JP2567884Y2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JP2567884Y2
JP2567884Y2 JP1205791U JP1205791U JP2567884Y2 JP 2567884 Y2 JP2567884 Y2 JP 2567884Y2 JP 1205791 U JP1205791 U JP 1205791U JP 1205791 U JP1205791 U JP 1205791U JP 2567884 Y2 JP2567884 Y2 JP 2567884Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、フロッピーデ
ィスク等に対して情報信号を書込み或いは読出しを行う
のに好適な磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスク用の磁気ヘッ
ド装置として、例えば図7に示すように構成されたもの
が提案されている。この磁気ヘッド装置は、記録再生用
磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有する磁気ヘッド
素子を一対のスライダにより挾み込んで構成される磁気
ヘッド部51がジンバル52に搭載されてなる。
【0003】上記磁気ヘッド部51は、記録再生用磁気
ギャップと消去用磁気ギャップを有するフロントコア5
3と、断面略E字状をなすバックコア54と、駆動コイ
ルが巻装されたコイルボビン57,58とにより磁気回
路部が構成される磁気ヘッド素子が、フロッピーディス
クとの当たり特性を確保するため一対の断面略L字状を
なすスライダ55,56によって挾み込まれてなってい
る。そして、上記フロントコア53とバックコア54と
は、駆動コイルが巻装されたコイルボビン57,58内
でいわゆる段重ね状態で重ね合わされ、コア押さえ部材
59によって押圧支持され磁気的結合が図られるように
なっている。
【0004】上記のように構成されてなる磁気ヘッド部
51は、断面略矩形状をなす枠体として形成された磁気
シールド部材60に嵌合された状態で、複数のスリット
61,62が設けられたジンバル52の一方の面に搭載
されるようになっている。そして、上記ジンバル52の
スリット62より他方の面に突出する上記コイルボビン
57,58に設けられる外部端子63,64がプリント
配線基板65の各導体パターン66と電気的に接続され
るようなっている。
【0005】ところで、上述のフロッピーディスク用磁
気ヘッド装置においては、フロッピーディスクと磁気ヘ
ッドとが接触した状態で情報信号の記録再生が行われる
ため、接触時に静電気が発生しやすい。静電気は、記録
再生信号と重複あるいはエキストラパルスとしてエラー
の原因となる。したがって、この種の磁気ヘッド装置で
は、通常、フロントコア53をドライブ回路上に接地す
るようにしている。
【0006】具体的には、図8に示すように、ジンバル
52に設けられた各切り欠き部67,68,69よりそ
の一部が臨むフロントコア53の各脚部とジンバル52
とに亘って電気的に接続を図るための導電塗料70が塗
布され、フロントコア53とジンバル52とが電気的に
接続される。そしてさらに、図9に示すように、上記ジ
ンバル52のスリット62より突出する外部端子63,
64とプリント配線基板65の各導体パターン66のラ
ンド部66a,66b・・・66eとがはんだ71によ
って電気的に接続されるとともに、プリント配線基板6
5に設けた接地用のアース導体パターン72のアースラ
ンド部72aとジンバル52とに亘り導電塗料73が塗
布されこれらが電気的に接続される。これによって、フ
ロントコア53は、ジンバル52を介してプリント配線
基板65のアース導体パターン72と接続され、ドライ
ブ回路上に接地される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、記録密度のより一層の向上を図るため3.5イン
チ型のフロッピーディスク駆動装置において4Mバイト
容量が開発されている。この4Mバイトのフロッピーデ
ィスク駆動装置では、容量を上げるため線記録密度を3
