JPH07315876A - 熱線遮蔽ガラス - Google Patents

熱線遮蔽ガラス

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JPH07315876A
JPH07315876A JP11718994A JP11718994A JPH07315876A JP H07315876 A JPH07315876 A JP H07315876A JP 11718994 A JP11718994 A JP 11718994A JP 11718994 A JP11718994 A JP 11718994A JP H07315876 A JPH07315876 A JP H07315876A
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JP
Japan
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metal
heat ray
film
glass
shielding film
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Application number
JP11718994A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Noda
和良 野田
Katsuaki Aikawa
勝明 相川
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07315876A publication Critical patent/JPH07315876A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/22Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with other inorganic material
    • C03C17/225Nitrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2217/00Coatings on glass
    • C03C2217/20Materials for coating a single layer on glass
    • C03C2217/28Other inorganic materials
    • C03C2217/281Nitrides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】シート抵抗値≧20kΩ/□であり、Ag、C
u、Au、Pt、Alなどから選ばれる金属と、Ti、
Zr、Cr、Co、Ni、Al、Si、Snなどから選
ばれる金属とからなる金属酸窒化物を主成分とする熱線
遮蔽膜5を設けた自動車用熱線遮蔽ガラス1。 【効果】電磁遮蔽性を消失でき、アンテナ導体利得特性
の低下を防止し、車内への熱線入射を阻止つつ、電波透
過被膜としても優れた特性を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房効果を向上させ
るようにするとともに比較的高い可視光透過率を有する
自動車用窓ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車には、AM放送やFM放送
などのためのラジオ受信機の他、テレビ受像記や無線電
話などの各種送受信装置が搭載される傾向にある。
【0003】一方、最近では自動車の窓ガラス板がその
面積を大きくして形成される傾向にあ、り直射日光など
の熱線が前記窓面を通して入射して車内温度の上昇を招
くなどの不都合を生じている。このような不都合を少し
でも解消するものとして、熱線反射性能の高い金属薄膜
をガラス板に施し、熱線の車内への流入を抑制する手法
が提案され、一部において使用されている。
【0004】こうした金属薄膜は可視光反射率が高くな
り、可視光透過率が低下するとともにギラギラ感が生じ
るため、実際には反射防止膜が施されて使用されてい
る。例えば、金属薄膜をZnO、SnO2 、TiO2
Bi23 などの金属酸化物によりサンドイッチ状に挟
み、干渉を利用して金属薄膜による反射を低減させ、併
せて耐久性を向上させた形で使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Ag系等の金属薄膜を
熱線反射膜として使用した場合、それ自体が電導性を有
しており、シート抵抗値が数Ω/□〜10Ω/□程度で
性質的に電磁遮蔽特性の高いものとなる。一方、前記し
たように、電波は、電磁波であることから、上記した金
属薄膜系の熱線反射膜を施した場合には電磁遮蔽特性高
い熱線反射膜によって電波が遮断されてしまうため、例
えば電波の送受信時のゲイン特性が低下し、必要十分な
利得が得られなくなるという問題があった。
【0006】本発明は、ガラス面に熱線遮断機能をも付
与しようとする際にみられた従来技術の上記課題を解決
する自動車用熱線遮蔽ガラスの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱線遮蔽膜を
設けてなる自動車用熱線遮蔽ガラスであって、前記熱線
遮蔽膜は、20kΩ/□以上のシート抵抗値を有し、A
g、Cu、Au、Pd、Pt、およびAlからなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の第1の金属(以下、M1と
いう)と、Ti、Zr、Cr、Hf、Ta、Nb、W、
Fe、Co、Ni、Al、B、Si、Sn、およびZn
からなる群から選ばれる少なくとも1種の第2の金属
(以下、M2という)とからなる金属酸窒化物を主成分
とする熱線遮蔽膜であることを特徴とする自動車用熱線
遮蔽ガラスである。
【0008】図1は、自動車後部窓用ガラス板に熱線遮
蔽膜5を設けた状態の本発明の熱線遮蔽ガラス1の一例
を示す平面図である。
【0009】このように熱線遮蔽膜5が設けられる窓ガ
ラス1は、2枚のガラス板もしくは2枚以上のガラス板
をポリビニルブチラール膜等の合わせ中間膜により積層
し、接合した積層構造の合わせガラス、あるいはガラス
板の室内側面に耐擦傷性のプラスチックフィルムを張り
合わせたガラスのほか単層構造の単板ガラスも使用でき
る。
【0010】本発明では、熱線遮蔽膜5が送受信すべき
電波を遮蔽しないようにするために、熱線遮蔽膜5とし
てシート抵抗値が20kΩ/□以上の熱線遮蔽膜を使用
することが特徴である。特に50kΩ/□以上であれば
より好ましい。
