JP2571449B2 - バイポーラicの製造方法 - Google Patents

バイポーラicの製造方法

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JP2571449B2 JP2054038A JP5403890A JP2571449B2 JP 2571449 B2 JP2571449 B2 JP 2571449B2 JP 2054038 A JP2054038 A JP 2054038A JP 5403890 A JP5403890 A JP 5403890A JP 2571449 B2 JP2571449 B2 JP 2571449B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、バイポーラICの製造方法に関し、詳しく
は、外部ベース(以下アウタベース)形のバイポーラト
ランジスタにおいて、その素子分離領域の形成工程を独
立に設けることなく、その製造工程の低減を図ることが
できるようなバイポーラICの製造方法に関する。
[従来の技術] バイポーラICの1つであるバイポーラLSIでは、LOCOS
により素子分離酸化膜を形成して各素子の分離が行われ
か、あるいは、各素子間にP型やN型の領域を縦に形成
して素子をアイソレーションする素子分離が行われてい
る。
後者の素子分離方式では、第2図の(a)に示すよう
に、例えば、P−sub(P型基板)1に連続してN+のコ
レクタ埋込み層(B/L)2を形成し、その両側にP+の下
側の素子分離領域(L/I)3,3を形成してこれを下側素子
分離領域とし、その後の工程で、上部からシリコン酸化
膜を介してイオン注入等によりP+イオンを打込み、同図
(b)に示されるように、上側の素子分離領域(U/I)
4を上側素子分離領域として形成し、これらをその先端
側で結合して素子のアイショレーション処理をしてい
る。なお、符号5は、SiO2膜である。
このような素子分離領域を形成した後に、素子分離さ
れた領域にベース等のバイポーラトランジスタの半導体
領域が形成される。
[解決しようとする課題] このような従来技術にあっては、必ずマスキング処理
をしてU/Iを独立な工程で形成しなければならないため
にその分余分な工程が必要になる。そのためにこの処理
工程分だけ製造効率が低下する欠点がある。
この発明は、このような従来技術の問題点を解決する
ものであって、バイポーラトランジスタを形成する場合
に独立にU/I領域の形成工程を行わなくて済むバイポー
ラICの製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの発明のバイポー
ラICの製造方法の構成は、埋込み層を形成する不純物の
熱拡散係数より大きな熱拡散係数を有する不純物を前記
下側素子分離領域に導入して下側素子分離領域を形成す
る第1の工程と、熱拡散処理により下側素子分離領域を
上側へ拡大させて形成する第2の工程と、ベース形成工
程においてアウタベース領域形成のためのイオン導入と
同時に下側素子分離領域の上部に上側素子分離領域を形
成するためのイオンを導入してアウタベース領域の形成
と同時に上側素子分離領域を形成する第3の工程とを備
えていて、第3の工程により形成される上側素子分離領
域が第2の工程により拡大される下側素子分離領域と結
合する範囲まで第2の工程において下側素子分離領域の
範囲の上側への拡大が行われるものである。
[作用] このように、バイポーラトランジスタを形成する場合
において、そのベースの形成工程の中でU/I領域の形成
を同時に行うようにしているので、独立にU/I領域の形
成工程を設ける必要がない。
特に、エミッタ領域の外側のコンタクト領域に対応し
てベースをエミッタ形成領域よりも一段深く形成するア
ウタベースでは、深い領域が形成されるので、上側から
の素子分離の立下げる距離を大きく採ることができ、さ
らに、下側の素子分離領域の立上げが途中までで済むの
で、埋め込み層の立上がりが抑制される。さらに、深く
形成されるアウタベースと同時に形成されるので、厚い
EPI膜厚でも容易に形成できる。
その結果、耐圧の高いトランジスタに適し、かつ、熱
処理時間も短くて済むので、アウタベース形のバイポー
ラトランジスタにあってはその製造効率を向上させるこ
とができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳
細に説明する。
第1図は、この発明のバイポーラICの製造方法を適用
した一実施例のアウタベース型バイポーラLSIの製造工
程のアイソレーション処理までの主要工程の説明図であ
る。
第1図において、まず、P−sub10にコレクタ埋込み
領域となるN+領域を、例えば、SiO2膜を介してヒ素(As
+)イオンを打込み、あるいはドープして熱拡散により
形成する。これが第1図(a)であり、11がコレクタ埋
込み層、12がSiO2膜である。
次に、下側素子分離領域(L/I)を形成するために、
レジスト13をマスクにしてL/Iを形成する対応位置上のS
iO2膜12を除去し、そこにボロン(B+)等の不純物をイ
オン注入する。このときの状態を示しているのが、同図
(b)であり、14a,14aがこのとき打込まれたボロンで
ある。
次にレジスト13,SiO2膜12を除去してN型単結晶シリ
コンを1100゜C程度の高温で5μm程度成長(その成長
層N−EPI)させる。それが同図(c)である。そし
て、このとき形成されたL/Iが14,14である。
次に、表面を薄く酸化してSiO2膜12aを堆積させてコ
レクタコンタクトウエル領域(C/W)を形成するため
に、レジストをマスクにコンタクトを形成する対応位置
の上のSiO2膜12aを除去後、そこにN型の不純物のイオ
ン注入し、あるいはドープしてN+のコンタクト領域15を
形成する。これが同図(d)である。
その後、SiO2膜12aを除去して熱酸化を行い、各領域
