JP2683470B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2683470B2
JP2683470B2 JP35171891A JP35171891A JP2683470B2 JP 2683470 B2 JP2683470 B2 JP 2683470B2 JP 35171891 A JP35171891 A JP 35171891A JP 35171891 A JP35171891 A JP 35171891A JP 2683470 B2 JP2683470 B2 JP 2683470B2
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magnetic
shield plate
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magnetic head
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達也 堀内
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールド板を磁気コア間
に組込む磁気ヘッドに関する。更に詳述すると、本発明
は、磁気コアとシールド板との間の間隔を十分に取れな
い磁気ヘッド、例えば4トラック4チャンネル(4T4
C)ヘッド等の他チャンネルヘッドに用いて好適なシー
ルド板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気コアと磁性シールド板との間の間隔
を十分に取れないような多素子(多チャンネル)ヘッ
ド、例えば4トラック4チャンネルヘッドにおいては、
磁気コアに巻回されるコイルの収容スペースを確保する
ために、磁性シールド板のコイルの近傍を薄くしなけれ
ばならない。また、磁気コアとシールド板の磁性材同士
が接触して磁気的にショートパスを起こすのを防止する
ために少なくともシールド板の磁気コアと接触する部分
には非磁性部を作らなければならない。
【0003】そこで、従来は、図6に示すように、非磁
性材101と磁性材102とのクラッド材を所定間隔毎
に圧延して厚肉部Aと薄肉部Bとを連続的に形成し、そ
の後プレスにて所定の形状に打抜き、磁気コアのコイル
近傍が薄いシールド板100を得るようにしている(実
開平2-20805 号)。シールド板100の薄肉部Bにはこ
の薄肉部分Bが図示していないホルダの溝へ挿入される
際に折れ曲がるのを防ぐ補強のための凸起103が前述
のプレス打抜き時に一体形成されている。凸起103の
高さは、好ましくは図6の(B)に示すように厚肉部A
とほぼ同じ高さに形成され、ホルダの溝内ではシールド
板100に肉厚の変化が実質的になくなるように設けら
れている。このシールド板100,100を2枚重ねて
接着剤104であらかじめ貼り合せたものをセンターシ
ールド板105として使用し、ホルダの溝を利用して複
数の磁気コアやサイドシールド板と共にシールドケース
内に組込むように設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の磁気ヘッド構造では、センターシールド板105を
得るために所定の形状に打抜かれた小片の2枚のシール
ド板100,100を接着剤104であらかじめ貼り合
せる面倒な工程が必要となる。あらかじめシールド板1
00,100を貼り合わせていなければ、ホルダの溝内
に収めた際に後方のコイル寄りの部分が開いてコイルを
装着するに十分なスペースが確保できない虞もある。ま
た、あらかじめ2枚のシールド板100,100を貼り
合せたとしても、センターシールド板105と溝との間
の公差があるため、溝の中でシールド板に遊びが生じ、
片寄りを起こして場合によってはコイルのための十分な
スペースを確保できないこともある。
【0005】本発明は、シールド板の事前の貼合せが必
要なく、かつホルダの溝にがたつきなく確実に固定が可
能な磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の磁気ヘッドは、シールド板を介在させて複
数の磁気コアをホルダの溝に固定してからシールドケー
スに組込む磁気ヘッドにおいて、前記シールド板の厚さ
よりも僅かに高く前記ホルダの溝に軽く圧入可能なプロ
ジェクションを形成するようにしている。
【0007】また、本発明の磁気ヘッドにおいて、シー
ルド板は磁気コアのコイル近傍が他の部分よりも肉薄に
形成され、その肉薄部分にプロジェクションが形成され
ている。
【0008】
【作用】したがって2枚のシールド板をプロジェクショ
ンが互いに外向きとなるように重ね合せてからホルダの
溝内に差し込めば、シールド板の肉厚よも高いプロジェ
クション部分が溝内で軽く圧入され2枚は隙間なく合わ
される。そして、ホルダの溝内にがたつきなく所定位置
に固定される。また、1枚のシールド板をサイドシール
ド板として使用する場合にも、ホルダの溝内でプロジェ
