JP2998290B2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JP2998290B2
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繁生 松本
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータなどのデー
タの記録に用いられるフロッピーディスク用の磁気ヘッ
ド装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ノートワープロなどの小型で薄型
の機器が普及してくる中で、フロッピーディスク用の磁
気ヘッド装置も同様の傾向となりつつある。
【０００３】以下に従来の磁気ヘッド装置について説明
する。図４は従来の磁気ヘッド装置の分解斜視図、図５
は同じく媒体摺動面から見た平面図、図６は同じく側面
図、図７は同じく完成斜視図である。
【０００４】図４〜図７において、１は磁気ヘッドで、
記録再生磁気ヘッド２と消去磁気ヘッド３から構成され
ている。４ばバックコアであり、磁気ヘッド１と合わせ
て磁気回路を形成している。５は磁気ヘッド１を両側か
ら保持するスライダーである。６は記録再生コイル、７
は記録再生コイルボビンであり、フレキシブルプリント
回路基板（ＦＰＣ）１４との接合の仲介となる端子８を
備え持っている。同様に９は消去コイル、１０は消去コ
イルボビンであり、端子８を備え持っている。
【０００５】磁気ヘッド１とスライダー５を接着し、コ
イル６，９を挿入し、バックコア４を磁気ヘッド１に接
着したものをスライダー完成体１３と呼ぶことにする。
スライダー完成体１３はジンバルばね１１の上面に接着
され、またＦＰＣ１４はジンバルばねの１１下面に接着
され、ＦＰＣ１４の穴部に端子８を通して、ジンバルば
ね１１の下面でＦＰＣ１４と端子８がはんだ付けされて
いた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】フロッピーディスクの
薄型化に伴い磁気ヘッド装置の薄型化が要求されている
が、磁気ヘッド装置のスライダー高さは磁気媒体のジャ
ケット寸法の規制があり、低くすることが困難である。
【０００７】このため磁気ヘッド装置を薄型化するため
にはジンバルばねの下面側を薄型化せざるを得ない。
【０００８】しかしながら上記した従来の構成で、ジン
バルばねの下面の薄型化を行うために端子突き出し量を
少なくすると、安定したはんだ付けが得られず、薄型化
に限界があるという問題があった。
【０００９】本発明は上記問題を解決し、薄型の磁気ヘ
ッド装置の提供を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ＦＰＣとスライダー完成体の端子のはん
だ接合部を上記ＦＰＣと上記完成スライダー完成体の間
に設けられたジンバルばねより上部に設ける構成とす
る。
【００１１】
【作用】本発明は上記した構成により、ＦＰＣの下面か
らＦＰＣと端子のはんだ接合部がなくなることになる。
【００１２】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【００１３】図１は本発明の磁気ヘッド装置の分解斜視
図であり、図２は同じく側面図である。スライダー完成
体１３は従来例と同じ構成であり、ジンバルばね１１の
上面に樹脂にて接着固定されている。
【００１４】ＦＰＣ１２はジンバルばね１１の下面に接
着されている。このＦＰＣ１２をジンバルばね１１に接
着する際、ＦＰＣ１２に設けられた穴部に端子８を貫通
させる様に通してジンバルばね１１に接着するものであ
る。
【００１５】ここで、このＦＰＣ１２のはんだ接合部
（穴部を含む）にはあらかじめ曲げ加工を施してある。
この曲げ加工部はＦＰＣ１２をジンバルばね１１に接着
した時、ジンバルばね１１の上面に突き出す構造となっ
ている。このＦＰＣ１２に曲げ加工を施すことにより、
ＦＰＣ１２をジンバルばね１１に接着した際、ＦＰＣ１
２と端子８のはんだ接合部はジンバルばね１１の上面に
位置する。
【００１６】一方、端子８のＦＰＣの穴部からの突き出
し量は多くなるため安定したはんだ接合が可能となる。
【００１７】また、図３に示すようなＦＰＣ１２の曲げ
加工をすることも可能であり、図２の実施例と同様に磁
気ヘッド装置の裏面の薄型化を実現できる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はＦＰＣと端子のはんだ接合部をジンバルばねより上部
に設ける構成とすることによりはんだ付けの安定性が図
れ、ＦＰＣの下面からＦＰＣと端子のはんだ接合部がな
くなるので、磁気ヘッド装置の薄型化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例における磁気ヘッド装置の分
解斜視図
【図２】同じく側面図
【図３】同じく他の実施例における側面図
【図４】従来の磁気ヘッド装置の分解斜視図
【図５】従来の磁気ヘッド装置の媒体摺動面から見た平
面図
【図６】同じく側面図
【図７】同じく完成斜視図
【符号の説明】
８ 端子 １１ ジンバルばね １２ フレキシブルプリント回路基板（ＦＰＣ） １３ スライダー完成体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ジンバルばねの上面に、スライダー完成
    体が設けられ、前記ジンバルばねの下面には、フレキシ
    ブルプリント回路基板が設けられた磁気ヘッド装置であ
    って、 前記スライダー完成体は前記ジンバルばね側に端子を有
    しており、 前記フレキシブルプリント回路基板には、前記ジンバル
    ばね側に曲げられた、穴部を有する曲げ加工部が設けら
    れており、 前記スライダー完成体の端子が前記フレキシブルプリン
    ト回路基板の曲げ加工部の穴部を貫通して、はんだ接合
    されると共に、 前記フレキシブルプリント回路基板のはんだ接合部は、
    前記ジンバルばねよりも上部に位置する事を特徴とする
    磁気ヘッド装置。
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