JP2555737B2 - 自動車用窓ガラス - Google Patents

自動車用窓ガラス

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JP2555737B2 JP1220236A JP22023689A JP2555737B2 JP 2555737 B2 JP2555737 B2 JP 2555737B2 JP 1220236 A JP1220236 A JP 1220236A JP 22023689 A JP22023689 A JP 22023689A JP 2555737 B2 JP2555737 B2 JP 2555737B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用窓ガラスに係り、さらに詳しく
は、ガラス面に熱線反射機能とアンテナ機能とを付与し
た自動車用窓ガラスに関する。
[従来の技術] 近年、自動車には、AM放送やFM放送などのためのラジ
オ受信機のほか、テレビ受像機や無線電話などの各種送
受信装置が搭載される傾向にあり、これに対応して窓ガ
ラス面に一種あるいは複数の送受信機のためのアンテナ
を形成してなる窓ガラスアンテナが使用されている。そ
して、この場合における窓ガラスアンテナのアンテナ導
体としては、通常、ガラス面に銀ペーストなどをプリン
トし、これを焼き付けたプリントアンテナ導体のほか、
銅線などの導電性金属細線を配設したワイヤーアンテナ
導体や、透明導電膜を形成した膜状アンテナ導体などが
多く用いられている。
一方、最近では、自動車の窓ガラス板がその面積を大
きくして形成される傾向にあり、直射日光などの熱線
(赤外線)が前記窓面を通して入射して車内温度の上昇
を招くなどの不都合を生じるに至っている。そして、こ
のような不都合を少しでも解消するものとして、窓ガラ
ス板に対し熱線反射性能の高いAg系、Pt系、Al系あるい
はCr系などの金属薄膜を熱線反射膜として施し、熱線の
車内への流入を抑制する手法が提案され、一部において
使用されている。かかる金属薄膜は可視光の反射率が高
くなり、可視光透過率が低下するとともにギラギラ感が
生じるために、実際には反射防止膜が施されて使用され
る。例えば、金属薄膜をZnO,ZnO2,TiO2,Bi2O3などの金
属酸化物によりサンドイッチ状に挟み、干渉を利用して
金属薄膜による反射を低減させ、併せて耐久性を向上さ
せた形で使用されている。
[発明の解決しようとする課題] ところで、Ag系などの金属薄膜を熱線反射膜として使
用した場合、それ自体が導電性を有しており、シート抵
抗値が数Ω/□〜10Ω/□程度で、性質的に電磁遮蔽特
性の高いものとなる。
一方、前記したような窓ガラスアンテナが送受信する
電波は、電磁波であることから、ガラスアンテナ近傍に
上記した金属薄膜系の熱線反射膜を施した場合には電磁
遮蔽特性が高い熱線反射膜によって窓ガラスアンテナが
受信すべき電波が遮蔽されてしまうため、例えば電波の
受信時のゲイン特性が低下し、必要にして十分な利得が
得られなくなるという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、窓ガラス面に熱線反射機能を付与すると同
時に、アンテナ機能をも付与しようとする際にみられた
従来技術の上記課題に鑑みてなされたものであり、その
構成上の特徴は、熱線反射膜とアンテナ導体とを該熱線
反射膜がアンテナ導体の少なくとも一部を覆うように積
層して設けてなる自動車用窓ガラスであって、前記熱線
反射膜は、20KΩ/□以上のシート抵抗値を有すること
を特徴とする自動車用窓ガラスにある。
以下、図面に基づいて本発明を詳説する。
第1図は、自動車の後部窓用ガラス板に熱線反射膜5
とアンテナ導体4とを設けた状態の本発明の窓ガラス1
の一例を示す正面図である。この窓ガラス板は、例えば
第4図のように合せガラスから構成され、この合せガラ
スの室内側のガラス板3の室内側面の上側部には、導体
性銀ペーストをプリントし、これを焼き付けてプリント
アンテナとしたアンテナ導体4を形成するとともに、合