クションが軽く圧入されがたつきなく所定位置に固定さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0010】 図5に本発明の磁気ヘッドの一実施例を
示す。この磁気ヘッドは、例えばコンパクトカセット式
テープレコーダのオートリバース用の磁気記録再生用ヘ
ッド等として使用される4トラック4チャンネルのヘッ
ドであり、フォワード用磁気ヘッドユニット2と、リバ
ース用磁気ヘッドユニット3とを1つのシールドケース
1内に収容して成る。フォワード用磁気ヘッドユニット
2及びリバース用磁気ヘッドユニット3は、それぞれ左
チャンネル用磁気ヘッドを構成する磁気コア7,10及
び右チャンネル用磁気ヘッドを構成する磁気コア9,8
を有し、各磁気コア7,8,9,10の一端はシールド
ケース1の開口部23から露出して磁極面7a,8a,
9a,10aを形成している。この各磁極面7a,8
a,9a,10aは同一面に形成されて、磁気テープが
摺接する磁気テープ摺接面11を構成している。各磁気
コア7,8,9,10の磁気テープ摺接面11と反対方
向に延出した各磁気コア7,8,9,10の他端にはそ
れぞれコイルボビン12,13,14,15が取付ら
れ、各コア7,8,9,10にそれぞれコイルが巻回さ
れている。各コイルからのリード線(図示省略)はコイ
ルボビン12,13,14,15に固定された端子1
6,17,18,19に接続されて、外部に導かれてい
る。尚、磁気コア材としては、例えばFe、Niを主成
分にしたパーマロイや、Fe、Al、Siを主成分とし
たセンダスト等が好ましいものとして挙げられる。ま
た、シールドケース1は例えば上述のパーマロイによっ
て形成されている。
【0011】 フォワード用磁気ヘッドユニット2とリ
バース用磁気ヘッドユニット3との間即ち磁気コア9と
8との間には、センターシールド板4が、また各磁気ヘ
ッドユニット2,3を構成する各磁気コア7と9及び8
と10との間にはサイドシールド板5,6がそれぞれ配
設されている。これらシールド板4,5,6はその一端
が磁気テープ摺接面11と同一面を構成するように配設
され、反対側の他端は端子16,17,18,19の近
くまで延出し、隣り同士の磁気コア7と9、8と9、8
と10の間及びこれら磁気コア7,8,9,10にそれ
ぞれ巻回されたコイルの間を磁気的にシールドしてい
る。これらシールド板4,5,6は、例えば図示してい
ないが磁性材とこれを全面で覆う非磁性材とのクラッド
材、あるいは磁性材の板とこれを部分的(磁気絶縁を必
要とする部分)に覆う非磁性材の板とのクラッド材、あ
るいは磁性材の板と非磁性材の板とを積層して接着また
は溶着された板材によって構成されている。磁性材とし
ては、例えば、パーマロイ材を使用し、また非磁性板と
しては、例えばSUS304、FNC材(20Cr−2
0Fe−60Ni)、銅合金、洋白、ベリリウム銅、チ
タン銅合金等が挙げられる。磁気テープ摺接面11の近
傍の非磁性板は隣接する各磁気コア8,9との間に所定
の間隔を設けて磁気的短絡を防止すると共に各磁気コア
8,9との間の位置間隔を規定するスペーサとして機能
している。
【0012】ここで、センターシールド板4及びサイド
シールド板5,6として使用されるシールド板30は、
図1及び図2に示すように、コイルボビン12,13,
14,15が近くに設置される部分に凹部31が形成さ
れている。また、凹部31にはホルダ34の溝35に挿
し込まれる部分にプロジェクション33が形成されてい
る。このプロジェクション33はシールド板30の凹部
31を除く厚肉部分32の板厚t1 よりも高くかつホル
ダ34の溝35に軽く圧入され得る程度の高低差Δtを
有する高さ・厚さt2 に形成されている。このプロジェ
クション33は同時に肉薄となる凹部31の補強も兼ね
る。因みに、センターシールド板4は2枚のシールド板
30,30を背中合せに重ねて組合せて使用されるが、
サイドシールド板5,6は例えば図2に示すような単板
製のものが使用される。この単板から成るシールド板3
0は、両側にプロジェクション33を突出させることが
好ましい。尚、凹部31の磁気コイル7,8,9,10
と対向する面31aには絶縁コーティングが施されてい
る。例えば図1の(A)にハッチングで示す範囲に絶縁
材がコーティングされている。
【0013】次に、このシールド板4,5,6のシール
ドケース1への組込みについて説明する。まず、図3の
(B)に示すように、ホルダ34の溝35,35,35
部分にシールド板4,5,6を挿入する。このとき、ホ
ルダ34の溝35,35,35部分には接着剤が必要に
応じてあらかじめ塗布されていてもよい。フォワード用
磁気ヘッドユニット2とリバース用磁気ヘッドユニット
3との間の溝35には2枚のシールド板30,30を背
中合せに重ねて挿入し、プロジェクション33部分を溝
35内で軽く圧入して固定する。これによって、2枚の
シールド板30,30でセンターシールド板4が構成さ
れる。また、サイドシールド板5,6を構成する単板製
