JP3298774B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP3298774B2
JP3298774B2 JP32991895A JP32991895A JP3298774B2 JP 3298774 B2 JP3298774 B2 JP 3298774B2 JP 32991895 A JP32991895 A JP 32991895A JP 32991895 A JP32991895 A JP 32991895A JP 3298774 B2 JP3298774 B2 JP 3298774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフロッピー
ディスクなどの磁気記録媒体に対向して、磁気信号の記
録または再生更に消去を動作などを行う磁気ヘッドに係
わり、特に磁気ギャップを形成するコアにアース手段を
設けた磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフロッピーディスク装置などに使
われている磁気ヘッドについて、図6〜図9を用いて説
明する。これらの図に示す磁気ヘッドは、記録・再生コ
ア部1と消去コア部2とからなるフロントコアFを有し
ている。そして、これらフロントコアFはフェライトな
どの磁性材料によって形成されている。前記記録・再生
コア部1は、T型コア1aとI型コア1bとが接合され
たもので、その接合部に記録・再生用の磁気ギャップ1
Gが形成されている。消去コア部2は、記録・再生コア
部1と対称形状であり、T型コア2aとI型コア2bが
接合され、接合部に消去用の磁気ギャップ2Gが形成さ
れている。前記I型コア1bと2bは、接合ガラス3な
どの非磁性材料により、磁気的に分離されて互いに接着
されている。
【0003】前記T型コア1aの脚部には記録・再生用
のコイルC1が巻かれた樹脂製のコイルボビン4が装着
され、同様にT型コア2aの脚部には、消去用のコイル
C2が巻かれたコイルボビン5が装着されている。そし
て、このコイルボビン4、5から上方へ突出するT型コ
ア1a,2aおよびI型コア1b,2bの脚部先端の片
側側面に、バックコア6がリン青銅またはベリリュウム
銅製のバネ性があるクリップ10に狭持されて圧接接合
されている。前記各コア1a、1b、2a、2bの脚部
先端で、その片側側面に設置されたバックコア6は、前
記クリップ10の裏板10aと複数のクリップ部10
b、10bとの間に挟まれ、前記クリップ10のバネ性
によりバックコア6が各コア1a、1b、2a、2bの
脚部先端の片側側面に強固に圧接接合されている。
【0004】前記バックコア6は、2つのコアプレート
6aと6bとが接着ガラス7により接合されたものであ
る。一方のコアプレート6aは、T型コア1aとI型コ
ア1bの脚部先端の片側側面に接合されて、記録・再生
コア部1に閉磁気回路が形成される。同様に、コアプレ
ート6bは、T型コア2aとI型コア2bの脚部先端の
片側側面に接合されて、消去コア部2に閉磁気回路が形
成されている。また、コイルボビン4、5には、それぞ
れ同一の樹脂材料で端子台4aおよび5aが設けられて
おり、端子台4aの上部には、金属端子4b、4c、4
dが、また、端子台5aの上部には、別の金属端子5
b、5c、5dが取り付けられている。これら各金属端
子には、各コイルC1、およびC2を形成した導線の始
端および終端が、前記各コイルから引き出されて半田付
けされている。そして、上記の記録・再生コア部1と消
去コア部2とが非磁性体のスライダ8を構成する2つの
スライダ半体8a、8bとで狭持され磁気ヘッドが構成
される。
【0005】このように構成された磁気ヘッドは、図9
に示すように、前記スライダ8を囲む磁性材料製のシー
ルド部材13は、ジンバル11に接着剤(図示せず)に
より固着されている。そして、ジンバル11の上にはフ
レキシブル配線基板(FPC)12が接着剤(図示せ
ず)により固着されている。また、ボビン4、5に設け
られた金属端子4b、4c、4dおよび5b、5c、5