せガラスの室外側のガラス2の室内側面の周辺部を除い
た全面に対し熱線反射膜5を形成した場合の例を示した
ものであり、前記アンテナ導体4に対しては、給電点7
を介して給電可能に形成されている。
このように熱線反射膜5とアンテナ導体4とが設けら
れる窓ガラス1については、2枚のガラス板もしくは2
枚以上のガラス板をポリビニルブチラール膜等の合せ中
間膜6により積層し、接合した複層構造の合わせガラ
ス、あるいはガラス板の室内側面に耐裂傷性のプラスチ
ックフィルムを貼り合せた合せガラスのほか、単層構造
の単板ガラスを用いることもできる。
又、熱線反射膜5とアンテナ導体4の配置について
も、要部拡大断面図を第4〜11図に例として挙げたよう
な各種の配置をとりうる。
本発明においては、熱線反射膜5がアンテナ導体4が
受信すべき電波や送信する電波を遮蔽しないようにする
ために、熱線反射膜5としては、シート抵抗値が20KΩ
/□以上の熱線反射膜を使用することが特徴である。熱
線反射膜5とアンテナ導体4が、例えば第4〜7図のよ
うに非接触状態にあるときは、熱線反射膜5は20KΩ/
□以上であれば上記目的を達成でき、アンテナ導体4の
機能を低下させずにすむので好ましい。特に50KΩ/□
以上であればより好ましい。一方、熱線反射膜5とアン
テナ導体4が、例えば第8〜11図のように接触状態にあ
るときは、電磁遮蔽性能の消去以外に、アンテナの受信
する電磁波が熱線反射膜5に拡散して減衰してしまうの
を防止するためにより高い抵抗が必要とされ、熱線反射
膜5のシート抵抗は500KΩ/□以上好ましくは1MΩ/□
以上とするのが好ましい。
受送信する電波がFM,AM,TV,テレビ、電話等の目的に
より周波数が異なり、対応して熱線反射膜のシート抵抗
値の下限が若干異なるが、上述のような値であればこれ
らのどの目的に対しても十分である。
本発明における熱線反射膜5は、電磁遮蔽特性を消失
させるべく、又、電磁波の拡散を防止するべく、抵抗値
の高い薄膜により形成する必要があり、例えば窒化チタ
ン、窒化クロム、窒化ジルコニウムなどの窒化物、ある
いは炭化クロム、炭化タンタル、炭化チタン、炭化ジル
コニウムなどの炭化物、あるいは硼化ジルコニウムなど
の硼化物、あるいは酸化チタン、酸化クロム等の吸収性
酸化物、あるいは珪化物あるいはこれらの少なくとも2
種を含む複合化物などは、従来のAg等の金属と比べて比
抵抗が高く、適当な膜厚を選択すれば、20KΩ/□以上
のシート抵抗値を得ることができるので、本発明の中で
もTiN,TiNx,CrN,CrNx等の窒化物は熱線反射機能に優れ
るため、TV(可視光線透過率)があまり低下しない程度
の薄い膜厚において、20KΩ/□以上のシート抵抗値が
得られ、かつ熱線反射機能も十分に発揮されるので好ま
しく、特にアンテナ導体と非接触状態で設けられる熱線
反射膜に用いられると最適である。
又、CrNxOy,TiNxOy,TiNxCy,TiOxCy,CrNxBy,CrNxSiy等
の窒酸化物、窒炭化物、酸炭化物、窒硼化物、窒珪化物
などは、窒化物に比べて熱線反射機能はやや劣るが、比
抵抗が高いため、500KΩ/□のシート抵抗値が得られや
すいので、特にアンテナ導体と接触して設けられる熱線
反射膜に用いると最適である。これらは可視光吸収が少
ないため、膜厚を厚くして、Tvを高く保持しつつ、十分
な熱線反射性能を得ることができる。これらは、膜厚を
厚くしても500KΩ/□以上のシート抵抗が得られるよう
な高比抵抗を有する材料である。
本発明の熱線反射膜5としては、上述の熱線反射機能
を単層として用いてもよいし、熱線反射機能膜とガラス
との密着性を向上させるために、金属酸化物誘電体膜、
例えばTiO2,SiO2等を下地膜として介在させた少なくと
も2層からなる熱線反射膜、熱線反射機能膜上に耐久性
向上のための保護膜を設けた少なくとも2層からなる熱
線反射膜(これは、窓ガラスの最も車内側面に設けられ
る熱線反射膜として特に好ましい)、あるいは熱線反射
機能膜を比較的屈折率の高い金属酸化物誘電体膜と組合
せて干渉を利用して所望の光学特性を得られるようにし