5KBPIと従来1Mバイトの4倍、2Mバイトの2倍
としているため記録再生ギャップが0.4μmと狭く、
1〜2Mバイトのフロッピーディスク駆動装置で行って
いる重ね書き記録方式(オーバーライト特性)ができ
ず、記録時は予めトラックを消去する先行イレーズ方式
を採用している。
【0008】このため、4Mバイトの磁気ヘッド装置で
は、1〜2Mバイトの磁気ヘッド装置に対して記録再生
用磁気ギャップと消去用磁気ギャップが逆になる。すな
わち、1〜2Mバイトの磁気ヘッド装置では、図8に示
すように、一方の外部端子63側は記録再生用磁気ヘッ
ドとなり、他方の外部端子64側は消去用磁気ヘッドと
なるが、4Mバイトの磁気ヘッド装置ではこれとは逆に
記録再生用磁気ヘッド側が消去用磁気ヘッドとなり、消
去用磁気ヘッド側が記録再生用磁気ヘッドとなる。
【0009】また、1〜2Mバイトあるいは4Mバイト
用の磁気ヘッド装置を問わずフロントコア53を接地す
るアースランド部72aは一般に記録再生用磁気ヘッド
側または消去用磁気ヘッド側の何れかに固定されるた
め、1〜2Mバイト用のプリント配線基板65を4Mバ
イトの磁気ヘッド装置に使用する場合には、導体パター
ン66のパターン形状が変わるだけなくアースランド部
72aが逆になってしまう。したがって、4Mバイト用
に新規のプリント配線基板を作製する必要がある。
【0010】しかしながら、新規のプリント配線基板を
作製するには、パターン印刷(原版)代や金型代に相当
の費用がかかるとともに、4Mバイトの機種がでるたび
にその費用を負担しなければならない。また、ジンバル
52とアース導体パターン72との接続は、導電塗料7
3による接続であるため接合強度の点で信頼性が低い。
そこで本考案は、かかる従来の実情に鑑みて提案された
ものであって、機種を問わずプリント配線基板を兼用す
ることができ、且つ接合強度の面で信頼性の高い接地を
可能とする磁気ヘッド装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案の磁気ヘッド装置は、磁気ギャップを介し
て閉磁路を構成する磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設
されるコイルボビンとからなる磁気ヘッド部と、上記磁
気ヘッド部を搭載するプリント配線基板が設けられたジ
ンバルとを備えてなり、上記磁気コアはコイルボビンの
空き端子を介してプリント配線基板の接地用導体パター
ンに接地されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】一般に、フロッピーディスク用の磁気ヘッド装
置においては、記録再生側のコイルボビンには2本の巻
線が巻回され、その巻始めと巻終わりおよびこれら2本
の巻線の共通部分(コモン)を取り出す端子が3本設け
られる。一方、消去側のコイルボビンには、1本の巻線
が巻回され、その巻始めと巻終わりを取り出す端子が2
本設けられる。通常、記録再生側と消去側のコイルボビ
ンは、共通で使用されるため、消去側のコイルボビンに
も3本の端子が設けられる。本考案では、この消去側の
コイルボビンの空いている端子を接地用の端子として利
用する。
【0013】すなわち、本考案においては、磁気コアを
コイルボビンの空き端子を介してプリント配線基板の接
地用導体パターンに接地させているので、接地用のアー
スランド部をプリント配線基板に設ける必要が無くな
る。したがって、プリント配線基板の方向性が無くな
り、1〜2Mバイトと4Mバイトの磁気ヘッド装置に対
して同一形状のプリント配線基板が使える。また、本考
案においては、端子と導体パターンの接続であるため、
はんだによる接続が行え、この部分の接合強度が向上す
る。
【0014】
【実施例】以下、本考案を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、本実施例は、
フロッピーディスクに対して情報信号の記録再生を行う
フロッピーディスク用の磁気ヘッド装置に適用した例で
ある。本実施例の磁気ヘッド装置は、図1に示すよう
に、記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有
