JP2579158B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2579158B2
JP2579158B2 JP62051144A JP5114487A JP2579158B2 JP 2579158 B2 JP2579158 B2 JP 2579158B2 JP 62051144 A JP62051144 A JP 62051144A JP 5114487 A JP5114487 A JP 5114487A JP 2579158 B2 JP2579158 B2 JP 2579158B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技機などの弾
球遊技機に関し、詳しくは、遊技玉を遊技領域に打込ん
で遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、一般的に知られている
ものに、たとえば以下のものがある。一般遊技領域に設
けられた特別遊技領域の下方部分に、通常入賞領域とか
特定入賞領域とかが設けられており、特別遊技領域に進
入した遊技玉がいずれかの入賞領域に入賞するように構
成されている。
そして、通常入賞領域に入賞すると、景品玉が払出さ
れ、また、特定入賞領域に入賞すると景品玉の払出の他
に権利が発生するなどの所定の価値が付与し得るように
構成されていた。
[発明が解決しようとする問題点] 一方、景品玉の払出数,すなわち出玉率は、遊技場の
経営面の配慮等から一定の上限を設けなければならな
い。
そこで、あまり多くの遊技玉の上記特別遊技領域への
進入を許したのでは、出玉率が上記上限を超えてしまう
不都合が生じるため、従来の遊技機は、上記特別遊技領
域への玉進入率が一定の範囲を超えないように調整され
ていた。
ところが、上述のような調整は、遊技者に対して、な
かなか特別遊技領域に遊技玉が入らず面白味が少なく興
奮の少ない遊技機という印象を与えてしまうという欠点
を有していた。
この発明の目的は、上記実情に鑑み、予め定められた
出玉率の上限を超えることなく、遊技面での面白味を増
大させ得る弾球遊技機を提供する点にある。
[問題点を解決するための手段] この発明は、遊技玉を遊技領域に打込んで遊技が行な
われる弾球遊技機において、 前記遊技領域に設けられた特別遊技領域と、 該特別遊技領域に設けられ、前記遊技領域に打込まれ
た遊技玉を前記特別遊技領域内に受入れることが可能な
玉入口と、 前記特別遊技領域に設けられ、遊技者に所定の遊技価
値を付与可能な特定入賞口と、 前記特別遊技領域に設けられ、前記特定入賞口へ遊技
玉を導くことが可能な特定通過領域と、 前記玉入口から前記特別遊技領域に入った遊技玉を、
前記特定通過領域へ導くかまたは再び前記遊技領域へ排
出するかを振分ける第1の振分手段と、 前記特定通過領域へ導かれた遊技玉を、前記特定入賞
口に導くか否かの振分を行なう第2の振分手段とを含む
ことを特徴とする。
[作用] 遊技領域に打込まれた遊技玉が玉入口から特別遊技領
域に受入れられれば、その遊技玉が、第1の振分手段で
振分けられ、特定通過領域へ導かれるかまたは再び遊技
領域へ排出される。その結果、特別遊技領域に受入れら
れた遊技玉を再び遊技領域に排出することによって、特
定通過領域を通過する遊技玉の個数を一定の範囲に抑え
ることができる。さらに、特定通過領域へ導かれた遊技
玉が、第2の振分手段により、所定の遊技価値が付与可
能な特定入賞口に導かれるか否かの振分が行なわれる。
その結果、特定通過領域へ導かれた遊技玉を振分けるこ
とによって、特定入賞口に導かれる遊技玉の個数を一定
の範囲に抑えることができる。このように、特定通過領
域によって連絡された第1の振分手段および第2の振分
手段を用いて段階的に遊技玉を振分けることにより、遊
技の面白味を大幅に増すことができるとともに、出玉率
を一定に抑えながらも特別遊技領域への打玉の進入個数
を極めて多様に増やすことができる。
[実施例] 以下に、図面に基づいて、この発明の実施例を詳細に
説明する。
第1の実施例 第1図は、この発明の弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機10の正面図である。
遊技盤12の前面に形成された遊技領域のほぼ中央位置
には、入賞球装置14が設けられており、一般遊技領域15
からその入賞球装置14内へのパチンコ玉の進入により一
