JPH08224337A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH08224337A
JPH08224337A JP3410395A JP3410395A JPH08224337A JP H08224337 A JPH08224337 A JP H08224337A JP 3410395 A JP3410395 A JP 3410395A JP 3410395 A JP3410395 A JP 3410395A JP H08224337 A JPH08224337 A JP H08224337A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大当りの場面を期待させる機会を多くした遊
技機を提供する。 【構成】 振り分け機構3dが振り分けて流下させた遊
技球の流下先のうち1つの流下先に設けられた遊技球の
通過検出部3f、及び、通過検出部3fによる遊技球の
通過を検出する検出信号により作動する図柄表示部4
a,4bを備える上部振り分け装置3を構成する。図柄
表示部4a,4bの図柄が所定の図柄に揃ったときに動
作して遊技球を全く受け入れない状態から1つの遊技球
のみを受け入れる状態に変化する入賞装置7を構成す
る。入賞装置7を通過する1つの遊技球を受け入れて、
その遊技球の排出先を一般入賞口9nと大当り入賞口9
qとのうちいずれかに振り分ける回転体9iを備える下
部振り分け装置9を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技球の入賞の有無を
振り分ける上部振り分け装置と、上部振り分け装置に遊
技球が入賞した後、遊技球の一般入賞、大当り入賞を振
り分ける下部振り分け装置とを備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機にはデジタルの変動を遊技
のポイントにする遊技機、振り分け機構に入球する遊技
球の振り分け先の善し悪しを遊技のポイントにする遊技
機等が知られている。
【0003】前者の遊技機は、遊技領域の中央に横1列
に3つの図柄、横2列に6つの図柄、あるいは横3列に
9つの図柄を配し、所定の始動口に遊技球が入球したと
きに、各図柄が変動し、各々停止したときに、所定の図
柄「7・7・7」等に揃うことで大当りし、アタッカが
所定回数開き所定数の賞球が得られるものである。
【0004】後者の遊技機は、特定の入球口から入球し
た遊技球を機械的な振り分け装置でその流下先を例えば
3つの流下先のうちいずれかに振り分け、例えば中央の
通過口を遊技球が流下したときに、所定数の賞球が得ら
れたり、あるいはデジタルが変動を開始したりするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来例では、デ
ジタルが所定の図柄「7・7・7」等に揃うまでに相当
の時間がかかる場合が多く、それまで単調な遊技の繰り
返しであり、遊技者に遊技のおもしろみを提供する割合
が少ない。即ち大当りの場面を期待させる機会が比較的
少ない。
【0006】後者の従来例では、振り分け装置に遊技球
が入球することそのものが大当りの場面を期待させる機
会であるから、遊技球が入球することで遊技者に遊技の
おもしろみを提供する割合が前者の従来例よりは多い
が、それでも大当りの場面を期待させる機会が比較的少
ない。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みて成されたもの
であり、大当りの場面を期待させる機会を多くした遊技
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも特定の入球口から入球した遊技球の流下先を
振り分ける振り分け機構、及び、前記振り分け機構が振
り分けて流下させた遊技球の流下先のうち1つの流下先
に設けられた遊技球の通過検出部を備える上部振り分け
装置と、前記通過検出部による遊技球の通過を検出する
検出信号により作動して、遊技球を全く受け入れない状
態から1つの遊技球のみを受け入れる状態に変化する入
賞装置と、前記入賞装置を通過する遊技球を受け入れ
て、その遊技球の排出先を不利入賞口と有利入賞口との
うちいずれかに振り分ける振り分け機構を備える下部振
り分け装置とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、少なくとも特定の