する磁気ヘッド素子を一対のスライダにより挾み込んで
構成される磁気ヘッド部1がプリント配線基板2が設け
られたジンバル3に搭載されてなる。
【0015】上記磁気ヘッド部1は、図2に示すよう
に、磁気ギャップを介して閉磁路を構成する磁気コアと
なるフロントコア4とバックコア5およびこれらフロン
トコア4とバックコア5に嵌合配設される駆動コイルが
巻装されたコイルボビン6,7よりなる磁気ヘッド素子
と、これらフロントコア4、バックコア5の磁気的結合
を図るコア押さえ部材8と、フロッピーディスクに対す
る当たりを確保するための一対のスライダ9,10とか
ら構成される。
【0016】上記フロントコア4は、磁気的に干渉しな
いように非磁性材11を介して接合された一対の棒状の
センターコア部12,13の両側に、それぞれ略L字状
をなすサイドコア部14,15が突き合わされ、当該突
合わせ面に第1の磁気ギャップg1 と第2の磁気ギャッ
プg2 を有している。この第1の磁気ギャップg1 は、
記録再生用磁気ギャップとして動作し、第2の磁気ギャ
ップg2 は消去用磁気ギャップとして動作するようにな
されている。
【0017】一方、バックコア5は、上記フロントコア
4のコア形状に対応して形成された一対のコア部材1
6,17が非磁性材18を介して側面側で接合されるこ
とによって構成されている。上記コア部材16,17
は、上記フロントコア4のセンターコア部12,13お
よびサイドコア部14,15と対向する位置にそれぞれ
センター脚部19,20およびサイド脚部21,22を
有し、連結部材23,24にて連結され平面形状が略コ
字状とされている。したがって、上記センター脚部1
9,20とサイド脚部21,22を設けることにより、
フロントコア4の奥行き方向での長さを長くするコア同
士の接合面積を確保することが可能となり、電磁変換特
性の向上が図れる。
【0018】上記コイルボビン6,7は、フープ材を打
ち抜き加工して形成した外部端子25a,25b,25
cおよび26a,26b,26cにインサート成型して
作製されてなる。消去用磁気ギャップ(第1の磁気ギャ
ップg1 )が構成される側のフロントコア4のサイドコ
ア部14を挿通させるコイルボビン6には、一本の駆動
コイル27が所定数巻回され、その巻始めと巻終わりが
外部端子25a,25bにそれぞれ巻き付けられる。一
方、記録再生用磁気ギャップ(第2の磁気ギャップ
2 )が構成される側のフロントコア4のサイドコア部
15を挿通させるコイルボビン7には、2本の駆動コイ
ル28が所定数それぞれ巻回され、巻始めと巻終わりお
よび共通部(コモン)がそれぞれ3本の外部端子26
a,26b,26cに巻き付けられる。
【0019】そして、上記フロントコア4とバックコア
5とは、上記コイルボビン6,7の貫通孔6a,7a内
でフロントコア4のサイドコア部14,15とバックコ
ア5のサイド脚部21,22とが接触していわゆる段重
ね状態で重ね合わされる。すなわち、サイドコア部14
の一側面14aとサイド脚部21の一側面21aとが接
触されるとともに、サイドコア部15の一側面15aと
サイド脚部22の一側面22aとが接触されて磁気的結
合が図られ、閉磁路が構成される。したがって、これら
フロントコア4、バックコア5、コイルボビン6,7と
によって、記録再生用磁気ギャップとして動作する第1
の磁気ギャップg1 を有した磁気ヘッド素子,つまり記
録再生ヘッドと、消去用磁気ギャップとして動作する第
2の磁気ギャップg2 を有した磁気ヘッド素子,つまり
消去ヘッドが構成される。
【0020】また、上記コイルボビン6,7の貫通孔6
a,7a内には、上記フロントコア4とバックコア5を
磁気的に結合させるためのコア押さえ部材8の一対のコ
ア押さえ片29,30が挿入されている。上記コア押さ
え部材8は、磁気ヘッド素子の背面側に設けられる図示
しない磁気ヘッド支持機構のヘッド押圧部材(ピボッ
ト)に対する受け部31と、上記サイドコア部14,1
5およびサイド脚部21,22と共にコイルボビン6,
7内に挿入されるコア押さえ片29,30とからなって
いる。
【0021】上記受け部31は、上記押圧部材の受け面