定の遊技価値が付与される可能性が生じるよう構成され
ている。また、その入賞球装置14下方には、入賞の難易
度が変化する可変入賞球装置18が設けられている。その
可変入賞球装置18は、開閉板20により形成された可変入
賞口22と、その両側に設けられた始動入賞口24a,24bと
を含んでいる。後述する特定入賞口50内にパチンコ玉が
進入すれば、第2図に示す特定入賞口入賞検出スイッチ
28が作動して権利発生状態となる。その状態で始動入賞
口24a,24bにパチンコ玉が入賞すれば、始動入賞検出ス
イッチ25a,25bの働きにより、上記可変入賞口22が開成
するように構成されている。その開成時間は、10秒であ
るが、パチンコ玉の可変入賞口22への入賞個数が10個に
なったときは、10秒経過以前においてもその時点で可変
入賞口22が閉成する。この可変入賞口22への玉入賞個数
は、10カウントスイッチ30によりなされ、また、前記開
閉板20の開閉はソレノイド32により行なわれる。
次に、前記入賞玉装置14の構造を、第3図,第4図お
よび第5図に基づいて説明する。
第3図に示すように、入賞球装置14は、取付基板34に
よりパチンコ遊技機の遊技盤12上に取付けられるよう構
成してある。その入賞球装置14には、一般遊技領域15か
ら入賞玉装置14内の特別遊技領域16にパチンコ玉36の進
入を許す玉入口38a,38bが設けられており、その玉入口3
8a,38bから進入してきたパチンコ玉36は、第5図に示す
ように、入口通過球誘導樋54a,54bを通って通過孔(玉
入口)40に入り、通過孔通過球誘導樋41を通って第1の
振分手段としての上部振分部材42に落下し、次に、第3
図に示すように、特定通過領域44または一般遊技領域排
出樋46a,46bのいずれかに落下する。そして、一般遊技
領域排出樋46a,46b上に落下してきたパチンコ玉36は、
第7図に示すように、一般遊技領域に排出される。ま
た、前記特定通過領域44に落下してきたパチンコ玉36
は、第2の振分手段としての下部振分部材48による振分
部を通って、特定入賞口50または通常入賞口52a,52bの
いずれかに入賞する。
上部振分部材42は、中央に上部連通部通過球誘導樋56
が形成されており、第4図,第5図または第6図に示す
ように、上部モータ58からの駆動力がその出力軸59に固
定された上部回転カム60に伝わり、そのカム60に突設さ
れた突起62から係合部64に伝達され、ピン66を中心に左
右に揺動するよう構成されている。上記ピン66は、上記
上部振分部材42に突設されたピン挿通孔68にカラー70a,
70bを介して挿入されるとともに、その両端をピン位置
規制部72a,72bにより保持されている。なお、第4図中7
4は、突起・係合部挿通孔であり、また76は上部モータ
取付板,77は上部モータ取付板取付部である。以上の構
造より、上部連通部78を通って上部連通部通過球誘導樋
56内を落下してきたパチンコ玉36は、上部連通部通過球
誘導樋56が第6図に示すように、中央に向かっていると
きはパチンコ玉36が特定通過領域44に転入しやすくな
り、また、第7図および第8図に示すように、左(また
は右)に向いているときは一般遊技領域排出樋46a,46b
に転入しやすくなる。
その特定通過領域44内に落下してきたパチンコ玉36
は、第4図または第5図に示すように、下部振分部材48
位置にまで落下し、左右に往復運動する突出片80によ
り、以後の落下経路を特定入賞口50方向または通常入賞
口52a,52b方向へ振分られる。その突出片80は、第4
図,または第5図に示すように、下部モータ82からの駆
動力を受けて往復運動するよう構成されている。つま
り、下部モータ82の出力軸84に下部回転カム86が固定さ
れており、下部回転カム86から突設された突起88が、摺
動板90の係合部92に係合されており、その摺動板90の摺
動板取付部94に下部振分部材48と突出片80とが一体的に
設けられている。そして、下部モータ82の回転により突
出片80が左右に往復運動するよう構成され、第9図に示
すように、パチンコ玉36が往復運動する突出片80に当た
らなければ特定入賞口50に入賞する確率が高くなり、ま
た、第10図に示すように、パチンコ玉が突出片80に当た
れば通常入賞口52a,52bへの入賞確率が高くなる。な
お、第3図および第4図中98は、ガイド長孔であり、前
記摺動板取付部材94の運動をガイドしている。また、10
0は下部モータ取付板取付部,101は下部モータ取付板で