【0011】本発明における熱線遮蔽膜5は、電磁遮蔽
特性を消失させるべく、また、電磁波の拡散を防止する
べく、抵抗値の高い薄膜により形成する必要がある。具
体的には、M1と、M2とからなる金属酸窒化物を主成
分とする熱線遮蔽膜を用いる。従来のAg金属と比べて
比抵抗が高く、適当な膜厚を選択すると20kΩ/□以
上のシート抵抗値を得ることができる。
【0012】熱線遮蔽膜5において、十分な熱線遮蔽性
能を得るためには、M2の総量が、M1の総量に対して
原子比で50%以上であることが好ましい。
【0013】M2の含有割合が比較的多い場合(例え
ば、M2の総量がM1の総量に対して原子比で50%以
上)では、可視光透過率があまり低下しない程度の薄い
膜厚において20kΩ/□以上のシート抵抗値が得ら
れ、かつ熱線遮断機能も十分に発揮されるので好まし
い。
【0014】また、M2の含有割合がさらに多い場合
(例えば、M2の総量がM1の総量に対して原子比で8
0%以上の領域)では、熱線遮断性能はやや劣るが比抵
抗が高いため500kΩ/□のシート抵抗値が得られや
すく、特に最適である。すなわち、可視光吸収が少ない
ため膜厚を厚くして、光線透過率を高く保持しつつ、十
分な熱線遮断性能が得られるとともに、膜厚を厚くして
も500kΩ/□以上の高いシート抵抗が得られる。
【0015】本発明の熱線遮蔽膜5としては、上述の熱
線遮蔽機能を単層として用いてもよいし、耐久性、光学
性能を向上させるための保護膜、干渉膜を設けた少なく
とも2層からなってもよい。
【0016】図1は熱線遮蔽膜の周辺部をトリミングし
て、車体への電波の拡散防止をより確実にした例である
が、必ずしもトリミングしていなくてもよい。
【0017】
【作用】このようにして、熱線遮蔽膜5が配置されて
も、この熱線遮蔽膜5自体が抵抗値の高い非電導性の薄
膜により形成されているので電磁遮蔽特性は抑制されて
おり、したがって自動車に搭載される各種送受信装置の
利得性を損なうことはない。またガラス1面は、熱線遮
蔽膜5により覆われているので、直射日光などの熱が車
内へと入射し、室内が温度上昇するのを効果的に阻止で
き、冷房負荷低減などの省エネルギー対策を講じつつ車
内環境の向上に効果的に寄与させうる。
【0018】
【実施例】直流マグネトロンスパッタ装置内にターゲッ
トとして、AgとNi−Cr(NiとCrとの原子比が
80:20)との合金ターゲット(AgとNi−Crと
の原子比が1:9)を設置した。アンテナプリントを施
した2mm厚のソーダライムガラス基を洗浄、乾燥した
後、真空装置内に入れ6×10-6Torr程度まで排気
した。この際基板加熱は行わなかった。
【0019】次にアルゴンガスを真空槽内へ導入し、そ
の圧力が2×10-3Torrになるように調節し、この
状態で、上記ターゲットへ1.0W/cm2 の電力を印
加し、5分間プレスパッタを実施した。この後真空槽内
の雰囲気をO2 とN2 の混合ガス(O2 :N2 =1:2
0)に置換し、圧力を1×10-3Torrになるように
調節し、この状態で上記ターゲットへ2.0W/cm2
の電力を印加しAgNia Crbxy 膜を約10n
m成膜した。
【0020】このようにして得られたサンプルの分光ス
ペクトルを測定したところ、可視光線透過率71.0
%、日射透過率70%、可視光線反射率(ガラス面側)
9.7%、また透過色調はX=0.3076、Y=0.
3141でほぼグレー色を呈していた。このサンプルの
シート抵抗値を調べたところ、8MΩ/□以上であっ
た。この膜は、スパッタ状態が安定していて、バッチ毎
の膜特性のバラツキがきわめて少なかった。
【0021】このガラスを、合わせガラスとして、電波
透過性能、ガラスアンテナ性能を測ったところ、なんら
問題点はなかった。
【0022】なお、電波透過性については、シールド効
果、すなわちプリントアンテナガラス基板と比して電波
が透過しにくくなる程度、を知るためネットワークアナ
ライザー(ヒューレットパッカード社製)を用いて測定
した。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、熱線
遮断膜は抵抗値の高い薄膜により形成されているので、
電磁遮蔽性を消失させることができ、したがって熱線遮
断膜の影響によるアンテナ導体の利得特性の低下を防止
でき、熱線の車内への入射を阻止つつ、電波透過被膜と
しても優れた利得特性を発揮できる。しかも、スパッタ
状態が安定していて、バッチ毎の膜特性のバラツキがき
わめて少ないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す平面図
【符号の説明】
1:窓ガラス 4:アンテナ導体 5:熱線遮蔽膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱線遮蔽膜を設けてなる自動車用熱線遮蔽
    ガラスであって、前記熱線遮蔽膜は、20kΩ/□以上
    のシート抵抗値を有し、Ag、Cu、Au、Pd、P
    t、およびAlからなる群から選ばれる少なくとも1種
    の第1の金属と、Ti、Zr、Cr、Hf、Ta、N
    b、W、Fe、Co、Ni、Al、B、Si、Sn、お
    よびZnからなる群から選ばれる少なくとも1種の第2
    の金属とからなる金属酸窒化物を主成分とする熱線遮蔽
    膜であることを特徴とする自動車用熱線遮蔽ガラス。
  2. 【請求項2】前記第2の金属の総量は、第1の金属の総
    量に対して原子比で50%以上であることを特徴とする
    請求項1の自動車用熱線遮蔽ガラス。
JP11718994A 1994-05-30 1994-05-30 熱線遮蔽ガラス Pending JPH07315876A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156422A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Sekisui Chem Co Ltd 熱線遮蔽樹脂組成物及び合わせガラス用中間膜
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US10116035B2 (en) 2015-04-30 2018-10-30 Corning Incorporated Electrically conductive articles with discrete metallic silver layers and methods for making same

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