JP2573198B2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2573198B2
JP2573198B2 JP62005556A JP555687A JP2573198B2 JP 2573198 B2 JP2573198 B2 JP 2573198B2 JP 62005556 A JP62005556 A JP 62005556A JP 555687 A JP555687 A JP 555687A JP 2573198 B2 JP2573198 B2 JP 2573198B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、防音及び防振性能を備えた床材に関する。
[背景技術] 従来床材は例えば、合板よりなる基板の上に化粧板
(突板)を張っただけのものであるため、床材に直接衝
撃を受けたとき、床材を伝わって建物の床基材に振動が
伝わり、これが下階に伝わるという問題があり、防音上
好ましくなかった。例えば、マンション等の集合住宅で
は上階で子供が走り回れば下階の人からやかましいとク
レームがつくという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて発明したものであって、
その目的とするところは、床材そのものに防音及び防振
性能を持たせることができる床材を提供するにある。
[発明の開示] 本発明の床材は、木質化粧板1の下面に軟質シート2
を積層一体化すると共に軟質シート2の下面に基板3を
積層一体化し、この基板3の下面に上下両面が凹凸とな
った弾性体5を積層一体化し、該上下両面が凹凸となっ
た弾性体5の下面側に突出した部分の下端面が下方に突
となった突曲面となり且つ上面側に突出した部分の上端
面が平坦面となっていることを特徴とするものであっ
て、このような構成を採用することで、上記した従来例
の問題点を解決して本発明の目的を達成したものであ
る。
すなわち、本発明の床材にあっては、軟質シート2と
木質化粧板1とを貼り合わせることで防音ができ、更に
弾性体5でも防音ができ、しかも弾性体5の上下両面が
凹凸となっていることで、いっそう振動が伝わりにくく
なるようにしたものである。更に、このように弾性体5
の上下面を凹凸として振動が伝わりにくい構造としたも
のにおいて、弾性体5の上面側に突出した部分の上面が
平坦面となっているので、凹凸であるにもかかわらず弾
性体5の上面の平坦面が基板3に強固に接着されて床材
を運搬する際や施工する際に上下両面が凹凸となった弾
性体5が基板3から剥落することがないものであり、ま
た、上下面が凹凸となった弾性体5の下面側に突出した
部分の下端面が下方に突となった突曲面となっているこ
とで、できるだけ、スラブのような床基材との接触面を
少なくして、防振性を高め、更に、スラブのような床基
材に凹凸があっても、床基材の凸部が突曲面となった部
分に当たっても突曲面であるので、床基材の凸部から容
易にずれるように変形できて、スラブのような床基材の
凹凸を吸収することができるものである。
以下本発明を実施例により詳述する。木質化粧板1の
下面に軟質シート2を積層一体化すると共に軟質シート
2の下面に基板3を積層一体化してあり、基板3には切
溝4を設けてあり、更に基板3の下面に弾性体5が積層
一体化してあって床材6が構成してある。
ここで、木質化粧板1は例えば合板1aの上に木質化粧
単板1bを積層したものである。木質化粧板1には第3図
のように化粧単板1bのみに床材6の長手方向乃至巾方向
に上面側溝7を設けたり、あるいは、第4図のように木
質化粧板1の下部まで至る上面側溝7を床材6の長手方
向乃至巾方向に設けたりしてもよいものである。上記上
面側溝7はV溝あるいはU溝である。このように上面側
溝7を設けると床材6の自由度が高くなりいっう床衝撃
音を小さくできるものである。
軟質シート2とは例えばゴムシート、合成樹脂シー
ト、合成樹脂発泡シート等の軟質シート状物の中に金
属、無機質材等を充填し高比重にしたものである。例え
ば一例をあげると塩化ビニールシートの中に硫酸バリウ
ムを混入して軟質シート2を形成する。ここで高比重に
した軟質シート2とは普通、面密度(m2当たりの重量)
が2.0kg/m2以上のものを言う。ただ、面密度が重い物の
方が反り等の変形が少なくてすみ床材のおさまりがよ
い。
また基板3としては例えば合板が用いられる。基板3
は切溝4を施した実施例のもの(第1図乃至第7図に示
す)と切溝4を施していない実施例のもの(第9図に示
す)とがある。第1図乃至第7図に示す実施例では基板
3の下面に切溝4が施してあるが、この切溝4は基板3
の下面側から上方に向けて切り込んであり、軟質シート
2に至るまで切り込んだり、あるいは軟質シート2に至
らない状態まで切り込んだりするものである。ここで、
切り込み深さの異なる切溝4を併用して用いてもよいも
のである。また切溝4は第7図(a)に示すように床材
6の長手方向に平行に1乃至複数個設けてもよく、ある
いは第7図(b)に示すように床材6の巾方向に1乃至
複数個設けてもよく、あるいは第7図(c)に示すよう
に床材6の長手方向及び巾方向にそれぞれ1乃至複数個
設けてもよく、あるいは第7図(d)に示すように床材
6の長手方向に対して斜め方向に1乃至複数個設けても
よく、あるいは第7図(e)に示すように床材6の長手
方向に対して斜めとなった斜め格子状に設けたりしても
よいものである。また、切溝4としては溝巾及び溝深さ
は任意でよいが、特に下記の条件の場合にその防振性が
顕著に発揮される。
溝深さ…基板3の厚みの1/2以上の時。但し、軟質シー
ト2に至るまで切り込むのが防振性能を最大限に発揮す
る。
溝巾……0.5mm〜5mmの時(但し、3mm程度が最適と思わ
れる。) ところでこのように切溝4を設けることで、床材6を
伝わる音の振動エネルギーを切溝4部分で減衰させるこ
とができるのである。第7図(c)中aは切溝4のピッ