た少なくとも2層からなる熱線反射膜、例えば、ガラス
/Ta2O5/CrNxOy/Ta2O5,ガラス/ZnO/TiNxOy/ZnO,ガラス/T
iO2/TiN/TiO2等を用いることができる。
なお、多層系の熱線反射膜の場合、全体としてのシー
ト抵抗値が20KΩ/□以上、あるいはアンテナ導体と接
触状態の場合は、500KΩ/□以上であればよい。熱線反
射機能膜以外の保護膜、下地膜等が誘電体からなってい
てほとんど導電性がない場合は、実質的には熱線反射機
能膜のシート抵抗が多層の熱線反射膜全体のシート抵抗
を決定することになる。下地膜が絶縁物であっても、か
かる下地膜の膜厚が10μm程度以下と薄い場合には、熱
線反射機能膜が直接アンテナ導体4と接している場合と
同様の影響があるため、下地膜、熱線反射機能膜を含む
多層からなる熱線反射膜は、500KΩ/□以上、特に1MΩ
/□以上のシート抵抗値を有するのが好ましい。
上述の熱線反射機能膜上に耐久性向上のために空気側
最外層に設けられる保護膜としては、酸化タンタル(Ta
2O5)からなる非晶質膜や、Zr,Ti,Hf,Sn,Ta,In(これら
をMと略す)のうち少なくとも1種とBとSiのうち少な
くとも1種とを含む酸化物からなる非晶質膜等が、非晶
質であるため表面が平滑で耐擦傷性に優れており、同時
に化学的安定性に優れているので好ましい。M BxOy,M S
izOy,M BxSizOyにおいては、B又はSi又はその合計がM1
原子に対して0.05以上含有されていると膜が非晶質化す
る。又、BやSiが多すぎると化学的耐久性、即ち耐酸
性、耐アルカリ性、耐湿性等が低下する傾向があり、こ
れらを考慮すると、膜中のBのMに対する原子比x,Siの
Mに対する原子比z,O(酸素)のMに対する原子比は、M
BxOyについては0.05≦x≦3、2<y≦6.5であり、M
SizOyについては0.05≦z<19、2.1≦y<40であり、M
BxSizOyについては、0.05≦x+z<19、2<y<40
(ただしx+z−3>0かつx−3x+1>0の組成は除
く)であることが好ましい。(これは上述のように、B2
O3は吸湿性で空気中の水分を吸収して溶けてしまうた
め、M BxSizOy膜中にあまり多く含有されない方がよい
からである。具体的には、膜中において、MOt<25mol%
かつSiO2<25mol%で残りがB2O3となる程B2O3が含まれ
ていると化学的耐久性が不十分となる。即ち、ZrBxSizO
y膜中のZr:B:Si(原子比)を1:x:zとすると、1/(1+
x+z)<0.25かつZ/(1+x+z)<0.25、即ち、x
+z−3>0かつx−3z+1>0の組成は化学的耐久性
が好ましくない)これらの膜はBやSiの組成比が増大す
ると屈折率が低くなるため、組成比を適宜変更すること
によって光学設計上の自由度が高いという利点もある。
又、第4〜7、11図に示したように熱線反射膜5が中
間膜と接して形成される場合において、経時変化によ
り、ガラス板2又は3と中間膜6との接着力が必要以上
に大きくなり合せガラス全体の耐貫通性が低下してしま
うという問題や、逆に接着力が低下してしまうという問
題、あるいは熱線反射機能膜の透過率等が変化してしま
うという問題を生じるような場合は、熱線反射機能膜
と、該膜と中間膜との間に介在させた介在層との少なく
とも2層により熱線反射膜5を構成するのが好ましい。
一方、アンテナ導体4は、窓ガラス1の構成ガラス板
に、例えば第4,5,8〜11図のように銀ペーストなどをプ
リントして焼き付けることで形成されるプリントアンテ
ナのほか、第6図のように銅線などの導電性金属細線を
配線することで形成される線アンテナや、第7図のよう
に透明導電膜を形成した膜状アンテナなどを所望の要求
仕様、利得との関係などで選択される適宜のパターンの
もとで形成したものを用いることができる。
本発明においては、熱線反射膜5は少なくとも窓ガラ
スの周辺部を除いて形成されていることが好ましい。こ
れは、窓ガラスの周辺部まで全体に熱線反射膜を形成す
ると、熱線反射膜5と車体間の静電容量が増加し、遮蔽