31aを有する連結板32の略中央部に押圧部材の当接
方向に垂下して設けられ、当該押圧部材の衝撃に対する
支え台となされている。一方、コア押さえ片29,30
は、上記連結板32の一側縁に沿った両端部に薄板状の
板が上記受け部31と同方向に垂下して当該連結板32
に一体的に設けられてなっている。そのコア押さえ片2
9,30の先端部は、略円弧状とされ、上記コイルボビ
ン6,7内への挿入を容易ならしめ、作業性の向上が図
れるようになされている。なお、このコア押さえ部材7
は、ヘッド押圧部材からの衝撃を緩和する役割を果たす
ものであるため、ポリアセタール樹脂やABS樹脂等の
ように比較的塑性を有するプラスチックにより成型する
ことが好ましい。
【0022】また、上記コア押さえ片29,30の磁気
ヘッド素子との対向面と反対側の面、すなわちバックコ
ア5のサイド脚部21,22との対向面と反対側の面に
は、上記フロントコア4とバックコア5を密着させるた
めの半円錐状の突起部33,34が形成されている。し
たがって、上記コイルボビン6,7内においては、上記
コア押さえ片29,30に設けられた突起部33,34
がコイルボビン6,7の内壁面に当接して上記コア押さ
え片29,30をバックコア5側へ弾性変形させ、この
弾性力で当該コア押さえ片29,30が上記バックコア
5のサイド脚部21,22を押圧支持する。この結果、
上記バックコア5のサイド脚部21,22とフロントコ
ア4のサイドコア部14,15とが密着して押圧支持せ
しめられ、これらフロントコア4とバックコア5間の磁
気的、機械的結合が確実なものとなる。よって、上記フ
ロントコア4とバックコア5間には、隙間が生ずること
がなく、しかも磁気ヘッドの駆動時に上記隙間がバック
ギャップとして動作することもない。
【0023】そして、上記構成の磁気ヘッド素子は、フ
ロッピーディスクとの当たり特性を確保するための一対
のスライダ9,10によって挟み込まれることによっ
て、磁気ヘッド部1を構成する。すなわち、磁気ヘッド
素子の第1の磁気ギャップg1と第2の磁気ギャップg
2 が設けられるフロントコア4のフロッピーディスクと
の摺動面側の両側面に断面略L字状をなす一対のスライ
ダ9,10が設けられることにより磁気ヘッド部1が構
成される。
【0024】そして上記のようにして構成された磁気ヘ
ッド部1は、断面略矩形状をなす枠体として形成される
磁気シールド部材35に嵌合された状態でジンバル3の
一方の面3aに搭載されるようになっている。上記ジン
バル3は、磁気ヘッド部1を搭載するヘッド搭載部36
を有するとともに、このヘッド搭載部36に搭載した磁
気ヘッド部1を衝撃等に対して前後左右方向に可動可能
となすように切り欠かれた複数のスリット37,38を
有している。また、上記ヘッド搭載部36には、上記磁
気ヘッド素子のセンターコア部12,13およびサイド
コア部14,15の先端部の一部を臨ませるための切り
欠き部36a,36b,36cが設けられている。
【0025】上記のように形成されたジンバル3に対し
て磁気ヘッド部1は、図3に示すように、スライダ9,
10の先端部9a,10aと、フロントコア4のセンタ
ーコア部12,13およびサイドコア部14,15のそ
れぞれの先端部12a,13a,14b,15bが上記
ヘッド搭載部36に接触するようにして設けられ、この
磁気ヘッド部1の外周囲に嵌合された磁気シールド部3
5の側壁とジンバル3とに亘り塗布される接着材(図示
は省略する。)によって固定される。上記ジンバル3に
搭載される磁気ヘッド部1の各コイルボビン6,7に設
けられた外部端子25a,25b,25cおよび26
a,26b,26cは、これと対向するスリット38,
38より磁気ヘッド部1の搭載面と反対側の面3b側に
突出する。また、ヘッド搭載部36に接触するフロント
コア4のセンターコア部12,13およびサイドコア部
14,15のそれぞれの先端部12a,13aおよび1
4b,15bは、これと対向する位置に設けられたそれ
ぞれの切り欠き部36a,36b,36cよりその一部
が臨む。
【0026】そして、上記各切り欠き部36a,36
b,36cよりその一部が臨むフロントコア4のセンタ
ーコア部12,13とサイドコア部14,15のそれぞ