dは、ジンバル11に形成された貫通穴から上方へ突出
してフレキシブル配線基板12の***に挿通される。そ
して、該フレキシブル配線基板12上に導電箔により形
成された回路パターンと前記金属端子4b、4c、4d
および5b、5c、5dとが半田付けされる。
【0006】また、フロッピーディスク装置では、ディ
スクを挟んで一対の磁気ヘッドが対向して設けられて、
ディスクの上面側に位置する、一方(サイド1側)の磁
気ヘッドは、図7に示すようにジンバル11で支持され
ている。また、ディスクの下面側に位置する、他方(サ
イド0側)の磁気ヘッドのスライダ8は、弾性変形しな
いプレート(図示せず)に接着固定されている。このプ
レートの背面にも同様にフレキシブル配線基板が配置さ
れ、その回路パターンと、ボビンに設けられた各金属端
子4b、4c、4d、5b、5c、5dとが半田付けさ
れている。これらの磁気ヘッドでは、フレキシブル配線
基板12に形成された前記回路パターンが、各金属端子
を介して、コイルC1とC2に通電されることになる。
【0007】前記磁気ヘッドは、摺動面側(図6の図示
下方側)がフロッピーディスク(磁気記録媒体)上を摺
動し、データの書き込み読み出しが行われる。このとき
の摺動摩擦により静電気が発生し、フロントコアFに、
該静電気の電荷が蓄積され帯電する。この帯電した静電
気の電荷量が所定量以上になると、前記静電気が帯電し
た一番直近の導電体との間で空中放電の現象が発生す
る。この空中放電が発生すると、磁気ヘッドだけでな
く、磁気ヘッドの周辺に組み込まれている他の電子部品
にも悪影響を与える問題がある。このような問題が発生
しないように、帯電した静電気をバックコア6からアー
ス回路に逃がす構造として従来の磁気ヘッドは、図7に
示すように、フロントコアFの各コア1a、1b、2
a、2bの脚部先端の片側側面と、バックコア6とを狭
持しているクリップ10に、スズメッキ線などの導線A
を、フレキシブル配線基板12上のアースパターン(図
示せず)に半田付けしている。あるいは、図8に示すよ
うに、フロントコアFの各コア1a、1b、2a、2b
の脚部先端またはバックコア6と、ジンバル11あるい
はフレキシブル配線基板12のアースパターンとを導電
性接着剤Bにより導通させている
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すア
ース接続構造ではスライダ8の内部に位置するクリップ
10に導線Aを半田付けすることになるが、2つのスラ
イダ半体8a、8b内でクリップ10に導線Aを半田付
けする作業は、前記スライダ8内が狭いため半田付けの
作業性が悪くなり、このような作業性の悪い環境で半田
付けすると、磁気ヘッドに落下等の衝撃が加わった場
合、クリップ10と導線Aの半田付け部分が取れたりす
る問題があった。なぜならば、狭い場所で導線を引き回
して半田付けすることは、導線Aを一定の場所に位置決
めして半田付けすることが難しく、半田付け用の治具や
自動半田付け装置等の使用が出来ないので、手動による
半田付けに頼らざるを得ない、そのために半田量のバラ
ツキが発生し、これにともなって、半田付け強度がバラ
ツキ、磁気ヘッドの品質に悪影響を与える。また、スラ
イダ8をジンバル11に接着する前に、クリップ10に
導線Aを半田付けし、この導線Aをジンバル11の穴に
挿通させ、スライダ8をジンバル11などに接着した後
に、導線Aをフレキシブル配線基板11上のアース回路
部に半田付けするという、きわめて煩雑で工数の多い作
業なので単位時間内での生産数量にも限りがあった。ま
た、図8に示すアース接続構造では、導電性接着剤Bの
硬化時間(リード・タイム)が長いため作業性が悪くな
る。なぜならば、導電性接着剤Bが完全に硬化して安定
するまで磁気ヘッドを動かすことができないので、製造
工程途中の磁気ヘッドが多数在庫となり、その後の作業
工程に制約を与えることになる。本発明は、上記従来の
課題を解決するものであり、コアとアース回路部を確実
に導通させて、磁気ヘッドに帯電した静電気を確実に逃