効果が増加するために、中波帯におけるアンテナの利得
が著しく減少してしまうからである。熱線反射膜5を形
成しない周辺部の幅は、第4及び8図に示したように、
車体10の先端部から熱線反射膜5の端部Eまでの距離a
が5mm以上となるようにするのが好ましい。(第4及び
8図は、本発明の自動車用窓ガラス1が車体10に接着剤
11によって固定されているところを示している。ダムラ
バー14は、接着剤11をせきとめるために使用される。) 又、第8〜10図のように窓ガラスの最も車内側の面に
アンテナ導体4が形成され、その上に熱線反射膜5が周
辺部を除いて全面に形成されている構成の場合には、ア
ンテナ導体4の一部が熱線反射膜5の形成されていない
部分まで延在するように配置すれば、第1〜3図のよう
に、その露出部分に給電点7を設け、アンテナ給電端子
を形成することができ、車外側から見て、外観上優れた
窓ガラスを提供できる。
又、本発明においては、第2〜11図に示したように周
辺部に絶縁性の遮光性着色層8が形成されているのが好
ましい。こうすると、アンテナ導体4の給電点7、及び
熱線反射膜5の端部Eを車外から見て遮光性着色層8の
裏側に配置することができるようになり、車外からの外
観が非常に優れたものになる。
かかる遮光性着色層8としてはセラミックカラーイン
ク等が好ましく、通常所望の色を発色させるための顔
料、ガラス板に密着させ塗膜を形成させるための低融点
ガラスフリット、および各種耐火物フィラー、スクリー
ン印刷用溶媒などから構成されているものが一般的であ
るが、特に限定されるものではない。
又、遮光性着色層8は、第4図及び第8図に示したよ
うに窓ガラス1の端部から、窓ガラス周辺に設けられる
内装材12の端部と遮光性着色層8の窓ガラス中心に近い
方の端部との距離bが10mm以内になるように設けられる
のが外観上好ましい。
本発明においては、第3図のように、融雪、防曇を目
的として加熱するためのデフォッガープリント9を設け
てもよい。
第4図ないし第7図は、本発明に係る自動車用窓ガラ
スを合わせガラスに適用した場合の実施例を示すもので
ある。このうち、第5図は、自動車後部窓用の合せガラ
スにおける車内側に位置する内板ガラス3の合せ中間膜
との接合面に熱線反射膜5を形成するとともに、この内
板ガラス3の車内側の表出面に前記プリントアンテナか
らなるアンテナ導体4を形成し、この内板ガラス板3と
もう一枚の外板ガラス板2とをポリビニルブチラールな
どのプラスチック製合せ中間膜6を介して接合してなる
場合の実施例を示す。
また、第6図は、前記外板ガラス2の接合面の側に熱
線反射膜5を、内板ガラス3の接合面の側に線アンテナ
からなるアンテナ導体4をそれぞれ形成し、プラスチッ
ク製合せ中間膜6を介して相互に接合した場合の実施例
を示す。さらに、第7図は、外板ガラス2の接合面の側
に熱線反射膜5を、内板ガラス3の接合面の側に膜状ア
ンテナからなるアンテナ導体4をそれぞれ形成し、プラ
スチック製合せ中間膜6を介して相互に接合した場合の
実施例を示す。
又、第11図は、外板ガラス2の車内側にプリントアン
テナからなるアンテナ導体4と、その上から熱線反射膜
5を形成し、プラスチック製合せ中間膜6を介して内板
ガラス3と接合した場合の実施例を示す。
上記したような合せガラスの内側に熱線反射膜を封入
した場合には、熱線反射膜が露出していないため、熱線
反射膜の劣化を防ぐことができ、耐久性の優れたガラス
を提供することができる。
又、第9図及び10図のように、内板ガラス3の車内側
にプリントアンテナからなるアンテナ導体4と熱線反射
膜5を形成し、外板ガラス2とプラスチック製中間膜6
を介して接合することもできる。
第4〜7,9〜11図のように合せガラス化した窓ガラス
においては、プラスチック製中間膜6の一部に所望によ
り着色部や段階的に色が変化するぼかしを設けることが
できる。又、中間膜6として、紫外線を吸収又は反射す
る材料を含有したプラスチック膜を用いることもでき、
車内の人間の日やけ防止や車内の内装材の変色等を防止
することもできる。
第8図は、一枚のガラス13の車内側にプリントアンテ