あり、102は特定通過領域通過球転動板である。
次に、上記特定入賞口50にパチンコ玉36が入賞すれ
ば、特定入賞口入賞検出スイッチ28により入賞が検出さ
れ、上述した権利発生状態となり、始動入賞口24a,24b
へのパチンコ玉の入賞により上記可変入賞口22が開成さ
れる。なお、第3図,第4図および第5図の図中、104
は入賞球ガイド片であり、106a,106bは特定入賞口50と
通常入賞口52a,52bとを仕切る仕切壁である。また、108
は通常の入賞口であり、109はその入賞球誘導樋であ
り、110は上部飾り板,138は中部飾り板,112は下部飾り
板である。また、114は窓部であり下部振分部材48によ
るパチンコ玉36の振分状態が観覧できるようにしてあ
る。また、図中116a,116bは、特定通過領域44と一般遊
技領域排出樋46a,46bとを仕切る通過領域仕切壁であ
る。また、200はガラス板,202は裏カバー,122は特定入
賞口入賞検出スイッチ取付位置規制部材,124は発光基板
である。
第11図は、入賞球装置14の分解斜視図である。図中11
8は、入賞球装置14の本体であり、その側部に取付基板3
4が構成されている。また、上部に通常の入賞口108とそ
の入賞球誘導樋109,その下方に、特別遊技領域16へのパ
チンコ玉の進入を許す通過孔40が設けられている。そし
て、中央部には、特定通過領域44,一般遊技領域排出樋4
6a,46bおよび特定通過領域通過球誘導樋46a,46bおよび
特定通過領域通過球誘導樋120が形成されている。そし
て、下方部には、特定入賞口50,通常入賞口52a,52bおよ
びそれらを仕切る仕切壁106a,106bや入賞球ガイド片104
などが形成されている。なお、図中122は特定入賞口入
賞検出スイッチ取付位置規制部材である。
このように形成された入賞球装置の本体118に種々の
部品が取付けられる。
まず、上方には、発光基板124が取付けられ、第1図
に示した可変入賞口21への入賞玉の個数を表示し得るよ
うに構成してある。そして、通過孔40の後方側には上部
裏カバー部材126が取付けられている。その上部裏カバ
ー部材126には、通過孔40と連通状態となる通過孔通過
球誘導樋41,41が形成され、その樋下手側を切欠いて上
部連通部78を形成してある。また、図中72a,72bはピン
位置規制部であり、上部振分部材42の枢支用のピン66を
保持するものである。さらに、上部裏カバー部材126後
方には、上部モータ取付板取付部77が形成されており、
切欠部130を有する上部モータ取付板76を介して上部モ
ータ58が取付けられるよう構成してある。上記切欠部13
0は出力軸59を突出させるためのものである。
上記上部裏カバー部材126の下方には、上部連通部通
過球誘導樋56が形成されている上部振分部材42が取付け
られる。その取付構造は、ピン挿通孔68にカラー70a,70
bを嵌合させ、次にピン66を挿入し、そのピン66の両端
を上記ピン位置規制部材72a,72bに保持させて構成す
る。そして、上部振分部材42の後部には係合部64が形成
され、上部回転カム60から突設された突起62がその係合
部64に係合するとともに、上部回転カム60が上部モータ
58の出力軸59に固定されることにより、上部モータ58の
駆動力によって上部振分部材42がピン66中心に揺動する
よう構成される。また、上部振分部材42の下方位置に
は、空間仕切部材132が配設される。
各種入賞口50,52a,52bの上方には、下部裏カバー部材
134が取付けられる。その下部裏カバー部材134は、下部
に特定通過領域通過球転動板102が形成されており、ま
た、後部にガイド長孔98が形成されている。そのガイド
長孔98には、突出片80を有する下部振分部材48の摺動板
取付部94が挿通される。ガイド長孔98から後方に突出し
た摺動板取付部94には摺動板90が取付けられ、その係合
部92に下部回転カム86の突起88が係合するとともに、下
部回転カム86が下部モータ82の出力軸84に固定されるこ
とにより、下部モータ82の駆動力により下部振分部材48
が左右に往復運動するように組立てられる。なお、図中
100は下部モータ取付板取付部であり、これに下部モー
タ取付板101を取付けるとともに、その下部モータ取付
板101に下部モータ82を取付ける。
上記特定入賞口50には、仕切壁106a,106bを有する特
定入賞口形成部材136が取付けられるとともに、特定入