がすことができる。また、アース接続のための作業が短
時間で簡単にできる磁気ヘッドを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第一の手段として、本発明の磁気ヘッドは、磁気ギャ
ップを形成するフロントコアと、該フロントコアに接す
るバックコアと、ボビンに設けた金属端子と、前記フロ
ントコアとバックコアとを圧接挟持する導電性のクリッ
プと、少なくともバックコアを覆うスライダと、アース
回路を形成した回路基板とを備え、前記クリップの一部
に前記アース回路に導通接続するためのアース導通端子
を一体に設け、前記アース導通端子の先端側を折り曲げ
ることにより前記金属端子に接触させて、前記アース導
通端子及び前記金属端子の接触部分を前記スライダから
外方へ突出させるとともに、前記アース回路に一体に接
続させた構成とした。また、前記課題を解決するための
第2の手段として、アース導通端子は、途中からくの字
状に外側に折り曲げて、該アース導通端子の先端を前記
クリップの弾性力により前記金属端子に圧接させた構成
とした。また、前記課題を解決するための第3の手段と
して、アース導通端子と回路基板のアース回路とは半田
付けして接続させた構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気ヘッドの実施
の形態について図面を参照して説明する。前記従来と同
一の部材は同一の符号で示している。まず、本発明の実
施例を図1ないし図5を参照して説明する。これらの図
に示す磁気ヘッドでは、フロントコアFの記録・再生コ
ア部1は、T型コア1aとI型コア1bとを有し、消去
コア部2はT型コア2aとI型コア2bとを有してい
る。これら全てのコアはフェライトなどの磁性材料によ
り形成されている。磁気記録媒体との対向部、または、
摺接部となる図1の図示下面では、T型コア1aとI型
コア1bとが、樹脂系接着剤にガラスを混ぜて温度特性
を改善したモールドガラス14aを介して接合されて、
記録・再生用の磁気ギャップ1Gが形成されている。同
様にT型コア2aとI型コア2bが、前記モールドガラ
ス14bを介して接合されて、消去用の磁気ギャップ2
Gが形成されている。さらに、記録・再生コア部1を構
成するI型コア1bと、消去コア部2を構成するI型コ
ア2bは、接着ガラス3などの非磁性材料により互いに
接着されて接合されている。
【0011】前記記録・再生コア部1を構成するT型コ
ア1a、および消去コア部2を形成するT型コア2aに
は、コイルボビン4および5が装着されている。即ち、
フロントコアFには磁気記録媒体との対向部と逆側に延
びる、4本の脚部1a、1b、2a、2bが前記I型コ
ア1b、2bを、接着ガラス3により互いに接着され
て、記録・再生コア部1と消去コア部2が一体に形成さ
れている。この脚部のうち、両外側に位置するT型コア
1a、2aにコイルボビン4と5が装着されている。こ
のコイルボビン4には記録・再生用のコイルC1が、コ
イルボビン5にはコイルC2がそれぞれ巻き付けられて
いる。前記コイルボビン4、5の上側にはそれぞれ端子
台4a、5aが、前記コイルボビン4、5と同一材料で
一体成形されて設けられている。そして、端子台4aの
上面には3本の金属端子4b、4c、4dが取り付けら
れている。また、端子台5aの上面にも端子台4aと同
様に金属端子5b、5c、5dが取り付けられている。
前記記録・再生用のコイルC1では、金属端子4cと4
dとの間をつなぐ2本の導線がボビン4の外周に巻か
れ、また、金属端子4bと4cとの間をつなぐ2本の導
線が同じボビン4の外周に巻かれている。即ち中央の金
属端子4cがコモン端子として使用されている。これ
は、信号記録時に逆位相の磁界を発生させるために必要
とされているものである。これに対し、消去側のコイル
C2は単にバイアス磁界を発生させるものであるため、
ボビン15に巻かれた導線の終端は両側の金属端子5
b、5dに接続されているだけであり、中央の金属端子
5cにはコイルC2の巻き線が接続されていない。