ナからなるアンテナ導体4と熱線反射膜5を形成した単
板の窓ガラスの例である。
第8図のような単板の窓ガラスは、他の合せガラス化
したものと比べて、材料コスト、製造コストが安価で、
軽量化も実現できるという利点を有する。
なお、窓ガラス1の面に形成される熱線反射膜5とア
ンテナ導体4との間の位置関係については、上記実施例
に限られるものではなく、両者の位置を入れ替えたりす
ることで、任意に適宜の位置関係のものを選択して採用
することができる。なお、熱線反射膜5は、ガラス板の
できるだけ車外側とすることは、ガラス板の温度上昇を
より効果的に防止でき、又、自動車の車外の熱の流出が
大きくなるという利点もある。
以下、本発明の自動車用窓ガラスの製造方法につい
て、説明する。
例えば第8図に示した窓ガラス1の代表的な製造方法
としては、 ガラス板13の周辺部に遮光性着色層8をスクリーン
印刷等でプリントし、乾燥する。
アンテナ導体4用のAgペースト等をスクリーン印刷
等でプリントし、乾燥する。(アンテナ導体4と同時に
所望によりデフォッガープリントを同様にプリントして
も良い。) かかるガラス板13を600℃以上に加熱して曲げ加工
を行うと同時に遮光性着色層やアンテナ導体を焼きつけ
る。(所望により、曲げ加工後急冷して強化加工を施し
てもよい。) 周辺部を金属枠やテープ等のマスキング部材でマス
キングした状態で20kΩ/□以上のシート抵抗値を有す
る熱線反射膜を形成する。
マスキング部材を除去する。
という工程が挙げられる。曲面の窓ガラスが要求されて
いなければの工程において、,で印刷された遮光
性着色層やアンテナ導体等の焼成をするだけでよい。を
省略できる。又、の後、はんだ等でターミナルをとり
つける工程を付加してもよい。
本発明の合せガラスタイプの窓ガラス1の代表的な製
造方法としては、例えば第9図のような場合は、 上記→の後、 ′内板ガラス3のアンテナ導体4と遮光性着色層8が
形成されている面と反対側の面に外板ガラス2を重ねて
曲げ加工を行う →の後に 内板ガラス3と外板ガラス2とを中間膜6を介して
積層して合せ加工を行う という工程をとる。→→という順でもかまわな
い。第11図、第7図のような場合は、′において、外
板ガラス2のアンテナ導体4と遮光性着色層8が形成さ
れている面を上にして、その下から内板ガラス3を重ね
て曲げ加工を行い、,の後で内板ガラス3と外板ガ
ラス2を図のように積層しての合せ加工を行うという
工程で製造することも可能である。このようにすれば、
遮光性着色層8をアンテナ導体4等を′の曲げ加工の
前に仮焼成する必要がなく製造工程が簡単になる。
第4,5,6,10図のように遮光性着色層8とアンテナ導体
4等が一方のガラスの一方の面にまとまって形成されな
い場合は、どちらかが曲げ加工時に他方のガラスと積層
面に形成されることになるので、このように積層する前
に500℃程度で仮焼成を行い、スクリーン印刷等でプリ
ントした遮光性着色層等が曲げ加工時に他方のガラスに
融着しないようにする必要があり、製造コストも高くな
る。
以上は曲げ加工を行った後熱線反射膜形成を行う
工程を挙げたが、で乾燥をした後、遮光性着色層8と
アンテナ導体4等を仮焼成した後の熱線反射膜形成を
行い、その後曲げ加工を行うこともできる。
又、第9及び10図のように、合せガラスの内板ガラス
3の車内側面に熱線反射膜5を形成する場合、→→
′→→→のように、合せガラス化した後に膜形
成を行うこともできる。このようにすると、ガラス板切
断→曲げ加工→合せ加工という通常の一貫した合せガラ
スの製造ラインの曲げ加工後に途中で取り出して熱線反
射膜5を形成し、ラインにもどして合せ加工を施すとい
う手間が不要となり、製造コストが安くなるという利点
がある。
さらに、以上では、合せガラスタイプの窓ガラス製造
時に、少なくとも2枚のガラス板を重ねて同時に曲げる
ことにより曲げ加工を施す方式について説明したが、2
枚以上のガラス板を別々に曲げ、後で合せ加工を施すと
いう方式ももちろん可能である。
また、熱線反射膜5をガラス1の構成ガラス板の一面