の不純物を拡散させる。ボロンの拡散係数は、埋込み層
11のヒ素の拡散係数に比べて大きいので、ことのき基板
内部に形成されたL/I14の領域が埋込み層11より拡大し
て同図(e)に示す状態になる。なお、12bは、表面に
形成されているSiO2膜である。
次に、アウタベース領域とU/Iとを形成するためにレ
ジストをマスクにしてその位置に対応してP+の不純物の
イオンを注入し、あるいはドープする(同図(f))。
さらに、イナーベース領域を形成するためにレジスト13
aをマスクにしてその位置に対応してP+の不純物のイオ
ン注入し、あるいはドープする。この状態を示すのが同
図(g),(h)である。そして、レジスト13aを除去
して熱拡散させる。このときのアウタベース領域16a,イ
ナーベース領域16bからなるベース領域16の拡散形成に
応じて同時に上側の素子分離領域であるU/I17が拡散に
より形成される。この場合のU/I17の深さは、下側にあ
るL/I14に達し、このときこれらが結合する。この状態
を示すのが同図(i)である。なお、12cは、表面に形
成されているSiO2膜である。
このようにベース形成工程では、ベース形成とともに
上下にある素子分離領域が相互に結合する。そのため
に、その前工程である(e)に示す工程のL/I14の層
は、上部に比較的近い位置に先端が来るところまで熱拡
散により形成させておくものである。
前記の(i)以降工程は、従来と同様にエミッタを形
成し、バイポーラトランジスタを形成するものである
が、これらについては従来と同様となるので割愛する。
ここで、(i)に示す状態と従来の第2図の(b)と
を比較すると理解できるように、U/L17とL/I14とで構成
される素子分離領域は、第2図(a)では、上側に大き
なエリアを採り、下側にくびれがある。これに対して前
記の(i)では、この状態が反転していて上側にくびれ
がきている。その結果、上側のエリアが小さくなってい
る。このようなことからこのU/L17の占有エリアを従来
より小さくすることができる。したがって、この素子分
離方式によりより高集積化ができ、例えば、従来では、
6μm幅の素子分離幅が2/3程度の4μm程度まで低下
させることが可能である。
以上説明してきたが、実施例のP+やN+の領域の形成
は、ドープドポリシリコン中の不純物の拡散によりP+
N+の不純物をその領域にドープすることで形成すること
ができる。
実施例では、アウタベース形成のためにそのためのイ
オンをドープする時に同時に上側の素子分離領域形成の
ためのイオンをドープしている例を示しているが、この
発明では、ベース領域と素子分離領域との間に間隔が採
れれば、通常のバイポーラトランジスタのベース形成の
ための工程において、そのベース形成と上側素子分離領
域形成のイオンドープとを同時に行ってもよい。したが
って、通常のバイポーラトランジスタにおいて、ベース
領域と上側の素子分離領域の形成を同じ工程で行って、
下側のそれと結合することができる。要するに、この発
明は、アウタベースタイプのバイポーラトランジスタに
限定されない。
[発明の効果] 以上の説明から理解できるように、この発明にあって
は、バイポーラトランジスタを形成する場合において、
そのベースの形成工程の中でU/I領域の形成を同時に行
うようにしているので、独立にU/I領域の形成工程を設
ける必要がない。
特に、エミッタ領域の外側のコントクト領域に対応し
てベースをエミッタ形成領域よりも一段深く形成するア
ウタベースでは、深い領域が形成されるので、上側から
の素子分離の立下げる距離を大きく採ることができ、さ
らに、下側の素子分離領域の立上げが途中までで済むの
で、埋め込み層の立上がりが抑制される。さらに、深く
形成されるアウタベースと同時に形成されるので、厚い
EPI膜厚でも容易に形成できる。
その結果、耐圧の高いトランジスタに適し、かつ、熱
処理時間も短くて済むので、アウタベース形のバイポー
ラトランジスタにあってはその製造効率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のバイポーラICの製造方法を適用し
た一実施例のアウタベース型バイポーラLSIの製造工程
のアイソレーション処理までの主要工程の説明図、第2
図は、従来のバイポーラLSIの製造工程の素子分離領域
を形成する工程の概要図である。 1,10……P−sub(P型基板)、 2,11……埋込み層(B/L)、 3,14……下部素子分離領域(L/I)、 4,17……上部素子分離領域(U/I)、 12,12a,12b,12c……SiO2膜、 13,13a,13b……レジスト、 15……コレクタコンタクト領域、16……ベース領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下側素子分離領域と上側素子分離領域とを
    形成し、これらを一体化させて素子分離を行うバイポー
    ラICの製造方法において、埋込み層を形成する不純物の
    熱拡散係数より大きな熱拡散係数を有する不純物を前記
    下側素子分離領域に導入して前記下側素子分離領域を形
    成する第1の工程と、熱拡散処理により前記下側素子分
    離領域を上側へ拡大させて形成する第2の工程と、ベー
    ス形成工程において外部ベース領域形成のためのイオン
    導入と同時に前記下側素子分離領域の上部に上側素子分
    離領域を形成するためのイオンを導入して前記外部ベー
    ス領域の形成と同時に前記上側素子分離領域を形成する
    第3の工程とを備え、第3の工程により形成される前記
    上側素子分離領域が第2の工程により拡大される前記下
    側素子分離領域と結合する範囲まで第2の工程において
    前記下側素子分離領域の範囲の上側への拡大が行われる
    ことを特徴とするバイポーラICの製造方法。
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