れの先端部12a,13aおよび14b,15bには、
ジンバル3とに亘って導電塗料39aが塗布され、電気
的にジンバル3との接続が図られている。また、消去用
磁気ギャップが設けられるフロントコア4のサイドコア
部14およびバックコア5のサイド脚部21を挿通させ
るコイルボビン6に設けられる空き端子25cには、ジ
ンバル3とに亘って導電塗料39bが塗布され、同様に
電気的にジンバル3との接続が図られる。したがって、
上記フロントコア4は、ジンバル3を介して空き端子2
5cと電気的に接続されるようになっている。
【0027】そして、上記ジンバル3に搭載された磁気
ヘッド部1の外部端子25a,25b,25c,26
a,26b,26cは、図4に示すプリント配線基板2
のそれぞれに対応する導体パターン40a,40b,4
0c,40d,40eのスルーホールに挿通され、図5
に示すようにハンダ41付けされて電気的接続が図られ
るようになっている。具体的には、記録再生側のコイル
ボビン7の外部端子26aが導体パターン40cと、外
部端子26bが導体パターン40bと、外部端子26c
が導体パターン40aと接続されている。一方、消去側
のコイルボビン6の外部端子25aは導体パターン40
cと、外部端子25bは導体パターン40dと、空き端
子25cは導体パターン40eと接続されている。この
空き端子25cと接続される導体パターン40eは、ド
ライブ回路上に接地される接地用の導体パターンとなさ
れている。したがって、上記フロントコア4は、この空
き端子25cを介してプリント配線基板2の接地用導体
パターン40eに電気的に接続され、ドライブ回路上に
接地されることになる。
【0028】このようにフロントコア4の接地をコイル
ボビン6の空き端子25cを介してプリント配線基板2
の接地用導体パターン40eと電気的に接続して行え
ば、接地用のアースランドをわざわざ設ける必要がなく
なり、この接地用導体パターン40eのランド部を通常
の外部端子と接続されるランド部形状と同一形状とする
ことができる。したがって、プリント配線基板2の方向
性が無くなり、同一形状のプリント配線基板2で1〜2
Mバイトと4Mバイトの磁気ヘッド装置に対応できる。
すなわち、1〜2Mバイトの磁気ヘッド装置と4Mバイ
トの磁気ヘッド装置では、記録再生用磁気ヘッドと消去
用磁気ヘッドが逆になるが、いずれも接地をとるための
空き端子となるのは消去側のコイルボビンの空いている
端子となるため、この空き端子に接地用導体パターン4
0eを接続させれば、プリント配線基板2を共通化でき
る。また、空き端子25cと接地用導体パターン40e
とは、ハンダ41によって接続されるため、この部分の
接合強度が高くなり信頼性が向上する。
【0029】上記構成の磁気ヘッド装置を作製するに
は、先ず、磁気ヘッド部1を作製する。すなわち、コイ
ルボビン6,7をフロントコア4のサイドコア部14,
15にそれぞれ嵌挿し、続いてバックコア5のサイド脚
部21,22を上記コイルボビン6,7内に挿入する。
そして、コア押さえ部材8のコア押さえ片29,30を
上記コイルボビン6,7内に押圧するかたちで挿入した
後、フロントコア4の両側にスライダ9,10を接着固
定する。そして、上記スライダ9,10の外周囲を取り
囲むように磁気シールド部材35を上記磁気ヘッド部1
にはめ込み、この状態でジンバル3に搭載して接着剤で
固定する。
【0030】次に、ジンバル3と接触するフロントコア
4の先端部とジンバル3とに亘り、また消去用のコイル
ボビン6の空き端子25cとジンバル3とに亘って導電
塗料39a,39bを塗布する。なお、この空き端子2
5cとジンバル3との接続を図るための導電塗料39b
の塗布は、フロントコア4とジンバル3との電気的接続
を図る同一工程で行えるため、従来のように別工程で行
うような煩雑さが解消される。
【0031】次いで、上記各外部端子25a,25b,
25c,36a,36b,36cをプリント配線基板2
のそれぞれの導体パターン40a,40b,40c,4
0d,40eにハンダ41付けして電気的に接続を図
る。なお、空き端子25cと導体パターン40eとの接
続は、ハンダ41による接続に比べて多少の接合強度は
劣るが導電接着剤や導電塗料の塗布であってもよい。こ