のシールド板30も両側に突出するプロジェクション3
3,33の軽圧入によってそれぞれ固定される。
【0014】プロジェクション33部分の圧入によって
シールド板4,5,6はホルダの溝35,35,35内
に固定され、特に2枚のシールド板30,30から成る
センターシールド板4は隙間なく重ね合わされる。これ
らシールド板4,5,6の間に磁気コア7,8,9,1
0をホルダ34の溝36,36,36,36を利用して
挿入する。そして、その上から接着剤を塗布してホルダ
34に固定してマウント組を構成する。因みに各磁気コ
ア7,8,9,10は例えば0.116mmの厚さのコ
ア材を5枚積層したもので構成されている。上述のマウ
ント組を2組対向させ、それらの磁気コア間にコイルを
巻回したボビン12,13,14,15を装着してから
シールドケース1内に装入し、合成樹脂例えばエポキシ
系樹脂の充填によって固める。このようにして得られた
ヘッド組はテープ摺動面11が研磨されて仕上げられ
る。
【0015】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例ではプロジェクション33の横断
面形状を逆V形としているが特にこれに限定されるもの
ではなく、矩形状、半円形等でも良い。また、プロジェ
クション33は肉薄の凹部31に形成されているが特に
これに限定されず厚肉部32に形成しても良い。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、シールド板を介在させて複数の磁気コアをホルダの
溝に固定してからシールドケースに組込む磁気ヘッドに
おいて、前記シールド板の厚さよりも僅かに高く前記ホ
ルダの溝に軽く圧入可能なプロジェクションを形成した
ので、2枚のシールド板をプロジェクションが互いに外
向きとなるように重ね合せてからホルダの溝内に差し込
めば、シールド板の肉厚よも高いプロジェクション部分
が溝内で軽く圧入され隙間なく重ね合わされる。そし
て、ホルダの溝内にがたつきなく所定位置に固定され
る。
【0017】したがって、シールド板特にセンターシー
ルド板に適用する場合、ホルダに固定する前の貼り合せ
工程が省かれ組立工程が少なくなると共にコスト低減が
可能となる。また、1枚のシールド板を用いる場合、例
えばサイドシールド板のような場合にも、シールド板は
ホルダの溝内にがたつきなく所定位置に確実に固定され
る。シールド板は所定位置にがたつきなく固定されるた
め、コイルを挿着するためのスペースが確保でき、より
ヘッドの小型化が可能となると共に高密度実装が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドに用いられるシールド板の
一実施例を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図
である。
【図2】本発明の磁気ヘッドに用いられるシールド板の
他の実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の磁気ヘッドに用いられるシールド板及
びそのホルダを示す図で、(A)はホルダの斜視図、
(B)はホルダにセンターシールド板を装着した状態を
示す斜視図である。
【図4】センターシールド板をホルダの溝に装着した状
態の平面図である。
【図5】本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す図で、
(A)は正面図、(B)はIV-IV線断面図である。
【図6】従来の磁気ヘッドに用いられていたセンターシ
ールド板を示す図で、(A)は斜視図、(B)はセンタ
ーシールド板を構成するシールド板の正面図である。
【符号の説明】
1 シールドケース 4 センターシールド板 5,6 サイドシールド板 7,8,9,10 磁気コア 30 シールド板 31 凹部 32 厚肉部 33 プロジェクション 34 ホルダ 35 シールド板を挿入する溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド板を介在させて複数の磁気コア
    をホルダの溝に固定してからシールドケースに組込む磁
    気ヘッドにおいて、前記シールド板の厚さよりも僅かに
    高く前記ホルダの溝に軽く圧入可能なプロジェクション
    を形成したことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記シールド板は磁気コアのコイル近傍
    が他の部分よりも肉薄に形成され、その肉薄部分にプロ
    ジェクションが形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の磁気ヘッド。
JP35171891A 1991-12-16 1991-12-16 磁気ヘッド Expired - Lifetime JP2683470B2 (ja)

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