賞口入賞検出スイッチ28が取付けられる。
入賞球装置本体118前面には、上部飾り板110,中部飾
り板138および下部飾り板112がそれぞれ取付けられる。
その中部飾り板138上面には、通過孔40へパチンコ玉を
誘導する入口通過球誘導樋54a,54bが形成されている。
また、下部飾り板112には窓部114が形成されており、パ
チンコ玉の下部振分部材48による振分状態を観覧できる
ようにされている。
玉の通過,入賞と遊技価値との関係 次に、パチンコ玉の通過または入賞とそれによって付
与される遊技価値との組合わせの説明をする。
第19図に示すように、遊技盤(1)上に玉入口
(3),上部振分手段(4)およびn個(図面では5
個)の通過領域(5)ないし(9)を有する特別遊技領
域(2)と、その下方に、下部振分手段(10)および複
数子の入賞口(11)ないし(15)が設けられている。
そして、予め定められたm個(1≦m<n)の通過領
域(図面では(6)(7)(8))を通過したパチンコ
玉が、複数の入賞口(11)ないし(15)内に入賞可能に
構成されている。そして、l個(l=n−m)の通過領
域(図面では(5)と(9))を通過したパチンコ玉は
一般遊技領域に再び排出される。
また、上記の場合に、(11),(12),(14),(1
5)の入賞口を、パチンコ玉を一般遊技領域に再び排出
する通過孔に構成し、(13)を特定入賞口に構成しても
よい。
さらに、第20図に示すように、(5)と(9)を一般
遊技領域排出用の通過領域に、(7)を一定の遊技価値
を付与する入賞領域に構成するとともに、(6)と
(8)を、通過センサなどを付することによって一般遊
技領域への排出通過領域でありながらもパチンコ玉の通
過によって一定の遊技価値を付与する通過領域に構成し
てもよい。また、(6),(7),(8)すべてを上記
通過領域で構成してもよい。すなわち、n個の通過領域
(図面では(5)ないし(9))すべてについて、通過
したパチンコ玉を一般遊技領域に戻す一般遊技領域排出
口に構成してもよく、その場合にはm個の通過領域(図
面では(6),(7),(8))が、パチンコ玉の通過
によって所定の遊技価値を付与した後一般遊技領域に排
出するものに構成されている。このことにより、一般遊
技領域への排出用通過領域の個数lは、1≦l<nとな
る。
また、上記m個の通過領域(図面では(6)ないし
(8))による所定の遊技価値の付与態様としては、 (a) m個のうちいずれか1個の領域をパチンコ玉が
通過した場合。
(b) m個のいずれか複数個の領域をパチンコ玉が通
過した場合。
(c) m個の通過領域すべてをパチンコ玉が通過した
場合。
以上の(a)または(b)または(c)の場合に所定
の遊技価値を付与することが考えられる。
次に、付与される遊技価値の種別は以下のものが考え
られる。
(a) いわゆる権利もののパチンコ遊技機において、
第19図に示すように、(13)を権利発生用の特定入賞
口,(11),(12),(14),(15)を、景品球を13個
払出す通常入賞口に構成する。
(b) 上記(a)の場合において、(11),(12),
(14),(15)それぞれの景品球払出数を異ならせる。
(c) いわゆる権利もののパチンコ遊技機において、
(11)ないし(15)をすべて権利発生用の特定入賞口に
構成し、(11)ないし(15)それぞれで権利発生後の遊
技内容を異ならせる。たとえば、可変入賞口の開成回
数,可変入賞孔の開成時間,可変入賞口の入賞上限個数
などを(11)ないし(15)それぞれで異ならせる。
(d) (11)ないし(15)の入賞口を、一般の電動ヤ
クモノの始動口とし、それぞれに遊技内容を異ならせ
る。たとえば、開成時間,開成中の入賞上限個数,開成
する入賞口の個数、などを異ならせる。
以上のように、パチンコ玉の通過または入賞とそれに
よって付与される遊技価値との組合わせを豊富にするこ
とにより、ゲーム内容を豊かにして遊技者の興味をそそ
ることができる。
第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例を第12図ないし第14図
に基づいて説明する。
第12図に示すように、玉入口38a,38b,下部振分部材48
および各種入賞口50,52a,52bは、第1の実施例と同じで
あるが、上部振分部材42を、通過孔通過球転動板140に
複数の突起部142を形成することによって構成してあ
る。また、特定通過領域44と一般遊技領域排出樋46a,46