【0012】また前記コイルボビン4、5から上方に突
出するT型コア1a、2aおよびI型コア1b、2bの
脚部先端側の側面にバックコア6が、リン青銅またはベ
リリュウム銅製で、バネ性のあるクリップ16で形成さ
れた圧接部材に挟持されて圧接接合されている。このク
リップ16は、前記各コア1a、1b、2a、2bの脚
部先端側と、その側部に設置されたバックコア6を、前
記クリップ16の裏板16aと複数のクリップ部16b
との間に挟んで、前記クリップ16の弾性力によりバッ
クコア6が各コア1a、1b、2a、2bに強固に圧接
接合される。このとき、前記各コア1a、1b、2a、2
bとバックコア6とクリップ16は確実に電気的に導通
され、本発明の磁気ヘッドがフロッピーディスク装置な
どに取り付けられた状態で、落下等の衝撃が加わっても
前記圧接接合が外れることはなく、また電気的導通も劣
化することはない。そして、このクリップ16は、長手
方向に細長に延びた裏板16aが、連結部16fによっ
て、クリップ16の底面とつながっている。また、クリ
ップ部16bは、上端が外側に広がっていて、バックコ
ア6を挿入しやすくするために、上端が斜め上方に外方
に折れ曲がった形状で複数形成されている。前記裏板1
6aと複数のクリップ部16bの2面が、前記クリップ
16の長手方向で相対向して折り曲げ加工され、また、
前記クリップ16の短め方向の、どちらか一方の片側側
面にはアース導通端子16cが、前記長手方向の2面と
同様に折り曲げ加工されて前記クリップ16に一体に設
けられている。このクリップ16は短め方向の側面の1
面を解放状態にした、箱状で一体に折り曲げ加工して形
成されている。またクリップ16の底面には、前記T型
コア2aを逃げるための逃げ溝16dと、I型コア1
b、2bを逃げるための逃げ溝16eが設けられてい
る。このように構成されたクリップ16の組立について
説明すると、裏板16aをスライダ半体8a側に位置さ
せて、該裏板16aの内側面を前記各コア1a、1b、
2a、2bの片側側面に接触させて、コイルボビン4、
5の上面に、且つ、端子台4a、5aの間に載置する。
そして、クリップ部16bの内側面を各コア1a、1
b、2a、2bの間に、クリップ部16bの弾性力に抗
してバックコア6を押し込む。このようにして、各コア
1a、1b、2a、2bとバックコア6とが、クリップ1
6の弾性力によって、強固に圧接接合される。このと
き、前記アース導通端子16cの先端を、金属端子5c
に圧接させるために、前記アース導通端子の途中から
「く」の字状に外側に折れ曲がっている。前記アース導
通端子16cは、後述するフレキシブル配線基板12の
アースパターン17aのランド部に形成された***11
eの大きさを小さくするために、金属端子5cに圧接さ
せておくことが好ましい。しかし、フレキシブル配線基
板12にスペース上の制約が内場合は、金属端子5cと
アース端子16cを圧接せずにフレキシブル配線基板1
2に、金属端子5cの穴を別々に設けるか、あるいは小
穴11eを大きく形成してア−スパタ−ン17aに接続
してもよい。
【0013】次に、前記各コア1a、1b、2a、2b
が、クリップ16により、導通状態になっている前記金
属端子5cと、クリップ16のアース導通端子16cを
アース回路に導通させるための導通路として、本実施例
ではフレキシブル配線基板12が回路基板として使用さ
れている。図2〜4に示すように、フレキシブル配線基
板12は、ジンバル11の磁気ヘッド接着側と逆側の面
にジンバル11に接着固定されている。回路基板を構成
する、前記フレキシブル配線基板12には、銅箔による
複数の導電パターン17が形成されている。この複数の
導電パターンのランド部には、6箇所の***12aない
し12fが形成されている。また、ジンバル11には前
記***12aないし12fと同じ位置に、これらの***
よりも開口面積がやや大きく、前記金属端子が接触しな
い程度の貫通穴が形成されている。また、複数の回路パ
ターン17のなかにアースパターン17aが、他の回路
パターンと同様に銅箔によって形成されている。そし
