 EGR制御弁
16 アクチュエータ
17 絞り弁
18 アクチュエータ
19 コントロールユニット
20 水温センサ
21 エアフロメータ
22 アイドルスイッチ
23 ニュートラルスイッチ
24 エアコンスイッチ
25 車速センサ

Claims (3)

  1. アイドル運転時に負荷条件の変化に応じて燃料噴射量を変更すると共に、所定運転条件で排気の一部を吸気系に還流する内燃機関のEGR制御装置において、
    吸入空気量,負荷を含む機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    燃料噴射量の変化に応じて目標EGR率を変更して設定する目標EGR率設定手段と、
    EGR制御中に検出された吸入空気量と、該吸入空気量以外の機関の運転状態に基づいて推定した吸入空気量とを比較して前記目標EGR率をフィードバック補正する目標EGR率補正手段と、
    アイドル運転時に少なくともEGR率増大側であって、負荷の増大に応じて減少するようにリミット値を設定するリミット値設定手段と、
    アイドル運転時に、前記目標EGR率と前記リミット値とを比較して小さい方を選択してEGR制御を行うEGR制御手段と、
    を含んで構成したことを特徴とする内燃機関のEGR制御装置。
  2. アイドル運転時の異なる負荷条件毎に目標EGR率に対するEGR率減少側のリミット値も設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  3. 前記アイドル運転時の異なる負荷条件は、自動変速機レンジのニュートラル又はドライブ及びエアコンのオン−オフの4通りの組合せ条件を含んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のEGR制御装置。
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