に形成するに際しては、スパッター法、CVD法、CLD法な
ど、適宜の被膜形成法によりガラス板面に直接形成する
ことにより行なうほか、別途、ガラス板に貼着または挟
み込むプラスチックフィルムの面上に熱線反射膜を形成
することで行なってもよい。
本発明は、このようにして構成されているので、ガラ
ス1の一側面に設けられているアンテナ導体4を覆うよ
うにして熱線反射膜5が配設されても、この熱線反射膜
5自体が抵抗値の高い非導電性の薄膜により形成されて
いるので、電磁遮蔽特性は消失されており、アンテナ導
体4の利得特性を損なうことはない。したがって、自動
車に搭載される各種送受信装置のためのガラスアンテナ
として設計どおりに有効に機能させることができる。ま
た、ガラス1面は、熱線反射膜5により覆われているの
で、直射日光などの熱線が車内へと入射し、室内が温度
上昇するのを効果的に阻止することができ、冷房負荷低
減等の省エネルギー対策を講じつつ、車内環境の向上に
効果的に寄与させることができる。
次に、本発明の具体的な効果を確認すべく比較例とと
もに試験を行なったところ、以下に示すような結果が得
られ、本発明によるときは、比較例に比して特に優れた
アンテナ利得特性を得ることができた。
表1において、実施例1は、第4図のような構成の窓
ガラスにおいて、熱線反射膜5としてTiNx単層(20KΩ
/□)を形成してある場合に、熱線反射膜5が形成され
ていない場合に対するアンテナ導体4のアンテナ性能の
能力低下を1000KHz,80,200,400MHzについて測定した結
果を示している。
実施例2は、同様に第4図のような構成の窓ガラスに
おいて、熱線反射膜5としてTiO2/TiNx/TiO2(20KΩ/
□)を形成した場合、比較例は、同様に第4図のような
構成の窓ガラスにおいて、熱線反射膜5としてZnO/Ag/Z
nO(5Ω/□)を形成した場合の、それぞれ熱線反射膜
が形成されていない場合に対する比較データである。
又、実施例3は、第8図の構成の窓ガラスにおいて、熱
線反射膜5としてCrNxOy単層(1MΩ/□)を形成した場
合の、熱線反射膜が形成されていない場合に対する比較
データを示している。
上記試験結果からも明らかなように、本発明によると
きは、アンテナ利得特性を低下させることなく、熱線反
射膜をガラス面に形成することができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、熱線反射膜は抵抗
値の高い薄膜により形成されているので、電磁遮蔽性を
消失させることができ、したがって、熱線反射膜の影響
によるアンテナ導体の利得性の低下を防止することがで
き、熱線の車内への入射を阻止しつつ、ガラスアンテナ
としても優れた利得特性を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明の自動車用窓ガラスの一例の
正面図、第4図〜第11図は、第2図のA−A断面の要部
拡大断面図である。 1……本発明の自動車用窓ガラス、 2……外板ガラス、3……内板ガラス、 4……アンテナ導体、5……熱線反射膜、 6……プラスチック製合せ中間膜、 7……給電点、8……遮光性着色層 9……デフォッガープリント、 10……車体、11……接着剤、 12……内装材、13……ガラス、 14……ダムラバー

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱線反射膜とアンテナ導体とを該熱線反射
    膜が該アンテナ導体の少なくとも一部を覆うように積層
    して設けてなる自動車用窓ガラスであって、前記熱線反
    射膜は、20KΩ/□以上のシート抵抗値を有することを
    特徴とする自動車用窓ガラス。
  2. 【請求項2】熱線反射膜がアンテナ導体よりも車外側に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動車
    用窓ガラス。
  3. 【請求項3】熱線反射膜がアンテナ導体よりも車内側に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動車