て、このアースパターン17aのランド部に形成された
***11eは、前記金属端子5cとアース導通端子16
cを挿通させるために、他の***よりも開口面積が、や
や大きなものとなっている。
【0014】ジンバル11の下面に、磁気ヘッドのスラ
イダ8が接着され、且つ、ジンバル11の上面にフレキ
シブル配線基板12が接着された状態で、記録・再生側
のコイルボビン4に設けられた金属端子4b、4c、4
dがそれぞれ、ジンバル11の貫通穴およびフレキシブ
ル配線基板12の***12a、12b、12cに挿通さ
れて、前記フレキシブル配線基板12に半田付け出来る
程度の長さで、フレキシブル配線基板から突出してい
る。同様に消去側のコイルボビン5の金属端子5b、5
c、5dは、***12d、12e、12fに挿通され
る。このとき、図4に示すようにコイルボビン5の端子
台5aに取り付けられた中央の金属端子5cには、アー
ス導通端子16cが、金属端子5cの長さと同等か、や
や短い長さで、金属端子5cに圧接して取り付けられて
いる。この状態で、前記***12eに、金属端子5cと
アース導通端子16cの双方が挿通される。そして、フ
レキシブル配線基板12の各回路パターン17のランド
部と、各金属端子4b、4c、4d、5b、5c、5d
は半田18により接続されて、電気的に導通される。こ
れにより、各コア1a、1b、2a、2b、6a、6b
がアース接続される。
【0015】なお、本発明の他の実施例として、クリッ
プ16のアース導通端子16cが金属端子5cに圧接し
ているので、金属端子5cだけをスライダ8から突出さ
せて半田付けすれば、各コアを本発明と同様にアース接
続することができる。また、金属端子5cがなくても、
クリップ16のアース導通端子16cだけをスライダか
ら突出させて半田付けすれば、各コアを本発明と同様に
アース接続することができる。この場合、金属端子5c
とアース導通端子16cを接触させる工程を省くことが
でき、フレキシブル配線基板12のアースパターン17
aのラウンド部に形成された***11eの大きさを小さ
くできる。また、本発明の他の実施例として、フレキシ
ブル配線基板12を使用しないものでは、スライダ8か
ら突出する金属端子5cまたはアース導通端子16cに
導線を半田付けし、この導線をアース回路に半田付けし
て導通させてもよい。この場合に、金属端子5cまたは
アース導通端子16cはスライダ8から突出しているの
で、図7・8に示す従来例に比べて、空間スペースが大
きく、導線の半田付けが容易であるので従来例に挙げた
ような、半田付けしにくいという問題はなく、確実に半
田付けできる。さらに、アース導通端子16cは、フレ
キシブル配線基板12のアースパターン17aのランド
部に形成された***11eの大きさを小さくするために
金属端子5cに圧接させておくことが好ましい。しか
し、フレキシブル配線基板12にスペース上の制約がな
い場合は、金属端子5cとアース端子16cを圧接せず
にフレキシブル配線基板12に金属端子5cの穴を別々
に設けるか、あるいは***11eを大きく形成してアー
スパターン17aに接続してもよい。この場合、金属端
子5cとアース導通端子16cを接続させる工程を省く
ことができる。また、クリップ16に設けるアース導通
端子16cの位置・形状は、本発明の実施例に限定され
るものではなく、例えば、クリップ16の裏板16a、
または、クリップ部16bから延長して、アース端子を
設けてもよい。また、前記アース導通端子16cを、本
発明の実施例の位置の反対側に設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における磁
気ヘッドによれば、磁気ギャップを形成するフロントコ
アと、該フロントコアに接するバックコアと、ボビンに
設けた金属端子と、前記フロントコアとバックコアとを
圧接挟持する導電性のクリップと、少なくともバックコ
アを覆うスライダと、アース回路を形成した回路基板と
を備え、前記クリップの一部に前記アース回路に導通接
続するためのアース導通端子を一体に設け、前記アース