入球口から入球した遊技球の流下先を振り分ける振り分
け機構、前記振り分け機構が振り分けて流下させた遊技
球の流下先のうち1つの流下先に設けられた遊技球の通
過検出部、及び、前記通過検出部による遊技球の通過を
検出する検出信号により作動する図柄表示部とを備える
上部振り分け装置と、前記図柄表示部の図柄が所定の図
柄に揃ったときに動作して、遊技球を全く受け入れない
状態から1つの遊技球のみを受け入れる状態に変化する
入賞装置と、前記入賞装置を通過する遊技球を受け入れ
て、その遊技球の排出先を不利入賞口と有利入賞口との
うちいずれかに振り分ける振り分け機構を備える下部振
り分け装置とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、先ず遊技者は上部振
り分け装置の特定の入球口を狙い撃ちする。特定の入球
口に入球した遊技球が振り分け機構を流下して例えば中
央の流下口の通過検出部を作動させると、第1に入賞装
置が作動して1つの遊技球のみ入賞させる状態に変化
し、第2に入賞装置に入賞したその1つの遊技球が下部
振り分け装置の振り分け機構に投入される。下部振り分
け装置で1つの遊技球が不利入賞口に入球すると、所定
数の少ない賞球が得られ、有利入賞口に入球すると、所
定数の多くの賞球が得られるか、もしくは大当りの権利
が得られる。振り分け装置が上部及び下部に2段階に配
置されるから、上部振り分け装置の入賞確率を大きく設
定することが可能で、上部及び下部合わせて2重の大当
りの場面を期待させる機会を得ることができる。
【0011】請求項2記載の発明では、先ず遊技者は上
部振り分け装置の特定の入球口を狙い撃ちする。特定の
入球口に入球した遊技球が振り分け機構を流下して例え
ば中央の流下口の通過検出部を作動させると、図柄表示
部が作動する。所定の図柄に揃えば、第1に入賞装置が
作動して1つの遊技球のみ入賞させる状態に変化し、第
2に入賞装置に入賞したその1つの遊技球が下部振り分
け装置の振り分け機構に投入される。下部振り分け装置
で1つの遊技球が不利入賞口に入球すると、所定数の少
ない賞球が得られ、有利入賞口に入球すると、所定数の
多くの賞球が得られるか、もしくは大当りの権利が得ら
れる。振り分け装置が上部及び下部に2段階に配置され
るから、上部振り分け装置の入賞確率を大きく設定する
ことが可能で、上部及び下部合わせて2重の大当りの場
面を期待させる機会を得ることができる。しかも図柄表
示部を介在させるから、3重のおもしろみ、即ち3重の
大当りの場面を期待させる機会を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づき説明す
る。図1は本発明が適用された遊技機の一実施例の全体
構成を説明する説明図である。アウターレール1で囲ま
れる遊技領域のほぼ中央には詳しくは後述する上部振り
分け装置3が配置されており、その上方には天入球口5
が配置されている。また上部振り分け装置3の下方には
詳しくは後述する入賞装置7、さらに入賞装置7のすぐ
下方(実際には一体化されている)には詳しくは後述す
る下部振り分け装置9が配置されている。また入賞装置
7の左方には一般入賞口11、下部振り分け装置9の左
右には他の一般入賞口13,15が配置されている。ま
た上部振り分け装置3の右方には第3種始動口17が配
置されており、第3種始動口17の下方には有効時の第
3種始動口17への遊技球の入球で開くアタッカ19が
配置されている。
【0013】図2は上部振り分け装置3の具体的構成を
拡大して示す正面図である。上部振り分け装置3の上部
には左右に向け半円弧状に形成された誘導飾り3aが設
けられており、この誘導飾り3aの上面は遊技板の手前
側から反対側に向けて下り勾配に傾斜し、上部振り分け
装置3のベース3bに形成された穴3cに入球した遊技
球を誘導飾り3aの裏側を通し中央の振り分け機構3d
に導く。この振り分け機構3dは、多数(6段)の波形
部材3eを多段配置し、これ等の波形部材3eは最上部
より下方にゆくに従い順に手前側に位置し、順次下側の
波形部材3eの凸部が順次上側の波形部材3eの凹部に
位置し、上側の波形部材3eの凹部を手前側に転がって
流下してきた遊技球を下側の波形部材3eの凸部に当接
してその波に沿って左右いずれかに振り分ける。最下段
の波形部材3eの凹部は3つあり、そのうち中央の凹部
の下方には遊技球の通過を検出する通過検出部3fが配
置されている。
【0014】この振り分け機構3dの所定の経路を転が