bとを通過領域仕切壁116a,116bで仕切っている。以上の
構成により、第13図に示すように、玉入口40に進入した
パチンコ玉が通過孔通過球誘導樋41から特別遊技領域12
内に入って通過孔通過球転動板140上に落下する。そし
て、そのパチンコ玉36は、第12図または第14図に示すよ
うに、転動中に突起部142に衝突し、その転動方向が変
えられ、特定通過領域通過球誘導樋120か一般遊技領域
排出樋46a,46bに転入する。
第3の実施例 次に、第3の実施例を第15図に基づいて説明する。
下部振分部材48を複数の釘144で構成するとともに、
その下方に特定入賞口入賞検出スイッチ28を内蔵する特
定入賞口50を設けてある。そして玉入口40から特別遊技
領域16に進入して一般遊技領域排出樋46a,46bに落下し
たパチンコ玉36は一般遊技領域に排出されるが、特定通
過領域44に落下してきたパチンコ玉36は、上記釘144に
より振分けられて特定入賞口50に落下するかまたは一般
遊技領域に排出される。即ち、特定通過領域44をパチン
コ玉36が通過したとしても何ら遊技価値が付与されてな
い場合もある。なお、上記釘144はピンでもよい。
第4の実施例 次にこの発明の第4の実施例を第16図に基づいて説明
する。
玉入口40から特別遊技領域16に進入した遊技玉は特別
通過領域44内に入るかまたは一般遊技領域排出樋46a,46
bから一般の遊技領域に排出される。そして、特定通過
領域44の下方にはチューリップ146が配設され、可動翼
片148a,148b外方に振り分けられたパチンコ玉は一般の
遊技領域に排出され、また、チューリップ146内にパチ
ンコ玉が進入すれば、可動翼片148a,148bが開成してパ
チンコ玉が進入しやすくなるなど、遊技価値が付与され
るように構成されている。なお、特定通過領域44を玉が
通過することにより第17図で示すように電気的駆動源に
よりチューリップ146等を開成させてもよく、また、特
定通過領域44への玉の通過により表示装置の表示結果を
導出させ、その表示結果によりチューリップ146等を開
成させてもよい。
第5の実施例 次に、この発明の第5の実施例を第17図および第18図
に基づいて説明する。
入賞球装置14の上部両側に玉入口38a,38bが設けられ
ており、その玉入口38a,38bから特別遊技領域16に進入
してきたパチンコ玉36は、上部振分部材42の一例である
仕切突条150にまで落下し、そこで特定通過領域44に入
るかまたは一般遊技領域排出樋兼仕切壁152を通って一
般遊技領域に排出されるかに振分けられる(第18図参
照)。そして、特定通過領域44に進入したパチンコ玉36
は、上記一般遊技領域排出樋兼仕切壁152と回転円板154
とで囲まれた円筒内に入る。上記回転円板154は、1対
の玉保持片156a,156bが3組設けられているとともに、
回転軸158を中心に時計方向に回転するよう構成されて
いる。そして、進入してきたパチンコ玉36は、上記玉保
持片156a,156bで形成された特定入賞口誘導溝186に受止
められた場合には特定入賞口50に進入し、上記特定入賞
口誘導溝186に受止められなかった場合は回転円板154の
下方まで落下し、玉保持片156a,156b外側面ですくい上
げられて一般入賞口160に入賞する(第18図参照)。す
なわち、回転する回転円板154と玉保持片156a,156bとに
より、パチンコ玉を特定入賞口50または一般入賞口160
に振分ける下部振分部材48を構成している。上記回転円
板154は後方に設けられたモータ162によって駆動され
る。
上記下部振分部材48の下方には、両側に可動翼片164
a,164bが設けられた可変入賞口166が備えられている。
そして、上記特定入賞口50にパチンコ玉が入賞すれば、
権利発生状態となり、その状態で第1図に示す始動入賞
口24a,24bにパチンコ玉が入賞すれば、可動翼片164a,16
4bが開成状態となり、可変入賞口166へのパチンコ玉の
進入が可能となる。その可動翼片164a,164bの開閉は、
後方に設けられたソレノイド168により行なわれ、ソレ
ノイド168の駆動力を作動部材170,リンク部材172を介し
て可動翼片164a,164bの回動軸174a,174bに伝達されるよ
う構成している。なお、図中182は軸受筒である。
また、図中176は上部飾り板,178は下部飾り板,34は遊
技盤12への取付基板である。
なお、上記実施例では、パチンコ玉の入賞等によって