導通端子の先端側を折り曲げることにより前記金属端子
に接触させて、前記アース導通端子及び前記金属端子の
接触部分を前記スライダから外方へ突出させるととも
に、前記アース回路に一体に接続させたことにより、ス
ライダ内の狭い場所で接続作業をすることなく、空間ス
ペースが大きい場所で接続するので作業性がよい。よっ
て、アース回路にアース導通端子を作業のバラツキなく
確実に接続することができるので、磁気ヘッドの品質を
維持することができる。また、アース導通端子を直接ア
ース回路に半田付けでき、磁気ヘッドに帯電した静電気
を確実に外部に逃がすことが出来る。また、アース導通
端子は、途中からくの字状に外側に折り曲げて、該アー
ス導通端子の先端を前記クリップの弾性力により前記金
属端子に圧接させたことにより、接続作業前に金属端子
にアース導通端子が確実に位置決めされるので、接続作
業を確実に行なうことができる。 また、アース導通端子
と回路基板のアース回路とは半田付けにて接続させたこ
とにより、広い空間で半田付けできて、その作業性がよ
く、しかも金属端子とアース導通端子の接触部分とアー
ス回路との半田付けを一度に行なうことができ、より一
層作業効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてフロッピーディスク装
置用の磁気ヘッドを示す斜視図。
【図2】本発明の磁気ヘッドにジンバルとフレキシブル
配線基板が接続された状態を示す平面図。
【図3】図2における腰部断面の側面図。
【図4】クリップのアース導通端子と金属端子の半田付
け状態を示すもので、図2の要部断面図。
【図5】本発明におけるクリップの斜視図。
【図6】従来のフロッピーディスク装置用の磁気ヘッド
を示す斜視図。
【図7】従来のアース接続構造を示すもので、図6のV
−V断面図。
【図8】従来の他のアース接続構造を示すもので、図6
のV−V断面図。
【図9】従来の磁気ヘッドをフレキシブル配線基板に半
田付けした状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 記録・再生コア部 2 消去コア部 3 接着ガラス 4 コイルボビン(コイルC1が巻かれている) 5 コイルボビン(コイルC2がまかれている) 6 バックコア 7 接着ガラス 8 スライダ 10 従来のクリップ 11 ジンバル 12 フレキシブル配線基板 13 シールド部材 14 モールドガラス 16 本発明のクリップ 17 回路パターン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを形成するフロントコア
    と、該フロントコアに接するバックコアと、ボビンに設
    けた金属端子と、前記フロントコアとバックコアとを圧
    接挟持する導電性のクリップと、少なくともバックコア
    を覆うスライダと、アース回路を形成した回路基板とを
    備え、 前記クリップの一部に前記アース回路に導通接続するた
    めのアース導通端子を一体に設け、 前記アース導通端子の先端側を折り曲げることにより前
    記金属端子に接触させて、前記アース導通端子及び前記
    金属端子の接触部分を前記スライダから外方へ突出させ
    るとともに、前記アース回路に一体に接続させたこと
    特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記アース導通端子は、途中からくの字
    状に外側に折り曲げて、該アース導通端子の先端を前記
    クリップの弾性力により前記金属端子に圧接させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記アース導通端子と前記回路基板のア
    ース回路とは半田付けして接続させたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の磁気ヘッド。
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