    用窓ガラス。
  4. 【請求項4】熱線反射膜は、アンテナ導体と非接触状態
    にあり、20KΩ/□以上のシート抵抗値を有することを
    特徴とする請求項1記載の自動車用窓ガラス。
  5. 【請求項5】熱線反射膜は、アンテナ導体と接触状態に
    あり、500KΩ/□以上のシート抵抗値を有することを特
    徴とする請求項1記載の自動車用窓ガラス。
  6. 【請求項6】熱線反射膜が、金属窒化物からなる熱線反
    射機能膜を有することを特徴とする請求項1〜5いずれ
    か1項記載の自動車用窓ガラス。
  7. 【請求項7】熱線反射膜が、窒化物、硼化物、炭化物、
    酸化物、珪化物のうち2種以上を含む複合化合物からな
    る熱線反射機能膜を有することを特徴とする請求項5記
    載の自動車用窓ガラス。
  8. 【請求項8】窓ガラスの最も車内側の面に熱線反射膜が
    設けられており、該熱線反射膜は、熱線反射機能膜と、
    空気側最外層に設けられた保護膜との少なくとも2層を
    有することを特徴とする請求項3〜7いずれか1項記載
    の自動車用窓ガラス。
  9. 【請求項9】熱線反射膜は、窓ガラスの周辺部を除いて
    形成されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか
    1項記載の自動車用窓ガラス。
  10. 【請求項10】窓ガラスの周辺部に遮光性着色層が形成
    されていることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項
    記載の自動車用窓ガラス。
  11. 【請求項11】熱線反射膜が、窓ガラスの周辺部を除い
    た全面に形成されており、かかる熱反射膜の端部が、車
    外側から見た時、遮光性着色層の裏側に位置するように
    上記熱線反射膜が形成されていることを特徴とする請求
    項1〜11いずれか1項記載の自動車用窓ガラス。
  12. 【請求項12】窓ガラスの最も車内側の面にアンテナ導
    体が形成され、その上に熱線反射膜が窓ガラスの周辺部
    を除いて全面に形成されており、上記アンテナ導体の一
    部は、上記熱線反射膜が形成されていない部分において
    露出しており、かかる露出部分に、アンテナ給電端子を
    形成したことを特徴とする請求項3,5〜11いずれか1項
    記載の自動車用窓ガラス。
  13. 【請求項13】ガラス板にアンテナ導体を形成する工
    程、次いで加熱して曲げ加工を施す工程、次いで周辺部
    をマスクした状態で、20KΩ/□以上のシート抵抗値を
    有する熱線反射膜を形成する工程を含むことを特徴とす
    る自動車用窓ガラスの製造方法。
  14. 【請求項14】曲げ加工を施す前に、ガラス板の周辺部
    に遮光性着色層を形成する工程を有することを特徴とす
    る請求項13記載の自動車用窓ガラスの製造方法。
  15. 【請求項15】アンテナ導体を形成したガラス板と他方
    のガラス板を加熱して曲げ加工を施す工程、次いでどち
    らか一方のガラス板の周辺部をマスクした状態で20KΩ
    /□以上のシート抵抗値を有する熱線反射膜を形成する
    工程、次いで上記2枚のガラス板をプラスチック製中間
    膜を介して接合して合わせ加工を施す工程を有すること
    を特徴とする自動車用窓ガラスの製造方法。
  16. 【請求項16】アンテナ導体を形成したガラス板と他方
    のガラス板とを加熱して曲げ加工を施す工程、次いで該
    2枚のガラス板をプラスチック製中間膜を介して接合し
    て合わせ加工を行う工程、次いで該合せガラスの周辺部
    をマスクした状態で20KΩ/□以上のシート抵抗値を有
    する熱線反射膜を形成する工程を有することを特徴とす
    る自動車用窓ガラスの製造方法。
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