景品玉が支払われるようにしているが、その代わりに、
遊技機本体に挿入した磁気カード等に入賞等による点数
を加算記憶させ、そのカード内の点数の合計で商品を支
払うよう構成してもよい。
[発明の効果] この発明によれば、振分態様が異なる2つの振分手段
により遊技玉の振分が行なわれるので、出玉率を一定に
抑えながらも特別遊技領域への打玉の進入個数を増やす
ことができるために、それだけ遊技者が感じる興奮の回
数が増すのであり、予め定められた出玉率の上限を超え
ることなく遊技面での面白味を増大させ得る弾球遊技機
を提供し得るに至った。
さらに、具体的な効果として次のような効果を得るこ
とができる。2段階で遊技玉の振分を行なうので、玉入
口から玉が入賞しても、最終的に第2の振分手段により
振分が行なわれないと特定入賞口へ入賞するか否かの決
着がつかないので、遊技者の興趣を段階的に高めること
ができるとともに、遊技者の期待感を長期間持続させる
ことができる。さらに、第1の振分手段と、第2の振分
手段とで振分態様が異なるため、遊技が変化に富むよう
にすることができる。さらに、第1の振分手段と、第2
の振分手段との2段階で出玉率を設定できるので、第1
の振分手段が玉を特定通過領域へ振分ける確率と、第2
の振分手段が玉を特定入賞口へ振分ける確率とを組合せ
て出玉率を設定することが可能であるため、一方の確率
を高く、他方の確率を低くするなど、出玉率を一定限度
に設定する場合の設定態様の種類を多様にすることがで
きる。さらに、2段階で振分を行なうので、第1の振分
手段あ特定通過領域へ振分ける確率を高くしても、第2
の振分手段が特定入賞口へ振分ける確率を低くすれば、
出玉率を一定限度に抑えることが可能であるため、極め
て多数の玉を特別入賞領域に入れても、遊技者の興奮を
損なうことなく、出玉率を一定の限度に設定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すパチンコ遊技機の
正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機の裏面の構造説明図である。 第3図は、入賞球装置の正面図である。 第4図は、入賞球装置の縦断面図である。 第5図は、入賞球装置の一部を切欠いた斜視図である。 第6図は、上部振分部材を説明するための横断面図であ
る。 第7図は、上部振分部材が左に揺動している状態を示す
正面図である。 第8図は、第7図の状態にある上部振分部材を示す横断
面図である。 第9図は、下部振分部材が右に移動した状態を示す横断
面図である。 第10図は、下部振分部材が中央に移動した状態を示す横
断面図である。 第11図は、入賞球装置の分解斜視図である。 第12図は、この発明の第2の実施例を示す正面図であ
る。 第13図は、第2の実施例における縦断面図である。 第14図は、第2の実施例における下部振分部材によるパ
チンコ玉の振分状態を示す横断面図である。 第15図は、第3の実施例を示す入賞球装置の正面図であ
る。 第16図は、第4の実施例を示す入賞球装置の正面図であ
る。 第17図は、第5の実施例を示す入賞球装置の斜視図であ
る。 第18図は、第5の実施例を示す入賞球装置の正面図であ
る。 第19図はおよび第20図は、玉の通過,入賞と遊技価値と
の関係を説明するための説明図である。 図面において、12は遊技盤,16は特別遊技領域,42は上部
振分部材,48は下部振分部材,50は特定入賞口,52,52bは
通常入賞口である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機において、 前記遊技領域に設けられた特別遊技領域と、 該特別遊技領域に設けられ、前記遊技領域に打込まれた
    遊技玉を前記特別遊技領域内に受入れることが可能な玉
    入口と、 前記特別遊技領域に設けられ、遊技者に所定の遊技価値
    を付与可能な特定入賞口と、 前記特別遊技領域に設けられ、前記特定入賞口へ遊技玉
    を導くことが可能な特定通過領域と、 前記玉入口から前記特別遊技領域に入った遊技玉を、前
    記特定通過領域へ導くかまたは再び前記遊技領域へ排出
    するかを振分ける第1の振分手段と、 前記特定通過領域へ導かれた遊技玉を、前記特定入賞口
    に導くか否かの振分を行なう第2の振分手段とを含むこ
    とを特徴とする、弾球遊技機。
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