チを示しており、1例として上げれば切溝4のピッチa
は長手方向及び巾方向とも約60mmであるが必ずしもこれ
にのみ限定されるものではない。基板3の下面には弾性
体5が接着してあるが、添付図面の実施例にあっては弾
性体5の上面に不織布14が取着してあって、この不織布
14を介して弾性体5を基板3に接着してある。弾性体5
はゴム発砲体製である。弾性体5はその上下面に凹凸を
形成してあり、このように弾性体5の上下両面に凹凸を
形成することで、弾性体5の片面にのみ凹凸を形成した
ものに比べて防振性が高くなる。
凸部の面積比率…25%〜75% 上下両面に凹凸が形成された弾性体5は下面側に突出
した部分の下端面が下方に突となった突曲面となり且つ
上面側に突出した部分の上端面が平坦面となっている。
そして、図8に示す実施例においては、弾性体5の下面
側において下方に突出する凸部10部分に対応して上面側
が凹んで凹溝11となり、弾性体5の下面側の凹部12に対
応して上面側が突出して凸出部13となっている。そし
て、上記凸部10の下端面が下方に突となった突曲面とな
り且つ凸出部13の上端面が平坦面となっている。
ここで、弾性体5の上下面を凹凸として振動が伝わり
にくい構造としたものにおいて、上記のように弾性体5
の上面側に突出した部分の上面が平坦面となっているの
で、凹凸であるにもかかわらず弾性体5の上面の平坦面
が基板3に強固に接着されて床材を運搬する際や施工す
る際に上下両面が凹凸となった弾性体5が基板3から剥
落し難い構造とすることができる。また、上下面が凹凸
となった弾性体5の下面側に突出した部分の下端面が下
方に突となった突曲面となっていることで、できるだ
け、スラブのような床基材との接触面を少なくして、防
振性を高め、更に、スラブのような床基材に凹凸があっ
ても、床基材の凸部が突曲面となった部分に当たっても
突曲面であるので、床基材の凸部から容易にずれるよう
に変形できて、床基材の凹凸を吸収することができるこ
とになる。
床材6には長手方向の一側に嵌合突部8が突設してあ
り、他側に嵌合凹部9が凹設してある。
しかして、上記のような構成の床材6は建物のスラブ
のような床基材の上に直接載設したり、あるいは、弾性
下地材を床基材の上に敷いてその上に載設したりするこ
とができる。勿論床基材の上に根太等を組み、その上に
敷設するようにしてもよいものである。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように木質化粧板の下面に
軟質シートを積層一体化すると共に軟質シートの下面に
基板を積層一体化し、この基板の下面に上下両面が凹凸
となった弾性体を積層一体化し、該上下両面が凹凸とな
った弾性体の下面側に突出した部分の下端面が下方に突
となった突曲面となり且つ上面側に突出した部分の上端
面が平坦面となっているので、軟質シートを貼り合わせ
ることで木質化粧板の共振をおさえ、床表面に衝撃を加
えた時の発生音を小さくでき、しかも下層の弾性体によ
り防振ができ、更に、弾性体の上下両面が凹凸となって
いるので、建物のスラブのような床基材側へ弾性体から
いっそう振動が伝わりにくくなり、より確実な防音、防
振効果を発揮できるものであり、しかも、このように弾
性体の上下面を凹凸として振動が伝わりにくい構造とし
たものにおいて、弾性体の上面側に突出した部分の上面
が平坦面となっているので、凹凸であるにもかかわらず
弾性体の上面の平坦面が基板に強固に接着されて床材を
運搬する際や施工する際に上下両面が凹凸となった弾性
体が基板から剥落することがなく、また、上下面が凹凸
となった弾性体の下面側に突出した部分の下端面が下方
に突となった突曲面となっていることで、できるだけ、
スラブのような床基材との接触面を少なくして、防振性
を高め、更に、スラブのような床基材に凹凸があって
も、床基材の凸部が突曲面となった部分に当たっても突
曲面であるので、床基材の凸部から容易にずれるように
変形できて、床基材の凹凸を吸収することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の床材の一実施例の断面図、第2図は同
上の斜視図、第3図は本発明の床材の他の実施例の断面
図、第4図は同上の更に他の実施例の断面図、第5図は
同上の更に他の実施例の断面図、第6図は同上の更に他
の実施例の断面図、第7図(a)(b)(c)(d)
(e)はそれぞれ床材に切溝を設けた各実施例の底面
図、第8図(a)(b)はそれぞれ弾性体の表面に凹凸
を設けた実施例の平面図及び断面図、第9図は本発明に
おいて基板に切溝を設けない場合の実施例の斜視図であ
って、1は木質化粧板、2は軟質シート、3は基板、5
は弾性体である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質化粧板の下面に軟質シートを積層一体
    化すると共に軟質シートの下面に基板を積層一体化し、
    この基板の下面に上下両面が凹凸となった弾性体を積層
    一体化し、該上下両面が凹凸となった弾性体の下面側に
    突出した部分の下端面が下方に突となった突曲面となり
    且つ上面側に突出した部分の上端面が平坦面となってい
    ることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】基板に切溝を設けて成ることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の床材。
  3. 【請求項3】基板に切溝を設けてないことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の床材。
  4. 【請求項4】木質化粧板の上面に上面側溝を設けて成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の床材。
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