の結果、上記フロントコア4は、空き端子25cを介し
て接地用導体パターン40eと接続され、ドライブ回路
上に接地される。
【0032】以上、本考案を適用した磁気ヘッド装置の
一例について説明したが、本考案は、上述の実施例に限
定されることなく種々の変更が可能である。上述の例で
は、フロントコア4を接地するようにしたが、バックコ
ア5を接地するようにしても同様の作用効果がある。ま
たこの他、図6に示すように、接地用導体パターン40
eのランド部と対応するジンバル3の対向部を突出さ
せ、この部分に導電塗料42を塗布して接地用導体パタ
ーン40eと電気的に接続させるようにしてもよい。な
お、この場合には、消去側のコイルボビン6に設ける空
き端子25cを外す必要がある。
【0033】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案によれば、磁気コアをコイルボビンの空き端子を介し
てプリント配線基板の接地用導体パターンと電気的に接
続して接地するようにしているので、接地用のアースラ
ンドを別途設ける必要が無くなり、プリント配線基板の
方向性が無くなる。したがって、同一形状のプリント配
線基板で1〜2Mバイト,4Mバイト用の磁気ヘッド装
置のいずれにも対応でき、プリント配線基板の共通化が
図れる。
【0034】これにより、プリント配線基板を作製する
ためのパターン配線用の原版や金型を新規に作製する必
要が無くなり、金型代等の大幅な削減が望める。また、
本考案の磁気ヘッド装置においては、空き端子とプリン
ト配線基板との接続がハンダ付けとなるため、接合強度
の面で信頼性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した磁気ヘッド装置の一例を示す
分解斜視図である。
【図2】磁気ヘッド部の分解斜視図である。
【図3】磁気ヘッド部をジンバルに搭載した状態を示す
斜視図である。
【図4】磁気ヘッド部の外部端子にプリント配線基板を
取付けた状態を示す斜視図である。
【図5】磁気ヘッド部の外部端子にプリント配線基板の
導体パターンをハンダ接続した状態を示す斜視図であ
る。
【図6】フロントコアを接地する他の例を示す図であ
る。
【図7】従来の磁気ヘッド装置の一例を示す分解斜視図
である。
【図8】従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッド部をジンバ
ルに搭載した状態を示す斜視図である。
【図9】従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッド部にプリン
ト配線基板を取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・磁気ヘッド部 2・・・プリント配線基板 3・・・ジンバル 6,7・・・コイルボビン 25c・・・空き端子 40e・・・接地用導体パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 秀子 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−243903(JP,A) 特開 平1−184605(JP,A) 特開 平2−58722(JP,A) 実開 平2−35320(JP,U) 実開 平1−133308(JP,U) 実開 平2−84115(JP,U) 実開 平4−6803(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを介して閉磁路を構成する
    磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設されるコイルボビン
    とからなる磁気ヘッド部と、 上記磁気ヘッド部を搭載するプリント配線基板が設けら
    れたジンバルとを備えてなり、 上記磁気コアはコイルボビンの空き端子を介してプリン
    ト配線基板の接地用導体パターンに接地されていること
    を特徴とする磁気ヘッド装置。
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