って流下した遊技球は最下段の波形部材3eの3つの凹
部のうちいずれかの凹部を通過するが、中央の凹部を通
過すると、通過検出部3fを作動させ、この通過検出部
3fの作動で後述する2つの図柄表示装置4a,4bの
図柄を変動させる。一方、最下段の波形部材3eの3つ
の凹部のうち中央の凹部以外の凹部を通過すると、その
遊技球は遊技領域に放出されて入賞装置7の入賞口へ向
ったり、アウト口へ向ったりする。
【0015】下部振り分け装置3の下部側には2つの図
柄表示装置4a,4bが設置されており、遊技球が最下
段の波形部材3eの中央の凹部を通過して通過検出部3
fを作動させたときに、駆動して各々図柄を変動させ
る。図柄が所定の図柄例えば「7・7」等に揃うと、後
述する入賞装置7の入賞口を開くようになっている。
【0016】図3(a)(b)は入賞装置7の構成を拡
大して示す正面図である。遊技板に直接取り付ける部分
となるベース7aのほぼ中央には横長孔7bが形成され
ており、この横長孔7bを囲む如き位置には、入賞口の
片方の壁面を有するもので上方に位置する第1壁7c、
右側方に位置するもので後述するスライダ7gの移動の
妨げとならない第2壁7d、下方に位置して遊技球の出
口7jの片方を構成する第3壁7e、及び、遊技球の収
容空間の一部を構成する水平部分を有すると共に第3壁
7eとの間で出口7jのもう片方の壁面を構成する垂直
部分を有する第4壁7fが設けられている。
【0017】一方、横長孔7bを構成する部分の前面側
のベース7aにはスライダ7gが配置される。スライダ
7gの裏面側には横長孔7bを貫通する2本の軸部材
(図示せず)が配置されており、その先端側は他の部材
に固定される電磁ソレノイドの駆動片(図示せず)と連
結されている。スライダ7gの表面側には遊技球1つ分
ほどの間隔をあけて第1,第2突起7h,7iが配置さ
れている。第1,第2突起7h,7iの配置位置は、ス
ライダ7gが図示左側に移動したときに、第1,第2突
起7h,7iの間の空間が上記第4壁7fの水平部分の
真上に位置し、かつスライダ7gが図示右側に移動した
ときに、第1,第2突起7h,7iの間の空間が上記第
3壁7eと第4壁7fの垂直部分との間で構成される出
口7jのほぼ真上に位置するように定めた位置である。
スライダ7gが図示左側に移動した位置に停止すると、
第1壁7c、第4壁7fの水平部分、及び第1,第2突
起7h,7i間で遊技球を1つのみ保持し得る収容空間
が構成される。
【0018】図3(a)に示す如く、図柄表示装置4
a,4bの図柄が所定の図柄に揃ったことにより、スラ
イダ7gが図示左側に移動すると、第1壁7c、第4壁
7fの水平部分、及び第1,第2突起7h,7i間で構
成される遊技球の収容空間内に、第1壁7c、第1突起
7h間の入賞口を通過した遊技球を収容することが可能
となる。この収容空間内に1つの遊技球8aを収容する
と、他の遊技球8bをその収容空間内に収容することは
収容空間のスペースの関係で不可能であるから、他の遊
技球8bは遊技球8aに衝突した後、跳ね返って遊技領
域の下方(アウト口)へ向けて落下する。
【0019】図3(b)に示す如く、例えば所定時間の
経過、あるいは図3(a)の状態の検出により、図3
(a)の状態から、スライダ7gを図示右側に移動する
と、第1,第2突起7h,7iの間の空間の底辺を支え
る部材がなく、即ち出口7jのほぼ真上に位置する関係
で、遊技球8aは出口7jから下方に落下する。この状
態に至ると、第1突起7hが第1壁7cのほぼ真下に位
置する関係から第1突起7hと第1壁7cとの間で構成
される入賞口の開口面積が遊技球の断面面積よりも小さ
くなり、他の遊技球8c等の入球を確実に阻止する。従
って再び図柄表示装置4a,4bの図柄が所定の図柄に
揃ってスライダ7gが図示左側の位置に移動するまで他
の遊技球の入球は一切禁止される。
【0020】図4は下部振り分け装置9の構成を拡大し
て示す正面図である。入賞装置7の出口7jに対応する
入口9aは壁構成体9b、隔壁9c、内壁9d、及び隔
壁9eで構成される振り分け誘導通路9fに通じてい
る。内壁9dの振り分け誘導通路9fに沿う先端と隔壁
9eの先端との間には出口9gが構成されており、内壁
9d,9d’,9d”で構成される回転体収容室9hに
通じている。回転体収容室9h内には例えばモータの駆
動で矢印方向の正転、あるいは反矢印方向の逆転を行う
得る回転体(振り分け機構)9iが回転自在に収容され
ている。
【0021】回転体9iは、例えば合成樹脂で構成さ
れ、中心部に位置するねじ挿入用の貫通孔、周縁部に位
置する複数の切欠部9j、及び複数の切欠部9jのうち
1つに位置する振り分け突起9kを備えている。各切欠
部9jは1つの遊技球を格納可能な大きさに形成され、
回転体9iの外周面に1つの遊技球が通過可能な開口を
有し、本実施例では6等分配置になっている。一方、振
り分け突起9kは6つあるうちの1つの切欠部9jと回
転体9iの外周面との連接隅部で回転体9iの回転方向
一開口縁より周方向に向けて突出する。この振り分け突
起9kと切欠部9jにおける回転体9iの回転方向他開
口縁との間には1つの遊技球の通過可能な開口を形成す
る。
【0022】回転体9iの中心を基準に図示左側で斜め
下方の位置には内壁9d’,9d”間の出口9mを介し
て不利入賞口(以下一般入賞口と称する)9nが構成さ
れている。回転体9iの中心を基準に図示右側で斜め下
方の位置には隔壁9e、内壁9d”間の出口9pを介し
て有利入賞口(以下大当り入賞口と称する)9qが構成
されている。
【0023】尚、回転体9iの回転方向、及び一方向の
回転時間は、例えば天入球口5、一般入球口11,1
3,15等への遊技球の入球状況、または図柄表示装置
4a,4bの図柄の変動状況等の遊技状況に応じて決定
されるか、あるいは一方向の回転が終了する毎に乱数を
用いる等して決定されるものと考えて良いが、単に所定
時間毎に正転、逆転を繰り返す如く制御しても良い。
【0024】図5(a)に示す如く、図柄表示装置4
a,4bの図柄が所定の図柄に揃ったことにより、回転
体9iが矢印方向に正転駆動し、かつスライダ7gが往
動(図示左側への移動)して入賞口を開く入賞停止位置
に停止すると、収容空間が形成されて、1つの遊技球が
収容空間に入球することが可能となる。
【0025】図5(b)に示す如く、例えば所定時間が
経過すると、スライダ7gが復動(図示右側への移動)
を開始して入口閉鎖位置に停止する。この復動の過程で
1つの遊技球が収容空間から入賞装置7の出口7jを通
り、下部振り分け装置9の入口9aを経由して振り分け
誘導通路9fに入り、さらに出口9gから回転体9iの
1つの切欠部9jに入る。本実施例では振り分け突起9
kを備える切欠部9jに1つの遊技球が入球したものと
する。
【0026】図5(c)に示す如く、回転体9iの回転
が進み、遊技球を保持する切欠部9jの開口が一般入賞
口9nに通じる出口9mに達すると、例えば他の切欠部
9jに保持された遊技球の場合には当該他の切欠部9j
に遊技球の流下を妨げる振り分け突起9kが備えられて
ないからその遊技球を出口9mに流下させてしまうが、
本実施例の場合の如く遊技球を保持する切欠部9jの開
口に振り分け突起9kが備えられている場合にはその振
り分け突起9kが遊技球の下側から上方へ向う一部を支
持し遊技球の流下を防止するから遊技球は一般入賞口9
nに向けて転がることはなく、従って一般入賞口9nに
は入賞せず、回転体9iの回転にさらに連れ回りする。
【0027】図5(d)に示す如く、回転体9iの回転
がさらに進み、遊技球を保持する切欠部9jの開口が大
当り入賞口9qに通じる出口9pに達すると、振り分け
突起9kの位置が切欠部9jの開口の上方の位置に変わ
るから遊技球の流下を阻止することはできず、従って遊
技球は出口9pから流下し、大当り入賞口9qに入賞す
る。
【0028】一方、図5(e)に示す如く、遊技状況に
応じて、回転体9iが上述とは逆の方向を向く矢印の方
向に回転(逆回転)して下部振り分け装置9の振り分け
誘導通路9fに遊技球が流下した場合にも、遊技球は出
口9gから回転体9iの各切欠部9jのうちいずれかの
各切欠部9jに入球する。
【0029】図5(f)に示す如く、回転体9iの逆回
転が進み、遊技球を保持する切欠部9jの開口が大当り
入賞口9qに通じる出口9pに達すると、各切欠部9j
共に回転方向の上流側、即ち切欠部9jの開口の下方側
の位置に振り分け突起9kを備えるものではないから、
いずれの切欠部9jで遊技球を保持しようとも、その遊
技球は出口9pに転がり大当り入賞口9qに入賞する。
【0030】次に、主に図1を参照して本実施例の遊技
機の全体的な動作について説明する。先ず図示しないハ
ンドルグリップを操作し遊技球を順次遊技領域内に向け
て発射する際に、上部振り分け装置3の穴3cを狙い撃
ちする。穴3cに遊技球が入球すると、その遊技球は上
部振り分け装置3の振り分け機構3dに落下し、最初に
最上部の波形部材3eに落下し、後は各波形部材3eの
所定の凹部、凸部上を転がり、最下部の波形部材3eの
3つの凹部のうちいずれかの凹部に転がり、遊技領域へ
流下する。
【0031】振り分け機構3dを流下した遊技球が最下
部の波形部材3eの3つの凹部のうち中央の凹部を通過
すると、その遊技球は通過検出部3fを作動させ、これ
により図柄表示装置4a,4bに表示する図柄を変動さ
せる。図柄が例えば「3・3」の如く揃うと、入賞装置
7のスライダ7gが往動し、入賞装置7の入賞口が広く
開き、かつ下部振り分け装置9の回転体9iが反時計方
向への回転を開始する。この状態を得て、例えば所定時
間のうちに入賞装置7の入賞口に遊技球が入球される
と、他の遊技球の入球を阻止し、かつ所定時間の経過で
スライダ7gが復動し、入球した1つの遊技球が下部振
り分け装置9の入口9aに落下する。
【0032】かくて下部振り分け装置9の入口9aから
振り分け誘導通路9fを流下した遊技球は、回転体9i
の各切欠部9jのうちいずれかの切欠部9jに保持さ
れ、回転体9iの反時計方向への回転と共にこれに連れ
回りする。保持された切欠部9jに振り分け突起9kが
存在するか、しないかで遊技球の入賞先が一般入賞口9
nか、あるいは大当り入賞口9qかが決定されることは
既述した如くである。
【0033】遊技球が一般入賞口9nに入賞した場合に
は、例えば所定数(16個等)の少ない賞球が得られる
のみである。しかし遊技球が大当り入賞口9qに入賞し
た場合には、第3種始動口17の作動が有効となり、こ
のときの第3種始動口17に遊技球が入球すると、その
下方のアタッカ19が開き、アタッカ19は例えば10
個の遊技球が入球するまで開いているので上記所定数
(16個等)の10倍の賞球が得られる。ただし機種の
設定によってはその大当りを所定数(16回等)繰り返
すことができる。
【0034】一方、図柄表示装置4a,4bに表示する
図柄が例えば「7・7」の如く揃うと、入賞装置7のス
ライダ7gが往動し、入賞装置7の入賞口が広く開き、
かつ下部振り分け装置9の回転体9iが時計方向への回
転を開始する。この状態を得て、入賞装置7の入賞口に
遊技球が入球されると、他の遊技球の入球を阻止し、か
つ所定時間の経過でスライダ7gが復動し、入球した1
つの遊技球が下部振り分け装置9の入口9aに落下す
る。
【0035】かくて下部振り分け装置9の入口9aから
振り分け誘導通路9fを流下した遊技球は、回転体9i
の各切欠部9jのうちいずれかの切欠部9jに保持さ
れ、回転体9iの時計方向への回転と共にこれに連れ回
りする。回転体9iの回転方向が時計方向であるから、
保持された切欠部9jに振り分け突起9kが存在するか
しないかを問うまでもなく、その遊技球の入賞先は大当
り入賞口9qに決定されることは既述した如くである。
尚、遊技球が大当り入賞口9qに入賞した後の遊技は上
述した遊技と全く同様である。
【0036】本実施例にあっては、遊技球を3つの流下
先のうちいずれかに振り分ける上部振り分け装置3と、
上部振り分け装置3の3つの流下先のうち中央の流下先
を遊技球が通過したことを通過検出部3fで検出したと
きに図柄変動を開始する図柄表示装置4a,4bと、図
柄表示装置4a,4bの図柄が所定の図柄に揃ったとき
に1つの遊技球のみを入球することが可能な入賞装置7
と、入賞装置7を通過した遊技球の入賞先を一般入賞口
9nと大当り入賞口9qとのうちいずれかに振り分ける
下部振り分け装置9とを備えたから、振り分け装置が上
部及び下部に2段階に配置されるから、高い確率で上部
及び下部合わせて2重の大当りの場面を期待させる機会
を得ることができる。しかも図柄表示装置4を介在させ
るから、3重のおもしろみ、即ち3重の大当りの場面を
期待させる機会を得ることができる。
【0037】また本実施例にあっては、振り分け装置が
上部及び下部に2段階に配置されるから、上部振り分け
装置3の入賞確率を大きく設定することも可能であり、
その場合、図柄表示装置4a,4bを頻繁に変動させて
第1の遊技目的を楽しみ、次いで下部振り分け装置9に
おける回転体9iの回転方向の有利さまたは不利さを念
頭におきつつ、かつ振り分け突起9kの位置を配慮しつ
つ、下部振り分け装置9を動作させる第2の遊技目的を
楽しみ、次いで最後の大当りを楽しむ如く、多くの大当
りの場面を期待させる機会を得て遊技を楽しむことがで
きる。
【0038】尚、通過検出部3fを遊技球が通過したと
きに直接に入賞装置7を動作させても良く、画面表示装
置4a,4bは遊技機の機種に応じて設置する限り必ず
しも必要ないことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、振り分け
装置が上部及び下部に2段階に配置されるから、上部振
り分け装置の入賞確率を大きく設定することが可能で、
上部及び下部合わせて2重の大当りの場面を期待させる
機会を得ることができる。
【0040】請求項2記載の発明では、振り分け装置が
上部及び下部に2段階に配置されると共に両者の動作に
関係する図柄表示装置を備えるから、上部振り分け装置
の入賞確率を大きく設定することが可能で、上部及び下
部合わせて2重の大当りの場面を期待させる機会を得る
ことができ、しかも図柄表示装置を介在させるから、3
重のおもしろみ、即ち3重の大当りの場面を期待させる
機会を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された遊技機の一実施例の全体構
成を説明する説明図である。
【図2】本発明の一実施例の上部振り分け装置の具体的
構成を拡大して示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例の入賞装置の構成を拡大して
示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例の下部振り分け装置の構成を
拡大して示す正面図である。
【図5】図4に示す下部振り分け装置の動作を説明する
説明図である。
【符号の説明】
3 上部振り分け装置 3d 振り分け機構 3e 波形部材 3f 通過検出部 4a,4b 図柄表示装置(図柄表示部) 7 入賞装置 7g スライダ 7h 第1突起 7i 第2突起 9 下部振り分け装置 9i 回転体 9j 切欠部 9k 振り分け突起 9n 一般入賞口(不利入賞口) 9q 大当り入賞口(有利入賞口)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも特定の入球口から入球した遊
    技球の流下先を振り分ける振り分け機構、及び、前記振
    り分け機構が振り分けて流下させた遊技球の流下先のう
    ち1つの流下先に設けられた遊技球の通過検出部を備え
    る上部振り分け装置と、 前記通過検出部による遊技球の通過を検出する検出信号
    により作動して、遊技球を全く受け入れない状態から1
    つの遊技球のみを受け入れる状態に変化する入賞装置
    と、 前記入賞装置を通過する遊技球を受け入れて、その遊技
    球の排出先を不利入賞口と有利入賞口とのうちいずれか
    に振り分ける振り分け機構を備える下部振り分け装置
    と、 を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 少なくとも特定の入球口から入球した遊
    技球の流下先を振り分ける振り分け機構、前記振り分け
    機構が振り分けて流下させた遊技球の流下先のうち1つ
    の流下先に設けられた遊技球の通過検出部、及び、前記
    通過検出部による遊技球の通過を検出する検出信号によ
    り作動する図柄表示部とを備える上部振り分け装置と、 前記図柄表示部の図柄が所定の図柄に揃ったときに動作
    して、遊技球を全く受け入れない状態から1つの遊技球
    のみを受け入れる状態に変化する入賞装置と、 前記入賞装置を通過する遊技球を受け入れて、その遊技
    球の排出先を不利入賞口と有利入賞口とのうちいずれか
    に振り分ける振り分け機構を備える下部振り分け装置
    と、 を備えることを特徴とする遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001087479A (ja) * 1999-09-24 2001-04-03 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2002325903A (ja) * 2001-05-02 2002-11-12 Daidoo:Kk パチンコ機の入賞装置
JP2005334660A (ja) * 2005-06-08 2005-12-08 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機

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